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2015ナビスコ決勝ガンバ大阪戦

久しぶりのタイトル、ナビスコ6度目、合計17冠目の優勝にパソコンを打つ手も震える! 負けっぱなしだった(公式戦4連敗とか)ガンバ相手に完全勝利。シュートも5本しか打たせず、内容的にもスコア的にも圧倒しての勝利。文句のつけようもない。全員が頑張った。 MVPの小笠原も文句なし。ハードにディフェンスをこなし、セットプレーでも1アシストと1つの起点、3点目も小笠原からだった。落ち着かないゲームになりかけても冷静にコントロールし、鹿島の勝利を導いた。今季最高のプレーと言っても過言ではない。 立ち上がりから鹿島が攻め立て、フリーの遠藤がフカしたシュートを皮切りに、MVPの小笠原がエリア内にまで侵入して胸トラップからボレーを試みるなど積極的にシュートを放つ。 たまらず今野がイエローで止めるくらい、鹿島が圧倒的に押し込み、ガンバが完全に受けに立った。 このところの4連続負けと、強者たるガンバの余裕もあってこういう図式になったのだろうが、今日の鹿島はひと味もふた味も粘り強く、気迫が漲っていた。90分通してそれは切れることなく、ついには3-0で押し切ることに成功。 前半攻め込んで得点出来ず、後半1-0にした後のビッグチャンス、カイオから金崎のシュートは完璧に決まったかと思ったが防がれて嫌な空気になったが、それらをモノともせず、2-0になっても気持を切らさずゲームに集中していたことが大きな勝因。 采配はカード的にはあれしかなかったが、タイミングは絶妙だったと思う。優勝決定後、石井の胴上げもなされ、監督として初めてのタイトルをゲット。ガンバに攻撃をさせなかったのだから、事前の対策も当たっていたのだろう。パトリック、宇佐美を封じたのは見事。 先制点はセットプレーから。それまでに何度も決まらなかったのだが、得点シーンはうまく中央にスペースが空き、フリーでファンソッコが決めた。小笠原のボールも良かったし、ヘッドも落ち着いていた。 2点目も左サイドのCKから。小笠原がファーに蹴ったボールを、難しい体勢ながら鈴木優がヘッドで折り返し、中央で金崎が決めた。大舞台で得点出来るのはさすがエース。鈴木優のフィジカルの強さも光った。 トドメはカイオ。中盤で小笠原が奪い、柴崎に渡ったボールは、前がかりになったガンバのラインの裏を鋭く抉る。受けたカイオがドリブルで持ち込み、鉄壁東口の逆を突いてニアに決めた。喜び...

ナビスコ決勝の試合後は動けなくなるくらいまで走り切ろう

ニューヒーロー賞を赤崎が受賞したとのことだが、正直、ピンと来ない。他に該当者がいなかっただけのような気もするが、まあ、決勝トーナメントからだと得点もそんなに伸びないか。決勝でその賞に相応しい活躍を見せてくれたらそれでオッケー。 決勝の相手は、ガンバ大阪。おそらく今一番Jリーグで強い。 パトリック、宇佐美の2トップに始まり、遠藤、今野、倉田らの中盤、東口を中心としたDF陣。一分の隙もない。 鹿島自体もここのところ負けっぱなしで、この前勝ったのは2年前の春の万博か? 今季は同じ相手に同じようにやられるパターンが相次ぎ、ガンバだけでなく浦和、清水、湘南など一向にリベンジ出来ていない。 特にガンバにはあっさりと先制された後、点差をつけられて引かれ、遊ばれた挙句1-2で届かずに負けている。 悔しくてたまらん。終わった後に動けなくなるくらいまで走って負けたのならともかく、球際でも負け、運動量でも負け、結果も負け、では受け入れられない。 個人的にはリーグ戦は前節の湘南戦で負けたことにより、残りはほぼボーナスゲーム扱い(可能性はあるが遠くなった)。この決勝が今季最後のゲームという気持ちは変わらない。出し切って貰いたい。 闘志という点では金崎や小笠原が見せてくれているが、二人ともゴールを決めてガッツポーズ、皆と抱き合って喜ぶようなタイプじゃない。鹿島にはもともとそういう選手が少ないが、冷静な柴崎が決めてそれをやっちゃえば、相当盛り上がるんでない? 同じようにやられているガンバ相手に対しても何か秘策があるとは思えず、石井の手腕では選手を並べて、後は選手任せとなるだろう。それでも前任より相当良くなったのだから、いかに前任がアレだったか・・。 スタメンは赤崎、金崎、中村、遠藤、柴崎、小笠原、山本、昌子、ファンソッコ、西、曽ヶ端。交代は中村からカイオ、赤崎もしくは遠藤を鈴木優。 後は守備的には青木、攻撃的には豊川を入れるくらいだろうが、石井の1枚残しはもはや定番になっているので、まさか120分でも3枚目は使わなかったりしてね。もし今回それをしたら暴動起こるかもよ。 PKの練習はするようにと書きはしたが、名古屋戦でのPK戦のレベルを観る限り、ガンバとやり合って勝てる気はまったくしない。そこに至るまでに勝たねばならないが、そのケースでも勝ち筋は見えなかったりするもので・・。 とにかくチャンスを一...

テンションガタ落ち

まだ何も決まったわけではないが、湘南戦前、リーグ残り3試合、ナビスコ決勝を全部勝って終了という算段でいただけに、湘南戦での敗戦はかなりショック。 湘南にはホームでの敗戦に続いて連敗。同じ相手に2度も負けるとは。 昨日も書いたように、戦う気持ちと、監督の準備がまったく足りていなかった。 交代枠1つ余すのは、もはや決まり事か? 監督経験がないのである程度は仕方ないが、もう指揮を執って随分経つ。いい加減、有効な手段を練習段階から考えておいて欲しい。 セカンド優勝条件として、鹿島はマリノス、名古屋に勝ったうえで、広島がガンバと湘南で勝ち点を4つ落とさなきゃならない。まあ、鹿島の1勝1分で広島2敗でも可能だが、得失点差でマリノスに逆転される可能性もあり、現実的ではない。 正直、リーグ戦でのモチベーションは個人的にガタ落ちで、もう照準はナビスコ1本に絞った。天皇杯も敗退しているので、今季最後のゲームという気持ちで自宅観戦する。 こんなグダグダなシーズンでありながら、タイトルが目の前に転がっている。全力で獲りに行くしかない。 石井に秘策を期待出来ようもなく、選手交代での勝ち筋もない。主力選手はしっかりと休養し、120分11人で戦えるくらいの体力をチャージして貰いたい。 戦術面でも上積みはないだろうし、今週は徹底的にPKの練習をして下さい。 タイトル通りにテンションガタ落ちのうえ、病院にも2回行かなくてはならないので、しばらくブログの更新はありません。

