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開幕は大型補強対決

クォンスンテの加入で、過去最大の大型補強が完成した鹿島。 間違いなくオフシーズンの優勝と言えるほどで、いつもは浦和に譲りっぱなしのその座を奪ったことに、嬉しさよりも歯がゆい想いも勝っていて、正直、今までの鹿島とは違う方向性に戸惑いはある。 とはいえ現実問題、悲願のACL優勝、優勝賞金が大幅アップしたリーグ制覇、ルヴァン杯や天皇杯まで視野に入れるとなれば補強はやらなければどうしようもない。 これからは分厚い陣容で各タイトルを獲り、そこで得た賞金で更なる戦力アップを図るという、いわゆるビッグクラブを作るという目的へとかじ取りしていかなければならず、これも時代、と受け入れざるを得ない。 次々と大物選手を加入させ、チーム全体を底上げしていくなかでも、ユース出身を始めとする生え抜き選手が頭角を現し、実力でレギュラーを奪い取ってくれることを願う。 そんなわけで柴崎の動向は現時点で未定ながらも、大幅戦力アップとなった鹿島と開幕で対戦するのは、鹿島と同等の大型補強を行ったFC東京というのは狙ってやったことなのか、実に興味深いカードとなった。 FC東京は林、太田、高萩、永井、大久保と各ポジションに補強を加えてタレントが揃った。出て行った方も榎本、権田、駒野、高橋秀、水沼、平山とトップクラスだが、もともと選手層は厚く、鹿島との対決は、どちらがより早く新戦力を融合させたかという勝負にもなるだろう。 この対決はチームの融合力を試す意味でも是非とも勝利したいし、開幕という点においても勝って勢いをつけねばならない試合でもある。 鹿島、FC東京についでいい補強を行ったという印象があるのが、大宮、神戸。浦和もしっかりと選手を獲っているが、例年に比べておとなしく、ガンバに至ってはほぼ目立った動きはなし。 大宮は茨田、長谷川アーリアジャスール、大前と数こそ少ないが的確に補強し、昨年以上に手強い相手になりそうな予感。なかでも大前は鹿島キラーでもあるし。 神戸は噂のポドルスキ次第かとも思うが、高橋秀人、田中順也と即戦力が加入し、脅威は増すだろう。 ポドルスキに関しては、サッカーは一人でするわけではないのでこういう補強は個人的には好きではない。話題にはなるだろうが戦力として上積みになるかは難しく、フォルランのような失敗で終わるケースも有り得る。 Jリーグ発足当時ならレベル差もあっただろうが、今は日本人選手も...

クォンスンテが完全移籍で加入

クォンスンテが完全移籍で加入。 心配していた最後のピースが埋まり、とりあえずほっとしている。今のところあえてほっとしているという表現に留めるのは、まだその実力を観ていないから。 実績は勿論充分。前所属の全北現代でも活躍してACLでは優勝を果たし、韓国代表にも選出されている。 ただ、鹿島にフィットするかといえばまたそれは別の話で、コンディションも万全か不明、言葉の壁を簡単に超えられるのか、日本の生活に馴染めるのかなど未知数な点が多い。 完全移籍ということで、何年在籍してくれるかはわからないが、少なくとも1年、出来れば3年、次世代の柱となる日本人GKが育つまではやって貰いたい。 適当にお茶を濁して出たり休んだりとか、心が折れて即帰国とか、そういうのは勘弁願いたい。 さすがに川俣よりはやれるはずだと思うので、まずはニューイヤーカップから出場して連携を図って貰いたいのだが、いきなり出場出来るかどうか。このへんから出ておかないと、いきなりリーグ戦ではプレッシャーも重くなるのだが。 獲って良かった、これぞ守護神、というプレーを連発し、もしくは連発しなくてもいいが要所をしっかりと締めてゲームを勝ちに導いて欲しい。普通に実力を発揮してくれれば、昌子がある程度はなんとかしてくれるはずだから。 早くそのプレーぶりを観せて貰い、ほっと、からひと安心までは昇格させて欲しいところだ。 スペインへの移籍が進んでいる柴崎は現地に渡ったとのことで、今日を含めてウインドー締め切りまであと3日。報道では契約がまとまりそうな雰囲気だが、なんとなくまだ予断を許さない感じもある。 報知新聞の記事では1月末で契約が切れ、やはり移籍金がかからないとのことで、柴崎ほどの選手をタダで手放すことになるのはいくらCWCで潤っているとはいえ、太っ腹な話だな。 ゴネるクラブだったら色々と難癖つけて移籍金を吊り上げるたりするのだろうが、鹿島は柴崎の海外移籍を応援しているので、そこらへんに関してはあまり欲張らないのかもしれない。 新体制の発表は柴崎の移籍問題が完了してからになるのかな。

