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勝ち点7と6の壁

突き詰めれば7と6だけではなく1の差は1なのだが、リーグを戦っていくうえで勝ち点7と6の間にはブ厚い壁が1枚あると思っている。 勝ち点6ならば直接対決で勝ったうえで、他力本願が1回で済む。しかし、7となれば直接対決で勝っても、相手に少なくとも1敗と1分以下の2回取りこぼして貰う必要がある。 もちろん、勝ち点差で並んで上回るためには得失点差も大切なので、これはずっと言い続けているのだが、鹿島の選手には思いは届いていない模様。 そして、1点どころか勝ち点1の重みを、未だに感じられていないことに失望している。2年前のリーグ戦で悔しい思いをしたことは既に喉元過ぎればってやつなのだろうか・・。 無様な負け方をした前節の鳥栖戦だが、最悪、0-0で終わっても勝ち点1が積み上がり、首位FC東京との勝ち点差が6になっていた。なんとかワンチャン残せた感じで、2位に浮上した川崎とも勝ち点差2で済み、順位も4位でキープだった。 大岩采配がこの後、急激に進歩して相手を圧倒して勝ちまくるという姿は想像出来ず、勝ったり負けたりを繰り返していくだろう。たとえ勝ち点1でも地道に重ねていく必要があったはずだが、鳥栖に劇的ゴールを喰らった場面、鹿島の選手には油断があった。 「勝てなかったなあ」という驕りがあったふうに見えたし、あれだけ決定機も作れずグダグダな内容で勝ち点3はおこがましく、だったら勝ち点1を取るんだという気持ちでプレーを切るべきだった。 きっかけはクォンスンテの中途半端なパントキックだったが、ロングフィードで勝ちに行くのか、引き分けるために時間を使って行くのかはっきりしなかった。もしかしたら高く蹴り上げて、そこで笛が鳴ることを考えたのかもしれないが、ちょっとお粗末だった。 とはいえクォンスンテは安定したセービングを見せていたし、責められるべきは相手にボールを奪われた時点で戻って来ない守備陣かと。犬飼も小野に折り返させてはいけなかったが、昌子だったら絶対に潰していただろうなあと思ってしまうのはないものねだりか。 名古屋は不安定、大分は勢いが落ちてきて、マリノスもよくわからない。FC東京はアウェー連戦が続くことを思えば落ちてくる可能性もあるし、こうなってくるとまた川崎劇場か・・。 ACLも敗退し、代表にも非協力的(注:個人の感想です)、リーグに注力出来る川崎だが、3連覇だけは絶対して欲しくない...

2019第13節鳥栖(アウェー)戦

情けないわ。 せっかく首位FC東京がつまづいてくれて勝ち点差4に詰めるチャンスだったが、律儀に7差をキープ。「7差で離されずについて行って欲しい」ってのはそういうことじゃないんだ。 伊藤がベンチ外の理由がわからないが、足の具合が悪かったと言っていたからそれだろうか。 サブにすぐ前の試合で足がつった町田を入れ、金森も相変わらずベンチ入り。スタメンは疲労関係なしに選択し、白崎、土居は動けていたのは最初の20分くらい。 試合も20分以降はずっと鳥栖のペースで続き、惜しかったシュートはFKでセルジーニョが下を抜いて枠のすぐ外と、後半、安部がミドルを打ってキーパーの正面に飛んだくらい。 山東戦でヌルいコメントをしていたので気になっていたが、結局、ほとんどチャンスらしいチャンスもなく、ラストプレーは気の抜けたロストから戻りも遅く一発で決められた。 0-0の引き分けでも「取りこぼした」と思えるくらい痛いものだが、負けてしまうとは。 この酷暑のアウェー連戦、動ける選手から使って行くのはセオリー。交代も機能していたとは言えず、「この相手ならいつか点が取れる」と思っていたのだろう。なめている。 プレースキックはやっぱりレオシルバが蹴っていたが、急所を捉えるボールがひとつあったかどうか。犬飼も全然枠に飛ばないし、試合を通して枠に飛んだのはいくつあったのだろう。 山本もいい形で攻められたのはほとんどなし。 鳥栖戦はいつも厳しい戦いになる印象しかなかったので心配はしていたが、決定的シーンも作れず、最後は気持ちが切れての負け。 そろそろ批判する方の言葉も尽きてきたな。 (以下、個人的まとめ) 【2019第13節 5/26(日)】(駅前不動産スタジアム14:03KickOff鹿島/14,130人/晴) 【スコア】鳥栖 1-0 鹿島 (前0-0 後1-0) (S 10-7) 【主審】松尾一(主審)、平間亮、木川田博信 【得点】 (鳥)後45+4分 小野→豊田 2左 【警告】 (鹿)なし (鳥)クエンカ2(前22分) 【出場】 GK クォンスンテ DF 山本 チョンスンヒョン 犬飼 安西 MF レオシルバ 三竿 レアンドロ→80遠藤 白崎→58安部 FW 土居→87金森 セルジーニョ 【サブ】曽ヶ端 町田 永木 遠藤 中村 安部 金森 【監督】大岩剛 【MyMVP】- 【DAZN】0クルクル、最大0...