2015(2)第15節湘南(アウェー)戦

何から言っていいかわからないが、ひとことで言うならガッカリ。これはセレーゾ時代に何度も使ったフレーズだが、今ここで使わねばならないとは。 予想通り無失点では済まず、モタモタした守備から(起点は山村の中途半端な喰いつき)ボールを右サイドに振られ、グラウンダーのクロスを中央で決められた。ラストのところも山村の一歩が遅かった。 やはり山村にはCBの適正はないかもしれない。山村が最終ラインに入るといつも、こういうふわふわした感じになる。かといってガッツリいってファウルを貰うファンソッコや、集中しているがマークを外されてしまったりポカの多い青木が優秀というわけではない。 それに伊東。右サイドは狙われどころだった。後半相手が引いたことで攻め上がる機会が増え、得点につながりそうなクロスも3~4本上げられたが、立ち上がりからこれをして相手を押し込みたかった。遠藤の不調も右サイドを苦しくした。 とはいえ、2失点くらいは個人的には覚悟していた。問題は監督がそれを想定していたかどうか。 交代枠をまたしても1枚余し、無策ぶりを披露した。前線の選手に下げられる選手がいないのはわかるが、それはこのメンバーでやる場合に試合前からわかっていた。 負けている時はたとえば伊東を削って植田を入れ、山村を上げて柴崎を前に出すとか、単純にパワープレーのための選手を入れるとか、そういう形にするならその練習をするとか。 色々と準備が足りないように感じた。スタメンを並べて、後は選手たちが勝手に勝ち点3を取ってくれるのを待つだけ、というように見える。 これならベンチに豊川や杉本を入れている意味がなく、石井にしてはカイオを早く使った方だが、2点負けているなら後半頭からでもいい。 セットプレーも小笠原のCKから1点取ったとはいえ、チャンスだったのはこれ以外に1本あったかどうか。 柴崎のキックは相変わらず壁を超えず、何を意図して誰を狙っているのかさっぱりわからない。解説の福田氏が可もなく不可もなくと評していたが、むしろ不可ばかり。本当に頼れるキッカーに成長するのか疑問。 気持ちでも完全に負けていた。ゴール前での執念というか粘り強さ。絶対に打たせない、という気迫が湘南にはあり、鹿島にはなかった。あれだけチャンスを作りながら1点しか取れず、相手の決定機はあまりないなか確実に決められた。 外しまくった金崎が早いうちに決めておけ...

アウェー湘南戦も簡単ではない

なんだか苦手な印象のある湘南がアウェーで相手となり、今季残り全勝を目指す鹿島にとっては気の抜けない相手。 ホームでは小笠原の不用意なファウルでPKを与えて同点にされ、後半アディショナルタイムに集中力が切れたところをロングボール一発ヘッドで沈められた。 湘南は前節で残留を確定させたということだが、鹿島ともそれほど勝ち点は離れていない。残留確定がモチベーションを低下させるのか、逆に吹っ切れて伸び伸びやられるのか。さて、どちらの目が出るのか。実力五分どころか、むしろ格上と思うくらいのつもりで臨みたい。 出場停止者はこちらがファンソッコ、西、湘南はなし。ただ、中心選手の遠藤(湘南)が前節で怪我明けだったはずで、本調子に戻っていないのなら助かる。気持ちの強い選手なので、いるだけでも厄介だし。 鹿島のディフェンスラインは代役に伊東と山村かと思うが、青木が間に合うならそちらを優先か。青木が絶対にいいとまでは言えないので、コンディション面を良く見て判断して貰いたい。 しかし、山村、伊東となれば守備面では大いに不安。(青木でも大差ないように感じる)。 無傷で済むようには思えないが、かといって守備に注意が行き過ぎれば、たとえ無失点に抑えたとしてもスコアレスドローとなる可能性もあり、そのへんは割り切って攻めていきたい。 特に伊東は前回の天皇杯出場時、無難にやろうとするあまり、ほとんどバックパスしか出していなかった印象。まずは守備から入るのは鉄則としても、攻めて相手を押し込むことも必要。好アシストをいくつ出せるかが勝負のカギとなろう。 もうひとつはセットプレー。 他の人はどう見ているのかわからないが、自分の目にはやっぱり全然得点の気配を感じない。解説を聞いていても「鹿島はセットプレーに定評がある」と、もはや思い込みにしか過ぎないのではと思っているのだが、他のクラブに比べてどうなのだろう。 ニアに蹴って相手に弾き返されるシーンばかりが目につくが、あれはわざとニアを狙ってすらしたりする目的なのか、単にキッカーがミスしているだけなのか判断がつかない。 ニアの次はファーとか、トリックプレーだとか、色々と策を見せてくれると「次こそは」と思えるのだが、なんとなく蹴ってるだけのように見えるんだね・・。 とにかく泥臭いゴールでもなんでもいい。ポストにぶつかりながらも押し込んだ金崎、ゴール後に絶叫した鈴木優...

