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セカンドシーズン開幕、ガンバ大阪戦展望

セカンドが開幕。ファーストを制した鹿島は現在リーグ戦、6連勝、9戦負けなし。対するガンバは直近5試合を1勝2敗2分。 鹿島はジネイと青木が抜け、ガンバは宇佐美が抜けた。戦力ダウンで言えば相手の方が大きい。 成績や戦力の状況を見れば鹿島に分がありそうに思えるが、前節、金崎が太ももを痛めていた様子で、西、植田も疲れが溜まっている。 本当ならこの3選手を思い切って休ませて、それで勝てれば最高なのだが、ガンバと広島まではフルメンバーで行くしかないかな。 とりあえず前節出場停止の昌子、カイオには頑張って貰いたい。 希望スタメンは曽ヶ端、伊東、ファンソッコ、昌子、山本、小笠原、柴崎、カイオ、遠藤、土居、鈴木。金崎は試合展開を見ながら温存出来れば助かるが、そこまでは欲張り過ぎかもしれない。まあ、DFラインが2人も入れ替わると連携面で不安も残るので、西か植田のどちらかは出すだろう。 あとは気持ちの問題。ファーストとセカンドで、一旦、気持ちはリセットされたことだと思う。ふわっとした立ち上がりにならないように、最初からガツンと行って貰いたい。そういう意味ではかえってガンバという強い相手と当たる方が良かったのか。 ガンバのリベンジ精神がどの程度のものかわからないが、遠藤(保)あたりは鹿島に対しての思い入れもあるだろうし、小笠原とガツガツ行くと思われる。 他の選手も開幕、去年のナビスコでやられたぶんを返してやろうとぶつかって来たら、球際を全部やられることにもなりかねないので、くれぐれもそのへんを注意して欲しい。 昨日も書いたが宇佐美が抜け、単純に考えるなら戦力低下だが、こういうケース、抜けた穴を埋めようとチームがまとまることもある。どちらに出るかわからないが、鹿島にとっては混乱したままでいてくれた方が助かるのだが。 観る方の気持ちとしても、若干、ステージ優勝で緩んでいる部分があるので、選手たちがそうであっても責められないのだが、そこはプロとしてやって貰いたいな。 セカンドもいい立ち上がりをしたい。個人的にはガンバに相性が良さそうな、鈴木に期待している。

セカンドステージいきなり上位陣との戦いが控えている

どういう経緯かはわからないが、セカンドステージの開幕もガンバとやることになっている。 ファーストとセカンドの間に休みがないので、そこまで「2ステージ制」という感覚がないが、区切られていたら二度も同じ相手に開幕というのはもっと意識しただろうか。 このへん、メディアの扱いもそうだし、日程的にもそうだし、やはり2ステージ制は受け容れられていないように感じるが、まあ、優勝したし、ファースト最終節には3万人も超えたし、少なくとも鹿島は恩恵には与れたわけだが。 さて、ファースト優勝の余韻もなく、セカンドへと気持ちを切り替えねばならないが、ガンバ(H)に始まり、広島(A)、名古屋(H)、甲府(A)、浦和(H)と続く。 五輪で拘束される選手は7月17日以降、5節から最大8月20日の9節からとあり、浦和戦には植田と櫛引抜きになるが、浦和も遠藤が抜けるだろうし、ここのところの戦力低下は五分なのか。(追記:浦和は興梠もだった)。 ちなみに6節以降の対戦相手は鳥栖(A)、仙台(H)、福岡(A)、湘南(A)。このなかでは亀川(福岡)くらいで、鹿島の方が若干不利かと。 セカンド開幕からの5節、波に乗りたいところだが、疲れの溜まっている選手もいるので、そこらへん調整は難しい。前日の記事で怪我を避けながらと言ったので、全力でやって欲しいとは言わないが、連敗するのも流れ的に避けたいので、力を入れるべきはやはりガンバ、広島、浦和の上位陣のところか。 もっとも、考え方次第で、上位陣よりも下位相手を確実に勝ちに行くという手もあるにはあるが。 幸い(鹿島的)にと言ったら失礼だが、ガンバはここのところ調子が良くなく、エースの宇佐美も移籍。それでかえってチームがまとまる可能性がないわけではないが、開幕時より強度は落ちるはず。 甲府もクリスティアーノが柏に移籍し、新戦力が補強されている時期かどうかはわからないが、怖い存在がひとつ減ったことは間違いない。 こうしてみると、調子の悪いガンバをなんとか凌いで勝ち、広島を引き分けで耐え、名古屋、甲府に勝って浦和を迎えるというのがベターな路線かな。 ガンバのリベンジ精神が計り知れないが、広島、浦和も含め、ファーストで負けた借りは返すと意気込んでくるだろう。そっちの方が厄介な気もするので、誰が出るかはともかく、気持ちは強く持って戦いたい。 これから始まる5節を無敗で乗り切れた...

