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2014第17節浦和(アウェー)戦その2

【2014第17節浦和(A)戦・選手評】 曽ヶ端:失点はまたもセットプレーのこぼれ球から。その後は飛び出しのタイミングも良く、クロスを弾けていた。 西:守備重視。破綻なく守れていたと思う。攻撃時の縦パスやクロスは良かった。 植田:ここ最近ではやれていた。出足のいいパスカットが得点にもつながった。一方、簡単なミスも多く、そのあたりは不安定。 昌子:カバーリングも良く、最後のところも体を投げ出せていた。セットプレーは攻守に工夫が必要。 山本:運動量も多く、サイドでの上下運動は最後まで続けられた。守備も粘り強くやれていた。カットインからのつなぎは良かったが、クロスは精度を欠くものが多く、もう少しピタリと合うものが欲しかった。 柴崎:状態は上がっている。パスカットからの持ち出しや、パスの散らし方、前線への顔出し、ミドルと精度が高い。浦和の無失点記録を途絶えさせるニア上への一撃は見事。 小笠原:運動量豊富。気持ちも入っていて、ベテランなのに一番走れていた。プレースキックがいまひとつなのがマイナス点だが、チームをピッチ内で支えた。 豊川:運動量豊富。サイドで走り回って相手にプレスを欠けた。チーム戦術が守備重視だったので、ほとんど攻撃には絡めなかったが、しっかり守れていた。充分に及第点と言えるが、そのなかでも得点につながるプレーは見せたかった。 土居:トップ下で動き回り、攻守のつなぎどころとなる。得点シーンにも絡めた。ダヴィからボールが出ていれば、シュートに持ち込めるランニングがいくつかあったが・・。諦めずに走り続けて貰いたい。 カイオ:スピードを活かしてのボールキープや、時折ドリブルでの切り込みはあった。守備もそれなりで悪くなかったが、勝負どころでのフィジカルの弱さ、視野の狭さが気になる。 ダヴィ:トラップが決まらず、ワントップとして機能していない。いくつか得点になりそうなチャンスはあったが、どれも決められず。フリーの味方もうまく使えず。セットプレーでも競り負けることが多い。気持ちは入っていたが・・。 杉本:デビュー戦としては悪くない。スペースを見つけてボールを貰う動き、足元の技術には期待が持てる。根性もありそうだった。 山村:久々の実戦となる。試合勘が遠のいているのが丸わかりで、味方とカブったり、簡単に裏を取られたり。得意のフィードもミスが多く、このあたりはある程度やむを得な...

2014第17節浦和(アウェー)戦

上にも下にも行かんかった・・。 ダヴィに決定力があったら普通に勝てたゲームだったし、浦和にしてみれば柏木の状態が万全だったら追加点を奪って勝っていただろう。 セットプレーから押し込まれる失点は前節に続いてのもの。球際に弱いというのか、単にヒキが弱いのか。セットプレーになるだけで相当なピンチの雰囲気になる。 浦和相手に先制を許し、しかもアウェーで早々と負けも覚悟したものだが、そこから追いついて後半は勝つチャンスもあった。 勝ち点差が開いた状況でなければナイスゲームで締めてもいい、気持ちの入った狙い通りの試合だったが、優勝を目指すチームとしては厳しい結果になった。ここから勝ち点9をどう詰めて行くのか。 スタメンは遠藤が負傷(?)により豊川になった。まさに怪我の功名というのか、豊川が走れたおかげで守備に踏ん張りが効いた。 植田も最近の中では良く出来ていた方で、出足の良いパスカットから得点にもつながった。どのへんが問題で山村に代わったのか理由はわからないが、最後までやれたような気もするし、どこかでポカをやらかした気もする。 山村は試合勘が遠のいているのがハッキリわかる不安定なデキだった。それでも耐え切れたのは今後に向けていい材料。 浦和にボールを持たせてしっかり守り、カウンターで得点を狙う戦術はうまくやれていた。小笠原が本当に良く走っていて、続いて土居、山本もカバーした。カイオも走れていた。 ただ、カイオはフィジカルの弱さと、ここぞの時の視野の狭さが痛い。 柴崎は状態が上がっている。フリーで抜け出しての1対1を、冷静にニア上をブチ抜いた一撃はさすが。ミドルもいいところに打てていた。 一方、ダヴィ。相変わらずトラップが決まらず、シュートも入らない。フリーの味方もうまく使うことが出来ず、決定力かアシストか、どちらかに秀でてくれていればね・・。良く言われる、「アバウトなボールを出してフィジカルでなんとかする」戦法も、もう通用しなくなってる。 西は守備専と言われていたのか、あまり攻撃に参加せず守りに専念していた感じ。 昌子、植田も集中していて、時々釣り出されて裏がポッカリ空くのにヒヤリとさせられたが、最後のところは体を投げ出せていた。縦パスのカットやフィードも悪くない。あとは攻守においてセットプレーでの精度が高ければと思うが。 本山はミスも多いが、それはトライしているからで、成功し...

