2025第31節セレッソ大阪(ホーム)戦
前半はどうなることかと思ったが、最後は底力を発揮して3-1で勝利。欲を言えば前半のうちに勝ちを決定づけたかったし、後半もあと2点くらい追加して得失点差を稼いで欲しかった。
主導権を握って圧倒するサッカーを目指しているのなら、マイボールになったら後ろでノロノロ回してないで、攻め続けて相手の心を折りに行かないとダメなのではないか? 鬼木の目指しているサッカーはそういうところにあると思うが。
試合は、今年最後の連戦を4人ターンオーバーしたら、セレッソはフルターンオーバーでびっくり。
しかし、ほぼサブメンバーに近いセレッソを相手にグダグダ。ターレスは前節に続いてブレーキ役で、正直、何の役にも立ててなかった。期待していた選手だったが、さすがにもうこれから佳境に入る戦いで力になれそうにない。これより序列の低い荒木はいったい?
エウベルもミスしまくりで、攻撃にメリットがあるとはいえこれだけロストすると後ろが厳しい。早川のセーブでしのいでいたものの知念がPKを与え、早川でも止められず失点。
これでようやく目が覚めたのか植田が攻め上がり、右サイドからのクロスを知念が汚名返上の魂のヘディングゴール。1-1で折り返せたことが勝利につながったが、同点に追いついた勢いで前半のうちに勝ち越すくらいにならないといけない。
濃野は消極的過ぎる。ヘディングでゴールが決まったように、中には強い選手がいるのだから精度の高いボールを送ればなんとかなる。弾き返されたら取り返せばいい。なにもせずキーパーまで下げて、ロングボールを奪われてターンエンドは意味がない。
柴崎もオフサイドになったレオセアラへの縦パス1本だけが見せ場で、不用意にロストするわ、攻撃のスイッチになれないわで、試合勘なのか実力なのか。次節は知念が出場停止なので出番があると思うが、そこが最終試験になりそう。
前半はストレスマックスだったが、ターレスとミスばかりだった柴崎を見切って鈴木と舩橋を投入。
鈴木はターレスとはプレスのかけ方が段違い。守備もうまく牽制しながら相手の自由を奪っていたし、冷静な立ち回り。2本打ったシュートを枠内に飛ばすことさえ出来たら完璧だった。
逆転弾は最終ラインの植田から縦1本のフィード。相手DFがクリアミスし(伸びるボールを狙ったわけではないだろうが)、逃さなかったレオセアラがドリブルで持ち込み、最後は技ありの右足アウトサイドで逆サイドのネット内側に流し込むゴール。
その後にもう1本決定機があり、これを決めていたらMyMVPだったが、2アシストの植田にする。失点に至る流れとか、余裕のないシーンもあってちょっと微妙な部分もあるが、チームを立て直す1点目のクロスの価値が高かった。
テヒョンが次節累積で出場停止なので、相方が誰になるかわからないがそのぶんの期待も込めて。
3点目は松村。後半途中にチャヴリッチと共に交代で入り、ギアを一段階も二段階も上げた。常に積極性を発揮しているのが功を奏し、左でチャヴリッチが崩して入れたクロスをニアでレオセアラが潰れ、こぼれ球を見逃さずに左足ダイレクトでゴール。
入り方もうまかったし、ダイレクトで打ったのも良かったし、シュートも見事。切り札的存在になっている。あとは1対1になった時に、ドリブルで縦に切り込んでくれると心強いのだが。
ちなみにこのシーン、レオセアラは完全に後ろから倒されていたように見えたが、松村のシュートが外れていたら、ちゃんとPKにして貰えたのだろうか。
交流プログラムで来日している外国人審判は、今季の日本人審判と若干判定基準が違うのかすぐにカードが出るのでヒヤヒヤしていた。
1枚貰っていた知念は2-1になった時点で三竿に代えて欲しかったが、足がつりかけた71分まで引っ張り、次の試合を見据えてなのかバランスを崩したくなかったのかわからないが、鬼木は肝が据わっている。
得失点差を稼げないのがやや不安ではあるが、連勝で勝ち点3を積み上げ、京都VS町田、柏VS広島の直接対決が引き分けに終わったために若干のリードを広げた。
神戸が上がってきたのが不気味ではあるが、来月の神戸と京都との直接対決で引き分け以上ならかなり優位に立てそう。
勿論、そこまでに負けてしまってはダメなので、次節の名古屋、ガンバも下して、まだまだ連勝を続けて欲しい。
あと、次節の名古屋戦は現地観戦する予定になった。急遽の予定変更とか台風とかでない限り行けると思う。豊田スタジアムは初参戦。前半のような塩試合ではなく、後半のようなエネルギーを持った戦いを見せて貰いたい。勝ち点3もよろしくお願いする。
ブログの更新は遅れます。
(以下、個人的まとめ)
【2025第31節 9/23(火祝)】(メルカリスタジアム/18:03KickOffセレッソ大阪/25,752人/晴)
【スコア】鹿島 3-1 セレッソ大阪 (前1-1 後2-0) (S 13-6)
【主審】(主審)ファイサル・アルバラウィ、ファイサル・アルカフタニ、アブラヒム・アルダヒル、(VAR)笠原寛貴、渡辺康太
【得点】
(セ)前28分 PKヴィトール・ブエノ 1右
(鹿)前31分 植田↑知念 3H
(鹿)後08分 植田→レオセアラ 17右
(鹿)後23分 チャヴリッチ→松村 2左
【警告】
(鹿)キムテヒョン4(前8分)、知念4(後7分)
(セ)喜田2(前12分)、吉野2(前41分)、畠中2(後19分)
【出場】
GK 早川
DF 津久井 植田c キムテヒョン 小池
MF c柴崎→46舩橋 知念→71三竿 濃野→67松村 ターレス・ブレーネル→46鈴木
FW エウベル→67チャヴリッチ レオセアラ
【サブ】梶川 千田 小川 舩橋 松村 溝口 三竿 鈴木 チャヴリッチ
【監督】鬼木達
【MyMVP】植田(1)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(0)
【AbemaTV】-