2016(2)第15節FC東京(アウェー)戦
内容も充実させて勝って欲しいだなんて、とんでもない高望みだった。想像以上の完敗。
カイオが抜けて以降、まともに戦えた記憶がなく、自分のブログで調べたところ、スコア上では完勝の試合はいくつかあるが、中身まで伴って勝ったのは4-2で勝った広島戦くらい。それにしたってたまたま点を取ったタイミングが良かっただけ、と自分で書いており、押し切って勝ったものではない。
もはやツッコミどころが多過ぎて、何から言えばいいのやら。
印象に残った順に書いていくとして、まずはファブリシオが酷い。
スタメン抜擢で、ならばタイで連携を深めたのかと思いきやそんなこともなく、位置取りも中途半端だし、キレも悪い。
特に酷いと思ったのはボールへの執着心で、一回かわされるともう追うのをやめてしまう。相手は一回切り返せば済むのだからこれほど楽なことはない。
失点シーンもハイッて小学生ばりに元気良く手を挙げていたが、勝手にオフサイドと判断したのか河野についていかず。何を思っての起用だったのか、そもそもこんな外れをよく掴まされたな。よほどジネイに頭を下げて再契約して貰った方が良かった。おそらく金銭的にも。
ファブリシオの愚痴を続ければ記事が長くなるので切るとして、休み明けの遠藤もたいがいだった。ボールがまったく収まらず、動きも悪い。この2人が同時スタメンなら、FC東京にゲームを支配されるのも当たり前。
スタッフは選手のフィジカルコンディションをどこまで把握出来ているのか。
コンタクトに対してファウルを取らない榎本主審のジャッジにも鹿島側は対応し切れず、土居も簡単に倒されてはボールを奪われた。失点シーンは多分土居(もしくは金崎)がボールを取られたところから始まっており、そこは仕方ないと割り切るにしても、だったら次からはもっと強く当たりに行ってもいい。
土居は判断も遅く、収まりも悪く、トップに推していたのが恥ずかしくなるくらいの出来栄えで、赤崎だったとしても変わらなかったろうが、どうにもならなかった。
柴崎、永木のボランチコンビは相変わらずゲームを作ることが出来ず、永木はこねているうちに寄せられて取られる場面が目立ち、小笠原の存在がここに来て大きくなっている。いつになったら世代交代出来るのか。
そして、曽ヶ端。1失点目は河野の技ありとも言えるが、2失点目はあのくらいのボールはファンブルせずに抑え込んで欲しい。キャッチ出来ないことはずっと前からこのブログでは書いており、そろそろ交代すべき時期。
エリア外でのショルダータックルはイエローで済んだが、どうせ負けるならむしろ一発レッドになっていて欲しかったと思うくらい。それで負けたら石井も上手に言い訳が出来ただろうに。
おそらくこのDFラインなら櫛引が出たとして失点は増える一方かもしれないが、来年も櫛引を在籍させるつもりがあるならば使ってもいい。
にしてもDFラインはゲーム開始からバラバラで気になっていたが、ファンソッコにこだわる理由は何か。外国籍選手でブエノとの競争、来季の契約のことまで考えると、これなら結果が出なかったとしても植田を使う方が納得出来る。
金崎の調子の悪さも何気に響いていて、ファーストステージの頃の迫力がなくなっている。苛々している姿も良く見かけられ、今、鹿島で一番活きがあるのは鈴木くらいではなかろうか。
いったいこの中断期間中に何をやっていたのかわからないが、とりあえず保険で祈っていたのが効き、他のゲームが都合良く終わってくれ、セカンドステージ優勝は浦和か川崎。年間順位も4位大宮とは勝ち点差6だが、得失点差が16あり、さすがに八百長レベルで決着しない限り抜かれることはなく、ほぼ3位で当確。
今年はこのくらいで満足すべき、と割り切る頃合いだろうかな。
(以下、個人的まとめ)
【2016(2)第15節10/22(土)】(味の素スタジアム14:04KickOff鹿島/37,317人/曇)
【スコア】FC東京 2-1 鹿島 (前1-0 後1-1) (S 11-7)
【主審】榎本一慶(主審)、金井清一、蒲澤淳一
【得点】
(F)前14分 中島→河野 5左
(F)後39分 前田 6右
(鹿)後45+1分 鈴木↑山本 3H
【警告】
(鹿曽ヶ端1(前19分)、ファンソッコ2(後4分)
(F)梶山2(後分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 ファンソッコ 昌子 山本
MF 柴崎 c永木 遠藤→46鈴木 ファブリシオ→63中村
FW 金崎 土居→81小笠原
【サブ】櫛引 西 植田 中村 鈴木 小笠原 赤崎
【監督】石井正忠
【MyMVP】-