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2020第13節柏(アウェー)戦

まるで台本があるかのような波乱万丈の劇的な試合を、鹿島が3-2で制した。ドラマチックなことはいいことだが、気持ちが乱高下して乱されまくっている。 神戸戦、ガンバ大阪戦に続いてまたしても後半アディショナルタイムでの得点。苦言を呈するならエンジンかかるのが遅過ぎるし、先制点を許し過ぎだ。 スタメンを見た時にやっぱりザーゴはローテーションなんて頭にないんだなと思ったし、走り負ける姿が目に浮かんで始まる前からテンションが下がっていたが、いざ始まってみれば鹿島の方が活き活きとしている動き。 どの選手も球離れが良く、狙いもわかり易く、意志の疎通も出来ていた。あとは得点さえあれば完璧と言っていい内容で、本当にザーゴサッカーが開花し始めたのか・・?と1信9疑から3信7疑くらいには上昇した。 前半終了間際、相手選手に2枚目のイエローカードが出て一人退場。鹿島から見ればどのイエローカードも妥当だったと思うが、柏側からしたら鹿島に出る枚数が少し少なく感じただろうか。実際、和泉は2枚目を貰いそうでひやひやしていた。 後半、相手が少なくなって鹿島がもっと攻め込めるかと思っていたら、逆にボールを持ち過ぎて戸惑ってしまう始末。テンポも悪くなり、横パスも増えて回すだけの時間が続く。 そんな展開のなか、一瞬の隙を突かれて三原からオルンガにパスが出て、振りの速い左足シュートからゴールを許す・・といってもこれは明らかなオフサイド。またしても誤審。 中2日のうえに誤審までと思いはしたものの、柏も前半のうちに怪我人で2人交代し、退場者も出して不本意な内容でもある。あとは気持ちの問題で、数的にも優位だし勝ち越すチャンスはあると思っていた。 オルンガを残して引いて守る柏に手こずりながらも攻め続けると、土居のシュートのこぼれ球を拾った三竿がPA外のやや遠い位置から、丁寧にボールを足元にセットしてからの狙いすましてのゴール左上シュート。綺麗に決まって同点。 三竿のシュートはだいたい枠の上を行くイメージだが、文句のつけようのない見事なゴールだった。チーム全体としてもここのところ枠内シュート率が上がって来ていて、何か画期的な練習でもし始めたのだろうか。 ここからペースアップして一気に逆転を狙いにいって欲しかったのだが、落ち着いてしまうのが鹿島の悪い癖。もたもたとしているうちにミスとも言えない緩いプレーから自陣に攻め込ま...

2020第26節FC東京戦(アウェー)(先に消化)

酷評していた選手たちの活躍で、長らく勝ててなかった(個人の感想)FC東京に逆転勝ち。 スタメンを見た時にはまたアラーノと土居か・・と気落ちしたが、連携も良く、幾度となく相手陣内に攻め込んでいた。 荒木推しの当ブログ主からすると、荒木がアクセントになっていたおかげで前への意識が生まれたのだと見ているのだが良く見過ぎだろうか。あと、レオシルバがいなかったので、ボールが停滞せずに回ったことも良かったと見ている。 荒木はゲーム体力が心配とか言われていたが普通に90分走り切っていたし、走行距離もチームトップ。攻守に効いていたし、切り替えも早く、もうスタメンでいいのでは。何より観ていて楽しい。 鹿島は放り込むだけの戦術(?)から打って変わり、これがザーゴの目指していた形かと思うようなパスワークで何度となくゴールに迫り、得点の期待は高まった。 しかし、肝心のところで決め切れないいつもの鹿島が顔を出し、降着したまま前半終了間際。油断したのかどうか、鹿島の左サイドを破られ、素早く入れられたグラウンダーのクロスを関川が足に当ててしまってオウンゴール。 触らなかったら後ろの選手に押し込まれていただろうし、ギリギリのプレーだったとは思う。 攻めながらも得点出来ず先に失点する、お得意のパターンで後半戦。また引かれてカウンター攻撃かとどんよりしていたら、アラーノの浮きパスをエヴェラウドがうまくDFの後ろに回り込んでヘディング。 一度はセーブされるものの、こぼれたボールを押し込んで同点。かなり体が重そうで今日は得点出来なさそうな雰囲気もあったが、欲しい時に決めてくれるストライカーになった。 試合後のインタビューで長谷川監督が「背中から当たりに来る肉弾戦」とチクリと言っていたが、いやいやおたくのアルトゥールさんは肘打ち連打のカンフーサッカーで、永井は光速の当たり屋ですから。 至るところでぶつかり合いが起きる激しい試合だったが、1-1からゲームを動かしたのは鹿島。中盤で三竿からボールを受けた荒木が反転、素早く前線に鋭い縦パス。土居の動きでDFの注意を引き、ナナメ後ろから走り込んでパスを受けたアラーノ。 いつもはここでトラップをミスって残念なことになるアラーノだったが、柔らかいタッチで勢いを殺し、落ち切る前に左足を振り抜いてのボレーシュート。逆を取られたGK林が動けず、ゴール隅に決まって鹿島移籍後初ゴ...

