投稿

5月, 2012の投稿を表示しています

そびえ立つアジアの壁

【聳え立つ(そびえたつ)】 意味:山などがとりわけ高く立つ。 ACLに参戦しているJリーグ勢が全滅となった。 ガンバが1次リーグ、名古屋、柏、FC東京が決勝トーナメント1回戦で敗退。以前は悪くともベスト4、8までは進んでいた日本勢も分が悪くなってきている。 巨額な資金でチームを作るアジア諸国の、この大会にかける意気込みは本気だ。 報知新聞によれば、広州恒大は前イタリア代表のリッピ監督を10億円で招へいし、選手も1ゴールあたり2000万のボーナスが出るとか。 ハットトリックで100万円のイエローハット賞が・・。 鹿島の悲願とも言えるACL制覇の道はますます険しくなっている。無論、リーグ優勝に四苦八苦している今の状況で大きなことは言えないが。 そびえたつという言葉から連想するのは、何故かバベルの塔。 バベルの塔はあまりにも高く建てようとしたために、最終的には滅びてしまうとかそういう話なのだが、巨額資金で作ったチームが滅びるなら経営破綻か。 まあ、そんなものを待つわけにもいかず、かといってこちらも資金で対抗するにもいかないので、チームを熟成させて挑むしかなかろう。 バベルの塔を攻略するのも悪くない。そう思えるチームに、一日でも早く成長したいものだ。 余談だが、元東京Vのフッキはボルトからチェルシーに移籍(濃厚)で、移籍金が50億円だって。そんなに凄い選手がJリーグにいたってことなんだね。 香川のマンチェスターUへの移籍金も20億円とか。 不況と言われる昨今でも、あるところにはあるもんだね。

しばらくリーグ中断

リーグも13節を終え、W杯中断となってます。鹿島は勝ち点17(得失点差+3)の暫定10位。同勝ち点には1試合少ない柏、名古屋がいるので、実質もう少し下かもしれません。 首位仙台が勝ち点27なのでまだ射程圏ではあるものの、優勝を狙うには若干苦しい位置。中断明けの名古屋、柏をどう乗り切るかがポイントになる。ここを2つ勝てれば、不調の新潟、大宮、主力の抜けるセレッソと続くので、一気に浮上する可能性もある。 しかし、名古屋はともかく、柏には去年完敗だったからね。さくっと負けてしまうようでは、勝ち点云々以前に優勝とか言ってられない。 中断明けには多分、怪我人が全員帰って来ることだろう。チーム間の競争も激しくなる。それが良い方向に出てくれれば。 幸いというか、代表に呼ばれる選手もいないようなのでみっちりセットプレーの練習をお願いしたい。守備の不安定さの改善は勿論のこと、攻撃でのバリエーションを増やして欲しい。 岩政のヘディングはぴったり合えば迫力満点なんだけど、たいてい相手に触られてしまう。蹴り手の問題が大きいけど、受け手にも工夫が欲しい。 中田が入っている時はうまくマークを引き付けたり、死角に姿を消してこぼれ球を拾ったりしていた。山村が全然そういうのが出来ていない。最初見た時はうまくボールの落下点に入る選手だなあと思ったもんなんだけど。 あと、ショートコーナーがまったくチャンスにならず、むしろカウンターを受けたりすることがあるので、こっちも要改善。遠藤が蹴る時にやって相手に取られると、守備に戻らないことが多いからね・・。 なんだかんだ言いながらも、小笠原に頼っている部分は大きい。いつまでも万全の状態でやれるわけでもないし、今でも一杯一杯の様子なので、早く次のキャプテンを育てて欲しい。 立場が人を作るとも言う。磐田の山田の例もあるし、柴崎にキャプテンを任せてみてもいいのでは。中断明けの戦い方に注目です。 おっと、その前にナビスコ新潟戦だな。

電車でホームズスタジアム観戦

鹿島外記事となります。忘れっぽい自分のためにも、ホームズスタジアムに電車で行った場合のルート確認と観戦の感想。 JR京都駅から、赤穂か網干行の新快速で神戸駅下車。約1時間。1050円。 駅を出て地下鉄湾岸線に乗り換え、ハーバーランド駅から御崎公園駅下車。5~6分。230円。駅からは徒歩5分くらい。和田岬駅下車でも200メートルくらいしか違わない。 当初、このルートで行こうと思ったのだが、路線図を見ると、兵庫駅から和田岬駅行のJRがある。だったら地下鉄に乗り換えるよりも、JR1本で行った方が便利で運賃も安いじゃないかと思って、みどりの窓口で聞いてみた。 そこのお姉さんは和田岬駅を知らない様子だったが、パソコンで調べて、その行き方で行けますとのこと。じゃあそれで、って1450円で切符を買った。 で、言われた通りに神戸駅まで新快速で行って、普通に乗り換え、兵庫駅下車。そこから和田岬行に乗ろうとしたら改札が閉鎖されている・・。 何事!?と思って駅員に聞いてみると、和田岬行の電車は朝と夕方しか運行していないらしく、次の電車は17時とのこと。その時、14時。まさかの3時間待ち? ていうか試合始まるし。 そんな切符売るなよ・・と思って事情を説明したところ、不憫に思ったのかちゃんと差額分を払い戻して頂けました。その後、神戸駅に戻って地下鉄に乗り換えて無事に辿り着きましたが、やっぱり一発で行くことは出来ませんでしたね。 運賃も乗り換えた方が安かったし、最初に思ったルートが正解だった。第一印象って大事です。 試合後、混み合う電車に乗るのが嫌だったのでブラブラしていたのだけど、あまりにも人が多くて、道路が封鎖されました。多分、明石の歩道橋事故のこともあってのことだろうけど、警察が出て来て道路封鎖って状況にはあまりお目にかかれないので、貴重な体験でした。 まあ、目の前のコンビニまでも行かせてくれないのには困りものでしたが。 ホームズスタジアム自体は5回目なので慣れたものですが、今までで一番人が多かったように思う(22,766人)。土曜の昼間ってのは子供連れが多くて、どうも落ち着かない感じです。 バックスタンドは基本的にホーム扱いなんでしょうね。だいぶ鹿島寄りに座ったんですが、周りには神戸サポの人の方が多いくらいだった。 神戸ユニを来て赤いハットを被ったお姉さんが通路に登場して、最初は「エラ...

