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昌子がトゥールーズFCに移籍合意、田中のザスパクサツ群馬への完全移籍が決定

かねてから話のあった昌子のフランス1部トゥールーズFCへの移籍がクラブ間合意。メディカルチェック後に正式契約が結ばれるとのこと。 報道では移籍金は300万ユーロ(約3億8000万円)、3年半の契約とのことで、もう誰からも文句は言われない。 夏のウインドーでもトゥールーズからオファーがあり、植田の移籍もあって悩んだ末、ACLを獲るために残ってくれた。 あの時点で移籍を決意していたとしても文句を言えるものでもなかったが、鹿島のために残り、そしてACLでタイトルを獲ってくれた。まさに有言実行。悔いなく、思いっきり海外で挑戦してくれたらいいと思う。 昌子の心もずっとアントラーズにあるように、サポーターの心にもずっと昌子はいる。 クラブワールドカップで痛めた太ももや、足首の怪我が若干心配ではあるが、無事にメディカルチェックも通って、なるべく早く新チームに馴染んで活躍してくれることを願っている。今まで本当にありがとう! 田中のザスパクサツ群馬への完全移籍も発表された。 レンタルで出されると思っていたが、まさか完全移籍とは。 ユース出身で、今年ようやく数試合出場出来たが観た感じ悪くはなかった。レンタルで何年か修行してくればレギュラーの座も伺えるかもと思っていただけに、正直、ちょっとびっくり。 今まで鹿島は新入団させた選手は色々と手を尽くして大事に育て、鹿島で芽が出なかった選手にも気を配って移籍先を探したりと身内を大切にするイメージがあった。そういうところも好きな理由のひとつだったが、田中に関してはやけに見切りが早かったような気もする。 よそから大量に移籍で獲得してきて、それはそれでタイトルを獲っていくためには必要なことだが、自前の選手を育てて行くのも大切なんじゃないだろうか。 昨日も書いたが徐々に鹿島イズムが薄れつつあるような気がしている。こんなに早く手放すことが続けば将来的に、「鹿島に入っても出場出来ずにすぐに出される」という悪印象がつかないかも心配。せめて山口はしっかりと育てて欲しい。 ホームグロウン制度も始まることだし、若手が出場出来るチャンスをちゃんと作っていく現場の決断というか我慢も必要だと思う。 田中は群馬なら即座に主力で活躍出来る。というかカテゴリーが2つも下だし、むしろそうでなくては困る。1年で群馬をJ2に押し上げ、2年でJ1参入プレーオフに絡めるようになるくらい...

伊藤翔が横浜F・マリノスから、白崎凌兵が清水エスパルスから共に完全移籍で加入

まずは加入の方から。出て行く方は明日。 伊藤翔が横浜F・マリノスから完全移籍で加入。 個人的には求めていた選手のイメージにぴったり。前線で体を張れるし、守備もする。高さもあって強さもあり、スピードもそれなりにあって決定力もある。 鹿島の若手で言えば山口がこのタイプで、本来ならせっかく鹿島に入ってくれた山口をガンガン使って育てたいところなのだが、複数のタイトルを全部獲りに行くとなるとなかなか難しい。 特に大岩みたいな保守的なタイプが監督だと、お試しでも使って貰えない。まあ、そのわりに無謀な采配を振るうのが意味不明だが。 ともかく山口に経験を積ませたらこうなりました、という印象を抱いている。鈴木がメインになるのは間違いないが、今年のように全部の試合で使い倒していたら体がいくつあっても足りない。 伊藤翔がいくらかの負担を背負ってくれるなら、鈴木もフィジカルが整って今よりも活躍出来るだろうし、相乗効果はある。勿論、エースになってくれてもいい。 ここに「絶対的な存在」が加入すれば前線は安泰、土居をトップで起用する苦し紛れの采配をしなくて済む。 土居は土居で起用な選手なので貶めるわけではないが、やはりストライカーというには不足している部分が多い。あくまで他に手がない時の選択肢。 セルジーニョも2列目に回したり、トップ下で起用したりと幅も広がる。他の人の評価はわからないが、自分の中ではいいお買い物をしたと満足している。 もしかしたら鳥栖が降格していたら金崎の出戻りもあったかもしれないと構えていたくらいで、金崎は金崎で良かったのだが、今更感もあってチームの空気的になーと思っていたのでそうならなくて良かった。鹿島の選手、というより心強い傭兵って感じをずっと抱いている。 次に白崎凌兵が清水エスパルスより完全移籍で加入。 白崎に関してはあまり印象には残っていない。うっすらいい動きをしていたなあというくらいしか覚えておらず、まさか移籍してくるとは思っていなかったのでノーチェック。 評判ではゲームメイクも出来てボランチも出来る中盤のマルチプレーヤータイプとのことだが、25歳とまだ若く、ここから鹿島のレギュラーの座を掴んでくれるなら有難い。なんでも噂では犬飼とは仲が良いとか? 遠藤が怪我も多く、最近は目の覚めるような活躍をすることが少なくなっていて、レアンドロも微妙、西の2列目起用は成功ケース...