2020第12節ガンバ大阪(ホーム)戦

勝って送り出すのがベストだったが、ラストプレーでの劇的同点弾で引き分けに持ち込み、内田の引退試合を盛り上がって終えられた。 欲を言えば勝ち越し弾だったら最高の試合だったが・・。前々節ホーム神戸戦でもラストプレーで追いついたが、逆転して勝ってもいいんだよ? 内田の登場は予期せぬ広瀬の怪我から。16分で太もも裏を痛めて離脱とか、ザーゴのブラック采配の被害第一号(?)になった模様。 急遽の出場だったが、慌てず落ち着いて試合に入っていけたのはさすがの経験値。負けている状況でガンバがドン引きになったおかげもあっただろうが、余裕を持ってプレー出来ていて、正直、鹿島に復帰してから一番いいプレーだったと思う(補正込み)。 内田を入れるのなら遠藤をもっと早めに入れて欲しいと思っていたが、空回っていたアラーノから遠藤に代わって楽しくボールが回り始めた。 先に相手に点を与えて引かせてから、ボールを持ってポゼッションを稼ぐザーゴサッカーの真骨頂のような展開だったが、ガンバの守備陣が強固なことと、鹿島の決定力の低さで最後まで苦しんだ。 和泉と土居の決定力の低さ、レオシルバと遠藤の枠に飛ばないシュートはどうしたもんかね。そろそろ和泉も入れ替えでいいのでは。 大ポカした町田と勤続疲労の永戸は代えてきたが、連戦でのボランチ固定と、攻撃陣は今まで結果の出ていないファンアラーノ、和泉、土居のセット。 メンバーを見た時点で苦戦(凡戦)が目に浮かんだが、まあ、だいたい想像したような結果。内田の頑張りとそれに引っ張られたチームの雰囲気、ガンバのやりづらさが相まってかなり押し込んだ感じになっていたが、やっぱりチーム力が上がっているようには感じない。 失点シーンは犬飼がパトリックに突っ込み過ぎて裏がガラ空きになり、グラウンダーのクロスがファーサイドまで流れていって小野瀬に決められた。 あの場面は犬飼が迂闊な対応だったが、広瀬のカバーの遅れと、杉岡はもうちょっと小野瀬に詰めてコースを切って欲しかった。 ただ、杉岡は永戸より断然上に見えた。簡単にボールを下げないし、クロスの質も良く、敵陣深くまで上がっていけていた。試合展開もあったかもしれないが、他の試合でも同じような状況だったし、やはり永戸は物足りないかと。 ザーゴは杉岡のどこが気に入らなくて、永戸のどこが気に入っているのだろう。杉岡は走行距離、スプリント数ともに...

ザーゴのお気に入りが鹿島の全てではない

内田が現役引退を決意した大部分は怪我のことだろうが、何割かはザーゴの起用法もあったんじゃないかなと思ったりもする。 とにかくお気に入りは疲労度、試合貢献度、パフォーマンス関係なくひたすら使い続けるブラック企業もかくやというワンマンなザーゴ采配からして、「あ、この先、オレの出番はないな」と悟ったのかもしれない。 その内田のラストマッチとなるホーム、ガンバ戦。ザーゴのことは何ひとつ信用出来ないが、逆にスタメンで抜擢とかとんでもないことをしでかしてくれるのだろうか。それはそれでちょっと無謀と言える。 「若手がスポンジのように吸収して育つ」みたいなマスコメ向きのコメントを放つわりには、出場時間も極めて限定されているし敗戦処理のような形でしか起用して貰えていない。 むしろ、高卒で入った初のクラブで教えられることが、なんちゃってポゼッションサッカーのザーゴ流というのは、彼らのサッカー人生にとっては大きなマイナスなのでは・・?と思わなくもない。 もっと個性を伸ばして貰ったり、将来の糧になりそうに攻撃のアイデアとか、堅実な守備の仕方とか、あとは基礎の基礎、トラップやパスの技術とか教えて貰えるような監督に出会えていたら、更なる飛躍を遂げられるのではないのか、というもやもやもある。 まあ、要は何が言いたいかというとザーゴ辞めてくれないかな。 ジーコが帰国してからは何か言われたのか、自ら悟ったのか若干メンバーをいじるようにはなったが、結局、ファンアラーノが戻って来たら元の停滞サッカーに逆戻りとか、どういう指導、練習をしているのだろうか。 <a href="https://www.antlers.co.jp/news/release/78644" title=" 別ウインドウが開きます" target="_blank">オフィシャル</a>では佐々木が、いわてグルージャ盛岡に期限付き移籍することが発表された。 ザーゴの頭の中の左サイドバックは永戸が95パーセントくらいを占めていて、杉岡と山本で残り5パーセントを争っている状況。伸び盛りの時期に干されてるくらいなら、J3とはいえど試合に出られる方がいいに決まっているのでレンタルは賛成。帰って来るかは不明。 某有名サッカーマンガでは鹿島の扱いがリスペクトされて描...