2017タイインターリーグカップ、鹿島VSバンコク・ユナイテッド

まさかこんなに早く負けてしまうとは。いくら連携がバラバラといえども守備面に関してはお粗末としか言いようがない。 ブエノがスタメン、右サイドバックに梅鉢、左サイドバックに小田と不慣れなメンバーであったとはいえ、植田が引っ張っていって欲しい。統率力の片鱗も見せられず、ズタボロにやられてしまった。 川俣はPKは仕方ないにしても、他はあっさりとやられ過ぎ。補強がない以上使って鍛えるしかないが、リーグで使えるレベルに到達するにはどのくらいの捨てゲームが必要になるか。 右サイドバックを試して欲しかった梅鉢は、最初ならあのくらいのものと個人的には甘めに及第点をつける。裏を取られたり、ポジション取りでもたついたりと初心者マークをつけてのプレーだったが、鹿島で出場機会があるとすればここくらいしかなく、勉強していくしかない。 小田は高卒にしてはやれていたがこれといったクロスはなし。思い切りの良さというか、全力を出すという姿勢が伝わる点は好感が持てる。 伊東は持ち味の縦への速さと、スピードのあるクロスが供給出来ていた。ブエノは試合勘によるものなのか、まったく良さが出ていなかった。もともと対応に隙が多いが、輪をかけてルーズだった。 このDF陣を支えなければいけないボランチの小笠原とレオシルバは、むしろ失点に加担した側。小笠原はトレーニングが始まったばかりという感じで、ここで無理される方が困るが、あれでは後ろの負担もきつかっただろう。 レオシルバも攻撃に意識が行き過ぎてFWかと思うくらいの位置でプレーすることもしばしば、一発を狙ってミスからリズムを失うプレーも多く、中盤でボールをうまく支配出来なかった。だからといって下げるばかりも問題なので、今はチャレンジ精神を買うべきところか。 プレースキックは最後に1本見事な直接ゴールが決まったが、それ以外は味方に合うものがほとんどなく、擦り合わせて向上するのか、もともとの質なのかはまだ判断がつかない。 遠藤と土居の動きは重く、小笠原同様、まだ始まったばかりというところ。金崎も決めて欲しい場面がいくつかあったが、持ち前のプレースタイルを今から発揮されても体が壊れてしまうので、このくらいがいいかもしれない。 不満が残ったのが中村。レアンドロへのパス?は流れ的にも良かったが、他にも2~3本はシュートで終わって、どれか1本は決めて欲しかった。ファーストトラップ...

ラストピースはGKのみか

たかだが1試合観ただけで気が早いが、新戦力は充分にやれそうな手応えがあった。 昨年、ほぼ日本人選手だけで戦ってきたので、外国籍選手が複数いることに多少の違和感を感じてしまったが、レオシルバ、ペドロ・ジュニオールが鹿島のスタイルに合いそうで気を良くしている。 レオシルバを獲得すると聞いた時はボランチばかり獲ってどうするのだと否定的なスタンスだったが、柴崎の移籍がもはや秒読みとなってくると話は違う。フロントの先を読んだ補強が久々に(?)当たったかもしれない。 ペドロ・ジュニオールはいくつものクラブを経由しているので、コミニケーションや起用法などで何か問題があるのかもれないが、使い方さえ間違えなければ得点力を発揮してくれそう。ただ、金崎との相性がどうなのだろうかという気はしないでもない。 レアンドロは・・最悪外れであったとしてもレンタルだしいいかなと、早くも静観モード。ドリブル、シュートにキレがないのが気になった。起用方法で揉めてゴタゴタにならなければいいのにと、今から心配している。現状ではスタメンを張れる仕上がりではなく、ベンチ待遇を我慢出来る性格には見えなかったもので。 金森は将来性もコミなのだろうが、赤崎よりも上ということを証明しなければ出番はなく、それでも腐らずにやって欲しい。2年くらいは辛抱出来れば。代表に呼ばれる永木でさえも、半年以上、出場機会がなかったくらいなのだから。 三竿雄(兄)は特別キレがあったわけではないが、計算が立ちそうなところが好評価。DAZNの荒い画質では健斗とそっくりに見えて、ちゃんと解説してくれないと混同してしまいそうだ。 ちなみにスパンブリー戦は秋田氏が解説をやっていたが、せめてどういう並びで選手が出ているかとか、交代に入ってどうなったかとかをもうちょっと説明して欲しかった。 という具合で1試合観ただけの感想で言えば、大型補強をしただけの戦力アップはあり、金崎が残ってくれればほぼ言うことなし。柴崎は本人の希望もあることだし仕方ない。報知新聞には移籍金なし、と書かれていたが、そこはお金を残していって欲しいとは思っているが。 そして、「ほぼ」の部分はやはりGK。櫛引を手放したのは新戦力のアテがあったからだと思うが、ここに来て決まっていないのは不安が募る。 噂の韓国人GKを獲得出来ればいいが、交渉が不発だった時の次善の策はあるのだろうか。それに...

2017タイインターリーグカップ、鹿島VSスパンブリーFC

それぞれのコンディション差やレベル差、連携も含めて想定通りの内容、結果だったかと。 レギュラー、サブ、ベンチ外選手の力量差が、当たり前だがかなり空いている。心配しているGKは川俣がスタメンだったが、パンチングミスから先制を許し、2失点目もあっさりと決められ、前に観た時はもう少しやれていた記憶があるが、これが実戦経験のブランクか。 韓国人GKの獲得を今も目指しているようだが、要のポジションを外国籍選手に任せるのは、移籍を含めてリスクが高いように感じているのは自分だけだろうか。櫛引も今年加入していれば間違いなく出場機会はあっただろうに。次も川俣で経験を積ますのか、小泉を試すのか。 普段はベンチ外になる田中や久保田、町田もスタメンで出場したが、現時点では田中は杉本よりも下、久保田はプレースキックは正確だが、ボールロストも多く、フィジカルも足りてない。町田は将来性を買われているが、昌子や植田、ブエノを基準に観ているので、スピードが全然足りなくて怖い。 新戦力では左サイドバックの三竿雄(兄)がソツなくやれていて、プレースキックも精度が高い。山本の負担は確実に減ることとなり、手薄だったポジションを補強出来た。新人の小田も思い切り良くやれており、今すぐには通用しそうにはないが、3番手としては助かるかもしれない。 右サイドバックは伊東がもうちょっと良さを見せて欲しいが、連携面の不安があるとはいえ、クロスも雑だったし、西の控えとしてはまだまだといったところ。梅鉢がボランチで出場していたが、ここをやれるようにしておけば、いざという時に役立つように思う。 外国籍選手はレオシルバ、ペドロ・ジュニオールの仕上がり具合が良く、Jリーグの経験も豊富で計算が立つ。特にレオシルバは柴崎の海外移籍が決まりそうな状況で、小笠原、永木にかかる負担を減らせるだろう。攻守に良さを見せ、鈴木とのコンビネーションは既にぴったり合っていた。 ペドロ・ジュニオールも持ち前の速さを発揮し、仮に金崎が抜けたとしてもそれほど攻撃力ダウンにはならないかもしれない。あとは周りとうまくやっていけるかどうか。 鈴木は一番デキが良く、もうリーグに入ってもいいくらいだった。PKを取る職人みたいになっているが、今回もペドロ・ジュニオールに譲った。リーグに入ると譲らないかもしれないが、今は友好関係を深めておいた方が、試合中もパスが回ってく...

