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2020第25節名古屋(ホーム)戦

各方面に不満が一杯の塩試合。 まず荒木主審。開始早々の金崎の犬飼への肘打ちファウル。このプレーにイエローカードを出さなかったことから、鹿島のジャッジへの不満が溜まる伏線になった。 鹿島にイエローを出しまくっていたが、その基準でいけば金崎のもイエロー。ひとつめのプレーで出せなかったのかもしれないが、その後の鹿島選手への簡単に出て来るカードとの差が際立った。金崎の逆ギレも、そういう奴だと知っていても気分が悪い。 ファウルも名古屋の選手(特にマテウス)が倒れたらすぐにファウルになるのに、鹿島側か後ろから倒されてもスルー。後半、そのイライラの募る流れのなかで、アラーノが2枚目のカードで退場になった。 10人になってからは帳尻合わせのようにやっと名古屋にもイエローが出始めたが、納得のいかないジャッジ。エヴェラウドがボールを叩きつけかけたシーンがあったが、よく堪えた。あれが金崎だったら叩きつけていたと思う。 次にスタメンで出た選手への不満。 一発目のコーナーでのトリックプレーで、永戸の空振りにはガックリきた。いくら利き足ではない右足だったとはいえ、プロならヒットくらいして欲しい。これが暗雲を呼び寄せる幕開けだったと言っていい。 攻めても全然相手を抜けないし、クロスも満足に上げられない。未だに永戸の良さが自分には伝わってこない。 和泉も古巣相手にガチガチで失敗だらけ、エリア内で不用意に足を上げてマテウスの当たり屋プレーに引っかかってPK献上。余計なプレーだった。 その後もガタガタで、相手との接触プレーで左膝を痛めて退場。ちなみにあのプレーも相手に進路を潰されており、荒木主審の名古屋基準だったらファウルだった。 三竿がウォームアップで腰を痛めて急遽欠場というアクシデントで永木がボランチ。残念ながらレオシルバとのコンビネーションも合ってなかった。 土居も消えまくっていて、エリア内での消極的なプレーも相変わらずだし、存在感が薄い。交代で入った荒木も仕掛けられなかった。マテウスの3人に囲まれていたのに自らサイドに切ったボールは、返さなくて正解。 町田はせっかく良くなってきていたのに、また元に戻ったかのような凡ミス多発。いいプレーもあったがそれをかき消す勢い。 沖もトドメの2失点目のキックミスが痛恨。その前からキックが不安定だったし、やらかしそうな気配はあった。フィードももっと単純にエヴェ...

エヴェラウドと上田の両立はあるのか

日程が空くので更新も緩めで。 前節、システム変更した直後に得点を挙げ、だったら最初から上田をトップでエヴェラウドを左サイドにすればいいのではという意見があるかもしれないが、個人的には懐疑的。 上田は指示なのかあまり守備をしないし、前線の圧力が消えるというデメリットがある。裏抜けが特徴だと言われればそうかもしれないが、だったら何度でも動き直し、柳沢や興梠のように相手のDFラインに負担をかけ続けて欲しい。 とにかく上田が前にいると一人だけさぼっているように見える。勿論、見えないところで動いているのかもしれないが、アラーノや和泉、エヴェラウドが走りまくっているので余計にそう感じる。 そして、エヴェラウドを左に回すことについてだが、攻撃時には左から入って来てシュートを打ったり、カドを取ったり、キーパーからのフィードで起点になったりとメリットはいくつかあるが、サイドに回すと下がって守備もしないといけなくなるので、ゴール前での仕事が減ってしまう。 守備にも頑張るエヴェラウドだから後ろに戻ってプレスをかけるだろうし、そこからまた前に進んで攻撃にということになると疲労が増すし、ただでさえ今のザーゴ鹿島はエヴェラウド頼みな戦術なので、疲れて動けないでは話にならない。 限られた時間で点を取りに行くという交代策でのプランはアリだと思うが、最初からやるとすればエヴェラウドの負担が大きくなるだけで、長い目で見ると得点力は逆に下がると思っている。 エヴェラウドには前線の中央で攻守に圧力をかけ、ターゲットとなって得点も奪って貰う形が一番いい。 もし上田とエヴェラウドを同時に使うならシンプルに2トップにして狙いどころを2つにした方が、相手も嫌がるのではないかと思う。 ただその場合、トップ下で持ち味を出し始めた土居の使いどころがなくなり、アラーノと和泉の2列目というどっちもパスが微妙という並びになってしまうので、前線にボールが回って来ない可能性もある。 アラーノは運動量は申し分ないし、献身的だし切り替えも速いのはいいところなのだが、パスの成功率が低い。正確な数値を持っているわけではないのであくまで印象の話になってしまうが、体感では前に出すパスの6~7割はミスになっている印象。(ちょっと盛ってる)。 狙いどころが悪いのか、タイミングが悪いのか、単に技術がないのか、モーションか何かで読まれているのか。一...

