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2015(2)第5節鳥栖(アウェー)戦

GKの存在がいかに大切かを物語る試合だった。 鳥栖にとっては不運なGK赤星の負傷交代から試合が動き、一気に決まった。 鹿島はダヴィ、本山を今季スタメン初出場。ここまで不動のトップ下だった土居を下げた。 ガッツリ守る鳥栖相手に鹿島は攻めあぐねていたが、清水戦のスコアレスドローとは違い、時折鋭い攻撃を見せ、「あれが佐藤だったら・・」と何度思ったことか。 最後のところでの集中力がすさまじく、際どいところでしぶとく跳ね返された。 守備面ではカウンターに警戒するくらいで、昌子のディフェンスがあわやオウンゴールというシーン以外は決定機を作らせなかったが、もしも1点取られたらそのまま逃げ切られる気配が濃厚だった。 もっとも、相手はエース豊田や池田が不在なので、これくらいはやらなければいけないのだが。 攻めは悪くなかったが、正直、0-0も頭をよぎる展開のなか、冒頭にも書いたように鳥栖のGK赤星が味方DFと交錯して負傷。 交代後の1本目のシュートが大事だと思っていたが、柴崎のシュートが相手の股を抜いてこれまた絶妙なコースに飛び見事に決まる。 あそこでセーブされていたら相手もノッてきただろうが、決めてしまうのが柴崎の凄いところ。 立て続けにカイオ→柴崎→(伊東スルー?)→遠藤→赤崎という華麗なゴールを決め、更に柴崎がトドメの3点目。3点目はやや甘いところにいったと思ったが、勢いということか。 厳しい流れのなかでも、集中力を切らさなかったのが勝利を呼び込んだ要因。 終わってみれば快勝、石井監督の采配も光った。 スタメンの中村は消えている場面も多かったが、要所でキレのある動きを見せ、個人的にはやっぱり面白いと感じた。セレーゾ体制ではもうチャンスはないと思っていたが、石井体制で巡って来たこの好機を、逃さずにもっと活躍して貰いたい。 ダヴィはまだ体が戻っていない。カウンターの決定機を決めていれば違ったろうが、ボールも収まらず、五分五分の競り合いも勝てない。味方を使うところには進歩が見えたが、いい形でシュートは打てなかった。 本山もさすがの技術を随所に披露。ボールがピタリと足元に収まり、欲しいところにパスが出て来る。解説も言っていたが、1本シュートを打って欲しい場面があったが、まだまだやれるところを見せた。 逆に途中出場のカイオは足にボールがつかずに大丈夫か?と思ったが、2アシストと勝利に貢献。...

競争意識が高まる石井体制初戦

戦う気持ちを見せて勝利をもぎ取った石井体制初戦。 あれほどセレーゾが「戦う気持ち」と連呼していたのに出来なかったことが出来たということは、相当指導力に問題があったことの証。 勿論、まだ一戦勝っただけで石井の監督としての手腕は評価出来ないが、溜まっていた選手のフラストレーションを、いい形で昇華出来たと思う。 ただ、気持ちだけでこの先を勝ち抜いていけるほど甘くはなく、前の記事でも書いたが、うまくいっている間にしっかりと形を作っておかねばならない。 GKは曽ヶ端でいくことは間違いないが、佐藤が使い物にならないことは明白で、セカンドキーパーを変更して次期GKを育てておくべき。 ディフェンスラインは当分山本、昌子、ファンソッコ、伊東(西)となろう。 ちなみに西がベンチ外と発表された時、まさかこのタイミングで移籍?!と思ったのは自分だけだろうか。 伊東は攻撃力をもっと磨いて欲しい。個人的には「攻撃はセンス、守備は練習」と思っているので突然の開花は難しいかもしれないが、せめてセンタリングを相手に当てずに上げるコツをつかんで貰いたい。 ボランチも柴崎、小笠原でいくのか。小笠原はFC東京戦こそ根性で動けてはいたが、基本的に運動量は落ちているので、このパフォーマンスが目一杯の100(かそれ以上)と想定して考えるべき。 それを思えばガンバの遠藤は結構年齢もいっているのに運動量も多いし、さすがに長年代表に選ばれて来ただけある。 解任から初戦まで時間がなかったので動かしづらかったのだろうが、この先は違うパターンも試したい。中村が復活の兆しを見せたので、山村にもチャンスがあると思いたい。あるいは植田も? FWはダヴィを軸として、赤崎をどうやって使っていくか。 赤崎は別人のように前線からチェイシングしていたが、もしかして今までは制約でもあったのだろうか。あれくらいやってくれるなら、評価も随分変わってくる。 一番激戦区で、いじりがいのあるのが2列目。コマの使い方で勝負も変わってくると思っていたのだが、中村を入れて面白い形になっていた。 カイオのことは去年からの成長分がなく、単調になっているので開幕当初から厳しいと常々感じていた。ここでも書いていたが、セレーゾはわかっていたのかいないのかダラダラと使い続けていた。 カイオをサブに回したことで、今までのサブメンバーにもやる気が出ただろうし、カイオ自身も...