とりあえずDAZNをやってみた・・とYouTubeふうのタイトルをつけてみた

先に断っておくと、先行して情報を提供して下さっている方々よりも役立つ情報はないだろうと思うので、そこらへんはご了承下さい。 契約・・というかDAZNの場合は登録ということになるのか、DAZNのホームページからやってみた。 それ自体は凄く簡単、名前とメールアドレス、自分で考えたパスワードを入力し、次にクレジットカードの番号と使用期限、あとは裏面に記載されている3桁の番号まで入力すれば完了。すぐに視聴を開始出来た。 実はこれ、後から偶然知ったのだが、架空のメールアドレスでも登録は出来てしまう。 というのも自分の単純なミスで、メアドの途中のアルファベットひと文字を飛ばして入力してしまい、そのまま受付されてしまったのだ。 普通こういう登録をする時は、一旦メアドだけ入力し、送られて来たメールから再びサイトを開いて登録作業に移るというのが一般的な流れだと思うのだが、そこをすっ飛ばしているため起こってしまう現象。 架空のメアドのまま利用することのメリットはないと思うが、デメリットの方は多く、その後は「メールアドレスを忘れた場合」という項目から何度かやり直して正しいメアドに登録し直し、無事にメールも届くようになったが、あのままだとどうなっていたのだろう。 クレジットカードの架空登録はさすがに出来ないだろうし、やったとしても請求の段階でオオゴトになるからやってはいけないと思うが、このへんちゃんとチェック機能は働いているのだろうか。 日本のサイトはプレゼントのための簡単登録でさえもメールのやり取から登録が始まるのだが、海外はこれがスタンダードなのか、色々と心配の種を尽きさせてくれない。 懸念しているサードパーティのcookieは効果があるかわからないが、一応ブラウザの設定から、「サードパーティのcookieとサイトデータをブロックする」を設定しておいた。パソコン詳しかったらいいのにな、と自分の不勉強を嘆いている。 続いて視聴。ライブで放送していたサッカー中継を追っかけ再生してみたが、ちゃんと出来た。 ただ、試合を選択するといきなりライブの状況から始まってしまうので、ボリュームをオフにしてから画面をなるべく見ずに、試合経過を表すバーをマウスでぐりっと最初の方に戻してからボリュームをオンにしないと試合経過がわかってしまう。 これは何度か試してみたのだが、ライブでやっているやつを追っかけ再生...

昌子が選手会長、鹿島と欧州上位クラブのマッチメイク、タイインターリーグカップDAZNで放送

【昌子が選手会長】 今季、昌子が選手会長となり、副会長には植田と三竿健(弟)を自ら指名したとか。 昨年末には移籍話もちらっと挙がっただけに少し心配もあったが、選手会長を引き受けるということはしばらくは鹿島でやってくれるとのことだろう。 昌子は鹿島では珍しく積極的に意見を発して行くタイプで、メディアの対応も良く、いい人選だと思う。ゲーム中だけでなく鹿島の柱となって欲しい。三竿健(弟)が副会長というのもいいね。 【サマーブレイクで鹿島が欧州上位クラブと対戦】 今季から設立したサマーブレイク期間(7月15日~23日)に、Jリーグが遠征費などを全部受け持って欧州上位クラブを招聘し、Jリーグ上位の鹿島、浦和と対戦させることが決まったとか。 すでに浦和は香川が所属するドルトムントとの対戦で最終調整に入っているとのこと。鹿島の相手は今のところ未定だが、欧州上位クラブと対戦して経験値を得れることは有難い話。 何より数億円かかる費用を全部Jリーグが受け持ってくれるのが大きい。DAZNとの大型契約でお金があるからというのが理由だが、賞金の大幅増額といい、DAZNに乗っかり過ぎなような気はするが・・。本当に10年ちゃんと面倒見てくれるのだろうか。 アテにしてガンガンお金使ったところで、やっぱり10年は無理でしたとかなったら危ないような。 そこのところはうまくやってくれるように願うしかないが、鹿島にとってはレベルアップのチャンス。夏場でレギュラー陣がヘバっている可能性もあるが、いい機会なので経験をしっかり積みたい。 【アジアチャレンジinタイインターリーグカップ、DAZNで生中継が決定】 こちら<a href="http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/game_info/58184" title=" 別ウインドウが開きます" target="_blank">オフィシャル</a>。 ブロガーさんの皆様の方が情報収集が速かった話だが、そこは正式発表のために正確を期したと思っておくことにして、DAZNで生中継が本格的に決定。 放送するとあらば是非とも観たいところなのだが、前にも書いたように生中継で観れない用事があり、見逃し配信とかやってくれるのだろうか。もうちょっと様子を見てみる...