2020第24節広島(ホーム)戦

ザーゴなら中2日でもほぼ入れ替えてこないだろうと思ったが、上田をエヴェラウドに代えただけのスタメン。 休養充分の広島相手に動けないメンバーではあっさり捻られると書いたが、予想に反してそんなこともなく、日程の不利を感じさせない互角の戦いぶり。 大移動を伴う過酷なアウェー3連戦の締めになり、これだけ動けるとなれば札幌戦の止まりっぷりはいったい何だったのか。逆に「この試合が終われば次は中6日だから」という感じで元気が出て来たのだろうか。 ゲームはどちらが勝ってもおかしくない、お互いにチャンスを作って消し合う熱い展開。見応えのある内容で、しかも1-0で勝ったのだから嬉しい。 和泉やアラーノが前で走りまくり、エヴェラウドも少し休んで体力が戻ったのか圧力も増し、三竿とレオシルバも動けていた。 どちらかと言えばお互いにカウンターで決定機を作り、鹿島はポストに助けられたりもしながらしのぎ、広島は鹿島のマズい攻めに助けられてという感じ。 鹿島はラストパスの精度が悪かったし、あれだけのセットプレー(CK9本とFK数本)で点になりそうだったのは町田のヘディングがキーパーの正面にいったやつくらい。 この前からショートコーナーを試しているのだが、クロスが上がらないことすらあり、どういう狙いがあるのか知らないがもっと練習しないと形さえ見えてこない。 得点になったのは三竿のロングパスから。それまでも散々、ワンタッチで裏を狙うようなロングパスを狙ってはいたがミスキックになりロストしていたが、あのシーンはぴったり合った。これはこれでいい。 上田を投入した直後で、エヴェラウドを左サイドハーフに回した後のプレー。左から中に入って来て胸トラップでDFをかわし、弾んだボールを頭で落として足元にコントロール。後ろに3人引き連れながらGKとの1対1を仕留めた。 まさか上を狙うとは思わなくて、蹴った瞬間バーを越えたと天を仰ぎかけたが、枠内にズバッと決まって外国人ストライカーらしい力強いシュートでのゴール。お見事。 その後はザーゴお得意の5バック戦法で、アディショナルタイム含めて7~8分を鹿島る作戦で逃げ切ったのだが、これはもう基本戦術に組み込むつもりなのだろうか。 交代枠が5枚あるからこそ出来ることだと思うが、来年、交代枠が元に戻った時にどうやって逃げ切るかちゃんとプランがあればいいのだが・・。 ただ、跳ね返す要...