内田篤人が現役引退

内田篤人の現役引退がオフィシャルで発表された。 突然のこと・・ではない。ここのところのプレーを観ていると、怪我の具合も良くなくて、経験と技術を持ってしても何ともしがたく、もう限界なんだろうなと感じていた。今年一杯で引退かなと薄々思っていただけに、納得している部分が大きい。 シャルケ→ウニオン・ベルリンからの復帰が決まった時は素直に喜んだし、海外での経験を存分に還元してくれるだろうと期待もかけていた。 しかし、膝の大怪我は想像していた以上に深かったようで、復帰後の鹿島でのプレーは精彩を欠いた。経験でさすがと思わせるプレーはいくつかあったが、チームを背負って立つまでには至らなかった。 このブログでも辛口評価が続いていたし、戦力としてはカウントしていない状態ではあったが、断っておくと内田のことはとても好きだ。 鹿島の右サイドバックと言えば生え抜きでは内田(タイトル貢献では西だが)が一番に挙がるくらいにはファンだし、海外に渡る前に鹿島でのプレーは輝いていた。これぞサッカーセンス、と言える巧さを見せてくれていた。 ホントはあの頃のプレーをもう一度鹿島で見せて貰いたかったが、その夢は叶わず。本人が一番悔しいかと思うが、内田のことだから意外にさっぱりと割り切っているかもしれない。 8月31日で契約終了ということで、これはもしかしたら出場しないのに給料を貰うわけにはいかないと内田の方から申し出たのかもしれない。潔い引き際だと思う。 鹿島でのラストプレーは日曜のホーム・ガンバ戦。その試合の終了後に引退の挨拶、24日(月)にオンライン記者会見をするとのこと。 NHK-BSで放送予定なのだが、偶然なのか合わせたものなのか・・。引退の挨拶まで放送してくれるかな。少なくともDAZNではやってくれると思うが。 空気の読めない感満載のザーゴが、内田のラストマッチでもヘンテコな采配でファンをやきもきさせてしまいそうな気もするが、交代枠もどうせ効果的に使えないのだから4枚までを戦術的に使って、ラスト1枚は内田のために残しておこう。 せめて10分くらいはプレー出来る環境を作って欲しい。勝って送り出すのがベストだが、今の鹿島にそこまで望むのは酷かな。 ガンバ戦がラストということで、昌子も遠征に帯同してくるだろうか。昌子なら気の利いたコメントをくれそうだ。 内田がこれからどんな人生を歩むのかはわからないが...

2020第11節横浜FC(アウェー)戦

ちょっとはメンバーをいじるようになってはきたが、頑なに代えないのが永戸、三竿、レオシルバ、町田あたり。あと、土居と和泉、アラーノ。素人目にはそこまで抜きん出ているようには見えないのだが、ザーゴの目にはスペシャルな選手に映るようだ。 こっちが中2日で相手が中3日の不利な日程にされることは今に始まったことではないが、怪我人ばかりで試合をするのがやっとだった昨年に比べ、選手は他にもいる。動けないとか言い訳するなら選手を代えてくれ。 疲労は交代などでなんとかする、と試合前に言っていたわりに動くのが遅い。後半開始から3枚くらい代えて、60分くらいで残り2枚使うくらいの勢いで良かった。 全然ハマっていなかった土居や和泉を残す意味は? 土居はトップで起用されていたはずだが、エリア内にエヴェラウドしかいないので攻撃にならない。2列目でも良さがないし、極めて限定的な起用しか活きないのではないだろうか。 和泉もシュート下手だし、絶好機で足元まごついてからの枠左。枠に飛ばせるようになって欲しい。あれが荒木だったら・・と思わずにいられない。 ファン・アラーノは何をしていたのかわからない。色々と動き回っていたのは目に見えてわかったが、効果的な動きはなかった。アラーノが戻って、良くなかった頃のチームの雰囲気に戻っている気がする。それでもザーゴのお気に入りだから、このまま使われるのだろう。 レオシルバは試合前の記事にも書いていたように、いいプレーを見せた後のフィニッシュが残念無双。何回ガッカリさせたれたことか。永戸はいつもに比べてクロスの本数は格段に増えたが、仕掛けることもなく左を切られるとすぐに止まる。バックパスの割合いくつだろう。 試合自体は上田益也主審の誤審が炸裂。ハンド見逃しからのこぼれ球を押し込まれて失点し、横浜FCのペースにされた。 ただ、あれはあれで完全な誤審ながら、手を上げてアピールしてセルフジャッジする町田と山田の甘さが擁護出来ない。こういうところが町田を応援出来ないところ。まずはクリアしてから文句を言えばいい。三竿も近くにいたが、クリアするように声を出して指示を。 その後、横浜FCが引き篭ってしまっために圧倒的に鹿島がボールを握る展開になったが、まさしく「持たされているだけ」の展開になり、アイデアもなく仕掛ける気もなく、ようやく作ったチャンスは決められない。 荒木と染野が入っ...