行き当たりばったり戦術だと勝ったり負けたり

わかっていたことだが、大岩の選手任せの戦術は運が良ければ勝ち、ノーマルだと勝てない。勝ち負けを経験として積み重ねていけず、先の楽しみがないから目先の勝ちしか目指すものがない。 慶南戦は最低限引き分けにしなければならない一戦だったと思うが、勝ち点にこだわった戦い方が出来ていたのかどうか。 怪我人もあってCB二人が出場停止、スタメンはこれで仕方なかったが、意思の共有というか、チームとしての狙いどころが定まっていなかった。 個人をやり玉に挙げるなと言われそうだが、何度も言うように小田が酷かった。3回目の機会だったが少しも成長していない。試合記事には金輪際、とキツい言い方をしたが、申し訳ないがあのレベルではJ1でやっていけない。 本職が左サイドバックだからと言うのなら、小田を左にして安西を右に回すというプランはなかったのか。安西の右サイドバックは左に比べて不安定な部分はあるが(成長した今はわからない)、関川が右に入っているのなら安西がフォロー出来るようにという意味でも逆が良かった気がする。 ここからは結果論で語るが、だったらあの試合をどうすれば良かったのか。 全体的にちぐはぐでもなんとかスコアレスドローで引き分けられればそれでもオッケーだったが、隙を突かれて・・というかあれだけミスがあれば失点して当然なのだが、0-1になってからは点を取りに行かないといけなかった。 素人目で見て悪かったのが小田、名古、金森、遠藤の順。 選手を温存して逆転勝ちしたアウェー慶南戦のこともあるので、我慢の采配が失策とは100パーセントとは言い切れないが、あれを基準とするのはギャンブルが過ぎる。 まずは守備を安定させるために、小田に代えてレオシルバを入れて永木を右サイド。続いて名古を山口に代えて、白崎をボランチにスライド。 白崎のボランチは見たことがないのでまさに結果論だが、元はボランチの選手なので、おそらく名古よりかはやれたと思う。 これで後ろを安定させてから、楔になれない金森を下げて伊藤を投入。両サイドから揺さぶってクロスを上げ、中で勝負、レオシルバを前目に配置して攻め込む、というのが個人的には思い描いていたプランだったが、まったく違う形だった。 安部も全然活きていなかったし、金森は消えていたし、セルジーニョもやりづらそうにしていた。安西も相当フラストレーションを溜め込んでいたようだが、まさに無...

山東戦、追記

伊藤も言っていたが、自作自演のACL予選突破ではある。 途中、逆転勝ちした試合も判定に助けられてのものだったり、自分たちのミスで追い込まれたりと、決して圧倒的な力を示して勝ち上がったわけではない。 予選最終節の山東戦にしても意地の悪い見方をするなら、相手が1位突破を決めていたおかげで反撃されずに済んだとも言える。 引いて守る相手にブロックの前で「ボール回し練習」をするのは、個人的にはテンションも下がるし、得点が入る気分にもならないし、何より観ていて面白くないしやって欲しくない。 5-0で勝った松本戦でも、あと1点でも多く取りに行く姿勢を見せて欲しかったと書いたし、あのノープレッシャーの中で攻めていけないなら、本気で守って来る相手からは得点は奪えないとも書いた。 山東戦で無得点に終わったら鬼の首を取ったかのように書き立てる気持ちもあったが、どうもコメントを読んでいると選手たちは手応えがあったらしい。 相手のあの守りが90分続くわけがないと思っていた者が大半で、レオシルバは「ボディブローのように効いていた」とコメントしていたが、そうかなるほど・・。 自分の感覚では「ボディブローのように嫌な感触が積み上がって行く」「このままではカウンターで追加点を取られて試合が決定してしまう」と感じていた。真逆の捉え方だ。あのまったく枠に飛ばないシュートをたまに打つだけの攻撃でポジティブになれるのがプロ選手のメンタルなのか。 報知新聞には聞き捨て(読み捨て?)ならないコメントもあって、それは白崎が急いで切り崩すパスを入れようとした時に、大岩から「焦れるな!」と攻めることを戒められたらしい。 何をちんたらボール回しばっかりやっているのかと思っていたら、どうやらそれが大岩サッカー哲学らしい。 白崎は今の鹿島で得点につながるキラーパスを出せる数少ないパサーだと思っているのだが、そういう縛りがこの先、白崎の良さを消してしまわないか心配している。 伊藤がスランプに陥ったのも、監督のモチベーション管理や使い方にも問題があったのではと思っているくらいなので、くれぐれも選手の個性を潰さないで欲しい。 しかし、白崎のパスには制止の声をかけるというのに、レオシルバの攻撃にはノータッチらしきことが気になる。やはり大岩の中ではレオシルバはスペシャルな選手で、他の誰よりも序列が高いのだろうか。 山東戦は逆転勝ちを...

