2015ニューイヤーカップ第1戦大分戦
8人まで選手交代可能の、本来なら練習試合の位置づけながら、「ニューイヤーカップ」としてタイトルをつけたことで実戦度合いが増した。
お互い思惑はあろうが、球際を激しく行く場面もあり、いいトレーニングになったんではなかろうか。
鹿島にとっては序盤もたついたものの、まずは勝てたことは喜ばしい。
ただ、大分のシュート3本(注:試合後発表のスタッツだが、もっとあったはず)で2点取られ、他ポスト2本とやられるところは簡単にやられていた。相変わらず佐藤がGKだと、枠に飛んだシュートは全部入る気がする・・。
鹿島のスタメンは佐藤、伊東、青木、ファン・ソッコ、鈴木隆、小笠原、梅鉢、遠藤、土居、中村、赤崎。
後半頭から鈴木隆→山本、伊東→西、青木→山村、中村→豊川、赤崎→高崎。後半途中から土居→本山、梅鉢→町田(ユース)、遠藤→田中(ユース)と交代。ベンチ入りで出場なしは曽ヶ端のみ。
【得点】
前04分 岡本→為田 左
前35分 鈴木隆→遠藤 左
後04分 遠藤→土居 右
後26分 風間→エヴァンドロ 右
後38分 山村 右
後45分 西↑本山 左
後45+2分 田中→本山 左
【警告】
前30分 青木
大分が守備重視だったのか、鹿島が攻め込むケースが多かったものの、こちらもフィジカル中心のキャンプトレのおかげで体が重く連携もいまひとつ。
後半は大分の足がより止まったことと、鹿島が主力級の選手を出してきたことで、終盤一気に得点差がついたが、途中まではすっきりいかないシーン多し。
鈴木隆、伊東はそこそこやれていたが、やはり西、山本に比べると数段劣る。特に伊東は守備面で不安な部分が見えた。
青木、ファンソッコのCBもコンビネーションの問題もあろうが不安定で、昌子の軸は揺るぎそうにない。
山村は食い付いてかわされる悪癖が怖く、今年も大事なところでポカをしそうな気配も。ボランチになってからは前に行けたし得点も取れたので、手薄になりそうなこちらのポジションで活躍の場を広げられれば。
中村は鈴木隆とのワンツーは見事だったがそれ以外は消えていたし、赤崎はまだまだトップとしては動きの質、キープ力ともに頼りない。
高崎は高さもあって一瞬の足もそれなりにありそうで、赤崎よりは良さそうな。最後のシュートは決めたかった。
土居は体が重そうで判断もいまひとつ。遠藤も同じく体は重そうながら、持ち味を見せたし、ゴールも決めた。
小笠原の存在感は今年も健在だが、ボランチを組んだ梅鉢はベンチ入り争いを続けていくには少し厳しい内容。悪くはなかったがパスの精度が悪く、前に仕掛ける部分も足りない。
ユース組は初めて見たが、町田は上背もあって将来楽しみな感じ。田中はアシストも決めて上々のデビュー(と言ってもいいのか)。これをいい経験として成長して貰いたい。
本山は試合後のインタビューで自ら言っていたが、ミスも多く、リズムも悪かった。むしろ攻撃を停滞させていた感もあったが、西からのクロス(これは精度が高かった)を簡単にボレーで決め、田中のスルーパスにも反応して終わってみれば2得点。結果は出した。
この時期で、相手も格下、メンバーも多数入れ替わっているので純粋なチーム戦力としての評価は出来ないが、勝つことは重要。2シーズン制になってますます1勝の重みは増し、どんな時でも勝ちにこだわる姿勢を植え付けなければならない。
福岡にも勝って、ニューイヤーカップのタイトルを確実に獲ろう。
残念ながら放送を観られる状況に出来なかったので、結果は他ブロガーさんのレポートを楽しみにすることにする。よろしく頼みます。
(ライブアントラーズやってるっぽい?)