来季以降の話だが、両サイドバックの戦力として伊東と梅鉢、植田に挑戦させてはどうだろう

来季はユースから4人が昇格されることが発表されており、DF町田選手、MF田中選手、平戸選手、FW垣田選手それぞれが期待の持てる才能があると聞いている。 特に町田選手は即戦力級の実力があるという噂で、それが本当なら今のフワフワしたDF陣も少しは芯が通るかもしれない。 さて、ここからは独断での話だが、埋もれている才能を発掘するためにも植田、梅鉢、伊東には違うポジションに挑戦してみては、と思っている。 まずは伊東だが、これはコンバートというよりは危機管理というか、出場機会を増やすためにも左サイドバックに挑戦して欲しい。 トップレベルのサイドバックの選手は、だいたいが両方をこなせている。自分はやったことないのでそれがどれだけ難しいかはわからないが、両サイドを出来るようになればチームのためにもなる。まずは守備だけでもこなせるようになれば、それだけでも随分と助かる。 次に梅鉢。セレーゾ時代には期待をかけられて我慢強くボランチで起用されていたが、ついに花咲かなかった。正確にはまだ咲く可能性はあるが、山村が定着し、久保田や大橋(はボランチだったか?)が台頭してくればますます出番はなくなる。 結構な数の試合に出たと思うが、ポジショニングの悪さや視野の狭さは修正されず、単純な走力やシュート力といったものは足りているものの、ファウルも多いしマークを外すことも多く、ボランチを任せるには厳しい印象。 とはいえ身体能力はある。サイドバックに転向すれば、上下運動になるので視野の狭さはカバー出来るのではと浅はかに考える。 勿論、サイドバックにも視野の広さは必須だろうが、エリアが狭くなるぶん、梅鉢には向いている気がするのだが。体力も充分あるし、先にも書いたようにシュートもうまいので、案外悪くないような。まあ、やってみて全然駄目ということも大いにありうるが。 同様に、植田もサイドバックもやらせてみたい。 植田もセレーゾ時代、ほぼ一年を通してCBで使われたが、今季はポジションを獲ることが出来ず、たまに使われてもあまり前に出るタイプではないため、どうもアピール不足となっている。 町田選手が本当に即戦力なら植田はベンチ入りも難しくなり、あの身体能力を埋もれさせるのは惜しい。 長いパスも出せるし、足も速い。対人にも強いので守備面でも安定しそうに思う。ただ、ドリブルは得意そうではないので、そのあたりがマイナス要...

清水が降格と、気が早いが来季補強の行方は

今季最初に降格が決まったのが清水。去年の戦いぶりからして危ないと思っていたが、立て直せなかったようだ。 しかし、この降格の決まった清水に対して、鹿島はアウェーで3-1、ホ-ムで0-0と勝ってないんだね・・。酷い話だよ、セレーゾさん。 オリジナル10と良く言われるが、おぼろげながらにしか覚えてないので調べてみた。 鹿島アントラーズ、ジェフユナイテッド市原、浦和レッドダイヤモンズ、ヴェルディ川崎、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島。 このうちジェフユナイテッド市原はジェフユナイテッド千葉、ヴェルディ川崎は東京ヴェルディ、横浜フリューゲルスはマリノスと合併。(で、間違ってないかな。不安なので100パーセント信用しないで下さい)。 これでJ2落ちしていないのは鹿島、マリノス、名古屋の3つだけになったということか。そのことについてどうこうはないが、名門と言われていても降格することがある、ということを、いつでも肝に銘じてやっていきたいと改めて思うばかりだ。 清水の降格が決まり、おそらく選手の流出は避けられない事態になりそう。 掲示板では本田拓をもう一度戻せば、とか櫛引を獲得すれば、という話も上がってはいるが、個人的にはどちらも反対。特に本田については怪我の間、鹿島で養生し、治ってから出場機会がないといって出て行った選手。レギュラー争いに負けて出て行った選手を、今更戻すことにメリットはひとつもない。 櫛引については微妙。佐藤より上なのは間違いないが、曽ヶ端をサブに追いやれるかと言えば、現時点ではそうとも言い切れない。将来的に、というならわかるが、来季欲しいのは即戦力。 やはりここは鳥栖の林に、もう一度オファーを出すべきだろう。 諸葛孔明の登用に成功した、三顧の礼ということもある。今度オファーを出せばおそらく三度目(なはず)。是非とも鹿島に来て、選手生活の締めくくりを輝きを持って終わらせて貰いたい。鳥栖でそれが出来ないと言っているわけではなく、鹿島に来てそうなって欲しいということです念のため。 あえて清水から獲得となれば欲しいのは大前くらいなのだが・・鹿島キラーってだけかもしれないセンは否定できない。前目の選手は金崎の完全移籍に成功してジネイが復活すれば間に合うし、どう考えても補強ポイントは左サイドバックとボラン...

柏戦を振り返り

柏は速いパス回しでゴール前に迫ってくる、観ていて面白いサッカーをする。 前線からのプレスも全力ではないように見えるが、効果的に追い込んでパスを限定させていた。あの追い方は赤崎も参考にして欲しい。今の鹿島では怪我で離脱中のジネイがそういう追い方が出来る。 曽ヶ端のキックは時折いいボールもあるが、基本的には足元が強くはない。あそこまで追い込まれると前につなげず、ボールロストをすることも多い。それが自分たちのペースにならなかった原因のひとつでもある。 そのきっかけを作っていたのはファンソッコ。対人能力は強いが、ファウルも多いし、キックの精度もいまひとつ。サイドに切ることは抜かれるようりはマシだが、だいたいマイボールに出来ない。プレスを軽くいなして前にひとつボールを運べるCBなら、もっと安心して観ていられるのだが・・。 まあ、それが出来るなら代表クラス。控えに回っている植田にそれが出来るわけでもなし、青木にも無理。ないものねだりをしても仕方ないのだが、アジア枠という点を踏まえると、来季は他の戦力に賭けたいと思う。 昌子も昌子で、まだまだ大黒柱になるには修行が必要かと。 両サイドバックは相手に押し込まれていたのもあるが、疲労も完全に抜け切っていないようだった。むしろ連戦中は気力でもっていたのが、一旦休みを取って疲れが一気に来たような感じだ。 サイドの押し上げが出来なかったのは、昨日も書いたように遠藤の運動量が落ちていたのもあるが、柴崎の調子も良くなかった。小笠原が奮闘していたが、一人でフォローするにはキツい。 それでも得点出来たのは中村、金崎、赤崎の3人のデキが良かったからと言えよう。リードした柏が受けに回っていたのもプラスに働いていたかもしれない。 中村は持ち味の密集地帯でのドリブルが効いていた。金崎もポストに当たってまでヘッドで押し込める根性はさすがだし、赤崎は出足も鋭かった。 ただ、3人が3人ともストライカー気質なので、お互いに「今の場面はオレにくれよ!」と悔しがっている場面が見受けられた。全部が全部、最高の選択を出来るわけではないが、お互いが納得出来るようにしっかり話し合って欲しい。 カイオは残り試合、スーパーサブで通すつもりだろうか。 確かに運動量が落ちて来た相手には有効だが、若干、カードを切るのが遅い石井監督なので、宝の持ち腐れとならないよう、サブならサブで、うま...

