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2017第9節鳥栖(ホーム)戦

内容的には完勝とは全然言えないが、勝ち点3を取ることが出来た。 選手起用についてもまったく妙味を感じないし、特定選手の個人能力頼みの力技に思えるが、無理しているうちにどれだけ貯金を作れるかだろう。 これだけ疲労が溜まっているなかで、3枚目の交代カードが90分過ぎという・・。 試合経過は鳥栖が引いて守り、鹿島がボールを持って回すだけという観ていて何の興奮も覚えない展開のなか、鳥栖のロングボールを処理した昌子が振り向きざまバウンドしたボールに手が当たるという不運なPKを取られた。 キッカーは豊田。真ん中に蹴りそう、と思っていたがそのままど真ん中を割られた。 完全に鳥栖の思い通りになったが、土居の仕掛けがPA内で倒されて今度は鹿島にPK。 足にかかっていたとはいえ、判定自体はかなり甘いと鹿島目線でも思ったが、鳥栖にPKが与えられていたぶん取り易かったのかもしれない。ちなみに全体的なジャッジも鹿島寄りに感じた。 このPKを金崎が右に蹴って決め(右に蹴ると思った)同点。これで鹿島は切り替えられた。 前半終了間際の左CK。遠藤の蹴ったボールを中で昌子が競り合いながらの力強いヘッドを決めて逆転。自らのミスを帳消しにする、本当に頼りになる男。 セットプレーのマークは最初の1本目から緩く見えて、今日はチャンスがありそうだと思っていたが、見事に決めてくれた。 ただ、ゲームの見どころはここまで。後半に入ってからはひたすら守り、攻撃をペドロ・ジュニオールがひたすら潰すという展開。 シュート、ドリブル、パスのどれにもキレがなく、前線からのプレスも金崎任せ(指示なのか?)運動量も少なく、せめてボールチェックにはしつこく行ってくれ。 遠藤に代わって入ったレアンドロはあんなものだと割り切っているので失望はしないが、周りの選手への負担が大きい。 ハンブルガーSVへの移籍も取り沙汰される鈴木はどこか具合でも悪いのか、ほぼ時間稼ぎのような使われ方をするとは。金森にもチャンスがない。 前記事にも書いたように守備ラインもずっと出ずっぱり。試合終了後の昌子の疲労感は画面越しにも伝わって来た。くれぐれも故障だけはしないで欲しい。 植田は久しぶりに良かった。マッチメイクした豊田を自由にさせなかったし、失点に直結するミスもなかった。序盤、豊田がしきりにファウルをアピールしていたが、あのくらいでファウルを取られてはた...

ツケはいつか払わされる

ムアントンが勝って、無事にACL予選を突破出来てまずはひと山を超えた。 ラスト一戦、ムアントンとホームで試合を行い、勝てば1位通過となる。石井は「ホームなので勝って1位で通過する」と勇ましいことを言っているが、実のところ1位でも2位でもそんなに変わりない。 強いて言うなら1位通過はホームアンドアウェーの2戦目をホームで戦えるということだが、自分はこのルール、アウェーゴール方式のぶん2戦目がアウェーの方がむしろ有利なのでは?と思っているくらい。 まあ、ホームでやって複数得点を取られるとそれだけ不利になるので、そこを考えれば地の利もあって最初がアウェーの方がいいのかもしれないが、無失点に抑えると俄然有利になる。 あとは個人的に広州恒大とは当たりたくない。対戦相手は広州、水原、川崎のどこかになるが、川崎を下に見るわけではないが、遠征の負担も考えると川崎とやりたい。続いて水原、広州の順番。 もっとも、日本のACLのポイントを稼ぐためには、分散して多くの日本クラブが上位に進出した方がいいのだが。ガンバにも奇跡的逆転劇で予選突破して欲しいと思っている。 鹿島はどこが勝ち上がったかわかってから試合が出来るので、極論、2位になることは自力で可能なわけだが、ムアントンももしかしたら広州を避けようとするかもしれず、そうなると無気力試合になりかねないのでどうしたものか。 広州が1位通過確定となれば、このあたりどういうふうにスタッフは捉えるのだろう。「どこが相手でも勝つだけ」というのは理想論として、今の鹿島はそこまでの余裕はない。広州が2位になったら1位通過を目指せと思うが。 そして、記事タイトルの話にようやく入るわけだが、このところのDFラインへの負担がとんでもなく大きい。 ずっとスタメンフル出場(だよね?少しくらい下げたか?)のCBもさることながら、休ませながら使っている両サイドバックの動きも重い。下手をすれば怪我をして長期離脱も有り得る。 ACL予選6戦目。1位通過、ホームで勝つというのは勿論当たり前のことかもしれないが、現実も見据えて、レギュラーDFラインの休養及びサブ組の試合勘を取り戻すといった基本的なことを考えて貰いたい。 さすがにずっと昌子を使い続けるわけにはいかない。 ツケはいつか払うもの。大きな利子がついて返ってこないうちに、こまめに清算しておくのがベターだと考える。

