2019第31節川崎(ホーム)戦

とにかく決定機を外し過ぎ。


前半、相手のミスからの伊藤の振り向きシュート。後半、右サイドの崩しから伊藤スルーでの永木ド吹かし。そして極め付けのセルジーニョ。キーパーを抜いた土居のパスを、相手DFに当ててしまってのブロックされて得点ならず。


いつもは豪快に決めてくれるセルジーニョも、あまりにもチャンスだったためか置きにいってしまった。0-2後もヘディングを枠に飛ばすだけの場面で枠外。スーパーセルジーニョが決めてくれないと鹿島には得点源がない。


土居も打っても打っても枠外。ミスも多いし、球際も弱かった。


あとは前半セットプレー崩れからレオシルバからの町田狙いのクロスが、相手に当たってポスト直撃など。どこかで先に点を取れていれば勝てた試合。


一方、川崎は鹿島が押し込んでいた時間に、家長の嫌らしいファウル貰いのプレーにレオシルバがかかり、FKを与えてしまった。かなり嫌な雰囲気だったが、鹿島の選手たちはこの空気を察していたのかどうか。


案の定、家長のFKを山村に一発で決められた。後ろから誰のマークも受けずに、絶好のポジションに潜り込んでドフリーで豪快にヘディング。さすがにあれは外してはくれない。


最初からそこが空くとわかっていたと試合後にコメントしていたが、チームとしての分析力の差でもある。というかゾーンで守っていたのか、誰も山村についていなかった。どういう対策を練っていたのか。


この1点で鹿島は気落ちした。自分たちの左CKからロングカウンターを浴びて、小林のシュートはポストに救われるも長谷川に押し込まれてトドメの2失点目。この場面も誰も長谷川についていけていなかったし、全体的に集中力も欠けていた。


試合に負けたのは決定力のなさが最大の要因だが、選手交代で流れを変えられなかったのも響いた。長谷川を入れて得点を挙げ、交代選手が入るたびに強度が上がっていった川崎に対し、大岩は上田の投入も遅かったし、相馬も効いていなかった。


遠藤を入れるタイミングも遅いし、パワープレーで行くのか人数をかけて攻めるのかはっきりした指示もなく、後半押せ押せから一転、失点してからはシュートもないまま反撃の機会を作れなかった。


思えばルヴァンカップ第1レグも幸先良く先制したものの上田が立て続けに決定機を外し、そこから曽ヶ端の軽いプレーもあって3失点の逆転負け。決めるべきところで決めないとこうなるという見本の試合だった。


「残り全部決勝戦のつもりでやる」とはいったい何だったのか・・。1点2点取られようが挽回してやるという気概はまったく感じられなかった。


川崎にまたしても負けてただただ悔しいし、怒りも沸く。惜しいでは勝ち点3は得られない。優勝争いから大きく後退どころか川崎に逆転される可能性まで帯びてきた、とてつもなく痛い敗戦。


得失点差の余裕もなくなり、勝ち点を積み上げていくしかなくなったが残り3戦は全勝が最低限のノルマになってしまった。


最終節にFC東京対マリノスがあり、どっちか、あるいは両方に勝ち点が入るということを考えれば、あと2戦のうちに上回っておかないといけなくなり、なんだかかなり優勝が遠のいた気がしている。勿論、まだ諦める段階ではないのだが。


選手個々の評価については気持ちが立て直ってから別記事にしようと思うが、きっと悪いことの方が多いだろう。


最低でも引き分けないといけない試合だったと思う。


(以下、個人的まとめ)

【2019第31節 11/9(土)】(カシマスタジアム14:03KickOff川崎/23,159人/晴)

【スコア】鹿島 0-2 川崎 (前0-0 後0-2) (S 12-7)

【主審】飯田淳平(主審)、三原純、浜本祐介

【得点】

(川)後17分 FK家長↑山村 2H

(川)後26分 長谷川 5右

【警告】

(鹿)ブエノ3(後18分)、チョンスンヒョン2(後38分)

(川)守田1(前42分)、谷口3(後24分)、家長1(後32分)

【出場】

GK クォンスンテ

DF c内田→73相馬 ブエノ チョンスンヒョン 町田

MF 永木c レオシルバ 白崎→83遠藤 セルジーニョ

FW 伊藤→70上田 土居

【サブ】曽ヶ端 小池 中村 遠藤 名古 相馬 上田

【監督】大岩剛

【MyMVP】-

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