鳥栖でのクラスター発生とルヴァンカップのこととか

既に報道されているが、鳥栖の金監督が鹿島戦の当日に不調を感じていたにもかかわらずそのまま指揮を執り、結果、後日にコロナ陽性と判明した件。


今の時期は誰でも陽性者になる危険性はあるので、罹ったこと自体はどうしようもないのだが、当日に疑わしい状況だったらベンチ入りしないとか先手を打つとか出来なかったものかなあとは思う。


鳥栖は1日のFC東京戦でも試合前夜に遠征メンバーに発熱者がいたこともあって(それはコロナ陽性ではなかったみたい)、FC東京の長谷川監督が中止にして欲しいと訴えていたこともあったが、もしかしたらその時には広がっていた可能性もある。


更に感染者は増えて10人になりクラスターと認定。今後のリーグ戦は15日ガンバ、19日仙台、23日札幌の計3試合の試合を延期すると決定された。


過去に例のない事態に陥っているので各クラブへもお願ベースになっているのだが、だからこそ他に拡げることを防いでいく手立てを徹底していかないといけないだろう。勿論、鹿島もこの先どうなるかはわからない。


協会にはひとつひとつクリアして貰って、ガイドラインを適宜作って貰うしかない。下手したらリーグ延期ももっと出てくるかもしれない。


今のところ12日に対戦した鹿島は濃厚接触者がいないと判断され、試合中止などの措置も取られていない。12日に行われたPCR検査の結果も特に報道がないので(13日夜現在)陽性者はいないようだが、鳥栖の金監督が陽性者だったのだから感染していてもおかしくはない。


それにしても広島は感染者は出ていないものの、リーグ戦では名古屋戦が相手都合で延期になり、今回もルヴァンカップ予選でこれまた相手都合で鳥栖戦が中止になった。


コロナ渦に巻き込まれず未然に防がれていると言うべきか、中止になってもう充分巻き込まれていると言うべきか・・。


リーグ戦に関してはいずれ日程を改めて実施するだろうが、ルヴァンカップ予選は延期ではなく中止とされた模様。


既にグループステージ突破のチームは決定していて、広島対鳥栖はやってもやらなくてもタイトルに関しては変わらないし、今の状況なら試合を開催するだけでもむしろ資金面でもマイナスになる場合もある。


余計な過密日程にしたくないし、やらなくていいならそのまま中止は妥当かと。若手を実戦で試したいという気持ちもあるだろうが、時期も時期なのでデメリットの方が大きいと思う。


ちなみに中止になったぶんは、勝ち点1が広島と鳥栖の両方に加算されている様子。松本山雅が不参加になったぶんは自動的に勝ち点3がプラスされていたし(浦和と仙台)、今年は試合がなくても勝ち点が加算されることになった稀有な年。


勝ち点6で2位抜けの可能性が少し残っていた浦和は名古屋の7に届かず。


その名古屋は試合記事でも少しだけ触れたが、予選最終節の川崎戦で2-2の状況、相手に退場者が出ていた展開で、そのまま終えると2位抜け出来る名古屋が攻めずに引き分けに持ち込んだとか。


試合は2-2で終了し、得失点差で1位川崎、2位名古屋となったが共に勝ち点7となって両者決勝トーナメント進出。もしここで名古屋が勝ちに行って勝利していた場合、1位名古屋勝ち点9で2位川崎が勝ち点6の得失点差は4以下になっていた。以下、推定。


そうなるとBグループの浦和が勝ち点6で並ぶが、得失点差が2なので届かない感じ。Cグループでは広島が得失点差1で予選を終えていたが、中止になった鳥栖戦を4点差以上(得失点差同じだと総得点差で川崎が上)で勝利していたら得失点差で川崎を上回っていた可能性もあった・・?


・・と考えてみたが、4点差以上勝ち(あるいは7得点以上の3点差。多分)はちょっと難しいかもしれない。それらのことを考えれば、名古屋が引き分けに持ち込んで2位抜けしたことは、広島対鳥栖の試合を中止にする結果オーライな判断だったような気もする。


まあ、広島にしてみれば可能性がある残っていたら、中止にされて文句も言いたくなるのはわかるがが、2位抜けは名古屋でなくても川崎になっていただろう。


その状況を作ってしまったのは大きく鹿島が関与していて、ACLプレーオフで負けて2位抜けの1枠を作ったのも鹿島なら、川崎、名古屋共に勝ち点3を献上して勝ち点を積み上げさせてしまったのも鹿島(アンド清水)。反省しないと。


ルヴァンカップの決勝トーナメント(プライムステージという名称)の組み合わせは決定していて、鹿島には関係なくなってしまっているが、一応、組み合わせだけ載せておく。トーナメント表の上から表記。


札幌対マリノス、セレッソ対柏、神戸対川崎、FC東京対名古屋。9月2日、10月7日、11月7日で全て一発勝負になっている。普通にどこも好カード。


ホームアンドアウェーではなく勝ち上がりなので、その時に調子のいいチームが勝つ可能性がある。今年のルヴァンカップは例年以上にどこにもチャンスがあるように思われる。

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