2017ACL予選(5)蔚山現代(アウェー)戦

前半どうなることかと思いきや、耐え抜いて後半勝負・・というプランだったかどうかはわからないが、相手のミスを逃さず土居のこぼれ球を金崎が押し込み先制。ここから鹿島の形になった。 蔚山も気持ちが切れたのか守備陣にミスが多く、立て続けに高い位置から奪ったボールをペドロ・ジュニオールが左足で鮮やかに決めて追加点。 磐田戦であれだけ外しまくっていたのが嘘のような完璧なシュートだった。先制点も土居のシュートが枠に行ってこそのこぼれ球。 3点目も金崎。バックパスに詰め寄り、狙って蹴る方が難しい相手GKのミスキックを拾って自らニアの上に叩き込んだ。後ろにドフリーのペドロ・ジュニオールがいて、普通ならあそこに出すはずだが自分で蹴るとことが金崎らしい。 最後はレオシルバの豪快なミドル。相手の足も止まっていたが、前節中村俊にやられた鬱憤を晴らすかのようなゴールだった。 終わってみれば4-0の快勝。前半と後半でまるで違う展開になったが、一番のポイントはやはりシュート精度。しっかり枠に飛べば得点の可能性は増えるし、こぼれ球から次の攻撃につながる。 たまたまだったのか、相手のプレスが弱かったのか微妙なところだが、こういう得点を見たかった。 ペドロ・ジュニオールにらしさが出たのも今後につながる。 永木もリードしてからは得意のアプローチを出せていたが、そこまでは慎重な入り。レオシルバを自由にさせてフォローする方向で定まったのだろうか。 DFラインは固定メンバーで、疲労も相当溜まっているだろうが昌子を中心に粘り強い守り。クォンスンテのセービングも安定していた。 交代組は見せ場なし。鈴木もボールに触れなかったし、レアンドロも何回ボールに絡んだかというレベル。金森は出場時間も短く、もう少し時間を与えてあげても良かったような。 このところの不調な試合ぶりを払拭する完全勝利で、予選突破に大きくリーチ。あとはムアントンが普通に引き分け以上でアシストしてくれことを祈る。ブリスベンも必死にやるだろうから気を引き締めてやって欲しい。 最終節で余計なドラマは生みたくないので、突破確定で迎えたいものだ。 (以下、個人的まとめ) 【2017ACL予選グループE(5) 4/26(水)】(蔚山文殊フットボールスタジアム19:30[日本19:30]KickOff蔚山/人/晴) 【スコア】蔚山現代 0-4 鹿島 (前0-0 後0...