アウェー浦和戦、どちらへ向かうエレベーターに乗るのか

「女の子がエレベーターに乗りました。さて、そのエレベーターは上か下、どちらに行ったでしょう」 というダジャレクイズが昔々にあったことを不意に思い出した。 現在、鹿島は4位につけていて、一見、「優勝も狙える上位にいる」と錯覚しているが、よくよく見てみれば首位浦和とは勝ち点差9。 ところが降格圏16位の甲府との勝ち点差も9。上ばかり見ていたのでちょっと驚いた。 コレはいわゆるアレだ。 「トロピカルフレッシュなんたらジュース」と豪華な名前だが、実際はフツーのジュースという、「や、やられた」というヤツだ。 いや、これから中身を本物にしていけば問題ないのだが、出来るかどうかは冷静に見て五分五分より悪いくらいで・・。 明日はアウェー浦和戦。無失点記録を更新中の鉄壁浦和DF相手に、攻撃の形がまったく見えず、枠にもシュートが飛ばない鹿島がどうやって得点するのか。GKが西川じゃなくても枠に飛ばないんじゃねえ・・。 ほこ(矛)たて(盾)どころか、盾に対して素手で立ち向かうくらいの無力感がある。ホントに大丈夫? 前半戦、最後の試合。ここで離されてしまうと下位争いへと突入してしまう。ただの1試合でないことを自覚して戦って貰いたい。 間違えずに上へと向かうエレベーターに乗りたいね。 もっとも、メンバーも戦術も同じだろうから、特に感想もなく、頑張れとしか言いようがないが。 鹿島は外国人補強で元柏のジョルジ・ワグネルを検討しているらしい。戦力になるのは確かだろうが、これだとジュニーニョと契約打ち切った意味がなくなるよね。 そのくらい追い詰められていることは事実だが、マルキーニョスを放出したあたりから方向性がブレてないかい。 このへんの話は獲得が確定してから。 ちなみに冒頭のクイズの答えは「少女」→「a girl」ということで「アガール」。「上に行く」が正解。ま、ダジャレクイズだしね。

2014第16節大宮(ホーム)戦その2

【2014第16節大宮(H)戦・選手評】 曽ヶ端:1失点目は少し柴崎とカブったか。難しいシュートも止められたし、こぼれ球からの失点は勿体なかった。 西:攻撃面では長所を出せた。得点に直結するクロス多数。2点目の起点にもなった。セットプレーでの高さ負けは致し方ないところだが、狙われていたか。 植田:心配していたほどはやられなかったが、不安定ではあった。デビュー直後ならこれでも合格点なのだが、何かしらのプラスアルファが欲しい。 昌子:体も張れていたし、カバーリングも良かった。それだけに2失点での引き分けはトーンダウン。怒涛のオーバーラップは効果的で、もっとやってもいい。ロングフィードも良かった。 山本:いいバランスを取れていた。攻撃にもうひとつキレがあれば。オフサイドになったゴールは確かにオフサイドだった。 柴崎:ドリブルで敵陣を切り裂く姿にはシビれた。シュートで完結したのも良。ゴールが決まれば最高だったが。全体的なパフォーマンスは良かった。 小笠原:攻守に粘り強くやれていたが、疲労の色が濃い。 遠藤:動きが重く、パス、シュート、プレースキックの質が少しずつ悪い。もっと攻撃の中心となってくれないと困る。 土居:運動量もあり、攻撃にもよく絡めた。シュートの精度は低い。 カイオ:一時勝ち越しとなった2点目のゴールは見事。しかし、それだけだった。ドリブルは効かず、フリーで受けても味方を使えない。フィジカルも軽く簡単に飛ばされる。 ダヴィ:気持ちは入っていたが、シュートの精度は相変わらず低い。ボールロストも多く、やはりワントップでは荷が重い。 梅鉢:問題なくやれていた。 本山:久々のせいかボールを失うこともあったが、ボールの受け方、出し方には味があった。得点の気配はあり、フィジカルの問題がなければ長い時間見てみたい。 豊川:ゴールに向かう迫力があった。積極性もあり、わずかな時間で打った3本はどれも惜しかった。ただ、逆に言えばどれか決めたかった。 セレーゾ:スタメンは変わらず。ジーコ氏効果かブラジルコンビが2得点を挙げたが守り切れず。カイオの見切り時が遅いように感じる。勝ちゲームを作れない。