ファーストステージのMVPは

早くもセカンドステージ開幕が迫っているので今更という気もするが、一応区切りなのでまとめておく。 勝った試合ごとに個人的なポイントをつけているのだが(時々引き分けでもつく)、金崎が4、カイオ、土居、山本が2、鈴木と石井監督が1ずつとなっている。 どうしても攻撃陣にポイントがつくのだが、金崎のMVPは妥当なところかと。 思えば開幕前は金崎が抜けた状態で、土居も怪我で戻っておらず、柴崎も手術と、ステージ優勝どころか残留争いに巻き込まれるのではという心配もするほどのデキだった。 ところが一転、金崎の電撃(復帰)加入が決まり、柴崎も驚異の復活を遂げて開幕のガンバ戦に勝利。そこから一気に波に乗れた。 勿論、金崎だけのおかげではないが、攻守に軸となり、闘志をむき出しにしたプレースタイルでチームを引っ張ってくれたのもまた事実。 今までは小笠原が一人でその役割を担っていたが、いかんせん年齢もあって体がついていかない時も多かった。金崎の奮闘は、小笠原の負担も軽くしたとも言える。 その小笠原に1ポイントもつけていないのが不思議だが、ベテランが下から支えるという構図は、チームとしていい状態にあるのではないかと思う。 しかしながら、金崎のプレースタイルは怪我と隣り合わせでもあり、かつて在籍した鳥人・田代は体を張って前線で起点を作っていたフィジカルの強い選手だったが、それ故に故障がつきまとい、レギュラーとして活躍するには至らなかった。 金崎はそこまで長期の怪我離脱というものはまだないが、そうなる前にクラブの方が注意をしていかなければいけない。 金崎はセレーゾ時代、途中交代に不満を抱いてセレーゾに直談判して2時間ほど粘ったという話もあり、ちょっとの怪我で休ませて本人が納得するかどうかはわからないが・・。 カイオの扱いも難しく、いい選手をなるだけいい状態で使うには色々と難しいものだね。 夏のウインドーでは、最悪、金崎、柴崎、カイオが移籍してしまうことも考えていたので、ファーストステージ優勝は絶対条件だと思っていた。 幸いにして優勝を獲得し、青木、ジネイは去ってしまったが、今のところ主力が抜ける気配はない。 ファーストステージを取れたことによるアドバンテージを有効に使い、主力を休ませつつ、サブも育て、時には勝ち点を落としてでも怪我による長期離脱、それによる戦力バランスの悪化を阻止して貰いたい。 全力...