2015(2)第4節FC東京(ホーム)戦

石井体制の初陣を勝利で飾れた。 前半パーフェクト、後半盛り返されて同点にされ、そのまま引き分けあるいは負けてしまうと重苦しいものがのしかかったままになるところだったが、勝ち越し点を奪って2-1での勝利。 選手たちの勝つという気持ちが見え、それが実った最高の結果となった。 序盤から出足が良く、2本ポスト、バーでチャンスを逸した後に、流れを渡さない柴崎のミドルシュートが相手に当たってゴール。更に相手にプレッシャーをかけて、前半は完璧な試合運び。 後半は相手が圧力をかけて苦しい展開。しばらくは耐えていたが、ロングボールをファンソッコが対応を誤って失点。 今までならそこから跳ね返す力はなかったが、最後まで気持ちを切らさず、CKから昌子が執念のヘッドを捻じ込んで再度勝ち越し。この得点を守り切って勝利を手にした。 勝ったからこそという側面もあるが、石井采配も落ち着いて見えた。 GKは当然ながら曽ヶ端に交代。世代交代を強行してもいいとも思ったが、そこまでの冒険は犯さなかった。 当たり前だがGKが安定していると試合も締まる。 小笠原もスタメンフル出場。キャプテンマークを巻いていたように見えたので、ここは動かさないという石井の意思表明だろうか。(単に柴崎が休み明けということもあるかもしれない)。 トップ起用の赤崎は前線からボールを追いかけ回し、若干ミスも多かったが、気合いが現れていて良かった。ダヴィの投入が遅くなったのも、赤崎のデキが良かったからだろう。前半のシュートは決めておきたかった。 中村は持ち味を出せていた。余程セレーゾと合わなかったんだろうなと思うと、ここから巻き返してレギュラーを奪って欲しい。 逆に途中出場のカイオは下降気味。キレがなく、攻撃も単調、守備も弱い。土居もいまひとつなので、セレーゾ体制ではなんとなく固定だったこのポジションは激戦となろう。 金崎は体調不良が長引いて欠場となったが、体調が整えば当然スタメンだろうし、ダヴィが本調子になればトップも固定になるだろう。どうやりくりしてくるか楽しみだ。 西は怪我ということで心配だが、代役の伊東は体力のある間はやれていた。ただ、攻撃にもうひとアイデアが欲しいのと、飛ばしまくったおかげで後半体力切れとなったところは今後の成長分。つくづく、山本不在の時に左サイドを経験させておいて欲しかった。 CBの序列はファンソッコ、青木、植...

ホリエモンら5人がJリーグのアドバイザー契約を締結

報知新聞に載っていたので興味を引かれたトピック。 ネームバリュー的にホリエモンこと堀江貴文氏の名前が一番でかく載っていたが、他に梅澤高明氏、富山和彦氏、夏野剛氏、西内啓氏の5人とアドバイザー契約をしたとのこと。 不勉強ですいませんが、堀江氏以外は夏野氏くらいしかわかりません・・。 これはどういうことかと言うと、Jリーグが推進する各プロジェクトへの助言や提言を貰い、任期は2年、チェアマンへの提案1回ごとに3万円(交通費込み)が支払われるとか。 他に固定給があるのかどうかなど詳細は不明だが、画期的な企画が生まれたりするのだろうか。 反対の多い2シーズン制に踏み切った判断といい、なんだか違う方向へ行こうとしている気がしないでもないが、サッカーに浸かっていない人目線の提案は、意外にうまくいくのだろうか。 1提案3万円なら、サポーターから手広く意見を集めた方がもっと現場の声が反映され、良い方向に進みそうな気がするのだが、そうやって内輪ばかりで提案していると、かえって閉鎖的なものになっていくのかな。 ただこれ、どの程度の提案で3万円なのだろう。 「クラブ数を削減して質を上げよう」とかそういう大雑把なものだったり、採用されなかった提案でも3万円支払われるのか。高いのか安いのかわからないな。 まあ、新国立競技場の無駄使いに比べると、どんなものも安く思えるよね。 ガンバの新スタジアムが140億だったから、2520億って単純計算で18倍くらい。1300億でも約10倍で、想像出来ない。ところでサンガの新スタジアムはどうなったんだろう・・。 鹿島の新ネタは今のところなし。柴崎がFC東京戦から復帰見込みとのことらしいが、監督交代の勢いで補強もやって貰えると嬉しい。 ずっと気になっていたルイス・アルベルトは、鹿島系ブログのとある方のブログで、別のクラブに所属が決まったと紹介されていて、もしかして復縁あるかも?としつこく思っていただけに残念。 ルイス・アルベルトは個人的には結構な当たり外国人だったのだが。 今のままでもうまくやりくりすれば戦える戦力ではあるが、GK、ボランチ、FWとそれぞれちょっとずつ足りない感じがするもので、アテがあるならもう一手欲しいところだね。

