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新潟戦、追記

中村とレアンドロが中に入り過ぎているのは作戦か?と訝ったものだが、翌日の報知新聞の大岩のコメントによればそうではなく、ハーフタイムで外に開くように指示したとのこと。 そりゃそうだとも思うが、指示されるまでもなくゲームの流れでそのくらいは自己判断して貰いたいものだ。 土居もキレがなく、確かに動かない中村やレアンドロ、ペドロ・ジュニオールも問題だが、ボールを受けてもロストすることの方が多く、持ち味である気の利いたプレーは出来ていなかった。やっぱりフィジカルが回復してから使うべきなのでは。 中村、レアンドロの同時起用は遠藤がいない場合の非常手段としては仕方ないが、大岩のこだわりなのだろうか。 前の選手がそういう状態なので後ろからパスも出しづらかったと思うが、三竿健(弟)だけではなく小笠原の動きも遅く、どうやって崩すかのイメージも共有出来ていなかったように見えた。 プレスをかけられた時に下げるしか手段がなく、誰かがフォローに向かうとか、誰かに当ててはがすとか、そういう方向性に梶を切っているはずなのだが、90分の中で何回そういうプレーが見られただろう。 柏、ガンバ、FC東京は7月に対戦したチームとは段違いのプレッシャーをかけてくるはずだし、これまでのようにやっていたら前半で勝負を決められてしまいかねない。 そのあたり遠藤と金崎はプレー強度が高く、金崎はサイドで受けてくれるので前線に活気も出る。フルに出られていないのは怪我が完治していないからだと思いたいが、結局はレギュラーメンバー頼みになるのだろうかね。 西の不調も気にかかった。簡単なミスも多く、心なしか元気もなかった。山本が活発だったので目立たなかったが、どこか具合でも悪いのかと疑うようなデキ。1週間で立て直せるか。伊東もレベルを上げてきているので、あまりうかうかはしていられない。 ペドロ・ジュニオールはとりあえず得点を挙げているうちはあれでヨシとする。だとすればレアンドロも同じだけ得点を挙げているのでは?と言われるかもしれないが、動かないのが二人いるのは辛い。 結果的に、まあ、よく勝てたなという他ないが、先にも書いたように上位相手にあれで通用するとは思わない方がいい。柔軟な選手起用を求む。 あと、敵ながら山崎亮平のスタミナには驚かされた。最後まで走れていたし、ボールもほとんど収まるし。あれくらいがむしゃらにやってくれると見...

2017第16節新潟(ホーム)戦

ペドロ・ジュニオール、土居、レアンドロ、中村というセットが大岩は好きなようで、「大岩バ○ューセット」と名付けようかと思ったら商標登録されているようなので却下。 前半グダグダ、後半修正して2得点での勝利。違う切り口で勝利を飾れたが、やはり相手に助けられているという印象は拭えない。 前半2~3度決定機を作られ、あそこで失点していれば逆転出来たかどうか・・。 後半になっても新潟に押されている雰囲気の中で得たCKを小笠原が蹴り、山本が力強いヘディング。こぼれたところをペドロ・ジュニオールがしっかりと押し込んでようやく先制。 やっとひと息つけた。 ここからは交代枠をうまく使ってゲームを掌握して欲しいと思ったが、消えているレアンドロ、中村を代えずに我慢。 正直、これで追いつかれたら下策中の下策と見ていたが、中央で受けたペドロ・ジュニオールのスルーパスが通り、レアンドロがワンタッチ目こそ流れたものの右足で浮かせてGKを抜き、鮮やかに追加点。 おみそれしました。 ただ、そこまで我慢したのに3枚目を切り、あの時クォンスンテがかなり右足を痛めていたようなので、安全を考えるなら様子を見るかきっぱりと曽ヶ端に代えても良かった気がする。 ラスト、左足でキックしていて試合後も足を少し引きずっていただけに心配。 そしてレオシルバの復帰で当たり前のようにブエノが弾かれてしまったが・・。先のことはちゃんと考えてあるのだろうか。不安の方が大きい。 土居のスタメンも微妙で今日もボールが収まらず、金崎は怪我の具合が良くないのだろうか。ベンチを外れた鈴木や永木のモチベーションも大丈夫だろうか。 大岩セット(仮改名)が文句のつけようのないくらいの破壊力があるならともかく、上位陣に通用するのか。結果は出ているのでそこは認めるものの、不安定な時間帯が長く深く、評価は前にも書いたように上位3チームに通用してからにする。観ているぶんには厳しいと言わざるを得ない。 序盤の15分あたりで負けを覚悟したくらいで、まさか無傷で終われるとは思ってもみなかった。 ペドロ・ジュニオールがいい具合に消えながらも決定機を決め始めてくれているので勝っているいるが、不発のまま終わることも多いのでそればかりに頼れない。 速いサッカー、というわりに動いている選手が少なく、ボールを追い越す動きもなく、パス交換で相手を崩す場面もほとんどない。前半...