2012第13節神戸(アウェー)戦(現地観戦)その2

【2012第13節神戸(A)戦・選手評】 曽ヶ端:集中出来ていた。危ない場面もしっかり防いで相手に流れを渡さず。キックの精度も高かった。 西:ミスもあったが破綻なくやれていた。 青木:マークの受け渡しなど不安定な部分もあったが、1失点で持ちこたえた。 岩政:出足が素晴らしかった。高さでも勝っていたし、気持ちが入っていて、迫力もあった。 新井場:得点差もあってか守備重視。 柴崎:バランスがよかった。パスも悪くなかった。 小笠原:運動量豊富。危ないところを潰せていた。 遠藤:ドリブルもキレていて、パスも精度が高かった。攻撃では効いていた。 ドゥトラ:止まっている時間が多かったが、攻撃時にはしっかりと絡む。球離れも悪くなかった。 ジュニーニョ:相手のミスを逃さずゴールを奪う。前線で動き回っていたが、2点差になってからは仕掛けが少なくなった。 興梠:2点目を決める。動き出しがよかった。前線からもプレスは有効だった。 増田:中盤での運動量を求められての出場。無難にまとめた。 土居:出場時間少なく。 ジョルジーニョ:展開が向いた。交代も2枚だったが、バランスを考えると最善手か。 西野監督初采配ということでまだ特色は出せていなかったが、鹿島2-0になってからの思い切りのよさはガンバを彷彿させた。 野沢をボランチに下げ、そこから攻撃を組み立てさせたのはさすが。遠藤(ガンバ)らしかった。 前半は小川が嫌らしく、前線に飛び込んで来るスピードは厄介だったが、その後のつながりがいまひとつで助かった。攻撃に限らず、全体的にミスも多く、そこにつけ込めた鹿島が優位に立てた。勿論、鹿島守備陣の集中力も素晴らしかったわけだが。 怖かった大久保は後ろ目に下がってからは怖さを感じなくなった。それでも決定機を何度か作るなど、相変わらず嫌な選手。 野沢は神戸の主軸としての扱いを丁重に受けており、FKのたびに場内ビジョンに「ノザ、ノザ(文面忘れた)」って表示がされてました。 鹿島は決定的チャンスはそんなになかったが、少ないチャンスを決めて勝ちにつなげられた。後半最後の勢いを思えば、神戸としては悔しい思いだろう。 悪い時だったらあそこから引き分けに持ち込まれてガックリ肩を落としていただろうが、勝ち切れたことは大きい。今後は3点目を決めて勝負を決定させるような戦いを見せたい。 順位は暫定10位に上がり、首位仙台も...

2012第13節神戸(アウェー)戦(現地観戦)

現地観戦での勝利はまた格別。最後はヒヤヒヤものでしたが、無事に逃げ切り成功。勝ててよかったです。 開始早々に青木のクリアボールを相手DFイグァンソンがクリアミス。すかさずジュニーニョが奪ってゴールを決め、かなり楽に試合を進めることが出来た。 前半は鹿島が若干押し気味に進めつつチャンスを決められず、1-0で終了。 後半に入って中盤でのパスカットから、遠藤が左でフリーのドゥトラにパス。PA奥まで切り込み、ラストパス。興梠が詰めて2点目のゴール。 この時点でスタジアムの空気も鹿島の勝ちみたいな感じになった。しかし、試合後に岩政が言っていたように、2-0にしてから少し集中力が切れた。 他にも受けに回ったこととか、伊野波がCBに下がったこととか、野沢が守備的MFになってボールを回し始めたこととか、田代が空中戦を制圧するようになったこととか。 自分の周りにいた神戸サポたちは2-0の時点で勝ちを諦めたみたいに沈黙し(特にちびっこたち)、85分辺りで帰る人も多かったけど、そこまで鹿島に余裕はなかった。 最後の数分は完全に神戸ペースで、田代に見事なゴールを決められて1点差。会場全体が息を吹き返しましたが、鹿島ゴール裏のサポーターの声も負けてなかった。あの声援は効いたと思う。あと、野沢、伊野波へのブーイングもちょっとは効いていたかも。田代はFWだからブーイング出来なかった。 曽ヶ端はナビスコ横浜FM戦で致命的なミスを犯し、当ブログでも「そろそろ世代交代なんでは」というようなことを書いていたが、そこからの巻き返しはお見事。危ない場面でも集中して守っていたし、キックの精度も高かった。MyMvpです。 現地ではドゥトラが全然噛み合ってないように見えて、守備もルーズだったんだけど、録画で観るとしっかり攻撃に絡んでいた。守備はやっぱり手を抜いている感じだったけど。 岩政は読み、出足、ヘディングとかなりいいデキだった。青木が相方ということで、いつも以上に集中出来ていたのかもしれない。青木は不安定な部分はありつつも、なんとか持ちこたえた。 新井場は青木のフォローや点差もあってか、オーバーラップは少なめ。西もそこまで上がってなかったので、攻撃は遠藤、ドゥトラ、ジュニーニョ、興梠で担当。遠藤のドリブルは効いていたが、厚みのある攻撃にはならなかった。 小笠原は相当走ってうた。柴崎もバランスをうまく保ちなが...