2020第10節神戸(ホーム)戦

終始追いかける苦しい展開のなか、ラストプレーで荒木がJ初ゴールを決めて2-2の引き分け。 荒木の同点ゴールは劇的で喜ばしいことだが、ザーゴの交代のタイミングがもう少し早ければ逆転もあり得たのでは? 勝っている時ならともかく、負けているうえにバックパスばかりになり停滞してきたメンバーを見守る時間が長過ぎた。 スタメンはGKに山田、CBの町田の代わりに関川を選択。 奈良ではなく関川を選んだのはコンディションなのか、「若手」というくくりで選んだのか。いずれにせよ杉岡はまたベンチ外で、いよいよ干されている可能性も考えてしまう。 関川は個人的な評価としてはまだ無理。メリットは高さだけで、ほぼそれだけと言っても過言ではないくらい。相手との間合いも遠いし、判断も遅く、危機察知能力も低い。 2失点目はどういう意図があって郷家に余裕を持たせていたのか不明。即失点につながるようなフィードミスもあったし、全体的に怖い。セットプレーでの失点は関川だけの問題ではないが、ボールをずっと見守っているだけで高さを活かせていない。 ゾーン(もしくはミックス)の守備はいい加減諦めて欲しいが、1失点目はドフリーの選手が二人も出て、その二人で決められてしまった。セットプレーでこれだけフリーの選手を作られてしまうのも酷いし、だいたい相手に触られているのも問題。 これだけやられまくっていると、単純に相手のキッカーの質が、とか言っている場合ではない。改善の兆しがないことが辛く、CKになるたびに失点の恐怖が拭えない。 リーグ初スタメンとなった山田も正直、現段階では厳しい。1失点目は安易にボールに飛びついてしまって触れず。積極性は買うが、明らかに届かないボールにアタックに行ってまったく触れないというのは頂けない。 しかも倒れ込んでしまうのでその後はノーチャンス。これだけではなく他のプレーでも簡単に飛びついてしまうところがあり、安定感がない。シュートに対する反応も遅い。2失点目は逆を取られたという解説だが、準備が遅かったように見える。 セービング能力は沖の方が上に思えるし、キックの精度は両者互角。沖は体調不良という噂だが、山田と沖なら沖を推す。沖が無理でクォンスンテと山田の選択になると微妙。スンテの方が上なのは明らかだったが、育てるなら我慢出来るくらいではあった。もう何試合かは試せるかと。 広瀬も守備が酷かった。1失...