Jリーグタイム観るとみんなシュートうまい

ついこの間にJリーグタイムでダイジェストをやっているのを知ったので・・というかあったのをまったく忘れていたので今回は録画して観てみた。 ダイジェストだから当たり前だが、どこのチームもみんなシュートうまいし、こぼれ球への反応も速い。まあ、鹿島は枠を外れるか真正面だから、こぼれようもないのだが。 鹿島はとにかくシュート精度が悪く、個人個人で見れば技術の高い選手が揃っているのに、何故ああもシュートだけ下手くそなのか。PKでさえも最近はようやく入るようになってきたくらいで、根本的にクラブの練習方針が間違っているんじゃ?という疑念さえ覚える。 PKと言えば興梠がまたPKを貰っていて、ちょっと甘過ぎじゃありませんかね。大久保にしてもそうだが、なんだか雰囲気で取って貰えているような気がする。 鈴木は割とファウルを取って貰える方だが、金崎に関してはスルーされることが多くなっていて、普段から審判と険悪だとこういうところでもマイナスに働くのかなと思う。だってにんげ○だもの。byみ○を。 鹿島の負けパターンはだいたい同じなので省略するが、磐田対策をしていたのなら、むしろ最初からペドロ・ジュニオールを出して裏を狙って貰った方が良かったのでは。 名波もペドロ・ジュニオールに対して苦手意識を持っていたようだし、そこらへんの情報収集で既に負けていたのかと。 勿論、個人的には決定力不足のペドロ・ジュニオールよりも将来性を買って安部をスタメンに、という希望もあったし、安部自体も悪くないデキだったので良かったことではあるが、なんだか進歩のないことの繰り返しで明るくなりようがない。 思えば、勝った相手が不調の大宮や仙台。GKの交代のどさくさで逆転勝ちした清水。エースの斎藤学を欠いたマリノス。チームが出来上がっていない甲府。それも仙台以外は全て辛勝。 FC東京、セレッソ、磐田には普通に力負けしていて、5月の浦和、神戸、川崎、ガンバ(日程未定?)の上位陣相手に本当にまともな試合になるのだろうか。 それでもなんだかんだで勝ち点を拾っていくのが鹿島だが、どこまでその神通力が通用するのやら。 ACLを取りこぼすと精神的にもダメージが大きいので、泥臭くてもいいから勝ってくれないと困る。 あとどうでもいいが、Jリーグタイムを観ていて、柏のクリスティーノが俳優の山田孝之に似てると思った。 そして次の試合もBSで放送する...

2017第8節磐田(ホーム)戦

決定力の差。 自分たちの時間帯にしっかり攻め切って、精度の高いシュートがことごとく得点になった磐田と、いくどもチャンスを作りながらも枠に飛ばない鹿島。 土居、ペドロ・ジュニオール、永木、金崎が決定機の半分ずつ決めていれば、少なくとも引き分けはあった。 ターンオーバーについては考え方がよくわからない。 曽ヶ端と小笠原を連戦。2失点目は仕方ないにせよ、1失点目は棒立ち、3失点目は真正面の真上を抜かれるという、枠に飛んだシュート全部入ったんじゃない? 小笠原も動きが悪く、レオシルバをスタメンで使わなかった理由はなんなのだろうか。 鹿島を研究してきた磐田と、無策のまま挑んだように見える鹿島。先制点が磐田に入ったことで磐田ペースになり、中村のスーパーゴールで追加点が入ったことでほぼ勝負ありみたいな感じになった。 逆転した清水戦と同じように相手GKが負傷で交代するという「もしかして」はあったが、あれだけ枠に飛ばないなら誰がキーパーでも一緒。 あとは審判。磐田側にも不満があったろうが、鹿島にとっても不満の募る不安定なジャッジだった。 オフサイドをダース単位で取られたが、前半は1~2本ギリオンサイドのシーンもあり、そこも磐田に流れを握られてしまった要因のひとつ。あれだけさくっとオフサイドの旗を上げてくれると自信を持ってラインを高く設定出来る。 鹿島ももう少しパステンポを速くして、相手に喰いつかせないようなパス回しをして欲しいのだが・・。ボールホルダーにすぐ詰められて潰されるという、ブリスベンの時と同じようなもどかしさを感じた。対策はあったのだろうか。 2位以下がもたついてくれたおかげで順位は上位をキープしたが、浦和が勝って、またしても独走になりそうな気配。自力で止められそうな仕上がり具合ではなく、直接対決までにあまり離されないようにしたいものだが。 金崎を含めたフルメンバーが出て負けたのも言い訳が立たず、前の記事でも書いたが監督力なのか選手個人の問題なのか。シーズンの3~4分の1が過ぎたが、完成までの道のりは長そうだ。 (以下、個人的まとめ) 【2017第8節 4/22(土)】(カシマスタジアム15:03KickOff鹿島/18,276人/曇) 【スコア】鹿島 0-3 磐田 (前0-1 後0-2) (S 19-8) 【主審】佐藤隆治(主審)、山内宏志、清水崇之 【得点】 (磐)前1...

