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2013第24節柏(ホーム)戦

前節同様早い時間帯での2得点。前半はパーフェクトに締めくくったものの、後半1点返されて嫌な流れになったところで、まさかと言っては失礼ながらジュニーニョ本日2得点目のゴールで突き放しての勝利。 いつも散々な評価しかしてこなかったジュニーニョだが、素直にMVP。3人の間を突破してのゴール、カウンターから長距離を走って切り返しからの落ち着いたゴール。終了間際にも小笠原のFKをヘッドで合わせたが惜しくもゴールならず。ハットトリックのチャンスなんて今後あるかどうかだっただけに、決めておきたかった。 スタメンは柴崎が軽い捻挫ということで強行出場。西も頭にテーピングを巻いての出場。2列目には野沢、ジュニーニョのベテランを配し、ぱっと見、緊急事態のようだったが、小笠原も出場停止明けで意外にフレッシュな面々。 2列目の野沢、ジュニーニョは機動力の点で大きな不安がある、というかはっきり勝てなさそうと感じるのだが先制点が効いた。 土居のシュート(枠を捉えていたか)がCKになり、ショートコーナーのこぼれから大迫が決めた。代表にも呼ばれて完全に覚醒した大迫にはボールも寄って来る。課題のヘディングも少しずつ克服しているようで、助走を取ったジャンプで競り勝てていた。 曽ヶ端からのボールを大迫が落として土居がつなぎ、受けたジュニーニョが3人の間をドリブルで突破、相手を背負いながらのシュート。ドリブルが決まったのも久々に見たし、シュートが枠に行ったのも久々だ。 土居は序々にゴールに近づいている気配はある。後半CKの流れでヘディングゴールかと思いきやオフサイド。試合にも慣れてきて、このまま順調にレベルアップして90分戦えるようになって貰いたい。 野沢は前回よりよかった部分もあったし、プレースキックも悪くなかったが、運動量では物足りず、後半ミスから失点につながった。遠藤がベンチ、中村がベンチ外だったが、二人を差し置いてまでスタメンだったかと言われると難しい。 前野は守備の意識も高くなったが、対応が遅れてファウルになったり、上がったところでミスだったり、一進一退な気がする。それでも、良さを消さずに欠かせないサイドバックに成長して欲しい。 小笠原、柴崎のボランチは安定していた。前節が酷かったから余計にそう感じるのかもしれないが、動ける小笠原は一枚も二枚も上。早く世代交代して梅鉢がポジションを取って欲しいとは...

2013第23節清水(アウェー)戦その2

【2013第23節清水(A)戦・選手評】 曽ヶ端:4失点のうち2失点目は防げたか。DFラインが落ち着かなかったのもあるが、取られ過ぎた。 西:清水の攻勢に押し込まれた。高木俊に対応し切れず。 青木:ラドンチッチに完敗。4失点と守備崩壊。 山村:DFラインに入っている時は高さもあり、ラインも押し上げられていた。得点も記録。ボランチに上がってからは、緊急事態だったためうまく機能していたとは言えない。自身のデキとしては悪くなかった。 前野:守備に奔走。2~3度だったがセットプレーのキックは精度が高かった。 柴崎:シュートブロックに行った際、左膝を巻き込んで負傷交代。軽傷であることを願う。 梅鉢:久々のゲームだったせいか、落ち着きがなかった。精彩を欠いたまま前半で交代。 中村:時折長所のドリブル、ボールキープを見せるが、全体を通して消極的。 土居:走れてはいた。アイデアのあるプレーも見せる。シュートの精度はもう少し欲しい。 遠藤:2アシストを記録。フィジカルも強かったし、タメも作れていた。パスの狙いどころ、精度も悪くない。後半体力が尽きていたが、走れていた方。1失点目のきっかけとなったミスが悔やまれる。 大迫:1点目のシュートはうまかった。PKもしっかり決める。自身の役割は果たせていたが、もう1点取れるチャンスはあった。調子は高いレベルでキープ。 岩政:柴崎のアクシデントで急遽投入、右CBに入る。最悪のデキ。最後までDFラインが落ち着かず、高さ・スピードともに負けている。 中田:インパクトには欠けるが、ボールを預けてゲームを作るという形にはなった。 ジュニーニョ:守備もしっかりいけていないし、ボールを持っても怖さがない。クロスもアバウト。 セレーゾ:小笠原の累積出場停止、前半20分での柴崎の負傷退場を切り抜けられず。1枚目の交代カード岩政が裏目に出る。中田のボランチで立て直しはしたが、切り札の3枚目ジュニーニョが空振り。 ピッチレポーター:何故に「トニーニョ監督」?「セレーゾ監督」ではなくて?

