投稿

12月, 2012の投稿を表示しています

第92回天皇杯準決勝、ガンバ戦その2

【第92回天皇杯準決勝、ガンバ戦】 曽ヶ端:先制点は相手のシュートも見事だったが、準備が足りなかった。その後はビッグセーブ連発。 西:運動量もあり、中央まで入ってのカバーリングもよかった。思い切りのよいオーバーラップ、シュートもあり、キレがあった。クロスの精度は若干悪い。 岩政:セットプレーから失点したものの、それ以外は悪くなかった。 青木:後方からのビルドアップが物足りなかった。守備は悪くなかった。 新井場:何本か裏を取れたが、ドリブル、クロスで決定機を作れず。 柴崎:一番悪かった。ミスパスも多く、判断も遅い。プレーに迷いも見えた。 小笠原:得点につながりそうなパスは何本かあった。最後まで動けてはいたが、後半は運動量が落ちていた。 ドゥトラ:噛み合わない。単独での突破力が魅力だが、今回は発揮出来なかった。悪い面が出た。 遠藤:頑張ってはいたが、守備での弱さが出た。 ジュニーニョ:動きは悪くなかったが、連動性にかけた。 大迫:いくつか得点出来るチャンスはあった。試合展開、得点出来ない焦りがプレーに出て、終盤雑になった。 レナト:面白いプレーはあった。しかし、噛み合わず。 興梠:最初のミドルシュートは惜しかった。その後も裏に抜ける動きが素晴らしかったが、ボールを出して貰えない場面が多かった。2列目にポジションを下げてからは消えた。 本田:役割は果たした。 ジョルジーニョ:前半やられた守備の修正は出来たが、攻撃でワンアイデア足りない。やるべき手は尽くしたとは思うが・・。最後の采配となった。

第92回天皇杯準決勝、ガンバ戦

負けた。 結果的に遠藤(ガンバ)の技ありシュート1本に沈められたように見えるが、前半はその後も危ない場面をたくさん作られていた。 これに耐え、後半こそ鹿島の一方的なペースになってシュート数も相当なものだったが、決定的な場面は少なくガンバの思い通りの展開だったと言える。 ボランチに上がった今野の動きが素晴らしく、ことごとくいいところを潰されていた。 大迫がいくつかあったチャンスを決め切れなかったのが痛い。勿論、責められるものではないが、今までここぞで決めてくれたエースがノーゴールだとやはり勝つのは難しい。 ドゥトラの噛み合わなさも悪い方に出た。新井場のクロスも精度を欠き、ジュニーニョ、ドゥトラも合わず、後半投入のレナトもぴたりと合うパスがなかった。 柴崎のデキが非常に悪かったのも響いた。フォローも遅く、パスミスも多く、リズムを失っていた。 気迫という点でもガンバが上回っていた。集中力も欠けている。シュートコーナーから遠藤に決められたシーンは、完全にフイを突かれていた。曽ヶ端もまったく触れないボールには見えなかったが、慌てたんだろうかね。 西はキレがあり、何度も中央までカバーに入るなど運動量もあったが、周りが連動せず。小笠原も何本か決定的なパスは通しはしたが、その先がなかった。 全体的には先制点を挙げてからの試合運びでガンバに軍配が上がった。鹿島の時間帯になった時に決められなかったらこうなる。 うーん、なんだかあまり悔しい感じがしないのは、「絶対勝つ」という気持ちが伝わってこなかったからかな。 これで今季の鹿島のサッカーは終了。来季のACL挑戦もなくなった。残念だが、終わってしまったものは仕方ない。これからは移籍の話題が中心になるね。 (以下、個人的まとめ) 【第92回天皇杯(2012)準決勝12/29(土)】(エコパスタジアム13:06KickOffガンバ大阪/8,978人/曇り時々晴) 【スコア】鹿島 0-1 ガンバ (前0-1 後0-0) (S 19-9) 【主審】村上伸次(主審)、大塚晴弘、宮島一代 【得点】 (G)前23分 二川→遠藤 右 【警告】 (鹿)大迫1(前45+1分)、小笠原1(後40分) (G)家長1(前19分)、藤春1(後45分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 西 岩政 青木 新井場  MF 柴崎 c小笠原 遠藤→46レナト ドゥトラ→78本田 ...

