目前優勝はなくなった川崎戦

11日にガンバが神戸に負けると、土曜日に川崎の最速優勝が決まる可能性があって、嫌な巡り合わせだと思っていたら、リーグを放り出した神戸があっさりとガンバに捻られてそれは消滅。


目前での優勝の可能性がなくなって(負けなきゃいい話ではあったが)、可能性ゼロというのはいい。どうせ優勝は決まっているのだからヨソでやって欲しい。こんな変則日程のなかで、ピンポイントで目前優勝とかされたくない。


ただ、ガンバが勝ったことで鹿島が2位に入る可能性もかなり低くなってしまった。ガンバが1試合少ない状態で勝ち点差7なので、実質10と見れば残り7試合で厳しい数字。


いくつかの「山場」を落としてきたので(ガンバとの直接対決や、この前の名古屋戦など)この状況は自らが招いたものだが、跳ね返していけるかどうか。


川崎に勝つことが出来たらまだもう少しチャンスがあるといった感じだが、負けると2位は難しくなり、名古屋、セレッソ、FC東京との3位争いに移行することになる。


このところまったく勝てていない川崎が相手。どっちも休養充分、ガチンコの勝負が見られるかと思うが、正直、今の鹿島がどこまで耐えられるかがポイント。


ただでさえ先制されるとそのまま完封されるのがザーゴ鹿島で(マリノスは特殊)、しかも堅い川崎に先制を許すとどうにもならないと思っている。


これで先制された後に逆転勝ちとかなら素直にゴメンナサイだが、まずは点を取られないようにして欲しい。


どこからでも攻撃してくる川崎は、セットプレーの精度も高いので無暗にファウルで止めるわけにもいかない。審判との相性もいいので、川崎寄りにファウルも簡単に取るだろう。


川崎にはシュミレーション系の選手はあまりいないが、ダミアンはエリア内では割と転がっている印象がある。前回の明らかなオフサイドゴールがあるので、審判もそれなりに神経を使うとは思うが、鹿島から見れば審判は全然信用出来ないもので。


まあ、終わって「審判関係なかったね」みたいな負けはして欲しくない。


とにかくつまらない失点が目立つし、攻撃でも雑であったり、逆に丁寧に行き過ぎてエリア内でもパスを選択して勢いをなくしたりと自分たちで首を絞めている試合も多いので、流行りのあのアニメの代名詞ともいえるあの言葉を唱えつつ頑張って欲しい。


順位表を見てみると意外なことに鹿島の15勝は、川崎の22勝、ガンバの17勝に続いて3位タイ(試合消化数があるので暫定)でセレッソ、FC東京、名古屋と並んでいる。


今季は引き分けが少ない。これは勝ち点で言えば3分と1勝2敗は同じことであるから全然構わないのだが、「勝ちにいった挙句負けてしまった」という勝ち負けがはっきりしているパターンではなくて、「勝てる試合は先行押し切り」「負ける試合は淡白あっさり」というパターン。


競走馬で言えば完全なる逃げ馬なのだが、サイレンススズカくらいの逃げ足があるならともかく、メジロパーマーとかツインターボくらいなんだよなあ・・。たとえが古過ぎて伝わらないかもだが。


なんにせよ、展開に恵まれてでもいいから、そろそろ川崎相手に勝ちをつけて貰いたい。

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