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9月, 2015の投稿を表示しています

気落ちしておりますが

勝負どころだった浦和戦の敗戦がショックで追記も書かなかったが、他のブロガーさんが書いてらっしゃるので、今更ということで省略。 ただひとつだけ言うと、ダヴィはこの先も使うつもりなのだろうかってこと。 フィジカルが戻り切っていないと言うならばそうなのかもしれないが、万全だった昨年でさえ、もはや研究され尽くしていて、頭打ち状態だったように感じている。 五分五分のボールを出して単騎で勝負、という荒業が通用した頃ならともかく、パスワーク主体のサッカーを取り戻しつつある今の鹿島には馴染まないように思う。 なにしろパスの精度が悪いので、ダヴィのところでいつもリズムが狂っているように見える。 もっとも、だからといって当ブログ主は赤崎推しでもなく、どっちがいいかと言われれば、うーんそれならいっそ、鈴木優か豊川で来年以降の成長分も込みで使ってみてはと思うくらい。まあ、それでうまくいけば世話はないのだが。 赤崎は動き直しの回数と、連続してプレーすること、曲線的な動きと柔らかさ(抽象的だが)、周りを効果的に使う視野の広さ、このあたりが足りない。 ・・って、これ全部出来たら凄いのだが、赤崎の良さって直線的な鋭さだけのように感じているので、使うなら使うでいいのだが、一戦ごとに成長の跡が見られるようにして欲しい。 中村も少し出番が減ってきているが、もう一度、強い気持ちを持ってやって貰いたい。 あとは石井がどうやって使いこなしていくか。勝っている時は、「うまく2列目の選手を使いこなしているな」と頼もしく感じていたが、最近は交代枠を余すなど采配の経験値の少なさを露呈している。 ガンバ、浦和といった上位陣に完敗したことでチーム力不足を再認識させられはしたが、広島、川崎(苦手等々力)、FC東京には勝っている。やりくり次第では何とかなると思いたい。 次の神戸戦は落とさないようにしたい。 尚、この試合は久々の観戦試合となります。「あいつが行ったら負けるんじゃねーか?」と心配してらっしゃる方がおられるかもしれませんので、一応観戦成績を載せておきますと、ソロで行った場合は7勝1敗1分となってます。今回もソロプレイなのでご安心を。 というか周りにはサッカーファンがホントにいません。野球ファンですら減って来ていて、若い世代の興味はスマホオンリーになりつつあるのかな?という心配もしています。 スポーツ界の未来ってどう...

2015(2)第12節浦和(ホーム)戦

せめて引き分けだったらナイスゲームと言っていいかもしれないが、何本もの決定機を決められず、曽ヶ端のポロリで逆転負けでは話にならない。浦和側からすればこれ以上ないゲームだったろうが。 終わってみればGKの差がクッキリと浮き出た試合だった。今の鹿島に曽ヶ端より上の選手がいないから仕方ないが、味方と競ってこぼしたボールを相手FWの足元にアシストは何本目か。 個人的に痛いと思ったのは、後半左FKからの金崎ヘッドがバー直撃したところ。あそこを決めていればゲームは獲れた気がする。金崎はこれ以外にもかなりチャンスはあった。 ただ、金崎が前線にいなかったら攻撃はまったく成立していなかっただろうし、ボールの貰い方、収め方、突破力といい充分合格点。ゴールがあれば文句なしのMVPだった。 もうひとつ、ダヴィのゼロ角度からのコロコロシュートが、無情にもラインのほんの内側を転がってアウトになったシーン。 この場面に限らず、ダヴィがシュートのうまい選手だったらもっと得点出来ていたいたはずだが、ダヴィの良さって何なんだろうと最近強く思う。決めて欲しい場面がいくつもあった。 交代も遅い。これまでは勝っていたので問題なかったが、枠を余したり、交代時間が遅くて手遅れだったりすると、どうしても監督の采配もクローズアップされる。 もっとも、ダヴィ、遠藤以外に下げる選手は見当たらなかったが・・。 これで浦和には直近(試合中の実況によれば)5分5敗から、上乗せで6敗。勝てなさ過ぎる。ガンバにも歯が立たず、上位陣にしっかり負けるようではこの先厳しい。 ガンバ戦は柴崎不在と日程という要素もあったが、今日に限ってはベストメンバーで休養充分、むしろ相手が一枚欠けていたなかでの敗戦。情けない。 相手がもたついていた前半に、勝負を決めて欲しかった。今日の敗戦はショックだったし、失望も大きい。 聞いていないが、ヒーローインタビューで興梠に曽ヶ端がディスられたそうで。仕方なかろうもん。 セカンド首位の広島は順当に清水に大差勝ちし、得失点差では追いつけようがなく、実質勝ち点差4に開いた。年間順位で3位以上を目指すのも難しくなり、あとはセカンド優勝しかなくなった。 2シーズン制は反対の立場ながら、まだ可能性が残っているだけラッキーと思う他ない。 次節の神戸戦は久しぶりの観戦予定だが、それまでに気持ちを立て直せるか。チャンスは残っ...