神戸(アウェー)戦、展望

両者出場停止なしも、鹿島はU23で大迫、山村が欠場。神戸は大久保、田代の怪我も治っているようなので、戦力的には鹿島の方がダウン。 移籍した野沢の気持ちは、さすがに切り替わっていることだろう。セットプレーでのキックの精度は言うまでもなく、このところの不安定な鹿島の守備では不安一杯。出来れば悪い時の野沢であってくれたらと密かに願っておく。 攻撃面では大勝後の試合。代表でいい結果を出した伊野波もノリノリで来るだろう(多分出ると思うが)。 ホムスタでは全然得点出来てないイメージだし、前回ガンバ戦後と同じ轍を踏まないようにしたい。 CBは中田がまだならば順当に岩政、青木のコンビとなるだろうか。相手のスタメンはわからないが、岩政と田代のエアバトルは見応えありそうだ。 西野采配初試合となるが、大久保は出るならば得点に専念させたいとか言っていたので、こっちも要注意。 鹿島のFWはジュニーニョ、興梠か。どれだけ攻める時間を作れるかだろう。リーグもプチ中断になることだし、運動量を上げていきたい。 この試合は今季初の観戦。無事にたどり着けるか若干不安だが、3時間くらい余裕を見ておけば大丈夫はなず。 やっぱり勝つところを観たい。そんでもってゴールも一杯観たい。札幌戦ほどじゃなくていいから、お願いしますよ。頑張って応援してきます。 試合記事の更新は日曜午後以降になると思います。

パソコンの調子もいまひとつ、チームの状態は

「ダメだ、これはもうやってられねーぞ」 「そうだ、いまどきメモリが1.5Gなんてない」 「空きディスクも5Gほどしか残ってないじゃいか」 「こんな条件でオレたちを働かせるとは、こ、これは噂に聞くカ○工船か!」 「なんだと、じゃあホントにやってらんねー」 「今すぐボイコットだ!」 ・・・・というような騒動が我がパソコン内で行われたどうかはわかりませんが、どうも調子が悪い。まあ、購入してから6年くらい経つからそろそろ換え時なんかなあ。 ブログを書いていてもパソコンの調子が悪いとなかなか気が乗らないし、最悪アップ出来ない時とかもあり(これは回線の問題かも)、心が折れそうになる時がある・・って、そんなおおげさなことじゃないが。 だけど、プロはそういうわけにはいかない。うまくいかなかったとしても、なんとかしてみなきゃいけない。 幸い札幌戦で大勝したおかげで気持ちは軽くなっているはずだが、浮かれ気分でやれるほど、今置かれている状況はいいものではない。 メンバーは少し代わるが、明日の神戸戦しっかり戦って貰いたい。

電車でGO(@ホームズ)

ホームズスタジアム鹿島戦は、鹿島がらみの選手が増えた今季、A価格に設定されるかと思ってましたがB価格。バック自由(大人)2000円はお値打ち価格です。いつだったか、あの時はなんでA価格だったんだろう。 前ガンバ監督の西野氏の監督就任が決定し、この試合から指揮を取る予定。もしや満員になるんではと思いましたが、日曜時点まだチケットに余裕はある。ギュウギュウの状態で観るのは好みでないので、出来ればこのまままばらな感じだと有難い。 車が借りられないため、電車での参戦となる。久しく都会(?)には電車で出たことがないのでかなり不安だ。何度も乗り換えとかチェックしたけど、迷子になってしまわないかな。 迷子の迷子の小太りさん・・とかになったら困るしね。あ、いや、そんなに小太ってるわけじゃないですよ。お腹への衝撃を避けるためのエアバック的なもんですよ。 大勝した後だけに清水戦みたいにならないか心配だけど、観に行くからには勝ちたい。負けたら帰りの悲壮感ったらないだろうから。 野沢は調子よさそうだし、田代も復帰しそう。不安要素は一杯あるが、この試合後はプチ中断となる。全力でやって貰いたい。いい試合を期待したいね。 大迫、山村が参戦するU23のトゥーロン国策大会は、NHK-BSでの中継が決まった模様。どれも深夜なので生で観るにはちょっと辛い時間帯。多分録画で観る。 二人とも活躍して、よりひと回り大きくなって帰って来て欲しいものだ。

