2011第16節磐田戦(ホーム)

先制点が勝敗を分けた。立ち上がりの早い時間帯に取れたことでペースを握れたし、磐田が後手に回ってくれた。前半後半に得点し、無失点に抑えて勝てたのだから今の鹿島にはとても大きい。


そして、若手が先発した試合をしっかり勝てたことが何よりもよかった。ボランチの柴崎・増田コンビにもいい影響を与えてくれるはずです。


小笠原の代わりにスタメン出場の柴崎は、解説の名波氏も絶賛していましたが、新人とは思えない落ち着いたプレーで中盤にいいリズムをもたらしていました。遠藤も刺激を受けたのか走ってましたし。相方の増田はサポート役に回っていた感じ。


チームとしては珍しく早い時間帯にファーストシュートも打ったし、増田のミドルも勢いを生んだ。これで得た4連続CKから岩政がヘッドで合わせ、GKの前で待っていた興梠が胸トラップして反転、右足でシュート。ハンドと判定されてもおかしくないトラップでしたが、無事にゴールが認められて先制点。


興梠はこのゴールはよかったんだけど、その後のビッグチャンスでふかしてしまったりと、もう1本決めて試合を決められないところはちょっともどかしい。


その後は磐田にペースを取られるものの、曽ヶ端のセーブもあって無失点で進行。中盤の守備も柴崎のポジショニングがよくて崩れずに踏ん張れていた。磐田もバックパスが多くなり、前田に危ないボールが渡ることが少なかった。ジウシーニョもキレが少し落ちていて助かりました。


後半に入ると鹿島はあまり攻撃せず、いつものように嫌な流れになりつつあったが、相手CKのカウンターから伊野波が突如攻め上がって相手を混乱させる。


そのスキに野沢からボールを受けた遠藤が、DFにつかれながら左足アウトサイドで前線にパス。DFに当たってコースが変わり、ヒキの強さを発揮した田代の前にこぼれる。ファインセーブ連発の川口が飛び出してきたものの、冷静にボールを浮かして追加点。これでかなり楽になった。


動きの止まり始めた鹿島は遠藤→小笠原、新井場→中田、野沢→西とスタメンクラスを投入し、失点することなく試合を終わらせる。前半11本、後半3本というシュートバランスの悪さはどうだろうとは思うが、若手が後から出て来て同点にされるよりは、若手で勢いをつけて、後ろをベテランが締めるという形はいいのかもしれない。


交代後のポジションは詳しく確認出来ませんでしたが、小笠原・中田があの時間帯から出て来たらちゃんとやってくれるでしょう。若手との融合の一端を見れたような気がする試合でした。やっぱり勝つっていいね。


(以下、個人的まとめ)

【2011第16節6/18(土)】(カシマスタジアム19:04KickOff鹿島/11,830人/雨)

【スコア】鹿島 2-0 磐田 (前1-0 後1-0) (S 14-9)

【主審】廣瀬格(主審)、入部進也、唐紙学志

【得点】

(鹿)前06分 岩政→興梠 3右

(鹿)後19分 遠藤→田代 1右

【警告】

(鹿)新井場2(前33分)

(磐)山田3(前44分)

【出場】

GK c曽ヶ端

DF 新井場→79中田 岩政 伊野波 アレックス

MF 増田 柴崎 野沢→85西 遠藤→73小笠原c

FW 興梠 田代

【サブ】杉山 西 中田 本山 小谷野 小笠原 イゴール

【MyMVP】野沢

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