遅ればせながらジネイとの契約が満了、青木が鳥栖に完全移籍

ファーストステージ最終節直前に発表された、ジネイの契約満了と青木の鳥栖への完全移籍。 大事な一戦前のタイミングでどうなのだろうと思ったし、2人をベンチに入れる温情采配も下手をすれば甘さを見せてしまうのではないか、という危惧も抱いていた。 しかし、結果はチームの結束というプラスの側面を、強く打ち出すことに成功。石井監督の人の良さもいい方に転がった。 ジネイに対する個人的評価はデビュー時がマックスだったが、怪我明けの今年、これはもう使えないのではというくらいのキレの悪さを見せ、戦力としてアテにするのをヤメた。ところが、そこから少しずつ調子を上げ、なんとか実戦で使えるほどまで戻った。 ジネイの幻の惜別弾はオンサイドだったと今でも思うが、動き出しと、ゴールを丁寧に狙う首の強いヘッドで枠に流し込んだ、ジネイらしい完璧なゴールだった。 せっかくいい状態に戻ったところで契約終了となってしまうのは勿体ないが、2期連続赤字ということもあり、枠の問題というよりも金銭的な問題なのだろう。 試合終了後のステージ優勝セレモニーでもジネイが慕われている様子が伝わり、特にカイオやブエノにいい影響を与えていたのだと思うと、それも残念な話だが、これもプロの世界。仕方ない。 青木も鹿島ではずっと縁の下を支えて来た功労者。引退かと思うほどの見送られ方をしていたが、それだけチームに貢献し、またチームも青木を信頼して来たのだろう。 まだ一線でやれる選手だが、鹿島は世代交代を図っており、CBは昌子、植田が完全にレギュラーを獲得。将来有望な町田も控えており、鹿島に在籍するならこれまで通り4~5番手あたりの序列は変わらないだろう。 鹿島一筋15年半、出来れば鹿島で選手生活をまっとうして欲しかった思いもあるが、他で頑張って欲しい思いもある。本山の時も思ったが、本人が納得する形を歩むのが一番。 このあたり赤崎や中村も、山村がセレッソで本来の力を出し始めたように、自分の力を出せる環境を選ぶのも大事なことかなあ。まあ、赤崎はジネイが抜けたことで、今一番頑張らねばいけない時だが。 あと、このところのチームの雰囲気の良さは、練習に参加している内田や大迫のおかげもあるだろう。 移籍してもこうやっていつまでも鹿島の一員として、クラブのことを想ってくれていることは素直に嬉しい。それだけいいクラブなんだなと、日曜の報知新聞に寄せられ...

2016(1)第17節福岡(ホーム)戦その2

2-0と完勝したわけだが、何をおいても先制点が効いた。 コイントスに勝ってわざわざエンドを入れ替える福岡の作戦に、動揺を誘われたわけではないだろうが、川崎戦の再来を狙う福岡の圧力に押されっぱなしだった。 カイオと昌子を欠いた布陣もうまく機能せず、水を撒いたピッチも手伝ってかパスがつながらなかった。 先に失点していれば難しいゲームになっただろうが、福岡のキーとなるウェリントンに、植田、ブエノともに競り負けておらず、前線にポイントを作らせなかったことが無失点という好結果を生んだ。 昌子の代役となったブエノは、身体能力を活かして高さ、速さで守備に健闘して昌子の穴を埋めたが、ワントップのウェリントンという目標があったことが持ち味を出せた要因。時々マークを外したり、持ち過ぎて危うい場面を作ったり、何よりパスの精度が悪かった。 このあたり成長が必要かと思うが、ファンソッコとブエノ、二人の外国人枠(ひとつはアジア枠)を使って将来に備えるやり方はどうなんだろうとは思う。今回は石井の狙いがハマったわけだが、ジネイを手放すのもチーム戦略として正解なのだろうか。 先制点は柴崎のCKから。これまで散々柴崎のプレースキックには文句をつけてきたが、あのボールは上から鋭く落ちてピンポイントに山本に当たる完璧なボールだった。まあ、あの1本だけだったので、やはりプレースキッカーには向いていないと思うが。 山本も地面に叩きつけるお手本のようなヘッド。今季、初得点とは意外だが、遠藤といい、ここに来て重要な仕事をしてくれた。 2点目は金崎が強さを見せてのアシストパスが見事だったが、土居がマイナスに走って相手DFの前に出た動きがストライカーのものだった。本格的にFWへと転向するのだろうか。 金崎と土居は走行距離もスプリント回数もチームトップクラスで、このあたり赤崎は完全に負けている部分のひとつ。何回でも動き直せるし、前線から追い込めるのが二人のいいところ。 この試合で契約満了のジネイのゴールも、やっぱりオンサイドに見えるんだが・・。勝敗にはかかわらない部分だったが、残念だ。 前半のうちに2得点を挙げた鹿島は、もっと貪欲に得点を狙いに行けば取れたかもしれないが、慎重を期しての試合運びだったのだろうか。後半は福岡にトドメを刺せず、負けるとは思わなかったが、万一のことを考えるとヒヤヒヤしていた。 そのなかでも小笠...

