鈴木のシント=トロイデンVV移籍合意
鈴木のシント・トロイデンVVへの移籍合意がオフィシャル</a>にて発表。現地でのメディカルチェックを経て正式契約となる。
トルコ1部ベシクタシュからもオファーがあって、そっちの方が諸々の条件もいいという話だったが、シント・トロイデンになったのか・・。よりによって個人的に嫌いなポルティモンセに安西、シント・トロイデンに鈴木とは。
この2つのクラブは前にも書いたが、戦力としてよりも商売で日本選手を買い漁っているようにも見える。次のステップアップが見つかりやすいのかもしれないし、そうしたノウハウもあるから移籍する方としても選びやすいのかもしれないが、鈴木にはもっといいところに行って欲しかった。
とはいえ、鈴木は昨年夏にもオファーがあったのをACLのために残ってくれて、タイトル獲得に大きく貢献してくれた。引き留めることはない。クラブも本人の意思を尊重、快く送り出すとのこと。
シント・トロイデンだと安く買い叩かれてそうで違約金もそんなに入ってこないようにも思うが、これはまたわかれば触れていくつもり。願わくば次の選手を獲れるくらいには残して欲しい。
在籍4年半。最後の半年は1試合も出ていないので4年だが、ユースからトップに入って来た生え抜き選手が4年で移籍するのは、時代が時代とはいえ寂しい話。
「移籍組が3年、新入団が5年」という感覚を持っていたが、改めて「移籍組が1年~1年半、新入団が3年」というくらいに考えておく方がショックも少ないのかもしれない。
出て行く年齢が早くなったぶん、クラブに帰って来るのも早くなって30歳くらいで経験をクラブに還元してくれるなら元は取れる気がするが、ボロボロになってから帰って来ても戦力としてはアテに出来ないし、そもそも帰って来ないことも増えるのかな。
鈴木は純鹿島と信じているのでキャリアの最後は鹿島で終えてくれると思っているが、何年先になるだろうかね。
その前に大迫、柴崎、昌子、植田らがちゃんと帰って来てくれるかだが。
戦力的にも当然痛いが、今季は1試合も出場していないので「期待していた戦力がいなくなった」という側面は大きいが、今すぐに困るというわけではない。まあ、今シーズン残りを長期的に見ると苦しいのは確かなので、夏のウインドーでの補強は必須になった。
これで移籍の噂のあるセルジーニョまで移籍してしまったらさすがに詰む。主力3人で出て行く方の移籍は打ち止めだと思いたい。
フロントとしては鈴木→伊藤、安部→白崎、安西→小池と手を打ってはいるのだが、現状維持で精一杯なうえに怪我人多数なので戦力としてはダウンしている。怪我人が多いことで主力にも疲れが蓄積しているので、この先もこのままだと上積みはない。
仙台戦では残った選手が意地を見せてくれて熱い想いは伝わって来たが、現実にそれだけで残り全部は乗り切れない。補強ポイントとしてはサイドバック、FW、ゲームの流れを変えられる2列目の順番だろうか。CBは関川に期待をかけたい。
上田が2~3試合に1回くらい出場してくれるなら、まだFWはなんとかなるかもしれないが・・。
鈴木のようなタイプの選手はなかなか見つけられないだろう。ゴールへの執念もあり、アシストも出来る。前線で体を張ってくれてボールも収まり、守備も手を抜かない。チームに喝を入れてくれる貴重な存在だった。
今年1試合も出ていないので、もうちょっと活躍してから行って欲しい気持ちもあるが、全力でやるタイプなのでやって怪我を再発したら海外移籍のチャンスもなくなると思ったのだろう。仕方ない。
何年契約で年俸もいくらか知らないが、行くなら行くで大暴れしてくれくれたらいい。こっちはこっちでやるから動向を追ってはいられないが、活躍していれば代表にも呼ばれるだろうし、メディアも取り上げられるだろう。
また会う日まで元気でやっておくれ!