2014第16節大宮(ホーム)戦

面白いゲームだったかと言われれば、確かに迫力もあって面白かった。 しかし、上を追いかける順位でホームゲーム。勝ち点3を取らなければいけなかったという点では、2度のリードを守り切れなかったのは合格とは言えない。 ジーコ氏が観戦する試合でダヴィ、カイオのブラジルコンビは得点を挙げたものの、得点シーン以外での貢献度が少なく、カイオはドリブルが止められるシーンが多く、フリーの味方も見えていない。 豊川が入ってからの攻撃には勢いがあった。わずかな時間で打った3本のシュートはどれも惜しい。ゴールに向かっていく気合いが段違いで、フィジカルで簡単に吹っ飛ばされるカイオに比べると断然豊川推しなのだが・・。 ゴールを決めたのはカイオなので、次もまた豊川はベンチか。最後、山本が押し込んだゴールがオフサイドとなったが、あそこをGKに止められずに決めていればヒーローだった。もう少し長い時間を与えて欲しい。 植田は心配していたほどやられなしなかった。2失点はどちらもCKのこぼれ球が、相手の足元にこぼれてしまったもの。 1本目は曽ヶ端と柴崎の息が合わずに家長に決められたが、防げるとしたらそちらだったか。 昌子のカバーリングが冴えていただけに、勿体ない失点だったと言える。大胆なオーバーラップもあり、伸び伸びやれていた。 柴崎はドリブルで敵陣を切り裂いてのシュートあり。あのくらいのプレーを今後も見せて貰えるとしたら、かなり楽しみになる。 セットプレーもわずかに得点の気配が向上し、実際、1点目の起点となった。ただ、遠藤はプレーが重く、春先の仕上がり具合に比べると随分落ちている。 土居は噛み合っていたし、2点目にも絡めた。あとはシュートの精度。西もいいクロスを配給していたのだが、中の決定力がなさ過ぎて少し気の毒だった。 山本はいつもゴールがオフサイドになってしまう・・。 久しぶりに見た本山は試合勘からか何度かボールロストしたものの、ボールの受け方、出し方に特有のリズムがあり、野沢よりも断然得点になりそうに思える。 内容的には上向いたようにも見えるのだが、冷静に考えれば相手は17位。前半シュートゼロが示すように後ろにべったり引いていた相手を押し込んで当然で、打ち合いになった後半だけで言えば打ち負けているわけで、やはり勝たなければいけなかった。 首位浦和がしっかり勝ち、勝ち点差は9にまで開いた。週末の直接対...

ホーム大宮戦スタメンは・・大宮はムルジャがヤバいらしい

何度も言うよ~、残さず言うよ~・・って、今は時期的にアウトか。 繰り返してばかりで申し訳ないが、カイオ、植田はとりあえず一旦下げよう。 スタメンにその名前を見た時にテンションがかなり下がってしまうのは、多分、今では自分だけではないはずだ。どうも最初から数的不利で試合を開始している感じさえある。 いつかは花が咲くこともあろうかとは思うが、どちらも経験を活かせているように見えないのが、一番嫌なところなのだが。ホントに成長してる? そして、大宮に新加入したセルビアのムルジャがヤバいようだ。 デビュー戦で途中交代ながら、いきなり2得点。 ダイジェストで観た限りだと一発で決める力を持っている。植田じゃ止められる気がしない。 かといって青木でも無理かもしれないし、実戦から随分と離れている山村にはもっと無理かもしれないが、少なくともマークについていながら決められてしまうほど、無抵抗にはならないはずだ。 植田の欠点というか直して欲しい部分はいくつもあるが、そのうちのひとつに、あっさり振り切られた後、そのまま事の行く末を見守って棒立ちになってしまう点。その次を予測してカバーリングに動こう。それは無駄に終わるかもしれないが、まだ気持ちは見える。 走り回って疲弊し、途中交代した小笠原はどうするのか。ルイス・アルベルトも出場停止でいないし、梅鉢では荷が重いことを思えば出るしかない状況。 西は期待している選手なのだが、FC東京戦は贔屓目で見ても良くなった。思い切って右に山本、左に前野か中田というのもアリな気がするが。もしくは右に青木か梅鉢を入れてガッチリ守らせるか。 とにかく得点の形がセットプレーを含めて全然見えなくて、先制されると勝てる気がしなくなるので、失点を防ぐことにまず全力を注いで貰いたい。 それにしても大宮は、いつもいい外国人を連れて来るね。 「ブラジル縛り」の鹿島とは違って色んなところにツテがある様子。 鹿島のスカウトも、もう少し幅広く世界に目を向けた方がいいのじゃなかろうか。