2017シーズンのルヴァン杯変更点

ルヴァン杯での変更点がふたつあり、ひとつめは昨日触れた「若手枠」の件。 決勝を除いて、21歳以下の選手を1名以上スタメンに含めるとのこと。以前はリーグ戦にも適用というようなことを言っていた気もするが、今のところ確認しているのはルヴァン杯だけの様子。 若手枠には例外があり、 (1)対象選手1名が日本代表試合または日本代表活動(A代表、U23、U20)に召集され、試合日に不在の場合。 (2)対象選手が試合エントリー後に怪我等のやむを得ない理由により出場出来ない場合。 ・・は、出場義務を負わないとのこと。召集される選手がレギュラー組でなくも適用なので、そこらへんどこまで育成に効力があるかは疑問なところか。 もうひとつは、グループステージとノックアウトステージの間に「プレーオフステージ」が新設され、4チームがACLグループステージに参戦する場合、ルヴァン杯グループステージ各2位と3位が対戦し(たすきがけ)、いずれかがノックアウトステージに進出。 ACLグループステージに参戦するのが3チームの場合、各2位と4位(たすきがけ)、3位同士が対戦し、勝者3チームがノックアウトステージに進出。 昨年は7チームの上位2チームが進出だったのだが、終盤の消化試合が多くなったため、3位あるいは4位にも希望を持たそうという狙いの模様。4位まで可能性って逆に広過ぎる気もするが。 昨年の鹿島でも4位なら最後まで希望があったのか? 今年は予選免除確定なので、凄く助かる。天皇杯もそうだが、ACL出場の恩恵はかなりある。 日程はグループステージが3月15日(水)~5月31日(水)、プレーオフが第1戦6月28日(水)、第2戦7月26日(水)。 鹿島が登場するノックアウトステージは準々決勝第1戦8月30日(水)、第2戦9月3日(日)、準決勝第1戦10月4日(水)、第2戦10月8日(日)、決勝・・調整中って、そうなんだ。 ACLを順調に勝ち抜いて、代表にも複数名の選手が呼ばれるようになったらやりくりは大変そうだが、タイトルを獲れるだけの戦力は充分にある。トーナメントの戦い方も石井はたくさん経験を積んだだろう。 勿論、狙うべきタイトルのひとつである。

2017シーズン外国籍選手のルールは登録4+1、ベンチ・出場は3+1で決まり?

2017シーズンの外国籍選手のレギュレーションは「登録数は4プラス1(アジア枠)」のようだが、ベンチ入りと出場枠は従来通りの「3+1(アジア枠)」と思っていいのだろうか。(注:細かく言えば在日枠とかもあるが割愛)。 鹿島も積極的に外国籍選手を獲得し、あとはアジア枠で韓国人GKを狙っているとのことだが、ブエノ、レオシルバ、ペドロ・ジュニオール、レアンドロの同時出場はないということだろう。 まあ、累積や怪我、コンディション不良もあるので、あとはモチベーションの管理を含めて監督の手腕次第。どのみち外国籍選手ばかりになると、それはそれで冷めてしまう。 ACLも同様のルールか不明だが、ACLはむしろ資金力のあるクラブが多く、枠はそのままの方がいいのかもしれない。 枠と言えばW杯の本戦出場枠が2026年から、32から48に拡大することが決定とか。そこまで広げてしまうとレベルの低下が本格的になるだろうし、日本は本戦出場機会が大幅に増えてラッキーかもしれないが、最終予選の激戦を戦えないとなればレベルの底上げという点ではマイナスな気がする。 読売新聞の読者投稿欄では、「枠が拡大って、ゴールの枠?」というなかなか面白いネタがあって、想像してちょっと笑った。 話が逸れた。 あと、外国籍選手登録枠の話の時に、「若手枠」と呼ばれる「21歳以下の選手1名を起用」という話もあったような気がしたのだが、記憶が定かでなかったので調べてみた。 どうやらルヴァン杯の決勝以外の試合で義務化されるとのことで、決定事項なのかはわからないが、色々と条件があるが、基本的には21歳以下の選手を使わないといけないらしい。ルヴァン杯の変更点については後日にまとめるとして、鹿島で言えば鈴木、三竿健(弟)、町田あたりがいるので問題ないかと。 ちなみに三竿健(弟)と表記しているのは、(弟)だけだと下の名前を忘れそうなので自分のために。 もうひとつ枠つながりで言えば、以前に少しだけ書いた登録上限数。誰か詳しい人の解説がないかと期待していたがなさそうなので、多分これのはずというものを書いてみる。 A契約が原則25人までで、最低人数やらは飛ばすとして、これプラス人数制限のないB契約や、所定の出場時間をクリアしていない者らのC契約。他、2種登録や特別指定選手などのアマチュア契約。 25名枠には外国籍選手も含まれる。アマチュア契約やC...