来季の補強ポイント

(記事が溜まっていて新規の記事のアップが追いつかない。内容が前後するかもしれないがとりあえず順番に) 来季の補強ポイントは何度も言って申し訳ないが、ズバリ監督。いくら2チームぶんの戦力を揃えようとも使わないのなら意味がないし、結局怪我で主力さえも機能しなくなる。今更、思い切った采配が出来ないことはリーベル・プレート戦でも明らかだし、今からでも遅くないので考え直して欲しい。 フロントとズブズブな感じがする大岩が男気を発揮して「辞めます」と言うとは思えないのでこれだけ愚痴っても続投なのだろうが・・ACL制覇の一点を以て、来季も鹿島を混迷に陥れることだろう。 次にフィジカルコーチで間違いないが、フロントからの発表では手を回すとのこと。本当だとしたら助かるが、先に書いたように怪我人が多いのは起用法にも問題がある。こっちを改善しないと意味がない。 現在の加入情報としてはユースから有馬くん(MF)、佐々木くん(DF)、新人で高校から関川くん(DF)。レンタルバックで平戸(MF)、随分前に内定していた名古(MF)。レンタル中の杉本はまだ発表がない。(伊藤翔が横浜FMから加入。これについては別記事)。 出て行く方としてはフランスに昌子がほぼ確定。気持ち良く行かせてあげたい。大分に三竿雄(兄)。オファーが来ているところでは永木がセレッソから。小笠原が現役引退したので永木は絶対に手放せない。 鹿島があとオファーを出しているのがMF白崎(清水)と、噂では「絶対的な存在」。この二人が加入で永木も残留となれば、補強ポイントはだいぶ絞られる。 曽ヶ端の高年齢化でセカンドキーパーといえどもややしんどくなってきたキーパー。同じくベテランの山本がいる左サイドバック。 安西は2列目で使う方がいいので、本職の左サイドバックが欲しい。佐々木くんが機能するのはまだ数年先だろうし、小田を我慢強く使ったとしても連戦になれば一枚足りない。 右サイドバックは西が残れば伊東も復帰するし回せるだろうが、西本人が乗り気でないように見えるし、2列目に上げても守備の部分で破綻するのでサイドバック以外では使いづらい。西次第では補強しないといけないポジション。 CBはチョンスンヒョンが軸になるだろうが、犬飼がどこまで成長出来るか。町田をほとんど使ってこなかったせいで層が薄く、新人の関川くんもいきなり通用するとは思えないので、少な...

小笠原満男が現役引退

小笠原満男が現役を引退すると覚悟はしていたが、いざ現実のものとなると寂しい。 思えば、自分が鹿島を本格的に好きになったのは小笠原と本山、中田らが加入した頃だった。 それまではなんとなく応援するくらいの気持ちで、実際あまりテレビでも放送していなかったのだが、二人の加入で俄然応援の熱が高まり、衛星放送でやっていれば録画を頼んでビデオテープ(懐かし)を取りに行ったり、スカパーでやるようになったら契約したり。 小笠原がチームの中心となり始めた頃はループでキーパーの頭を抜くゴールを何度も見せてくれたが、ここ数年、久しく見なくなった。最後のゴールがいつだったか忘れたが、一番印象に残っているのは観戦に行った長居スタジアム、セレッソ戦でのハーフライン付近からのロングシュートゴール。 綺麗な放物線を描いて相手ゴールに突き刺さったあの瞬間の感動は、いつまでも色褪せない。 あとは2001年チャンピオンシップ磐田戦の第2戦の延長Vゴールのフリーキック。あれも歴史に残るゴールだった。 自分の中ではアントラーズと言えば小笠原、最初の頃に真面目に観ていなかったぶん、ジーコに匹敵する鹿島の象徴とも言える。 昨年のリーグ終盤の2試合、レオシルバにポジションを奪われて、チームも勝てずに優勝を逃した。実際、小笠原が出ていたら勝てたかどうかはわからないが、ピッチに立っていて欲しかった。 その後のバラエティ番組で川崎の中村憲吾に「おめでとう」と言った後、「悔しいよ」と呟いたあの言葉は本気だった。 本人も期するものがあっただろう今季、大岩の起用法は頑なに三竿健(弟)とレオシルバで、二人のコンディションがどれだけ悪かろうが怪我でさえなければそちらを起用、ほとんど出場機会もなかった。 勿論、プロの世界、実力勝負であるからして若手に超えさせないプレーを披露していられれば、出場機会はもっとあったかもしれない。衰えがあったのも事実、見た目以上に膝の具合も悪かったらしい。 ただ、まだやれると思っていた。思っていたかった。 現役続行を希望するなら下位カテゴリーのクラブからのオファーもあるかもしれないし、1~2年は中心選手としてやっていけるかもしれない。それでも小笠原は引退を決意した。鹿島での引退を決意した。その選択を心から支持する。潔い、小笠原らしい身の引き方だと思う。 感謝しかない。 鹿島魂を誰が継承するのか不安は大きい...

三竿雄斗が大分トリニータに完全移籍と新ユニなど他

三竿雄斗が大分トリニータに完全移籍。 オフィシャルを見ると鹿島では2年でJ1で3試合、ルヴァンで1試合、天皇杯で1試合、AFCで3試合の通算8試合しか出ていなかったみたい。確かにほとんど試合に出ていた印象がない。 グロインペイン症候群を長く患っており、大半を怪我の治療に費やしていた。今も痛みと戦っているとのことだが、獲ってくれた大分トリニータでは試合に出られるようになれれば。遠くから見守っている。 左足のクロスやFKでの精度は嫌いじゃなかったし、運動量もあって山本の後継者になってくれると期待していたのだが。なかなかうまくはいかない。 左サイドバックは安西も出来るとはいえ、補強の必要なポジションになった。 弟である三竿健(弟)も現在同じ怪我で離脱中だが、同じ道を辿らないかやや心配。兄弟ということは怪我とは関係ないだろうが・・。ボランチは特に運動量を求められるポジションだし、完治してくれることを願う。 当ブログではこれから三竿健(弟)を、ただの三竿で表記していく。 新ユニフォームも発表されている。 どんなユニフォームもやっていれば見慣れてくるものだが、「なんだか鎧みたい」という掲示板の意見に一票。横幅のある人が着たら横ぶくれに見えないだろうか。 セカンドユニはダークネイビー*ハイパーピンクとのことだが、相手によっては色がカブりそうなので白いサードユニもちゃんとあるのだろう。 自分はアウェーは普通に白でいいと思っている派なのだが、結局ピンクだった年もあんまり着ていなかったような記憶が。まあ、勝てば「いいユニフォーム」になることは間違いない。 あと、審判についてちょっと。 わりと前に、日本サッカー協会審判委員会の「第6回JFAレフェリーブリーフィング」というのが行われていた。 そこで、「審判の判定については意見交換の行われた試合は昨年の236試合から219試合に減少。その中で誤審と判断された判定の割合も39%から32・6%に減るなど、判定の正確性が向上していることがわかった」。 とのこと。あれで減ったというのか・・? それと、借金が1000万円あってそれが990万円に減ったとして、果たして減ったと言っていい数字なのかという話。逆に言えば誤審と判断された割合が32.6%もまだ存在しているということではないのだろうか。 VARは試合が止まったりと悪い部分もあるが、後腐れなく終わ...