第92回天皇杯準決勝まとめ

勝ち上がりは鹿島、ガンバ、横浜FM、柏。 自分の予想ではセレッソの方が上がってくると見ていたが、ガンバの気持ちが上回っていた。試合前にセレッソのルーキー南野が「これからは大阪といえばセレッソの時代(原文違う)」みたいなことを言ってしまい、ガンバの闘志に火をつけたようだ。 確かにガンバはJ2落ちたし、神戸もいないし、それは本当のことだが言うべきじゃなかった。まだまだ若いな。 ガンバは今野をボランチにして、攻守ともに噛み合ったように見えた。準決勝はレアンドロが累積出場停止なのは助かる。 相手のヤマは横浜FMか柏。横浜は守備が堅いし、中村俊の調子がよさげでなんだかやりにくそう。 柏のレアンドロ・ドミンゲスは、鹿島との最終節での暴挙により出場停止数が追加、3試合停止となっているので、次の準決勝までが該当試合。どちらかといえば横浜に分がありそうなんだが。 鹿島が勝つのを前提で話を進めると、決勝の相手はどっちもやりにくい。横浜には今年ほとんど攻められなかった印象がある。先に点を取られたら終わり、みたいな空気のなかでやるのは辛い。 柏には負けていないが、さすがにこう何度めかだと向こうにも意地があるだろう。ナビスコに続いてタイトルマッチで敗北は許すまじ、という気迫で来ると困る。それでも相性で押し切れる可能性もあるが、うーん、どっちもどっちだな。 まあ、次のガンバを含めてあと2つ。どこが相手だろうが鹿島が勝てばそれでいいわけで。最近は攻守ともにしっかりと出来ていて、観ていて安心。時々、集中力を欠いて大ピンチになるところを修正して、決定機をちゃんと決められるようになれば大丈夫だ。 今までは枠の外ばかりに飛んでいたシュートも、GKの真正面に行くことが増えた。結局セーブされてしまってはいるが、枠に飛ばしさえすればなんとかなる。狙ってゴール隅なんてそうそう出来ることでもない。 いい雰囲気のまま次の試合に臨みたい。

第92回天皇杯準々決勝、千葉戦その2

【第92回天皇杯準々決勝、千葉戦】 曽ヶ端:枠に飛んで来るシュートをしっかりセーブ。最後の真正面からのシュートはよく弾いた。キックはさほど正確ではなかった。 西:それほどオーバーラップはしていなかったが、ミスも少なかった。守備も集中していた。 岩政:高さが安定。ハイボールはほぼ万全だった。体も張れていた。 青木:しつこくマークにいけていた。 新井場:突破力は物足りないものの、ゴール前まで進入するなど運動量は豊富だった。 柴崎:バランス良。出るところと守るところの切り替えがよかった。パスも正確。 小笠原:危ないところを潰しにいけていた。最後まで走れている。プレースキックも精度が高かった。 ドゥトラ:絶好調時に比べると迫力は落ちるが、スピードは健在。攻撃時には威力を発揮する。守備は不安定。 遠藤:攻守に悪くなかった。決定機のシュートは決めたい。 ジュニーニョ:左サイドでバランスを取ったり、遠藤とサイドチェンジしたりとフィールドを広く走った。カバーリングもよく、時折、スペースにも走れていた。2列目としては充分な働き。 大迫:決勝点を挙げる。FWとして申し分ない。ポストもこなせていたし、勝ち越してからは守備にも奔走。 レナト:トップ下のスペースをうまく使って攻撃を組み立てていた。ナナメに走り込んで裏を取ることも。攻撃に関しては問題ないようだったが、まだフィジカルが戻ってないのか動きにキレはなかった。 興梠:2トップに近い位置関係。裏へ抜け出すタイミング、スピードもよかった。ゴールまであと一歩。 昌子:ゲームに入り切れていなかったのか、連携ミスからあわやのシーンあり。もっとはっきりしたプレーを。 ジョルジーニョ:下カテ相手にやりにくさもあったろうが、無難に勝ち上がった。采配も手堅く。

第92回天皇杯準々決勝、千葉戦

NHKが13時開始試合の延長を102チャンネルに切り替えてくれて、無事にスタートから観ることが出来た。なんだ、やれば出来るじゃないか。(ほっ)。 お互い様子見だったのか慎重な立ち上がり。鹿島からすると守備はまとまっていて崩されてはいないが、攻め切れてもいないという感じ。 悪かった頃ならこのふわふわした空気感のなかで失点することが多かったが、さすがに主力と助っ人を欠く千葉相手に攻め切られることもなかった。 鹿島の前半のチャンスは数度。遠藤のクロスを大迫ヘッドや、CKからドゥトラのヘッドなど。ファインセーブのGK岡本は、自分の遠い記憶によればナビスコ鹿島戦で新人の頃に出て来たんじゃなかったけなあ・・間違ってたらすいません。その頃とは違って、当たり前だが成長していた。 ちなみに途中交代で出場の深井も右足でボールを捌いていて、ちょっとびっくりした。遠藤と同じくらい左足でしかプレー出来なかったのに。 後半、鹿島はペースを上げて攻勢に出る。幾度か決定機を防がれた後、ゴール前の混戦からドゥトラが大迫へパス。冷静にゴール右隅に決めてようやく先制点となった。頼れるエースとなってきた。 これで鹿島に余裕が出来た。そこからカウンターでトドメを差せれば完璧だったが、勝ち、それも90分で勝てたのでオッケー。 途中交代の興梠も動き出しがよく、ゴールの匂いを感じさせるプレーが出来ていた。 ただ、全体が余裕を持ち過ぎて、何度かピンチを迎えたところは修正点。特に新井場に代わって出た昌子は、ゴール直近で見送るかクリアかで迷い、あわや失点という場面を作った。曽ヶ端のセーブでことなきを得たものの、心臓に悪い。 一発勝負の試合で油断は禁物。最後まで貪欲に戦いたい。 中盤では小笠原の動きがよくて、いちはやく危険なところを潰しに行けていたし、つなぎもよかった。柴崎も自由に動けていた。 ドゥトラの突破力はいまひとつだったが得点にも絡んだし、ジュニーニョも主に守備でのカバーリングが文句なし。千葉の速いサイドバックによく対応出来ていた。 CBも安定し、特に岩政はロングのハイボールにはほとんど勝っていた。なんだかいつもより逞しく見えた。 点差は最少得点だったが、鹿島らしい試合運びでの勝利。次はガンバ。決勝は横浜FMか柏。あと2つ。勝って終わりたい。 (以下、個人的まとめ) 【第92回天皇杯(2012)準々決勝12/23...