2013第23節清水(アウェー)戦

アクシデントはあったにせよ、勝ち点を取れなかったのは監督のウデによるところが大きい。 開始11秒遠藤→大迫のラインで先制点、遠藤のCKから山村のヘッドで2点目。6分で2-0となった後、柴崎が怪我で交代。 この非常時をどう凌ぐかがポイントだったが、ラドンチッチに手を焼きながらもうまく対応していた山村を一列上げて岩政の投入。これが完全に裏目。 相変わらずボールウォッチャーな割にラドンチッチに高さで勝てるでもなく、ラインも上げられずバタバタしたまま修正されることなく結果4失点。失点シーンはいつもフリーになっている。青木もラドンチッチに完敗で、終始落ち着きのないまま、攻撃のリズムも作り出せなかった。 それにしても高木俊はいつもやられっ放しだ。 勝敗の分け目はPKでの同点後。右に開いた山村からの高速グラウンダークロスに、大迫が精一杯足を伸ばして当てるものの、GK正面で得点にならなかったシーン。あそこが決まっていれば勝ったように思う。 3枚目のジュニーニョもどうだったか。前節よかった本山を素直に投入した方が、大迫とのコンビネーションもよかったし、まだ期待はあったろう。どれだけジュニーニョを信頼しているか知らないが、いい加減現実を見て欲しい。 中村はこういう荒れた展開なのだから、もっとガンガンいってもよかった。ゴール付近でボールを受けたらまずシュートのイメージを。土居はシュートの精度をもう少し高く。 遠藤は全体的によかったが、1失点目の凡プレーが痛い。FKクリア後のバタバタしたところで無理にボールをつなぎにいってロスト、そのボールを蹴り込まれて失点という最悪な形。岩政の対応もどうだったんだという話だが。 小笠原の代役で入った梅鉢はいいところなし。ゲームに入れないうちにイエローを貰って、その後あまり攻撃的にいけなくなった。 両サイドバックはボランチのタメがなかったのか、攻撃に出れずに押し込められていた。3点取ったものの、崩し切った形はあまりなく、逆に言えばよく接戦になったという感じでもある。 優勝に向けてイケイケだったところでのこの敗戦は相当に痛いが、それよりも柴崎の怪我の方が心配。 病院にはすぐ向かわなかったというので重傷でないと思うが、柴崎が抜けてしまうと攻守において崩壊するということが実証されただけに、無事であることを願う。怪我だったらただの1敗では済まないダメージになる。 ...

優勝争いにかじりついた

マリノス戦で負けていれば、正直、優勝は諦めてもおかしくないレベルだった。 守備を固めるマリノスに先制され、ナビスコの屈辱が思い起こされるなかで奮起、逆転勝利を収めたことの意味は大きい。 やれば出来る。そう思えたのは収穫。 次はアウェーで勝ち点3を獲る。首位とは勝ち点差6にり、次節、浦和とマリノスがうまく分け合ってくれれば、更に上位と差を縮めることが可能。そうなればモチベ-ションも上がる。 いつの間にか4位に顔を出しており、こんなところにお邪魔するのは久しぶりだ。居心地が悪いので早いうちに辞去して、首位の座にお邪魔させて貰おう。 中3日で連戦となるアウェー清水戦。本田が古巣復帰して初の対戦となる。当然ブーイングとなろうが、仕事をさせずに封じて貰いたい。 出来れば小笠原と直接対決で雌雄を決して欲しかったが、累積により出場停止。マリノス戦では完全燃焼とも言っていいくらい走っていたので、体力のみならず気力も尽きたことだろう。むしろ休養が取れてラッキーだったと考える。 問題は誰がそのポジションに入るか。梅鉢を使ったのは清水戦を見据えてのことだったかもしれない。 そうなると今の若手中心のメンバーでは、ピッチでリーダーシップを取れる選手がいなくなり、個人的には柴崎に頑張って貰いたいのだが、まだその時期ではないようにも見える。 だとすれば中田を入れてバランスを取るのも悪くないように思えるが、しばらくボランチなんてやっていないのでバラバラになる可能性の方が高く、それならば梅鉢を入れて柴崎に守備重視でやった方がいいだろう。 そう書いておきながら実のところは、小笠原のプレッシャー(?)から解放された柴崎が、大迫に続いて覚醒モードに突入するかもしれないのをひそかに期待している。 2列目は遠藤、土居、中村での様子見が希望。現時点では残念なジュニーニョより中村の方がまだ悪く、戦力的にはジュニーニョかもしれないが、ドリブル・パス失敗で行ったり来たりになってしまうより、中村でやって、我慢出来なくなったら仕方なく・・という選択がいい。消去法だが。 ここでアウェーを勝ってしまえば週末のホ-ム柏戦も勢いで連勝出来てしまうような気がする。重要なマリノス戦は見事に獲ったが、次に負けてしまえば意味がなくなる。この流れは離さずにいきたい。

