2016(2)第12節磐田(ホーム)戦

素人目では鹿島が良くなったようには見えなかったが、磐田の不調と、審判のアシストで勝利が確定した感じ。あの調子だったらアシストなしでも勝っただろうが、後味が悪い試合になった。


鈴木が貰ったPKは明らかに正当な相手GKのファインセーブで、テレビ画面越しでも止められたと思ったくらい。反対の立場なら激怒していただろう。パパドプーロスの2枚目のイエローも、注意くらいで済ませても良かったように思う。


ただ、どうせラッキーな判定になるなら、小出しにおいしいとこで出して欲しかったなというのは、言ってはいけない本音かな。


とりあえず勝ったことはよしとして、引き続きチーム状態の調整は必要。


スタメンはほとんど変わらないので展望記事は省略したが、柴崎を2列目に上げる決断をようやくしたようで何より。


赤崎にはまだこだわっているが、結果を出す鈴木(たとえラッキー判定でも)と比べても、そろそろ決断の時なのではなかろうか。


そして、ほぼ諦めているセットプレーも相変わらず柴崎が蹴っていて、今日も無理かと思っていたら、先制点は柴崎の右CKから生まれた。


これまでにない良いボールが入り、昌子が頭ひとつぶん抜け出す打点の高いヘッドで決めた。久々にお手本のようなCKからの得点になった。その後のFKでもファーのブエノにいいボールが入り、調子のいい日だったのだろうか。


ちなみにブエノは本格的にパワープレーの練習をして欲しい。武器になるはず。


この後、鹿島は鈴木のPKと、小笠原のFKからジェイのオウンゴールで追加点を挙げ、パパドプーロスの退場もあって3-0の完封勝ち。金崎が絶好機を決めていれば、もっと雰囲気も良かったのだが・・。


土居も前半、赤崎からの折り返しをヘッドで合わせ損ねたのと、カウンターでドリブルから強引に自分で打っていったシュートが枠の上。ゴールが欲しいのはわかるが、冷静さを欠いているように見える。


永木はカウンターで左サイドを駆け上がったプレーこそが真骨頂。しばらくこのままやっていれば、そのうち長所を出したプレーが出来るかもしれない。


守備面は磐田の攻撃がほぼアダイウトンとジェイだったので、ブエノの身体能力と昌子のカバーリングがうまくハマっていた。1本、バー直撃のシュートがあった以外は、決定機は作られていなかった。もっとも、あれが決まっていれば勝敗までわからなかったが。


交代策は無難に3枚使えた。勝っている時はそこそこまともな交代が出来るのだが、負けている時に出来ないのは最初からその想定がないということなのだろうか。


MVPは攻守に活躍した昌子にしたが、鈴木も遜色ない働き。インタビューもしっかりしていて、得点も8と結果も出している。サイドハーフで使っていた経験が活きて、トップで使われても攻撃の形を作れている。90分フルにやるとまた話も違うのかもしれないが、鍛える意味も込めて、やはり赤崎より上の序列で扱って貰いたい。


内容は微妙としか言いようがないが、今のところはこうやって勝ちを積み上げていくのがいいかもしれないね。


(以下、個人的まとめ)

【2016(2)第12節9/17(土)】(カシマスタジアム18:34KickOff鹿島/15,787人/曇)

【スコア】鹿島 3-0 磐田 (前1-0 後2-0) (S 14-7)

【主審】松尾一(主審)、八木あかね、平間亮

【得点】

(鹿)前25分 CK柴崎↑昌子 1H

(鹿)後29分 PK鈴木 8右

(鹿)後32分 オウンゴール

【警告】

(鹿)鈴木1(後45+4分)

(磐)パパドプーロス(後1分、後42分)、カミンスキー1(後28分)

【退場】

(磐)パパドプーロス(後42分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 伊東 昌子→79植田 ブエノ 山本

MF 柴崎 c小笠原→88三竿 永木c 土居

FW 金崎 赤崎→64鈴木

【サブ】櫛引 植田 平戸 三竿 杉本 鈴木 垣田

【監督】石井正忠

【MyMVP】昌子

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