2012第12節札幌(ホーム)戦その2

【2012第12節札幌(H)戦・選手評】 曽ヶ端:集中出来ていた。いくつかあったピンチもしっかり防ぎ、守備陣を引き締めた。 西:自身の調子はいまひとつ。 山村:得点差もあり、余裕を持ってプレー出来た。初得点も決める。 岩政:パスカットから大胆なオーバーラップ、そしてゴール。勝利を呼び込んだ。守備でも気持ちが入っていた。 新井場:左サイドを自由に動き回っていた。ロングフィードの精度も高く、運動量も豊富。攻撃に重点を置けたおかげで持ち味が存分に出せていた。 柴崎:丁寧にプレー。前線へも顔を出すなど、攻守のバランスもよかった。 小笠原:得点差を活かしてうまくゲームコントロール。時折、前線にも上がり、得点に絡む。 遠藤:中盤のプレスが弱く、自由にやれた。何度もゴール前でフリーになる場面を作るなど、フリーランもしっかりやれていた。最後にゴールを決められてよかった。 ドゥトラ:球離れが悪い部分はあるが、悪くはなかった。 大迫:ボールもしっかり収められたし、充分にポストプレーをこなせていた。鋭い反転でPKも奪い、冷静に決めた。 興梠:動き出し、ボールの受け方もよかった。周りも使えていた。 本山:試合展開もあり、空いたスペースで動き回った。追加点を挙げての完勝に貢献。 ジュニーニョ:待望の移籍後リーグゴール。難しいシュートだったがよく決めた。アシストもついたし、これで調子も上向けば。 佐々木:持ち前の突破力は見せた。 ジョルジーニョ:最後まで手を緩めず。使っておきたい選手も使えた。 札幌の状態がよかったら、あるいは決定力のあるFWがいたら、序盤の落ち着かない展開時に得点されて苦しい形になっていたかもしれない。 相手のセットプレー時にフリーの選手を作ってしまい、決定機を作られることも何度かあった。次に対戦する神戸には野沢がいる。札幌戦のような守備ではやられてしまうだろうし、このあたりは修正しておいて欲しい。 攻撃に関しては、まともに評価出来るのは3点目くらいまでだろうか。後は札幌のメンタルも落ちていたし、足もバッタリ止まっていた。それでもチャンスを確実に決められたのは進歩と言える。今まではそういうのも外していたからね。 まんべんなくゴールも取れたし、溜まっていたストレスも多くの選手が発散出来たろう。遠藤も2回ほどドフリーでボールが来なくて怒っていたし、最後はジュニーニョもよくパスを出...

2012第12節札幌(ホーム)戦

バッチリ、盛り上がれました。ゴールもたくさん観れたし、危ないシーンをファインセーブってのも観れた。曽ヶ端も久々に気合い入ってた。 開始から札幌に押されていて、このところのバラバラ感がちらっと見えて心配だったのだが、岩政のインターセプトからのオーバーラップで流れが変わった。 センターフォワードかと見まごうような位置に陣取り、興梠からのクロスをダイビングヘッド。気迫でゴールに叩き込んだ。 この闘莉王ばりの闘魂注入で一気に鹿島ペース。スローインのボールを受けた大迫がターンすると、ノースがたまらずPA内でファウル。PKを獲得し、大迫自ら真ん中に決めて2点目。 札幌はまだまだ反撃の意欲を持っていたが、FW前田が怪我で退いたのが大きかった。ドリブルをまったく止められなかっただけに、起点がなくなったのは痛かっただろう。 セットプレーで残っていた岩政から山村のラインで3点目を挙げると、後は鹿島のゴールラッシュ。点を重ねるたびに札幌の足は止まり、ノンプレッシャーのなかでは自由にやれる。 ジュニーニョにもリーグ初得点が生まれ、合計7得点。最近の大量失点で作ったマイナス得失点差もプラスになった。 前後半の入り方とか、ふわふわして危ない場面もあったが、最後まで手を緩めず攻め切って勝てたのはよかった。岩政のゴールが勝利を呼んだと言ってもよく、MVP。 あとはドゥトラにゴールがつけば、もうちょっと周りを使う意識も出て来るだろう。途中出場の佐々木もチャンスはあったし、欲を言えばこの二人にも得点が欲しかった。 状態のよくない札幌だったとは言え、鹿島の悪い流れもようやく止められたのでよかった。大勝に浮かれ過ぎないように、次につなげたい。 でも、今日はちょっと浮かれちゃってもいいよね。 (以下、個人的まとめ) 【2012第12節5/19(土)】(カシマスタジアム17:04KickOff鹿島/13,915人/晴) 【スコア】鹿島 7-0 札幌 (前3-0 後4-0) (S 21-11) 【主審】高山啓義(主審)、前之園晴廣、武田光晴 【得点】 (鹿)前09分 興梠↑岩政 1H (鹿)前15分 PK大迫 3右 (鹿)前40分 岩政→山村 1右 (鹿)後16分 興梠 5右 (鹿)後29分 興梠→本山 2右 (鹿)後37分 小笠原→ジュニーニョ 1右 (鹿)後44分 ジュニーニョ→遠藤 4左 【警告】 (鹿)...

