ランコ・ポポヴィッチ監督が解任、吉岡宗重FDも退任
ランコ・ポポヴィッチ監督が解任。
順位こそ4位で踏み止まっているものの、さすがにこの内容では解任やむなしだが、湘南戦での逆転負け後も音沙汰なしだったのでてっきり今季はそのままいくのかと思っていた。このタイミングでの解任は優勝がなくなったと覚悟したからだろうか。
なんだかやることがずっとズレているような気がしないでもないが・・。天皇杯を落とした段階でも良かったように思うが、とはいえどのみち今季限りで解任するのなら、来季に向けて対外的にもアピールするために監督交代はあり。
前から書いているように、今のガチガチメンバー固定を続けていると、来年の編成にも響く。誰もサブが確定しているのに移籍してこようとは思わないし、解任には賛成。ただ、次の監督を暫定にするのか来季を見据えたものにするのか。
来季も任せるつもりだとするなら身内人事になるだろうが、それで変わるのかは微妙なところ。中途半端に受け継いで来年も、ということになればまた途中で解任ということにもなりかねない。ちゃんと経験豊富な監督にお願いしたいが。
小笠原とかにやって貰いたい気持ちはあるが、ボロボロになった時に選手と監督で分けて考える自信もないし、嫌いになりたくないのでまさに最後の一手。柳沢にはそこまで思い入れがないので、監督として結果を出してくれるのなら別にありだが、鈴木に言うことを聞かせられるかなあ。
まずは今季だけということで引き受けて貰い、来年は来年で新しい体制でやれたらそれがいいのだが、そうなると残り数試合のモチベーションがゼロになる。難しい。3位と明確な目標を掲げてそこに向かっていくのが現実的ではあるが。
ミロサヴリェヴィッチはポポヴィッチが次に就任したところに引き取って貰うしかない。エレケと同じで不要な置き土産。ミロサヴリェヴィッチを使うくらいなら若手を使った方がいいもので。
それにしてもどうしてこうなったかな・・。前半戦は2位につけて、リーグ優勝と天皇杯優勝も視野に入っていたはずなのに、急失速がハンパない。芯があるのはいいことだが、柔軟に対応出来ずに悪い状態を脱することが出来なかったのが主原因かと。
ブレずにやるのは大切だが、経歴を見てもずっと同じことで解任になっているので、まあ、そこは承知で監督を依頼したのだからしょうがないのかな。
怪我人が多数出て、ようやくフロントも決断したということだろうか。それともまた選手たちの反乱でもあったか?
天皇杯さえ勝ち上がっていれば少なくとも今季はまっとう出来ただろうに、サブメンバーの神戸に負け、湘南戦で逆転負けプラス濃野の怪我でトドメだったか。
個人的には前半戦まではポポヴィッチ称賛、後半戦でくるりと手のひら返しの解任賛成派という節操のない層に入る。しょうがないよね、未来のないサッカーだったのだから・・。
次に就任する監督は、何をおいても鈴木を悪い時に下げられる、外せる、ちゃんと動くように指導出来る力を持った人になって貰いたい。まずはそこのところ。フロントも鈴木擁護とかはやめて、審判に無暗に食ってかかるような態度から改めるように改善して欲しい。
近々時期監督発表はあるだろうが、代表ウィークで小休止が入るタイミングも見据えてのことかもしれない。来年に向け、主要選手に残留して貰えるような魅力のあるチームに生まれ変わって欲しい。
一緒に、吉岡宗重フットボールダイレクターも退任。
当人の人となりを知らないのでなんとも言えないのだが、ここ数年の低迷の責任は少なくともあるだろうから、当然の人事とも言える。しかし、後任を引き継いでくれる人がいるのだろうか。今の鹿島はそこそこ燃え盛っている栗だし。拾う者はいるかな?
いずれにせよ、明るい未来に向けて仕切り直して出発して貰いたい。中断明けの試合に期待する。