2016(1)第17節福岡(ホーム)戦、ファースト優勝

ファーストステージ優勝! おめでとう! 立ち上がりから最後まで粘り強く戦って来る福岡相手に、前半のうちに2点、後半は追加点を決めることは出来なかったが、無失点に抑えて危なげなく2-0勝利。 90分、集中力を切らすことなく戦い続けられたことがチームの成長の証だったかと。 試合開始直後は福岡の勢いと、自分たちのミスもあって押し込まれる展開。ポゼッションも五分、鹿島はシュートすら打てない状況が続いたが、少ないチャンスから攻勢に転じ、それで得たCKを柴崎がキック。完璧なボールを山本が叩きつける完璧なヘッドで先制。 プレッシャーのかかる一戦、なんとしても欲しい得点を取ったことでチームはペースを取り戻した。 追加点は10分後。中央で両チームがもつれ合い、一瞬ゲームが止まった隙を逃さず攻めた鹿島が、一度は阻まれたものの、遠藤から縦につけたボールを金崎がDFを剥がしてマイナスのグラウンダー。 それを呼び込むようにマイナスに鋭く動き、ゴールに流し込んだ土居はストライカーとして覚醒しつつあるのか、これも完璧な得点だった。2列目の選手と思っていたが、認識を改める必要があるかもしれない。 後半に入り、もう1点取れば勝ちは揺るぎないものになるかと思っていたが、なかなかチャンスも作れず、点差のわりに諦めない福岡相手に気の抜けない時間が最後まで続いた。 カイオの代役でスタメンの杉本は良く走っていたが、遠藤からのビッグチャンスを利き足の左足ではなく、右足に持ち替えてブロックされるという痛恨のミス。あそこは打ち抜くくらいの気迫でないとトップでは通用しない。若くから活躍している選手はああいうところは必ず決めて来る。 トドメを刺せずにじりじりする展開のなか、早く永木を投入して欲しいと思っていたが、どうやらこれは退団と移籍の決まっているジネイと青木を投入するために我慢していた模様。 試合終了間際になって出て来たジネイは得意のヘッドでネットを揺らし、飛び上がって喜んだが、オフサイドの判定。そこまではうまくいかなった。録画で観れば、手前の選手がラインに残っていてオンサイドに見えたが。誤審だったら空気の読めない副審だな。 アディショナルに入っての場内の青木コールも泣けた。1-0だったらさすがにそこまでの冒険は出来なかっただろうが、出場出来る状況を作り出せたチームの頑張りが、鹿島というクラブの良さが伺える。あと石...

大一番ホーム福岡戦、展望

大一番といつも言っているが、開幕のアウェーガンバ大阪戦、鬼門のアウェー川崎戦、先日のアウェー浦和戦など、もはやどれが大一番なのかわからず、三番でも四番でもあるのだが、これこそ本当に勝たなければいけない一戦となった。 前節で川崎を抜いて首位に浮上、メイクドラマ好きの新聞記者たちが盛り上がるような再逆転は演出しなくていい。 鹿島は昌子とカイオの攻守の軸とも言える二人が累積で出場停止。 引き分け以下なら川崎の状況次第となり、勝って優勝を決めるのがベストなため、攻撃力の落ちるカイオの欠場の方が痛い。(引き分けオッケーなら昌子の方だったが)。 カイオの代役は普通に鈴木なのだろうか。ちなみに中村が復帰間近だが、これだけゲームから離れているので中村を使うのは得策ではない。 鈴木が出るならサイドハーフではなく、土居を下げてポジションを入れ替えた方がいいと思うのだが、そのへんどうするのだろう。ジネイを使うなら、土居は下がると思うが。赤崎はサテライトで得点を挙げたみたいだが、この大舞台で力を発揮出来るかどうか・・。 やはりオススメは永木、小笠原のボランチに柴崎を2列目だが、これまでやったことのないシステムを(ゲーム中は何度かあるが)、ここ一番でやれるかどうかの不安はある。ただ、攻撃を重視するならばこのくらいやらなければカイオの穴は埋められないように思う。 (追記:杉本がスタメンの模様。90分やれるかと、イエローが心配。ジネイは契約満了で更新せずということらしいので、ベンチ入りも微妙?青木は鳥栖に移籍)。 昌子の代役は経験もあるファンソッコだろうが、ウェリントンの高さは結構厄介だと思うので、金森とのコンビネーションも含め、しっかりと対策を練っておいて欲しい。 金森は前節で2得点を挙げて勢いがついている。五輪世代の選手で、代表枠ギリギリのところにいるのでモチベーションも高かろう。 かつて大迫が五輪代表を永井と争っていた時、鹿島はその永井に大活躍を許してしまい、大迫のアシストが出来なかった苦い経験がある。あの時とは違うというところを見せたいものだ。 先に点を取られて守られるのは避けたいところで、かつ、無得点の時間が長くなれば鹿島に焦りが生まれるだろうし、前半のうちに先制して後半に中押しする展開に持ち込みたい。 天候はあまり思わしくないみたいだが、チケットも売れているようで、応援も大きいものに...