朗報!セレーゾ解任、石井正忠コーチが新監督に就任

やった。 ようやくフロントがセレーゾの解任を決断してくれた。新監督には石井正忠コーチが就任。 セレーゾ自身のことは嫌いではないと前にも書いた通りだが、鹿島の監督を辞めてくれることに関しては、隠すことなく喜びを表明したい。 暗黒時代よさらば・・だといいな。 正直、石井コーチに監督が務まるかどうかは疑問、というか、劇的にチームを改善するほどの指導力があるとは思えないが、少なくとも混迷を極めるセレーゾ体制よりはマシかと。 本当は余っていると噂のオリヴェイラにお願いするのかと期待していたのだが、それはちょっとムシが良すぎた模様。 代行と書いていないので他の監督探しはしないのだろうが、今度はグダグダにならないよう、監督を盛り立てるように選手も奮起して頂きたい。 さすがに石井新監督もダメですぐに次の監督となったら、いよいよヤバイし、もっと悪い渦に巻き込まれてしまう。 ただ、だからといって石井新監督で絶対最後までやり切らないといけないというわけではないので、一応、監督候補だけは当たりをつけといて欲しいなあ。 セレーゾ体制よりも悪くなる、あるいは何も変わらないという可能性はなくもないもので。 急に週末のFC東京戦が楽しみになってきた。観客数も増えたりして。 蓋を開けてみればスタメンも戦術も一緒とかだったらガッカリ感はハンパないだろうが、まともな眼力があるならキーパーはまず交代だろう。それだけでも気持ちが入る。出来ればそのままベンチ外で。 いきなりフォーメーションの変更までは出来ないだろうが、誰を使ってくるかで今後の戦いぶりも変わる。 やー、連敗の覚悟を決めたという記事を書いて予約投稿にしていたのだが、すっかり無駄になってしまったよ。 願わくばこの記事が、監督の名前のところだけ変えて再投稿しなければならないような事態に陥らないようにして貰いたい。 久々にスタメンを考えてみようかなー。 松本山雅さん、全力でボコってくれて有難う。 余談だが、今朝の星座占いで「ついに待ちかねた朗報が届く」とあった。知ったのは昨日だが、あまりにタイムリーで笑ってしまった。