天皇杯準々決勝、千葉戦も勝ちましょう

完全に試合日を日曜と間違えていて、録画しようと番組表を確認して初めて気がついた。「日曜だと思っていたら土曜だった」という逆パターンだったら、思いっきり観逃してるところだった。 しかし、これだと有馬記念と丸カブりだな・・。まあ、外れるから問題ないかもだが。 13時からの放送はガンバVSセレッソになった。打ち合いになるだろうし、多分90分で決着着くと思うが・・中途半端に同点で延長はやめて欲しい。もしそうなったら、NHKが気を利かせて追っかけ録画で放送してくれたらいいのにね。(無理だろうが)。 試合の方はお互いフルメンバー。鹿島はレナトも復帰するし、休養も充分だし、普通にやれば底力で上回れるはず。格下と油断しなければ押し切れると踏んでいる。 ようやく天皇杯を映像で観ることが出来る。キレていると評判の大迫の躍動する姿も楽しみたいし、モデルチェンジしたジュニーニョの姿も確認出来る。ドゥトラの突進力もミモノ。 先制してそのまま勝ってしまうのが理想だが、先制されても落ち着いて逆転しちゃおう。次もすっきり90分で勝ちたいものだ。 次期監督はセレーゾ氏に決まりそうだね。

気になる週間ニュース(12月3週)

【スルガ銀行チャンピオンシップ2013に対戦相手決定】 来年の「スルガ銀行チャンピオンシップ2013」の対戦相手が決定。 サンパウロFCは海外サッカー不得手の自分も知ってる。ウニたんより呼び易い。 【クラブW杯、コリンチャンス優勝】 あんまり真剣に観てなかったが、ダニーロのいるコリンチャンスが優勝。ちょっと嬉しい。 ダニーロ独特の間合いは観ていてなんだか楽しい。遠藤もよく「独特の間合いを持っている」と評される選手だが、どういうわけかこっちは、「はよ、パス出せ」って思ってしまうのは何故だろう。 【移籍の話が活発化してきた】 浦和の興梠、セレッソの新井場に続き、鳥栖が増田を狙っているとか。 増田はちょうど契約も切れるし、本人ももっと試合に出たいはず。出て行く決断をしたとしても不思議ではない。鹿島にいて欲しい選手なのだが。 今のところ出て行く方ばっかりが報道されている。獲得を匂わせていた渡辺千真も残留するとのこと。フリーの金崎、田中達は金額も高いし、今更、獲りには行かないだろう。目ぼしいところは外国人くらいだが、そうなるとジュニーニョやレナトの方を先にどうするか決めないと。どうなるのだろう。 そういや野沢にはオファー出してたっけか。それだったら噂のあった大宮・東に全力を注いで欲しいものだが・・。 【師が走る】 師ではないが、年末ともなって忙しい。体調も下降気味で、あまり無理しないようにしないとね。

アトレティコ・ナシオナル戦、追記

最終的なポゼッション率がどのくらいになったのかわからないが、ゲーム途中でおよそ鹿島33パーセント、アトレティコ67パーセントと圧倒的にボールを持たれていた。 序盤から決定機を数え切れないくらい作られたが、鹿島の守備の流れを生み出したのはグラウンダーのミドルを曽ヶ端がビッグセーブで止めたことから。 かねてから曽ヶ端には、「勝負が決まってからのビッグセーブはあまり意味がない」と厳しいことを書いてきたが、望んでいたのはこういう味方が波に乗れるプレー。その後もミスなくゲームを締め、何があったのか往年のセービング力を見せている。あと1試合続いて欲しい。 MyMVPに推した昌子は言うことなし。今季最高潮の仕上がり具合になっている。 パートナーの植田も連携でも問題なく、高さ、速さも通用していて、やはりファンソッコよりもフィジカル面を含めてアドバンテージを感じるのだが。遠藤のFKからのヘッドは決まってもおかしくなかった。考えてみれば助っ人要らずのオール日本人で試合をやっている。 連戦なのは遠藤、土居、柴崎、昌子、西、山本。 さすがに西、山本のオーバーラップの回数は少なく重心が後ろにあったが、簡単にクロスを上げさせない守備に重きを置いた戦い方だった。 遠藤と土居も、セカンドステージ終盤からCSにかけてキレも運動量も落ちていたが、連戦になって逆に調子を上げて来た。特に土居は得点を決めて気持ちも乗ったのか、ここ最近で一番動けていたかと思える。前線からのプレスも利いていた。 赤崎もやっと前から追い回してくれるようになり、あれくらいはやって貰わないと。 ただ、中村はどうだったのだろう。気になるのは相手のサイドバックが追い越して来た時、ついていかずに中の選手を見ていること。これが指示なのかはわからないが、だいたい山本のところで1対2の数的不利を作られて危険になっていた。 攻撃に移っても足元でタッチ数を増やしいるうちにロストすることも多く、合格点とは言い難いのだが、石井が引っ張ったことを思えば指示だったのかもしれない。 金崎、鈴木は怪我の影響もあってサブスタートなのだろうが、それがかえっていい方に働いている。 言うならばヒーローものの定番。「アイツが来てくれるまでは持ちこたえろ」と、悪役(注:相手チームのことではありません)にボコボコにされながらも耐え、やられると思った瞬間にドーンと登場するアレ...