スタメンを予想する楽しみが少し出て来たホーム神戸戦、展望

ザーゴのルヴァンカップ予選の試合後のコメントを見ると、「今後もリーグ戦が続いていく。その日程を一部の選手たちで乗り越えていくのは不可能である」。 どの口がそれを・・と呆れてしまう。リーグ戦のCBを二人だけで回してきて、ボランチもほぼ三人で回してきた監督の言葉とは到底思えない。 確か最初の方でも「若い力が」とかコメントしていて、それを信じて裏切られて失望したのだが、今度はちゃんとやってくれるだろうか。 まあ、ジーコが戻ってからは若干起用法が変わり、何か言われたのか危機感を感じて自ら考えを変えたのは不明だが、スタメンを予想する楽しみは出て来た。 とはいえ今までの起用からしてザーゴのお気に入りの選手は何人かいて、犬飼、町田、レオシルバ、永戸、エヴェラウド、アラーノ、遠藤、三竿がメイン。続いてクォンスンテ、広瀬、土居、伊藤、和泉、永木になるだろうか。 荒木ら新人は最近やっと使われるようになったが、それまでは声もかからなかったくらいだし。 神戸戦では町田が出場停止なので、一番の注目は代役のCBが誰になり、町田との序列を引っくり返せるかどうか。せめて併用をザーゴが考えるくらいの働きはして欲しいし、凝り固まったザーゴの思考を吹き飛ばすには無失点しかないかもしれない。 ザーゴのお気に入りを元にスタメンを予想すると、沖、広瀬、犬飼、奈良、永戸、三竿、レオシルバ、和泉、遠藤、エヴェラウド、土居になるだろうか。杉岡と奈良の争いはどっちが勝つか。 関川の可能性もあるが、掲示板などの評価を見ていると危機管理能力に疑問という声とフィードがいいという声があって、まだ観ていないのでわからないものの、CBならまずは危機察知能力の方を優先して欲しい。 ルヴァンカップ予選で頑張った選手は疲労も考えてサブスタートだろうか。荒木、小泉、染野、杉岡らは交代でも観てみたい。ザーゴ的にアラーノや伊藤が有力かとは思うが。 永木は調子を落としているようなので巻き返して欲しいところ。白崎にも期待している。希望の持てる選手たちに変わっていけばなと願っている。 順位で言えば神戸に勝てばそこを上回り、ひと桁も視界に入る。まずはひと桁から、更に上を狙っていきたいものだ。 あとはコロナ関連がどう転ぶかはわからないが、今のところは陽性者とかの報告はなし。無事に開催されることを願う。 今まではキーパーを含めた14人が揃っていれば試合...

鳥栖でのクラスター発生とルヴァンカップのこととか

既に報道されているが、鳥栖の金監督が鹿島戦の当日に不調を感じていたにもかかわらずそのまま指揮を執り、結果、後日にコロナ陽性と判明した件。 今の時期は誰でも陽性者になる危険性はあるので、罹ったこと自体はどうしようもないのだが、当日に疑わしい状況だったらベンチ入りしないとか先手を打つとか出来なかったものかなあとは思う。 鳥栖は1日のFC東京戦でも試合前夜に遠征メンバーに発熱者がいたこともあって(それはコロナ陽性ではなかったみたい)、FC東京の長谷川監督が中止にして欲しいと訴えていたこともあったが、もしかしたらその時には広がっていた可能性もある。 更に感染者は増えて10人になりクラスターと認定。今後のリーグ戦は15日ガンバ、19日仙台、23日札幌の計3試合の試合を延期すると決定された。 過去に例のない事態に陥っているので各クラブへもお願ベースになっているのだが、だからこそ他に拡げることを防いでいく手立てを徹底していかないといけないだろう。勿論、鹿島もこの先どうなるかはわからない。 協会にはひとつひとつクリアして貰って、ガイドラインを適宜作って貰うしかない。下手したらリーグ延期ももっと出てくるかもしれない。 今のところ12日に対戦した鹿島は濃厚接触者がいないと判断され、試合中止などの措置も取られていない。12日に行われたPCR検査の結果も特に報道がないので(13日夜現在)陽性者はいないようだが、鳥栖の金監督が陽性者だったのだから感染していてもおかしくはない。 それにしても広島は感染者は出ていないものの、リーグ戦では名古屋戦が相手都合で延期になり、今回もルヴァンカップ予選でこれまた相手都合で鳥栖戦が中止になった。 コロナ渦に巻き込まれず未然に防がれていると言うべきか、中止になってもう充分巻き込まれていると言うべきか・・。 リーグ戦に関してはいずれ日程を改めて実施するだろうが、ルヴァンカップ予選は延期ではなく中止とされた模様。 既にグループステージ突破のチームは決定していて、広島対鳥栖はやってもやらなくてもタイトルに関しては変わらないし、今の状況なら試合を開催するだけでもむしろ資金面でもマイナスになる場合もある。 余計な過密日程にしたくないし、やらなくていいならそのまま中止は妥当かと。若手を実戦で試したいという気持ちもあるだろうが、時期も時期なのでデメリットの方が大きいと思う。...

2020ルヴァンカップ予選3節清水(アウェー)戦(スコアのみでの感想)

