得点王、佐藤寿人
得点王、佐藤寿人の全ゴールをスカパーでやっていたので、改めて全部観た。
体格やチーム戦術もあるだろうが、圧倒的にワンタッチゴールが多く、ほとんどがフリーで受けるか、または五分五分のボールに競り勝ってこれもワンタッチで打っている。
DFから消える動きとボールに対する嗅覚、更にはチーム全体が佐藤寿の活かし方をわかっているからこその結果だろう。「得点王はみんなのおかげ」と本人は言うが、それも納得出来る。
いつだかも書いたが、ゴールの「枠」を感覚ではっきりわかっているいるのだと思う。ゴールを確認しないで蹴ってもシュートは枠内に飛ぶことが多く、また、鋭い。こぼれ球への反応も速いし、FW特有の得点感覚も持っている。
PKを他の選手に譲っての22得点は、素晴らしいとしか言いようがない。
得点ランキング2位の豊田も19得点と大活躍、チームも5位と躍進した。正直、J1だとそこまで得点出来ないと思っていたが、簡単にやってのけた。
ガンバ移籍の噂もあったが移籍せず、鳥栖で結果を出したのは大きく評価出来る。
いつも得点ランキング上位には外国人の名前ばかりズラリと並んでいるが、今年は日本人の名前が多いのが嬉しい驚きだった。
鹿島のトップスコアラーは興梠の11得点。ふた桁はクリアしたが、まだまだ物足りない。
佐藤寿みたいにワンタッチでのシュートをもっと増やして欲しいし、得点シーンはその形で決まることも多いのだが、どうしても止めてから打つ。しかも止めたのに威力もコースもないことがあるし・・。
タイプが違うと言われればそれまでだが、「ワンタッチで枠」が出来ると出来ないでは大きく違う。
選手名鑑で調べると佐藤寿が170センチ67キロ。興梠が175センチ67キロ。興梠の方が5センチも高いのは意外だったが、成せば成る、を実践して欲しい。
得点ランキング上位に名を連ねるFWがいないと、やっぱり優勝争いは厳しいものがあるからね。