2020年の天皇杯の大会方式が大幅変更

新型コロナの影響で日程短縮のため、大幅な変更となった今年の天皇杯。


88チームの参加だったところを50チームに絞り、開幕を9月16日に設定。J2、J3の出場権が消滅、アマチュアクラブの勝ち上がりでトーナメントを組み、J1は12月27日(日)の準決勝から参加という形になったと。


J1の代表はリーグ戦の上位2チームとなり、この時点で既にアマチュアのベスト4入りが確定している。


日程短縮のためにはやむを得ない判断かもしれないが、タイトルの価値が随分変わるような気がする。プロクラブが2チームしか参加しない大会になり、個人的には一発勝負で決まるゼロックスとかくらいの重さのような感じかな。


とはいえ獲ったら獲ったで「タイトル獲得やったぜ!」となるのは間違いないので、それを思えば「2回勝てば優勝」というのは大きなチャンスとも言える。


ただ、参加資格がリーグ上位2チームということで、まずここを突破しないといけないのでトーナメント方式の従来の形に比べると、参加するまでの壁が高い。


来年のACLの権利がどうなるかわからないが、一応、アマクラブが優勝した場合はJクラブに権利が移ると規定された模様。そうなると自動的にリーグ4位以内で終われば確定となり、上位2チームが本戦確定になる?


リーグ優勝は本戦確定となり、天皇杯優勝でダブれば2位に権利が移り、アマクラブが勝っても2位クラブに移る。となればJ1位、2位が本戦出場、3位、4位がプレーオフから出場という感じになるだろうか。合ってるかな?


まあ、そもそも今年のACLがどうなるかがまず不透明だが、鹿島は負けてしまったのでそこはあまり深く考えていなかったりもする。


天皇杯の日程も変更され、リーグは無観客での再開を目指す。どこらへんで無観客が解除されるかわからないが、優先的に消化したいのはリーグ戦だろう。DAZNの放映権のお金のこともあるし、夏場までにはなんとしてもやるだろう。


あとはルヴァンカップをどうするか。プレーオフを廃止して予選の上位1位の4チームをそのまま決勝トーナメト進出としたら、と前に書いたような記憶があるが、そこから更に試合を減らすとすれば各チームと1試合ずつにしないといけなくなる。


そうなるとホームアンドアウェーが出来なくなり、ホームが2試合のチームと1試合のチームが出来て不公平にもなる。全部やるか、天皇杯みたいにバッサリカットするかのどっちかになるだろうか。いずれにせよ、鹿島は既に1つ負けているので厳しい感じはする。


内田はメディアのインタビューで、こういう時なんだから優勝も何も全部なしにしたらいいというようなことも言っていたが、さすがにそれは観ている方にもモチベーションがなくなるし、どんな形にせよ決着は着けないといけないだろう。


大変な年になってしまったが、再開されたらそれを理由にせず、タイトル獲得に向けて全力を尽くして欲しいと思う。リーグ優勝すれば天皇杯もセットでついてくるチャンスがある、と考えればちょっと前向きになれるだろうか。

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