第92回天皇杯4回戦、磐田戦(ライブアントラーズ)

ライブアントラーズのおかげでだいたいの感じはつかめたが、やっぱり映像で観たいものだ。途中何度か途切れたところがあったので、それを含めて聞いた感じの記事ということで。 スタメンはいじらずそのまま。立ち上がり、過去2戦の失点と同じように右からのクロスを岩政が処理し損ね、あっさり前田にヘディングを決められた。実況は手元の時計で18秒くらいと言っていたが、なんとも早過ぎる失点だった。(追記:実際は16秒とのこと)。 しかし、これがかえってよかったのか、鹿島の攻撃が冴える。押し込んで右CKを奪うと、小笠原の蹴ったボールを岩政がヘディングで決めて同点。即座に自分のミスを取り返した。 鹿島の攻勢は続き、こぼれ球をドゥトラが「豪快なオーバーヘッド(by実況)」を決めて勝ち越し。これは是非ともダイジェストで確認したい。(追記:豪快というよりは鮮やかだった)。 更に青木のヘッド、大迫のロングシュートなど決定機を迎えるが、復帰明けの川口が勘を取り戻してきたのかスーパーセーブ連発。 後半にもドゥトラのシュートが阻まれたりしたものの、またも混戦からこぼれ球をジュニーニョが決めてトドメ。駒野の対策に昌子を入れるのかと思っていたが、ジュニーニョが対応していた。攻守に活躍していた様子なのでMyMVPとしておく。 (追記:こぼれ球ではなく直接ジュニーニョの足元に行っていた。あれだけの混戦で足元ぴったりとは。遠藤のキックを褒めるべきか、磐田のルーズな守備を指摘するか・・)。 守備では最初の失点以外、これといった決定機を作られたようでもなく、聞いていて安心していられた。あとは昌子、興梠、増田と動ける選手を入れて危なげなく逃げ切り。すっきりと90分で勝った。 ところで宮崎がスタメンで出ていたが、鹿島には帰って来ないのだろうか。 準々決勝の相手は千葉に決まった。長い間、千葉の試合を観ていないのでどんなチームになっているのか全然わからないが、深井は燃えているかもしれない。 下カテゴリーは千葉と、名古屋と戦っている熊本(今、負けている)しかないので、「下カテ推し」のNHK放送が今度こそあると期待している。15時からの試合もここだけだし、これで放送しなかったら逆に鹿島をやらない決まりでもあるのかと疑うよ。(13時からの試合が延長で、前半カットされたりして・・) なんだか久々に余裕を持って勝てたような気がするが、こ...

実現しないだろう珍プラン、トゥエルブ

息抜き記事。かなり前にアップしようと思っていて流れていたもので、肩の力を抜いて御覧下さい。 10月31日づけの報知新聞に載っていたネタだが、ノルウェー協会が、「もし4点差をつけられたら、負けているチームが選手を1人追加できる」というワンサイドゲーム防止への珍プランを披露したとか。 4点差になった時点で負けているチームは選手を一人追加し、ピッチ上に12人として数的優位になるというアイデア。 まあ、実現されることはありえない。 そもそも本気で導入されたとしたら、勝っているチームは4点目を取りにいかないだろう。ひたすら自陣でボールを回すか、相手コーナーで時間稼ぎをして、もっとつまらないゲームになること間違いない。冗談にしろ、よく思いついたなあ。 とはいえ、昔、サッカーを好きでもない時に似たようなことを考えたことがあって、「点差が離れたら『ゴールデンボール』ってのを追加し、そのボールで得点した時は点数2倍とかしたらどう?」って言ったら、一笑に付されてしまった。 もっともな話なんだが、「そんなボールが出たら、その瞬間外に蹴り出す」って言ってました。 結局のところ、チーム同士の戦力を均等化させることが一番とも言えるが、そうしたらしたで面白味もなくなるかもしれない。 その線引きというか、弱者救済みたいな措置がプレーオフ制度。あれだって本当のところは、「最後の問題は得点100万点」みたいな一発逆転ルールで、リーグ戦の価値が下がるので個人的にはあんまり好きではない。 J2のプレーオフ制度が成功したかどうかはわからないが、ギリギリのラインがこのへんなのかもしれないね。