2013第22節横浜Fマリノス(ホーム)戦その2

【2013第22節横浜Fマリノス(H)戦・選手評】 曽ヶ端:失点後、いくつかあった際どいシュートをセービング。前にも出れていたし、セットプレーもスキを与えなかった。 西:攻守のバランスがいい。オープニングの大迫へのドンピシャクロスなど攻撃面も好調。ドゥトラ、斉藤をうまく抑えた。 青木:失点場面は完全にやられたが、90分を通して粘り強くやれていた。山村とのコンビも合ってきた。 山村:アグレッシブにボールを取りに行けている。無駄なファウルも少なかった。(特に後半)。終盤のパワープレーもしっかり弾き返せていた。 前野:時折パスミスがピンチを招くが、守備も向上している。攻撃では思い切ってやれているし、好感触。 柴崎:ミスも少なくバランスはよかった。前にも行けていた。ただ、フリーでボールを持っても小笠原の要求で簡単にパスを出すことが多く、縦への速い攻撃につなげなかったことが物足りない。 小笠原:狙われていたか。プレスが激しく失点の起点ともなった。スピード負けする場面もしばしばあったが、このゲームに懸ける気持ちは強く、ボールに喰らいついていた。闘志はチームメイトに伝わった。2得点ともに起点となっている。 遠藤:気持ちが入っていたし、体の強さも見せた。ワンタッチパスやドリブルも効いていた。最後のミドルは枠に飛ばしたかった。 中村:守備に追われて余裕がない。ボールも下げることが多い。かといってジュニーニョのように無謀に突進されても困るが。経験を積んで欲しい。 土居:序々に自分の持ち味を出せている。パスの狙いどころや精度、トラップなどの技術は高い。守備にも入れていた。プレー時間を延ばせるように、ゲーム体力をつけていきたい。 大迫:前半惜しいシュートを何本も止められるが、心折れることなく果敢にチャレンジ。後半2得点はどちらも完璧なシュートだった。以前はまったく歯が立たなかった中澤に完勝。成長を感じる。 ジュニーニョ:失望を感じるプレーが多い。絶好の形で進めていっても、ここでガッカリ終わるパターンが多い。ボールを受けるまでの動きは問題ないのだが。途中出場なのだから、守備はもう少し追って欲しい。 本山:2アシストは見事。大迫との息もピッタリで、他にも決定的なパスを供給。潰されることも少なく、速いタッチで相手のプレスをかわせていた。 梅鉢:出場時間は短かったが、試合をクローズさせる役割は果た...

2013第22節横浜Fマリノス(ホーム)戦

堅守マリノス相手に大迫の2ゴールで逆転勝ち。ホントに嬉しい。 相手のペースに巻き込まれながらも、諦めることなく攻め続けた。戦う心が折れなかったのも観ていて気持ちよかったし、それが報われてもっと気持ちいい。 前半、チャンスを多く作ったのは鹿島。シュートも枠内に飛び、どれも入っておかしくないものばかりだったが、マリノス守備陣の集中力が高く誰かが必死でクリアしてきた。 そんななか小笠原が狙われ、潰されてからマルキーニョスのカウンター一発で決められる嫌な展開。前半は「また今日もか」という雰囲気が漂った。 後半に入ってからの本山の使い方がうまかった。ガッチリ噛み合ったのは久々な気がする。 マリノスの運動量がやや落ちたのか、鹿島のパステンポが上がったのか、食いついてきた相手の裏を取れることが増えゴールに迫る。 カウンターで本山が絶妙なパスを大迫に送り、ワンタッチで中澤をかわし、GKのタイミングを冷静に外して右に流し込んでまずは同点。 勢いがついて押し込み始めた鹿島。再び本山から大迫にパス。左にジュニーニョがフリーランするのを見ながら、中澤の態勢が整わないうちに振りの早いシュート。綺麗な弧を描き、右に決まって逆転。エース覚醒の瞬間か。中澤に完勝だった。 逆転してしまえば、前半の嫌な雰囲気は一掃。負ける気はしなかった。ファビオを入れてパワープレー一本になったマリノスの攻めは逆に守り易くなったか、山村がしっかり弾き返し、むしろトドメを刺せる感じだった。 残り時間を集中して守り切り、首位追撃に向けて弾みのつく逆転勝利。ずっと勝てていなかった相手、堅いカベを力づくでねじ伏せた感じが、勝利の喜びを一層深くする。 小笠原はミスも多かったがチームを引っ張っていたし、いち速く危険な場所へとチェックに行っていた。前野もミスがあったが、前にも行けていたしこれも経験。西も安定している。 中村は残念。守備に追われていたのは確かだが、ボールを持っても余裕がなかった。ジュニーニョも残念。いい攻撃が続いて完全に崩し、さあジュニーニョ・・というところで残念。最後の左足でのシュートだけはよかったが、相変わらずボールロスト率が多くて苦しい。 遠藤はよかった。気持ちも入っていたし、走れていた。ミドルシュートをふかしたところで交代となったが、90分続けて走れた感じだった。 山村、青木も失点場面は小笠原を信頼していたとこ...

暑い日には気持ちが晴れやかになることを考えてみる

モニターに反応あり!解析します。パターン・・トロピカルブルー! 常夏です! 彼岸を過ぎたというのにまだまだ暑い。このまま永遠に夏が続くんじゃないかとおののくくらいだが、果敢にも健康のためにテニスを再開したところ、日中にやったら軽くレアに焼き上がってしまった。 年季の入ったマイパソコンもファンがうまく機能しないのか、2時間ほど使うとパチンと自動的に強制終了されてしまう。 なんだかんだでブログを書く気力もなくなる次第で、いや、ブログどころか何をする気も起きなくなる時もあるが、そんななかでもプロ選手ともなればしんどくても走らなければならない。 来季加入予定の杉本君が鹿島の練習に参加したらしく、それによれば鹿嶋は涼しいらしい。 涼しいということはベテランも少しは動けるわけだ。だからといって、ベテランを揃えると総合的に動けなくなるのはわかる。私の水晶玉もそう告げている。 「若手育成がうまい」と定評のある鹿島だが、実のところ野沢以来のビッグな若手と言えば内田や大迫、柴崎くらい。きっとその三人は鹿島でなくとも大成しただろう。 梅鉢や土居、植田や怪我中の昌子(あるいは遠藤の大化け)を代表クラスに押し上げてこそ、看板に偽りなしと言える。 若手が躍動する鹿島アントラーズ。勿論どこにでも勝つ。 想像してみると、ちょっとだけ晴れやかになった気がしなくもない。 それはそれとして、とんでもなくまとまりのない内容になってしまったと、そこのところはそんな気がしている。暑いから仕方ないやね。