2017第7節仙台(アウェー)戦

展望記事で発注した3点を前半のうちにサービスしてくれて、あとはどれだけ上積んだうえでサブメンバーに時間を与えられるか、という試合に見えたが、後半2枚替えの仙台に圧倒され、後半は完全に仙台のゲーム。 最終的に交代枠を1枚余した意図、押されている時間帯に動かず交代が80分過ぎてからという采配の意味がわからないが、勝ったのだから正解だったと思うしかない。ブエノを試すいい機会に見えたが。 スタメンを日本人メンバーで組み、悪い流れを昨年のクラブワールドカップの時の気持ちで断ち切ろうというものだったのか定かではないが、まとまってはいた。 ただ、相手が不調の仙台。ブリスベンに比べて圧力も弱く、ミスもしてくれて鹿島は余裕を持ってプレー出来ていたのが一番の要因かと。 西の先制点も利いた。曽ヶ端のロングキックを収めて中央にドリブル、金崎と土居が左右に開いて釣った隙を突いて自らシュート、テクニカルなゴールだった。 この1点で仙台の気持ちが落ちたのか、更に動きが悪くなり、鹿島が押し込む展開。中村の突破を石川が倒して珍しくPKを取って貰い、復帰の金崎が決めて2点目。3点目は流れるようなパスワークから土居がポストで落とし、遠藤が左足ダイレクトで沈めた。 中村はいいプレーも多々あったが、ゴールか、最低でもシュートを打って欲しい場面もいくつかあり、良かったかどうかで言えば微妙。とはいえ石井の評価は青天井だろうし、当分のレギュラーは獲得したかと。 土居は遠藤へのお膳立ては完璧だったが決定機を2本外し、久々のトップで得点感覚が落ちていたのか。反対に遠藤は枠を捉えるシュートを打てるようになり、照準が定まって来た様子。 曽ヶ端、小笠原が揃ってJ1通算500試合出場を達成し、記念の試合を勝利で飾れたが、小笠原の交代はもう少し早くて良かったように思う。てっきり記念だから最後までピッチに立たせようという心遣いなのかと思った。 前線は金崎が入ると活気が違う。相手の注意も引けるし、突破もしてくれる。PKはご褒美みたいなものだが、やはりいなくてはならない存在。疲れもあったし怪我明けでもあり、こちらももう少し早く休ませられなかったのかと思うが。 交代で入ったペドロ・ジュニオールはようやく得意のパターンに持ち込めた。前がかりになった仙台の裏のスペースに、交代出場の三竿健(弟)の絶妙なパスが入り、石原との1対1をパワーで制...

2017ACL予選(4)ブリスベン(アウェー)戦

ブリスベンの必死さが伝わる試合で、鹿島は球際も負けていたし、出足も負けていた。完全に気持ちで敗北したと言ってもよく、それでも終盤ブリスベンの脚が止まったところを仕留めて最低でも追いつかなければいけなかった。 ゲームの流れを悪くしたのは、またしても植田の軽率なプレーから。浮き球がバウンドしたところをクリアミスで空振り、マクラーレンに決められて失点。 植田はレギュラー確定になってからこうした気の抜けたプレーが見られるようになり、疲れなのか集中力の問題なのか、一度、目を覚まさせる意味でもスタメンを落とすのもありかもしれない。簡単に裏を取られる場面もいくつかあった。 昌子もらしくないミスも多かったし、レオシルバのミスも多く、鹿島の売りである守りが崩壊するとリズムも作れない。 攻撃は金崎が抜けると迫力に欠け、鈴木も疲れなのか動きが鈍かった。 スタメンに抜擢された金森は悪くなかったと思う。プレーもシンプルだし、コーナーも取れる。ドリブルで抜く場面もあったし、あとは連携だけ。少なくともペドロ・ジュニオールよりは可能性を感じたし、レアンドロとは比べるべくもない。 途中交代の中村は一応アシストを記録したし、出場した甲斐はあったがそれだけだった。せめてシュートは枠に飛ばして欲しい。 遠藤はどこか1本、ゴールを感じさせるシュートが欲しかった。宇宙開発ばかりでは腰が砕ける。 ツキという言葉で片づけたくはないが、西のヘッドがポストに弾かれ、相手はこぼれ球がドンピシャで足元にこぼれてリターンをあっさり決められるなど不運な部分もあったが、結局は勢いの差と言った方がいいかもしれない。 安部は貪欲に行く姿勢が好評価。永木も少し良くなったかな。レオシルバはプレーにムラが大きく、いい面もあり悪い面もあり、不安定で怖い。 ピッチコンディションに、最後まで馴染めなかったのもなんだかなあという印象。チームとしてどう守ってどう攻めるかといった工夫も見られず、力押しでなんとかなれば・・という昨年の悪いチーム状態と同じ。 ブリスベンは鹿島を良く研究していて、DFとボランチに圧力をかけて自由にさせない作戦がハマった。だとすれば打開するためにロングボールを蹴るとか、ボールを速く回すとかあったと思うのだが、何もなかった。 セットプレーも山ほどあったし、相手に結構隙もあったように見れたがモノに出来ず。 金崎がいないとホント...

