完封負けがこれだけ続くのはいかがなものか
札幌戦での完封負けで今季9敗目、完封負けが8回目。ただでさえ攻撃力がないのに、失点癖も直らず当たり前と言えば当たり前の結果だが、もうちょっと抵抗して欲しい。
前節前は、優勝は無理だが2位なら狙えるという位置取りで、上位陣の名古屋と直接当たるまでは連勝を続け、そこで名古屋を叩けば、あとは直接対決の残るセレッソを何とかしてガンバの結果待ちという道筋があった。
それが札幌に完敗で霧散。そもそも札幌相手に連敗し、ちゃんと対策を練っていたのかどうか。無策のまま、ただただ試合をこなしているという感じで、消化試合のような中身スカスカの試合に見えた。
他のチームの得点シーンをダイジェストで観ていると、得点になる場面は切り替えからゴールまでの手数が少なくて早い。
いつも切り替え切り替えと言うザーゴは、それを出来ない選手を干すくらい徹底している割に、奪ってからシュートまで持っていくシーンがほとんどない。
上がりが遅いのもあるし、先のことを見通せていないというか、ボールを受けてから考える感じで、もたもたしている間に相手の陣形が整ってボールを回すだけになる。
ボール離れがいいのがアラーノだが、ここは逆に技術が低くてミスの方が多く、ロストしてばっかりでリズムも作れないし雑な印象を受ける。切り替えが早いし守備は頑張るタイプなので、追いかけてはくれるが、言ってしまえばマッチポンプ。
切り替えとかじゃなく、攻め切る意識を持って3人目、4人目が絡んでいかないと崩せないのでは。
土居も怪我前の調子の良さはどこへやら。エリア内でボールを持ってフリーなら、パスじゃなくてシュートを打って欲しい。
荒木も同じようにエヴェラルドに合わせてDFにクリアされたシーンがあったが、エヴェラルドは止まってこぼれ球を狙うような感じの動きだった。
疲れているようで動きも少なく、飛び出して合わせるようなボールではなくて足元か頭にピンポイントで供給するようにしないと、今のエヴェラルドはキツいのじゃないだろうか。
鳥栖戦の後に札幌戦とかまさに大移動なアウェー連戦だったことは考慮するにしても、それは最初からわかっていたことで、移動の負担も考えるなら鳥栖戦と札幌戦を分けてスタメンとサブを組み、鹿嶋に選手を残して試合に臨むとか手があったのでは。
今度も神戸に遠征になり、移動だけでも大変なのはわかるが、疲れて動けないでは話にならず、目の前の試合だけではなく全体的なマネージメントで試合をこなしていって欲しい。
前線からプレスをかけていくスタイルを目指しているふうに見えるザーゴのサッカー。だとすれば運動量は生命線でもあるわけで、まずはフィジカルを整えることからやらないと。
とにかくもう完封負けは観たくない。どのみち無失点に抑えられないのだから、点を取って勝つサッカーをして貰いたい。
神戸戦で今季、上位に喰いつけるか、中位が精一杯かが決まることになるだろう。選手たちにはプライドを見せて頂きたい。
あと、<a href="https://www.antlers.co.jp/news/team_info/79680" title=" 別ウインドウが開きます" target="_blank">オフィシャル</a>で白崎の負傷離脱が発表されていた。右大腿二頭筋損傷で約2ヶ月とか。今季絶望。せっかく出場機会が訪れたばっかりだというのに・・。残念だ。