2020第13節柏(アウェー)戦
まるで台本があるかのような波乱万丈の劇的な試合を、鹿島が3-2で制した。ドラマチックなことはいいことだが、気持ちが乱高下して乱されまくっている。 神戸戦、ガンバ大阪戦に続いてまたしても後半アディショナルタイムでの得点。苦言を呈するならエンジンかかるのが遅過ぎるし、先制点を許し過ぎだ。 スタメンを見た時にやっぱりザーゴはローテーションなんて頭にないんだなと思ったし、走り負ける姿が目に浮かんで始まる前からテンションが下がっていたが、いざ始まってみれば鹿島の方が活き活きとしている動き。 どの選手も球離れが良く、狙いもわかり易く、意志の疎通も出来ていた。あとは得点さえあれば完璧と言っていい内容で、本当にザーゴサッカーが開花し始めたのか・・?と1信9疑から3信7疑くらいには上昇した。 前半終了間際、相手選手に2枚目のイエローカードが出て一人退場。鹿島から見ればどのイエローカードも妥当だったと思うが、柏側からしたら鹿島に出る枚数が少し少なく感じただろうか。実際、和泉は2枚目を貰いそうでひやひやしていた。 後半、相手が少なくなって鹿島がもっと攻め込めるかと思っていたら、逆にボールを持ち過ぎて戸惑ってしまう始末。テンポも悪くなり、横パスも増えて回すだけの時間が続く。 そんな展開のなか、一瞬の隙を突かれて三原からオルンガにパスが出て、振りの速い左足シュートからゴールを許す・・といってもこれは明らかなオフサイド。またしても誤審。 中2日のうえに誤審までと思いはしたものの、柏も前半のうちに怪我人で2人交代し、退場者も出して不本意な内容でもある。あとは気持ちの問題で、数的にも優位だし勝ち越すチャンスはあると思っていた。 オルンガを残して引いて守る柏に手こずりながらも攻め続けると、土居のシュートのこぼれ球を拾った三竿がPA外のやや遠い位置から、丁寧にボールを足元にセットしてからの狙いすましてのゴール左上シュート。綺麗に決まって同点。 三竿のシュートはだいたい枠の上を行くイメージだが、文句のつけようのない見事なゴールだった。チーム全体としてもここのところ枠内シュート率が上がって来ていて、何か画期的な練習でもし始めたのだろうか。 ここからペースアップして一気に逆転を狙いにいって欲しかったのだが、落ち着いてしまうのが鹿島の悪い癖。もたもたとしているうちにミスとも言えない緩いプレーから自陣に攻め込ま...