2019ACL予選(6)山東魯能泰山(ホーム)戦

先制されて前半0-1で終わった時には「やっぱりか」と早くも諦めムードになったが、山本、伊藤の投入が功を奏し、3分で2点取って逆転。追いつかれることなく2-1で勝ち切り、無事に予選突破を決めた。 1位通過が確定していた山東はチャーター機プラス主力を出して鹿島を潰しに来ていたが、ピッチにいる助っ人外国人は同点になった時点でモチベーションがなくなっていた。それも味方したが、付き合って気持ちを切らさずにやれたことは良かった。町田も足をつるまで走れた。 スタメンは出場停止の安西以外はいつものレギュラーメンバー。CKであっさり失点した時には主力を出してこれでは・・と思っものだったが、なんとかなった。 しかし、引いて守る相手にブロックの外で回すだけという何の策もない「ボール回しの練習」は観ている側の気持ちも下がるし、得点も入らないので改善して欲しい。 アタックに行って失うならまだしも、パスを回しているうちに無駄に失うとか、我慢出来なくなったレオシルバがまったく可能性のないミスパスで失うとか。ミドルを打って崩すことも手なのだが、打つというより打たされるという枠外ミドルではテンポも上がらない。 転機は永木を下げて山本を投入してから。慣れない右サイドバックとはいえ、さすがは本職。叩き2戦目で攻撃もスムーズになり、中にボールが入るようになって得点気配も近づいてきた。 同点弾はCKから。レオシルバのキックは手前の壁を超えないのでやめて欲しいと思っていたのだが、山本がニアに鋭く入ってバックヘッドですらし、相手がクリア(ハンド?)にもたついたボールを交代で入っていた伊藤が反転しながらゴールに蹴り込んだ。 それまでまともに枠に飛ばないシュートばかりだったが、ストライカーらしい反応だった。ずっと調子を落としていた伊藤の久々のゴールで雰囲気も良くなった。 一転して攻めに出た山東の逆を突いて自陣からのロングカウンター。中央で受けたレオシルバがドリブルで運んでから、左に上がって来た伊藤にギリギリのところでパス。難しいボールだったが伊藤が右足アウトサイドで、滑り込んで来たキーパーの頭を抜くループで逆転。 この得点は決めた伊藤が凄かったと思う。オフサイドギリギリだったし、右にもフリーで選手が走っていたのにレオシルバは伊藤を選択した。利き足と逆になってセルジーニョともカブっていたのに、よく決めた。 レオシルバ...

本気で行かざるを得なくなった山東戦

リーチをかけながら2試合連続で0-1負けという、2年前のリーグ戦終盤を思い起こさせる失態で予選突破確定出来なかった2019ACL。2年前とは違うというところを見せて欲しい。 引き分けでも突破、負けても他会場の結果次第でワンチャンあるとはいえ、勝って決めるつもりでいかないとダメだろう。ジョホール戦の後半みたいにダレた試合になったら最悪だから。 前節で安西が2枚目のイエローを貰っていたのだが、やっぱりオフィシャルの試合結果を見ても全員のカードが消えているので、リセットされたのか単なる記載漏れなのかわからない。 今回はホームゲームだから関係ないが、オフィシャルは何故かアウェーの時に現地時間しか表記しないので開始時間がわからない時があって不便なんだよね。 というわけで色々調べてみたがACLのレギュレーションがわからなかったが、予選途中で累積がリセットされるとも思えないので記載漏れと判断して、安西は出場停止と仮定して展望を考えてみる。 山本が復帰したものの、大量リードでありながらプレーぶりはとにかく慎重で、まだ90分フルでガッツリいけるようにも見えなかった。中村はゴールを決めたが、それ以外では、白崎が良過ぎたというのもあるが存在感不足。ただ、これは中村のデフォルトなので実戦は可能かと。 スタメンはクォンスンテ、永木、チョンスンヒョン、犬飼、町田、三竿、名古、遠藤、安部、伊藤、土居。松本戦で途中交代した三人をスタメンにしてみる。 三竿がフィジカル的に問題ないならレオシルバはベンチスタートでもいい。永木をボランチに戻して右サイドバックを山本にしてもいいが、怪我明けの伊東の状態を含め、交代枠はここでひとつ使うことを想定しておく必要がある。 白崎、セルジーニョ、レオシルバはベンチに温存にしつつ、得点が欲しい展開になったら早めに投入する構え。大岩お気に入りの金森は守備要員でベンチか、もしかしたらスタメンも有り得るかもしれない。 中村と山口の比較では、山口の方がスピードもあってクロスも上げてくれるしいいと思うのだが、中村にどういう役割を期待しているのだろうか。もしかしたらドリブルで仕掛けて、敵陣を切り裂いてくれると思ってる? 伊藤の調子が落ちているために得点力不足になっているが、もう一度開幕当時のシンプルなプレーを思い出して、力まずにゴールにボールを流し込んで欲しい。 本気で行かないとい...

12節終了、前半戦の残り対戦

12節を終了。前半戦の17節まで残り5つ。 鹿島の対戦は鳥栖(A)、ガンバ(A)、セレッソ(H)、浦和(A:ACLのため開催日未定)、広島(H)。 ターゲットを首位FC東京に絞ってみると、こちらの対戦はセレッソ(A)、大分(H)、神戸(H)、仙台(A)、マリノス(H)。 FC東京はここまで未だ無敗。大分が辛うじて引き分けに持ち込めそうだが、他は普通に勝ちそうだな・・。マリノスが打ち合いに持ち込んで勝ってくれるのを期待するくらいか。 鹿島は下位の鳥栖、ガンバには連勝しないといけないのだが、鳥栖は持ち直してきたし、ガンバも久々に勝ち星を挙げている。浦和は調子がいまひとつとはいえ、鹿島との対戦となれば息を吹き返してくるし、広島も今は絶不調だが鹿島と当たるまでその不調を持続してるかと言えば? そもそも鹿島がこの5つを全部勝つとなれば、現在の3連勝を合わせてリーグ8連勝となる。そこまで強いかと言われれば鹿島サポとはいえちょっと疑問。 鈴木が復帰して起爆剤になればブーストで乗り切れなくもないかという期待を抱いてみるが、大岩が采配でアシストしてくれないので、そこが一番の不安要素なんだな。 2位集団は勝ち点差1以内に詰まってきたので、ここは身近に目標があって張り合いもあるのだが、勝ち点差7は抜け出してしまった感はある。この差がデッドラインな気がするので、これ以上は離されないようにしたい。 直接叩くと息巻いてみてもFC東京にはここ数年勝てていないからね。どうやったら勝ち点を落としてくれるのか今のところ見当がつかない。 当面は順位に気を取られずに目の前の戦いを戦っていくという当たり前の結論に落ち着くのだが、そうなるとアレ? 大岩のいつでも全力スタメン采配は間違っていないのだろうか・・。 永木を右サイドバックで使い回してしまったため、久々にボランチに戻った松本戦の終盤はバランス取れていなかった。早くサイドバックに本職が戻ってくれないと、永木の本来の能力が失われてしまいそうで怖い。 山本を右サイドバックに使ったことで、結局、小池は戦力外の様子。本当になんで獲得したのだろう。 平戸と小田ももう一回戦力に加われるように成長して貰いたい。ずっと出ていない内田の期待が高いままというのは、自分も内田に期待している一人とはいえ、サブとしては寂しい話なんじゃないかと思う。 せっかく喰らいついた2位集団な...