GK佐藤を起用する謎が解けた

見た目はムーミン、頭脳はそこそこ普通、名探偵ではないただのおっさんが、GK佐藤起用の理由を解明した。 当ブログ主は切れ者ではないので、この正解に辿り着くまでに時間がかかってしまったため、既にどこかのブログでとうに書かれているかもしれず、二番煎じ三番煎じになってしまっていたらすいません。 もはや誰がどう見ても、佐藤の実力はJ2下位クラブのキーパー並みしかないことは判明していて、伸びしろもない。佐藤を起用するメリットは何一つないのだが、ようやくその理由に思い当たった。 なんと、これは次期GKをヨソから完全移籍で獲得するための布石だったのだ。 思えば今シーズンが始まる前、鳥栖の正GK林彰洋にオファーを出したが、その頃は曽ヶ端が連続出場を続けていて、よもや曽ヶ端がベンチに追いやられることなど考えられなかった。 結局、林には断られてしまったが、その理由が鳥栖への愛着か、単純に鹿島への移籍が嫌だったのか本当の理由はわからない。しかし、移籍してまでセカンドキーパーにはなりたくないと考えたとしても不思議ではなかった。 今もずっと曽ヶ端を起用していたら、たとえ次に誰かにオファーを出したとしても、「曽ヶ端がいるから・・」と思われても仕方がない。 ところが今はどうだ。素人が見てもわかる佐藤のレベルは、サッカー関係者ならば一目瞭然。少しウデに覚えのある者ならすぐにレギュラーを奪い取れると思うだろう。 なんと斬新な世代交代だろうか。 佐藤は一試合2失点のノルマを淡々とこなしている。清水戦は図らずも無失点になってしまったが、これから先は上位陣が相手なので、2失点くらい容易いことだ。 アピールは充分。あとは有力なキーパーにオファーを出すだけだ。 鳥栖のGKは赤星に変わっているが、林は怪我をしたのだろうか。鳥栖がこのままキーパーをチェンジする可能性もあるのだとしたら、このタイミングで再びオファーするのもありなのではなかろうか。 夏の移籍ウインドーはまだ開いているのじゃなかったっけか。 今なら誰でも即鹿島の正GKになれる。ただし、セレーゾが辞任してからになるが。 頼れる守護神、お待ちしております。自己推薦もオッケーだよ。 (前の記事の補足) 外国人枠についての記事を何回か前に書いたのだが、解答を見つけた。 「プロサッカー選手の契約、登録及び移籍に関する規則」というのがあり、  ケガ、疾病等に...

2015(2)第3節松本(アウェー)戦

さて、セレーゾ解任の手続きを始めようか。 佐藤への執拗なこだわり、動けない小笠原への依存、相も変わらず何をやりたいのかわからない攻撃。 ずっと柴崎に頼り切りできたツケで骨折寸前離脱、その後に一人で奮闘してきた金崎も疲労でコンディション不良で離脱。当たり前だが、頑張っているヤツから怪我で抜けていく。 序盤から鹿島がボールを持っていたが、横、後ろへのパスばかりでゴールに向かう意欲もなし。戦う意欲もなし。運動量もなし。 そんななか遠藤のバックパスが短くなったところを工藤にさらわれてそのまま独走ゴール。こういうシーンをファーストシーズンでも見た気がするが(梅鉢とのコンビだった?)、これに関してはファンソッコが一番悪い。相手選手が詰めて来ているのが見えているはずなのにあの中途半端なプレー。 そしてやっぱり佐藤。あの形は完全にこちらのミスから相手の得点パターンになったとはいえ、昌子が戻って片方をカバーしていたのにもかかわらず、簡単にニアサイドを抜かれた。打たれる前から諦めていたとしか思えない対応だったが、誰であっても取れないシュートだったか? 後半にはエリア外でキャッチしてイエローという失態まで演じた。 この得点により、何とかポゼッションで体裁だけは保っていた鹿島のメンツも崩壊。もはや持たされているという、格下扱いのゲームになった。 更に松本は少ないチャンスで右サイドからクロスを上げ、青木の怠慢なマークからあっさり2点目を献上。 そこからは何も出来ないまま完敗。 後半、ダヴィ、豊川を入れて前線を厚くしても形を作れず、「何も出来ない」とはこういうことを言うのだなあと妙に感心。録画映像を教本として、後世に残しておいてもいい。 守っているはずの松本の方が枠直撃を何本か打つなどチャンスは多くあり、鹿島の得点機は90分を通して土居のループがわずかに枠左に逸れたやつだけ。 いちいち指摘していられないくらい全員が酷かった。 下位チーム相手の3連戦で(奇跡的な)1勝1敗1分という惨憺たる成績で、何連敗も続けているチーム相手に続けざまに勝ち点を差し出すという、優しいにも程がある試合だった。 この先、上位陣相手に勝ち点を奪える道は全然見えないが、柴崎、金崎が復帰すれば彼らだけでチームを立て直すのだろうか。 もうどうやってもセレーゾでは無理なように思えるので、決してこんなチーム状態のなかに柴崎を戻さ...