2020第33節神戸(アウェー)戦(先に消化分)

19時にキックオフと勘違いしていて20分前くらいにスタメン確認しようと思ったら、もう始まっていた。平日なのに早いな・・。 ギリギリでスコアは見なくて済んだのだが、DAZNを起動して下のバーを動かそうとしたら、キーモーメントをオフにしていても(設定ミス?)出っ張りみたいなのがあって、どっちかが点を取ったんだなと思いながら観始めた。 幸い先制したのは鹿島。先制されたらほとんどが完封負け(ごく稀に逆転あり)、先制したらほとんど勝つという不思議なチームなので、まさに勝敗を分ける得点になると思っていた。 スタメンはザーゴの肝入りメンバーが主体だったが、珍しくエヴェラウドを休ませて上田。関川を町田に代えた布陣。 和泉、アラーノ、土居がセットで出るとあまりいい記憶がないのにと不安を抱えつつ観ていると、前からのプレスがハマって高い位置で奪ったボールを三竿が上田につけ、上田はワンフェイクでDFをかわして振りの速いシュートを打ち、これが右隅に決まってゴール。 重要な1点を鹿島が取り、ほっと息を撫でおろした。 三竿は縦につけたこのパスは良かったが、その後はワンタッチの縦パスはほとんどミス。上田もこの1本はストライカーらしい見事なゴールだったが、後半になって完全に消えており、体力的なものなのか精神的なものなのか。 FWなら1点取ったらもっとイケイケになってもおかしくないのだが、覇気を感じないというか、ちょっと物足りない。ただ、ゴールを取れたこと、それが先制ゴールだったことは好材料。もしかしたらスタメンの方が合うのかもしれない。 この後、鹿島はリアクションサッカーを目指したのか、引いて守ってカウンターを狙い、神戸のポゼッションが大きく上回るがチャンスは鹿島が作るという展開。 ・・だったのだが、アラーノの抜け出してからのプレーが雑で、右サイドを3本ほど抜けたが全部相手に引っかけてチャンス潰しに専念。相手もパスをしてくると読んでいるので簡単に対応されている。ニアをシュートでブチ抜けないものか。 足を引っ張りまくっていたアラーノだが、前半終了間際、スローインから一瞬の隙を突いて今度は左サイドからクロス。DFの股に少し当たりながら、中央に流れたボールをフリーで和泉が押し込んで2点目。 アラーノは中盤でことごとくと言っていいほどパスミスで自軍のリズムを崩しまくっていたが、結果だけ見れば2アシスト。プロ...

完封負けがこれだけ続くのはいかがなものか

札幌戦での完封負けで今季9敗目、完封負けが8回目。ただでさえ攻撃力がないのに、失点癖も直らず当たり前と言えば当たり前の結果だが、もうちょっと抵抗して欲しい。 前節前は、優勝は無理だが2位なら狙えるという位置取りで、上位陣の名古屋と直接当たるまでは連勝を続け、そこで名古屋を叩けば、あとは直接対決の残るセレッソを何とかしてガンバの結果待ちという道筋があった。 それが札幌に完敗で霧散。そもそも札幌相手に連敗し、ちゃんと対策を練っていたのかどうか。無策のまま、ただただ試合をこなしているという感じで、消化試合のような中身スカスカの試合に見えた。 他のチームの得点シーンをダイジェストで観ていると、得点になる場面は切り替えからゴールまでの手数が少なくて早い。 いつも切り替え切り替えと言うザーゴは、それを出来ない選手を干すくらい徹底している割に、奪ってからシュートまで持っていくシーンがほとんどない。 上がりが遅いのもあるし、先のことを見通せていないというか、ボールを受けてから考える感じで、もたもたしている間に相手の陣形が整ってボールを回すだけになる。 ボール離れがいいのがアラーノだが、ここは逆に技術が低くてミスの方が多く、ロストしてばっかりでリズムも作れないし雑な印象を受ける。切り替えが早いし守備は頑張るタイプなので、追いかけてはくれるが、言ってしまえばマッチポンプ。 切り替えとかじゃなく、攻め切る意識を持って3人目、4人目が絡んでいかないと崩せないのでは。 土居も怪我前の調子の良さはどこへやら。エリア内でボールを持ってフリーなら、パスじゃなくてシュートを打って欲しい。 荒木も同じようにエヴェラルドに合わせてDFにクリアされたシーンがあったが、エヴェラルドは止まってこぼれ球を狙うような感じの動きだった。 疲れているようで動きも少なく、飛び出して合わせるようなボールではなくて足元か頭にピンポイントで供給するようにしないと、今のエヴェラルドはキツいのじゃないだろうか。 鳥栖戦の後に札幌戦とかまさに大移動なアウェー連戦だったことは考慮するにしても、それは最初からわかっていたことで、移動の負担も考えるなら鳥栖戦と札幌戦を分けてスタメンとサブを組み、鹿嶋に選手を残して試合に臨むとか手があったのでは。 今度も神戸に遠征になり、移動だけでも大変なのはわかるが、疲れて動けないでは話にならず、目の前...

