2023第26節湘南(アウェー)戦
ここから先はずっと決勝と言っていたが早速取りこぼし。上の順位で負け・引き分けも多くて(神戸は明日)せっかく詰められるチャンスだったのに、どうしていつもこうなのか。
試合前、鈴木は累積で出場停止なのはわかっていたが、自ら「今は絶好調」と言っていた安西が不在。コンディション不良という名のコロナだと思われるが、樋口までいない。離脱者が多過ぎる。
安西と樋口という走れて強度も高い選手が一気に2人も抜けたことによって、終始間延びしたプレーになってしまった。仲間、ピトゥカ、佐野だけでは支えきれない。
スタートだけは勢い良く入り、仲間のパスから佐野が中央をドリブルで切り裂いてフィニッシュまでいき、ゴール右に突き刺す見事な初ゴールで先制点。
を、奪ったまでは良かった。ここから体力温存なのか、ナメたのかわからないが手を抜いた印象を受けるプレーが目立った。
清水主審の「足がかからない限り押して倒そうが掴もうがノーファール。アフターもオッケー」という荒い判定基準にも翻弄され、ファウルも辞さない湘南のゴリ押しにすっかり呑まれた鹿島。岩政はいつものように抗議の声を上げていたが、今日ばかりは賛同する。
こういう空気をキャプテンである土居が締めて、ジャッジがそうなら適応して鹿島も激しく当たりに行くべきなのに、走らず競らずの通常運行。キャプテンマークの重みはまったくなし。
須貝は孤立していたし、狙われてもいた。動きも悪かった。鹿島の右サイドを破られて同点弾。溝口も戻り切れていなかったが、ゴール前に全然人数がいなかった。
最低でもこのまま1-1で前半を終えるか、やり返して攻め込んだ形で終わるべきだったのだが、ここから横パスバックパスの嵐で、高い位置からプレスをかけられるとキーパーまで下げて蹴らされてのロングキック。
垣田の収まりが悪く、知念もセカンドボールを拾えず、倒されてもノーファウルでずっと押し込まれる展開になった。仲間が手で押されて倒されたように見えたが清水基準ではノーファウル。棒立ちになった隙を突かれて速攻を決められて逆転された。
セルフジャッジを下した鹿島も悪かったが、全員が集中力を欠いていた。
後半、須貝に代えて広瀬を投入して攻めに出るが、相変わらず前にボールが出ない。特に不満だったのは溝口。ほぼバックパス。一人はがして前につけるとか、ワンタッチでさばくとかもなく、安西ならドリブリで運べたのにと思うシーンがいくつもあった。気持ちで負けている。
知念がエリア内で受けて反転、クロスバーの下側を叩いてバウンドしたボールが、リプレーで観ると入っているように見えたがノーゴールの判定。VARの介入する事象ではないとして、そのままノーゴールで進められたが、納得はいかない。
その前にも相手がエリア内で、地面にバウンドしたボールを腕に当ててノーファウルでスルーされていたが、あれをPKに取る審判と取らない審判(今日は取らない)がいて、ジャッジが統一されていないのは公平性が保たれていない。
知念は足を痛めたようで、痛がり方からするとまた当分離脱になる感じ。フィジカルが弱過ぎる。
カイキ、松村、藤井と交代していくがギアが上がらず、誰がチームをまとめるか決まっていないまま時間だけが過ぎ、攻撃は広瀬からのクロスのみになった。
終盤に昌子を投入して植田を前線に上げてパワープレー。広瀬のクロスに植田が頭から突っ込み、相手に顔面を蹴られてPKを獲得し、これをカイキが冷静に決めてようやく同点。そのままパワープレー継続かと思ったが元のシステムに戻した岩政采配。
ちなみに顔面キックにもカードは出なかったが、PKになったことで罰がいっこ下げられてお咎めなしということなのかね?
その後、相手陣内で得たFKをピトゥカが蹴り、昌子がドンピシャで合わせるも枠の右。これが決まっていれば勝っていただろうし、優勝を口にしてもいいくらいの劇的勝利になったはずだが持っていない。
アディショナルタイム7分から3分も過ぎて最後のCKまでやらせて貰ったのは、一日通じての不満ジャッジへの解消へは一役買ったが、こぼれ球を拾った広瀬が下げたところで笛を吹かれた。当たり前。
あそこは絶対に攻撃の意思を示し続けないといけないし、フェイントからシュートなりクロスなり前に運ばないといけなかった。MyMVPは同点につながったクロスを上げた広瀬だが、このプレーは支持出来ない。
そして、一番納得いかないのは土居のプレースキック。緩い山なりのボールしか蹴れないし、いいところにも入らない。まったく得点になる気配がなかったし、ラストプレーのキックはどこを狙ったのか。
運動量も足りていないし、土居が帰って来ての試合が引き分けとか、メンバーが揃わなかったのは勿論あるが、そこを乗り越えて勝ちに導いてこそ、「さすが」を言わせられるのではないだろうか。
鈴木がいなくても勝てる、というところを示して欲しかったが、結果は最下位相手に辛うじての引き分け。反省とストレスが溜まるばかりの試合だった。
(以下、個人的まとめ)
【2023第26節 9/2(土)】(レモンガス平塚 19:03KickOff湘南/11,089人/曇)
【スコア】湘南 2-2 鹿島 (前2-1 後0ー1) (S 7-11)
【主審】(主審)清水勇人、西尾英朗、塚田智宏、(VAR)中村太、窪田陽輔
【得点】
(鹿)前08分 仲間→佐野 1右
(湘)前35分 小野瀬→大橋 8右
(湘)前43分 畑→鈴木 2右
(鹿)後45+2分 PKアルトゥール・カイキ 2右
【警告】
(鹿)仲間4(前28分)
(湘)田中3(後14分)、大橋2(後18分)、山田1(後45+5分)
【出場】
GK 早川
DF 須貝→46広瀬 植田 関川 溝口→84昌子
MF ディエゴ・ピトゥカ 佐野 c土居 仲間→56アルトゥール・カイキ
FW 知念→69藤井 垣田→56松村
【サブ】沖 広瀬 昌子 藤井 アルトゥール・カイキ 松村 舩橋
【監督】岩政大樹
【MyMVP】広瀬(1)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)