セレーゾが見る鹿島の勝利の形を僕達はまだ知らない

きっとわかる人にしかわからない。めんま。 凡戦に終わった清水戦は監督の采配で負けたというよりは、試合記事にも書いたように小笠原のPK失敗で全てが終わったと言えるが、よくよく考えてみて、じゃああそこで決めて1-0としていたら本当にそのまま勝てていたのか?ということになると自信がない。 「取ったらすぐに相手にも得点を与えてあげる」という親切心にあふれるアントラーズの選手たちは、きっと鹿島キラー大前に2点くらいプレゼントして、むしろ逆転負けもあったかもしれないとさえ思うのだ。 気の利いたことの言えない解説者が、「鹿島は1点取ったら堅いですからね」というお決まりの台詞を言うたびに、「何十年前の話してんだよ!」と突っ込んで憤慨している身からして、リードなんて何点あっても怖いくらい。ましてGKが佐藤クンならば。 で、タイトルの話に入るのだが、セレーゾがどういう形で戦っていきたいのか、やっぱりさっぱり伝わってこない。 守備を固めて1点を取り、それを守るのか。カウンターサッカーをするのか。逆に守備を捨てて攻撃に重心を置き、打ち合いを制する形でいくのか。 全然わからない。 とにかく柴崎か小笠原に全てを任せ、あとは選手たちでどうにかこうにかして勝ってくれというゲームプランにしか見えない。 セレーゾだけが見えている勝利の形があるのかもしれないが、僕(達)はまだそれを知らない。 佐藤を起用している時点で守り勝つというスタイルではないし、かといって攻撃的なキーパーでもないのでどっちでもないんだな。強いて言えば背水の陣? 溺れとるがな。 前線で金崎は頑張ってはいると思うが、噛み合っているかと言えばそうでもなく、孤軍奮闘のイメージが強い。 赤崎とのコンビネーションがすこぶる悪く、個人的には赤崎に非があると思っているが(カウンターでドフリーの選手を使えず自ら打って枠外しなど)、清水戦ではポジションもカブるシーンが多かったし、どちらを主軸にするかとか決めておけばチーム戦術も確立出来るのではなかろうか。 本来、セカンドシーズンになって今更言うべきことではないのだが。 清水戦で言えば相手の左サイド裏(鹿島右サイド)を突いてクロスを上げるという形は効いていたし、それはそれで良かったが、相手が引いてスペースがなくなってからはそれが出来なくなり、そこで打つ手がなくなった。 相手を攻略するための引き出しが少ない...

2015(2)第2節清水(ホーム)

酷い試合だった。 前節のラッキー勝ちからしてこうなることは目に見えていたが、案の定という内容。 ちなみに今日の引き分けに限ってはセレーゾのせいではなく、PKを決められなかった小笠原が全て。しいて言うならキッカーを未だに小笠原にしている点か。これだけPKを外すのだから、ダヴィや他のFWに蹴らせた方がいいのでは。 しかし、小笠原に限らず外しまくる鹿島の選手たちには辟易。赤崎、金崎、土居はそれぞれに決定的シーンを外していて、特に土居はゴールのド真ん前で頭を合わせるだけのボールを空振り(ちょっと触った?)。後ろにいたダヴィが唖然としていた。 清水も相当悪いデキだったが、そこに勝てないどころが1点も取れないようでは深刻。こちらも佐藤で無失点に抑えたとはいえ、追い風参考記録(清水が悪過ぎて守備は評価出来ない)。 鹿島キラーの大前はさすがにあわやというシーンを何本か作り、清水の1-0勝ちも有り得た。 というところまで書いたところで、試合についてはもう書くことがない。ずっと凡戦なんだからしょうがないよね。 平日ナイター開催で観客は6,923人。J2並みの観客数になってきたね。 あー、ツマラナイ。 (以下、個人的まとめ) 【2015(2)第2節7/15(水)】(カシマスタジアム19:03KickOff鹿島/6,923人/晴のち曇) 【スコア】鹿島 0-0 清水 (前0-0 後0-0) (S 20-6) 【主審】東城穣(主審)、田中利幸、中野卓 【得点】 なし 【警告】 (鹿)なし (清)ピーターウタカ1(後16分)、八反田1(後21分)、ヨンアピン2(後25分)、杉山1(後35分) 【出場】 GK 佐藤 DF 西 昌子 ファンソッコ 山本 MF 青木 c小笠原 土居→80本山 遠藤→65ダヴィ 金崎 FW 赤崎→65カイオ 【サブ】曽ヶ端 植田 伊東 本山 梅鉢 カイオ ダヴィ 【監督】トニーニョ・セレーゾ 【MyMVP】-