当たり前だがファーストステージ意外と勝っている

ファーストステージ16節を終えて鹿島の成績は11勝3分2敗。 ナビスコ予選でボコボコにされた記憶が鮮明なので、個人的には負けている印象が強かったが、実際勝てなかったのは敗戦が仙台(A)、柏(H)、引き分けが川崎(A)、大宮(A)、磐田(A)。 仙台との一戦はチャリティーマッチの色が濃い震災マッチで、勝敗に関してはやりにくい感じがあったことを思えば、やられたのは柏戦くらい。 あれは伊東対策がなくあっさりやられたことが一番の原因だが、土居のPK見逃しから流れが変わっての敗戦というふうにも言える。まあ、強がりとして。 もっとも、あれはあれで土居が成長し、浦和戦では倒されてもプレーを続行するようになったし、貴重な経験だったと思うことも出来る。 その柏に負けた以外は、ホームでは6勝1敗(柏)と強かったんだね。一時期はホームで勝てないとぼやかれまくっていたのに、大きな成長を遂げた・・と思うことにしよう。勿論、次が大事なのだが。 ここまで予想以上にやれたと思う反面、振り返れば引き分けのなかで一番痛かったのは大宮戦だった。15本もシュート打ってスコアレスドロー。あれは勝ちたい、勝たなければいけない試合だった。 次に流れ的に勝てた磐田。名波監督に「勝ち点1で痛かったのは鹿島の方」と言わしめたくらいで、引き分けというよりも負けたくらいのショックがあった。 それでも悪い流れを引きずることなく、最終節を前にいい位置につけられた。このチャンスは絶対に逃せない。 結局、何が言いたいかと言うと、ホントに負けられない。ホームで負けるわけにもいかないし、最下位の福岡相手とはいえ、川崎相手に引き分けたくらいだから気の抜ける相手ではない。 福岡が最下位でモチベーションが少ないかと言われれば、年間勝ち点で残留がかかっているので、そんなわけもない。 勝っているという嬉しいデータはデータとして、現実問題、対福岡のデータを調べ尽くして勝ち切って欲しいってことだ。 特にウェリントンの高さや、川崎戦で2得点と乗っている五輪世代の金森。キーパーも反応が良く、キックの精度も曽ヶ端と違って高いので、リスタートにも注意。 昌子がいないぶん、誰がリーダーシップを取るか明確にしておいて貰いたい。 今からこっちも緊張するな・・。

神戸戦、補足

神戸戦の録画をざっと見てみたが、やはり快勝というわけではなく、流れをつかんでうまく勝てたという試合だった。 MyMVPにした土居はハイボールで完敗、なかなかボールも収まらず、同点弾のみとも言える良くない内容だったが、その1点こそがゲームを決めたもので、最低限の仕事はしたと思う。 逆に金崎、カイオはボールも持てたし仕掛けもあったが、最後のところでしっかりとマークされてしまった。ゲーム中、金崎は異議でイエローを貰い、あれで出るのだったら前節のM脇はよく1枚で済んだなという感じだが、勿体ないカードが多い。 西や昌子とも口論に近い要求をかわしあっており、報知新聞によれば、金崎が「もっと強いボールを出せよ」と言ったところ、西は「強いのが欲しかったらキープしてみろよ」と言い返していたとのこと。トラップのうまい西だからこそ言える言葉かな。 これで西のシュート並みのパスを、金崎が足元でピタリと収めたら痺れるが、そういうシーンまではなかった。今後に期待。逆に西がお手本で、高速ボールを足元ビタで止めるのもあり。 昌子の「攻撃は攻撃、守備は守備だけという感じがした」という言葉は、具体的にピンと来ないのだが、攻守の切り替えがちゃんとやれていないってことなのだろうか。 金崎は本当によくやってくれていると思っているので、金崎にそこまで強い要求が出ているとは思わなかった。むしろ神戸戦で言えば土居の方が動けていなかったように見えたが。 その昌子はおそらく遅延行為でカードを貰って次節出場停止。ファウル自体にはカードが出ていなかったように見えたので、その後にボールを持って遅らせたのが原因かもしれない。扇谷以外なら出ていないだろう。 カイオもリズムが良くない時にカードを貰う悪癖が出て、次節出場停止。このところドリブルにキレも戻って来て、攻撃力が増していただけに残念な結果だ。 ファーストステージででカード累積はリセットされるはずだが、次節で出場停止になったら、そのぶんだけは持ち越されてしまうのだろうか。リーチがかかっている者も結構いて、金崎、小笠原が5枚、山本、植田が2枚。とはいえ、優勝のかかる一戦で1枚目のカードは気にしていられないが。(2枚目はダメ)。 試合について振り返ると、失点シーン、北本についていたのは植田。高橋祥に一瞬スクリーンされてついていけず、完全にフリーにさせてしまったがあれは良くない。...

