２０２１第２７節横浜ＦＭ（アウェー）戦

個人的にダブルヘッダーとなった２試合目。


好調マリノス相手にどこまでやれるか注目だったが、綺麗な先制点から追撃の２点目を挙げて優勢をキープし、組織的に戦って２－０のまま逃げ切った。


２得点以降は防戦一方になってしまったが、相性の良さなのか危ない場面でもなんとか守り切れて、マリノスは前回鹿島に負けて以来の負けらしい。マリノスには首位逆転して欲しいが、足止めさせてしまった以上、川崎戦もしっかり勝たなくては。


試合を振り返ると、お互いがコンパクトな陣形でスピーディな展開となり、観ていて楽しくなりそうな感じの入り。


鹿島は沖が右サイド奥にロングボールを蹴り、上田が潰れた後ろで土居が拾ってフリー。中を確認してから上げたクロスがドンピシャで走り込んだ荒木に合い、プロ入り初のヘッドでの得点となる先制点。狙いを持った攻撃が実った。


１点で引いて欲しくはないと思いながら観ていたが、そこまで引くことなく受けながら戦っていると、自陣で奪ったボールをピトゥカにつないでドリブル開始。


取れそうで取れなさそうな独特の間合いのドリブルで押し上げ、上田も駆け引きで相手ＤＦを引き連れてここぞのタイミングでピトゥカから裏へのパス。唸るほどの連携で抜け出してＧＫと対面。


半身で横を向いていて、そこへ荒木が走って来たからパスもあるかと思いきや、上田にパスの選択肢はなし。右足アウトサイドでＧＫの股の間を狙っての鮮やかなゴール。ピトゥカとの連携といい、ゴール感覚といい思わず大声を上げてしまうほどのプレーだった。


この２点で鹿島が優勢になったが、しかし守る意識も高まってしまったのかここから先は防戦一方。


前線で上田と荒木がちょうどいい距離感で追い込み、サイドに出たボールには土居と和泉がプレス。そこから前に出たボールには、常本と永戸がそれぞれ責任を持って潰しに行ってボランチやＣＢのフォローも良く、決定機を作らせずにいた。


ＭｙＭＶＰは常本。前田のスプリントに付き合って粘り強く守備を頑張れていたし、エウベルに代わってからも最初はやられながらもアジャストして対応した。９０分走り負けずにやれたと思う。


勿論、常本だけではなく永戸や三竿、ピトゥカ、町田や犬飼ら守備陣と、土居や和泉の運動量も光った。得点を決めた荒木と上田もよくやった。


ただ、このメンバーで組織的に守れていたぶん、交代メンバーは物足りなく映った。レオシルバは単独で動いてしまうので取れればいいが、かわされると穴が空いて結構危険なスペースを作られていた。連戦でこういう試合になるのを想定すれば、永木が良かったのでは。


エヴェラウドも上田と比べるとボールの引き出し方と収め方が悪く、空中戦でもあまり活躍出来ず。カイキも押し込まれる展開では持ち味が発揮出来ず。うまく機能していたのは遠藤くらいかと感じたが、失点しなかったのでやれていたのだろうか。


沖は水沼の決定機を阻止。相手に流れを渡さないプレーで、頼もしくなってきた。先制点につながるフィードもあり。アウェーの連戦で多くを望めないなか、複数得点の完封勝ちで連勝。再び暫定３位へと浮上した。


というか結局シュート３本で２得点、後半は１本もシュートを打てなかったがよく勝ったな。


ピトゥカ、荒木、上田を中心にチームがまとまってきた感じがするので、またレオシルバやエヴェラウドへと逆行しないよう、相馬監督には先を狙う意識を持ってチームを回していって貰いたい。


ルヴァンカップが入って連戦が続くが、次を乗り切ればホームの戦いが続く。カップ戦を勝ち切るためにはアウェーゴールも大事なので、攻め切る気持ちで次も戦って欲しいと思う。


（以下、個人的まとめ）

【２０２１第２７節 8/28(土)】(日産スタジアム 19:03KickOff鹿島/4,892人/晴)

【スコア】横浜ＦＭ　０－２　鹿島　(前０－２　後０－０)　(S 7-3)

【主審】（主審）西村雄一、武部陽介、熊谷幸剛、（ＶＡＲ）鶴岡将樹、聳城巧

【得点】

(鹿)前15分　土居↑荒木　９Ｈ

(鹿)前30分　ピトゥカ→上田　８右

【警告】

(鹿)なし

(横)和田１(後39分)

【出場】

ＧＫ　沖

ＤＦ　常本　犬飼　町田　永戸

ＭＦ　ディエゴピトゥカ→90安西　c三竿　和泉→73アルトゥールカイキ　荒木→64レオシルバ

ＦＷ　土居→73遠藤　上田→64エヴェラウド

【サブ】早川　安西　林　アルトゥールカイキ　遠藤　レオシルバ　エヴェラウド

【監督】相馬直樹

【MyMVP】常本（１）

【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ０回（サインアウト０回）

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