VARの設置条件とゴールラインテクノロジーの設置・運営費用

誤審続きで早くVARを導入して欲しいと願っているのだが、導入するにはFIFAおよびIFABからの事前認可取得が必要になるらしい。各国が勝手にやるわけにはいかないとは知らなかった。 なんでも、ひとつの技術をテクノロジーに頼ってしまうと審判の立場がどうとかそういうようなことも言っていた。 「VARに頼り過ぎると今後、日本人の名審判は生まれない。何かあればVARに頼る、では情けない」とかいうような元審判の声もあるが、それで被害を被るチーム・選手は我慢しろというのだろうか。 明らかな誤審を金銭的とか勝ち点で補償してくれるならともかく、だったら誤審がなくなる方がいいに決まっている。機械を導入しても向上心を忘れなければ技術も向上するんじゃない? まあ、普通に研修も必要だからすぐってわけにはいかないのはわかるが、もっと前向きに考えないと話は前に進まない。 資金的には年間の運営費用がセリアAでは2億5000万円とか言われていて、他の記事を調べてみても設備投資に1億円とか書いてあり、全体でいくらとかがよくわからない。 ただ、三木谷社長も導入に賛成しているようなので、いざとなったらポケットマネーでなんとかしてくれるんじゃ・・? クラウドファンディングという手もあるし、DAZNの賞金からたとえば2~3年、1位を1億削り、2位と3位で数千万削るとすれば3~4億くらいは用意出来る。 他にも「VAR設置特別デー」とかいう日を年に2~3試合作り、もちろん周知して、チケット代金に50~100円上乗せして集めればかなりの金額になる。 やり方次第でお金の問題は何とかなると思う。協会がどれだけ本気で導入する気持ちがあるかどうかだけだろう。精神論的なことを言っていないで、本気で取り組んで欲しい。 まずはゴールラインテクノロジーから、という話もあるそうだが、こっちは調べてみると会場ひとつの設置費用が1600万から2500万円くらいで、1試合の運営費用も40万かかるそうだ。思っていたより高い。 25会場(もっと多いかも)×2500万円(最大費用)で計算すれば6億2500万円。運営費用40万×9試合×34節で1億2240万円。 だったらVARを導入してしまった方がトータル的に見てお安くなるように思うが、FIFAの承認が難しいのならまずゴールラインテクノロジーからでも悪くない。 運用費用だけに限れば、先にも書いた...

2019第12節松本山雅(ホーム)戦

5-0で快勝。これで文句をつけたらただのクレーマーになるのだが、いくつか気になった点を。 ラストプレーのCK。レオシルバがショートで始めてつながり、中村からリターンを貰った時、いい角度でフリーで持てた。シュートのイメージがあれば打って決められる場面だったが、予想してなかったのか打てずに横に回し、山本も下げて試合終了。 5-0で勝っていたので問題ないのかもしれないが、負けの危険性がなく得点を上積み出来る可能性のあるシュチュエーションは年に何回もない。松本にカウンターで点を取りに来る気力もなかったし、何度も言っているが得失点差も大事。 あれで得点を狙えないならもっと緊迫した場面ではますます厳しい。実際、あと1点取れていれば川崎を抜けたのに、と思うとそこは残念。 1-0になってから追加点を取れたのは神戸戦からの成長の証だが、4-0になってからのスローダウンは良くない。攻撃が雑になっていたし、ミスもあった。カウンターであやうく失点しそうだったが、気持ちを切らしていなかったクォンスンテのセーブに助けられた。 ベンチの采配もどうだっただろうか。 ターンオーバーどころかガッツリ固定メンバーでのスタメン。非公開にしてまで何を練習していたのかわからないが、落とせない戦いなのでまあこれは仕方ないとも言える。 ところが、3-0の後に三竿を下げてからは4-0になってもしばらく動かなかった。安西か永木を下げられるチャンスだったし、調子を上げて欲しい伊藤の投入が83分。伊藤はゲームに入る前に試合が終わってしまった感じ。 安西や永木の疲労具合を見ていたのかもしれないが、だったらそっちを下げるべきなのだが・・。 山本が復帰したのは好材料だが、慣れない右サイドバックということ、復帰戦ということもあってか、プレーぶりは慎重を通り越して弱気過ぎた。バックパスしかしていない印象だし、次もこれだと困るが、まずは楽なゲームで復帰出来たのは良かった。 中村は特に何も出来ていないように見えるが、レアンドロからのごっつあんゴールをしっかり決めた。キーパーの股を抜いたのは狙ったのかたまたまなのか・・。安部との兼ね合いで優先されたのはコンディションを上げる意味合いだろうか。 ただ、こうなると山口はどうしたものか。大岩采配下だと使われる可能性は低く、サッカーセンスが鈍らないうちに夏にでも移籍した方が本人のためにはいいので...