新映像とか

先日の川崎対甲府戦でドローンを飛ばした撮影が実施されたとか。 映像自体は観ていないが、世界では既に導入されているらしい。 この話を聞いた時、ボールが当たって墜落したらどうするのだろうと思ったが、どうやら屋根のあるところだけに飛ばすとか、天候によって飛ばすかどうかも決めるようで、安全にはちゃんと注意を払っているらしい。当たり雨か。 わざわざDAZNでチェックするのも手間なので鹿島戦で放送されるのを待つが、使いどころさえ適格ならいい絵が撮れるかもしれない。 16日の浦和対FC東京のNHK-BSの放送でも「GK専用の映像を」を流すとかで、画期的な試みだと思う。 多分、この映像だけだと数分で飽きてしまうとは思うが、発展していくと、前からこの記事でも言っていた「視聴者がアングルを選択出来る」という野望に一歩近づくかもしれない。 とはいえ最近のDAZNのカメラワークは個人的には不満のないもので、クルクルの回数も減ってストレスも減っている。 何事も普通が一番。そこにちょっとだけアクセントがあれば充分で、試合より演出が目立っても仕方ない。 DAZNではそろそろダイジェスト番組が作られてもいい頃合いだが、まだなのだろうか。自分が把握していないだけかもしれないが・・。ブロガーの皆さんは試合をチェックしていらしているようで、凄いなあといつも思っている。 むしろDAZNで観る機会が少ないので久々にセレッソ戦で観ようと思ったら、パスワードを忘れて困ったりしたくらいで。 他の話題では清水の角田の挑発行為についてのJリーグからの制裁は何もないようで、クラブが自主的に課した1試合出場自粛と制裁金でおしまいの模様。ペットボトルを蹴り上げる方が制裁が重そうだ。 あとはチケット転売問題。 音楽業界では防止の方向で前向きに検討されていて、公式転売サイトとかを設置するとかいう話。 ジャニーズのコンサートでデジタルチケットが導入されたりしていて、これは大混乱に陥ったらしいが、思考錯誤の段階。試み自体はいい方向かと。巻き込まれた方はたまらんが。 ダフ行為は立派な犯罪で、ネット販売だけ野放しというのも納得出来ない。 自分は定価以上での転売禁止という考えで、完全に個人認証を導入したらいいのではと思っているが、本人確認とかで入場に物凄い時間かかりそうなので、難しいかもしれない。何かいい案があればいいのだが。 ちなみに...