上位混戦、勝ち点差が肝になりそうな予感

現在、鹿島、ガンバ、川崎、浦和のACL組が1試合未消化の暫定順位ながら、鹿島は1試合未消化で、首位柏から勝ち点差4離されての4位。2位セレッソとは勝ち点差2、3位ガンバも鹿島との対戦未消化で勝ち点差1。 未消化のガンバ戦を勝てば柏と勝ち点差1だが、負けても4差(負ければガンバとも4差になる)。 しばらくゴタついた割には離されずに済んでいる。 序盤、神戸が抜け出したが低迷、代わって浦和が台頭するもこちらもおそらくACLもあって低迷。今は柏とセレッソが抜けて来ているが、前節引き分けて少しだけストップした。 鹿島にとっても願ったりの混戦模様となり、優勝するための上位グループに留まれている。ただ、混戦ということは連敗すれば二桁順位になることもあるわけで、甘い気持ちを持たずに上を目指して欲しい。 一方、気になっているのは何回か前の記事でも書いたように、得失点差。鹿島は現在5。トップの柏は9なのでこれは順位が入れ替わる(予定の)頃にはそれなりに詰まっているのでいいとして、随分と稼いでいるのが浦和、ガンバの15、セレッソの14。 ガンバとセレッソは順位的に上位なので順位を上げていくうちに少しは詰まるだろうが、それでも今は10程度離されている。 浦和とは勝ち点差4あるが、ここに並ばれた時には得失点差も今より離されている状況が想定され、こっちはもうちょっとマズい。 なので少なくともあと5点。出来るなら8点は詰めておきたい。 そういう意味では広島戦、札幌戦と前半で3-0とほぼ試合を決定づけながら、何故だか守りに入って得失点差を上積み出来なかった。試合自体も締まらないものになった。 「点差があるから受けて消耗を抑えよう」という考えはわかるが、勢いをつけるためにも攻める姿勢も必要かと思う。 今季の浦和は守備的なチームというイメージが崩れて複数失点する試合も目立つが、得点も35点と得点2位のガンバ27と得点3位セレッソ26を大きく上回っている。まあ、これは取れる時に確実に取って勝ったぶんもあるが、鹿島もそういう試合を作らないとダメ。 勿論、試合展開にもよるし、1点差で無理に攻めろとは言わないが、気持ちだけは前向きでやって貰いたい。 放送で観ている限りでは、ベンチの大岩は「攻めろ」というジェスチャーを何度もしていたように見えたし、監督にはその意思があるようには感じるが、選手はそうではないのだろ...

第97回天皇杯2回戦、FCマルヤス岡崎戦(結果のみの感想)