ただ静かにその時を待つ

甲府戦を勝ったことで、ひと息つくことが出来た。 累積出場停止者が出ることもなく、昌子も次戦に照準を合わせて調整している。金崎にゴールが生まれ、エースも波に乗れている。 次節浦和戦を勝つことで、セカンドシーズン優勝の可能性も俄然高まろう。 現在セカンド首位広島とは勝ち点差なしの2位。得失点差がいつの間にこんなに離されていたのかわからないが7つもあり、こっちでは追いつけそうもないが、勝ち点差なしなら勝ち続けていけばいずれ追い抜けよう。 年間勝ち点も、ひっそりと3位FC東京まで6差と迫っており、残り6試合で6は届くかもしれない。 全ては次節浦和戦にかかっている。 勝ち点や優勝争いに関係ないところでも、浦和にはここ最近ずっと勝っておらず、同じ相手にやられ続けるのはプロとして恥ずかしい。 じっくりと対策を練ることが出来る一週間。 心躍る週末を期待している。 にしてもガンバはACLの疲れからか、あわや敗戦という引き分けに終わった。鹿島戦では鹿島の方が日程不利で、つくづくこういう運というか巡り合わせもポイントだなあと思う。

2015(2)第11節甲府(アウェー)戦

勝った気がしないくらい苦しい勝利。確か去年もアウェー甲府戦は、柴崎のオープニングゴールだけだったか。相性なのか、とにかく1-0でも勝てて良かった。 甲府GK河田の当たり日なのか、鹿島が乗せてしまったのか、いったい何本の決定機を防がれたのか。少なくとも3本。細かいのを入れると5本以上は防がれている。いつもこのくらいのパフォーマンスだったら代表クラスだ。 柴崎のFKは蹴った瞬間に入ったと思ったが・・。その後の金崎のシュートはDFに当ててしまい、これはお約束っぽくなっているのが心配。 遠藤、カイオも枠に当てるし、ダヴィ、山本の決定機もファインセーブ。終了間際の鈴木優のドフリーでのシュートも悪くなかったように見えたが、これも触られた。 普通こういう展開だとどこかで失点して追いつかれてしまうが、何とか逃げ切れた。バックパスを奪われてゴール前に迫られたのが一番危ない場面だったが、あのパターンは今シーズン何回もやらかしている形なので、集中してやって欲しい。 唯一のゴールは、いつもながらカメラワークがフラフラし過ぎて出だしがわからなかったが、右サイドのスローインから。 遠藤が中に切れ込んで上げた鋭いセンタリングを、金崎がうまく合わせてゴール左に流し込んだ。頭を振り過ぎて外してしまうこともよくあるが、今回は綺麗に決まった。 金崎は前線で単独突破も出来るし、シュートにもパワーがある。もう一枚単独突破出来る駒があれば更に脅威は増すのだが。 2トップの相方はまさかのダヴィ。ここで投入するとはまったくの想定外だったが、どうやら赤崎が怪我(疲労?)の模様。 ダヴィは高さで競り勝つなど復調の兆しは見せたが、ポストプレーが全然ダメで、パスの方向といい強さといいデタラメ。ちょっと厳しい感じがする。 途中交代の鈴木優は決定機を決めていればスタメンを奪えたかもしれなったが、相手を褒めるしかない。 カイオは前半終了間際の1対1が決まっていれば乗っていけたかもしれないが、紙一重か。絶好調時からはさすがに落ちたようで、いまひとつなデキな気はした。 引いて守る甲府相手で、両サイドと小笠原は自由にプレー出来ていた。復帰戦の柴崎もまずまずの仕上がり。 CB二人はバレー単体だったにもかかわらず、なんだかシャットアウトした雰囲気がなく、イエローも仲良く貰うなど若干の不安を残す。 全体的に引き締まった内容でなかったが、ま...