J3のU23に参戦を望んでいるが厳しそう

2016シーズン、J3に参戦したJ1クラブのU23チームの成績は以下の通り。 16クラブ中、9位がガンバ、10位がFC東京、12位がセレッソ。上にも下にもならない絶妙な位置取りに収まった。 今年も続行か他のクラブが希望しているかなどの情報がまったく拾えないので、昨年と同じということなのだろう。 知らなかったが、J3に参加するには入会金500万、年会費1000万の参加費をJリーグに納入することが必要とのこと。 ちなみに優勝すれば500万円、2位250万円。昇格資格は有さないが、成績下位の場合、入れ替え戦があれば実施される。(昨シーズンの話)。 金銭面で言えばプラスにするには難しそうで、会場の確保やら遠征費などを思えば、入場収入などを含めても賄えないだろう。 しかし、金銭では換算できない若手の実戦機会というメリットが得られる。いい制度だと思っていて、もっと参加希望クラブが溢れると読んでいたのだが、あまり人気ではなさそうで話題にもならない。 クラブ自体の登録上限が決まっていて、リーグの他、鹿島はACLも参加となれば、怪我人、疲労もろもろを考えてU23まで回して行ける余裕はないのかもしれない。 昨年はレギュラー組とサブ組の格差が大きく、最後は少数精鋭で戦わざるを得なかったが、若手に経験を積ませておけばもう少しやりようもあったのではとも思う。 今でもJ3のU23に参戦は希望しているのだが、サテライトリーグは1勝4敗、1中止という散々な成績。サテライトは今年もやるのかわからないが、このままでは若手の成長は期待出来ないかもしれない。 手元に置いて鹿島イズムを浸透させていた方向から、大型補強を行って若手はレンタルに出すという路線に変更したみたいだが、レンタルは実戦機会が増える半面、帰って来ない可能性もあり、リスクも高い。 選手側からしても、レンタル先でレギュラーをつかみ、残留を希望されるとしたら残りたくなるのも心情というもので、これから先は補強して補っていくスタイルになるのかな。それでも鹿島らしさというのは失わないで欲しいが。 というわけで現在残っているメンバーで、U23主力スタメンを組んでみた。 小泉、伊東(OA)、町田、ブエノ、小田くん、三竿健(弟)、久保田、田中、梅鉢(OA)、金森、安部くん。 ・・無理だな。控えがいない。 若手は自力で頑張るしかない。練習で色々と吸収するしか...

レアンドロが期限付き移籍で加入、ニューイヤーカップ今年も開催

SEパルメイラス(ブラジル)からレアンドロが期限付き移籍で加入。 ポジションはMFとFWということで、前にも書いたようにペドロ・ジュニオールと役割がかぶる。土居や鈴木も同様で、同じタイプばっかり揃ってしまうことになるのだが・・。 写真でちらっと見ただけだが線の細そうな感じで、どれだけ働いてくれるんだろうかなあと、今のところ疑いの方が大きい。実際、観てからの判断になるかと。 オフィシャルによればレンタル期間が書いていないが、ドタバタなのでとりあえず加入だけ決まったということなのだろうか。 あと、タイ遠征の大会概要とニューイヤーカップの大会概要も発表。 アジアチャレンジinタイ インターカップ大会概要によれば、参加するのが鹿島、マリノス、バンコク・ユナイテッド(タイリーグ2位)、スパンブリーFC(同リーグ10位)。Jリーグとタイリーグ同士の対抗戦方式らしい。 試合は24(火)16:00、スパンブリーFC、26(木)16:00、バンコク・ユナイテッド。時差が2時間とあるが、16:00というのは現地時間のことかな?だったら日本は18:00らしいが・・よくわからない。 タイ中継Trueとあるのでここで放送するのだろうが、どうやって観るのかもさっぱりわからない。いつもの通り詳しい方が説明してくれるのを待つとしよう。THE他力本願。無理なら練習試合みたいなものだし結果だけかな。 やるのかどうかわからなかったが今年も開催。DAZNの冠がついているのでメインスポンサーなのかな。 2月2日(木)14:00、Vファーレン長崎、2月4日(土)14:00、横浜FC、2月6日(月)14:00、アビスパ福岡で4チームの総当たり。 水戸とのプレシーズンマッチの発表がまだだが、タイ遠征から続けて早速連戦となる。キャンプの期間も短く、実戦で仕上げていく形になるのだろうか。 時差合流になっているので、タイ遠征はサブメンバーが軸、ニューイヤーカップでレギュラーメンバーを織り交ぜ、ゼロックスあたりでメインを決めるという感じがベストな路線か。 ニューイヤーカップはDAZNで放送してくれるとのことなので、一応、2月1日から契約しようと思っている。 ただ、スカパー組だった皆さんが同じように考えているとしたら、月初というのもあって、もしかしたらうまく契約出来ない可能性もある。 いくつかの鹿島系ブロガーの方々が先陣を...