2シーズン制は必要なのかな

新聞でもサッカーの話題は海外組のものばかり。試合もないので当たり前なのだが、大きな移籍の話もなく出戻り情報がちょこっとあるくらい。 一般的にサッカーの知名度はこのくらいなんでは。 2シーズン制の話が本格化しているようで、その記事を読む限りでは本気でやる様子。これにより注目度が高まるという期待(妄想?)が協会にはあるようだが、果たして本当にそうか? 自論だが、サッカーに興味ない人はチャンピオンシップでも観ないだろうし、サッカーファンであっても自分の応援しているクラブじゃなかったら、楽しんで観るのかどうか。 そもそも自分の応援している以外のクラブ同士のチャンピオンシップを観ようというサッカーファンなら、もともと熱心なサッカーファンなはずで、盛り上がりにひと役買ったり、人気の底上げにつながるとは思えない。 プロ野球でクライマックスが当たっているからといって、それは「シーズン優勝」という努力の証を安売りしているだけで、その価値を下げてまで人気を取るべきなのかどうか。 それで人気が回復すればまだしも、バブル絶頂期のようなJリーグ人気の復活は有り得ないだろうし、どっちつかずの結果になるように思う。 地道に選手を育て、代表が世界に通用するようになればそこからファン層も増えるはずで、そうするためには若手に試合経験を積ませるという方向性が、結局のところ近道のように思える。 もっとも、協会はその方向でも動いてはいるのだが、そっちはまだ軌道に乗っていないし、何度も言っているがサテライトの復活が望まれる。totoの売り上げ金からどこぞの協会に流れたお金が不正に使われるなら、その資金でサテライトを何とかして欲しい。もとはサッカーの売り上げなのだし。 この話題になると最後はやっぱりサテライトに行き着いてしまうので、まあ、このくらいしか言えないから「2シーズン制反対!」って言っても、代案なしではどうにもならないか。 なったらなったで、そのルールを活かしてタイトルを獲るしかないだろうね。

2013第21節新潟(ホーム)戦その2

【2013第21節新潟(H)戦・選手評】 曽ヶ端:3本は決定機を止めた。勝ちを呼び込むビッグセーブだった。キックミスが時折ピンチにつながるのが怖い。 西:積極的に上がれていたし、対面のキム・ジンスにもやられなかった。後半は体力的にギリギリ。 青木:大きなミスはなかったが、数的優位に助けられた部分も。もっと押し上げたい。 山村:しつこく喰らいつく守備は出来ていたが、持ち上がりやフィードの良さは出せなかった。 前野:攻撃的に出れていたし、シュートを打てる積極性もある。アシストの場面も思い切ってよく上がれた。準MVP。是非ともレギュラー奪取を。 柴崎:バランスは取れているが、攻撃に出る回数が少ない。数的優位なのだからもっと積極的に攻めたい。守備では満点も、攻撃にも絡んで欲しい。 小笠原:動けてはいたが、体力的に限界。シュートは威力もなく、タイミングはいいが入る気がしない。プレースキックも然り。それでもゲームコントロールは出来ていた。 土居:序盤は精力的に動いてボールも受けていたが、前半でガス欠。カウンターの場面でもアイデアを見せられず、よかったとは言えない。 ジュニーニョ:攻撃が単調で、鋭さがない。それでも相手を退場に追い込めたので、プレッシャーはかけられていたか。 野沢:唯一あった決定機を決められず。プレースキックも精度を欠く。スタメンは厳しい。 大迫:ストライカーとしては合格も、ワントップとしては不十分。タッチが悪く、ボールが収まらない。持ち過ぎなところも気になる。大迫の良さは、受けてからシュートまでの振りの速さや反転力。良さが出ていない。 遠藤:ボールの収まりもよく、さばきも悪くなかった。ドリブルも効いていた。相手をかわしてからのシュートがポスト直撃。あれは決めたい。 本山:アイデアは豊富。トラップも決まっていたし、狙いもよかったが、ミスも多くボールロスト率も高い。チャレンジ出来るところは高評価も、周りとの連携面では微妙。 中村:自身で仕掛けられる場面が何度かあった。自力で局面を打開するところを見たい。 セレーゾ:交代のタイミングはもう少し早くてもよかったのでは。ベテラン重視の采配はやはり疑問。スタメンのチョイスは一考(二考、三考)の余地ありかと。