FC東京戦感想追加と赤崎の怪我やら諸々

スカパーのダイジェストを観たが、誤審の件はまったく触れられずにスルーされていた。何かしらの圧力か? というか内容も凡戦だったので(少なくとも鹿島側は)、試合についてもほぼ感想なしで流されてしまったが、これはしょうがないか。 FC東京はエドゥーや河野がいい選手だというのはわかるが、東や渡邉千を使わないのは勿体ない。これって他から見た鹿島の山村や中村、前野みたいなものなのかな。 お互いコマを余したまま、内容も乏しい試合になってしまったように思う。 FC東京に引き分けたリーグ戦は、首位浦和が手堅く勝ったために勝ち点差が7となった。仮に2リーグ制が始まっていれば、残り2試合なので前期優勝はなくなってしまったわけだ。 優勝がなくなったから言うわけでもないが(ちょっとはあるかも)、やっぱり2シーズン制は馴染まないと思うのだがね。 ところで、ソニー仙台戦で負傷した赤崎の怪我情報が、オフィシャルにはまだ載っていない。 噂によれば、どうやら3~4週間位かかるらしく、ダヴィとの入れ替えを望んでいた身としては何とも歯がゆい。 赤崎がトップで通用するにはまだまだだろうと開幕の頃には思っていたが、今やダヴィよりも期待値が高いのは赤崎の頑張りのおかげか、ダヴィの不甲斐なさのせいか・・。 杉本は順調にJ3のアンダー22のメンバー選ばれ、定着しつつある。早いうちにトップに出てきて貰いたい選手なので多くの経験を積んで欲しい。 出来れば植田もそっちで修業して貰いたいが・・。 久保田和音選手の来年加入予定も<a href=http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/44257"" title=" 別ウインドウが開きます" target="_blank">オフィシャル</a>で発表されている。 どういう選手か見たことがないが、手薄になりつつあるボランチポジションでの加入のようだ。数年先にはバリバリ活躍してくれるのかな。 来年以降の補強は進めているようだが、夏の移籍ウインドウでの補強はナシの方向なのかなあ。 一番の補強ポイントは監督だったりして。

2014第15節FC東京(アウェー)戦その2

【2014第15節FC東京(A)戦・選手評】 曽ヶ端:失点はシュートが完璧だったので仕方ない。その他のいくつかのピンチを防ぎ、守備を崩壊させずに済ませた。 西:攻守においてミスの方が目立った。守備面はある程度、目をつむるとして、せめて攻撃では鋭い仕掛けなりクロスなりが欲しかった。 植田:足を引っ張っている。経験が活かせる日まで我慢するのは厳しい状況。 昌子:いきなりイエローカードを貰ったが、その後は踏ん張れた。前につけるボールにもう少し精度があれば。 山本:攻守に質の高いプレーを見せた。 柴崎:前半ミスが多かった。シュートの精度も悪く、パスも狙いが良くとも合わない。小笠原が下がってからは組み立ての中心となり、そこからプレーが良くなったように見えた。 小笠原:運動量はあったが、あれだけ動き回ると限界も早い。常にここ経由で攻撃が組み立てられていたが、崩せなかった。 遠藤:極端に悪いというわけではないが、いいところもなかった。プレースキックの質も悪く、運動量もない。 土居:自分でシュートを打ちにいったときはいい形になっているので、後は枠に飛ばす精度だけ。連携面ではダヴィ・カイオのどちらとも合っていない。 カイオ:ボールを持っても何も出来ない。連携して崩せるアイデアもなく、守備も軽い。途中からはボールにも絡まなくなり、消えていた。 ダヴィ:ボールも収まらず、動き出しも悪い。ファウルを取られることも多く、攻撃の形が作れない。それでもワンチャンスを決めてくれればオッケーだが、そういう雰囲気もなかった。 野沢:ストロングポイントが見えず。最後のカウンターをモノにしていれば印象も違っただろうが。 豊川:投入後、ガラリと空気が変わった。ボールに積極的に行けていたし、同点弾のボレーも見事。次はスタメンで見たい。 ルイス・アルベルト:中盤の底でリズムは作れていた。ただ、一発レッドは頂けない。プレーが動いていたらPKだった(はず)。 セレーゾ:機能していないスタメンが尾を引いた。特にカイオと植田。交代も遅い。