2012ナビスコ予選4節横浜FM(アウェー)戦その2

【2012ナビスコ予選4節横浜FM(A)戦・選手評】 曽ヶ端:1失点目のファウルによるPK、2失点目のファンブル。どちらもやってはいけないミスだった。 西:動けてはいたが、効いてはいなかった。 山村:守備が軽い。ガッツリ詰めにいくわけでもなく、そのわりに読みも甘い。フィードも悪かった。 昌子:まずまず無難にやれていたが、ところどころで経験不足を露呈。 新井場:積極的に攻撃に絡んでいた。カウンターで起点となり、得点に結びつける。 梅鉢:あまり効いていなかった。リズムも悪く、攻撃も組み立てられなかった。 増田:ゲームを作れず。ポジショニングも悪く、消えていた。 本山:自分のプレーは出せた。アシストも記録。 岡本:序盤の決定機を外すなど、よくなかった。高さでも完敗。 ジュニーニョ:積極的にシュートを打ち、自分のリズムを作る。ドリブルのキレという点では物足りなかったが、流れのなかからゴールを挙げる。 遠藤:ドリブルで持ち込んで自らシュート、ゴールを奪う。対人でも強さを出した。セットプレーの精度もまずまずで、惜しいシーンはあった。もう1本決めていればMVP。 柴崎:中盤の底でバランスを取る。ボールをつなげるようになったが、自身の調子はあまりよくなさそうで、体が重そう。 ドゥトラ:ゲームに入れないまま終わった。 ジョルジーニョ:前半で悪かったボランチをすっぱり諦める選択はよかった。曽ヶ端のミスがなければ見事な試合運びだったろう。 試合後のコメントで、「鹿島らしくないゲーム運びだったように思うが」との質問に、「2-1で勝っていればこういう質問も出ないだろう」とジョルジーニョは締めくくってましたが、まさに今の問題はそこにある。2-1で勝ち切れないところが、チームとしての問題なんでしょう。 もっとも、横浜FM戦に関しては、監督の采配でどうこうなった試合ではありませんでした。 誰かのミスを誰かが帳消しにして勝っていけると、ぐっと雰囲気もよくなるのだけども。 横浜FMでは斉藤がよかった。まったくドリブルをつかまえ切れず、多くのチャンスを作られてしまった。大黒もミスはあったが、最後に勝負を決めるあたりがさすがエースストライカー。 マルキーニョスは遠慮があったのか、少しおとなしめのプレーに見えた。それでもゴールに迫る怖さがあるあたり、まだまだやれそう。 ナビスコ予選の順位は負けても暫定1位で...

2012ナビスコ予選4節横浜FM(アウェー)戦

 曽ヶ端のスーパー凡プレーのおかげで、勝ちゲームを負けゲームにしてしまった。待望のジュニーニョのゴールで逆転して雰囲気もよかったのに全てをブチ壊し。 1失点目も勢い余って斉藤を倒してPKを与え、味方が逆転してくれたのに、なんでもないボールをファンブルして同点ゴールを許す。夜露で濡れていたらしいが、足を滑らせている選手が多かったなか、それを予期して弾くとかそういうのが経験なんじゃないだろうか。 それでも監督を始め、鹿島系のブログを読んでいると依然として評価は高い。リーグトップレベルという評価をしているし、年に1~2度あるウッカリで片付けられている。 確かに誰にでもミスはあるし、GKだから失点に直結するのだが、リーグトップの評価は身内びいきのような気がしている。 今年は流れを味方に呼び込むようなビッグセーブがあったりしたかな。たとえば飯倉の岡本のシュートセーブ、遠藤の2本目の決定機の阻止など。3点目の大黒のシュートは見事だし、あれは誰でも取れないと考えると、曽ヶ端でなくても別に変わらないんじゃないのだろうか。 勿論、第2キーパーを実戦で観ることがほとんどないので、観ていない者への期待があるから書くのだけど、一度試しに別のキーパーを使うとかないのだろうか。使ってみて、やっぱり曽ヶ端はレベルが違う、というのなら納得出来る。 山村も、軽さというか寄せの甘さは気になるし、フィードもよくなかった。昌子はまずまずやれていたが、最後の場面は大黒が一枚上だった。 増田は残念ながら当分出番はないだろう。応援している選手なので奮起して貰いたいところなのだが。梅鉢もデビューした頃の勢いが完全に消えている。 遠藤は現戦力では格上だということを示した。欲を言えば3点目を決めて勝負をつけて欲しかったが、1本目を決めただけでもよかった。 3枚目の交代は岡本ではなくジュニーニョにしたところが謎。岡本に得点させたい温情だったのかもしれないが、得点を決めてノリノリのジュニーニョを残すべきだったのでは。 本山はうまくやれていた。アクセントもつけられるし、ボールもキープ出来る。ジュニーニョとも息が合っているし、小笠原と併用で使っていければ2列目に厚みが出来るだろう。 全体的に、悪くはないというけど、それで負け続けているのはやっぱり問題。勝って、まず雰囲気をよくしたい。 (以下、個人的まとめ) 【201...

盛り上がりたい

得点が入ってヤッター!とか、危ないシーンを防いで、ウオー!とか盛り上がりたい。 今の鹿島はシュートが枠に飛ばないから、入るかもというドキドキもないし、枠に飛んで来たシュートはだいたい決まってしまう。 色んな問題があるんだろうし、観ているぶんには、こうしたらいいのにとか、ああしたらいいとかあるんだけど、システムや選手起用は監督に任せるしかないんだろう。 だけど、もうちょっと勝ちたいという気持ちが見えたらなあ。必死な感じが伝わって来ないのは、自分だけでしょうかね。 明日はナビスコ予選4戦目、横浜M(アウェー)戦。前の記事でちょこっと触れていたけど、スカパーオンデマンドで生放送される模様。Jリーグ系セットを契約していたら、今年は無料キャンペーンをやっているのでタダで観ることが出来る。 だけど、登録やらなんやらがやっぱり面倒になっちゃって・・。クレジットカードも登録しなきゃだし、次の日に放送されるんだったらそれでいいかなと妥協してしまう自分がいました。来年はHDにしてこういう問題は解決することにしよう。 それにしてもマルキーニョスは凄いね。多くのクラブを渡り歩いて来ているから、新しいチームにもすぐにフィットする。ジュニーニョはずっと同じクラブだったから、そのへんに違いがあるのかなあ、と前向きに思ってみる。 マルキーニョスにやられてしまうんでは、という心配が物凄くあるのだけど、そのへんのシュミレーションはバッチリやっといて貰いたい。中村俊のプレースキックも精度を増しているようだし、セットプレーの守備も入念にチェックを。 ナビスコ予選はここで勝てばかなり楽になるのだけど、両者の調子からすると、横浜Mの方に分があるように思う。 鹿島系ブログを見ていると、本田がスタメンで出るんではという話。どういう布陣になるか全然想像出来ませんが、とにかくなんでもいいから、盛り上がる試合を観たい。 ゴール、ゴール、ゴール。そんでもってWINだ。

