セレーゾが見る鹿島の勝利の形を僕達はまだ知らない
きっとわかる人にしかわからない。めんま。
凡戦に終わった清水戦は監督の采配で負けたというよりは、試合記事にも書いたように小笠原のPK失敗で全てが終わったと言えるが、よくよく考えてみて、じゃああそこで決めて1-0としていたら本当にそのまま勝てていたのか?ということになると自信がない。
「取ったらすぐに相手にも得点を与えてあげる」という親切心にあふれるアントラーズの選手たちは、きっと鹿島キラー大前に2点くらいプレゼントして、むしろ逆転負けもあったかもしれないとさえ思うのだ。
気の利いたことの言えない解説者が、「鹿島は1点取ったら堅いですからね」というお決まりの台詞を言うたびに、「何十年前の話してんだよ!」と突っ込んで憤慨している身からして、リードなんて何点あっても怖いくらい。ましてGKが佐藤クンならば。
で、タイトルの話に入るのだが、セレーゾがどういう形で戦っていきたいのか、やっぱりさっぱり伝わってこない。
守備を固めて1点を取り、それを守るのか。カウンターサッカーをするのか。逆に守備を捨てて攻撃に重心を置き、打ち合いを制する形でいくのか。
全然わからない。
とにかく柴崎か小笠原に全てを任せ、あとは選手たちでどうにかこうにかして勝ってくれというゲームプランにしか見えない。
セレーゾだけが見えている勝利の形があるのかもしれないが、僕(達)はまだそれを知らない。
佐藤を起用している時点で守り勝つというスタイルではないし、かといって攻撃的なキーパーでもないのでどっちでもないんだな。強いて言えば背水の陣? 溺れとるがな。
前線で金崎は頑張ってはいると思うが、噛み合っているかと言えばそうでもなく、孤軍奮闘のイメージが強い。
赤崎とのコンビネーションがすこぶる悪く、個人的には赤崎に非があると思っているが(カウンターでドフリーの選手を使えず自ら打って枠外しなど)、清水戦ではポジションもカブるシーンが多かったし、どちらを主軸にするかとか決めておけばチーム戦術も確立出来るのではなかろうか。
本来、セカンドシーズンになって今更言うべきことではないのだが。
清水戦で言えば相手の左サイド裏(鹿島右サイド)を突いてクロスを上げるという形は効いていたし、それはそれで良かったが、相手が引いてスペースがなくなってからはそれが出来なくなり、そこで打つ手がなくなった。
相手を攻略するための引き出しが少ない。ひとつ手を打ってそれが決まれば何とかなるが、防がれればもう終わりというのでは監督のいる意味がない。
前セレーゾ暗黒時代2002~2005(2006年はアウトゥリで無冠)タイトルがなく、2013~2014と合わせて6年タイトルなし。
リーグ優勝なしはクラブワースト記録が5年だそうで、今年リーグ優勝出来なかったら6年でワースト更新になるとか。
断っておくがセレーゾ自身のことは嫌いではない。おっさん力、フレンドリースキル、情熱エクスプロージョン、鹿島愛とどれも申し分なく、他クラブの監督をしていたら「頑張ってね」と応援することもやぶさかではない。
ただし、鹿島の監督となれば別。
セレーゾだけしか知らない勝利の方程式では、観ている方としては辛いことばかりなのだ。
(ちなみに松本戦はお互い相当悪い状態なので内容を語ることは出来るはずもなく、ただ勝ち点がどれだけになるかだけのゲームとなろう)。