2015(2)第14節柏(ホーム)

最後まで諦めずに戦い、勝ち点3をもぎ取った。序盤、中盤の内容はどうあれ、執念の勝利と言っていい。リーグ終盤戦でのこの勝利の価値は大きい。 電光石火の先制点で勢いづくかと思いきや、フワフワした試合運びで前半のうちに逆転を許す。後半も押し込まれてペースを握れないまま、カウンターも活かせず。 逃げ切られる展開も頭をよぎるなか、中村のキレのあるドリブルが炸裂。3~4人に囲まれながらエリア内に切り込んでタイミングの早いシュート。 普通ならそこで決まってもおかしくなかったが、菅野のファインセーブに合い(前半にも止められた)得点ならず。しかし、そのこぼれ球を赤崎がミート。更に弾かれたボールを、金崎がポストに体をぶつけながらもヘッドで押し込んで同点。 先制点の中村のパスからの赤崎、中村のドリブルからの赤崎、こぼれを金崎のヘッド。得点は2点止まりだったが、前線の3人はかなり良かった。 赤崎は鋭い飛び出しとシュート、中村はドリブル、金崎の体の強さと前に行く力。欲を言えばもう少しフリーの相手をお互い使えるようになれば、もっと攻撃力が増すと思われるが、3人ともストライカーなのでこのあたりは良し悪し。 勝ち越し点は途中交代のカイオから鈴木優。 終了間際、集中の切れていた柏が素早いリスタートに対応出来ず、カイオが右サイドを深く抉る。テレビで観ている感じでは、得点になる一歩手前の場面で中央にフリーの選手が2~3人いて、パスを出さずにタイミングを逃したかと思ったが、間を置いてからのグラウンダーのクロスが完璧。 中央の豊川がオフサイドギリだったので触れば怪しかったかもしれないが、流れたボールをファーで鈴木優が追いついて左足で押し込んだ。(柏のアピールはオフサイドアピール?)。 天皇杯での不甲斐なさを払拭する、鈴木優の魂がこもった勝ち越し弾だった。ゴール後、絶叫する姿は鹿島ではあまり見られない姿なので、あのくらいの気持ちで戦ってくれると頼もしい。 ただ、勝つには勝ったが守備陣はいまひとつ。 1失点目は事故のようなものである程度仕方ない。リプレイで観ても、最初に頭に当てたクリスティアーノがどこに向かってヘディングしたのか不明なので守りようがないが、厳しく言うなら先に触られてしまった対応がマズかった。 2失点目は取られるべくして取られた失点。前線からチェイスし、バックパスには執拗にプレスをかけてくる相手に...

誰か石井監督に3という数字の意味を教えてあげて下さい

石井監督になってから目立つようになった交代カードのひと枠余し。 交代数3というのは、3人交代出来るってことだよ。誰か教えてあげて下さい。それとも3の倍数でアホになると思ってる? 試合後のインタビューで、交代枠を余したことやサブメンバーの選択について考えが足りなかったと自ら認めていたが、これが1回目ではないし、一発勝負の大会でこれは致命的なミス。 勿論、サブメンバーが想像を遥かに下回る酷いデキだったのが最大の敗着だが、決断力があれば違う結果をもたらしていたかもしれない。PK戦になる前に勝たなければいけない試合だった。 サブにカイオを入れていれば、足が完全に止まった水戸相手にカイオ無双で得点出来た気がする。 とはいえ終わった試合、あれこれ言っても取り返せない。残ったタイトルを全力で獲りに行くしかない。 天皇杯を落としたことでもうひとつ痛手になったのが、来季のACLの出場が難しくなったということ。 リーグ戦年間3位は残り4試合でFC東京まで勝ち点差9。これは絶望的。現実的には4位狙いでおこぼれを待つしかない状況で、4位ガンバと勝ち点差4、5位川崎勝ち点差3をひっくり返して4位につけるしかない。 まあ、セカンドシーズン優勝を成し遂げるつもりなら、そこは狙える位置。残り全勝を達成して貰いたい。石井監督はもうカードを余して負けるようなことはしないよう、くれぐれもお頼み申す。 そして、水戸戦で改めて突きつけられた現実がいくつか。 まずはダヴィ。もう使えないことが確定。 次に鈴木隆。走力、ディフェンス力、パス精度、ドリブル、オーバーラップのタイミング、全てにおいて及第点以下。これをJ1で使えるようにするには相当な時間がかかると思われ、来季は(というか再び?)レンタルに出して、即戦力を補強するかファンソッコのコンバートを本格的に考えなければならない。 伊東も試合から遠ざかって随分と力が落ちた。覚えている限りでは効果的なクロスは1本もなかった気がする。豊川も同じく、パスを急ぎ過ぎて、持ち味のドリブル・シュートをみせられずじまい。このあたりの実戦勘を失わないように配慮する必要がある。 梅鉢は焦りがプレーに滲み出ていて、セレーゾに優遇されていた頃はまだ持ち前の粘り強さや走力を出せていたが、今はそれもなく、こちらも一からやり直す必要があるだろう。鈴木優も、まだまだだとはっきりわかった。 最後...