クラブW杯、広島敗退

日本代表としてもうひとつ上に行って上がってくれれば、という気持ちで観ていたがアルアハリに負けた。広島サポではないので悔しいとかはないが、決めるところを決めていれば勝てたんじゃないかな。 試合後のインタビューで佐藤寿が、「互角に戦えることが証明出来た(記憶があやふやなので原文全然違う)」、みたいなことを言っていたが、サポとしてはどうなんだろう。 たとえば興梠や大迫がそういうふうに言ったならば、「そんなこと言う前に決めろ、悔しがれ」って思う。実際、あと少しでゴールってシーンが一杯あったし。 チームとしてそうなんだから仕方ないが、PA内でボール持っても、みんなまず佐藤寿を見ていた。そこでワンクッション置かなくてシュートでいいのにって場面でも無理やりパス。そのひと手間が相手に読まれてブロックされていたように見えた。 守備では西川の負傷退場が痛かった。増田も新人のわりにはやる方だが、あの大舞台で急遽出場ってなったら難しいね。西川だったらどっちか止めたように思うが。 世界の壁うんぬんはともかくとして、広島のサッカーは先制されると厳しい。まあ、広島でなくとも先制されれば苦しいのは当たり前なんだが、相手が引いた状態では佐藤寿を活かし切れなかったというところだろうか。 クラブW杯は世界レベルのサッカーを観れるので楽しい部分もあるのだが、やっぱり応援しているクラブではないのでそんなに気持ちも入らない。どっちが勝っても嬉しくも悲しくもない。 ただ、コンンチャンスにはダニーロがいるんだね。ダニーロは好きな選手だったので、それを目当てに観ようかとは思っている。そこはちょっと楽しみだったりして。 週末の鹿島の試合はまだちょっと遠いが、ダニーロの顔を見て、懐かしい気分を味わうのもいいかもしれない。

2012順位予想結果の照合

予想って言ってもまったく当たっていないやつで、自己採点するのもテンション下げ下げな感じ・・。 記録的なものなので、テキトーに読み飛ばして下さい。 ぴったり→3ポイント、前後→1ポイント、3つ以上の誤差→マイナス1ポイント、5つ以上の誤差→マイナス2ポイント、7つ以上の誤差→マイナス3ポイント。昇格3チーム及び降格3チームが当たっていた場合ボーナス1ポイントずつ。 【予想:結果:独自ポイント】  1位 鹿島:広島(-3)  2位 名古屋:仙台(-2)  3位 ガンバ大阪:浦和(-3)  4位 柏:横浜FM(0)  5位 横浜FM:鳥栖(+1)  6位 浦和:柏(-1)  7位 仙台:名古屋(-2)  8位 神戸:川崎(-3)  9位 新潟:清水(-2) 10位 F東京:F東京(+3) 11位 磐田:鹿島(+1) 12位 清水:磐田(-1) 13位 セレッソ大阪:大宮(+1) 14位 川崎:セレッソ大阪(-2) 15位 大宮:新潟(0) 16位 広島:神戸(-3) 17位 鳥栖:ガンバ大阪(-3) 18位 札幌:札幌(+3、ボーナス+1) 合計マイナス15ポイント。去年がマイナス4ポイントだったので、更に悪くなった。 プラス査定が5でマイナス査定が11、イーブンが2つ。これだけ外してたらダメだ。特に広島とガンバ、鳥栖の予想がまったく大外れで、つくづく予想に向いてないなと実感した。 ACLと降格だけ予想していたとしても、当たったのは札幌ひとつなので言い訳もない。 まあ、来年もやるだろうが、精度を上げると言ってこれなので今度はお祭り気分でやるかな。

2012個人的な観戦成績

個人的な観戦記録と雑感。 関西在住なのでカシマスタジアムまでは足を伸ばせないが、関西での試合は積極的に観に行った。神戸2-1(ホームズ)、セレッソ1-0(長居)、セレッソ3-0(長居:ナビスコ)、ガンバ2-2(万博)。 3勝1分で、「おおっ、鹿島つえー」って思うが、16位、14位、17位が相手だからなんとかなったという感じ。特にナビスコは相手は飛車角落ちだった。 「超接戦でいい試合だったけど負けた」と「相手が格下だったけど勝った」のどっちか選べと言われたら難しい選択となるが、年に数回しか行けないならやっぱり勝ちたい。そういう意味では文句なし。 これで通算観戦成績が6勝6敗3分とイーブンになり、「勝ったところを現地で観たことがない」という不名誉なジンクスを完全に払拭。これからは勝ちぶんを増やして少しでも鹿島の勝利に貢献したい。 カシマスタジアムは高速代1000円の頃だったらまだ行ける可能性があったのだが、今は資金がなくてなかなか行けない。来年は関西クラブがひとつだけになってしまったので、資金をまとめてなんとかしようと目論んではいるのだが。いつかは行きたい。 3つのスタジアムに順番をつけるならホームズ、長居、万博。 ホームズは屋根つきなのが一番の高ポイントで、駅近で電車の本数も多い。周辺駐車場も豊富で、確実に駐めたいのなら若干高めながら(1500円)予約も可能。サッカー専用スタジアムなのでピッチも観やすい。観客の質もよくて、本当にここがJ2落ちしたのは残念。 長居は完全屋根つきではないが、とにかく広い。上段だと雨も凌げる。角度もあるのでトラックがあるわりには距離感もよく観やすい。 ただ、(何回か言っているが)自分が行った時だけかもしれないが、無料券の配布のせいか観客の質が悪い。特に子供が野放し状態で親も注意しないしスタッフも頼りない。来年からはホーム側で観戦してみようと思う。 周辺駐車場はコインパーキングがたくさんあって、どこかには駐められる。電車では行ったことがないので不明。 万博は昔ながらの雰囲気が漂うスタジアム。屋根もホームの一部しかないし、椅子も狭い。ピッチ自体は見通しがいいのだが、雑然としていて落ち着かない。このあたり西京極とどっこいどっこいか。 駐車場はスタジアムの目の前だが、周辺が都心なので渋滞は避けられない。そのために電車を選択したが、モノレールの乗り継...