大岩が続投になりそうで・・強くなるビジョンが浮かばない

フロントが大岩に続投を要請するとのことで、大岩のメンタルなら普通に承諾しそうだ。 ACL以外は全て準決勝で負け、2位を狙うべき場面で3位を守りに行く勝負弱さ。大事な試合で腑に落ちない謎采配。2年もやって将来性皆無、監督としての力が上がっているとは全然思えないこのていたらくのどこにオッケーの部分を見出したのか。 もしかするとジーコが裏から操り易い人物であるという点で続投を決断したのだろうか。それならそれでジーコが的確に指示を出してくれればいいのだが、最近はイヤホンもしていないしな。 全ての大会でベスト4、リーグ3位という成績を安定して戦えていて凄いと見るのか、ひとつもタイトルを獲れていない(ACL以外)と見るのか。今年一年だけでなく、就任してからで見れば国内のタイトルは全て失っているわけだが・・。 大岩が残るとすれば、セレッソからオファーの来ている永木は移籍してしまうような気がする。 レオシルバ、三竿健(弟)と比べて遜色があるわけでもなく、ローテーションで使っているならまだしも、疲労で動けない二人でも3番手評価、右サイドバックや右サイドハーフに回される便利屋扱い。 これが25歳くらいだったら競争して勝ってやろうという気持ちも持てるかもしれないが、頑張っても正当な評価がされているようにも感じず、もうそろそろいい年齢。優勝も経験したし、こんな扱いが続くようなら残りのサッカー人生、自分の好きなようにやりたいと思ってもおかしくない。 セレッソがどのくらいのオファーを出しているのかしらないが、山口蛍、山村の抜けたチームではエース。個人的には永木には残って欲しいが、大岩が続投なら永木は出た方が彼のためになるかもしれない。 レオシルバが高齢化プラス怪我がちなのと、三竿健(弟)が恥骨関連鼠径部痛で離脱していて、ネットで調べるとなかなか治りにくい怪我とのことなので、むしろ永木が第一選択肢になるはずなのだが。 山口、田中、町田、久保田も同様で、まったく出場機会さえ与えて貰っていない。練習でそこまで差があるのかは外からはわからないが・・。 逆に優遇されている土居、遠藤には朗報だろう。鈴木は潰れるまで使わるのでどっちがいいかはわからない。金森も成績に比例せず使われている方なので、大岩続投は有難いのか。いいオファーがあれば移籍した方がいいと思うが。 西は攻撃的なポジションでやりたいと希望を出し...

遅ればせながら2018Jリーグアウォーズと大岩続投要請に意気消沈

遅ればせながら一応書いていた記事をアップしておく。 【2018Jリーグ優秀選手賞(30名)】 【GK4名】 クォンスンテ(鹿島)、チョンソンリョン(川崎)、東口(ガンバ)、権田(鳥栖) 【DF10名】 西(鹿島)、槙野(浦和)、森重(FC東京)、エウシーニョ(川崎)、車屋(川崎)、谷口(川崎)、奈良(川崎)、山中(横浜FM)、三浦(ガンバ)、佐々木(広島) 【MF8名】 チャナティップ(札幌)、三竿健(弟)(鹿島)、レオシルバ(鹿島)、家長(川崎)、大島(川崎)、中村憲(川崎)、守田(川崎)、青山(広島) 【FW8名】 鈴木(鹿島)、興梠(浦和)、伊東(柏)、ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)、小林(川崎)、ジョー(名古屋)、ファンウィジョ(ガンバ)、パトリック(広島) 【ベストイレブン】 チョンソンリョン(川崎)、西(鹿島)、エウシーニョ(川崎)、車屋(川崎)、谷口(川崎)、チャナティップ(札幌)、大島(川崎)、中村憲(川崎)、家長(川崎)、ジョー(名古屋)、ファンウィジョ(ガンバ) 【得点王】 ジョー(名古屋)24得点 【ベストヤングプレーヤー】 安部(鹿島) 鹿島からはクォンスンテ、西、三竿健(弟)、レオシルバ、鈴木の5名が選出され、ベストイレブンには西のみ。鈴木は選ばれてもおかしくなかったが、まあACLでMVPを取ったし何もないより良かったってことで。 川崎からは優秀選手賞に10名が選ばれ、むしろ選ばれなかったのは誰だってなるが、知念と阿部が除外。 最優秀選手賞(MVP)には家長が選ばれた。6ゴール7アシストと数字の上では物足りないかもしれないが、川崎で一番嫌な選手と思っているので納得。 最優秀主審は佐藤隆治で、副審が山内宏志。どっちも微妙だが・・。他が酷かっただけのような。というか協会が次に推したい人物を選出しているだけな気がするが、佐藤はクラブワールドカップの初戦でも笛を吹き、カイオのゴールをVARでノーゴールにするという荒業を披露。さすが。 優秀監督賞は札幌のペドロヴィッチが選ばれていたが、これは自動的にJリーグを優勝したクラブから選ばれるものだと思っていたが、鬼木は優勝監督賞。こんな賞はあったっけ?という感じ。 ベストヤングプレーヤーには鹿島から安部が選出。柳沢、柴崎、カイオと受賞した選手はいずれもビッグになっているので、安部も数年で旅立ってしまうの...

