2023第19節京都(ホーム)戦

リーグ戦を折り返して、状態までシーズン開幕にリセットされたかのような手詰まり感。


ダイジェストで観れば決定機が3~4回あって惜しかったと言えるかもしれないが、継続的に形を作ったというよりかは偶然その形になったというだけに見えた。それでもどれかひとつを決めていれば勝ち点3を取れて良かったねという試合だったが。


ワントップの鈴木は正直、良かったところがひとつもない。ポストプレーで簡単に取られることがしばしばあり、ミスキックで引っかかるか、誰にも合わないロストボール。自らもシュートを打たないし、戻り切れないのでオフサイドにかかる。


明らかに疲れていて動きが悪く、知念、垣田、カイキのうち誰か一人でもいれば交代させられただろうが、エレケでは体力ゲージ10パーセントの鈴木くらいしか期待値ないだろうし選択はやむなしなのだが。


久々スタメンの松村も持ち味活かせず。サイドに張りつけという指示だったと思われ、交代で入った藤井もその形にしていたが、解説に言われるまでもなく、外に張っている分、中に人が足りなくて、ただでさえ鈴木をワントップにしているので攻め手がない。


(途中、松村のチャントらしきものが聞こえたが聞き間違い?)。


仲間が動き回って荒木とのワンツーで決定機を作ったシーンは良かったが、あの一回切りだったことを思えば狙っていた形ではなさそう。後半、体力が切れたことと京都が布陣を変えて来たことでこれも封じられた。


全体で言えば3人目の動きがまるでない。ボールの持ち手に2つ選択肢があったとして(シュート、パス)、その他の選手へのパスという第三の選択肢を選んだ時に受け手が反応出来ていない。観ているだけなら、「何ぼさっと立ってんの?!」と言ってしまうシーンがいくつもあった。


荒木も自分の得意の形でショートパスがつながった時だけ良さを見せたが、今日に関しては後半に入った土居が同じようなやり方で、しかもうまく回っていただけに推せない。推せない子。鈴木とのコンビネーションも凄く相性悪かった。


土居は土居で難しいボールは触ると自分のミスになっちゃうと思っているのか、ちょっとアクセントつけてスルー!とやって残念そこには誰もいない! というシーンが少なくとも2回。いつもよりはいいプレーもあったが、だからそれで?で留まる。


樋口は広範囲に動けていたがセットプレーでひとつもチャンスを作れず。ピトゥカは激しく競りにいったり、最後まで運動量が落ちずに一番良く見えたかな。


常本も対人の強度が高く、運動量もあって問題ないと感じていたが、攻撃面で広瀬と交代になったのだろうか。まだ動けていたし、特別代える理由はなかったような。安西はバテていたので順当。


関川は相手に詰められた時に苦し紛れに大きく蹴り出そうとして相手に直撃し、そのまま綺麗にひっくり返されるというミスを何回やれば気が済むのか。自分でクリアしたとはいえ、安心して観ていられない。


マイボールで攻め手がなく回しているだけの時間になった時、戻って来たボールを蹴ってロストするのはたいがい関川か、大きく蹴るだけの早川。ボールホルダーに強プレスかけてくる京都だからこそ、地上でパスを回し続ければもっと引きはがせると思うのだが。


試合はこのままスコアレスドローで終わり、負けなかったことが救いと言えるだけのゲーム。後半戦いきなり1敗1分スタート。怪我人が帰ってくれば解決するのかもしれないが、本当にそれでチームの底力が上がってくるのだろうか・・。


今更、岩政が覚醒して名監督になるとは思っていないので、今季はもう我慢するしかないが、だったら首の皮一枚つながったルヴァンカップか、天皇杯でタイトルを狙って欲しいなと思っている。リーグはこの内容だとさすがに逆転首位は厳しいかな。


(以下、個人的まとめ)

【2023第19節 7/1(土)】(カシマスタジアム 18:03KickOff鹿島/16,353人/曇一時雨)

【スコア】鹿島 0-0 京都 (前0-0 後0-0) (S 13-9)

【主審】(主審)荒木友輔、野村修、岩崎創、(VAR)大坪博和、大川直也

【得点】

なし

【警告】

(鹿)なし

(京)豊川2(前33分)

【出場】

GK 早川

DF 常本→74広瀬 植田 関川 安西→74昌子

MF ディエゴ・ピトゥカ 樋口

FW c鈴木 松村→64藤井 仲間→58名古 荒木→58土居

【サブ】沖 広瀬 昌子 藤井 名古 土居 エレケ

【監督】岩政大樹

【MyMVP】-

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