アウェー甲府戦で立て直しを図る

石井采配に注目と前回の記事に書いたが、自分が注目しているのは2列目の序列。 ただ単に疲労や相手関係を考えてということもあるだろうが、基本的には上に思っている選手から使っていくのがセオリー。 ガンバ戦で中村がベンチ外になったことや、カイオのベンチスタート。若干、考えが読めなくなってきている。 連戦のことを考えずによい甲府戦は、まずはコンディション優先させつつフルメンバー。 柴崎が休養充分でやってくれるはずなので、中盤は安心していい。DFは昌子がそろそろ復帰する頃合いで、こちらも任せておけそうだが、バレーの一発には要注意。当然ながら先に点を取られると厳しい。 前目はダヴィは戦力外扱いで、もともと甲府相手には微妙な感じなので、まあこれはいい。 となるとスタメンの1、2列目は赤崎、金崎、カイオ、遠藤で順当にいくかと思われる。前節初ゴールを挙げた鈴木優の出番があるかどうか、中村、豊川をどう使ってくるのか。一度負けてしまった今回が、本当の監督力の見せどころだろう。 とにかくここは勝たなければいけない試合。勝ち点3ゲットを頼む。 そして、累積2枚でリーチなのが西、カイオ、遠藤、山村。山村はサブだろうから問題ないとして、次々節浦和戦を視野に入れると、西、カイオ、遠藤のカードは避けたい。勝っている展開なら、三人は優先的に下げてもいいところ。 右サイドサブの伊東は足首の怪我と聞いているが、試合で走れるくらいまで回復したのかどうか。西もそろそろ休ませたいところなので、使えるなら助かる。 欲深く言えば、勝つだけじゃなくいい展開にして勝ちたいね。 そういえば前に天皇杯の希望メンバー記事で、町田を使えるならと書いたが、町田ってまだユースだったっけか? ユースでも登録していれば出場出来たようなあやふやな記憶があるが、町田の場合どうなっているのだろう。良くわからなくてすいません。 あと個人的なことながらアウェー神戸のリーグ戦のチケットを購入。体調を考えてギリギリまで待ちたかったが、そうすると駐車場のチケットが取れそうになく、多分大丈夫だろうと踏んだ。 駐車場のチケットはローソンチケットで手数料が108円発生したものの、ゲームのチケットはセブンイレブンで購入したところ、手数料がなしだった。 確か以前は払ったはずなんだが・・と思ってネットで調べてみると、セブンイレブンでも「ちけっとぴあ」の方で買うと1...

快進撃が止まり、首位陥落

石井体制初黒星。 柴崎出場停止、昌子の怪我、天皇杯の疲労と悪条件が重なったとはいえ、せめて引き分けには持ち込めたかもしれないという無念が残る。 今シーズン、ガンバには二度とも完敗で、これはもうナビスコの決勝まで行って、リベンジするしかない。 それはそれとして、この負けによりセカンドシーズン首位の座を広島に奪い返された。短期決戦なのでこれ以上離されるわけにはいかず、この場面で跳ね返せなければズルズルと行く。 次節はアウェーでの甲府戦。何故か無様な戦いになり、勝つにしても苦労するイメージが強い。 とはいえ、内容は問わず。次は勝って、3つめの山、浦和戦に臨みたい。 実は石井体制になって連勝を始めてからは、年間順位でも優勝をひそかに狙っていた。少なくとも3位を確保して、3.5枠になったACLの0.5枠ぶんのところを確保しようと目論んでいただけに、ガンバとの直接対決での敗北はキツい。 残り7試合で年間首位の広島とは14差で、さすがにここは無理。 3位のFC東京までは9、4位ガンバとは6で、現在5位の鹿島が追いつける順位は、現実的には3位が限界かと。 まずはセカンドシーズン優勝を獲れば、勝ち点もそれなりに稼げて、年間3位のセンはなくはない。 甲府戦は柴崎も復帰するし、日程も通常に戻り、疲労していたメンバーも回復するだろう。 ここでの石井采配は注目だね。