2018クラブワールドカップ3位決定戦、リーベルプレート戦

決定機をことごとく決められない鹿島と、しっかり決めてくるリーベルプレート。Jリーグではそれでも勝てる試合もあったが、海外レベルだと隙は見逃してはくれない。安西のが一番決めて欲しいシュートだった。 ちなみにリーベルなのかリバーなのか呼び方が様々だが、オフィシャルに準拠することにする。 スタメンは山本と怪我の昌子を下げた以外はレギュラー組。このへんが大岩の大局観がないと感じるところ。 遠藤と安部は試合に出られるコンディションではなかったし、安部はそれでも将来の財産という点を踏まえるとありにしても、遠藤はCKでいいのを1本蹴っただけであとは何もしていない。 クォンスンテの怪我(大丈夫か?)で交代のプランは狂ったといえど、日程で1日アドバンテージがある相手に対して、動けない選手を中心にスタメンを組むのが考えられない。 唯一元気だった安西にしてもサイドバックで使うとゴールまで遠いし、普通に町田か小田で良かったんじゃないか。結果で言うわけじゃないが、0-4で大敗するなら若手に出場機会を与えて欲しかった。 土居はいいのか悪いのかわからない。2本決定機があって決められなかったし、カウンターでもプレーの選択が遅い。いくつかボールも収まったしあれでいいというならいいでもいいが、チームがもっと上に行くには随分と物足りない。 レオシルバも運動量はあるが前線へのパスの精度が酷過ぎで、今から!と勢いに乗ったところでミスして相手にターンを奪われるというのが何本も続くと気持ちが折れる。 切り返しは相手に手の内を知られていないので成功していたが、周りと連動して崩せるようにしないと通用しない。一人で最後までやり切ってくれるなら別だが。 遠藤が消えていたせいで中盤も苦しかったし、永木もあまりコンディションが良くないのでいつもの気迫がなかった。最初から小笠原で良かった気もする。 西はどうにも気持ちが入っていない感じがしてならない。決定打となった2失点目、ゴール前で完璧に崩されたとはいえ、上がって来たゴンサロ・マルティネスがドフリーだった。あれは西がついていかないといけない場面ではなかったのか?もしかして来年は鹿島にいないのだろうかと感じている。 犬飼は最後にPKを与えるなど相変わらず。4失点はDFとしては崩壊だが、いい経験にして来年からは軸になって貰いたい。チョンスンヒョンもさすがに疲れて動きが悪かったし...

反省を活かして3位決定戦へ

反省といってもほとんど大岩の采配が足を引っ張った感じで、そのうえで自滅としか言いようがないが・・。 調子の出ない相手に合わせる鹿島の悪い癖も出た。そしてそれを修正出来ないベンチ。岡田氏が解説をしていたが発言が的確で、こういう人に監督やって貰いたい。もう監督はやらないみたいだが。 明日は今年最後の試合。総決算としてレギュラー盛り盛りで勝ちに行くのもいいし、先に書いたように若手に経験を積ませてもいい。 大岩のコメントだと永木もフィジカル的に問題あったとか言っているし、安部も最後は気力だけでやっていたようなもの。目立ちはしなかったがレオシルバも悪い時の適当な部分が見えていたので、疲れの溜まっている選手たちを無理使いしようが、若手で固めようが結果はさほど変わらない気もしている。 ただ、レギュラー以外の選手は相当試合から遠ざかっているため、疲れはなくても試合勘もないというようなことにもなりかねず、どっちがいいとも言えない。 賞金的には3位が2億8000万(250万ドル)ほどで、4位が2億3000万ほど(200万ドル)。およそ5000万円くらいの差があるので勝ちに行くのは当然となるが、逆に言えば若手の経験を5000万円で買うという言い方も出来る。 鹿島のクラブワールドカップ最高順位は2年前の2位で、これはもう抜けなくなったので過去を塗り替えるという点においては達成出来なかったわけで、3位でも4位でも大差ない。 一番中途半端なのがレギュラーを出したが疲れのせいで碌に動けず、気持ちも折れて無様に負けること。これだと何も残らない。 要するにレギュラー組を出すなら何が何でも勝たなければいけないし、若手を出すなら負けてもいい経験になるからそれもありってこと。 個人的には若手を出して、ギリギリ崩壊しないところまで我慢してから機を見てベテランを投入、試合をまとめにかかるというセン。まあ、そんな起用な采配が出来るなら大岩に不満は持っていないのだが・・。 クラブワールドカップは4年に一度になるということだし(追記:2020年までは開催地未定ながら毎年やる模様)、開催される年にちょうど権利を取れるかどうかもわからず、制覇は大きく遠ざかってしまった。少なくとも小笠原はいないだろうし。 というわけでスタメン。クォンスンテ、西、チョンスンヒョン、犬飼、町田、小笠原、永木、安西、田中、山口、セルジーニョ。...