(スカパー契約を見送ったのでスコアのみでの感想)。 ネットのスコア情報、速報と掲示板の情報、あとは妄想で補完して感想を書くので、実際とは異なる場合がありますのでご了承下さい。 お互い消化試合のルヴァンカップ予選・清水戦は完全にターンオーバーというか、リハビリ実戦になった模様。相手もメンバーを落としているので、実力差としては同等だったのだろうか。 試合は早い時間帯で荒木が仕掛け、染野につないでクロス、伊藤がヘッドで折り返して白崎が頭から飛び込んで得点したとのこと。起点が荒木だったというのがいい。もっとどんどんと試合に出して成長させて欲しいのだがザーゴだからなあ。 速報観ているだけでも今まで何故使わなかったの?という疑問符で一杯。 その後は掲示板のコメントから読み取れば省エネモードになったようで、攻めるのもタラタラしていて、守るのもスカスカだったらしい。皆さんの危惧がそのまま実現して終了間際に失点。相変わらず取られる時間帯が悪い。 個人的な感触なのだが、名古はボランチに向いていないと思う。一番の理由は守備が軽過ぎるから。2列目でドリブルを活かす方がいいと思っているが、それもキレが戻っていないのでしばらくはベンチが目標というところだろうか。永木のデキもイマイチだったようだが。 あと掲示板などでは内田のボランチが期待されている節もあるのだが、これについても名古以上に反対。怪我のせいで強く当たれないし、運動量もない。パスセンスと試合を観る目だけは向いているだろうが、その他の大事な部分が全然足りていないと思う。 本職の右サイドバックでもちゃんとやれていたのかどうか。微妙という声が多かったが。 試合に話を戻すと、後半開始早々にまた失点。確かに失点はいつしても良くないが、それにしても時間帯が・・。開始と終了のもっとも気持ちを入れないといけない時間で失点しているのは、戦術うんぬん関係なく選手個人の資質だろう。もっとしっかりやりなさい。 関川も90分もたずに交代になった。どのようなデキかわからないし、もしかしたらリーグ戦を見据えて早めに代えたのかもしれないが、レギュラーを奪うつもりなら無失点でフル出場しないといけない。まだ犬飼・町田のコンビが続くのだろうか。 久しぶりの出場になったアラーノも微妙だった模様。速報でも「ミートしない」とか書かれていたので変わっていない感じがするが、チャンス...

やっと希望の光が見えてきた?

ザーゴの固執していたメンバー固定と、なんちゃってポゼッションサッカー(バックパス縛り)をちょっといじっただけで、チームが見違えるように動くようになった。 勝敗に関しては鳥栖のデキもあるので要因はひとつだけではないだろうが、観ていて楽しい試合に変わったのは間違いない。 キーパーを沖に代えて、右サイドを動ける小泉。荒木、染野という若い選手を使う采配は、ザーゴが追い詰められてのものか、ジーコから喝が入ったのか。いずれにせよ、ザーゴの見る目のなさを露呈した感じで、こうなると他に干されている選手も大活躍するのでは?と逆に希望が見える。 改革という点では他にもずっと気になっているのはCBの固定、左サイドバックの永戸の酷使、レオシルバへの依存、伊藤の起用法という辺りだろうか。 CBの犬飼・町田のコンビは決して納得のいくパフォーマンスを見せてくれているわけではなく、成長も感じられなく、むしろ伸びしろゼロでまとまってしまっている雰囲気もあり、その状態で連戦だから疲労のみが溜まっていっている。 二人ともターンオーバー要員と考えるならそれなりの働きをしているのだが、軸としてチームを任せられるかと言えばそんなことはない。ガンバでは昌子がスタメン出場し、体調は万全ではないながらもコーチングでチームを支えていた様子。 返す返すも昌子を復帰させられなかったのが痛い・・。これを言うと奈良に失礼だとかいう声があるのだが、まったく戦力になれていない以上、言われても仕方のないことかと。体調の問題なのか監督との相性かはわからないが、悔しいなら実力で黙らせて欲しい。 町田がやっと?累積4枚溜まって次節のリーグ戦が出場停止になる。ルヴァンカップではリーグ戦に備えるために、干されていた選手に出番があることかと思う。ここでもまだ犬飼・町田にこだわるようではザーゴは最悪の監督だが、さすがにジーコが何か言ってくれるだろう。 序列を覆せるのは関川、奈良、杉岡の誰か。杉岡は永戸に代わって左サイドバックで出場し、併用して起用出来るくらいの活躍を見せて欲しいのだが、スタメン出場した湘南戦での敗戦でザーゴからの信頼を得られなかったのだろうか。むしろ良かったように見えたが・・。 CBは犬飼も一旦休ませて奈良・関川にして、左サイドバックを杉岡という、フレッシュなメンツにして欲しいなと思っている。ルヴァンカップはもう消化試合なので試...