2012クラブW杯、広島初戦

流し気味に観ていたので感想も流し気味にさらっと。 広島が攻めてオークランドシティが受けるという図式。 ミキッチのところから中心に攻め、佐藤寿の特徴を活かした速いクロスを上げていたが、オークランドも研究していたのか通らなかったりオフサイドをうまく取られたり。高さは完全に相手に分があり、なかなか攻め手が見つからない感じだった。 ほとんど広島ペースのまま前半は終了。 後半に入っても展開は変わらず、惜しいチャンスを広島が何度か作る。決勝点は決定機を相手GKがファインセーブでクリア、ほっとした一瞬に青山が打ったミドルがゴールに突き刺さったもの。 ゴールラインテクノロジーを採用した試合だったが、使う必要のないゴールだった。 というか、若干ボールは落ちたが、GKの見切りが早過ぎたような。手も届いていたように見えるし、ビッグセーブを直後の凡ミスでチャラにしてしまった感じだ。 広島のゴールパフォーマンスはいつ見ても鬱陶しいのだが、あれは世界に向けて配信していいものだろうか。みんな喜んでるの? その後は前に出て来たオークランドの裏を取って何度かチャンスを作る。追加点こそならなかったが、バー直撃のシュートもあり、最後まで押せ押せだった。 終了間際に危ない場面を作られたが、それ以外は完全に広島が支配したゲーム。Jリーグ王者の面目を保ってくれた。次からが本番。 それにしても決勝は16日だが、同日、総選挙(Not AKB)と「THE MANZAI 2012」がある。視聴率的には厳しくなるんじゃなかろうか。 天皇杯4回戦が15日でよかったと思ったりもしたが、残念ながらNHK放送はやっぱり鹿島分ナシ。もう決勝しか放送しないと覚悟しといた方がいいかもしれない。 ただ、準々決勝以降は味スタ、エコパ、国立となりカシマスタジアムではない。ライブアントラーズもなく、現地も遠いので、結局はスカパーHDしかないようだね・・。 鹿島サポ的にはクラブW杯より、天皇杯の方が楽しみなのは間違いない。

日本人26選手と来季契約延長へ、新監督はブラジル人が候補

鹿島は日本人全26選手に対して、来季契約延長を依頼したようだ。 正直、世代交代を掲げて2年目、ベテランの何人かは契約しないものだったと思っていた。しかし、一気に入れ替えることによる総合力のダウンを考えての判断なのだろう。 ただ、ベテランがいればいたで頼ってしまう部分もある。そこはいつか思い切らなきゃいけないところだし、契約解除したとしても間違っていないと思うのだが。 勿論、合意に至ると仮定しての話で(移籍する可能性はあるが)、基本的に来季も同じ顔ぶれとなる。リーグ戦が一杯一杯だったことを思えば、ちょっと不安・・。 せめて磐田にレンタル中の宮崎だけは、絶対帰って来て貰わないとサイドバックは危ない。 栃木にレンタルで出ていた佐々木は契約延長なし。鹿島では出場機会は少なかったが、レンタルでチャンスはあっただけに、それを活かし切れなかったのでやむを得ない。 来季の監督はブラジル人に任せるとのこと。これにより噂されていた関塚氏というセンはなくなった。 実際、監督は結果が出ないとわからないので誰がいいというのはないが、候補に挙がっている元鹿島監督のセレーゾ氏は個人的にヤだなあ。 前政権時のラストは頭打ち感が強かったし、あれから数年経って監督としての経験値が上がっていればいいが、劇的に変わっているとも思えないし。 ダヴィ獲得の噂もだんだん現実味を帯びてきた。能力的には申し分ないかもしれないが、ドゥトラとダヴィが出場したらシステムとかまったく関係なくなってしまう気がする。そこんところどうなんだろ。「外国人頼みのチーム」になってしまわないか心配だし、そもそも機能するかももっと心配。 よそでは伊野波がやっぱり移籍する模様。わかってはいたが、クラブ愛はゼロなんだな。クラブやサポとのつながりで成長することもあるだろうにね。 現広島の水本にもそういう空気を感じていて、自分は好きではない選手なのだが、今年は広島が優勝してベストイレブンに選ばれた。そういうこともあるから移籍という選択も間違いではないが、ただ、自分は応援出来ないと思ったそれだけのこと。 移籍は感情が絡むから難しいものだね。