今こそ2年前の借りを返す時、レアルマドリードを倒して自己最高記録へ

昌子が「レアルへのリベンジではなくクラブワールドカップへのリベンジ」と、大会が始まる前にレアルマドリードを特別視しない方向でコメントしていたが、メディア向けの部分もあっただろう。初戦を軽く捉えているかのような浮かれた人に対する牽制の意味もあったかもしれない。 とはいえ、当ブログ主としても「確かにまずは初戦だから」と慎重に構えていたが、ひとつ勝ち上がったからには調子に乗るのもありかと。レアルへのリベンジ上等!そのうえで優勝まで頂く!という気持ちに切り替わった。むしろ勢いに乗るべき、とも言える。 日テレのさんま推しは相変わらず意味がわからないが、気分が悪くなるだけなので観ていない。そもそもさんまを起用したとして、「オレ、さんまのファンだからクラブワールドカップ観るか」となるのかな?サッカーとお笑いの親和性とかまったくないだろうに。 まあ、自分もお気に入りの女優がゲストで出ている番組を何となく観てしまうから、そういうものなのかな。そこで的外れなコメントを聞くと痛々しい気持ちになってかえって切ないのだが・・。 それはさておき色々と負けられないものを背負っている。ACL決勝後にペルセポリスの選手からも「クラブワールドカップで頑張ってくれ」と想いを託されたとのことで、アジアの代表としてもやるしかない。 レアルもCロナウドが退団したり、怪我人が多かったりと絶好調ではないようだがそれでもレアルはレアル。油断出来る要素は微塵もない。 グアダラハラ戦ではいきなり失点してしまい、なんとか立て直して勝利したものの、レアル相手にそんな隙を見せては勝てないだろう。先制されるとそのまま余裕を持って対処され、焦りから墓穴を掘って大敗してしまう可能性もある。 向こうが2年前の鹿島戦をどこまで覚えているかは知らないが、同点、あるいは鹿島がリードの状態でなるべく相手のメンタルにストレスをかけ続けていきたい。粘っていればいずれ相手にも隙が出来るはずだ。そこを逃さず確実に決めて、あとはひたすら耐え抜く、というのが勝利へのプラン。 スタメンは実のところ積極的に打つ手はあまりないように見える。レギュレーションで外国籍選手を5人同時に出せるのは故障者の多い鹿島にはメリットだが、レアンドロが想像以上に酷い。 安部ではなくレアンドロをスタメンに選んだ理由を大岩は安部のコンディションの問題だと言っていたが、それが90分...

2018クラブワールドカップ準決勝レアル・マドリード戦

開始早々のビッグチャンスをモノにしていたらどうなっていたかわからないが、前半終了間際に気を抜いた守備からマルセロ、ベイルのワンツーを鮮やかに決められて失点。やってはいけない時間帯だった。 後半どうやって立て直してくるかと思っていたところ、内田を投入・・まではわかるが永木を下げて西をボランチにする大岩が大好きな迷采配。正直、西のボランチが良かった記憶がほとんどないが、永木のどこが悪かったのかさっぱりわからない。 永木への信頼のなさと西への厚い信頼は、大岩の中でどう計算されているのだろうか。永木が可哀想。 嫌な予感は的中、全体のバランスが悪くなって押し込まれ、山本の不用意なバックパスをベイルに奪われてほぼ試合終了の2失点目。山本は1本、完全なゴールをブロックしたが帳消し。チョンスンヒョンももっと大きくクリア出来たと思うが。 気落ちした鹿島の隙を突いてマルセロが中央でキープ、右にフリーで余っていたベイルに渡ってハットトリック。ボランチが永木だったらマルセロがキープしているところを潰しにいったと思う。西はいいところなしだった。ベイルにも完敗。金髪(訂正:銀髪)にしてから余計に悪く見えるな。 0-3で試合は決定。元気な安西の投入と、勝負のついたレアルが引いて守ったことで鹿島にもチャンスが生まれたが、ロングボールから遠藤の折り返しを土居が詰めて1点を返して最低限の意地を見せるのが精一杯。 しかし、副審が旗を上げてもいないのにオフサイドとされ、一旦は取り消さてからのVARでゴール判定とは・・。 せっかく1点返したのだから、ここから一気に後のことを考えずに攻めて欲しかったが、1点で満足したのか攻め手が緩くなって攻められず。ミスも多くなって結局そのままスコアは動かなかった。 3枚目の交代は切り札的にレアンドロを出したが、ボールも足につかないし、これだったら若手に経験積ませた方が良かった。レアンドロはどんどん悪くなっているが来年復活するのか?去年の良かった頃のイメージがあるのかもしれないが、見切り時かと。 全体を通じてゲームプランが感じられない采配で、前半耐えて安西と安部を一気に投入という勝負手を打ちたかった。安部を先に入れるなら入れるで、その先のことも考えておいて欲しかった。まさかJリーグで通用しなかった西ボランチ采配をここでもやるとは思わなかった。 クラブワールドカップで優勝してく...

