2017第25節大宮(ホーム)戦
苦しんだが全員が集中してしぶとく守り、最後のところを曽ヶ端が防いでくれて勝ち切れた。やはり昌子が戻るとDFラインの安定感が違う。
積極的に来る大宮にボールを持たれ、後半はいつゴールを割られてもおかしくない圧力だった。前半に一度、後半に一度、やられたと思ったシーンがあったが、曽ヶ端のファインセーブに救われた。MyMVP。
得点を挙げた金崎もMVP級。調子を落としているのでは、と展望記事には書いたが全然そんなこともなく、ゴール以外にもミドルとロングで枠を捉える鋭いシュートを放ち、前線で存在感を放っていた。
スタメンに抜擢された金森もアシストを決め、悪くないデキだった。惜しいシュートもあったし、何より献身的に走る姿に好感が持てる。
遠藤はキャプテンとして出場したが足の怪我とのことで前半で交代。動きにキレもなかったし、プレースキックの精度も悪かった。これだとまた中村に序列を抜かれるので、しっかりして欲しい。
レオシルバは久しぶりに良かった。無駄なロストもなかったし、丁寧なプレーが多く、それでいて要所に走れていた。金崎のゴールシーンでもすぐ背後まで上がってきており、ああいうプレーをしてくれると安心出来る。
昌子は画面越しにも疲労が見て取れたが、ゲームに入ればいつも通りのプレーぶり。キレのあったマテウスを封じ込めたのも昌子だからこそだろう。植田も最初はふわふわとしていたが、途中から勘を取り戻したようだった。
代表選手の宿命と簡単に言ってはいるが、怖いのは怪我。長期に渡って離脱になると、今の鹿島の生命線が断たれることになってしまう。ダメな時はダメと勇気を持って申告して貰いたい。
伊東は90分やれたが、仕掛けのところでのアイデア不足なのは変わらず。縦に行くかボールを戻すかくらいしか選択肢がなく、クロスも誰を狙ってのものかわからず、崩しの部分での向上を望む。
途中出場の安部は持ち味は出せたが、後半全体で言えば消えている時間帯もあり、現状では90分フルは難しいのかも?という感じはあった。
もっとも、ゲーム体力は出るうちに養われるものなので、余裕があるなら使ってみたい選手だが、少しずつ出場時間を増やしていく今の使い方が合っているのかもしれない、と大岩の采配に納得を得た。
鈴木は安部からの絶好のクロスをヘッドで枠を捉え切れず。あそこは最低限、枠を脅かすシュートを打てなければ、ペドロ・ジュニオールが復帰すれば真っ先にサブからも追いやられてしまう。踏ん張りどころ。
試合全体では難しいものとなったが、選手同士の意思の疎通は図れていたようで、攻守の切り替えがしっかりと出来ていた。決定機で言えば互角、流れで言えばやや向こうに軍配が上がりそうなゲームだったが、こういう試合を勝ってこそ鹿島。よく耐え抜いた。
他力本願寺の効力が薄く、直下のチームがだいたい勝ってしまったが、勝ち点差は微妙に増やして6となった。下が負ける前に負けて相手を喜ばせてしまわぬよう、引き続き勝ち星を重ねていきたい。
あと、DAZNの中継は久しぶりに安定していたが、何故あそこまで無駄にボールホルダーをアップで映すのか・・。特にカシマスタジアムの放送にそれを感じるのだが、周りの状況がまったくわからなくなるので、あれは是非やめて頂きたい。これは強く繰り返して発信していくことにする。
(以下、個人的まとめ)
【2017第25節 9/9(土)】(カシマスタジアム18:35KickOff大宮/15,719人/晴)
【スコア】鹿島 1-0 大宮 (前1-0 後0-0) (S 13-8)
【主審】福島孝一郎(主審)、相楽亨、西橋勲
【得点】
(鹿)前33分 金森→金崎 10右
【警告】
(鹿)三竿健(弟)3(後45+3分)
(宮)菊池3(後22分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 植田 昌子c 山本
MF レオシルバ 三竿健(弟) c遠藤→46安部 土居→87永木
FW 金森→70鈴木 金崎
【サブ】クォンスンテ ブエノ 中村 安部 小笠原 永木 鈴木
【監督】大岩剛
【MyMVP】曽ヶ端(3)
【DAZN】1クルクル、最大15秒、フリーズ0回(サインアウト0回)