2015第95回天皇杯3回戦水戸戦

大幅なメンバーダウンの決断は見事だった。 が、しかし、交代枠を1枚余らせた意図は何だったのか。PK戦に備えて曽ヶ端を使うためではなかったのか。仮に、「試合の流れをそのままPK戦に活かす」ために佐藤を使うつもりであったなら、120分で決着をつけられるチャンスもあったわけだし、攻撃のカードを切るべきだった。 もっとも、PKを5本打って2本しか決まらないのも大問題。いつになってもこの問題は解決しない。それに何故、赤崎も残っていたのに山村や梅鉢を先に蹴らせたのかも疑問。 佐藤は1本止めたが、それが精一杯。ゲーム中も何本かファインセーブもあったし、まあ、佐藤は責められない。 それにしてもサブ組のレベルの低さは想定外。ダヴィはもはやJ2でも通用せず、鈴木隆はやはり試合で使えるレベルではなかった。 伊東はミスも多く、積極性もなく、ただそこに居ただけ。期待していた鈴木優も、短時間出場時に見せていた輝きはまったくなかった。豊川も何ひとついいところがなく、プレースキックも酷い。杉本は我が強過ぎて、それ自体は悪いことではないが、連携が取れないのでは話にならない。 本山のボランチも機能せず、梅鉢も最後のPKを止められたのを含め、全然駄目。 相手GK笠原はサブキーパーのはずなのに、ことごとく正面を突き、得点出来る気が全然しなかった。 流れを変えるために使った遠藤、赤崎は単発で鋭いところを見せたものの、後が続かず不発。むしろ無駄に消耗しただけだった。 結局、日程を乗り切れなかったことが大きな敗因となったわけだが、もう少しやれると思っていただけに落胆も深い。審判も鹿島寄りだったし、言い訳も出来ない。 来季以降、2軍チームをJ3に参戦させる案が出ているらしいが、今日の試合を観る限り、確かにサブ組はJ3レベルが相当。 去年に続いてこんな早い段階で天皇杯敗退が決定し、三冠の野望も消えた。残り試合、ナビスコ決勝を含め、レギュラー組をフル出場させて頑張って貰うしかなくなった。 週末の柏戦は何がなんでも勝利を。負けたら三冠どころか、一冠も獲れないくらいの気持ちで戦って欲しい。 【PK戦内容】 先行水戸 馬場(上外)× 三島(左)○ 鈴木(右上)○ 新里(左)○ 船谷(左止)× 後攻鹿島 本山(左上枠)× 遠藤(左)○ ダヴィ(左)○ 山村(右上外)× 梅鉢(左中止)× 本山の失敗が全てだったな・・。 (以下...

消耗している選手をどう休ませるのか

連戦のなか、大幅にメンバーを落として勝ちたいのが本音だが、正直、2回戦の琉球戦を観てもわかるように、少しでも気を抜いたらキリングされてしまう可能性は大きくある。 ポイントは誰がどう見てもキーパー・・。少々、ディフェンスが甘くても、最後のところで防いでくれれば持ち直せるが、危ないシーンを必ず決められるようでは怖くて攻撃にも行けない。 しかも琉球戦は、「打たれたら入る」というレベルから、「打たなくても自分で相手選手を倒してPKを与える」という、もはや神レベルにまで達しようとしている、佐藤の超必殺技で消耗戦に引きずりこまれた。 ファンソッコの不安定さと、このところあまりいい面を見せられていない昌子のディフェンスラインと組み合わさると、いかにカテゴリー下の水戸相手とはいえ、無失点で切り抜けられる自信はない。 こうなってくると、後ろを安定させるために両サイドバックは替えづらく、実際、2回戦で石井監督はそういう旨の発言をしている。相手が強くなる今回、尚更、替えづらくなっているが、ここはどうしても替えたい。 天皇杯も落とせないが、両サイドバックをそのままスタメンフル出場させるとなれば、週末の柏戦は落とす可能性が高まる。 両サイドバックは守備重視、攻撃に関しては前の選手に任せるくらいの思い切った決断を見せて貰いたい。 伊東がこの前サブに入っていたので、実戦で使えるところまで回復していると仮定して、問題は左サイド。鈴木隆がどのくらい使えるか見定めがつかないので難しいが、J2相手なら何とかならないか。 昌子も休ませた場合、キーパーを佐藤として、ディフェンスラインは伊東、植田、ファンソッコ、鈴木隆。 ・・何失点するか想像つかないな。 青木ってこういう大事なところで怪我している印象が個人的にはあるのだが、ひとコマ欠けると起用が難しい。今更、山村をCBに入れるわけにもいかないし。 まあ、1失点は覚悟で後ろはこれで乗り切れれば。ボランチは山村、梅鉢になるだろうが、あまりファウルをせず、無駄なセットプレーは避けたい。 前は鈴木優、ダヴィ、豊川、本山でいければ主力を温存出来る。ダヴィもJ2ならまだ通用するだろう。 前半なら1点差負けまでこれで我慢。後半に入れば同点までなら我慢。切り札にカイオ、中村は入れておかねばならないだろうが、このメンバーでも勝てるようになればなあと思っている。 と、ここまで書...

ナビスコ準決勝、追加記事

珍しい同一チーム相手の近接3連戦を3連勝で飾ることが出来たが、3戦目はスコアほど楽勝ではなかったと感じる。 勢いに任せた攻撃を受け切るというのは並大抵のことではないが、失点シーンは昌子の対応が悪かった。 フォローに行った山本も外をカバーしていて、あそこで中に切り込まれることは想定していなかったのかもしれないが、まとめて2人抜かれてしまうと失点しない方が不思議。 その後も渡邉に何度か決定機を作られていて、曽ヶ端がよく防いだと思うが、あれが第2キーパーだったら・・。隠れたMVPは曽ヶ端。 遅延行為でイエローを1枚貰い、扇谷主審は昔からこういうところは細かいので取られても仕方なかったが、まさか2枚も遅延行為でイエロー、退場という前代未聞の出来事が起こってはしまわないかと、ヒヤヒヤしていた。 ロングボール主体の戦い方に切り替え、セカンドボールも拾いまくって押し込んで来た神戸に勝つことが出来たのは、昨日も書いたがトータルスコアで追いつかれなかったこと、に尽きる。 少ないチャンスで着実に加点出来たのも大きい。 中村、金崎の2ゴール、カイオの得点はそれぞれ苦しい時間帯でのゴールで、非常に価値があった。赤崎も得点こそなかったが、得点に値する活躍。 途中交代で久々に出た梅鉢は、カウンターの決定機でフリーの金崎を使わずに自らシュートを打った。気持ちはわかるが、あの場面はエースの金崎に託すのがセオリー。打つなら決め切らないと。 ガツガツ行き過ぎていて、そこも気持ちはわかるが、あれではすぐにカードが出て手詰まりになろう。おそらく天皇杯ではスタメンになるかと思われるが、そのあたり自重するのも大事。 豊川も見せ場を作れず、交代組で活躍したのはカイオくらい。もっとも、カイオはこのくらいやってくれなければ困る選手で、やってくれなければサブに置いている意味がない。 疲れて足が止まった相手に、スピードを活かしてのゴールは想定通り。ただ、若干、足元でこねくり回して取られる場面が増えており、そのあたりが心配。倒されて痛がっている時にはヒヤリとしたが、どうやら問題はなさそうで助かった。カイオまで抜けるとキツい。 ナビスコの戦い方を観て感じたが、やはりオールラウンダーの土居を欠いたのは、やはり大きな痛手。 3-1とリードし、あとは試合をうまく締めるだけとなった場面で、守備も攻撃も担える土居が居ないのは厳しかっ...