ファーストステージ優勝は絶対に獲っておきたい理由はすごくある

今の鹿島は絶対的な強さがあるわけではなく、金崎であったりカイオであったり、柴崎であったりと個の力でなんとか勝っている状況であり、主力が抜けたナビスコ予選で惨敗したように、誰か一人でも欠けてしまうと途端にチーム力が落ちてしまう。 ファーストステージ残り2節となり、首位川崎に勝ち点1差と肉薄しているが、ここまで粘れているのは逆に言えば驚きでもある。 年間を通してこの順位をキープ出来るかと言えば、正直、それは少し厳しいのではないかと見ている。 怪我もあれば累積停止もあり、オリンピック期間は植田も抜けるし、夏のウインドーで金崎、カイオ、柴崎ら主力が海外移籍してしまう可能性もゼロではない。(カイオには中東からオファーがあったそうだが)。 そうなると代わりの選手で立て直すのには時間がかかるだろうし、特に金崎が抜けると、勝てる試合も勿論あるが、連勝出来る確率が大きく下がるだろう。 浦和戦こそ対策を練って攻略したものの、石井監督にそれほど引き出しがあるわけでもなく、一人抜けたら右往左往という姿が目に浮かぶだけに、チャンピオンシップの出場権を獲るためにはここが最大のチャンスと思う。 とはいえ、直接対決は残っておらず、あくまで鹿島は2連勝、川崎が勝ち点を削られるのを待つしかない。 自分は常々、「追う者の方が有利」という理論を信奉しておらず、どう考えても先に出ている者が有利であり、そういう根拠のない理論で構えるのではなく、不利であることを肝に銘じたうえで残り2戦に臨んで貰いたい。 ただ、わりと前に書いたように今の川崎に隙が見当たらず、福岡が10人でベタ引きで守ったとしても守り切れるとは思えない。となれば大宮に期待するしかないのだが、大宮も好順位につけているとはいえ、調子がいまひとつなようなのでどうなんだろうなあ。 まだしも、「5点差つけて勝ったら自力優勝あり」とかいう方が実現可能のように思えてしまうんだな。 なんにせよ、神戸戦も気を抜かず、気持ちのこもった試合を見せて欲しいものだ。観戦は行けなくなっちゃったけどね。