得点王、佐藤寿人

得点王、佐藤寿人の全ゴールをスカパーでやっていたので、改めて全部観た。 体格やチーム戦術もあるだろうが、圧倒的にワンタッチゴールが多く、ほとんどがフリーで受けるか、または五分五分のボールに競り勝ってこれもワンタッチで打っている。 DFから消える動きとボールに対する嗅覚、更にはチーム全体が佐藤寿の活かし方をわかっているからこその結果だろう。「得点王はみんなのおかげ」と本人は言うが、それも納得出来る。 いつだかも書いたが、ゴールの「枠」を感覚ではっきりわかっているいるのだと思う。ゴールを確認しないで蹴ってもシュートは枠内に飛ぶことが多く、また、鋭い。こぼれ球への反応も速いし、FW特有の得点感覚も持っている。 PKを他の選手に譲っての22得点は、素晴らしいとしか言いようがない。 得点ランキング2位の豊田も19得点と大活躍、チームも5位と躍進した。正直、J1だとそこまで得点出来ないと思っていたが、簡単にやってのけた。 ガンバ移籍の噂もあったが移籍せず、鳥栖で結果を出したのは大きく評価出来る。 いつも得点ランキング上位には外国人の名前ばかりズラリと並んでいるが、今年は日本人の名前が多いのが嬉しい驚きだった。 鹿島のトップスコアラーは興梠の11得点。ふた桁はクリアしたが、まだまだ物足りない。 佐藤寿みたいにワンタッチでのシュートをもっと増やして欲しいし、得点シーンはその形で決まることも多いのだが、どうしても止めてから打つ。しかも止めたのに威力もコースもないことがあるし・・。 タイプが違うと言われればそれまでだが、「ワンタッチで枠」が出来ると出来ないでは大きく違う。 選手名鑑で調べると佐藤寿が170センチ67キロ。興梠が175センチ67キロ。興梠の方が5センチも高いのは意外だったが、成せば成る、を実践して欲しい。 得点ランキング上位に名を連ねるFWがいないと、やっぱり優勝争いは厳しいものがあるからね。

2012Jリーグアウォーズ・・って観れなかったけど

2012Jリーグアウォーズは諸事情があって観れなかったので結果だけ。 【MVP】 佐藤寿人(広島)(初) 【得点王】 佐藤寿(広島) 22得点 【ベストヤングプレーヤー】 柴崎(鹿島) 【ベストイレブン】 GK 西川(広島)(初) DF 水本(広島)(初)、闘莉王(名古屋)(9)、駒野(磐田)(初) MF 遠藤(ガンバ)(10)、青山(広島)(初)、レアンドロ・ドミンゲス(柏)(2)、高萩(広島)(初) FW 豊田(鳥栖)(初)、佐藤寿(広島)(2)、ウィルソン(仙台)(初) 【フェアプレー個人賞】 佐藤寿(広島) 【最優秀監督】 森保一(広島) 【最優秀主審賞】 西村雄一 【最優秀副審賞】 相楽亨 【Jリーグベストピッチ賞】 東北電力スタジアム、アウトソーシング日本平、キンチョウスタジアム 【功労選手賞】 藤田俊哉(千葉)、田中誠(福岡) 【最優秀育成クラブ賞】 札幌 【フェアプレー賞(高円宮杯】 広島 【フェアプレー賞(J1、J2)】 川崎、J2該当なし 佐藤寿のMVPは文句なし。ベストイレブンも広島から5人選ばれたが、これも優勝したから妥当なところ。 ただ、個人的には高萩よりミキッチの方が存在感あったと思うが、広島の試合を全部観ていたわけではないのでこれは印象だけの話になる。(ポジションもあるかも)。 他で違和感があったのが、遠藤(ガンバ)。実力的には申し分ないのだが、J2落ちした責任の一旦はあるわけで、それもコミで考えると今回は受賞に値しないかと感じる。コメントによると本人も戸惑っている様子だった。(「代表査定」みたいなものも入っているのかもしれないが)。 代わりに誰と言われたら、中村俊を挙げておく。リーグ後半戦はプレースキックの精度はハンパなく高かった。まあ、これも全部観ていたわけでないので、もしかしたらそれ以外全然だったのかもしれない。 鹿島では柴崎がベストヤングプレーヤー賞を獲得。ひいき目を差し引いても文句なし。ナビスコからリーグ後半、鹿島を支えていたのは柴崎と言っても過言ではないくらい。 コメントを見れば柴崎本人はまったく納得いっていないみたいだが、世界レベルで考えているのだったらしょうがない。来年は是非、鹿島を優勝に導き、リーグMVPを獲って胸を張って貰いたい。まだまだ伸びシロあるからね。 全然関係ないので日程チェックしてなかったが、クラブW杯が6...

