2025第12節名古屋(ホーム)戦
怪我人続出でベンチ入りメンバーを選ぶのにもひと苦労しているのがわかる采配だったが、しぶとくセットプレーから1点をもぎ取って守り切るオールドスタイルの鹿島イズムでの1-0逃げ切り。
ここから連戦に入っていく初戦を勝ちからスタート出来たことは大きい。主力が抜けたなかでもやれるという手応えも得たはずだ。
とはいえ前半は名古屋優勢のまま終わり、まったく鹿島に観どころがない45分。むしろここをゼロで抑えられたことが勝因かもしれない。
田川は今日も何も出来ず。守備も緩いし裏抜けのパスにも反応しない。主力を休ませる以外に道がないが、よく失点せずに過ごせたものだ。
柴崎も狙われていたのか精彩を欠き、荒木も正直、いつも通り良くなかった。
前線からプレスがかからず鈴木一人で上下左右に動き回って潰し役に回り、サイドに置かれたチャヴリッチも不満で爆発寸前だった。
田川は守備に参加しないなら攻撃での鋭さを見せて欲しいし、荒木も守備免除されている感じにも見えるジョギングディフェンスならば、攻勢に回った時はミスなくつないで相手に脅威を与えるくらいして貰いたい。
3回ほどエリア内で受けたシーンがあったが、徳田なら相手を背負ったまま反転してシュートをねじ込める。無難にパスを選択していたが、そこで輝けないなら活きる道はない。
プレースキックは後半、精度が上がって得点につながったし、フィーリングは良かった模様。
左の絶好位置のFKをファーに蹴り、植田が折り返したボールに知念が魂のダイビングヘッド。知念が文句なしのMyMVP。田川にもこのくらいの根性があれば。
影のMVPは攻守に走り回った鈴木と、トップにチェンジしてからは収め役とチャンスメイク、守備の牽制と色々なタスクをこなしたチャヴリッチ。最初からトップでいいと思うのだが、何か作戦なのだろうか。
舩橋と松村もいい働きをした。後半から投入され、一気に強度が上がった。名古屋も戸惑っただろう。
津久井も攻撃参加こそないものの、粘り強い守備で隙を見せなかった。植田はたまに相手に当ててクリアしようとして引っ繰り返されそうになるのが不安なのだが、先制したあたりから気合いが入ってきて、関川と共に強固はディフェンスを敷けた。
ターレスはやっぱりシュートがうまい。もうちょっと周りと連動出来るようになってくれば出場機会もっ増えるはず。田川より序列が下なのはどのへんが評価対象なのだろう。
残り時間が少なくなってからは早めに三竿とキムテヒョンを投入するかと思っていたが、バランスを崩したくなかったのか、実質交代枠3人で戦った。
目の前の試合を勝ちに行くことは重要だし、勝ったので正解だと思うが、ここからの連戦は怪我から復帰してくれる選手がいないと苦しい。
最近は個人情報保護?なのか全治期間も公表しないし、大怪我でもない限りリリースもないからどの程度で帰って来るかの予想すら出来ない。
今日も紙一重で勝った試合だと思うが、体力がもたないであろう連戦終盤はお互いに助け合い、一丸となって少しでも多くの勝ち点を積み上げていって欲しいと願っている。
(以下、個人的まとめ)
【2025第12節 4/25(金)】(カシマスタジアム/19:03KickOff名古屋/13,550人/曇)
【スコア】鹿島 1-0 名古屋 (前0-0 後1-0) (S 10-7)
【主審】(主審)福島孝一郎、浜本祐介、大川直也、(VAR)山本雄大、梅田智起
【得点】
(鹿)後09分 植田→知念 2H
【警告】
(鹿)チャヴリッチ1(前41分)
(名)なし
【出場】
GK 早川
DF 津久井 植田c 関川 安西
MF 知念 c柴崎→46舩橋 チャヴリッチ→90+5キムテヒョン 荒木→82ターレス・ブレーネル
FW 鈴木 田川→46松村
【サブ】梶川 キムテヒョン 松本 佐藤 ターレス・ブレーネル 舩橋 松村 溝口 三竿
【監督】鬼木達
【MyMVP】知念(2)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(0)