2016(1)第16節神戸(アウェー)戦

勝負強かった。それに尽きる。 セットプレーからの失点を前半のうちにワンチャンスで返し、後半開始早々に勝ち越し弾を決めて逃げ切り。会心とは言えないまでも、執念の逆転勝ち。川崎が福岡相手に引き分けたために首位浮上となった。自力V復活。 立ち上がりから、水を撒いた球足の速いピッチに苦労する鹿島はペースを握れず、神戸にずっと押し込まれていた。何度もCKを取られ、危ない場面を作られ、とうとう北本に完璧に決められて先制を許す展開。 その後も神戸の圧力の前にボールもつながらず、シュートチャンスすらなかった。しかし、前半終了間際、なんでもないボールを小笠原が縦に土居へとつけ、金崎とワンツーを決めた土居がフリーになり、1対1を振りの速いシュートで打ち抜いて同点。 正直、今日の土居はキレが悪く、セットプレーの守備からのフィードボールをことごとくキープ出来ず、味方の時間を作れずにいた。どうしたもんかなと一人で唸っていたところを、見事な一撃で劣勢を立て直した。 土居のポテンシャルからすれば全体的には物足りないが、ゲームの流れを左右する得点を決めたということでMyMVP。 前半のうちに追いつけたことが大きく、後半、水も乾いたのか球足がちょうど良いスピードになり、ギアを上げた鹿島が左サイドを崩す。 金崎とカイオで作ったチャンスでカイオが鋭いボールを中に入れ、ニアで山本がボールをスルーしたところ、ファーから遠藤が飛び込み、今季初得点となる勝ち越し弾を左足で叩き込んだ。 得点を決めた土居、遠藤も素晴らしかったが、本来なら得点を挙げたいはずのカイオ、金崎が効果的に味方を使えたことが良かったと思う。 決定機こそあまりなかったが、こうやって全員で得点を取ることが出来たのは次につながる。 にしても柴崎のプレースキックは相変わらずで・・。曽ヶ端のキックもここのところかなり悪いし、ロングボールの精度の高さも鹿島の売りだったはずだが、植田のフィードの不安定さも含めて修正が必要な点かと。 守備に関しては失点シーンは完全にやられてしまったが、流れの中からでは辛抱強くやれていたと思う。攻めている時のリスクマネージメントもやれていたし、何回かは危ない場面はあったものの、耐えられるようになってきた。永木の投入はもう少し早くてもいいようには思うが。 イエローを大量に発注する主審だったので、カイオと昌子が次節出場停止になって...

2016(1)第15節浦和(アウェー)戦

もうわりと時間が過ぎてしまったが、退院してきて録画をライブ感覚で観た。 2-0での勝利は本当に嬉しい。勿論選手は知らないことだろうが、頑張って入院してきた甲斐があった。NHKで放送があったので病院でも観ることは出来たのだが、今回は具合も悪く、病室であの試合を観ていたら同部屋の人たちには(絶叫するので)大迷惑だっただろう。 この試合のMVPは石井監督とする。選手交代に疑問が残る部分はあったり、やったのは選手たちというのは当然あるが、いつもは非難ばかりしているので今回ほど綺麗に作戦がハマった時くらいは素直に賞賛する。 何も対策がなされていなかった点が大きく改善されており、大きなところではボランチが最終ラインに入って浦和の前線にフリーの選手を作らせないようにすること。 これは同様の戦術を取る広島対策で成功していたのに、今までやらなかったのが不思議なくらいだったが、加えて柏木にもマークをつけ、大枠ではマンマークのように相手についていく作戦だったかと。 前線からのプレスは深追いもせず、かといって放置するわけでもなく、ほど良い感じに追い込みながら、パスミスを誘って奪いカウンターというしっかりした矛も見せた。 もうちょっと決定機を決めていればもっと楽になったかもしれないが、その場合浦和も更に圧力をかけて来ただろうし、終盤あれだけ押し込まれたのを思うと、バランス良く先制、中押し及びトドメを刺せたのではなかろうか。 前半、あれだけチャンスを作りながらゴールマウスに阻まれまくり、嫌な感じは常にあったが、先制出来たことで落ち着けた。後半はエンドが逆になり、根拠はないがなんとなく枠が守ってくれそうな気はしていた。実際、曽ヶ端がやらかしてしまったところを1本救ってくれたし。 先制の金崎のゴールは絶叫してしまうほど凄く綺麗な流れだった。パスカットからカイオドリブル、右に流れた柴崎、グラウンダーのクロスに金崎。 ただ、録画で観るとオフサイドに見えるが、まあ、川崎戦のぶんが返って来たというところか。対浦和で言えば興梠の完全オフサイドゴールもあるし、こういうこともある。 全体のジャッジに関しては主審がオーストラリア人ということで、余計な主観なく裁いてくれそうだったのでむしろ好都合だと思っていた。 浦和側からすればイライラの募る判定が多かったかもしれないが、鹿島側からしてもそう思うことも多く、普通、前...