フライデーナイトマッチ3つは鹿島に追い風

最近、鹿島以外の試合はダイジェストしか観ていないのだが、そう言えば今日は3つやっていたなと思ってちょこちょこと切り替えながら観ていた。 ここからはあくまで鹿島の立場からの話。 まずは川崎対名古屋。名古屋も上位チームなので勝ち点のことを考えるなら引き分けが一番だが、調子の上がって来た川崎が削られた方がいいなと思っていた。 名古屋が先制したのでそのまま逃げ切りでも良かったのだが、川崎もしぶとい。しかし、逆転を許さなかった名古屋もやっぱり強い。 観ていて(ザッピングだが)感じたのは、名古屋は最後まで勝つんだという意識があった。一瞬でも緩まなかったし、等々力の川崎といえばマツダスタジアムの広島カープ並みに逆転劇を生み出すので、あそこで攻め手を緩めてしまうとダメなのだろう。見習いたいところ。 ゲームは1-1のドローに終わり、都合良く勝ち点2ずつ削れてくれた。 次に広島対鳥栖。ここはほとんど観ていなくてスコアだけ追っかけていたので、0-0でいいなあと思っていたら綺麗なオウンゴールが決まって1-0で鳥栖の勝利。とても有難い。 とまあ、鳥栖も連勝で一気に上がってくると鹿島と当たる頃に絶好調になっていても困るので、程よく勝って気持ちが気が抜けたくらいでやりたい。あくまで消極的鹿島サポの意見。大岩は信頼していない。 (追記:この記事を書いている時に、鳥栖とは松本、山東の後だから3戦後か~と思っていたが、この試合で鳥栖は12節を消化して、次はACL(ルヴァン)だから、リーグ戦では次節だった。計算違い)。 そして、今夜の主役はなんといっても湘南。 湘南のゲームは川崎戦が終わってから見始めたので、「問題のシーン」はライブでは観れなかったのだが、DAZNで確認。 完璧な誤審。 かつて鹿島対浦和で、興梠の完全オフサイドヘデイングゴールをゴールと認めた時くらい文句なしの誤審。あれはノーゴールがゴールにされたから得点的には逆だが。 鹿島もつい先日、清水戦でゴールを割っていたのをノーゴールと判定されて勝った試合があったので、よそのことは言えないが、あの日は広島戦でもゴールを割ったものをノーゴールと判定されていた。 そのことで話題にも上がっていたのにかかわらず、更にその上をいく誤審を突き付けてくるとはJリーグ協会もやりおる。研修会とかやっていないのかな? ゴールネットをスパイダーネットにでもしておけば内...

下位と侮るなかれ、全力でいこう

松本の試合のダイジェストを観たが、決定機をかなり外していた。 鹿島戦でもあのくらい外しまくってくれたら助かるのになあと思う時点で後ろ向きなのだが、同じくらい鹿島の面々も外しまくるので、非公開練習うんぬんより、シュート練習をしっかりやった方がいいんじゃないだろうか。 ところで、ACL予選の累積で安西が2枚目と思っていたが、オフィシャルの試合記事を見ていると全員イエローカードのマークが消えているのでリセットされている?せっかく安西が休むチャンスと思ったが、休暇申請は通らないようだ・・。 代表期間で休みたいところだが選出されてしまうとキツい。南米選手権は安部が代わりにいってくれるみたいで大丈夫そうだが、6月の代表戦は某クラブのように太もも違和感作戦で回避出来ないだろうか。 それはさておき松本戦。落とせないACL山東戦をベストメンバーとすると、さすがに安西を休ませないと壊れる。同じく永木も休ませたいが、復帰したと噂されていた伊東はまだ実戦で使えないのだろうか。 クォンスンテ、伊東、チョンスンヒョン、町田、小池、名古、レオシルバ、レアンドロ、遠藤、安部、伊藤。調子の戻らない伊藤はいっそワントップにしてゴールに専念して貰えばいいのでは。安部は真ん中に置いてみたい。 ただこれをするとレオシルバがチームを支えないといけなくなるが、ワンマンプレーが多いので、本当は三竿か永木に託したいのだが・・。白崎でもいいが、まだボランチの白崎を観たことがないので何とも言えない。 DFの並びは伊東、チョンスンヒョン、関川、町田でもいいが、とりあえず一回、犬飼を下げたパターンを試して欲しい。 まあ、伊東の復帰が無理なら普通に永木がいかざるを得ないのだろうが、小田は右だと厳しいし、平戸にもう一回機会を与えるべきなのか・・。どっちかと言われれば平戸かな。関川がやれるならそれが一番助かるが、今までやっていないのを思えば無理なのかもしれない。 普通に今まで通りのメンバーでいって、壊れる前に怪我人の復帰待ちになるのだろうか。 とにかく休ませて欲しいのは安西、永木、三竿、セルジーニョ、土居、白崎。この6人を山東戦に備えられれば活路が見える。 中村は復帰戦でほとんど何も出来ていなかったが、一度叩いてそれなりに出来るようになっているだろうか。 神戸戦は相手に助けられた凡戦だったが、攻める気持ちと走る気持ちは出せていた...