2015ナビスコ準決勝(2)神戸(ホーム)戦

結果的に4-1と快勝し、決勝へと駒を進めることが出来た。 前半だけを見れば、いつトータルスコアを逆転されても不思議ではない展開をよく耐えたと思う。 2点取らなければならない神戸は、予想通り開始早々からフルスロットルで攻め込み、一方的に押し込まれる時間が続いた。 そんななかスローインから遠藤、赤崎で右サイドを抜け出し、マイナスのグラウンダーをフリーの中村が中央で決めた。 中村は先制点も良かったが、随所で長所のドリブルを活かしての突破を見せ、チャンスを作り出した。後半バテて消えてしまう点はまだまだだが、これだけやれれば悪くない。 赤崎も中の状況を冷静に見極められていたし、金崎への得点につながったシュートなどいい面を出せた。前線からボールも追えていたし、MVPでもおかしくないくらいの活躍。 先制後も神戸の流れが止まらず、昌子の緩い対応から左サイドを突破され、中央の渡邉に難なく決められて同点。 最終ラインには負傷の青木に代わってファンソッコが入っていたが、連携もいまひとつで、抜かれる場面も多く、守れていたとは言えない。曽ヶ端のファインセーブでいくつか救われたものの、どれか決められていたら危なかった。ディフェンス面では曽ヶ端の奮闘が大きい。 後半になっても神戸の攻めも緩まず、反撃のチャンスがなかなかなかった鹿島だったが、ラッキーな判定からCKを獲得。この流れでこぼれ球を赤崎がシュート、更にこぼれたところを金崎が決めて再び勝ち越し。 このあたりから神戸の足が徐々に止まり始め、山本の突破が相手のミスを誘い、うまく金崎の前にこぼれてこれを決めて3点目。中継中はオウンゴールになったと言っていたが、記録を見れば金崎の得点になった模様。 3点目を取ったことでほぼ勝負は決まり、前線からのプレスも弱まったなかで、山村のロングボールをカイオが拾って抜け出し、最後はDFをかわしてゴール。トドメを刺した。 終わってみれば4-1と快勝だったが、内容的にはどちらにいってもおかしくない試合だった。第1レグのリードから、先制点、追いつかれた後に勝ち越し、このリードを終始守り切った鹿島に軍配が上がったというところだろう。 采配は勝ったから正解だったと思うが、金崎、遠藤の両方をスタメンで使ったことは、反対の立場。結果的に金崎はMVPの活躍を見せて、さすがと言えるが、遠藤はやはり動きが悪かった。 もっとも、この...

土居が骨折で全治3ヶ月、ナビスコ準決勝第2レグも負けられない

先週土曜の神戸リーグ戦で負傷した土居は、左第二中足骨骨折で全治3ヶ月だそう。 すぐにバツが出ていたので危ないなと思っていたが、想像していたより重傷だった。今季絶望となり、本人はもとより鹿島にとっても痛い。 スタメンでもサブでも使えるし、攻撃的にも守備的にも使える。調子も上がって来たところだった。抜けた穴は誰かが埋めなくてはならないが、土居のような使い勝手のいい選手は見当たらない。 差し当たって代役は豊川か本山あたりになるだろうが、鈴木優が一気に台頭してくるかもしれない。ピンチをピンチと思わせない代役選手の活躍を期待する。 明日はナビスコ準決勝第2レグをホームで行う。アウェーでの第1レグを2-1とリードで折り返し、引き分け以上で勝ち抜け、負けでも0-1までならオッケー。 金曜の報知新聞には、数年前の川崎以外に準決勝を連勝で勝ち抜けたチームがないと書いてあり、鹿島にとっては嫌なデータとなるが、どういう結果にせよ決勝に駒を進めてタイトルを獲りたい。 1失点までは大丈夫ということで、一見、守備的に行く選択もあるように思えるが、神戸にとっては攻めるしかない状況。最初から受けに回ってしまうと、もしも失点した場合、あっという間に持っていかれる可能性がある。 第1レグの後半でも思っていたが、ここはむしろリードを活かして攻撃的に行く方がいいように思える。 とはいえ下手に点差を意識してしまうと戦い方も中途半端になるし、一番は、頭の中をまったくのイーブンの状態にして始めるのがいいかと。勿論、後半の残り数分という時間帯になれば状況に応じた行動を取る必要はあるが、そこまでは普通に戦いたい。 そして、その判断を石井には的確に見極めて貰いたい。 土曜のリーグ戦、水曜のナビスコ第1レグ。神戸に連勝した鹿島だが、徐々に対応されて来ているように感じた。 同じメンバーで戦っている鹿島に疲労が濃く、次も同メンバーで押し切ろうとするなら、非常にマズいことになる気がする。 ダヴィが頼りないのでスタメンで使うには心配だが、金崎、遠藤を無理使いしては、もつれた時に手詰まりになる。 まずはフレッシュなメンバーをスタメンで出し、それで勝てれば良し。引き分けでも耐えて乗り切りたい。奥の手を出さずに勝ち上がるのが理想。 後ろはいじれないので仕方ないが、前線の4人はダヴィ、赤崎、カイオ、中村、豊川、鈴木優の中からチョイスし...