2018クラブワールドカップ準々決勝グアダラハラ戦

開始早々に失点した時はどうなることかと思ったが、前半、危ない時間も我慢を重ねて点差を広げさせなかったことで立て直せた。 後半頭から機能していなかったレアンドロを見切って安部を投入して流れを引き寄せ、そこから畳みかけて一気に逆転。最後の失点は勿体なかったが采配も的中し、3-2の逆転勝利で初戦突破。おめでとう! MyMVPは迷ったがチョンスンヒョン。イエローを1枚貰ってしまったが臆することなく競り合い、DFラインを支えた。ほぼ同率でクォンスンテ。スンテでなければもっと失点していた。今年もあと2試合。鹿島を救って欲しい。 攻撃陣では安部に尽きる。攻守のバランスも良く、ハードに競りにいける。そろそろ決めてくれると思っていたが、安西との連携で見事なゴール。この1点が効いた。ニューヒーロー賞(追記訂正:ベストヤングプレーヤー賞だった)も獲り、世界に羽ばたく日も近いか。 スタメンは外国籍選手5人同時出場。レギュレーションがそうなっていたことに驚いたが、鈴木、三竿健(弟)を欠く鹿島にとっては有難い話。 ただ、レアンドロが酷かった。掲示板ではかなり評価が高いがルーズなところは変わらず、守備でも緩い、攻撃でも緩いではキツい。 1失点目は左サイドを山本がブチ抜かれて簡単にクロスを上げられてしまったことが主たる原因だが、そうなる前のプレス、上げられたクロスの対応で内田が突っ込み過ぎて目測を誤るなど全体が悪かった。ふわっと入る悪い癖が出た。 序盤は遠藤のプレーが遅く、トップで入った土居の判断も悪く、カウンターに持ち込んでももたもたするだけでシュートまでいけず。スンテのビッグセーブがなければ前半で0-2となって試合は終わっていただろう。 代えるならレアンドロ、土居、遠藤だなと思っていたが、時間帯は想定とは違えど大岩は迷采配を発揮することなく、チームを上げていった。安部で流れを変えるというのは織り込み済みだったのだろうか。 安部の投入で鹿島がリズムを取り戻すと同時に、飛ばしてきたグアダラハラの脚が止まってきたことでチャンスも生まれてきた。 1点目はクォンスンテのフィードを中央でセルジーニョが受けて左にはたき、土居が持ち上がってグラウンダーのクロス。走り込んだ永木が押し込んだもの。グアダラハラの戻りも遅かったが、永木が良く上がった。 土居はその後もエリア内でファウルを貰ってPK獲得。2点に絡んだの...

クラブワールドカップなんとしても初戦突破を

エース鈴木と中盤の要、三竿健(弟)が怪我で抜け、他にも怪我人多数で遠征に行く23人がギリギリのメンバーになってしまった鹿島。 総力戦というには、マネジメントが酷過ぎて言葉が適切ではないが、今年も残り最大3試合。先のことを考えず行ける選手から行けるだけ行くしかない。 遠征メンバーが動ける前提でスタメンを予想すると、クォンスンテ、西、チョンスンヒョン、昌子、山本、レオシルバ、永木、安部、遠藤、セルジーニョ、土居。 外国籍選手の出場枠が3+1だとすればレアンドロがベンチ外になる。レオシルバが無理なら小笠原がボランチでレアンドロはトップで使ってもいい。 上のスタメンは大岩のパターンから予想したが、本当は遠藤のブレーキ具合と土居のもやもや感からすればこれでいい戦いになるとは思っていない。 だとすれば思い切ってクォンスンテ、内田、チョンスンヒョン、昌子、山本、レオシルバ、永木、西、安部、セルジーニョ、山口。もしくは山口ではなく遠藤を入れて、安部をトップに上げるか。 正直、今のメンバーだと点を取れそうなのが安部とセルジーニョぐらいしかいないので、いかにそこを活かすかという戦いにすべきなんじゃないかと。あとセットプレーはセルジーニョにキッカーを固定して貰いたい。 安西はサイドバックの控えと切り札的な役割。土居は途中から投入しても効果がないので使っても意味がない気がするので、どうせなら小笠原を入れて永木を前に出した方がいいかもしれない。 あとは犬飼を入れてチョンスンヒョンを前線に置くパワープレーも頭に入れておきたい。 相手のグアダラハラの情報を一切持っていないのでどういうクラブかわからないのだが、調子がいまひとつという噂も聞いているのでチャンスはあるはず。 ここ数試合、というかACLを獲得してからの無気力な感じの試合が多いが、気持ちを入れ直し、ACLの延長上にあるこの大会でもう一度強い鹿島を見せて欲しい。 この試合は準々決勝という位置づけらしいが、今年はルヴァンカップと天皇杯でさっくり負けているので、今度こそ壁を乗り越えたい。(追記:準決勝で負けているの間違い)。 まずはシュートの意識。綺麗に崩そうとしないでもいいので、枠に蹴り入れるという気持ちを強く持って。カウンターは手数を少なくフリーの選手を早めに使ってシュートで終わる。簡単なことを簡単に。 攻撃は各駅停車ではなく長短のパスを織...