2015(2)第1節新潟(アウェー)戦

ありえへん。 勝った鹿島サイドから言ってもそういう感想しかない。 勝てる内容ではなかったし、勝てるとも思ってなかった。劇的勝利に水を差すのは良くないが、この勝利は万馬券が当たったみたいなもので、そのまま受け止めていては何も変わらない。 正直、素直には喜べない・・。(試合後のインタビューでさすがにセレーゾも認識していた)。 柴崎一人で何とか試合を作れていただけなのは前節でハッキリしていたが、中断期間がありながら何の手も打ってないとは驚きだった。 カイオ、金崎、土居、赤崎ではタメが作れないから無理だってことは、素人が観ててもわかったが。遠藤、ダヴィが怪我明けでそういう布陣しか組めなかったのかもしれないが、にしても酷かった。 前半はCKからのシュートが2本のみ。その1本が決まっただけで攻撃の形はまったく作れていない。 カイオの伸びしろはこんなものだったのか? 土居は周りが支えてくれないと一人では何も出来ず、囲まれては奪われての繰り返し。最後に決めてそれでヨシとするのもアリと言えばアリかもだが、もう少し一人立ちして欲しい。 赤崎のワントップはやっぱりボールが収まらない。小笠原のボランチもそろそろ見切り時だし、金崎も思うようにいかないから連携も乏しい。それでもラストにアシストを決めるのはさすが。 新潟の2ゴールは誰がGKでも止められない2本だっかかもしれないが、最初のミドルを打たれた時も反応が遅れ気味で、なんでもないようなシュートが既に危うい感じだった。 後半、遠藤を投入してタメが作れ、ダヴィが入って迫力が生まれたが、それでも攻撃は単発。 ちなみにPA内でダヴィが押し倒されたシーンは、昨今のJ基準ではPKじゃないのかと思った。今はちょっと手が掛かっただけでファールだが。ファンソッコも相変わらずファールが多い。 なんだかねー、こういうことを言うとコアなサポーターには怒られるだろうが、勝ったり負けたり中途半端なことを繰り返すよりは、ざっくり6連敗くらいしてくれた方が温情の鹿島でも監督交代するだろうし、それでこそ本当に気持ちも「リセット」出来ると思っていた。 ファーストからセカンドに変わったくらいでは切り替えられない、重い停滞感が漂っていて、今日の試合も勝ったということ以外に何もなく、アディショナルタイムに入るまでは本当にツマラナイサッカーだった。 6連敗だったらナビスコの決勝トー...

2015ファーストステージ終了

遅まきながら2015シーズンのファーストステージ終了のまとめ。 浦和が無敗優勝を飾ったわけだが、協会が狙っていたような「盛り上がり」はまったくなかったように感じる。 勿論、これは浦和がブッち切ってしまったからというのもあり、優勝争いにまったく関与しない鹿島サポだということが大きいが、果たして競った展開であったとしても盛り上がっていたのかどうか。 表彰式(?)で浦和サポが2ステージ制へのブーイングをしたというが、これが現場の大半の意見だと思う。協会はよ~く考えて貰いたい。 最近めっきり秋春制を言わなくなったが、こちらも大半が反対していることをお忘れなく。 鹿島は浦和と勝ち点差19も離されての8位。通常の1ステージ制ならば残り試合17で19差ということで、かなり厳しい状況になっていた。 もし1ステージ制だったらセレーゾの解任もあったのか。 そうであってくれたら本当に良かったのだが、2ステージ制ということでセカンドで優勝、チャンピオンシップで勝ってシーズン優勝というセンはないこともない。 ただ、何回も言っているように、ファースト17節を終えて何一つ収穫のなかったことを思うと、そういう楽観的な希望は持てない。せめて気持ちだけはリセット出来るのは救いだが、それだけの理由でなんとかなるものかな・・。 唯一の収穫はCKの守備をゾーンにして、そこからは無駄に失点しなくなったことだけ? しかし、審査がユルユルの税関のように簡単に得点を与えてしまうGKがいるので、そこで守備を頑張ってもあんまり効果ないのだが。 あのGKを一人前に育てようと思ったら少なくとも3~5年はかかるだろうし、その頃には年齢もいっているので、やっぱりメリットが感じられない。 そういえばバスケットでは、15歳以下でゾーンディフェンスを禁止するとか。ゾーンだと「個」の力が育たないということで、そういう流れになったということらしい。 サッカーでもゾーンをやっていると対人能力が落ちていくような気がしているので、個人的にはゾーンディフェンスには好意的ではない。結局、FKではゾーンを使わないわけだし、その場凌ぎのような気がする。 ということで、本当の収穫は何もないファーストステージだったわけで、上積みのないセカンドをどうやって戦っていくのか。 ある意味注目している。