2010第19節ガンバ大阪戦(アウェー)その2
退場者が出たことを除けば、前節FC東京戦と同じような展開になってしまった。守るという意思統一がされたぶんだけ大岩投入も早く、守備も安定したように見えたのだが。
むしろ、ガンバがあからさまに前に出て来たため、カウンターでチャンスが作れてしまったのが裏目に出た気がしないでもない。マルキーニョスだったらそれでも構わずコーナーフラッグ一直線でボールキープなのだが、興梠・本山・野沢で攻めに出てしまった。
そこで2点目を決めてしまえば問題なしだが、本山の調子もよくないのでボールを奪われて時間を有効に使えなかった。あれが最後に響いた。やっぱり勝ち点を取りにいく時は、なりふり構わずボールキープにいくべきだったかね。あまり好きなやり方ではないが、今の状態ではそれが最善だったかも。ホームで相手が退場の川崎戦ではしっかり勝ちにいったんだけど。
ボランチが二人ともピッチからいなくなったのは非常事態だったが、守るという点においては青木・伊野波でも全然大丈夫。押し込まれていたのは数的優位が相手にあったからで、ガンバ相手にあれだけやれたら充分。
しかし、攻撃となると青木では苦しい。伊野波も終盤になっても攻め上がっていたのだが、ラストパスの精度やひらめきは小笠原には及ばない。
本山がそれを補ってくれないと困るのだが、ずっと言っているようにどこか悪いのかな。攻守の切り替えも遅いし、ベテランらしい試合運びもない。出場時間も短いのだから、もっとやって欲しい。
新井場はバランスよくやっている。連携もうまく取れてきて、そろそろ攻撃にも出ていけるかな。ジウトンが余計なイエローを貰って次節出場停止だが、ここで左に戻したりはやめて欲しい。せっかく慣れてきたのだから、このまま右で固定すべき。
フェリペが90分もてば申し分ないんだけどね。途中で下がること前提だからあれだけ動けるのかしれないが、消えてしまう野沢より期待が持てるのだが。
ガンバはやっぱりうまいね。全員が足元でピタリとトラップを決めるし、無駄なく前を向いて攻撃に移る。攻守の切り替えも速いし、プレスも強い。だいたいサブで出て来るのが宇佐美、チョ・ジェジン、佐々木って・・。佐々木の精度が悪くて鹿島の左サイドは崩壊しなかったのだが、最後は力づくで押し切られてしまった。
その直後に鹿島側に決定的チャンスが巡ってくるところが、まあガンバらしいっちゃらしいのだが、それを決められない鹿島も寂しい。
DFラインから縦に速いパスが入り、そこから左右、中央に展開、2列目の選手がどんどん飛び出して来る。決定機も何本もあった。そういやこれでルーカスがいないんだったね。それを感じさせないくらい物凄い勢いだった。このくらい気持ちよく攻撃してくれれば観ているのは楽しいかな。勿論、それでも鹿島を応援するのだが。
なかなか気持ちは切り替えづらいとは思うが、すぐまた土曜に試合が迫っているので、体だけでなく頭もリフレッシュして次に備えて下さい。次は勝ちましょう。前向き前向き。