2012第11節磐田(アウェー)戦その2

【2012第11節磐田(A)戦・選手評】 曽ヶ端:相手のシュートも見事だが・・。ファインセーブで流れを作りたい。「シュートがよかったから」、では誰でも務まる。 西:いくつかいいクロスもあったが、噛み合っていない印象。 山村:寄せが甘く、簡単にクロスを上げられて得点に直結。フィードも悪く、全体を通してよくなかった。 岩政:前田をつかまえられず。中央での踏ん張りもなかった。 新井場:攻撃も単発。相手に押し込まれていた。シュートも枠に飛ばせず。 柴崎:動きも悪く、消えていた。 小笠原:攻撃を組み立てられず。 遠藤:テンポが悪い。よくなかった。 ドゥトラ:強引なプレーが目立つ。球離れも悪く、4-4-2では機能しない。 大迫:ポストプレー出来ず。前線でボールを収められず、絶好のチャンスもフイにする。 興梠:絶好機はあったが決められない。 本山:調子はよさそうだった。ポジショニングもうまく、ボールの受け方、捌き方もよかった。前線でボールを散らす。 ジュニーニョ:見せ場なし。 ジョルジーニョ:打つ手なし。交代枠もひとつ余す。 鳥栖戦は相手が引いていたから、という言い訳が立ったが、そこそこ前に出て来た相手を決定的に崩せずじまい。 シュートに入るまでに手数がかかり過ぎているし、ようやくそこまで運んでも枠の外。シュートを打つのも消極的、セットプレーも得点の気配なし、とどうやっても勝てそうな気がしない。 どういう形でゴールを取るのかという形が見えてこないし、チームとしての意図を感じない。なんとなくプレーして、なんとなくやられてしまう。 優勝を目指しているなら、首位はもう随分と遠いところに行ってますよ。

2012第11節磐田(アウェー)戦

なんてつまらない。ノーアイデア、ノーリズム、ノーコントロール。 ジョルジーニョは試合後のコメントで、相手GKにツキのある日もあるとか言っていたが、枠を脅かすシュートってあったか。シュートの質の差が得点にそのまま出ている。今日に限ったことではないけど。 全員悪かったが、特に山村と大迫が酷かった。山村はヨセが甘過ぎて、上げられたクロスが2本とも失点に直結。せめて2本目は意地でも上げさせないとか、そういう姿勢を見せて欲しかった。中田が怪我扱いになっていたので山村に頑張って貰うしかないのだが、ポジション安泰と思ってやないかい? 大迫も監督には随分信頼されてるが、まったくポストプレーが出来ず。ボールを収められないし、絶好のチャンスも枠に飛ばせない。興梠も同様。ドゥトラもよかったのは最初だけか。 先制されてしまった後も、磐田が前に出て来てくれたので展開のせいには出来ない。単純に攻撃が組み立てられていない。 ガンバ戦でのお祭り騒ぎの後、開幕当初と同じように無得点試合ばかり。セットプレーでも得点の気配すらなく、相手に完全にナメられている。ゴールに近いところでも、危なくなったら余裕のファウルで止めてくる。 柴崎もキッカーの練習をしているそうだが、早く正確なキックが蹴れる人に任せて貰いたい。 磐田は決めるべき人が決め、守備も完封。先制、中押し、駄目押し、言うことなし。 鹿島にとっての収穫は、本山が調子よさそうだったというそれだけ。 ただ、それだけの試合だった。 (以下、個人的まとめ) 【2012第11節5/12(土)】(ヤマハスタジアム14:03KickOff鹿島/13,555人/晴) 【スコア】磐田 3-0 鹿島 (前1-0 後2-0) (S 14-12) 【主審】村上伸次(主審)、中村恒、作本貴典 【得点】 (磐)前10分 ペク・ソンドン↑前田 3H (磐)後39分 前田↑松浦 1右 (磐)後45分 松浦→山田 4左 【警告】 (鹿)小笠原2(後32分) (磐)山本康1(後15分)、小林1(後15分)、藤田1(後21分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 西 岩政 山村 新井場  MF 柴崎 c小笠原 ドゥトラ→67本山 遠藤 FW 大迫 興梠→78ジュニーニョ 【サブ】佐藤 昌子 青木 増田 本山 岡本 ジュニーニョ 【MyMVP】-

スカパー中継はよくなった?

