2015(1)第13節浦和(アウェー)戦
勝敗を分けたのは何だったのか。
前半はあと1本が出なかったが浦和の攻撃を抑え込み、鹿島が盤石の試合運び。後半に入ってラッキーなオウンゴールで先制点を貰い、あとは集中して手堅く守り、逃げ切るだけという形までは良かった。
ところが得点(相手ミス)の直後に失点。やはりここがポイントかと。
GKを曽ヶ端を代えるという選択肢は大いにアリだが、しかし、何度見ても佐藤はナイ。絶対にナイ。佐藤が出て良かったと思ったことは正直一度もナイ。
スタメンを見た時に半ばやけくそで、「枠内シュートは全部得点になるんだろうな」と思っていたら、見事枠内シュート2本で2点。これGK要らなくない? むしろ攻撃に参加してゴールガラ空きにしてても結果同じなんじゃないかとさえ思う(実際そんなことはないが)。
ズラタンに切り込まれてセンタリングを上げられた時、あそこはそれしかない状況だったのだし、中に入って来る選手のケアをするなり、飛び出してボールに触るなりなんらかのアクションがあってもいいはずだった。立ってるだけなら誰でも出来る。
いつ、どのタイミングでもそうだが、佐藤は後ろにへばりつき過ぎている。2点目の関根に叩き込まれたシュートにしても、もう半歩でも前に出ていたら防げたのではないか?と思ってしまう。
ジネイの加入で前線でのピースは埋まり、故障でもない限りやってくれそうだ。
あとは本当にGKをどうにかしないと。せっかくのこの機会に曽ヶ端を戻してしまっては後戻りだし、誰か別の選手はいないのか。それとも鹿島の残りのGKは、この佐藤よりも悪いレベルなのだろうか。だとしたら補強しかないが。
次のポイントは、これもずっと言い続けているがセレーゾの采配。
山本の怪我で欠けた左サイドに昌子を起用したのはズバリ的中だった。攻撃は作れなくなったが、関根を抑えて浦和のペースにさせなかった。
しかし、交代カードを切るにつれ、戦況がどんどんと悪くなっていき、最後は何も出来なくなってしまった。育成や戦術を考えたりするのはまだ通用するのかもしれないが、交代で勝ちを引き込む才能はない。
コーチとしてならいいかもしれないが、監督はもっと的確にゲームを見極めて、最善の一手を打てる人じゃないと、完全に「出オチ」というか、スタメンだけで勝負が決まってしまうのでは。
GKと監督。そこのところを補強しないと、とてもタイトルなんて取れない。
ちょっとでも勝てるかも、と思った自分が悲しくなったよ。
(以下、個人的まとめ)
【2015第13節5/23(土)】(埼玉スタジアム19:04KickOff鹿島/41,269人/晴)
【スコア】浦和 2-1 鹿島 (前0-0 後2-1) (S 13-13)
【主審】木村博之(主審)、作本貴典、数原武志
【得点】
(鹿)後22分 オウンゴール
(浦)後26分 ズラタン↑武藤 4H
(浦)後38分 森脇→関根 4右
【警告】
(鹿)なし
(浦)宇賀神1(前44分)、那須2(後30分)、武藤2(後45+2分)
【出場】
GK 佐藤
DF 西 植田 ファンソッコ 昌子
MF c柴崎 小笠原 遠藤→89高崎 カイオ→79中村 土居→67金崎
FW ジネイ
【サブ】曽ヶ端 鈴木 青木 中村 梅鉢 金崎 高崎
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】-