2015(2)第10節ガンバ大阪(ホーム)戦

「一撃で・・一撃でか!?なんということだ!あのフォワードは戦艦並みのシュート力を持っているのか!?」 パトリックと宇佐美の二人だけで得点されてしまうのはキツいな。ずっと前の浦和のポンテ・ワシントンを見ているようだ。 「当たらなければどうということはない」と恰好良く言いたかったが、打てば入るくらいの圧力だったからね。 攻撃を二人に任せられるならそりゃ守備も堅くなる。と恨み言を言ってしまいたくなるくらいの完敗。 立ち上がりは鹿島が攻め立て、いきなりオウンゴールで得点出来そうな場面を作ったり、金崎が景気よくミドルを打ったりと戦えそうな雰囲気だったのだが、宇佐美の一撃で勢いを完全に殺された。 中央で西が取り切れず、山村、ファンソッコが軽くかわされ、最後も青木が何も出来ずにあっさり決められた。 それでもこの1点だけで耐えていればまだ何とかなったのだが、遠藤の不用意なバックパスがパトリックに渡ってまたもや宇佐美。青木の出した足に当たってほぼゼロ角度からゴールが決まってしまうという、青木はなんだか持っていないヤツ。 遠藤のバックパスからの失点は記憶にあるだけで今季3点目? 後半、鹿島もシュートを打てる機会も増えたが、これは2点リードしているガンバの作戦通り。ファーストステージと同じ展開だった。 途中出場の鈴木優が金崎のクロスをヘッドで決めて初得点を挙げ、一矢を報いたものの反撃はそこまで。いくつか惜しいシーンはあったが、今日はクロスバーが味方じゃなかった。 もっと早い段階で得点すればもう少し詰め寄れたかもしれないが、後半45分の得点では、ガンバ相手に新潟戦の再来とはいかない。 鈴木優は攻められる展開だったのでこれだけで評価は出来ないが、1本目のドフリーのヘッドを外したシーンといい、ゴール前でフリーになれるセンスを持っているのだろうか。 ユースのエースで噂はちらほら聞いていた。ユース補正がかかった情報だと思ってそれほど期待はしていなかったが、もしかしたらと思わせるものは見せた。 ただ、石井采配はこの選手起用が大当たりだった以外、外れの日だった。 天皇杯で温存したカイオをベンチスタート、明らかに機能していなかった土居、赤崎を引っ張ったところが後手に回った感じがする。なにゆえの判断だったのだろうか。 ガンバは強かった。それは確かだが、柴崎不在のハンデは大き過ぎた。天皇杯で西、山本、青木の...

ガンバ戦を勝てば大きな山を越える

セカンドシーズンのひとつめの山だと思っていた苦手等々力での川崎戦を乗り切っている。続くはふた山めのガンバ戦。 週なかばに天皇杯を戦った鹿島が連戦となり、日程の上では鹿島に分が悪い。おまけに柴崎も累積で出場停止、おそらく昌子も怪我と不利な条件が重なる。 出来ればパトリックは移籍しておいて欲しかったが、そうはうまくいかなかった。 ガンバもACLがあるからと言ってこの一戦をメンバー落ちでくるわけがなく、もう、まともにぶつかって打ち破るしかない。 ただ、順位で上位にいる鹿島は対ガンバだけで言えば最悪引き分けでもオッケーだが、広島、柏がすぐ後ろに迫っているのでそうも言っていられない。 天皇杯は佐藤のおかげで無駄に消耗戦になっていまい、西、山本、土居、赤崎、山村、青木を使い切ってしまった。内容もあれを基準にやればガンバにボコられてしまうので、出場していた6人はホントにあの試合のことは記憶から消去して臨んで貰いたい。 特に心配なのが山村。ふんわりしているところがあるので、ガンバの強い寄せに後手に回らぬよう、立ち上がりから集中してやって欲しい。いきなりイエローとか貰ったら中盤を支配されてしまう。 スタメンはおそらく曽ヶ端、山本、青木、ファンソッコ、西、小笠原、山村、カイオ、遠藤、中村、金崎かと思われる。 中村は天皇杯で使って赤崎の方を温存するかと思っていたのだが、石井の信頼・・というか期待は高いようだ。 土居は途中からでも流れを変えられるので問題ないだろうが、赤崎はスタメンの方がフィットしている気がしているので、もしかしたら中村と逆になるかもしれない。 昌子はまだ怪我が治っていないだろうし、無理して使っても100パーセントの力を出せないのでは、今の昌子ならそこまでして使うべきではない。しかし、そうなると控えのDFが植田しかいないというのが悩みどころ。 伊東も怪我をしていたとしうし、鹿島の怪我人情報はトップシークレット扱いなのかな。ダヴィは結局どうなのだろう。まあ、コンディション的にもメンタル的にも落ちているのか、迫力がなかったのでこちらもどうしても使いたいとまでは思えないが。 以前のガンバは失点しても得点出来る雰囲気があったが、GKが代わってから脆い感じはなくなった。複数得点するのは難しいが、だからといってガンバの攻撃陣を相手に無傷で収まるとは考えない方がいい。 少なくとも2点をど...