2014第15節FC東京(アウェー)戦

この試合をどう評価するか。 誤審でゴールが取り消されたのに同点に追いつき、最後は攻め立てて勝つチャンスもあったから、解説・実況が口を合わせて言う「良かった試合」、監督の言う「鹿島の試合を見せられた」と言えなくもない。 しかし、冷静になれば、開始からのふわっとした雰囲気、まったく連携の取れていない攻守両面、収まらないダヴィ、機能不全のカイオ、ミスばかりで負担の大きい植田、枠に飛ばないシュート、他、走れていない面々を見ると、 「な~んも変わってないし」 と、しか言えない。ソニー仙台に負けたのも頷ける。 試合中に実況が鹿島に関するいい話、強化部長の言葉に端を発して、小笠原が「勝ちたいんだ」とゲキを飛ばしてチームの空気がガラッと変わった出来事があったと裏話を披露してくれたが、 前半から後半途中にかけて、まったくそんなものは見えなかった。 ギアチェンジしたと感じたのは豊川が入ってから。 これでハッキリしたはず。 明らかにカイオは機能していなかった。 ロングボールを豊川と徳永が競り合い、徳永の頭に当たってオウンゴールだったのに豊川のハンドと判定されて誤審で取り消された得点。解説も言っていたが、ハンドだったらあの角度と勢いでゴールに飛んで行くわけない。 ジャッジについては両者ともに納得いかないものが多かったし、荒れるのも当たり前だが、それを差し引いても鹿島の受けた被害の方が大きかったと感じる。 そんな嫌な空気のなか、こぼれ球をボレーで叩き込んだ豊川が今日は一番輝いた。引き分けだがMVP。 サイドでの運動量もあり、得点になりそうな雰囲気も持っていた。これで次の試合もまだカイオがスタメンを張るようだと、監督の贔屓が過ぎるというもの。 植田はとっくに我慢の限界を超えている。前半、得点にこそならなかったが、サイドに食い付いてあっさり裏を通されてエドゥーにドフリーで打たれた。 失点場面にしても軽いクリアボールが三田に渡り、そこからミドルを叩き込まれた。その他の縦パスもミスばかりでリズムも生まれない。 一発レッドのルイス・アルベルトは、いったい何がしたかったんだろうな。 結局のところ、カイオ、植田を下げない限り何かが変わるとは思えないし、ダヴィのワントップも機能していない点もいい加減気づいて欲しい。 同じメンバーで固定してやっているわりに連携も取れていない状況は、中断期間を無駄に過ごした証。...

セレーゾ不在なのかもわからない、リーグ再開FC東京戦

セレーゾが関係者の訃報により一時帰国している。 訃報ということでどうしようもないことだが、なんとも微妙なタイミングでの帰国となっている。 まさかの天皇杯2回戦敗退後、リーグ再開初戦、一部選手とのいざこざがあったとかなかったとかの話があるなかでの一戦。どういう形であれ、まずは勝って色々なものを払拭したかった。 予定では18日(金)帰国とのことだが、この記事を書いている時点では不明。 ただ、、正直なところ、ベンチの采配で勝敗を動かすことの出来る監督ではないので、不在が直接ゲームの流れを左右するとは思えない。むしろプラスになることもあるのでは、と思うくらいだ。 まあ、スタメンやら交代やらの指示はある程度出しているだろうし、特に変わりはないのかもしれないが。監督推しの植田はそのままだろうしなあ・・。 しかし、セレーゾ不在で快勝し、戻って来て負けたら、「セレーゾ要らないんじゃ」って空気にはなるね。負けたら負けたで空気は重いままだし。 ホントなんちゅうタイミングだ。 こういう時は選手自身が奮起しないとどうにもならない。いっそのこと「小笠原プレイングマネージャー」でいっちゃう? スタメンは天皇杯2回戦と同じだと思われる。 FC東京戦は打ち合いになるイメージがあるので、今度はちゃんと枠に行くシュートを打ちまくろう。 勝って、せめてリーグ戦では鬱憤を晴らしたい。