試合を観れなかったのでオフィシャルや掲示板、ブロガーさんの記事を読んでの感想。 主力を温存しつつ余裕を持って勝つという理想の結果となった。序盤危ない場面もあったようだが、前半のうちに3得点。3試合連続。課題の後半も2得点を追加してトドメを刺せた。 サブメンバーでスタメンを組むのは既定路線とはいえ、ベンチにも土居以外の主力を入れておかないのはなかなか思い切った作戦だったかと。というか逆に土居は相当信頼されている。 早々と勝利を確定させ、遠藤も早めに下げられたのも良かった。 MVPは安部の模様。2得点1アシスト、金森の得点にも絡んだようで、期待の逸材がようやく輝きを見せた。 鈴木も先制点を挙げたとはいえ、うかうかしていられなくなってきた。このところどうにも精彩を欠いているようなので、もう一度気持ちを新たに奮起して貰えれば。 守備陣の方は結果的には無得点だったとはいえ、いきなりピンチを招いたり、ブエノは相変わらずイエローを貰っていたり。三竿雄(兄)もまだまだ俺の名を言ってみろと言えるデキではなかったようで。 代わって途中出場の小田がアシストを決め、下手すれば小田に抜かれるかもしれない。もっとも、競争が激化するのはいいことで、後は大岩がどうやって選手のモチベーションを保ちつつ、試合に勝ちながら使っていけるかになる。 梅鉢、田中もそれぞれ結果を出せたようだし何より。 格下に負けたら叩かれるやりにくい大会だが、まずは初戦圧勝で発進。次は山形になったようで、手強いイメージがあるがすんなりと勝ち上がって来て貰いたい。 あと、攻撃陣ではレアンドロを使うのかと思っていたが、温存させたということは大岩の中では確実に戦力としてカウントされていると見ていいのだろうか。大化けさせられる手応えがあるのかもしれない。 個人的に狙っていたガンバを退団したパトリックは広島に決まったようだが、レアンドロを使うなら獲得は無理だったろう。まあ、もともとなかっただろうが。 とりあえず前目の方は落ち着いて来たようだし、後ろの控えを上積みしていくことが重要になるだろう。 (以下、個人的まとめ) 【第97回天皇杯2回戦 6/21(水)】(カシマスタジアム19:30KickOff/2,273人/雨のち曇) 【スコア】鹿島 5-0 FCマルヤス岡崎 (前3-0 後2-0) (S 19-6) 【主審】岡部拓人(主審)、唐...

兄より優れた弟など存在しねぇ・・と雄斗が叫ぶ

・・と、叫んでしまえば完全に悪役フラグなので叫ばないとして。 三竿雄(兄)にも結構期待しているものがある。 湘南でバリバリレギュラーだったところを引き抜き、不動の左サイドバック山本の座を脅かすかと言えば今はまだそこまでの勢いはなく、チーム戦術に馴染んでいる段階。 永木でさえ適応するのに半年以上かかったことを考えればそんなに焦る必要はないのかもしれないが、夏場の連戦では戦力になって貰わないと困る。 湘南の選手らしく走るのを厭わずに上下運動を繰り返すところがストロングポイントだと見ているが、噛み合っていないのかサイドを制圧出来ているとは言い難い。終盤に息切れすることもあり、そこらへんオンオフの使い分けがまだまだなのかなと感じる。 三竿雄(兄)サイドを崩されて失点するパターンも何回か見ており、守備の安定性も求められる。攻撃に関しては印象が薄く、クロスの精度も微妙だし、ヘディングでの得点能力は山本の方が上なので、何かしら上回るものを見せて貰いたい。 本日、天皇杯2回戦。おそらくスタメンで出場することだろう。最後まで走り切ること、守備を安定させることを最低ノルマとし、攻撃では得点の気配のするクロスを少なくとも3本は上げて欲しいところだ。 三竿健(弟)も出場すると思っているが兄の威厳を見せつけ、俺の名を言ってみろぉ!・・と、これも悪役フラグだった。とにかく頑張れ。 昨日触れたブエノもスタメンになるだろう。能力ではJFLの選手を完封出来るはずだが、連携面ではいまひとつなので、どちらかといえばそこを重点的に磨ければなと思っている。 植田も昌子頼りを脱却し、ブエノを使いこなせるように声を出していこう。まあ、コーチングは曽ヶ端がするのだろうが。 攻撃陣はどういう組み合わせになるかわからない。 疲れの残る土居や怪我がちの金崎、お疲れ気味のペドロ・ジュニオールを休ませ、怪我明けの遠藤もあまり無理はさせたくない。 金森、鈴木、安部と、使って調子を上げたいレアンドロで何とかなればと思うが、この4人だと攻撃を組み立てる選手がおらず、そうなると遠藤に頼るしかないのかな。意外と安部は2列目でもうまくやれそうにも思うが。 とりあえず最初は個人能力でゴリ押しでもいいが、大岩の目指す速いサッカーを見たい。といっても契約していないから自分は観れないのだが、基本の3人のトライアングルで崩していく形を多く作れれ...