人によるだろうけど、自分はサッカーをテレビ観戦する時は、なるべく引いた絵で陣形がわかるような感じが好みです。 中央突破の時にサイドから走り込んで来る選手がテレビ枠に入ってなかったり、サイドを抉ってクロスを上げる時にアップにしていて中央の状態がわからなかったりすると、何やッてんだよモー!とひとりごちてしまいます。 他には試合が始まっているのに観客席を映しっぱなしだったり、ベンチの様子をずっと映していたり。 このへんは試合以外の雰囲気も楽しみたいという人もいるだろうから文句ばっかりは言えないんだけど、他を映している間にチャンスになってたりするとね。 前にも書いたと思うけど、せっかくデジタルで双方向性になったんだし、観ている人が好みの画像を2~3タイプから選べるというようなことは出来ないもんかなあ。技術的にはやれそうに思うのだけど。個人的には3D酔いするので、3D映像よりも自分好みにカスタマイズ出来る方が有難い。 と、こういう不満を抱えていたのだけど、最近のスカパー中継はそれほどアップを多用することもなくなり、全体的にスムーズに試合を観られるようになっている。単に気のせいかもしれないけど、ストレスなく観られるのは嬉しいこと。あとは鹿島がスカッと勝ってくれたら最高なんだけどな。 16日(水)に行われるナビスコ予選第4戦アウェー横浜M戦の放送予定を調べると、標準画質では録画放送になってます。 前回アウェー札幌戦は5日後の録画放送だったのだけど、今回は翌日17日(木)の午後2時からとある。もしかして前回は自分のチェックミスだったのだろうか。 また5日後の録画放送だったら今月は契約を切って見送ろうと思っていたのだけど、次の日ってところが・・。その日は休みだし、個人的には生放送感覚で観ることも可能。このへん、どうもスカパーに踊らされているような気がするけど、とりあえず続行です。まあ、HDにしちゃえば万事解決なわけだけど。 なんか他に方法はないもんかとスカパーオンデマンドのページをチェックしていると、ナビスコ予選も第4節から数試合をLIVE放送する予定とあった。鹿島の試合が対象なのかどうかわかりづらい(あるいはまだ決まってないのかも)ので、LIVEで観られるかどうかわからないけど、引き続きチェックしてみます。 通常2580円のプランがJリーグ系セット契約者はキャンペーンで今年一杯(2...

2012第10節鳥栖(ホーム)戦その2

【2012第10節鳥栖(H)戦・選手評】 曽ヶ端:集中して守れていた。 西:悪くはなかったが、決定的シーンは作り出せず。守備はやれていた。 山村:高さで張り合えるようにはなっていたが、ボールを持った時に危ない場面がいくつかあり。最終ラインから崩すパスは出せなかった。 岩政:気持ちは出ていたし、体も張れていた。 新井場:さすがに連戦のためか、あと一歩が出ない。技術は見せたが。 柴崎:守備で抜群に効いていた。 小笠原:運動量もあった。攻守に頑張れていた。セットプレーのキックは安定せず。 遠藤:腰の低いドリブル、ボールキープと攻撃の形は作れたが、最後の選択肢がよくない。ベストな選択を出来ていればもっと効果的だった。シュートは入る気配がなかった。プレースキックの精度もなし。 ドゥトラ:突進力はあったが、マークも厳しく突破し切れず。個人で打開しようとする強引なプレーが多かった。 大迫:ポストプレーはまずまず。しかし、得点の気配なし。 興梠:動きは悪くなかったが、いくつかあったチャンスをモノに出来ず。 ジュニーニョ:個人プレーに走り過ぎた。それが持ち味といえ、ボールロストが多くてキツい。 岡本:CKから決定的なヘッドを繰り出す。入り方、コース、威力とも申し分なかったが渾身のクリアに遭う。 ジョルジーニョ:同じメンバーでシステムをボックスに変更。交代カードは1枚余したが、動けていたので問題はなかった。 中2日の試合でフィジカル的にメンバーを変えてくるかと思っていたが、チームの成熟度を考えてか同メンバーをスタメン起用。前節、機能しなかったダイヤモンド型をボックス型に変更して臨んだ。 そのおかげか鳥栖の戦い方のせいか、多分両方だろうが、守備は安定したが攻撃に厚みが足りず。個人で突破出来るFWがいればなんとかなったかもしれないが、ちょっと無理だった。 何度も書いてるが、セットプレーのキッカーは本当に再考して欲しい。遠藤、小笠原ともにムラが激し過ぎるので悪い時はまったく得点の気配がない。今の状態でセットプレーがダメだと、接戦を勝つのは難しい。 鳥栖の激しい当たりにも負けずに戦えたのは好材料だったが、ホームで勝てなかったのは痛い。 スカパー解説の野々村さんが言ってましたが、「試合=勝ち点」(現在10試合、勝ち点11)は残留ギリギリ大丈夫というラインらしい。どこに目標を置くかによって評価も随...

2012第10節鳥栖(ホーム)戦

引き分けじゃダメなんだよ。 鳥栖の粘りも見事だったし、鹿島も頑張ったけど、今の順位で勝ち点1じゃダメなんだ。 シュートも一杯打ったけど、ちゃんと枠に飛ばさないと。遠藤も終盤、馬力を発揮したけど、もっといい選択肢もあったろうに。左右にドゥトラ、ジュニーニョがフリーで控えている状態で、シュートにいって相手DFに当てるのはない。 セットプレーでなんとも出来ないのも痛い。得点になりそうなのは、ラストプレーでのCKからの岡本のヘッドと、その前の小笠原のキックが直接ワクにいったやつだけだった。移籍した人のことは言いたくないので、しっかりしたキッカーを頼む。 興梠と遠藤のパラダイスタイムもどうやら終了してしまったようだ。大迫も2得点で上向きになるかと思ったけどまだだった。 ジュニーニョもトップコンディションに戻る時が来るのか、それともこんなものなのか。ドゥトラの爆発もあれ一回切りか。新井場のハイパフォーマンスはやはりガンバ戦がピークだったと見える。 守備陣は踏ん張った。曽ヶ端も集中出来ていた。岩政、山村も頑張った。 一番よかったのは柴崎。柴崎がいなかったらやられていたかもしれない。危ないところを逐一消してくれていた。 GWの連戦を同じメンバーでやったにしては走れていた方だが、詰めのところの甘さが出てしまった。成熟途上とはいえ、優勝を狙うならそれでも勝ち続けていかなきゃならない。 勝負根性を見せて貰いたい。 (以下、個人的まとめ) 【2012第10節5/6(日)】(カシマスタジアム19:04KickOff鳥栖/10,626人/曇り) 【スコア】鹿島 0-0 鳥栖 (前0-0 後0-0) (S 15-6) 【主審】東城穣(主審)、名木利幸、村上孝治 【得点】 なし 【警告】 (鹿)西1(前45+2分)、柴崎1(後45+4分) (鳥)豊田4(前29分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 西 岩政 山村 新井場  MF 柴崎 c小笠原 ドゥトラ 遠藤 FW 大迫→83 興梠→56ジュニーニョ 【サブ】佐藤 中田 本山 青木 梅鉢 岡本 ジュニーニョ 【MyMVP】-