2014ブラジルW杯決勝

日本代表が見どころなく惨敗したおかげで、出場していたのかどうかも忘れてしまったワールドカップ2014ブラジル大会は、ドイツの優勝で幕を閉じた。 日本以外の試合をほぼ観ておらず、決勝も録画はしたが途中から手堅い試合ぶりに、どちらの応援もしていない身としては集中力が持たず、ただ流しているだけの形になってしまった。 というわけで記憶に残っているのは決勝点だけという完全なる、にわかぶり。 あのゴールはクロスを上げたのも見事だし、胸トラップからゴール枠をとらえるシュート技術の高さに、さすが世界トップクラスと唸らされるものがあった。 大会MVPはアルゼンチンのメッシとなったが、批判の方が多いようだ。スポンサーがらみのデキレースじゃないのかという記事もあったりして、受け取った本人もあまり嬉しくない様子だった。 ちなみにベスト8のあたりでサッカーにあまり興味のない友人から、「優勝はどこ?」と聞かれて、「オランダかブラジル」と答えたが、どちらも準決勝で負けてしまうところは、安定の予想外しっぷり。 ミック・ジャガーが応援すると負けると言われ、ブラジルに非難されているのを見ると心が痛む。 あと、テレビ中継を観ていて印象に残ったのが、子供のサポーターが本気で自分の国を応援し、負けていると泣いてしまっているシーン。 時々、サッカーやプロ野球を観戦しに行ったりするのだが、最近は途中で飽きてゲームをやり出したり(これはまだ迷惑じゃないからマシ)、スタンドを走り回ったりする子供(親が最悪)を見かけ、まあワールドカップと普段の観戦は別物だと思うが、負けて泣いている子供は日本では観たことがない。 大声で怒鳴っているおっさんはたまに見かけるが。 客離れが進んでいるスポーツ界でお客さんは神様なのかもしれないが、こういうマナーの悪さというか、そういう部分は直して貰いたいと願っている。 ともあれ、ワールドカップも終了。日本代表はおそらく出場枠が減る次の大会に向け、試練の時。 鹿島にも試練が待っている。Jリーグモードに切り替えて、応援の準備をしたい。

PK戦ってホントに運なの?

「PK戦は運だ」 と、いう言葉をよく聞く。 しかし、これを言っているのはたいてい敗者の方のような気がする。 じゃんけんで決めるなら「運」もあるかもしれないが、そこにだって相手の心理の読み合いなど存在するわけで、「運」というのは完全なくじ引きとかじゃない限り、それで片づけてはいけない。 だいたい、5人中3人が枠に飛ばない(1人は止められた)時点で、それはもう運じゃない。 右か左か、それとも真ん中か、というくじ引きにすら参加出来ていないわけで、ただの実力不足。 たとえPK戦になっても下カテゴリー相手には圧倒して勝たねばならない。 伝統的に鹿島はPKに弱い空気はあるが、それは練習で克服するしかないはず。苦手苦手で逃げてばかりじゃ先はない。 こういうところは代表の本田のメンタリティは凄いなと思うんだよな。 だからといってあの王様気質は、どうにも受け入れ難いものがあるが。 小笠原は戦国武将気質。そんなカテゴリーはないかもしれないが、J在籍選手の中で一番、甲冑姿が似合うと思っている。 これもまあ、だからどうだって話なんだがね。