2020第23節札幌(アウェー)戦

チームとしての体を成していない惨敗でまたも完封負け。札幌にはシーズンダブル、練習試合を含めてトリプル負けでプライドのかけらも感じられない無様な試合だった。 スタメン選びから失敗していたと思う。前節、途中出場だったレオシルバと土居の動きが重くてボールに絡めず。 前節出場していなかったアラーノは動けていたが全体的にプレーが雑で、誰とも合っていないし独り相撲。 期待していた杉岡は、個人的には簡単に下げないところは好きだが、ここもつながらずに隙を作っていた。先制されてからは仕掛けもなくなって何も出来ず。非難されても仕方ない。 このあたりをいつもは三竿が運動量多くカバーしているが、疲れているのかキレがなく中盤がスカスカ。和泉も決定力皆無だが、いないとチームとしては厳しいのだろうか・・? 本来なら白崎がこの状況で、さあここからレギュラー奪取という矢先だったのだが、怪我で出られないとか自らチャンスを棒に振っている。本人も悔しいだろうが、怪我人はあまり使わないザーゴなのでまた出場機会は減るだろう。 沖も疲れて来ているのか粘りがなくなっている。ハイボールに出て触れないのは一番ダメで、判断ミスも多かったし、キックミスも多発。 失点シーンは小泉のミスと敢えて言う。あの時間帯でゴール前の混戦、何故あそこで無理やり前に出そうとしたのか。そのボールが相手に渡って二次攻撃を受けて失点になったが、あんな無理な体勢ならサイドに逃げるべきだった。 結果論で言っていると言われるかもだが、ライブで観ている時も「コラッ!」と声を上げたくらいだし、あのプレーは頂けない。 主審のジャッジも札幌が倒れるとすぐにファウルになり、鹿島が倒されてもノーファウル。ストレスが溜まる前半のジャッジでイライラも募る。服を引っ張ってドリブル阻止してもカードも出なかったし、ゲーム内容と相まって不満の溜まる内容。 ただ、終わってみればジャッジは関係なく、前後半通して完全に札幌のゲーム。完敗と言っていい。 鹿島の決定機は後半、左サイドに回ったエヴェラルドのクロスが相手に当たって中に流れ、上田が反応してポストに当てたやつくらい。あの唯一の決定機を決められるかどうかがストライカーとして重要だが、またしても得点ならず。上田もなかなか決定力が上がらない。 交代策はむしろ遅いと感じたくらいだが、交代で入れたメンバーもポジション変更もあってか噛み...