2020第9節鳥栖(ホーム)戦

久しぶりに面白い試合だった。 勝ったのは勿論のこと、沖、小泉というフレッシュな選手がスタメンに名を連ね、後半の早い段階から荒木、染野といった新人も起用。今までのバックパスばかりの閉塞感のある試合ではなく、観ていて前のめりになる内容だった。 こういう采配を何故今まで出来なかったものか。そうしたらたとえ負けていたとしても貴重な経験となっていたはずなのに。 初スタメンの沖はノーミスと言ってもいいデキ。キックミスもほぼなかったし、余裕を持ってボール回しも出来ていた。ハイボールのキャッチも安定。 何より抜群に良かったのは後半になってから鳥栖のペースになり、立て続けにミドルを打たれたシーン。最初のミドルは曽ヶ端だったら、お見送りアンド腰砕けコース。それをしっかりコーナーに弾き出せるところが凄い。 CKからの次のミドルも外に出せたし、偶然ではないと思う。あれを前にこぼしてしまうから二次攻撃を喰らう。 沖のためにも絶対無失点で終わって欲しいと力を込めていたが、最後は関川を入れて5バックにする石橋叩き割り作戦が功を奏して逃げ切り。もう沖はそのままキーパーの座を勝ち取ったとしていいんじゃないかな。 MyMVPは沖にしようかとも思っていたが、和泉が1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導き、こちらを選出。鹿島移籍後初得点。見事な胸トラップからの、ジャックナイフのようなボレーシュートだった。 勝利貢献度を個人的に評価するなら和泉、沖、小泉、レオシルバ、エヴェラウド、他多数の順番。 小泉は最後まで走り切ってくれるところが物凄く好印象。上下動もしっかりするし、中へのカバーもいくつもあった。観ていて気持ちがいい。先制点のクロスも小泉が入れて染野が折り返したものだし、やはり何故今まで干されていたのかわからない。広瀬と併用で。 レオシルバもジーコが観ている時はやる気が違うのか、活き活きとプレーしていた。このくらいやってくれるなら文句も言わないのだが。 エヴェラウドも前半に永木のFKを渾身のヘディング。ライン上か微妙なところだったが、スーパークリアされてしまってノーゴール。それでも気迫のプレーを続けてトドメの2得点目。 荒木と染野、和泉のパスワークで綺麗に崩したボールを無人のゴールに蹴り入れてのものだったが、オフサイドにかからないように、バックステップで距離を取って自分の間合いを作る動きが見事だった...

ルヴァンカップ振り返り少しとホーム鳥栖戦の予想

ルヴァンカップのダイジェストを映像で確認出来たので少し振り返り。 想像通り、失点は3つとも曽ヶ端のせいだった。1失点目はコーナーに弾けず、前に飛ばして拾われて二次攻撃を喰らったもの。2失点目は相手へのプレゼントパスから。3失点目は体のやや横のボールを抱え込むようにしてゴールに倒れ込んで失点。 どのプレーを観てもJ1のキーパーを任せるレベルではなく、これが新人なら経験として呑み込めるが、ベテランでこれはもう自ら引退を願い出て欲しいくらい。まず使う監督も監督だが。 それに加えてどの失点シーンでもディフェンスがザル過ぎる。体を寄せれないし張れない。足も止まっているし、連戦の疲労が色濃く見えるシーンでもあったが、動けないなら出場しないで欲しい。あれを見てザーゴは疲労は感じなかったとか言っているので、見る目もないのだろう。 物議をかもしている伊藤の2点目は画像の角度もあるだろうが、DFの足先と伊藤の足先が並んでいてほぼ同体。DFの上半身だけ見れば完全にオフサイドに見えるが、多分、残っている。少なくとも明らかにどっちと言えるシーンではなかった。 伊藤のシュートはかなりうまかったが、勝利を決める場面でもああいう得点をして貰いたいもんだけどな・・。 続いて鳥栖戦の展望。といっても語ることは多くない。 キーパーのところがスンテがいけるならスンテだろうし、ダメならあのていたらくでも曽ヶ端は替えないだろう。DFラインもそのまま。 正直、永戸と杉岡で、ここまで出場時間の差がつくくらいの実力差があるとは思えない。それに加えて永戸は疲労もある。CBもまったく動けていない犬飼、町田のコンビと、控えに甘んじている選手の差がそこまで決定的なのか? 一度、町田が累積で欠場になって、その隙に代役で出た選手がレギュラーの座を奪ってくれないかなと願っている。こんな競争のない世界は嫌だ。 スタメン予想はクォンスンテ、広瀬、犬飼、町田、永戸、三竿、レオシルバ、遠藤、和泉、エヴェラウド、土居。 ここまでザーゴの公式試合の成績は、ACLで1敗、ルヴァンカップで2敗、リーグで2勝5敗1分。合計で2勝8敗1分で既に最速にて2つのタイトルを失冠。よくこれで我慢出来るよね。自分から進退伺いを出さないといけない成績。 試合中、涙目で保守的な采配ばかりするザーゴが精神的にそんなタフには思えないが、監督の座だけは絶対に降りない、...