2016ナビスコ予選(7)大宮(アウェー)戦

お互いに完全消化試合となり、メンバーを大幅に変更。 鹿島はレギュラー陣を休ませ、若手主体のスタメン。週末のゲームコンディション作りをという声もあるかもしれないが、怪我もあるし、一発レッドもある得るため、これはこれでいいと思う。 感覚的にはサテライトリーグ。内容もまあそんな感じで、両チームとも連携ミスや単純なミス、絶好のチャンスでのシュートミスなど、どっこいどっこいという感じ。ゲームとしては楽しめて観れたかな。 ただ、普段、出場機会のない若手選手たちは、こういう機会でアピールせねばならず、そういう意味では物足りなかった。 長期怪我明けとなったファンソッコが左サイドバックでスタメン出場し、90分やれれば今度はセンターバックで起用されるとのことだった。緊急時には左サイドバックでもやれるのでは、というくらいのプレーは出来たかと。このメンバーのなかでは捌きもパスの質も良かった。 赤崎もレベルの違いは見せたものの、決め切ることが出来ず、このあたりがどうなのだろう。赤崎のチャントは初めて聞いた。 鈴木もほぼレギュラー組なのだから、もう少しやれてもいいはずなのだが、やはり右サイドハーフのポジションが合っていないのか、良さが出ていないように見える。石井監督はどう感じているのだろうか。 前回良さを見せた垣田も、いくつも決定機があったのだがどれも決められず。ドフリーでミスショットした時はガッカリ。まだまだなんだなと改めて思った。 平戸のプレースキックも微妙な仕上がりで、チャンスにもならず。久保田、田中もそれなりで、光るものは見えず。三竿は失点シーンで完全に振り切られ、あそこはゲーム体力もあったのか、あれではダメ。 櫛引も再三のファインセーブを見せ、今日こそは無失点試合なるか、と思いきや、最後の最後に失点。あれはほとんど三竿の失点とも言えるが、波に乗れないのはこういうところか。 町田も期待は大きいが、レギュラーを奪うにはかなり遠い。失点にはならなかったが、後半は簡単に入れ替わられるなど対応に隙が多かった。青木は可もなく不可もなく。 西、土居はコンディション作りだったのだろう。怪我しなくて良かった。 ゲーム的には0-1の敗戦となり、消化試合なので結果は関係ないが、内容的にもあまり収穫のなかった試合に見えた。 やはりJ3に参戦して、若手の育成に本腰を入れてやらないと、レギュラー組との格差がます...

石井監督の手腕

セレーゾの暗黒時代が長かったせいで、石井監督に代わってからチームが激変したと錯覚していたが、冷静に見てみればそんなに変わっているわけではなく、むしろ今では上積みがなされていないように感じる。 思えば、交代直後にナビスコを獲得したことで、メガネに色がついていたのかもしれない。 よくよく考えればマイナスがゼロに戻っただけで、そこからプラスになったかと言えば微妙なところなんだな・・。 石井監督の評価で「人がいい」とかいう言葉を聞くのだが、それってあっても困らないが、大事なのはそこじゃない。 監督としてもそれなりに経験を積んだとも言える期間が経過し、何かしらの「色」というか、石井監督だからこそ勝てた、とか、選手としての才能が花咲いた、というのを見せて欲しいのだが、今のところそういうのがない。 ナビスコで惨敗したように、一歩間違えばリーグ戦もそうなってもおかしくないのだが、不思議なことに首位争いをしている。ただ、これは金崎あってのことで、どうにも貯金を切り崩して何とかやりくりしているように映り、今後のための蓄えを考えなければいけないと思う。 ・・なのだが、選手の起用法で、プラスになるどころか、足枷になっているような使い方をしているのが不安。 ナビスコ予選での西のCBはまず在りあえなかったし、個人的には左サイドバックに回すのもマイナスと思っている。 石井監督の考え方というのは、実に日本人らしいというか、なるべく短所を消すという手法に見受けられ、西の攻撃力がなくなるよりも少なくとも守って欲しいと考えたのだろう。 しかし、弱点に目をつぶってでも長所を活かさねければ、伸びるものも伸びない。 以下、自分が感じている疑問点で、これまでにもちょくちょく書いてきたが、他のブロガーさんも概ね同じようなものを感じている様子。 サイドハーフで起用されている鈴木はセンターフォワードで使うべき。 中村もサイドハーフではなくトップ下。土居はこの間、2得点を挙げたものの、本職は2列目かトップ下。 柴崎のプレースキックはやめるべきで、別の選手に蹴らせるか、柴崎を2列目に起用して永木を入れて蹴らせるか。 赤崎に関しては実力が足りないと思っているが、良さを活かすならワントップ。去年の後半、中村と赤崎が生き返ったのはこのシステムだったからと思う。 今年に入ってからはそれも消えたが、現状、赤崎のためにシステムは変更...