2020第22節鳥栖(アウェー)戦

王道で勝って欲しいと前の記事に書いたら、先制から後半ダメ押しの2-0というリクエスト通りの結果を出してくれた。 今季3度目の完封勝ちだが、そのうちの2回が鳥栖で共に2-0。いつも苦しい試合を強いられるイメージがあるので、ダブルを取れて良かった。 ずっと不遇な扱いを受けていた白崎が活躍出来たのも嬉しい。もうこのまま移籍してしまうかもと覚悟していただけに尚更。現状、土居と同ポジションで争うことになるのかわからないが、この調子を維持してレオシルバと世代交代でボランチの一角を担って欲しい。 まあ、不遇というかザーゴの求めるサッカーを体現出来ていなかっただけかもしれないが、サッカーセンスは高いのでこれからフィットしてくれれば。後半バテていたので、そのへんの体力も。 先制点は永木の左からのクロスをエヴェラウドが前で潰れ、こぼれたところを白崎が押し込んだもの。白崎はゴール前でのシュート感覚が絶妙。あそこで一旦止めてから打つ選手が鹿島には多いが、ワンタッチでゴールに流し込めるのがポイント。 このシーン、左サイドからだったので珍しく永戸がいいボールを入れたなと思っていたら、永木だった。だよね・・。永戸もあのくらいの精度のボールをどんどんと入れて欲しいのだが、何か指示が出ているのか下げることばっかりで、やっぱり好みに合わないというか物足りない。 関川に代わって出場の町田は高さ勝負では分があったし、犬飼のポカもちゃんとフォローしていたが、ロングボールを含めてパス精度がいまいちで、相手に渡ることも多くピンチも招いていた。関川とどっちもどっちだが。 犬飼も一旦出場停止を挟んでからリセットされたのか頼りない面も見せていたが、勝負を決めるヘディングでの得点を挙げて勝利に貢献。これで乗っていってくれるといい。 三竿は運動量もあったし、開始直後のワントラップからの左足ミドルも良かった。レオシルバじゃない方が自由に動けている印象があるのだが、たまたまだろうか。沖はファインセーブを二つほど。完封で自信を深めてくれれば。 エヴェラウドも左から巻いてのシュートが枠外、ゴール前でうまくヘッドを使ってDFとの競り合いに勝ってのシュートがクロスバー。あのシュートはかなり綺麗な形だったが惜しかった。ちなみに今日の解説の中払氏もエヴェラルド呼びだった。 他のスタメン組では小泉は疲れがあるのかミスも増えた。走れてはいた...

ドラマティックでなくていいので王道で勝って欲しい

今季6度目?の後半アディショナルタイム弾(前半のぶんは含めず)で横浜FCに勝ったものの、本当ならもっと早い時間帯で勝ち越してすんなりと勝ち点3を収めたいところ。 今季の成績をざっと見てみると11勝8敗3分のうち完封負けが7回で、点を取って負けたのは川崎戦の1-2の試合だけ。いかに不甲斐ない負け方をしているかの証拠でもある。 無失点に抑えた試合も鳥栖戦の2-0と湘南戦の1-0だけで、複数失点は22試合中10試合と守備陣がまともに機能していない。あと、これはリーグ戦だけの成績なのでルヴァンカップとかも含めるともっと数字は悪くなる。 ちなみに先に書いた後半アディショナルタイム弾のうち2つが引き分けで、3つが勝ち越し、1つが3-1からのトドメ弾。 11勝のうちの3つと3分けのうちの2つが終了間際での得点で、交代組が頑張っていると言えなくもないが、出て来て点を取れないまま終わることも多いので微妙なところ。 首位ぶっちきりの川崎は交代選手だけで20得点以上を挙げているとかで、鹿島の総得点34のうちエヴェラウドの12点を引くとだいたい同じくらい。控え組の差が、勝敗に大きく関係していることがはっきりとわかる。(それ以外の要素もたくさんあるが)。 前節は和泉、土居、レオシルバらを下げて白崎、上田、荒木を投入、システムも4-3-3に変更した。これがたまたまだったのか今後も有効なのかはわからないが、この試合に限っては効果があった。松村の力も大きかった。 しかし、その前の2つの試合は交代組がぱっとせず、主に遠藤が冴えないプレーを繰り返して交代するたびにパワーダウンしていく印象だった。 勿論、遠藤のおかげで息を吹き返すこともあるので戦力外という意味ではないが、ザーゴは不調の選手でも割と長い目で見て行く傾向があるように思う。 交代組が機能していなかった時はやっぱりレギュラー陣だけでやっていくしかないのか・・とため息をついたものだが、荒木や松村の躍動、白崎の復活ぶりを見ると競争意識をもっと植えつけた方がチームのためなんじゃないかと思える。 現在でいえば永戸、関川、和泉がポジション安泰だが、それぞれ杉岡、奈良、荒木がいる。 永戸は守備だけは安定しているという個人的な評価だが、最近は左サイドが狙われて穴にもなっているし、攻撃しないぶん相手に押し込まているのでは?と思わなくもない。杉岡は守備面では不安...