正解するイワ

「この『ぶえの』をあなたがたに享受したい」 「イワよ、どうか正解されたい」 ペドロ・ジュニオール、レアンドロ、中村らを積極的に使い、新体制後2連勝となった大岩監督。 「石井監督時代には不遇だった中村」と評されるたびに、いやいやむしろ我慢して使われてた方だから、とツッコミを入れているが、中村が生き返り、つられるようにして使えない外国人の汚名返上をしているレアンドロ。 何がどうなってこうなっているのかさっぱりわからないが、今のところ大岩は正解を引き当てているようにも見える。 ただ、この2戦は試合記事にも書いたように相手に助けられた部分は少なからずあり、前半のうちに勝負を決めてしまったおかげというのもあり、後半になってガス欠を起こしてグダグダになっているのもある。 中村、レアンドロは基本的に90分通して動き続けられず、二人を使うと交代枠を使わなければいけなくなる。もっとも、運動量の求められるサイドハーフなので誰が出ても交代しないといけないかもしれないが、最初から交代枠の2枠が埋まっているのは厳しい。 小笠原についても同様で、夏場になるにつれここも90分はもたなくなるだろう。となれば交代が3枚とも決まっていることになり、やはりそういう意味でもまだ「正解」を引き当てていないように感じる。 そして、ブエノ。 どうしたって使って実戦経験を積ませるしかない。 町田を鍛えていけるならばまだそこまで深刻ではなかったが、長期離脱になってしまった以上、先のことを考えれば絶対に試合に出しておかないと後になって困るのは間違いない。 最低でもルヴァン杯の準々決勝は代表ウィークでもあり、昌子が抜けることはほぼ確実。下手すれば植田まで抜かれてしまう可能性を考えれば早めに手を打っておくべき。 それはわかっているのか最近はベンチ入りはしているのだが、出場機会がない。今は勝ち星を重ねていかないといけないので仕方ないが、本当なら大差をつけた時点で試すことも出来たはず。しかし、先にも書いたように、体力不足選手のために交代に制限が課せられているので難しかった。 加えてレアンドロの復活。 個人的にレアンドロは完全に見切っていたので枠の問題はないと思っていたのだが、大岩体制になってからは重宝されるようになり、そうなるとブエノはCB争いだけではなく、外国人枠争いでも勝たないといけなくなる。 レオシルバが復帰すれば当然...

スカパー中継はそろそろPPVでバラ売りしたらどうだろう

ダゾーンが始まって、スカパーはJリーグから大きく手を引かざるを得ない状況になっている。 現在、ルヴァン杯、天皇杯を放送してくれているのだが、これらは試合数が少なく、月契約だと1試合の単価が結構大きい。 去年は確かJリーグセットというのがあって月額2480円くらいだったと思うが、今はスカパー!サッカーセットという月額2980円のプランしかない。(と思う)。 天皇杯を観るためにはこの契約しかないみたいだが、改めて天皇杯の日程を調べてみたら、2回戦が6月21日(水)、3回戦が7月12日(水)。4回戦9月20日(水)。準々決勝10月25日(水)。 ちなみにルヴァン杯は準々決勝が8月30日(水)、9月3日(日)。準決勝が10月4(水)、10月8日(日)。 月ごとにすれば7月からは1試合、1試合、2試合、3試合。スカパーは契約月に課金されないので7月から10月まで契約するとすれば2980円*3。(6月はスルーで計算)。だいたい1試合あたり1300円弱。 勿論、それ以外の番組もあるのでそれらもコミでと言われるだろうが、試合しか観ない自分のようなタイプには他の番組は無意味。 天皇杯やルヴァン杯はトーナメントなので負けたら終わり。そこで契約は切ったらおしまいなのだが、そのぶん先程計算した単価より高くなる。 サポーターならそんな細かいこと言わずに、どんと構えろと言われるかもしれないが、やっぱり1000円を超えると高いと感じるかな。 天皇杯は準決勝以降はNHKで放送するし、2回戦は高いお金を払ってまではいう思いがあり・・。 同じように感じて契約を見送るユーザーがどのくらいいるかわからないが、アンケートを取るなりして、損益分岐点を見極めてペーパービュー(PPV)で1試合いくらで売った方がプラスになる気がするし、ユーザーも観たい試合を選べて便利だと思う。 適正価格は上限1000円くらいかなあと思うが、それだとスカパー!がマイナスになるかもしれず、会社が潰れてまったく放送しなくなったら元も子もないので仕方ないのかもしれない。スカパー!は相当苦労しているみたいだし。 どうにかしてWIN-WINの関係(今はもう言わないのか?)になればいいと思うのだが。 とりあえず天皇杯2回戦は契約見送りの方向で、3回戦以降は考える。まさか負けないよね? それにしても7月の日程を見てみると、しょっぱなから中2日、中...