杉本が徳島に期限付き移籍、あと岩政や闘莉王

杉本が徳島に期限付き移籍。おそらくそうなるだろうと思っていたし、納得の人事。 杉本は左利きのドリブラーで遠藤に似ているが、若干タイプが違う。 遠藤はタメが作れるし、パスで崩すのもうまい。裏を取る動きや駆け引きもトップクラスだが、杉本はどちらかと言えばマリノスの斎藤に似て、自分で仕掛けてゴールまで持って行くタイプ。 ただ、今はまだ経験が圧倒的に足りず、ドリブルの成功率も低く、シュートの精度もいまひとつ。周りとの連携も噛み合わず、フィジカルも足りていないので強く当たりに行って逆にファウルを与えてしまうなど。レギュラーで使えるメドは立たず、サブで出ても展開を変えるだけの力はない。 まずは実戦経験。大型補強を行った鹿島で杉本が出られる機会は少なく、1年をサブで過ごすよりは、レギュラーの可能性がある徳島で自分を磨く方が自身のためになる。 徳島との話がまとまったということはチャンスがあると思うし、ここで1年通して出られないようでは鹿島でも出場機会はない。心機一転、がむしゃらに頑張って欲しい。 貴重な左利きのドリブラー。タイプは違うとはいえ遠藤の後継になって貰いたい人材で、素質を開花させて戻って来て貰いたい。2年は揉まれた方がいいかなと踏んでいるが、そうなるとそのまま旅立ってしまう可能性もあるかなあ。こればっかりは仕方ないが。 杉本がレンタルということは、中村は残る方向で進んでいるのだろう。さすがに2列目が寂しくなってきたもので。 話は変わって岡山を退団した岩政。 報知新聞によれば関東1部の東京ユナイテッドFCに選手兼コーチの契約で加入したそうだ。上から5番目のカテゴリーとのことなので、次にJFL、その次にJ3を目指すということなのだろう。 岡山では残念ながら昇格という目標を果たせなかったが、様々なキャリアを積んでいる。屈強なフィジカルに似合わずと言ったら失礼だが、もともと頭脳派で、色々なことを考えながら動いている。 いずれ指導者になるのだろう。前にも書いたが、その時は是非、鹿島に戻って力になって欲しいと願っている。 あと、闘莉王。 J2の京都に加入とのことで、地元としては嬉しい話。 昨年、惜しくもJ2に降格してしまったが、崩壊しかけた名古屋を一時立て直したほどの統率力を持っている。 京都はJ2に落ちてから、勝負どころで負け続けて一向に昇格出来ない。一本、芯を通し、勝利への哲学を...

ファブリシオの期限付き移籍期間が満了、平戸が町田ゼルビアに期限付き移籍

期限付き移籍していたファブリシオが契約満了。 天皇杯後の本人のインタビュー通りで驚きはないが、噂ではポルティモネンセ側(ずっとポルティモンセだと思っていた。ネが抜けていた)が復帰を希望したとのことで、鹿島側からは延長の話もあったとも言われているが、どこまでが本当だろう。 カイオの移籍で慌てた鹿島の足元を見られて、(高く?)押し売りされた印象がどうしても拭えず、今季もし契約延長になっていたとしても、外国人選手枠を使ってまでのメリットが得られたかどうか。復帰を希望というのも向こうの駆け引きだったかもしれない。 ファブリシオは元代表監督の岡田氏の評価が高く、攻撃に専念するようなチーム戦術、たとえば甲府とか、攻撃に重きを置ける広島やガンバのトップならあるいはもっと得点を取れたのかと思わなくもないが、 天皇杯での活躍は認めるものの、守備のセンスがまったくなく、フィットした感じはない。「天皇杯の優勝に貢献してくれた」、というプラスのイメージがまだしも勝っている今のうちにサヨナラした方が、お互いにとって良かったと思う。お疲れさまでした。 MFの平戸がFC町田ゼルビアに育成型期限付き移籍。 今の鹿島では明らかに出場機会はないだろうし、レンタル移籍で実戦を経験する機会が増えるのはいい。 ただ、移籍したからといって即ベンチ、レギュラーとして使われるわけでもないだろうし、まずは町田に求められる活躍を示し、試合を通してしっかり成長して貰いたい。 いずれ鹿島の戦力になることを願っている。 それにしても平戸も育成型なのだが、基本的にこの年代は全部そうなるのだろうか。 あとはレンタル復帰の梅鉢や出場機会のない田中、久保田、伸び悩んでいる杉本、よそで力を試した方がいいかもしれない赤崎あたりに何か動きがあるだろうか。中村は石井体制では、放出はないと思うが。 杉本は今のところ鹿島でこれといった実績を残しておらず、ここらでレンタルもありかと思うが、豊川が復帰しなかった今季、2列目は微妙に足りなくなる感じがしないでもない。 出すもアリ、出さぬもアリ。鹿島と杉本、どちらにもプラスになるような道を行ければいいかと思う。

櫛引の期限付き移籍期間、ファンソッコの契約が満了、開幕はホームでFC東京と

更新がしばらく空くかと思いきや、さっそくアップになってしまった。この調子だとちょくちょく情報があるかも。 まずは櫛引。天皇杯で優勝杯を掲げたことや韓国人GKの噂など、予想はしていたがレンタルが終了。 櫛引にとっては五輪イヤーでもあり、期するものがあっただろうが現実は厳しいものになった。 少なくとも半分くらい試合に出られていたら、残ってレギュラーを目指せたかもしれないが、出場機会もほとんどなく、このままでは将来的な展望も見えない。たとえ残ったとしても今度はベンチ入りも難しくなる。 ナビスコ予選でもう少しアピール出来ていたら違ったのだが、あの時はDFラインもレギュラー組ではなく、巡り合わせも良くなかったかもしれない。 清水に戻って即レギュラーは厳しいだろうが、出場出来なかったとはいえタイトルをふたつ獲ってCWCで2位になった鹿島での経験は活きるはず。頑張って貰いたい。 鹿島的には、今度こそ当たりのキーパーを獲得出来るのだろうか。後半、曽ヶ端も若返りの秘法(?)により往年のセーブ力が戻ったが、今年は年齢もあるし、そこまでは望めない。外れた場合はちょっと怖いことになるな。 ファンソッコの契約満了も発表。 CBの控え、緊急時の左サイドバックとしてはいれば助かる選手だが、アジア枠、年俸なども含めて考えた場合、残すという判断は下せなかったのだろう。 個人的な評価としてもいると助かるが、あくまで3番手4番手の評価であり、町田やブエノの成長を期待するならば手放すのもやむなし。日本人枠だったら充分ありだろうが、それでも青木のような扱いになるだろうし、契約満了は妥当かと。 ただ、在籍した韓国人選手のなかでは一番貢献してくれたとは思っている。お疲れさまでした。ファンソッコならば次の契約先もすぐに見つかるだろう。 櫛引、ファンソッコのアジア枠開放とくれば、噂の韓国人GKはアテがついているということなのだろうか。これについては決まった時にまた書くとする。 開幕戦がホームでFC東京と対戦、との報道もされている。 このところ開幕はずっとアウェーだった印象なので、ホーム開幕は久々な気が。 相手がFC東京とのことで、リベンジに燃える大久保の移籍先。 FC東京は大久保以外にも元名古屋の永井や、鳥栖のGK林が加入し、海外から大田も戻って来る。去年のガンバのこけら落とし戦といい、いきなり強豪をぶつけてくるの...