2015第95回天皇杯2回戦FC琉球戦

無様な消耗戦という印象。 勝つことだけが大事だったので内容は関係ないと言えばその通りだが、なんとなくプレーしているという感じで雑な試合だった。 一番の原因はゲームを締めてくれることを期待していたキャプテン本山。ワンタッチプレーはいいことだが、この相手なら無理な選択をしなくても丁寧につないでいけばもっと崩せたと思う。囲まれて取られることも多く、安定しなかった。 そして、やっぱりこの人、佐藤。2-0とリードし、後は少しずつ加点していき、選手交代で両サイドバックを休ませていくべき展開。 それをPA内で相手を倒してPKを与えてしまい、あっさり決められ2-1と競った形にしてしまった。あの場面、出るならボールを確実に弾きたいし、そこまで無理しなくてもいい場面だった。FKを見送って、あわや後ろの選手にヘッドを決められそうにもなるし。 「経験が大事」とは言うが、もうそれなりに試合に出ていてこの判断しか出来ないなら、他のキーパーを試して貰えないか。使って駄目なら納得する。 一発勝負で後ろのメンバーをいじりたくないと言って無理使いしたが、こんな簡単に失点するなら意味がなかったね。J2相手になると無理なのではないか。 休ませて欲しかった西、山本を90分使ってしまい、土居、赤崎も無駄に疲労した気がする。土居は連携がまったく取れずにフラストレーションが溜まっただろう。 伊東がどうやら足首の怪我のようで西は仕方なかったにせよ、ダヴィがベンチにもいなかったのは怪我なのか構想外なのか。 山村はコンビがルーキーの久保田だったとはいえ、相変わらず軽くスピード感もない。もともとこういうプレースタイルだが、チームを引っ張って欲しいポジションだけに物足りない。攻撃のスイッチも入らなかった。 攻撃陣は入れ替わっているので、組み立てが出来ないのはある程度仕方ないが、それにしても崩せず、後半においてはグダグダ。2-1で勝ち切るプランだったのかもしれないが、キーパーが頼りなくて前に出れなくなったのかもしれない。 先制点は久々出場の豊川。スーパーFKを決め、自らのバースデーを祝った。U22でも蹴っていたことがあったし、このくらいは蹴れるのだろう。CKの精度も高かった。 2点目もサイドから裏を抉るランニングで西の縦パスを折り返し、赤崎シュートのこぼれをファーで待っていた山本が冷静に決めるという流れに絡んだ。 2-1の時...