2017第15節札幌(ホーム)戦

感想としては前節の広島戦同様、前半は上出来、後半グダグダ。 相手に合わせてしまうのか、3点あるからという余裕がそうさせるのか、それともわざと省エネを試みているのか、後半が悪過ぎる。 曽ヶ端の活躍でなんとか無失点で済んだが、3点くらいあっという間に取られてもおかしくないくらい押し込まれていた。 カウンターで何点か追加出来る場面もあり、それらを決めていれば相手の動きも止まっただろうが、わざわざ苦しい試合にしてしまっている。 攻めさせてカウンターを狙うよりも、同じように攻めて得点を重ね、相手の心を折ってしまった方が逆に省エネになると思うのだが・・。 攻撃面では前節同様、中村、レアンドロにペドロ・ジュニオールが絡んで3得点。 決定力不足で不満を溜めていたペドロ・ジュニオール、鹿島では花が咲かないと諦めていた中村、酷評してきたレアンドロ。個人的には戦力外とみなしていた3選手が大岩体制になって返り咲いている。 ただ、相手が下位だからまだまだ油断は出来ないというのもあるし、90分持続しないという点が素直に良かったと言えない。来月の上位決戦で同じくらいやってくれれば評価も改めるのでそこまで保留にしておく。 前の選手では90分続かなかったとはいえ3人が結果を残した。一方、土居のデキが相当悪かった。ボールは収まらず、すぐにロストする。カウンターからの決定機も外した。 土居はもともとフィジカルが万全の時と落ちた時の差が激しい選手だが、今日はかなり悪い方の部類だった。プチ中断で鍛え過ぎてしまったのだろうか。押し込まれた要因のひとつ。 前半の決定機3本で3点取る効率の良い試合運びで試合を早々に決めたが、内容的には「速いサッカー」という、目指している形は出来ていなかったように見える。 後ろに下げるパスが多く、重心が後ろに下がって行ったという気もするし、三竿健(弟)のパス成功率が悪く(感じた)、また、レアンドロが嫌な形でボールを失うので周りが信用していなかったような感じがする。 ペドロ・ジュニオールのトラップは前から下手だし、土居が輪をかけて収まらなかったので後ろが上がっていくタイミングがなかったのかもしれない。 遠藤と金崎が入ってからはいつもの形で攻撃が出来ていたが、これは相手にも研究されてきているので、新しい「大岩監督」らしい攻めを確立して欲しい。 水曜の天皇杯、来週の新潟戦。この2試合で攻...