2016シーズンMyMVPは大黒柱、昌子

新シーズンに向けて移籍情報も出ていて、年も明けたことで2016シーズンの話は遠い昔のように感じてしまう。 天皇杯を2~3回戦で負けてしまうここ数年だと、この手の話は年内に書き上がってしまっていたのだが、元日まで試合記事を書けるとは。 なんだったら天皇杯決勝の記事を重箱の隅を突くようにあと3回くらいはいけるのだが、まあ、それはやめておこう。 というわけで本題に入る。 MyMVPについては自分でカウントしているぶんがあり、そのランキングでは金崎がトップになる。 当然、そのまま金崎がMVPでもいいのだが、どうしてもFWはポイントを獲り易いという側面があり、また、金崎はセカンドステージで失速したぶんを加えると、常に安定していた昌子が上回るとの判断。 鹿島は伝統的に攻撃よりも守備が堅いというイメージが強いが、ここ数年は攻撃色の方が前に出る感じがあった。 なのだが、CSからCWC、天皇杯の戦いぶりは、堅い守備からのカウンター、先に点を取ったら崩させないというお家芸である勝負強い試合運びが復活した。石井の手腕とも言えるのだが、これを実現させたのが昌子率いるDF陣。 勿論、中盤での永木のプレスや曽ヶ端のセーブもあってのものだが、昌子はその中心にどっかりと腰を下ろしていた。 元々逸材とは言われていたものの、そう言われて埋もれていく選手を幾人も観てきたため、昌子に対しても同じ思いはあった。 鹿島に入団して6年。代表候補になりはしつつも、レギュラーを獲るにはギリギリのラインといった感じだったが、12月から元日まで、一気に才能が開花した。(もっともこれは昌子に限った話ではないのだが)。 対人能力は無論のこと、カバーリング、インターセプト、空中戦、リーダーシップと今や海外組も含めてナンバーワンを張れるまでに成長した。かつては1試合に1度はあったポカもなくなり、安心して観ていられる。 フィードの部分や、攻撃時のセットプレーに課題を残すところがあるが、稀に見せる持ち上がりからのロングシュートは鋭いものがあり、いずれは攻撃力も備えたCBになれる可能性も秘める。 鹿島の「3番」としては今までとは違って走れるCBだが、魂は見事に受け継いだと言えよう。もしかすれば歴代ナンバーワンと言ってもいいかもしれない。 大黒柱、昌子のシーズンMyMVPは納得して頂けることかと思う。2番手以降となると混戦になるので、...

第96回天皇杯決勝、川崎戦その2

金崎が体調不良でベンチ入り出来なかったものの、スタメンを伊東→西、中村→遠藤に変更。ここまで来たらコンディションの整っている選手の方がいないという状態で、まさに総力戦。 昌子は歯茎まで欠けていて食事も満足に取れず。山本は前試合で左足の怪我(実況は膝と言っていた)。柴崎、遠藤、西は体調不良明け、土居はほぼフル連戦。小笠原もベテランなのに走り続けている。比較的、出場時間の少ない赤崎も金崎の代わりで連戦。 植田、永木のフィジカルファイターがなんとか走れていた感じだが、特に永木がいなければ中盤の運動量が圧倒的に足りていなかっただろう。 序盤からプレスもかからず、川崎ペースでボールを回されていたが、最後のところを凌げていたのはまさに経験値。世界と戦った経験が、川崎相手にボールを持たれても慌てることなくやれた要因かと。 川崎側からすれば1-1で小林が抜け出したシーン。切り返して左足で打ったシュートがポストに当たったところが最大のチャンスだったか。それ以降は、そこまで危ない場面はなかった。 鹿島も2-1とリードして以降、ダメ押し出来るチャンスが3~5度くらいあったが、キレの良かったカウンターは影を潜め、数的優位を潰したり、バー、ポスト直撃で阻まれたりと決め手を欠いた。 変に時間を持つと考えて手数が多くなるのが原因かと思うが、マリノス戦で決まったカウンターのように、ワンタッチでダイレクトにつないだ方が決まり易いのかもしれない。ただ、それをやってボールロストした場合はカウンターで大ピンチになるが。 まあ、むしろ3-1で2点差になったら油断して、一気に失点するパターンも有り得ただけに、結果的には2-1だったことで緊張感を保てたのかもしれない。 時間を使う、いわゆる「鹿島る」のが以前に比べて上手にやれていないのは、技術的なものなのか、精神的なものなのか。マルキーニョスのキープ力が尋常じゃなかったという説が有力だが、もうちょっと時間を稼いで欲しいと思うことは何度かあった。 交代策は石井の方はフィジカル面であれしかなかったという感じ。山本の代わりでファンソッコがいけるかと考えていたが、こういう大舞台になればさすがに本職ではない部分がモロに出る。攻撃面では割と参加出来ていた方だが、守備面では不安がつきまとっていた。山本をスタメンでいったのは正解だっただろう。 赤崎から鈴木も、鈴木のジョーカー的...

