レモンガススタジアムの印象
遅まきながらレモンガススタジアムの印象をアップ。もう1回行くことがあった時のための記事でもあるので備忘録がわりに。
チケットを取った時の印象としては、とにかく雨が凌げない、ピッチとの距離も遠くてちゃんと観えなさそう、という悪印象の方が強かった。他のスタジアムに比べて微妙に値段設定も強気で、バックなのに高い。
座席はバックS席の鹿島側に近い方、真ん中の通路の手前(下段席の一番上)を確保。いざ行ってみるとピッチとの距離が意外に近く、角度もそこそこついていて思っていたより観やすかった。
試合が始まる前に最前列まで行ってみたらピッチレベルじゃなく、近いぶん迫力もあったし、逆に一番上も行ったが、そっちもそんなに距離が遠くないので充分に観られる距離だった。S席なら中央に近いので反対側のゴールもなんとか見える。
ただ、S席には背もたれがなくて体勢が辛いし、前後の間隔も狭くて前の人の背中が脚に当たる。隣は幸いにして無人だったので大丈夫だったが、みっちり詰まったらかなり窮屈な感じになりそう。とはいえSS席は更に価格が高いんだよね。
鹿島戦は入場者が11000人くらいだったのでバック側は割と空いていた。みんな端っこから座席を取っていくから、むしろ中央部分の方が空いているという状況。雰囲気は昔の京都サンガのホーム、西京極スタジアムに似ていた。
雨が降らずに済んだため普通に観戦出来たが、雨だったら拷問かな・・。秋春開催に移行して冬の試合で雨とかなら凍えてしまいそう。夏は夏で後ろが公園の森なので、虫が結構多いと思われる。
最近は特定エリア以外でのアウェーグッズ着用禁止というスタジアムが増えて来て、レモンガススタジアムもバックSは禁止エリア。Aなら着用可で、周りの人と一緒に応援したかったのでそっちも考えたが、角度が悪くて試合が観れなさそうなのでヤメ。
実際には確認出来なかったが、現地で観た感じではA席では反対側は観にくいかな。ゴール裏はもっと距離があって遠そうだった。
今回はJR平塚駅からスタートだったので、キックオフ2時間前から発着の直行バスを利用。ターミナルの11番から出ているのだが、ターミナルの案内板(駅から出てすぐのところ)には、11番は「現在運行していません」の表示のままだった。そこはちゃんとしてくれ・・。
運賃は210円で、ほとんどがIC決済。スマホを持っていないので紙の券を取って乗車したが、210円はちゃんと用意しておかないと迷惑になるだろう。時間は少し混んでて10分くらい。歩いて行けない距離でもないが、帰りは細い歩道に大行列が並んでいたので、精神的にキツそうだった。
バス降り場からスタジアムまでは割と歩く。案内板やスタッフの誘導がないので行き先が良くわからず、とりあえず人の波について行くのだが、屋台がズラリと並んでいて夏祭りみたい。反面、スタジアム内には出店がなく、内と外で分けているのだろうか。
個人的にはサッカー観戦でビールの売り子は邪魔なだけと思っているので(野球はあり)、スタジアム内が静かなのは良き。スタッフもあんまりいなかったが、マナーの悪い人がいなかったので静かに観戦出来た。関西との違いかな。トイレは少ししかないので、もっと人が増えるとかなり並びそう。
あとはDJがうるさい。神戸もうるさかったので、最近こういうのが好まれるのだろうか。選手紹介でコール&レスポンスというのをやっていて、DJが苗字を呼び、サポーターが名前を呼ぶ、という流れ。サブメンバーまでやっていた。
ただ、選手交代で入る時はDJが普通にフルネームを言っていてレスポンスなし。思わず小声で「そこはやらへんのかい!」と突っ込んでしまったわ。
鹿島の応援は、ガンバ戦の時は屋根の反響もあって「声出てるな~」と思っていたのだが、反響のない野外での大合唱は、今まで行ったなかで一番声が出て迫力もあった。個人のチャントはDAZNでは全部聞けないので、フルで聞けて良かった。
師岡のは途中で↓↓↓と音程が下がっている時間帯が多くてノリが悪いというか・・専門家ではないので詳しくはわからないが、もうちょっとイケイケになる感じに↓↓↑と語尾が上がる感じにした方がいいのでは。個人的にはチャヴリッチのチャントが好みだったかな。
試合自体は鹿島が2点先制し、周りの湘南サポもしゅ~んとしていたのだが、鈴木のアレがね。あそこから一気に雰囲気が変わって、後半開始からもうイケイケだった。肩身の狭い想いで屈辱を噛みしめながら観ていたよ。
観戦に行って負けたのは7戦ぶりで、1年に1回ペースかつコロナの時期は見送っていたので、10年ぶりくらいに負けた試合になった。帰り道の足取りは重かった。とりあえず鹿島サポのブーイングだけ聞いて、湘南のヒーローインタビューの間にスタジアムを出たので周りは鹿島ユニを着た人が多め。
聞き耳を立てていたわけではないが、会話の内容はまったく鹿島のことに触れていないか、「CB2人とかマジありえん」「今の鹿島はどことやっても2~3点取られる」「勝てる気がいない」、と主にディフェンス面での嘆き節が多かった。毎回こんだけ失点すりゃあね。
帰りは屋台が撤収していて雰囲気も一変、どこがバス停かわからない。案内の人もいないし、とりあえず人の波についていく作戦でいったところ、ひとつ奥の方の出口に出てしまい、そこからまた戻ってバス乗り場まで辿り着いたら、既に行列が出来ていた。
最後尾に並んでくれとのことで、それは当然なので列を遡って歩いて行くと・・相当な距離を逆行したことになる。離席してから20分歩いた計算。駅まで行けるだろ。そこから乗り込むまで15~20分くらいかかり、駅前に着いたのは22時前。
駅前のガストで食事をしたが、ハンバーグは焼き過ぎだったぞ! マル〇ンハンバーグかと思ったわ。
というわけで、勝っていたらもっといい思い出になったが、悪くはなかった。価格が高いのと、雨が厳しいということで次回行く候補には上がらないと思われるが、楽しめたので良かった。
しかし、次に行くのは来年かな。ポポヴィッチサッカーはもう底が見えちゃったもんね。