2015ナビスコ準決勝(1)神戸(アウェー)戦

録画にて再確認。 鹿島の得点はどちらも相手に当たって若干コースが変わったものだったが、山村は抑えたいいシュートだったし、赤崎はトラップからのボレーシュートが早いし威力もあった。赤崎のトラップ能力からして、わざと浮かしたわけではないと思うが。 失点シーンはCKを跳ね返した後のボールを、赤崎が安田に奪われてすぐさま上げられたものをヘッドで決められた。 前の記事にも書いたが、あそこで取られたら、タイミング的にも体重も前に乗ったところなので失点の確率は高くなる。 個人的に安田はひそかに鹿島キラーの素質を持っていると睨んでいて、出て来ると嫌だなと思っていた。さすがにフリーだとキレ味鋭いクロスを上げる。 小川、渡邉も戻って来て、土曜のリーグ戦と違って簡単にはペースを握らせて貰えなかった。 現地でも危ないと思ったシーンが少なくない回数あったが、映像で観るとかなり危なかった。よく1点で耐えられたと思う。 前半、山村、赤崎のゴールで2点取った時には、直前、土曜のリーグ戦での完勝劇とも相まって、雰囲気は完全に鹿島のものだった。解説の秋田氏と話はカブるが、もう1点取ればトドメを刺せた。 後半は相手の心を折る戦いだと思っていたが、相手に合わせる鹿島の悪い癖が顔を出し、神戸の2枚替えの効果もあってかずっと押し込まれていた。 リーグ戦と違って180分の戦いなのだし、2-0で守り勝つよりも打ち合って3-1、4-2になった方が後の戦いが有利になる。むしろ点差を活かして攻めの姿勢を貫いて欲しかった。 石井の采配もどうだろう。プラン通りに進んでいる間はうまく回っているが、厳しい展開になってきた時にふわふわになる。 替えづらいのはわかるが、スタメン押し切りのやり方だと、まるでマンガの高校サッカーみたいになる。あれは選手がいないから仕方ないが、サブもツブが揃っているのだし、使っていかないといずれ行き詰まる。采配のマイナスを選手が補った試合と言えよう。 MVPの山村は先制点といい、中盤の立ち回りといい、合格点。インタビューでも後半押し込まれた点について反省していたし、次もやってくれるだろう。後半、コースを狙ってふわりと打ったシュートはキーパーに反応されたが、もう少しスピードがあれば決まっていた。 カイオのスピードは活きていたが、少しアイデアを出そうとし過ぎて逆に捕まっていたか。両サイドバックと金崎、遠藤の疲...

2015ナビスコ準決勝(1)神戸(アウェー)戦をざっくりと

遅くなったので、現地で観た感想をざっくりとだけ。 ゴールは全て観ていた位置から反対側だったので、正直、どうなって入ったかわからなかった。 こぼれ球を山村が打って先制点。赤崎がボレーシュートを決めて2点目。山村と赤崎のゴールというこはアナウンスでわかったくらいだったが、サブメンバーが得点を挙げたことは大きい。 前半はこの2得点で押せ押せ、危ない場面も3度ほどあったが凌いで2-0と文句なし。 しかし、神戸が2枚替えをしてきた後半、受けに回ったのか、神戸に押し込まれる展開。何度かあったカウンターでキレ味を見せることが出来ず、1点を返されてからは、いつ同点にされてもおかしくない流れ。 それまで意気消沈していた神戸サポも盛り上がりを見せ、よく2-1のまま終えられたという感じ。もう1点取れたら、ほぼゲームが決まった感じがしたのだが。 失点シーンは相手のセットプレーを跳ね返してカウンターに入ろうとしたところを、右サイドで逆にボールを奪われて上げられたクロスをあっさり決められた。誰が奪われたのかはまた確認するが、あそこで取られるとキツい。 MVPは試合を楽にしたという点で山村。時折ふらふらとしている部分は相変わらず気になるものの、柴崎の不在を感じさせない・・とまではいかないが、充分に戦えていた。 金崎は後半に入ってバテていた。また交代枠を残してしまったが、これだけ連戦が続くなか、体力を残すためにも勇気を持って交代して欲しい。 それにしてもセットプレーには迫力がない。テレビだと解説が「脅威だ」と言っているが、自分の目には壁に当たって跳ね返されるイメージしかない。 あと詳しいところは次回のアップで。 1レグをアウェーゴールを2点取っての勝利は大きなアドバンテージ。しっかりと日曜を勝ち切って決勝に駒を進めよう。そして、タイトル獲得だ。 余談だが、土曜のバックスタンドはガンダムのソーラ・システムを照射されたくらいの眩しさで熱かったが、今回は山の中でチョー寒かった。 F型装備にしていくかで悩んで、あまりにも重装備なので若干防御力の低めの装備に変えたが、一応念のため最後に一枚余分に持っていった装甲が幸いした。 あれがなかったら凍えていたかもしれない、というのは言い過ぎだが、カシマスタジアムはこれより寒いという噂だし、やっぱり寒い季節にサッカー観戦は無理だなあと思った次第です。 とりあえず、勝っ...

広島と勝ち点差並んでセカンドシーズン2位

セカンド13節神戸戦を終えた時点で、首位広島と勝ち点28で並んだ。得失点差が9も離れているので、こちらを逆転する状況なら勝ち点で逆転出来ているだろう。目指すはこちら。 残り4試合、鹿島は柏(H)、湘南(A)、横浜FM(H)、名古屋(H)。広島が川崎(H)、甲府(A)、G大阪(A)、湘南(H)。 広島は川崎、ガンバで星を落としてくれれば。 鹿島はホームが多くて有利に見えるが、ここ最近ホームでもあまり勝てていないので、そのへんのアドバンテージはなさそう。 山場はやはり柏戦か。 ナビスコと天皇杯で連戦となる鹿島に対し、この間、試合のない柏。代表選手もおらず、じっくり照準を定めて鹿島戦を迎えることだろう。 勝っている点があるとすれば、試合勘があるという点か。それを活かすためにも連勝で勢いを持って臨みたい。 神戸戦初戦で大きなリードを持って勝ち、第2レグで余裕を持って交代勝利。天皇杯も若干メンバーを落として勝ち、柏戦へ行けたら最高にいい。 まあ、そこまでうまく行くことはないだろうが・・。 どういう形であれ、ここから先は勝ち続けなきゃならない。全勝締めでいきたいものだ。 ユニバーへの参戦が決定。帰りは遅くなるので、試合記事は木曜になるかと思われ。 寒さ具合が想像出来ないので、一応、F型装備(注:冬装備)も用意していた方がいいかも。 前日に書いたように引き分けでもオッケーなのだが、そのつもりで臨むと引き分けてしまうので、勝つつもりで行きます。 勝ちましょう。