レオシルバが完全移籍で加入、高崎が松本山雅へ完全移籍

天皇杯の話は回またぎにするとして、移籍関係。噂通りに新潟からレオシルバが完全移籍で加入。 松本山雅にレンタル中の高崎がそのまま完全移籍。 高崎は鹿島では活躍出来なかったが、松本ではプレースタイルが合ったのか得点も量産。向こうにも求められての移籍なのでメリットの多い移籍だろう。鹿島へのリスペクトはある、と気持ちのいいお別れとなった。 補強の方は話に出ている件が着々とまとまり、11人まるごとターンオーバー出来るだけの戦力となりつつあるが、石井がうまく使いこなせるかどうか。 ここまで補強して勝てませんでしたは通用しないが、なんといっても実績で言えば2015シーズン、ナビスコ杯(現ルヴァン)優勝、2016シーズンはファーストステージ優勝、リーグ優勝、CWC準優勝、天皇杯と数えれば輝かしいものがある。 逆にタレントが揃ってサブに回る選手の人心掌握なども含め、やってみなければわからない面は大きいが、今度はゴタゴタが起きないくらいどっしりと構えてやって貰いたい。 来季は1シーズン制。ダメだった時の切り替えタイミングが難しくなるが、出来ればそういう話にならないくらいの成績を期待している。 最低でもタイトルひとつがノルマとなろう。一番欲しいのはACL。優勝して、CWCで今度はてっぺんまで登りつめたい。 怪我人が多かった2016シーズンの反省を活かして何かしらの策も講じて欲しいが、まあ、これだけ選手が揃っていたら、たとえ怪我人が出てもやりくり出来そうな感もある。 他、ブラジル人MFレアンドロ(この名前多いな)に獲得オファーを出しているそうだが、スピードとテクニックが売りの小柄な選手。 鹿島はこういうタイプばかり集めたがるが、バリエーションを増やすためには真ん中で体を張ってキープしてくれる、フィジカルの強いセンターフォワードが必要だとずっと前から感じている。あるいは生粋のストライカーで、得点王を狙えるバリバリのフォワード。 同じタイプばかり揃えると誰が出ても同じシステムでやれるメリットはあるが、相手に研究された時や困った時に対応出来ないという、戦略・戦術の幅が狭くなるデメリットの方が大きく思う。高さがないのも国外で戦う際の不利。 それとも高さという要素があると、かえって混乱するのだろうか。 韓国人GKの件も前にも書いたが、韓国人イコール日本人GKより上、というわけでもないだろうし、ちゃん...

第96回天皇杯決勝、川崎戦、優勝

勝ちましておめでとうございます。噛んじゃいました。あけましておめでとうございます。 川崎のリベンジマッチを受けて立ち、難攻不落の壁として立ち塞がる鹿島。延長までもつれ込んだ時にはCWCのことがちらついたが、先にリードしてそのまま逃げ切り延長120分での2-1勝利。 クラブ19冠目、天皇杯5冠目。柴崎の言葉通り、シーズンラスト、そして今年の始まりとして最高の結果を出せた。 ここで勝つのと負けるのでは雲泥の差があり、逃していれば次のタイトルは随分と先。勝てたことは誇りだし、サポとしても本当に嬉しい。おめでとう。ありがとう。 ゲームは序盤からお互い闘志をぶつけ合い、激しくぶつかった。どちらにも退場者や怪我人が出なかったのは何よりと言える。 攻める川崎に受ける鹿島。この1ヶ月、よく見る光景のなか、いくつか決定機を作られるがゴールを割らせず。最後までボールに食らいつく集中力が今日も光っていた。 耐えた前半、終了間際に遠藤の右CKから、山本が後ろに下がりながらの難しいヘッドを左に入れて先制。 山本は前の試合で足を痛めて出場も危ぶまれていたが、先制点まで上げてくれた。前半でファンソッコと交代したのは、折り込み済だったのだろう。 遠藤のCKも完璧。あれだけ速くて鋭いボールは1年を通してそう何度もなかったが、その後もバーやポストに直撃する惜しいチャンスを演出し、突然プレースキックの精度が上がって驚いている。 後半、三好を左サイド(川崎側)に入れて攻撃を活性化してくる川崎。ファンソッコが入った鹿島の左サイドががふわふわして全体が落ち着かず、中盤でボールを持たれて縦パスが入り、昌子が喰いついたところをスルーされて、ぽっかりと空いた後ろに小林。 ファンソッコの対応が遅れたとまでは言わないが、前に入られて強くは寄せらず、しっかり決められて同点。山本だったら前に入れていただろうか。12月に入ってからの鹿島は完全に破られたところを体を張って守っており、勿論、昌子が裏を取られたことが最大の原因だが、ファンソッコのプレーも弱かった印象。 1-1になって俄然盛り上がる川崎に、鹿島は連戦の疲れからかプレスもかからず流れは向こうだが、鹿島も粘りを見せ、勝ち越しを許さぬまま延長戦へ。 石井の采配は山本→ファンソッコから、赤崎→鈴木と予定通りの交代後、ピッチレポーターによればカードを貰っている小笠原か、体調の...