J1参入プレーオフと天皇杯

J1の16位磐田とJ2の6位東京ヴェルディが対戦となったJ1参入プレーオフは、2-0で磐田の勝利。昨年までは16位で自動降格だったが、今年から変わったルールで磐田は救われた。引き分けでJ1チームが勝ち抜けというルールはJ1に有利過ぎる。 勢いではヴェルディかなと思っていたが、実力にかなりの差があった印象。ヴェルディは怯まず前に行く姿勢を最後まで見せていたが、中盤の圧力で完全に負けていてシュートまで持っていくのさえ難しかった。ミスも多くて技術の差も浮き彫りに。 磐田は引き分けでもオッケーというつもりは微塵もなく、勝って残留を決めるという気持ちが全面に出ていた。実力で上回り、気持ちも上回り、隙を見せなかった磐田が勝ったのは順当な結果だったと言える。 先制点のPKはキーパーの手が足にかかっていたが、ボールは右側に大きく蹴り出されていてコントロールされていたとは言えず、たとえ倒されなかったとしてもゴールにはつながらなかったように見えた。甘い判定に見えたがどうだったろうか。キーパーが不用意だったのは確か。 もっとも、このPKがなくとも磐田が勝ったと思うし、最低限引き分け以上はあっただろう。そのくらいヴェルディに点が入る雰囲気がなかった。 正直、名波磐田に大岩鹿島は色々と苦しまされているので、ヴェルディに上がって欲しいなという邪な気持ちもあったのだが。 しかし、この試合を観てもわかったが、J1とJ2のカテゴリー差は大きくあるんだなと感じる。いくらJ2で無双してもJ1だとさっぱりというのはよくあることで、さもありなんという感じだった。 話は変わって天皇杯優勝戦の浦和対仙台。 他の作業をしながらのながら観だったが、判定がちょいちょい浦和寄りだった気がする。何回か浦和の選手にイエローカードが出てもおかしくなかった。鹿島戦でも全然カード出なかったし、浦和には出したらダメという決まりでもあったか? 先制の宇賀神のシュートはスーパーゴール。そこからは浦和が引いて守って中を固めて、鹿島戦と同じような展開になった。まあ、少なくとも鹿島より仙台の方が攻めていたし追いつけそうな雰囲気はあったが。 結果、1-0で浦和が逃げ切って優勝。終わってみれば力通りという感じだった。 にしても12大会ぶり7度目ってテロップが出ていたが、アマチュア時代込みの計算か。そこまでカウントするのはどうなのかって感じもする...

賞金の話

現在の鹿島の賞金獲得額をわかっている範囲でまとめてみる。 【ACL】 優勝で約4億5000万円。そこに予選のパフォーマンスボーナス(勝ち550万、引き分け110万)の1430万円、参加賞5500万円、日本協会からのボーナスが8000万円で合計5億9930万円。 あとは旅費などを補助してくれる試合補助金が、決勝まで行ったので660万円とかあるみたいだが賞金ではないので別会計。 【リーグ】 リーグ戦3位。6000万円。理念強化配分金3億5000万円。 【ルヴァンカップ】 準々決勝敗退ベスト4で3位扱い。2000万円。 【天皇杯】 準々決勝敗退ベスト4で3位扱い。2000万円。 今のところ賞金は6億9930万円と理念強化配分金が3億5000万円。ここにクラブワールドカップの賞金が加わる。 【クラブワールドカップ】 クラブワールドカップの賞金は優勝500万ドル(5億6500万円)、準優勝400万ドル(4億5200万円)、3位250万ドル(2億8250万円)、4位200万ドル(2億2600万円)、5位150万ドル(1億7000万円)、6位100万ドル(1億1300万年)、7位50万ドル(5650万円)。 鹿島は準々決勝からの出場扱いなので自動的に6位以上確定? ひとつ勝ってから負けると3位決定戦。初戦に負けると5位決定戦回りになり、カイオのいるアルアインと戦う可能性もあるが、最低でも初戦を勝って4位以上、レアルにリベンジをかまして優勝、悲願のタイトルの上書きを狙いたい・・と勇ましいことを言ってもここのところの試合を観るとしょぼんなんだな・。巻き返せよ? 賞金的には1億1300万円以上、4位で2億2600万円、優勝なら5億6500万円と一気に上積みしたい。 一方、大岩の弱気采配で失った幻のお金は、リーグで理念強化配分金込みで約4億1000万。 ルヴァンカップが優勝なら1億5000万円と、来年のスルガ銀行チャレンジカップの出場権、勝てば3000万円、負けても1000万。1億3000万円とスルガの最低でも1000万円。 天皇杯の優勝賞金1億5000万と、ゼロックススーパーカップで優勝が3000万円、準優勝が2000万円なので、逸失が1億3000万円とゼロックスの最低でも2000万円。 合計で7億円ほどだな。昨年のリーグ優勝を逃したのが賞金で1億8000万円、理念強化配分金が8億50...

トリプルスリー大岩

悲願のACLを獲得したものの、国内タイトルは終わってみれば全部3位。賞金的にルヴァンカップや天皇杯はベスト4ではなく3位扱いになっているためそう呼ばせて貰うが、これは健闘したと見るべきか、それとも詰めの甘さが解消されていないと見るべきなのか。 個人的な感触としては後者。 リーグ戦は川崎には勝ち点差で大きく離されていたので優勝の目はなかったが、最終節、勝てば2位のチャンスがありながら引き分け狙い(コメントでは勝つ気だったとのこと)で結果的に3位。 ルヴァンカップ準々決勝では第1レグでやらかしたGK曽ヶ端をそのまま第2レグで使うという謎采配で敗退し、決勝に進めず。 ここは超過密日程だったのでたとえ決勝に進んだとて、湘南には走り負けたかもしれないが、準優勝以上はあった。 天皇杯準々決勝は引いて守る浦和に有効な手が打てないまま、怪我人が多かったとはいえ有効な手を打てず、攻撃のレアンドロを使うことなく無様に敗退。やりようによっては勝ち進めたのでは?という疑惑もあり、これもタイトルを失冠したと言える。 ちなみに天皇杯敗退後の安部のコメントがこちら。 「前半はかなりいい形の立ち上がりで、相手に押し込まれることも、カウンターを受けることもなく試合を進めることができた。でも、セットプレーで失点してしまった。単純に押し込むことはできても、ペナルティーエリア内に入るには個の能力が必要で、創造性のある選手がたくさんボールに触る必要があると思う。 」 監督よりサッカーをわかってる。 中をガチガチに固められた状態で、サイドサイドとなんとかのひとつ覚えしか戦術がないのでは話にならない。特に鈴木とセルジーニョの状態が良くなかっただけに中で勝負も出来ず、だったら犬飼をCBに入れてもっと早めにチョンスンヒョンにポストプレーをさせるとかやりようがあったはず。少なくとも土居のボランチはない。 大岩には悲願のACLをもたらしてくれたことで大変感謝しているし、来季続投になっても仕方ないとは思える部分はあるが、心底、退いて頂きたい。AFC年間最優秀監督を獲って箔もついたし、来季途中解任とか経歴に傷がつくよりいいでしょ? ホントに今更ながら良くACLを獲れた。 何故、大岩が不安かと言えば突如始まる謎采配の他、ここ一番で腰が引けて勝負に出れず、無難な方を選択してしまうところ。 上にも書いたがリーグの2位、ルヴァンカ...