セレーゾ解任の話は出てこないのか

もともとアンチセレーゾであることはお伝え済みだが、勝っている間は慎ましく口をつぐんでいる。 しかし、2カテゴリー(追記:J3があるから3つ下なのか)も下のチームにPKとはいえ負けてしまうとか、監督の手腕を問われるレベル。 リーグは現在4位ながら中断前の内容と、ライブアントラーズで聞いていた限りの天皇杯ソニー仙台戦の試合ぶりからして、上向いてくる要素が感じられない。 とりあえず野沢はもうなんで使っているのかわからない。かつて監督をしていた時は絶頂期だったし、その記憶が今でも鮮明に脳裏にあるのかもしれないが、現状を客観的に見られないなら潔く身を引いて貰いたい。 鹿島のアットホーム的な雰囲気はとても好きだし、在籍した選手を大切にするところも好きだが、野沢の復帰はかなり疑問だったし、結果的にその温情に応えられていない今はむしろマイナスに働いている。 セレーゾに対するクラブの期待値・評価の高さは不安。育成と結果はどちらも大事だが、その育成にしてもどこまで効果があるのか・・。 確かに若い世代が頭角を現すようになっているとはいえ、「セレーゾだから」そうなっているのか、はたまた「セレーゾじゃなくても」そうなっていたのかはわからないわけで。 そもそも練習のストップゲームとやらを直接観たことがないが、これが「流れの中からの得点」を阻害している一因じゃないのかと密かに思っている。 いちいち練習で止めていたら、試合になってもその感覚が身についているだろうし、スムーズな連携を目指すには、やり切る形で練習した方がいいのじゃないか。あと鬼のようなシュート練。 中村は試合中に何やら監督からゲキを飛ばされていたのか、怒鳴られていたのかよくわからないが、鹿島の水は合わないのかもしれない。まだ移籍ウインドウは開いている。(中村のことは個人的に応援している)。 実況では柴崎も監督と言い争っていたとか・・。 失点のシーンも映像がないのでわからないが、植田が出る試合はほとんど無傷では終わっていない気がする。青木の責任もあるかもしれないが、何度も言うようにお試し期間は過ぎている。 曽ヶ端じゃなければ、90分でもっと大量に失点していたと思われる。 戦力的に元からこのくらいの力しかないのか、うまく噛み合わないだけでもっと戦える力があるのか。 今週末からはリーグ再開。その見極めを、クラブにはなるべく早くして欲しいもの...

94回天皇杯2回戦ソニー仙台戦(ライブアントラーズ)

ライブアントラーズが無事に視聴出来たので、久しぶりの鹿島の実戦は雰囲気だけ味わえた。 スタメンはCBに青木が復帰したところを除けば、左サイドハーフにカイオ、FWダヴィというやはりそっちかという布陣。 聞いているだけなのでどういう形なのか詳細不明ながら、鹿島はあまりパスも繋がっていない感じで、若干ソニー仙台に押し込まれる時間帯の方が多い。 ようやくのファーストチャンスは相手側バックパスのファウルから。小笠原のシュートがバー直撃で得点ならず。 それでも鹿島のペースにならず、柴崎のファウルからFKを細見に決められてまさかの失点。更に右サイドを崩されて田中に2点目を決められる。 おやおや、ジャイアントキリングがこんなところで・・と冷や汗を掻いたところでやっと目が覚めたのか、遠藤のパスをダヴィが決めてまず1点。続けざま、クロス気味のカイオのボールがそのままゴールに吸い込まれて同点。 その後は鹿島が攻めの形を作るが、決められずに2-2で前半終了。 後半は落ち着いた展開になり、少なからずピンチを招くも曽ヶ端のセーブで何とか耐えていた様子。 攻撃は遠藤を中心に組み立てていたが、あまりシュートまでには至っていなかったのか。ライブアントラーズでは土居の名前が呼ばれる回数が少なかった。 後半の早いうちに、イエローを貰っているカイオを下げて中村を投入、少し置いてダヴィに代えて赤崎。シュートの回数は増えるものの、守備を固めるソニー仙台相手にゴールは割れないまま時間が過ぎる。 最後の1枚は遠藤に代えて野沢だったが効果的ではなく、90分で決着は着かずに延長へ突入。 どちらかというとソニー仙台の方にチャンスが多いように感じるなか、鹿島の攻撃時に一番よく耳にした言葉が「枠の上!」、次に「GK正面!」 ・・ちゃんと枠の中に蹴る練習から始めよう。そして、決めて貰いたい。 延長後半終了間際、赤崎が負傷で退場して数的不利になり、結局120分やっても勝ち切れずPK戦へと。 当たっている曽ヶ端だったので大丈夫と思ったが、なんと決めたのは最初の小笠原だけ。野沢が止められ、柴崎、中村がクロスバー、山本が枠の上で結果PK1-2で敗北。 PKですら決められないのだから、流れのなかで決められるはずもなく、勝てるわけもなかった。 情けなさ過ぎる。というかセレーゾ、これで早くもタイトルの可能性はリーグだけになってしまったよ。...