PK獲得数と騒動処分

印象というのは凄いもので、良く言われるが半分の水が残ったコップを見て、「まだ半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うかによって楽観的か悲観的かわかるという。 まあ、残っているのが水じゃくて好きな飲み物だったりするとまた感想も違ってくるだろうし、ホントに人の印象というのはアテにならない。 今季リーグ戦14節を終えて、妙にPKが多いなというふうに思っていて、ちょっと調べてみた。 14節で合計27本。およそ1節(9試合)ごとに2本の割合(1.92)でPKが与えられている計算。 昨年は34節合計58本で1試合平均1.7。若干多い。 貰ったPKのトップは4本で柏と浦和。次いで3本が鳥栖、仙台。2本がセレッソ、甲府、川崎、FC東京、鹿島。1本と0本は割愛。 やはり浦和はトップだったか。しかし、去年は2本だったので(鹿島は3本)、飛び抜けて毎年多いわけではない。たまたまかもしれない。 柏は逆にそんなにPKを貰っているイメージがなかったのだが、誰が獲得しているのだろうか。鹿島以外の試合をほとんど観ていないので詳しくはわからないが、首位を走っている勢いもあるんだろうかね。 なんというか、「当たり屋」的に勢い込んで当たりに行って転んだらPKになってしまうような気がしているのだがどうだろう。 リプレー検証が早く導入されてくれれば、もやっとした気持ちも拭えるのだが、それをやり出すとオフサイドの判定までやって欲しいと思うようになり、試合自体がうまく進行出来ないのかなとも思う。 誤審はつきものといえ、被害を被ってばかりだと困るし、かといって審判に罰を下してばかりでは審判が顔色を窺って判定を下すようになればもう末期。 被害を受けた誤審に対してはぶーぶーと文句を垂れながら、恩恵を受けた誤審にはまあ誤審だったけどね、と言いながらラッキーと思って付き合っていくしかないのかもね。 と、そういうふうにもいかないのが、先日のACLでの大騒動。 暴力行為の3選手にはそれぞれ6ヶ月、3ヶ月、2試合の出場停止と罰金(およそ220万、165万、11万)、済州におよそ440万の罰金、騒動を起こした浦和にもおよそ220万の罰金。 済州の方は不服申し立てをするとか書いてあったが、客観的に見て妥当な処分かと思う。クラブに対しては来季のACL参加資格の剥奪もあって良かったと思うが。八百長で資格取り消された例も昨年にあった...

2017第14節広島(アウェー)戦

前半は完璧、後半はグダグダ。 6月は相手関係からして4戦4勝が目標なので勝ったことは合格とも言えるが、後半の内容は酷かった。 新監督の大岩の初戦(代行除く)。2列目にレアンドロと中村という、今までに機能したことがないスタメン起用に不安しかなかったが、始まってみればこの二人が「前半のみ」大活躍。 これに関しては文句のつけようがない。散々酷評してきて、もう見切った方がいいとまで言い切ったレアンドロが2得点。次からもこの調子を持続出来るかはさておき、まずはすいません。 前半のうちに3得点で試合をほぼ決定づけたわけだが、あまりにも広島のデキが悪かった。球際も弱いし、マークも簡単に外すし、連携もバラバラ。むしろあれで点を取れなかったらマズいくらいの感じだった。 出来れば前半のうちにもう1~2点取って完全に心を折って欲しかったが、失点したくなかったのか手を緩めたように見えた。 後半、当然ながら攻めに出て来る広島。大岩もハーフタイム中にそれは警戒していたようだが、具体的な対策を取っているようには見えず、60分過ぎくらいからずっと危ない雰囲気が漂っていた。 交代はあの時間帯、失点する前に手を打ちたかった。後半になっていつも通り?に消えてしまったレアンドロと中村は下げて、自由に動き回っていた広島の左サイド柏に誰かぶつけて止めるべきだった。 小笠原を早めに入れて永木を当てても良かったし、西を入れてそのままマークにつけても良かった。そうなると右サイドのミキッチを中心に攻めて来ただろうから、今度は金森か土居を広げて、極端な話、4枚4枚のディフェンスを作っても良かった。 試合結果だけを見れば3-1と快勝なのだが、後半の内容が不安を掻き立てるもので、せめて後半を無失点か、トドメの1点を取れていればプラス評価だったが、相手が調子を落としている広島相手だけにイーブン評価。課題をクリアしたというあたりに留まる。 厳しい見方をしているように思うかもしれないが、やはりどう見ても前半は広島が悪過ぎただけというのが妥当なところかと。 ただ、改善された点もある。今まで・・というかここ数年の鹿島はパスアンドゴー、いわゆる壁パスを使っての切り崩しをほとんどやっていなかったが、2得点目になったレアンドロのゴールはまさに理想的な形だった。 1点目も土居が広い視野でフリーの中村に正確なパスを出せた。中村は良く決めた。 ...