2013第21節新潟(ホーム)戦

退場者に助けられた言ってもいい、内容的には非常に悪かった一戦。なんとか勝ちを取れたことだけが救い。 ゴールを決めたのは大迫だが、MVPはビッグセーブ連発の曽ヶ端。勝ちを呼び込むセービングを久々に見せてくれた。 序盤から全開プレスの新潟に押されっ放しの鹿島。2列目に野沢、ジュニーニョの配置では、受け止めるのにひと苦労なのは自明の理。 野沢とジュニーニョの優先出場権がいつまであるのか不明だが、揃ってスタメンは本気で勘弁して貰いたい。 サイドも制圧されるなか、前野、西はよく耐えた。西もスキあらば上がれていたし、前野も前半終了間際には強烈なバー直撃シュート。アシストの場面でもサイドを一気に駆け上がった。中田には出来ない芸当。クロスも見事だった。 大迫は1ゴールでストライカーの面目は保ったが、それ以外のプレーでは精彩を欠いた。トラップもいまひとつで、収めてさえいればビッグチャンスになったのがいくつかあった。 前線での動き出しも少なく、ワントップとしては合格とは言えない。あわやPKというシーンも、あそこは倒される前にシュートを打てるくらいでないと。まさかの観戦だったザッケローニは、残念ながらゴール時には席を立っていたらしい。(鹿島側から見ると凡戦だったからね)。 土居もカバーで大変だったろうが、判断が遅く、絶好のカウンターでもアイデアを見せられなかった。後半になってからは運動量もなくなって消えた。梅鉢もデビューした時は華々しい活躍だったがその後しょんぼり。土居もそうならないように何かひとつ見せて欲しい。 梅鉢に関しては個人的には期待している。相手に退場者が出た時に梅鉢を入れて柴崎を1列上げて欲しいと思っていたくらいだ。 柴崎は守備専では勿体ない。将棋でいうと飛車を守りに使っているような感じで、カバーリングやつなぎの部分では申し分ないが、得点力が激減するのが痛い。 そのぶん小笠原が動けてはいたが、やはり体力的には相当キツいのだろう。ゴール前まで抜群のテクニックで運びながら、最後のシュートがGKへのプレゼントパス。差し引きゼロになるくらいのガッカリ感がある。 山村・青木は川又に危ないシーンを作られていて、曽ヶ端のセーブがなければやられていた。数的優位なのに押し上げも効かず、結果的に無失点とはいえ物足りない。 遠藤はタメもドリブルも効いていた。相変わらずポストに当てるのは天才だが。 ...

2013第20節仙台(アウェー)戦その2

【2013第20節仙台(A)戦・選手評】 曽ヶ端:ファインセーブが何本かあった。後半一方的に攻められる展開で孤軍奮闘。勝ち点につながらなかったのが残念。 中田:やや高めの位置にいることがあったが攻撃も中途半端なうえ、守備では何度も裏を取られた。失点につながるクロスを上げられ、2失点目も対応が悪い。 青木:押し込まれたところを耐え切れなかった。 山村:持ち味である後方からの攻撃の組み立てが出来ず。余裕がなかった。 西:ヘベルチに自由にやられてなかなか上がれなかった。守備は辛抱強くやれていた。 柴崎:バランスを見ていたのか攻撃参加が少ない。運動量もなかった。 小笠原:これといったミスもなく悪くなかったが、キレがなかった。 野沢:ほとんど何も出来ず。守備も効かない。 中村:先制点は動き出し、正確に合わせるボレーどちらも見事。仕掛ける場面も何度かあり、持ち味は出せた。運動量が落ちて交代となったのは残念。 遠藤:アシストも正確だったし、それ以外にもいくつかロングレンジのパスを通していた。ミスもあったが攻撃では効いていた。走れていた方。 大迫:展開は厳しかったとはいえ、精彩を欠いた。シュートは何本か打ったものの、どれも気持ちの入っていないシュートだった。もっとやれるはず。 土居:何も出来ず。 ジュニーニョ:単独ドリブルでのボールロストは相変わらず。守備もルーズで、流れを変えることが出来ず。 岩政:失点につながるクロスを緩いディフェンスで上げられた。エリア内だったとはいえ、あれを上げられては厳しい。攻撃では高さを見せたがゴールにつながらず。 セレーゾ:スタメン、交代のチョイスも疑問。後半一方的にやられたのは対策が甘いのもあった。虎の子の1点を守り切れなかった。夏場にベテランを並べるのは無理があるのでは。