2017第6節セレッソ大阪(ホーム)戦

てっきり固定メンバーを押し通すものだと思っていたが、ここに来て急にターンオーバーしてくるとは。 勝ち点に余裕が出来たわけではないが、アウェーACLを重視したということだろうか。それともセレッソ相手だったら勝てると思った? ちなみに実況の倉敷保雄氏の表現ではオーバー・ターン。その表現はどうかと思うが、耳に馴染みの良い落ち着いた口調でとても聞き易かった。解説の戸田和幸氏も現役時はガツガツ貪欲に削りに行くプレースタイルだったが、打って変わって丁寧で、個人的には好きな方の部類。 突然のターンオーバーで中盤を一気に4枚替えという大胆な手を打ったものの、はっきりと言えば不発、何も収穫はなく、勝ち点も失い、途中から主力を入れて無駄に消費したというだけに終わった。 強いて収穫を上げるとすれば、中村はもう鹿島ではブレークしないのでいい加減石井気付け、というものと、レアンドロは失敗なのでレンタルで良かった練習だけ参加させてブエノを使っていざという時に備えようという2点。 山村はお土産は要らないと言ったのにきっちりゴールを叩き込んでくれるとは、鹿島の使い方が間違っていましたよと言わんばかりでなんだか、もやっとする。 植田のマークを外す悪癖が得点に直結した形で、いつもは昌子のカバーでなんとかなっていたが、さすがにあそこまでカバーには行けない。山村の動きも見事だったが、簡単に見失ったように見えた。 クォンスンテは責められない。前半終了間際のソウザのシュートなど危ない場面をセーブしたし、相手のミスで救われたものもいくつかあって、よく1失点で済んだという印象。 攻める方は前半ペドロ・ジュニオールのシュートがセーブされたのと、後半、三竿健(弟)のポスト直撃、終了間際の鈴木のシュートなど惜しいシーンは作れたがゴールは割れず。キムジンヒョンは鹿島戦では何かとポカをしてくれて相性のいいGKだったのだが、借りを返されたような気分だ。 判定については石井が猛抗議していたようにエリア内で倒されたのを始め、ハンドらしきものが1~2つほどあったようで(リプレーは見直していない)、そろそろビデオ判定が導入されてもいい頃合いかと。どこぞのチームは当たり前のようにPKを貰えるのだがこの差はなんなのだろう。 アドバンテージを取って流すのはいいことだが、次のプレーで相手に主導権が渡ったら止めるとか、カードを出すとかあっても...

ボランチのポジショニングをどうするのか

放送中の話で、レオシルバが中断中にボランチがサイドバックのカバーまで走るのは縦への攻撃力がなくなる、との理由で石井と意見交換を行った・・というか主張を通したというのがあった。 確かにレオシルバの言っていることはわかるが、サイドバックが高い位置を取って攻めるのも鹿島の強みであり、安心して上がれないとなれば攻撃手段のひとつが弱まるということでもある。 そのためなのかわからないが、前半はサイドバックの裏、特に山本の後ろが狙われることが多く、何本かいいクロスを上げられていた。 後半、山本があまり上がって来れなくなったことも関係あるのか、それとも小笠原がカバーに入るようにしたのか、あまり裏を取られないように修正されたが、今後どういう路線でいくのか注目点となる。 ボランチがサイドのケアよりもアタッキングサードに侵入することを優先すれば、得点機会が増えるのは事実ではあるが、バランスは悪くなる。 サイドハーフの負担も高まり、土居、遠藤は守備もしっかりしているので破綻していないが、中村、レアンドロら守備に不安のある選手が入った場合、サイドを破られるシーンは増えると思われる。 大宮戦もかなりオープンになる時間帯があったが、カウンター一発で失点してしまうリスクが大きく感じられ、かなり怖かった。 今は昌子が鉄壁ぶりを発揮してくれているから被害は出ていないものの、多分、昌子が抜けた時にボランチが前に出る陣形のままだとすれば、相当危ないことになると危惧している。 レオシルバの意見を採用するのか、鹿島イズムを守るのか、あるいは融合した進化した姿を見せられるのか。石井の手腕もさることながら、選手個々のレベルアップも要求される。 まあ、永木がマックスの状態になればレオシルバに自由にやらせて、永木が全域をカバーという戦法もあるかと思うが、そうなると奪ってから縦へという永木の持ち味が活かされなくなる可能性もあり、痛し痒し。 小笠原はバランス感覚、危機察知能力にも優れていて経験もありそれが可能なのだが、さすがに90分走り切れる体力がなく連戦もキツい。 何を取って何を捨てるか。難しい話だが、理想なのは試合に応じて、相手に応じて、状況に応じて臨機応変に使い分けられることであるが、そこまでいければ全タイトルを獲得出来るチームとなり得る。 何をやっても強い、という印象を与えるようなチームになって欲しい。