天皇杯1回戦勝ち上がり

土曜に行われた天皇杯1回戦でソニー仙台FCが勝ち上がり、鹿島の2回戦の相手が決まった。 鹿島は(というかJリーグ)中断中でもあり、フルメンバーでいくだろうからあまり心配はしていないが、どういうメンバーでいくのかは興味ある。 といっても情報がまったくないので、このへんはもう少し様子をみてみよう。鹿島系ブロガーさんたちに、おんぶにだっこ。 天皇杯のサイトで調べた限りでは、やはりテレビ放送はない様子。 やるかどうかわからないが(多分あるはず)ライブアントラーズは久々なので、うまく視聴出来るかどうかそっちの方が心配だったりする。 気分的にはまだまだ中断モードから抜け切らず、W杯は今から盛り上がってくるところながら、元々海外サッカーには興味がないので、日本以外の対戦を観る気が起こらず。 totoもヘコまされてしまったので、そっちからのアプローチもなくなっちゃったしね。 まあ、始まったら気持ちも切り替わることだろう。 とりあえず今はまだゆっくりと休んでおきます。 まさかのジャイアントキリングはないよう、そのへんはくれぐれもよろしくお願いしたい。

ガンダム(ファースト)におけるアムロへのムチャ振りをサッカーに置き換えると

時間に余裕が出来たので、ガンダムを1話から楽しみながら観ている。 ガンダムはファースト以降を観ていなくて、また、再放送もしっかり観たことがなかったので話の流れなんかを詳しく覚えてなかった。 改めて見直してみると(現在25話くらい)、当たり前だが、サイド7を出発してからのストーリーがちゃんとある。 リアルタイムで観ていた頃はモビルスーツにしか興味がいってなかったので、そういった背景にはあまり目がいってなかったのだね。 で、話をちゃんと観るにつれ、アムロへのあまりのムチャ振りに、思わず笑ってしまった。 新型モビルスーツ(ガンダム)をマニュアル読んだだけで操縦出来るアムロの天才ぶりはさておき、セイラさんの「アムロなら出来るわ」のひとことでなんでも片づけられてしまう信頼感(?)は、サッカー界でいうならメッシ級の扱い。 戦闘しながら空中換装(コアファイターで出撃しているところに、ガンダムパーツを射出、あるいはガンペリーから投下して合体)なんて、ロングボールを敵陣に放り込んで、後はなんとかしてくれというようなもの。 更にはマ・クベが打ち上げた水爆ミサイルを、杜撰な設計図のデータだけを送り、「点線のところで叩き切ればいい」と言ってのけるブライト。 これはもはや、相手DFとGKの特徴をテキトーに伝えて、「相手からボールを奪ってゴールに叩き込めばいい」と言っているのと同じ。 それでも全部やってしまうのがアムロの凄いところ。だってニュータイプだもの。 ダヴィだったらミサイルドカン、ガンダムは破壊されまくりだよ。 ダヴィの信頼感はカイのガンキャノンや、ハヤトのガンタンククラスだものね。いっつも、「うわぁー」って悲鳴あげてる気がする。 アムロの操縦するガンダムクラスのFWが、鹿島にも現れないかなと、ムチャ振りを楽しみながら、ふと思ってしまった。 赤いユニフォームが共通しているのでシャアでもいいのだが、3倍の速度で動くヤツにちゃんとパス出せるかが疑問なので、やっぱりアムロの方がいいかもね。

今年が2シーズン制だったら今頃ソワソワしっぱなし

もしも今年から2シーズン制が導入されていたら、前半戦が残り3試合で首位浦和とは勝ち点差5で最後にアウェーでその浦和と対戦という、瀬戸際に追い込まれた状況になっている。 もう1敗も出来ない戦いが3つ続くわけで、今頃は落ち着いてはいられなかっただろう。 しかし、1シーズン制なのでノンビリモードは変わらず。W杯も(日本は)終了し、サッカーに対してはホントに何のアンテナも張っていない。 ウチはスポーツ新聞を取っているのでサッカーの情報はちらほら見てはいるのだが、鹿島のことは載っていないのでほとんど流し読み。 時々、鹿島系のブログやら掲示板をチェックしてみても目新しい情報もなく、目下の興味はプロ野球とウインブルドン、夏開始のドラマ、アニメ。 そういえば、「今月の一冊」という、一部の人には好評・・かもしれないコーナーも、今月どころか長い間やっていない。 コレは忘れていたわけではないが、オススメするような本をしばらく読めてないのが現状で、映画(レンタル専門)もいいのに当たってない。 ということで、今は全てにおいてダラダラと過ごしている。 鹿島の選手たちにおいてはそんなことはないだろうと思っている。立ち上がりから全力、前半戦残り3試合全部勝って首位に返り咲く気持ちで、中断期間を有効に活かして貰いたい。