ナビスコ制覇に向けての残り3戦

土曜(アウェー)、水曜(アウェー)、日曜(ホーム)の3連戦となる神戸戦。まずは1勝を決めた鹿島は一旦地元に帰ったみたいだ。(多分)。 まあ、海外ならともかく、中3日なので帰るのが当たり前なのだろう。 確か関西には新井場が経営しているフットサル場があったはずで、今年から地元リーグの代表も務めている。そのつながりで練習場を確保したりとか出来ないのだろうかなどと考えていた。 勿論、新井場邸に全員寝泊まりで。 冗談はさておき、そのナビスコ準決勝。鹿島の柴崎と神戸のチョンウヨンが代表招集で欠場。どちらも中心選手なのでマイナス具合はイーブンか。 神戸は土曜に出場していない主力選手が戻って来るかもしれないので、そのあたりが読めない。個人的にはマルキーニョスが出るのが一番困るのだが、監督との確執は深いようで恐らく出ないだろう。 鹿島は柴崎の代わりが山村(予定)。土居の負傷具合が不明だが、すぐにバツが出ていたので水曜の試合は厳しいかもしれない。トップは赤崎はダヴィかと思われるが、いっそのこと鈴木優のスタメンもありかと思っている。 まずはアウェーから入る準々決勝と同じ形だが、複数得点を取っての勝ちが一番の理想形。次は複数得点の引き分け。無得点の敗戦が一番避けたいところ。 スタジアムが芝の状態の良いユニバー記念競技場になる。サッカーの形もパスカッカーに戻るだろう。こういう時こそ土居が活きるのだがまあ仕方ない。中村もいい状態なので、何かしらやってくれるはず。カイオも効く。 この試合も観戦予定。 ノエスタはほぼ満員状態で、それだとさすがに走り回る子供はいなかったが(過去、長居で凄く嫌な思いをした)、飽きてウロウロしている子供はいた。 子供が飽きて席を離れるようになったら、叱って席に座らせるか、諦めてスタジアムを出るのが親の責任かと思う。自分が親だったらそうするし、その子には向いていないので二度とスタジアムには連れて行かない。遊園地や公園ならともかく、スタジアムだしね。 個人的にはタダ券を配っているからこういう事態になるかと思っているが、2-0になった時点で結構、人が帰っていた(これはお金払っても帰る人いるかもだが)。 今度のユニバーもタダ券を配るのだろうか。平日のナイターで、割と立地的にも不便そうなところにある。子供を連れて来る割合は低そうだが・・。スタンドがガラガラだと、ゆっくり観れるのは...

2015(2)第13節神戸(アウェー)戦

ざっと録画で試合を見直してみた。バック側から観ていたので、中継画面とは逆になるのでなんだかヘンな感じだ。 スタジアムで観戦し、いつも早い時間で正確な記事をアップしているブロガーさんたちは凄いなと改めて感じている。 それはさておき、現地ではそんなにわからなかったが、テレビで観ると芝の状態は物凄く悪かった。選手たちも口を揃えて言っているので確かにそうなのだろう。どちらの選手もボールをうまく扱えていないようだった。 土居がいまひとつな印象を受けたのは、得意のドリブルを披露する機会があまりなく、持ち味を活かせていなかったからか。高さでも負けていたので、ロングボール主体の攻撃にも合っていなかった。ただ、テレビで観るとそれなりにいい面は出しており、このあたり印象が随分違う。 中村は途中出場よりスタメンの方が合っているように思う。交代するにしても、動きが悪くなるので下げ時がわかりやすい。 代わって入ったカイオは苦しい時間帯で決めてくれて助かった。録画で観てみると、結構難しいボレーシュートだった。 柴崎はシュートが決まらない・・。何度か決められそうな場面があったのだが。山本の得点のシーンはドンピシャ。あれだけ綺麗に決まっていたのに、向こう側だとホントに何が起こっているかわからないね。 しかし、プレースキックは昨日も書いたが、これ以外はいまひとつ。壁を超えないことが多く、あれは敢えてあの位置に蹴っていて、誰かが入ってくるのを想定しているのだろうか。今にして思えば、野沢のキックは当たり前のように蹴っていたが、相当にレベルが高かったのだなと思い知らされている。 新聞や本人の言葉では、良くなっているという話になっているが、個人的にはそこまでのレベルには全然いっていないように感じる。セットプレーからの得点は増えて来ているのでそうなのかもしれないが、怖さがあるかと言えばまだそこまでではない。求め過ぎなのかもだが。 小笠原、柴崎のボランチは安定していて、中盤でうまくボールを処理出来ていた。 ダヴィは体のキレが戻っていないから、で済ませていいのかどうか。ボールを受けて一人目をかわすところまでは何とかなっているが、二人目がフォローに来た場面でだいたい捕まる。あそこで味方を使えるようになれば相手も守りにくくなると思うのだが、そういう器用なことが出来る選手じゃないもので。 金崎は迫力があったが、やはり芝...

2015アウェー神戸戦、現地観戦とりあえず一報

安心して下さい。勝ちましたよ。 久々の長時間車移動でグッタリなので、とりあえず現地観戦での感想だけ。 先制点は観ている場所と反対側だったので、なんか知らないけど入ってた。わーい。という感じ。 それまでの時間帯、ずっと神戸に押し込まれていた印象だったので、これで雰囲気が軽くなった。 そこからは鹿島が押し始め、決定的シーンも数多く作り出した。ただ決まらない。 もやっとするなか、後半、ゴール前での混戦でこぼれたボールを、フリーのカイオが叩き込んで追加点。 この得点は目の前だったので入った瞬間、喜べました。 正直、現場の空気では、この2点目で勝ったと思った。 あとは鹿島がペースを握り、危ない場面は1~2度くらい。 鹿島の側からすると、もう1、2点は取れたシーンがあったので、そこが少し残念な点だが、無失点で勝ち切れたので大満足。 土居の負傷の程度が心配だが、今日に限ってはあまり効いていなかった。しかし、交代で入ったダヴィは高さだけだった。もう厳しいかな・・。 石井監督の采配も、勝ったからという側面もあるが、的確だったと思う。 なんにせよ、勝って良かった。とりあえず今日のところはこのへんで。 にしてもバックスタンド、前半は逆光で超眩しかったよ・・。