2025第29節湘南(ホーム)戦
スタメンから火力全開で行くスタイルを貫くことにしたのか、前に外国人3人を並べる布陣。左サイドバックに小池を置いたのはバランスを考えてだろうか。
しかし、開始早々のいくつかのチャンスを決め切れないと、いつものように相手ペースになってグダグダな内容。
なんとか0-0で引き上げた前半だったが、ピッチサイドの鬼木はかなり怒っていた。
ハーフタイムでメンバーを代えてくるかと思いきやそのまま続行。チャヴリッチが全然噛み合ってないんだがなあ・・と感じていたが、先制点はそのチャヴリッチ。
相手のビルドアップに鈴木、レオセアラがプレスに行って樋口が連動して奪い、リターンを貰った鈴木が潰れながらスペースに出したボールを、チャヴリッチが右足でズドン。
ずっと枠外だったのでようやくという感じ。このプレーでノったのかチャヴリッチはその後はいいプレーを続けていた。
追加点は右CKから。樋口が蹴ったボールをファーの鈴木がこれまた潰れながら後ろに逸らし(触った? 一応鈴木のアシストで個人的には記録しておく)、もう一枚後ろで待っていた濃野が収める。
狙い済ましてファーサイドの角上にコントロールショット。このシュート精度こそが濃野だが、やっと今シーズン1号。良かったなあ。
前節までのデキだと津久井か小池にスタメンを奪われてもおかしくなかったのだが、鬼木の起用に応えた。MyMVPはチャヴリッチと迷ったが最後まで頑張った濃野。
ちなみに早川は代表でアメリカを連れ回されたが安定のパフォーマンス。後ろがしっかりしていると安心して戦える。テヒョンも代表疲れを感じさせないプレーぶりだった。
更に前からのプレスを怠らずにいると、右サイドで濃野がうまく引っかけ、絶妙なレオセアラへのスルーパスとなった。ドリブルで運び、2人に囲まれながらも強引に左足で打ったシュートが相手に当たってゴール。
こういう当たり損ないのシュートでもなんだかんだ入ってしまうのがレオセアラの凄いところ。得点王争いも絡んで来るので、これからはPKのキッカーはレオセアラに譲ってあげたらどうだろう。
そうするともうちょっと周りに目を配れるようになり、前半のカウンターのシーンなど、小池がドフリーで真ん中で余っていたのとかパスを出してくれるようになるかもしれないのだが。
とはいえ3点目のようにゴリ押しでも得点出来てしまうから、打つのが悪いわけでもないので・・。
3点取ってからはさすがにペースダウンしてしまったのか、追加点を奪うような動きはあまり見られなくなったのが少し残念。この機会にあと2~3点取って首位京都にプレッシャーをかけてやろうとかなかったのか。
少なくともピッチサイドの鬼木は攻める気マンマンだったように見えたが。
下位クラブに取りこぼしなく無事に複数点で勝てたことは大満足なのだが、攻撃の連携という点で見れば改善されたのだろうか?
前半はグダグダで何を狙っているのかわからない戦いぶりで(鬼木はテヒョンにロングボールの指示を出したみたいだったが)、ミスからいつ失点してもおかしくない空気もあった。
結果的に得点は前からのプレスがハマって2点とCKから1点。崩して取った得点がないことは気になる。
日程は充分に空いていくので、このあたり調整して行って貰いたい。
前日に都合良く上位陣が引き分けたため、首位と勝ち点差で並ぶ2位。後ろもちょっとバラけてきたので、9月を全勝出来ればかなりいい位置につけられると思う。抜け出すチャンス。
前線の組み合わせも含めて、もうちょっと攻撃が鋭くなるように練習して欲しい。
(以下、個人的まとめ)
【2025第29節 9/13(土)】(メルカリスタジアム/19:03KickOff湘南/23,121人/曇一時雨)
【スコア】鹿島 3-0 湘南 (前0-0 後3-0) (S 15-8)
【主審】(主審)池内明彦、西橋勲、唐紙学志、(VAR)大坪博和、大川直也
【得点】
(鹿)後03分 鈴木→チャヴリッチ 3右
(鹿)後10分 (CK樋口)鈴木→濃野 1右
(鹿)後23分 濃野→レオセアラ 16左
【警告】
(鹿)なし
(湘)ゼヒカルド1(前7分)、油原1(後10分)、鈴木章1(後10分)、小野瀬2(後40分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野 c植田 キムテヒョン 小池
MF 三竿 樋口→85津久井 エウベル→85知念 チャヴリッチ→79松村
FW 鈴木→90+3ターレス・ブレーネル レオセアラ→85田川
【サブ】梶川 津久井 小川 知念 ターレス・ブレーネル 舩橋 松村 溝口 田川
【監督】鬼木達
【MyMVP】濃野(1)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(0)
【NHK-BS】-