ヘビーじゃないローテーションで
ゼロックスから始まる日程の詰まった5連戦。今のところ連続スタメンなのはクォンスンテ、植田、昌子、レオシルバ、金崎。そのうち連続フル出場はクォンスンテ、昌子、植田の3人だけで、いい形でのスタートが切れた。
GKはフィールドプレーヤーよりも肉体的な疲労度は大きくないと思うので、5連戦くらいならかえって連携も良くなるかもしれないが、先も考えると曽ヶ端にも試合に出ておいて貰った方がいい。リーグ2節の甲府戦か、思い切ってACLの予選2試合目のムアントン戦(inタイ)で石井の決断を見たい。
問題はやはり昌子、レオシルバ、遠藤をどう休ませていくかで、特に昌子のところが最大の懸念材料かと。代表で抜けることを考えると早いうちに町田とブエノを使って鍛えていく他ない。
もしかすると代表でCB二人セットでもっていかれるかもしれないが、もし選ばれなかったらそれはそれで、選ばれなかった片方が「同じクラブにいては代表に選ばれない」とでも思って移籍を考えるなんてことになって余計に痛手になるかもしれない。
快く二人とも代表で頑張っておいで、と言えるくらいの手を打っておきたい。青木のようなベテランがいればそこらへんはカバー出来るのだが・・。
もしもの場合はまた西をコンバートってことにならないよう、三竿健(弟)も練習しておくとして、少しずつ町田とブエノを使っていきたい。
まあ、開幕戦のFC東京相手にそれを試す度胸は自分ならないが。ムアントン戦でブエノ、甲府戦で町田を使えたらなあというあたりか。二人セット抜けを容認出来る日は随分と遠い。
レオシルバも頼りになり過ぎて、抜けた時の反動が怖い気がするので、ここも三竿健(弟)の成長待ち。自信さえつけば充分にレギュラーを奪えるくらいの素質はあると思う。
足りないのはゲームを読む力、危機察知能力、展開力といったあたりで、目指すは小笠原のスタイル。多くのことを学ぶといい。レオシルバは規格外なので参考にするにはちょっと違うかと。今の永木クラスなら得られるものもあると思うが。
2列目は遠藤が抜けた時の締まりのなさはじんわりと感じたが、まだごまかしが利く範囲。中村がダメなら金森にチャンスがあっていいとも思うが、石井は中村が推しメンなのでまだチャンスは巡って来ないかな。いざという時は土居と遠藤を分けて使えば両方とも形にはなると思う。
金崎は前にも書いたが昨年だといないのは致命的だったが、鈴木が覚醒してペドロ・ジュニオールもいるのなら、休ませながら使えるので問題はなさそう。メンタル面のケアさえ万全ならばだが、大人になった金崎は大丈夫なはずだ。
昌子、レオシルバも勇気を持って休ませなければシーズンは戦えないが、怪我で離脱することのないよう、ヘビーじゃないローテーションで戦力の上積みをも図っていきたい。