上位陣とは全て対戦済み

11節終了時のJリーグの順位。 首位FC東京、勝ち点27、得失点差+11、2位名古屋、勝ち点23(+13)、3位大分、勝ち点23(+8)、4位川崎、勝ち点22(+11)、5位鹿島、勝ち点20(+5)、6位札幌、勝ち点19(+2)、7位マリノス、勝ち点18(-1)になっている。 これだけ実りのない試合を繰り返しているにもかかわらず、鹿島は5位につけられている。FC東京との勝ち点差7が遠く感じるが、そこを除けば2位とは勝ち点差が3で大きく離されいるわけではない。 確かに結果だけを見れば、「怪我人が多く」「ACLとも並行して戦っている」のにこの位置につけていると言われれば、大岩解任というわけにはいかないのだろう。 ただ、初年度でこれなら将来性を考慮出来るが、2年近くやってきて何の上積みもないことはずっと観ている人にはわかることで、これから良くなる見込みがないまま他力本願でしか上位を狙えないというのは辛い。 11節終了時点で、鹿島は上の4チームと下の2チームと対戦済という形になっている。以下、成績。 大分1-2負け。失点、得点、失点。 川崎1-1引き分け。失点、得点。 札幌3-1勝ち、得点、得点、得点、失点。 名古屋2-1勝ち、失点、得点、得点。 FC東京1-3負け、失点、失点、失点、得点。 マリノス1-2負け、得点、失点、失点。 2勝3敗1分という、なんとも言えない結果。勝ちは先制逃げ切りと逆転勝ち、負けは先制されて負けが2回と逆転負けが1回。これもなんとも言えない。 逆転するしされるし、先制して強いわけでもなく弱いわけでもない。チームカラーというのが見えてこない。 1-0で勝つのが強いチーム、とか言う人がいるが、本当に強いチームは2-0、3-0で相手を下していくよ? とにかく、松本、鳥栖、ガンバと下位クラブとの対戦は引き分けさえ出来ない勝ち点9がノルマで、そこまでやって後はFC東京が引き分けで削れていくのを待つしかない。2つ削れてくれれば射程圏。 大味な名古屋と昇格組の大分はどこかでペースダウンすると見ているが、川崎は完全に上向いてしまい、せめて得失点差だけでも詰めておきたかった。決定力がなあ・・。 神戸は噛み合ったら脅威と見ていたが、悪い方が出て分裂してしまっている。鹿島とすればまとまる前に対戦出来てラッキーだった。 広島はACLを突破したのにリーグでは連敗。うまくい...

2019第11節神戸(アウェー)戦

勝ったことは良かった。攻めて行く気持ちが伝わったのも良かった。 しかし、18本もシュートを打って1点。無失点も相手に助けられた感があり、お互いにミスの応酬、鹿島が勝ったというよりも、より調子の悪い神戸が自滅したという表現が正しい。 永木と安西の酷使、獲得したが使わない小池、金森より序列の低い山口、凡ミスしても起用され続ける犬飼。大岩もある意味ブレない。 改善されたのは前に運ぶ意識が見えたのと、攻撃がシュートで終わる回数が増えたこと、走れていたこと。 ただ、それに比例してミスが多く、先制してからのレオシルバの怠慢に見えるプレーには、永木が何か意見をしていたようだ。スローインになるプレーでわざわざ押し倒してファウルを与えたり、パスがズレて攻撃の芽を摘んだり。 ゴール前に入って行っても転ぶことを優先してシュートが打てない。FKも緩いボールでキーパー直とかやめて欲しい。 レアンドロは自由に動いてボールカットも多く、攻撃も効いていたが、誰を狙ったのかわからない相手に直接渡るミスパスが目立ち、なかなかリズムに乗り切れなかった。あのへんがしっかりつながるようになれば頼もしいのだが、神戸相手でなければレオシルバ共々もっと付け込まれていた。 白崎は早くも2アシスト目。移籍して怪我で出れない選手は活躍したことがないという自説を持っていたが、覆してくれるのだろうか。安西との息が合っているようで、左サイドから久々に安西も攻撃に参加出来ていた。 土居は守備に関してはほぼ満点。前からも追うし、よく動いてボールも引き出せた。しかし、攻撃では正直100点中10点程度。カウンターで相変わらずもたもたしているし、フリーでのシュートも決められない。スルーパスも通せない。 守備要員としてならオッケーだが、それにしても今日の神戸のデキならゴールを奪えないと。 セルジーニョの先制点は見事だったが、それ以降のチャンスを決められなかったのは痛い。セットプレーをゾーンで守る神戸だったが強度が低く、永木もいいボールを入れていていくつか決めないといけない場面があった。犬飼も押し込めない。 CBコンビは無失点に抑えたが、神戸が悪過ぎてこれを良しとすると気持ちが緩んでしまう気がする。失点するよりは全然いいので、これをプラスにしていければいいのだが。 中盤は三竿が入ると締まる。ガツンと当たりに行けるし、ボールも奪える。名古と...