2012第9節清水(アウェー)戦その2

【2012第9節清水(A)戦・選手評】 曽ヶ端:ワクに飛んで来るシュートをほとんど決められている印象。流れを呼び寄せるファインセーブが欲しい。序盤よかったキックも、終盤焦りからか乱れた。 西:なかなか上がれなかった。中盤との連携も悪く、機能せず。 山村:ラインの押し上げも甘く、フィードにも余裕がなかった。 岩政:先制点、2点目を防げなかった。安定感なし。 新井場:攻めどころがなかった。攻守ともに鳴りをひそめる。 柴崎:パスカット、味方へのパスの供給もよく、シュートも得点の可能性があった。自身のパフォーマンスとしては上出来だった。 小笠原:前線に顔を出したり、パスをつないだりと悪くはなかった。ただ、相手のパス回しに振り回された。 遠藤:プレスがきつく思うようにプレー出来ず。2失点目の起点となるボールロスト。プレースキックの精度も悪かった。 ドゥトラ:厳しくマークされ、何も出来ず。 大迫:攻撃の起点となれず。ボールも来なかった。 興梠:ヨンアピンにうまく抑えられた。 青木:終盤の底を安定させられず。 岡本:見せ場なし。 ジュニーニョ:単独で打開するには厳しい展開だった。 ジョルジーニョ:打つ手は早かったが、及ばなかった。 先に点を取れているか、せめて前半を0-0で折り返したら、あんなに抑えられることもなかっただろう。自ら苦しい試合にしてしまった。 前節のガンバ戦では最高のデキだったが、そのパフォーマンスを発揮する前に終わってしまった。ドゥトラもマークが厳しくてやる気をなくしてしまったのか、ヘディングを競りに行くこともなく、闘志を見せることもなかった。 ここを抑えられてしまうと、遠藤もプレスを受けて何も出来なくなり、サイドバックも上がれなくなって破綻する。早速、弱点を披露してしまったわけだが、さて、どのように修正してくるのだろうか。 首位仙台が引き分けたので追いつくチャンスだったのだが、負けてしまい、得失点差もマイナスに戻ってしまった。鳥栖戦で勝たないと流れを呼び込めない。 二の策、三の策を用意しておいて欲しい。 そういや横浜Mに加入したマルキーニョスは、即座にゴールという結果を出しました。凄いなやっぱり。

2012第9節清水(アウェー)戦

立ち上がりの不用意な失点で清水の好きなようにサッカーをやられてしまった。嫌らしく時間を使われ、サイドチェンジをされ、鹿島はまったく何も出来ず。 前節よかったドゥトラを完璧に封じられ、両サイドバックも機能せず、前半はシュート1本。後半も多分枠に飛んだシュートは柴崎が打ったロング1本だけ。 清水が1-3でガンバに負けた試合はガンバがこんな感じで勝ち、鹿島がガンバとやった時は鹿島が先制点を取って5-0で勝ち、鹿島は清水に先制点を奪われてカウンターから追加点、0-3で押し切られた。ジャンケンみたいな感じで、三者の関係で言えば痛み分けなんだが。 ドゥトラと大迫を見切った監督の判断はよかった。しかし、岩政を下げるタイミングがわずかに遅れた。 立ち上がりの失点もほぼ岩政のオウンゴールだし、2点目は相変わらずズルズル下がってシュートを打たれての失点。曽ヶ端もあのパターンは予想出来ただろうに。 更に鹿島のセットプレーからパーフェクトカウンターを決められて勝負あり。せめて1点くらい返して意地を見せて欲しかった。 セットプレーのキックも酷かった。遠藤、小笠原のボールは相手の壁を超えず、味方に合ったのは1本あったかどうか。遠藤もいい時と悪い時の差が大きく、安定している柴崎に蹴らせた方がいいんじゃなかろうか。 前半、清水のパスミスから高い位置でボールを奪う場面もいくつかあったんだが、どれもシュートまで持ち込めなかった。ヨンアピンに読まれまくっていたのは、攻撃が単調だったのか、向こうが上だったのか。 運動量がなかったわけではなく、うまくゲームを支配されてしまったという感じ。ガンバ戦ほどのパフォーマンスを見られるとは思ってなかったが、ここまで封じられてしまうと意気消沈してしまう。 幸いと言うべきか、中2日で鳥栖戦がある。サッカーの借りはサッカーで返すしかない。鳥栖対仙台戦をちらっと観たが、相当根性入れてやらないと勝たせては貰えないだろう。気持ちを入れ直すだけでなく、悪いところを修正して望みたい。 (以下、個人的まとめ) 【2012第9節5/3(木・祝)】(アウトソーシングスタジアム日本平19:01KickOff清水/18,939人/曇り) 【スコア】清水 3-0 鹿島 (前1-0 後2-0) (S 11-5) 【主審】今村義朗(主審)、岡野尚士、渡辺智哉 【得点】 (清)前05分 伊藤 1右 (...