2015ナビスコ準々決勝(2)FC東京(ホーム)戦

これぞ完全勝利。 先制点を奪ってから前半は相手のシュートを1本に抑え、後半追加得点からゲームを支配。PKを決めていればここで勝負ありだったろうが、ラフプレーの目立ち始めた相手にトドメを差す遠藤の華麗なループゴール。 FC東京を無失点に封じ、3-0で準決勝への勝ち上がりを決めた。 立ち上がり、金崎の打った地を這うミドルシュートが榎本のポロリを誘い、ラッキーな先制点。第1レグのアウェーゴールも含め、気持ちの上で大きく優位に立った。 前線からのプレスも良く、相手にシュートを打たせない鉄壁の守り。第1レグは曽ヶ端のファインセーブに救われたが、今回は全員が集中して体を寄せられていた。 ファンソッコの出足が良く、高さでも負けていなかった。青木のフォローも効いていた。 山村は弱点であるふわっとしたところがなく、当たりも強く、縦パスの意識も高かった。こぼれ球への反応も速かったし、だいぶゲーム勘が戻って来たのか。 小笠原はチームで一番の運動量だったのではないかと思うくらい、ファーストチェックに行っていたし、ピッチを縦横無尽に走り回っていた。 赤崎もゴールは生まれなかったが、前線からのチェイスが効いていた。先制点の場面でも右にフリーで流れて金崎のシュートコースを空けていたし、ボールが来なくても辛抱強く動き直せていた。何故あれがいつも出来ないのか不思議なのだが。 金崎は強引にシュートまで行くところが結果につながった。タッチも良く、ドリブルで相手を切り裂くシーンも多数。土居のセンタリングのハンドを今度はしっかりPKを取って貰えたが、これを決められないところが鹿島のPKクオリティ・・。外す予感はあった。 嫌な空気が若干漂いはしたものの、今の鹿島はそれを堪える力がある。最後までゴールを割らせず、ゲーム終了間際にはこぼれ球を拾った遠藤が、お手本のようなドライブのかかった綺麗で鋭いループゴールを突き刺してスコアの上でも完勝。2戦続けてのフル出場を無事にこなした。 カイオはさすがに無敵モードが終了していた。決定的シーンは何本かあったが、枠に行ったのはCKからのヘッドだけか。ここは一旦立て直し、大振りにならずに枠を捉えるイメージを思い出そう。 両サイドの西、山本も攻守に奮闘していたし、とにかく全員が集中して90分やり切れた。今の鹿島は強い。そう思える一戦だった。ナイスゲーム。ナビスコ、今年は獲りたい。...

2015ナビスコ準々決勝(1)FC東京(アウェー)戦

内容が盛りだくさん過ぎていつもの分量では書き切れない。 それでも特に言いたいことは、中村がPA内で後ろから引きずり倒されたシーンはどう見てもPK。ユニ引っ張るのはかなり厳しくなったはずだが、あれがファウルじゃないなら何がファウルか。 多分PKは小笠原が蹴る鹿島クオリティだから確実に決まった保証はないが、蹴って止められたなら納得出来る。あれは納得出来ない。少なくとも奈良は1枚イエローを貰っているので、退場になっていたはず。 オフサイドも、後半、遠藤がフリーで抜け出したものもオンサイドに見えた。 あんなに好ゲームだったのに、まず審判に文句言わなきゃならないのはどうにかならないものだろうか。さすが家本。一時期マシになったと思ったのだが。 ゲームの話に戻る。要点だけを走り書きで。 引き分けになったがMVPは曽ヶ端。ビッグセーブが4本以上はあった。 山本はアシストの股抜きからのクロスは見事。守備でも相当頑張っていた。 赤崎の得点は持ち味を出した鋭い飛び出しからの目の覚めるようなダイレクトだったが、それ以外での貢献度が低い。交代で出場した土居の滑らかなポジショニングとボールの引き出し方、受け方と比べると雲泥の差。 ダヴィも奈良に完封されているようでは特色がない。1本ヘッドで決めて欲しい場面があった。 2列目で連闘となった遠藤は最後まで走っていたし、華麗なゴールも決めた。つなぎの仕事も出来ていたし、MVP級の働き。 中村はヒールキックシュートが枠に弾かれたのが不運の始まり。PKを取って貰えなかったのは、審判の技術が足りなかっただけ。1点目の起点にもなっていたし、つなぎのパスが光っていた。最後、2失点目につながった徳永のクロスは上げさせたくなかった。 小笠原は連戦のなかで動けていた方。山村は相変わらずフラフラしているのが心配だが、決定的なミスはなく無難にやれていただろうか。もう少し強さが欲しいところだが。 西は守備に労力を割かれて苦労していたが、攻撃に出た時はしっかり仕事が出来ていた。アイデアもある。 負傷交代の昌子に代わっての青木、スタメンのファンソッコはFC東京攻撃陣相手に良く耐えていたが、曽ヶ端のビッグセーブがなければもっと失点したことを思うと評価は高くない。2失点目はツインタワーに気を取られて後方がおろそかに。なんとか凌ぎたかった。 途中出場の土居は、前述したようにポジショ...