他人事に聞こえる大岩の試合後コメント

負けるたびに大岩が言うのは、「残念に思う」「改善をして次に活かしていきたい」「反省していかないといけない」。 最近はこれに「コンディションを見極めたうえで起用している」というコメントが加わる。 改善も反省もされていないうえに、「コンディションを見極めて」と言っているが、今季、相手より運動量が上回った試合があっただろうか。 ジョホール戦の最終的なポゼッション率がどのくらいかわからないが、いくら暑さもあってアウェーだということを差し引いても圧倒され過ぎ。それでいて「ディフェンシブに戦ったつもりはない」とはどこを見たらそういう感想になるのだか・・。 これだけ連携も取れずにボロボロになるのなら、ある程度、誰と誰はセットで使うとか決めて、しっかりローテーションしないといつまで経っても調子は上がらない。怪我人が多いのは、無理をさせて潰しているからそうなっているのも原因で、そっちを「改善」しないと立て直せない。 土居のボランチ起用は最初から構想にあったのか知らないが、強く当たりに行かない、球際が弱い、すぐにボールを下げるという弱点があるのに、何を期待したのだろう。 スペースを見つけてボールを貰う動きは出来るが、それはボールを拾えるということではない。セカンドボールの回収を期待していたのだとしたら見当違い。何をしていたのかわからなかった。 金森はACLアウェー慶南戦のアディショナルタイムゴールで首の皮がつながった感じだが、やっぱり守備要員にしか思えない。それも刈り取るタイプではなく、とりあえず走り回ってパスコースを潰すくらいの。 犬飼はあんなものだと諦めてはいるが、ずっとレギュラーで使っているのに成長しない。昌子と植田に比べると両者に失礼だが、うまくなっているという手応えがなく、同じミスの繰り返しをしている。 「中位クラブの絶対的ではない普通のレギュラー」という感じで、まあ、鹿島の今のチーム力を鑑みればまさしくその通りだが。感覚としてはかつての青木がCBをやっていた感じ。 町田ももうちょっと気持ちが表に出るくらいのプレーをしないと。チョンスンヒョンが戻って来たら自分がベンチだと勝手に決めつけているのだろうか。犬飼からポジションを奪うくらいでやって欲しいし、犬飼のクオリティなら関川にだってチャンスがある。 町田は気持ちが後ろ向きだからバックパスばかりでそこに付け込まれている。足元もう...

2019ACL予選(5)ジョホール・ダルル・タクジム(アウェー)戦

酷い試合だった。 こういう書き始めで書く試合記事が何試合めになるだろうか。 スタメンの選定、交代カードの切り方、どこでギアを上げてどう攻めるのか。まったく感じられないのはいつものことで、選手任せであることをこの頃は公言しているくらいなのだから、結局は運任せの勝敗になる。これもいつも書いているが。 「ACLを捨てにかかっている広島」と言っていたことはすいません。あっさりと1位通過を決めてしまったし、リーチをかけながら引き分けさえ取りに行けない監督とは大違い。2年前のリーグ戦終盤もこんな感じだった。チームが進歩していない。 攻撃では伊藤が第一に悪かった。マンオブザワースト。前半の遠藤からの絶好のパスをドフリーで外したのを始め、体が重くて一歩めが出てこない。その後も幾度となく決定機がありながら、全て決められず。開幕当時のキレ者だった面影は今や見る影もない。 しかし、こうなることはここ数試合の動きを見ていればわかることで、もっと動ける選手を選んで欲しかった。 レオシルバは悪い時の方で、パスも全然合わないし、決定機も決められなかった。相手の運動量が落ちた時間帯でも無双出来なかったし、一人の選手のコンディションで勝敗が決まるやり方にはずっと反対している。 安西は終始守備に追われて何も出来なかったし、あれなら町田を左サイドバックで張りつけて安西を前に使った方が余程マシだったと思える。 とはいえ町田も冴えないプレーが多く、すぐにバックパスで逃げるし、あわや失点に直結しそうなプレーもあった。ビルドアップに何ひとつ貢献出来ていないし、絶対に守ってやるという気迫を感じない。セットプレーでも高さで勝てていない。 そして犬飼。今季無失点試合が1回しかないのが納得出来るワンプレー。失点シーンは普通に対応すれば防げた。無理に取りに行ってかわされ、そのままシュートを打たれるとかどれだけ危機意識が低いのか。代わりがいないから仕方ないとはいえ、これだけ失点が減らないなら関川でもいいと思える。 平戸が三竿ほどの強度がないために中盤でボールを拾えなかったのも苦しい展開になった要因のひとつだが、全体的に運動量が足りていない。脚がつるほど走っている選手はいるのだろうか。 体力温存を考えた消極的なプレーばかりで、ポゼッションが最終的にどのくらいになった知らないが、およそ格上のチームの戦い方ではない。 安部は守備...

ジョホール戦を捨てられなくなったのでここも全力投球になってしまった

先の慶南戦を最低でも引き分けておけば少しだけ手を抜いた戦い方、たとえば主力をサブ待機させて展開を見て投入も出来たし、勝っていれば予選突破で完全にサブメンで戦えていた。 返す返すも勿体ないことをしたが、終わったしまったことはどうにもならない。あの負けをなかったことにするにはジョホール戦を勝つしかなくなった。 ・・のだが、さすがに永木と安西、伊藤は怪我をしそうだし、三竿もグロインペイン症候群からの復帰で連戦は怖い。となれば復帰の噂されている選手を全投入だろうか。 クォンスンテ、伊東、チョンスンヒョン、犬飼、町田、名古、レオシルバ、中村、遠藤、セルジーニョ、土居。 ・・いまひとつインパクトに欠ける。ツキがあったら勝てそうだし、引き分けでいいならこれでもいけそうだが、勝たないといけないとなればもう少しパワーが要る。 それでも安西、永木、伊藤をベンチスタートと決めてみると、三竿と永木で半分ずつ、安西と伊藤は展開によって投入するかどうかを考えるというセンにする。 クォンスンテ、伊東、チョンスンヒョン、犬飼、町田、三竿、レオシルバ、安部、遠藤、セルジーニョ、土居になるか。白崎はスタミナに不安もあり、安西とのコンビネーションで使いたいので、2列目は安部と遠藤のセットで。 金森は大岩のお気に入りなので土居のところに使われるかもしれないが、正直、得点気配がないので乗り気ではない。 伊東とチョンスンヒョンがどれくらい実戦で耐えられるかにかかってくるスタメンだが、犬飼が昌子だったらそれでも統率出来る気がする。犬飼はリーダーシップがなくて、自分でガツガツといってしまうタイプなのでDFラインを任せるのは不安があるのだが・・。 伊東とチョンスンヒョンの並びも不安だし、こうしてみると安西を使うしかないのだろうか。 ボランチの片方、三竿(後半、永木)がずっとカバーし続けて、レオシルバには攻撃担当、土居とセルジーニョにはシンプルにシュートで終わることを指示しておけばどうだろう。 ジョホールはホームだし、とにかく勝ちたいだろうから前からくると予想していて、両サイドバックが上がらず受ける形にして、レオシルバ経由、安部のドリブルを絡めて素早く前線にボールを配給する戦い方をすれば得点出来そうに思うが。 あとはセットプレーの工夫を。現状、このメンバーだとセルジーニョが一番いいボールを蹴れそうにも思うが、今まで何...