2013第20節仙台(アウェー)戦

せっかくの先制点をまったく活かせず、後半一方的な展開でやられての逆転負け。ハーフタイムにどういう指示を出していたのか謎だ。 中田のサイドがやられまくっていたのは明確だったし、野沢がボールに絡めていないのもわかっていたはず。西の交代はカードを考慮してのものだと思うが、交代するごとにチームがバラバラになって、攻撃は遠藤のところのみになっては反撃も出来ようはずもない。 これを機に左サイドは前野固定にして欲しい。多少のミスはあっても前野の場合は経験値となる。中田を使うならそれなりの結果が求められるわけで、攻撃も中途半端、守備で裏を取られるしクロスを上げられるしではフォローのしようもない。 野沢も意図しているプレーがハマらず、大迫との呼吸も合っていなかった。特段守備をするわけでもないのでレギュラーとしては推せない。 ただ、代わって入った土居がさっぱりだったので、じゃあ誰だったかと言われると難しいところだが。ジュニーニョは相変わらずドリブル突破の成功率がほぼゼロなので攻撃がそこで途絶える。 大迫も苦しい展開だったとはいえ、収まるボールも収まらず、数少ないチャンスをビッグチャンスにすることが出来なかった。ボールに触ってリズムを作る選手だけに自分のペースに出来なかったか。少なくとも1本は枠に飛ばしたかった。 柴崎はサイドが不安定だったので上がれなかったのか、単に疲れていたのか前に出る回数も少なく、攻撃に厚みが出せなかった。小笠原も同様で、両ボランチが自陣に押し込められては厳しい。 遠藤はよくやれていた。アシストのクロスも見事だったし(中村を狙っていたのか微妙)、最後まで動けていた。中村は仕掛ける場面もあったし、得点も挙げた。出来れば最後まで見たかった。もしかしたら一発何かあるのでは、と思わせるものをジュニーニョよりは持っている。 失点は中田の左サイドから上げられたクロスを柳沢にヘッドで1失点目、代わって入った岩政の緩いディフェンスから上げられたクロスを、フリーのヘベルチにヘッドで決められて2失点目。中田は誰を見ていたのだろう。 その他も危ない場面をいくつも作られており、曽ヶ端のファインセーブがなければもっと取られていた。山村・青木のCBは及第点とは言えない。クローザーの岩政もあんなに簡単にクロスを上げられてはいけない。 西はヘベルチに手を焼いていた。ここが封じられると攻撃につなげな...

アウェー仙台戦展望

スルガ銀行チャンピオンシップ優勝の勢いを活かし、アウェーで勝てない呪縛を解くことが出来るか。注目はそこだ。 優勝争いに絡んでいくにはそろそろ順位を押し上げ、上位にプレッシャーを与えなければいけない。自身の気持ちを切らさないためでもある。 ダヴィが復帰するのか微妙なところだが、そうなるとスタメンは難しい。大迫ワントップシステムはそれなりに機能しており、特に柴崎が前線に絡める利点が大きく、全体のバランスもいい。 守備をしないダヴィを入れると中盤以降の負担が増え、攻撃に重心を置けないぶん、一発で決めてくれなくては帳尻が合わない。怪我とともに決定力が戻っていればいいが。 個人的にはたとえダヴィが間に合うとしても、今、結果の出ているワントップシステム続行で、ダヴィは切り札として使うのが最も効果的だと思う。 ダヴィが無理ならサンパウロ戦と同じ布陣で行くはず。土居も好評価だったようなので、出場するならあとは結果だけ。前野もミスはあったが、いいところもあったので固定で問題ない。 代表に呼ばれなかった大迫は今回は豊田、柿谷に譲り、チームで頑張って貰おう。 夏場はどこのチームも運動量が落ちるので、体力を考えると先制点は重い。最初のチャンスが誰に回ってくるかわからないが、しっかり決めて欲しい。曽ヶ端は枠内シュートのセーブ率をもう少し上げて貰えれば。打たれた瞬間「あー」って思うのは辛い。 交代組はクローザーの岩政、ジュニーニョか遠藤との交代で中村はアリだが、野沢は調子を見極めて欲しいところ。あとから入って来た選手の方が動いてないとかあり得ないから。 ここを勝てば今月は残り試合ホームが3、アウェーが1。全部勝てるかもしれない。苦手と言われる夏場を乗り切って、一気に首位を伺おう。

2013スルガ銀行チャンピオンシップ・サンパウロFC戦その2

【2013スルガ銀行チャンピオンシップ・サンパウロFC戦・選手評】 曽ヶ端:2失点したものの出るところは出れていたし、パンチングもしっかり出来ていた。 西:前半はオーバラップ多め、後半守備重視。決勝点の起点となるグラウンダークロスは見事。 青木:集中してやれていた。山村とのコンビネーションも向上。 山村:プレッシャーをかけられてもボールを持てる。2失点したものの悪くない。 前野:積極性は好感触。上がってもジュニーニョからのパスが来ないのが辛いところ。2失点に絡み、守備面ではマイナス。 柴崎:バランスもよく、前線に顔も出せている。上がった時の攻撃の精度が高く、期待感がある。 小笠原:体は重そうだったが気力はあった。味方へのゲキが効いている。 遠藤:タメも作れていたし、パスの精度もよかった。2点目のジュニーニョへのサイドチェンジはよく見えていた。後半は体力が尽きた。 土居:ポジショニングがうまく、攻守にバランスよく絡めていた。ゴール前でフリーになるシーンもあり。 ジュニーニョ:ややテンポが遅い場面もあったが、いつもよりは捌けていた。アシストのクロスはよかった。 大迫:ハットトリック達成。ワントップとして充分な結果を出した。相手を背負っての反転力は通用する。PKを決めていれば試合も楽だったが、それは本人も承知。 野沢:ほぼ消えていたし、守備も緩い。最後のところだけは丁寧な落としだった。 中村:ドリブル、キープ力といった長所を出せた。仕掛ける場面もあり、自身のデキとしてはよかった。 中田:丁寧に守りつつ、オーバラップも見せた。 岩政:出て来てすぐのイエロー。気持ちは入っていたが。 梅鉢:特になし。 セレーゾ:若手を積極的に起用しながら、ゲームも取れた。6枚の交代枠(使ったのは5枚)も有効に使えた。