大岩がどこまでやれるのかわからないが、6月は負けられない相手関係

その前に。 審判技術の向上のために、レフリーブリーフィングとやらが定期的に行われているのだが、記事を目にした時、レフリー「ブーイング」かと思った。 サポーターが集まってレフリーへのブーイングをブチまけるデモみたいなものを一瞬想像してしまった。いや、マナーは守りましょうね。 そう言えば随分前のFC東京対ガンバ戦での今野のPKは、誤審だったと認めていた。認められたからといって勝敗が覆るわけではないが。ちゃんと活かしてくれるのだろうね? ということで本題。 石井から大岩新監督に代わっての初戦。昨年、石井が心労で休養した時に代行で指揮を執り、アウェーマリノス相手に2-2の引き分け。自分の記事では「悪くない采配だった」と書いてあるが、今にして思えばゴタゴタの最中だったから若干贔屓目もあったかもしれない。 戦力の問題もあるが、サテライトでも1勝4敗。ほとんど勝ってないのが気になる・・。 6月の対戦相手は明日、下位に沈んでいる広島。プチ中断があって、札幌。天皇杯2回戦FCマルヤス岡崎。広島同様下位で苦しんでいる新潟。 16位、3(4?)カテゴリー下、15位、17位である。 ひとつでも取りこぼすようならそれこそ問題。すぐにでも解任要請を出したいくらいになるが、まさかのふたつ取りこぼしなら解任でいいよね? 広島戦後には中断も入ることだし、この下位相手にある程度の形を整え、一転、7月に入って柏、ガンバ、FC東京の恐怖のアウェー3連戦を戦える態勢を整えて貰いたい。 いきなり監督になって大変だと思うが、負けは許されないし、引き分けでも納得は出来ない。 どういう選手起用でもいいからまずは勝つのみ。 先を見据えた戦いを、と石井に言っていたこととは矛盾する気もするが、状況が状況。結構、危ない位置にいますよ、今。

ガンバのパトリックが退団・・怪我さえ大丈夫なら狙い目?(他)

ガンバのFWパトリックが退団とのこと。 昨年10月に右前十字靭帯損傷と右外側半月板損傷という大怪我を負い、全治10ヶ月となった。 今シーズンで契約解除になるかと思われたが、功労者ということで「怪我をしたまま返せない」とガンバが契約延長という粋な計らいをして、現在に至る。 怪我の状況が全然わからないのだが、パトリック自身は日本でのプレーを希望しており、怪我する前の80パーセントくらいでも出せるなら充分に戦力になるのではなかろうか。 もっとも怪我が治っていても試合勘もあり、レンタルということだったので年俸の問題や、レアンドロを切って乗り換えることが契約や登録上、可能なのかもわからない。 なので完全に想像だけで書いているが、鹿島に必要なのは前線で体を張ってボールを収めてくれて、尚且つ一人でも得点を決めてくれる万能型のFWなのではないだろうか。マルキーニョスや大迫などがそうだった。金崎もそう。(興梠は今ちょっと褒めたくない)。 ペドロ・ジュニオールは時々スーパーゴールを決めてくれるものの、トータルで見ればボールの失い方も悪いし収まりも悪い。はっきり言うと物足りないことこの上ない。 レアンドロに至っては言わずもがな、むしろどこを気に入って獲得してきたのかわからないくらい。 個人的にはジネイも気に入っていたのだが、ファブリシオもハテナな人選だった。レアンドロといいゲームを作れるMFを探しているのだろうが、ここ最近ではカイオを除けば(新規入団なので)、フェリペ・ガブリエルが成功したくらい? 豊川や、レアンドロより期待出来そうな杉本の復帰待ちという状況になっているが、いっそのこと外国人に限らず、日本人選手で誰かいないものか。 まあ、山村がセレッソで2列目にコンバートされてあれだけ活躍しているのを見れば、獲得してくる方だけではなく、現場にも問題があるのかもしれないが。金森も多分そういう選択だったのだろうし。 大型補強で始まった今シーズンだが、夏場のウインドーで更なる補強をしてもいいような気がする・・と思うのは欲張り過ぎだろうか。 あと、(他)で書こうと思っていたのは鈴木のこのところの不調ぶり。 スタメンで使ったりサブで使ったり謎の起用法ではあったが、集中力を欠くようなミスも多い。ちょうど海外クラブからオファーがあるかも、とかいう話題があってから気持ちが散漫になっているように感じる。 ...