2018年第98回天皇杯準決勝、浦和戦

普段ブログではあまり汚い言葉を使わないように心掛けているが、今回ばかりは言わせて貰う。 クッソつまらん試合やった。 以上!で終わりにしてもいいくらい。 PA内で後ろから倒されてもPKならず、名古屋対湘南戦でPKが3本も飛び交う審判とはエラい違い。1点リードしてからの中東ばりのあからさまな浦和の時間稼ぎ。 ストレスの溜まりまくる試合のなかで、もっとも許せずムカついたのがまったくシュートを打たない鹿島の選手。 いくらブロックされてようが打たないと点が入るわけがない。結局、枠内シュートは終わり間際のセルジーニョが打ったやつだけ?シュート本数も6~7本くらい? ちんたらボール回してばっかりで何もしないままミスして取られての繰り返し。今年一番の凡戦。こんなんだったらレギュラー全部引っ込めて、若手出してがむしゃらにやらせた方がいいと思ったわ。 特に遠藤のプレーの遅さが目立った。前線で裏に抜ける動きをしている選手がいてもこねくり回してしかも取られる。カウンターで攻めてもパスも出さずに時間潰し。何故使ったのかというレベルだった。 鈴木、セルジーニョの前線もボールが収まらないし、やれていたのは安部だけ。内田の絶妙クロスを枠に飛ばせない西、鈴木のドンピシャクロスを後ろに土居が控えているのも見えずに、無理な態勢でヘディングして好機を潰す安西。 唯一枠に飛んだセルジーニョのゴロシュートは相手GKとDFが必死のクリアで逃れたが、こぼれ球を予測するのがうまい選手だったらあれは押し込めてた。土居はボールについていっちゃうからな・・。 浦和が恥も外聞もなく徹底して時間稼ぎをしてきたため、守備で危なかったのは失点になったCKとその前のCK、失点後のCKと全部左サイドのCKから。 チョンスンヒョンが何故あれだけマウリシオのマークを外したのか不明だが、地味に興梠がクォンスンテの足を踏んでブロック。ファウルにならなかったが、スンテは精一杯のプレーをした。相当足を痛めた様子だったが最後までプレー続行。次、大丈夫だろうか。 ラストでは鈴木も太ももを痛めたみたいで、怪我人続出。いくら試合数が多いといっても酷過ぎる。 土居のボランチ起用とか相変わらずの謎采配だし、永木はそんなに悪かったか?2列目で交代させた安西を左サイドバックに代えるなど一手損だし、山口の起用はいいとして(実際、数十分ぶりにシュートを打った)、得...

リーグは3位で終了、天皇杯は逃さないように

鳥栖戦後の大岩のコメントは勝ちを狙っていたようなことを言っているのだが、勝ちに行っている采配にしては安部のアディショナルタイム投入とか意味がわからず、コンディション不良だったのか?というくらいしか理由が思いつかない。 大岩は勝負師の素質がなく、無難な方へと流れてしまう。慎重と言えば聞こえはいいが、臆病と言った方がいい。昨年もあとひとつ勝てればというところを逃したし、今年も変わっていない。昌子はそのことについて触れていたが、チーム全体の意識として「勝ちに行く」という気持ちは感じられなかった。 川崎のことは好きじゃないしむしろ嫌いだが、優勝が決まった後も連勝で締め、磐田戦はアディショナルタイムに入っても攻撃の手を休めずに勝ちに行っていた。勝っても負けても順位に変わりはないという余裕はあっただろうが、ああいう姿勢は評価している。 広島が一気に失速したせいで僅差の3位という結果になり、勿体ない感がかなり強いのだが、本来なら届く位置になかった。それを思えば3位という結果は上出来なのだが、ターンオーバーで勝ち切って勝負の舞台に上がれたわけだし、活かして欲しかったなというのが偽らざる本音。 あー、一番ぴったりくる言葉はやっぱり勿体ない。 タイトルは変わって一発勝負の天皇杯。守っても意味はなく、勝ちに行かないといけない。トーナメントに強いオリヴェイラ相手に大岩は采配で上回ることが出来るのか。謎采配が足を引っ張らないといいのだが。 興梠と武藤は温存したのか、相手はやる気充分。鹿島は怪我人の回復次第だが、天皇杯に関してはあと2つ勝てば優勝。リーグ戦での不満ジャッジでの敗北の貸しも取り立てないといけない。 怪我人が戻るという前提で考えれば、外国人枠から外れるのは順当にレアンドロ。使い勝手が悪いのが理由。 予想スタメンはクォンスンテ、内田、チョンスンヒョン、昌子、山本、三竿健(弟)、レオシルバ、安部、土居、鈴木、セルジーニョ。交代が西、安西、永木。延長に入って遠藤というところか。 正直、土居はくすぶっているので第一選択肢としては弱いのだが、連戦の遠藤よりかは上と見る。安西もサブで投入する方が効果的。西は疲労を考慮して内田からスタート。 ボランチの三竿健(弟)、レオシルバの復調に大部分がかかっている気がするが、せめてどちらかが出てくれないと小笠原の連戦は辛い。 PK戦になった時のことも頭に入...