勝って良かったのだが

前に「勝ったり負けたりだからオセロ大岩」と書いたが、よく考えたらオセロは挟むとひっくり返るわけだから、表現としては正しくない気がする。 他に白黒で思いつくのはパンダとかだが、さすがにパンダ○○とか書くと誹謗中傷に当たりそうだしやめておく。 まあ、二つ名なんてなんでもいいのだが、ターンオーバーを考えていない監督なだけに、永木と安西もフル出場。本当にそろそろマズいと思うが、怪我するまでは使い続けるブラックな感じでやっていくのだろうか。 そういえば広島対マリノス戦でもゴールラインを割ったっぽいのをノーゴールとされて、城福監督がブチキレ、後半最初のフツーにオフサイドのプレーにまで言及して怒っていた。 鹿島はいつも被害者の立場だったから気持ちは良くわかるが、広島もうまくいっていないのだろう。首位から一気に落ちてきて鹿島と勝ち点で並んだからね。 いち早くVARの導入を、と意見書にも書くそうだが、それについては賛成。清水戦では鹿島側に有利な判定になったが、仮にVARで確認後に得点が認められていたとしても納得する。 マリノス戦の「鹿島寄り」だったジャッジについては流れもあるし、VARどうこうというものではないが、ゴールを割ったとか、PA内の判定、オフサイドなんかはリプレーで観ればはっきりするだけに導入してくれた方がもやっとしない。 トータルでプラマイゼロになったとかならないとかあくまで主観でしかないわけだし。 で、話は戻ってブラック大岩企業。 土居は試合後に「今年一番いいボールの持ち方ができた」と語っていたが、確かに先制のゴールといい、キーパー正面に飛んだシュートといい、いいタイミングで打てていた。つなぎも球離れも良かったしパスミスも少なかった。 何が良かったのかを考えると、やはり清水のプレスが少し弱かったのでは。あと、ピッチに水を撒く量を少なめにしたのかな。あまりボールが滑っていかなかった。 もっと激しく詰めてくる相手にもこれだけやれたら成長したかと思うが、継続して出来るかどうかが大事。そういう意味では土居は最後までやらせても良かったかと。 レオシルバはブラジル人気質という言葉で片づけていいのかどうか、3-0になってからももっと突き放すチャンスはあったが、遊びながらやっているというか軽いプレーが多いという印象。丁寧につないで、しっかりゴールを狙えば追加点は取れたはず。 大岩もその...

2019第10節清水(ホーム)戦

思った通りメンバーをいじらずに酷使してきたが、3-0で結果的には快勝。なんとか踏み止まった。 勝負を分けたのは開始早々の疑惑のジャッジ。町田が倒して与えたFKを中村が蹴り、ニアを襲ったシュートをクォンスンテが間一髪でセービング。 リプレーで観るとゴールラインを超えるか超えないかくらいのところを、クォンスンテが掻き出している。副審がライブで判定するにはかなり難しいジャッジで、VARかゴールラインテクノロジーがあればはっきりしていたが、客観的な意見を言うなら入っていた。 清水側からすれば当然納得出来ないだろうし、鹿島側からすれば救われたという思い。ただ、あの鋭いシュートに反応したクォンスンテは素晴らしかった。 得点が認められていたら鹿島には精神的ショックもあっただろうし、その後の戦いがうまくいかなかったかもしれない。 気持ちを立て直すことが出来たおかげで戦えるようになり、安西と白崎のコンビネーションから左サイドを崩し、中で伊藤が潰れたこぼれ球を土居がダイレクトでシュート。やっと枠を捉えて先制点になった。土居はやっぱりワンタッチがよろしいかと。 早い時間帯で1-0になったことで余裕を持った鹿島が、レアンドロを自由に使えるようになって優位に運べるようになった。前節の「反省を活かして」消極的になり過ぎずに攻めてもいけた。 それでもカウンターを活かせず、セットプレーでは得点気配がないまま、なかなかシュートも打たずにもやもやとする展開。ラストのところで何故かパスを選択し、シュートで完結しないまま終わることが凄く嫌な雰囲気だった。 運動量の落ちてきた白崎に代えて安部を投入し、流れを変えたところで素早いパス回しからレアンドロが右サイド奥にボールを引き出し、中にグラウンダーのパスを通して走り込んだ安部がダイレクトでゴール。 安部自身の悪い流れを断ち切れるきっかけになってくれればいいのだが。 チームもこれで楽になり、更に攻めにかかって安部がミドル、伊藤が触ったボールを大外から回り込んで来ていた安西が叩き込んで3点目。 ライブで観た時はオフサイドの気もしたが、リプレーで観ればギリギリオンサイド。副審はちゃんと観ていたが、清水にすればなんでこっちの時だけ・・と文句を言いたくなるかもしれない。 3-0で大勢は決したが、その後の戦いには注文をつけたい。 交代は最初から決まっていたのかもしれないが...