2020第21節横浜FC(ホーム)戦

昇格クラブにダブル負けを喰らうところだったが、最後はプライドに賭けて0-2からの逆転勝ち。結果としてはオッケーだが、内容は反省すべきところだらけ。 1週間日程が空いてザーゴのベストメンバーだったが、立ち上がり犬飼が与えたFKでファーに蹴られたボールを永戸がつききれず、というか相手が2枚も余っていて押し込まれて早々と失点。 それでもまだ目が覚めず、今度は右CKからのこぼれ球を松尾に拾われ、詰めることもシュートに体を投げ出すこともなく、ここもあっさりと決められて2失点。 ほぼ試合が決まったかのような追加点でその後も鹿島のペースは上がらず、むしろ横浜FCが格上の試合運びを見せて前半は内容的にも完敗。鹿島はチャンスすら作れず、苦し紛れにロングボールを放り込んでエヴェラウドになんとかして貰うだけの投げやりなサッカー。 和泉も微妙なデキで土居もボールを呼び込めず、パスの精度が悪くてチャンスの潰し役。アラーノは元気だが相変わらず空回りな感じ。 関川も気合いの入らないプレーぶりで、永戸は珍しく右足も使っていくつかクロスを上げていたが、ここ1本という場面では誰にも合わないボール。 和泉のヘディングに合わせたクロスだけはドンピシャだったが、相手DFが手に当ててクリア。意図的ではないということで見逃されたが、後半にもハンドをスルーし、これが基準と言われたら仕方ないが、今後あるかもしれない鹿島の時もちゃんとスルーして欲しい。 後半、白崎がエリア内で倒された場面もしっかりと相手の足がかかって倒されており、前節のパトリックのシュミレーションまがいのPKに比べると、全然こっちのがPKだった。 微妙な判定もあり、なかなかスイッチの入らない後ろでのボール回しも加わり、観るのをやめようかと思うくらいのていたらくぶり。 やっと本腰を入れ始めたのは、動きの悪かった土居、和泉、デキ自体は悪くなかったが合っていなかったレオシルバを下げて荒木、上田、白崎を投入してから。 荒木の積極的なスタイルがチームを活性化して、アラーノが噛み合って勢いがつき、おそらくレオシルバが下がったことでフリーで上がれるようになった三竿がゴール前まで絡めるようになって勢いがついた。 右サイドを崩すと早いグラウンダーのボールをアラーノが入れ、エヴェラウドが右足で合わせて1点を返す。 と、この勢いは良かった。しかし、この試合だけではないが1...

