Jリーグ、クラブライセンス制度発表
Jリーグは2013年シーズンからクラブライセンス制度を導入。毎年の資格審査で基準を満たさなければライセンスの剥奪等、厳しい処置も有り得る内容で、リーグの価値向上を目指すとあります。
審査基準は「施設」「競技」「財務」「人事体制・組織運営」「法務」の5項目に分かれ、全部で56項目。このうち達成出来なければライセンス剥奪となる「A」は44項目、達成出来ないと制裁が科される「B」が3項目、残りが努力目標の「C」。
一番、気になる部分は直近の3期連続で赤字になったり、債務超過になったクラブにはライセンスを交付しないという点。JFLへの降格もあるらしく、そうなると選手の退職金もなくなるかもという。これはどこのクラブでも有り得る話なので、いきなりチーム解散という憂き目に遭う可能性もある。本当に気をつけないといけませんね。
ちなみに10年度終了時では、神戸、横浜M、山形、京都、札幌、水戸、草津、岐阜、熊本、大分の10クラブが債務超過。神戸は今年大補強しましたが、いざとなったらオーナーのポケットマネーでなんとかなるんでしょうか。
その他「B」項目では観客席3分の1以上の屋根、トイレなどの衛生施設など、「C」項目では女子チームの保有、反人種差別の対策確立など(将来「B」項目に引き上げの案も)。
女子チーム保有が「B」項目になったりすると、経営面で打撃を受けることもあるわけで、そうなると本体の経営を黒字にするのも難しくなったりするんじゃ・・。
「B」項目の主な制裁としては、勝ち点減点(15点が上限)、無観客試合、下部リーグ降格、移籍契約の締結禁止。資金難でリーグから融資を受けた場合は勝ち点10減だそうです。自業自得とはいえ、そうなると踏んだり蹴ったりですね。
ライセンス制度は13年導入となっていますが、大東チェアマンから厳正な処分を科すことを匂わされているのが、今シーズンJ2に昇格したばかりの町田。本拠地の改修工事が間に合わず、11日の開幕戦を駒沢で代替開催することになり、怒りを買った。
いったい、どういう処分になるんでしょう。ただでさえJ2初参戦というのに、勝ち点を減らされたりすると、即刻JFLに降格なんてことも有り得ますが。とはいえ、ここで甘い対応を見せると制度の根幹も揺らぎそうで。
J2、JFLの入れ替え戦については以前の記事「クラブW杯、柏、準決勝進出、他」に書いた通りの様式です。入れ替え戦あるかもしれません。
経営面で安定するためには勝ち続けてファンを多く獲得するのが一番。今まで以上に勝ちまくっていきたいものです。