2013スルガ銀行チャンピオンシップ・サンパウロFC戦

PK戦突入も覚悟した後半アディショナルタイム、柴崎の思い切ったシュートが相手DFに当たり(そして大迫にも当たったのか?記録は大迫)劇的な勝ち越しゴールで3-2勝利。 後半勝負に出てきたサンパウロに押し込まれて2点のリードを追いつかれるも、逆転を許さなかったことが勝ちにつながった。 前半は日程的に不利なサンパウロの運動量も少なく、鹿島が攻める。中村の代わりにジュニーニョが入った布陣も悪くなく、柴崎が前に行った時が決定機になった。 柴崎の粘ったボールを大迫がGKと競りながらも押し込んで先制点。ジュニーニョの高速クロスに後ろから走り込んでジャンピングボレーで2点目。ここまで大迫のワントップが機能していた。 後半、サンパウロが攻めに転じてからは鹿島のチャンスはほとんどなく、一方的に受ける展開。 2失点には前野が絡んだ。1失点目は高さで競り負けたボールを拾われてから、ガンソに決められ、2失点目は喰い付いてかわされ、フリーで持たれてからガンソ、アロイージオにつながれて決められた。 前に出て行くのが前野の持ち味だけに全面的に責められないものの、取りに行くならしっかり取り切って欲しかった。いい勉強になっただろう。にしてもその後はあっさり決められた感もあるが。 もっともその前の大迫のPKは、決めておかなければいけない場面だった。せっかく一度やり直しになったというのに2回続けて外すとは。PK戦にならなくてよかった。勝って一番ほっとしたのは大迫だったかもしれない。 大迫はハットトリックとなったが、MVPは柴崎。攻撃に絡んだ時のセンスはチーム随一といってよく、むしろダヴィがいる時よりも破壊力がある気もするくらい。柴崎の体調が整えばこれから得点力も上がってくるだろう。 小笠原も体が重そうだったが踏ん張れていたし、ジュニーニョも持ち過ぎなところが少なく悪くなかった。もっとテンポよく攻めて欲しい場面も多々あったが、アシストも決めたし問題ない。 西は前半で体力が尽きたのか、相手の重圧に押されたのか後半は抑え込まれていた。それでも最後のところで決定的なクロスを出せるところがMVP級の働き。 青木・山村のコンビも慣れてきたのかコンビネーションはよくなってきている。土居、遠藤もそれぞれの役割は果たせていた。 野沢は動けていないのか勘が当たっていないのかほとんどボールに触れなかったが、最後のところだけは丁...

サンパウロFC戦、いい試合を期待したい

若いメンバーで大宮戦を勝ち、出来ればこのままリーグ戦に集中したいところだったが、スルガ銀行チャンピオンシップ・サンパウロFC戦が挟まる。 ここで勝てば一気に波にも乗れるが、善戦するも疲労だけ残して週末に突入という可能性もあるわけで、日程的になんとかならんものかという思いもある。 とはいえ戦いがある以上は全力で臨まなければならない。それこそベテラン重視でいったところで経験も詰めないし、大宮戦のメンバーで派手に暴れて貰いたい。 気合いがあっても周囲との連携はいまいちだった大迫も、次は落ち着いてやれるだろう。周りを活かしつつ、自らもゴールを挙げる大迫の良さを存分に発揮して欲しい。 小笠原は多分使うのだろうが、そうするとサンパウロ戦か週末の仙台戦のどっちかでパフォーマンスが落ちる。(年齢的に仕方ないが)。どっちかダメになるのなら、サンパウロ戦を控えに回した方がいいとは思うが。 若手については、とりあえず週末のことはおいておいて、目の前の試合を楽しんで伸び伸びとプレーして貰えれば。学ぶことは多くあるあずだ。 選手は勿論、サポーターも、終わった後、誰もが納得するいい試合が観たい。

2013第19節(大宮ホーム)戦その2

【2013第19節大宮(H)戦・選手評】 曽ヶ端:出足もよく、しっかりパンチング出来ていた。ミドルを1本ファインセーブ。 西:オーバラップも多く、パスの狙いもよかった。守備にも戻れていたし、サイドを割らせなかった。 青木:集中してやれていた。無失点。 山村:危ないところを潰せていたし、ようやく無失点。縦へのグラウンダーパスが鋭い。後ろからの組み立てが効果的。 前野:果敢にボールを取りに行けている。運動量も落ちず。攻撃にもバリエーションがある。クロス・シュートの精度はもう少し欲しい。 柴崎:前に出る回数も多く、攻撃に厚みを持たせた。運動量も多く、バランスもよかった。 小笠原:最後まで動けていた。ピッチを縦横無尽に走り、パスの精度も高かった。声を出してチームを引っ張る。 遠藤:値千金のゴールは見事。ドリブルも効いていたし、いいところは多々あったが、イージーなミスが何度かあり、そのあたりのムラが割引材料。 中村:連動性という点においてはよかった。攻守にソツなくやれていたが、自身の持ち味であるドリブル、決定力を発揮して欲しい。 土居:動き自体は悪くないが、決定機2本のうちどちらかは決めたかった。フィジカルは鍛える必要あり。 大迫:ワントップで気持ちは入っていた。ただ、パスとシュートの判断が適切でない場面が多かったようには見える。ボールの収まりはよかった。 赤崎:特別指定選手。初出場となったが、ゲーム展開もあり、あまりボールには絡めなかった。ざっくりとした全体的な印象は、まだトップでは通用しなさそう。 梅鉢:運動量はあった。 岩政:久々の出場も落ち着いてラインコントロール出来ていた。声も出ていたし、気持ちは切れていない。 セレーゾ:怪我人もあり、思い切った若手起用。ハマった。交代も無難。手堅く逃げ切る。

