2024第37節セレッソ大阪(アウェー)戦
個人的には前節の京都戦がラストチャンスと思って参戦し、0-0で引き分けたことでギブアップ。DAZNの契約は1月ごとでちょうど切れたタイミングなので、残り2戦はスコア速報のみで応援することにして視聴も断念していた。
と思って後ろ髪引かれつつ未練がましく掲示板を見ていたら、ABEMAで無料配信するとの書き込みがあった。本当に? と思いつつABEMAのサイトに飛んだら書き込み通り無料で配信してた。(町田戦も)。
有難く視聴させて貰ったが、違法じゃないよね、と軽く調べてみたらABEMAを運営しているのがサイバーエージェントで、町田のスポンサーでもあるから町田のホーム戦はずっと配信しているとか。
鹿島は3位を争っているからオマケで配信されたのだろうか。ということは最終節も無料配信ある? Jリーグ公式や鹿島オフィシャルには今日の分も記載されていないのだが、ゲリラ的に配信されているでもなし、どういうことなのだろう。DAZNに配慮しているのかな。
と、前置きはさておき試合。ターレスがついにスタメンで、禊は済んだと自分から言ったらしい鈴木もスタメン。
立ち上がりからいいテンポで攻めてがいるがシュートを打たないいつもの鹿島だったが、ボランチの知念がうまい持ち出しから左足で強烈なミドル。キーパーが弾いたところを鋭く反応した師岡が左足ダイレクトで合わせてゴールに突き刺し先制点。
この得点を見れば師岡は凄くFWらしく見えるし、シュートも見事だったのだが、それ以降、チャンスになっても周りが見えていなくてパスを散らせもせずシュートも打てずが続き、収まるまではいいのだが・・という安定の並評価。
囲まれる前にフリーの味方を使ってワンツー貰うとか、左から鈴木のグラウンダーとかダイレクトで打つ場面だったと思うが。藤井の脚を活かした組み立ても出来てなかったし、そのへんはもっと色々教え込まないとダメなのでは。
鈴木は有言実行で、CKの流れから良く見ていた柴崎から山なりでピンポイントのクロスが足元に届き、迷わずダイレクトで左足を振り抜いて逆側のポスト内側を叩いて吸い込まれるこれまた見事なゴール。
しかし、相変わらず文句を言ってばかりで審判にグチグチ言っていたためか、そこまでではないファウルで早々にカードを貰った。これだけ見ると厳しい判定だが、文句言い過ぎ。アンガーマネジメントはしっかりして欲しい。
2枚目出なかったからヨシとかではない。確かに審判は下手くそだったと思うし、セレッソ側にもっと早くカードが出てもおかしくなかったし、ルーカスの足裏での名古への削りはVAR介入してもいいのではと思ったくらいだが、黙々とやっていた知念を見習って欲しい。
試合が楽しかったのは、正直この2得点まで。2点差になって攻めに転じたセレッソの猛攻を受け、防戦一方。早川のビッグセーブで何点か凌いだおかげで無失点で締められ、相手に流れを渡さずに勝ち切れたが、カウンターがもうちょっと鋭くなければずっと相手のターンになる。
自陣深くから持ち運ぼうとして取られるのも何回かあり、これは意識的にそうやってビルドアップしているのだとは思われるが、ケースバイケースで、一度切るべき流れの時は遠くに捨てるのもありと思う。そのあたり知念が一番うまく出来ていた。
期待のターレスはスタメンで使うと結局ちょっと足りないということになった。相手が体力満タンの時では自由にやらせて貰えないために捕まる場面が多く、ロストも多かったし味方も使えていなかった。ハーフタイムでの交代は妥当。
樋口は何故か少しずれている。受けるにしろ出すにしろ、ピタリと合うことが少なくて、動き直してからボールが移動するため攻撃のスピードが落ちる。試合後のミーティングとかで「この場面はもうちょっと前に出して欲しかったね」みたいな話し合いはないのだろうか。
柴崎は遠いところも良く見えていて、今の形だと唯一の攻撃パターンとも言える。鈴木がずっと守備に回っていたので、後半は師岡しか攻め手がなくてキツかった。
そのために藤井を投入したのだが、ロングボール一発で裏というシーンも作れなかったし、藤井もずっと守備に追われていてチャンスすら作れなかった。
徳田もデビューした時はわくわく感があったが、最近はちょっとインパクトが弱くなっている。高さでも勝ててないし、ルーズボールも拾えていない。ボールも収められないし、今の状態だと垣田と同等に見える。思い切り良くやれていた時と考え方が変わったかな。
それでも終わってみれば速攻で取った2点を活かして試合を優位に運び、集中力を切らさず守り切っての勝利、という昔の鹿島らしい手堅い勝利だった。ただ、もう1点追加して仕留めるくらいのチーム力は欲しい。
まあ、ずっとスコアレスドローばっかりだったから贅沢なことを言っているのかもしれないが。
相性の良い相手からしっかり勝ち点3を取ったのだが、時すでに遅し。町田が勝ったために3位の可能性は消え去り、ガンバも勝ったために4位の座すら他力になった。下手したら他会場次第で、最終節に負けてしまうと目の前で優勝されてしまうことになる。えらいことなったわ・・。
色々条件はあるが、4位になればACL2の権利が多分あるはず。こうなったらもう意地でも4位には入って欲しい。負けても5位は確約だし、ここ最近の定位置から脱却するには勝ちあるのみ。
町田も優勝がかかっていて攻めるしかない状況だし、先制点を取って相手の攻撃をいなしてカウンターでトドメ、とか出来たらいいね。向こうも当然そう思っているだろうが。ラスト1試合、頑張って貰いたい。
(以下、個人的まとめ)
【2024第37節 11/30(土)】(ヨドコウ桜スタジアム 14:03KickOff鹿島/21,171人/)晴
【スコア】セレッソ大阪 0-2 鹿島 (前0-2 後0-0) (S 14-7)
【主審】(主審)小屋幸栄、日比谷真、長谷川雅、(VAR)福島孝一郎、鶴岡将樹
【得点】
(鹿)前10分 師岡 2左
(鹿)前14分 柴崎↑鈴木 14左
【警告】
(鹿)鈴木1(前26分)
(セ)西尾2(後19分)、ルーカス・フェルナンデス3(後28分)、山下1(後45+4分)
【出場】
GK 早川
DF 三竿 植田 関川 安西
MF 知念 c柴崎 ターレス・ブレーネル→46名古 樋口→63藤井
FW 鈴木→87津久井 師岡→80徳田
【サブ】山田 津久井 藤井 名古 仲間 舩橋 徳田
【監督】中後雅喜
【MyMVP】早川(4)
【ABEMA無料配信】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)