今のところの移籍情報、噂レベル

噂レベルの話だが、色々と移籍の話が持ち上がっている。 興梠は浦和が本腰を入れて獲得に向かっている。サポーターにも好かれているし、本人も鹿島が好きな様子なので移籍する可能性は低そうだが、こればっかりはなんとも言えない。 ただ、おととしマルキーニョスを手放し、昨年、チーム内得点王田代を差し置いてレギュラーで使い続け、田代の移籍を決意させるなど、それでもFWの軸として期待し続けてきたことを思えば物足りないのも確か。どちらにせよ、もうひと皮むけないといけない。 次に新井場。セレッソが狙っているとか。関西に自身が経営するサッカースクールもあるし、どこかで関西に戻ることも充分考えられる。 小笠原、本山には契約延期のオファーを出す方向と報知に出ていた。 獲得ではダヴィ(甲府)、渡辺千(FC東京)に続き、なんと野沢にも復帰のオファーを出す(報知)とあった。 あれだけ大見得を切って出て行った選手で、しかもJ2落ちしたからといって、おめおめ1年で帰って来るとかあり得ない。違約金も払わねばならず、いくら鹿島がファミリー的だといってもこればかりは気持ちの整理がつかない。 もし本当に鹿島がオファーを出しても、野沢はきっぱり断って貰いたい。というか出さないで。伊野波、田代も同様。ゴタゴタした選手を獲得しても、また同じことになるから。 他では東(大宮)、監督として関塚氏など。天皇杯が残っているので本格的に動くのはもっと後だろうが、来季もメンバーが変わりそうだ。 余談ながら浦和の槙野だが、来季も浦和でやるみたいなことを言っていた。だとすれば一体何のために海外行ったんだろうね。最初から浦和でよかったんじゃない?

2012第34節柏(ホーム)戦その2

【2012第34節柏(H)戦・選手評】 曽ヶ端:キャッチングはぎこちない感じがしたが、ファンブルもなく無難にセービング。キックもまずまずだった。 西:トラップも決まり、クロスも狙いどころがよく、精度が高かった。守備も集中。右サイドを制圧。 中田:長期離脱後の試合だったが、試合勘はよかった。ハイボールにも勝っていたし、読みもよく、危ない場面はほとんどなし。 青木:高さもあったし、体も張れていた。中田とも息が合っていた。 新井場:守備重視。攻撃では特に見せ場なし。 柴崎:カバーリングが冴えていた。大きなサイドチェンジも正確。 小笠原:気迫でゲームを支配。存在感があった。最後まで走れていた。 ドゥトラ:スピードと迫力は健在。攻撃時には大きな武器。 遠藤:ボールは持てていたが球離れはいまひとつ。判断も微妙。シュートはまったくダメ。 大迫:うまさの際立つ2ゴール。ポストもこなしつつ2得点は言うことなし。 レナト:2得点目には絡んだが、途中出場で2枚のカード退場はやってはいけない。 昌子:気持ちは入っていた。 興梠:オープンになったスペースをうまく使えていた。シュートもあり、悪くなかった。 ジョルジーニョ:退任発表後の試合を勝利で飾る。コンディションを考えたプラン通りの采配。ゲームの主導権を握れていた。 雨を含んだ重いピッチでお互いミス連発だったが、先に対応した鹿島がペースを握った。 ボールの出どころであるレアンドロ・ドミンゲスを徹底的に潰し、ハイボールをCBの中田、青木が競り勝ち、守備が安定していたので安心して見ていられた。 先制してからは柏に焦りが生まれたのか、より鹿島が優位に試合を進めた。 ネット・バイアーノが入ってからは起点を作られるようになりゴールへと近づいてきたが、最後のところは体を張れていた。 柏は強敵で、個人的にはやりにくい相手だと思っていたが、終わってみれば今季2勝2分。大迫が柏とやる時には絶好調で、向こうにとっては本当に嫌な選手になっただろう。 当然、今度当たる時にはそれなりの対策を練ってくるだろうが、相性のよさはいつまでも続けたいものだ。

関西クラブ2つが降格

新潟が奇跡の残留を果たし、ガンバと神戸が降格となった。 なんだかんだ言いながらガンバは残ると思っていたが、結局、レアンドロの力をもってしても残留出来なかった。一歩間違えたら鹿島も同じことになっていたかと思うと肝が冷える。 今野は守備を立て直すために移籍してきて、それを果たせなかったうえでの降格となれば相当悔しいだろう。今野一人の責任ではなかろうが、責任の一旦はあろう。J2落ちでも残留を表明している遠藤とともにクラブに残り、1年でJ1に帰って来て貰いたい。 個人的には関西のクラブがひとつでも減るのは悲しい限り。今年行っておいてよかった。 神戸も降格。屋根つきで天候に関係ない神戸スタジアムは、とても気に入っていたので残念で仕方ない(クラブに興味があるわけではなかった)。 さて、伊野波、野沢、田代がどうするのか。興味はそこにいく。J1に上がるまで神戸に残って頑張るなら3人のことを見直すんだが、まあ、男気だけでやっていけるわけでもなし。 といってもオファーを出してくるクラブがないと始まらないのだが・・鹿島は出さないだろうね。正直、今、戻って来てくれたとしても気持ちの整理もつかないので。すいませんね、心が狭くて・・。 ともかく落ちたからには、少なくとも1年は頑張って自力で失敗を取り戻して欲しい。佐藤寿を評価しているのはそういうところ。 来年はJ2も注目どころだ。