2013第19節大宮(ホーム)戦

怪我人があって苦肉の策かもしれないが、久しぶりにスタメンを見てわくわくした。 全員が懸命に走り、ボールに対する執着心も高かった。先制するまで相手を押し込み、1点取ってからは集中して守っての完封勝利。 勝ったのも久々な気がするが、完封もいつ以来だろう。こういう勝ち方が出来るとチーム状態も上向く。 大迫ワントップの下に中村、土居、遠藤を並べる新布陣。ベテランと若手の割合はやっぱりこのくらいがいい。出足も鋭く、セカンドボールを拾える時間帯が長く続いた。 周りに引っ張られたのか引っ張ろうとしたのか、小笠原の動きがよかった。誰よりも動き、ゲームもコントロール。ゴールを決めたのは遠藤だが、MyMVPは小笠原。 小笠原がこれだけ動くと柴崎の自由度も上がり、前に行く回数も増えた。非凡な攻撃センスを披露し、何度も決定機を演出。体調も戻って来たのかもしれない。 大迫もボールが回ってくるので気持ちがノッていたように見えた。遠藤との息が若干合わずに好機を逸したり、フリーの味方がいるところで強引に打って外したりと噛み合わないところはあったが、相手が嫌がっていたし、攻撃の形も整っていた。 ダヴィがいるとどうしても使いたくなるし、ジュニーニョがいると個人技に走ってはバタバタして終わることが多く、悪く言えばワンパターンだった。 柴崎が前に上がり、両サイドが勢いよくオーバラップして来てサイドを抉る形は観ていても楽しい。西も何度も上がっては攻撃に参加し、守備にもよく戻れていた。 前野のスピードも活きている。中田だったらステイしてボールを相手に持たれただろうシーンでも、果敢にアタックしてボールを取りに行く。あとはクロスとシュート精度がもう少し上がれば、守備面は何とかなる。 土居は大迫からの1本と、自身で作った1本の決定機のどちらかを決めたかった。前も途中交代だったので、フィジカルは鍛えなければいけないだろう。 中村も悪くはなかったが、まだ自分を出せていない感じがする。シュートも余裕がなかったし、もっと仕掛けていい場面でも安全策を選んでいた。持ち味を出して欲しい。 山村の縦への長いグラウンダーパスは効いている。青木とともに集中していたし、コンビでは初の完封?(調べていないので違うかもしれない)。 赤崎は正直まだ、トップでバリバリやるには足りない気がする。ゲーム展開もあろうが、これぞというシーンは作れなかっ...

2013第18節名古屋(アウェー)戦その2

【2013第18節名古屋(A)戦・選手評】 曽ヶ端:PKは仕方ないにしても、カウンターでの2失点目はどうにかして欲しかったし、3失点目は集中していれば防げた。 西:得点に直結する鋭いクロスをいくつか上げる。もう少し上がれる機会があればよかったが。 青木:ケネディとの対戦は負けていた。先制PKを与え、守備ラインに落ち着きをもたらすことが出来なかった。 山村:攻める姿勢とボールを持てるところは悪くはないが、失点が多い。まずディフェンスをしっかり。 中田:上がる回数は多めだったが、ビタで合ったクロスはなく、攻撃には貢献出来ず。動きにキレもなし。ラインも揃っていないことがあった。 柴崎:パスがちょっとずつズレている。判断もよくない。バランスは取れていたが前にも行けず、怖さがなかった。最後にアシストを決めたものの、もっと早い段階であのプレーをして欲しい。 小笠原:自身のデキとしては悪くなかったろうが、攻守ともにひと押し足りず。 野沢:いいところも多少はあったが、肝心のプレースキックが酷い。動けなくなってからは、いつも通り消えた。 ジュニーニョ:動いているようには見えるが噛み合っていない。クロスが絶望的で、仕掛けも雑。後半は運動量も落ちて、ますます悪くなった。せめて裏に抜ける動きがあれば。 ダヴィ:決定機2本のうちどちらかは決めたかった。後半開始早々に右ふとももを傷めて交代。 大迫:気負い過ぎているのか空回っている。ゴール前で持ち過ぎ。柴崎とのワンツーからの得点はよかった。 本山:テンポは悪くなかったがミスも多い。途中出場ながら怪我で交代は痛い。 前野:ミスも多いが、単純なクロスだけでなくドリブルも織り交ぜるなどアイデアはあった。あとは慣れ。 セレーゾ:ベテラン重視の戦い方には不満。名古屋対策が出来ていたようには思えない。普通に試合をやって普通に負けた。