来季加入の発表が早くも6人

既に発表されているだけで来季の加入内定が6人。 明治大学の常本 佳吾選手。1998年10月21日生まれ、174センチ、68キロ。右サイドバック。特別指定選手として承認されているので今季にも出場可能。 同じく明治大学の早川 友基選手。1999年3月3日生まれ、189センチ、81キロ。キーパー。即戦力なのか先を見据えてかはわからないが、鹿島のGK陣は相当若返ることになる。 大阪体育大学の林 尚輝選手。1998年6月9日生まれ、181センチ、70キロ。センターバック。即戦力として出場出来るのならCBも厚くなる。 昌平高等学校の須藤 直輝選手。2002年10月1日生まれ、169センチ、63キロ。サイドアタッカーの模様。さすがに荒木や染野、松村のようにすぐに出られるとは思えないが、将来性豊かな選手らしい。 同じ昌平高等学校の小川 優介選手。2002年4月14日生まれ、166センチ、58キロ。ボランチ。プロフィールを見ればかなり小柄な選手だが、スカウトが惚れこんで獲得を決めたらしく、うまく育てば面白い存在らしい。まずは体を作ることからだろうか。 鹿島アントラーズユース(鹿島学園)から舩橋 佑選手。2002年7月12日生まれ、175センチ、67キロ。ボランチ。キック精度も高く、ユース出身なので鹿島のことも知り尽くしている選手。 ここまでで既に6人が加入内定。あと、時々名前が出て来るユースの柳町君とかも、本来なら内定が出ていてもおかしくないと思うのだが、さすがに多過ぎるからオファーは出さないのだろうか。 鹿島はこの新加入以外にもレンタルで出している選手が7人。小田、ブエノ、佐々木、レアンドロ、垣田、山口、有馬。 ブエノとレアンドロは出て行くと考えても、何人を戻せるだろか。せっかく獲得しても海外に行くか、レンタルに出してそのままだと強いチームになっていかないので、軸となる選手には3~5年は頑張って欲しいと思っている。 ただ、これだけ加入(とレンタルバック)があれば、溢れてしまう選手も出て来るわけで、今、出場機会のない選手たちはもう来年はいないんだろうなあと覚悟はしている。 今年は特別に第3の登録ウインドーがあり、10月2日~10月30日まで移籍が可能。もしかしたら来年を待たずして移籍が発表されるかもしれない。 前節スンテがベンチから外れた時は「移籍なのか?」と思ったものだが、どうやら...

2020第20節ガンバ大阪(アウェー)戦

決めきれなかった鹿島が悪いのは承知で書くが、パトリックが倒れた場面はシュミレーション。沖が出した足に自ら合わせに行く形でコケに行っている。VARがあればおそらくパトリックにシュミレーションでイエローが出たと思う。 思えば開始早々の土居への顔面キックにカードを出さないところから始まり、なんだか嫌な感じはしていた。やたらと倒れまくるパトリックをまあまあ無視してファウルを取らないでいてくれたが、肝心の場面でPKとは。 とはいえゲームの勝敗を分けたのは、アラーノが抜け出して東口との1対1をセーブされたところ。あそこを防がれたのを含め、いったいアラーノだけで何本決定機を外したのか。 大分戦の反省を活かしたのか全体的にシュートは積極的に打てていたが、大半は枠を外していた。積極的なのと雑なのは紙一重なのだが、もう少しシュートの精度が高ければ違った結果になっていたかもしれない。 エヴェラウドも疲れているのかほとんど枠に飛ばず、前半の方でヘディングが枠隅に行って防がれたのくらいだろうか。春先のダメな頃のエヴェラウドのようだった。 もしかすると体の仕上がっていなかった(と思われる)春先と同じく、疲労で身体のキレがなくなって精度がガタ落ちしているのかもしれない。だとすれば、休ませて元の状態に戻すことも視野に入れないといけない。 頼みの綱のエースがこうなると必然的に結果もこうなる。土居は怪我明けの分があったのか、前半はうまい動き出しで前線に厚みをもたせていたが、後半になって消えていた。和泉も同様。 三竿が下がったのは何か理由があったのか、セカンドボールを回収していた三竿が抜けたことでチームの強度が一気に落ちた。 レオシルバは前半の相手のつなぎのパスを奪ってゴールに迫ったプレーや、後ろからパスを散らせて攻撃を組み立てたり、広い範囲を走ってカバーリングしたり、途中いつもの持ち過ぎる癖で怪しい部分もありつつも、存在感は際立っていた。 後半もアラーノとのパス交換で抜け出したシーンがあったのだが、アラーノが強引に行ってチャンスを潰した。レオシルバ自身は割といい感じだったのだが、これでチームを勝ちに導けないのは何故だろうか。 交代組の不甲斐なさもとにかく目立つ。特に残念なのが遠藤で、ブレーキ役になっているし、守備でも戻り切れない。シュート・パス共にいいものがなく、どうしてしまったのだろうか。起用すると...