2020ルヴァンカップ予選2節川崎(ホーム)戦(スコアのみでの感想)

(スカパー契約を見送ったのでスコアのみでの感想)。 まず、まさかのフルメンバーにびっくりした。ホントに怪我か累積以外にメンバーが変わることはなく、今のメンバーが好きな人にはパラダイスタイムだろうが、そうでない人にとっては苦行以外の何物でもない。 この試合前には遠藤がインタビューで川崎戦のポイントを聞かれ、「審判も自分たちもミスジャッジをしないこと」と言っていた。審判批判ということで歓迎されない発言だろうが、鹿島は何度も審判に泣かされてきたし、特に川崎戦は多いという印象なので言うことに意味はある。 審判も給料貰ってやってるんだから、後から見直して反省とかはして欲しい。今日の試合は鹿島に不利な誤審はなかったようだが、伊藤の2点目がオフサイドかどうかで掲示板では荒れてる。遠藤の発言の後だから余計にこじれるのだろうが、残念ながら勝敗には関わらなかった模様。 もしオフサイドならこういうお茶を濁したような「鹿島も誤審で得することあるでしょ?」という、無意味な恩恵は要らない。すっきり正しいジャッジをして貰いたい。(追記:映像で確認したら、相手DFの足先と伊藤の足先がほぼ同位置くらいなのでオフサイドとは言えないと思う)。 というわけでスコアのみを追っての感想。 序盤、ターンオーバーした川崎に速報上では互角に戦っているようだったが、前半終盤に相手が攻撃を仕掛けてきた時間帯を凌げずに失点。終了間際とかいつものことだが緩い。 シュートを弾いたのを拾われて二次攻撃を喰らったみたいだが、曽ヶ端のセービングはどうだったのだろうか。反応も遅くなっているがパンチングの処理も甘々なので、穿った想像だが曽ヶ端でなければ?と思ってしまう。 攻撃の中心は遠藤だったみたいだが、「枠を捉えない」とかFKでも「壁に当たってしまう」とかこっちも相変わらずの様子。 後半になってレギュラーメンバーを出してきた川崎があっさり追加点。大島は出場して2分で得点。押し込まれてのものらしいが状況は不明。掲示板とか見ていると曽ヶ端のプレーが冴えないとか。 3失点目は速報でもGKに当たってゴール、とかなっているので少なくとも触れる範囲であったようだが。 いずれにせよ曽ヶ端を使うのはチームの上積みや財産にはまったくならないので、若手を使って欲しいとずっと言っている。多分、ザーゴ以外がほとんどそう思っている。曽ヶ端ではもう無理。 固定...

2020第8節大分(アウェー)戦

ザーゴのサッカーはどう評価していいのかわからないので、結果だけを語るなら4-1で大満足の勝利。毎度無失点が出来ないのだが、完全に曽ヶ端の凡ミスなので防ぎようがないというか、防ぐつもりなら試合に出さない以外ない。 曽ヶ端のフォローのためなのか解説の増田忠俊氏はシュートの方を絶賛していたが、バウンドもしていないのにピッチ状態を考えて、とか意味がわからない。足を滑らせるのを狙って、とか? まずスタメンを見た時にやっぱりスンテが下がっても曽ヶ端かと思ったし、アラーノがベンチ外になっていた時にやっぱり怪我(か疲労?)かと思った。他は固定メンバー。 そして代役で出てきた曽ヶ端の、いきなりの腰砕けの見送りゴールというやらかしで、気分は最悪。 ところが相手も負けず劣らず酷いデキ。勝った試合でも難癖つけるのかと思われるのを承知で言えば、大分のデキの悪さが鹿島のそれを更に下回って来て、加えてキーパーがバタバタしていたというふうにも取れる。 しかし、今まではそんな相手にさえゴールを決めることも出来ずに負けていただけに、一応、上向きではあるのかな。 外れ外国人と早々に認定したエヴェラウドも怒りのハットトリック。左サイドハーフではなくトップに据えて記録したことが、個人的には大きいと思っている。 前にも書いたが、中央で起点になってくれることを期待して獲得した選手なので、サイドでいいならレアンドロをレンタルに出す必要もない。中で踏ん張ってくれるからこそ価値がある。今日は、相手DF鈴木との競り合いにはほぼ勝っていた。 前節のバイシクルシュートを打った辺りから気持ちもノッて来たのか、活き活きとプレーしているように見える。とはいえ、セットプレーの守備は相変わらずルーズなのだが・・。まあ、このくらいのペースで得点してくれるなら守備のことは目を瞑れる。 チームとしては今回もセットプレーの弱点は改善されず。数少ない相手のセットプレーはどれも致命傷級のピンチを迎えており、ゴールを叩き込まれたシーンはオフサイドになって救われたが、今までのインチキ副審のジャッジだったらそのまま同点になってやられていたかもしれない。 どこを改善したのか目に見えて表れないところが、ザーゴ監督の評価出来ない部分。交代枠も最後に間に合わせのように立て続けに使ったが、最初の交代が84分。スタメンメンバー以外は信用していないと言わんばかりに...