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7月, 2017の投稿を表示しています

厳しい大岩

大岩体制になって負けなしの快進撃を続けている鹿島。 19節は他クラブの対戦結果が都合良く傾き、勝ち点上でも追い風になり、1節消化の多いセレッソが勝ち点1差で上にいるものの、3位以下には勝ち点差5以上離して少し息がつけた。 特にセレッソがようやく止まってくれたか・・という思いが強い。山村にやられた直接対決以降、随分と調子が良かったもので。 好調鹿島の要因は大岩の的確な采配・指示にもあるだろうが、選手の戦う意識が強くなったのも大きいかと。 勿論、石井元監督の時にもそういう気持ちはあっただろうが、どことなく甘い石井氏の采配ではなめられていた部分があったのかもしれない。 対する大岩は、大ポカをやらかした昌子を全選手の前で叱責、記者にも問いただすようにしたとのことで、匙加減を間違えば選手の心が離反しかねない厳しさも見せている。 今まではただなんとなく「外国人だから」という理由で使われていたような、ちょっと昔で言えばジョルジ・ワグネルやジュニーニョ(自分は評価していない)みたいに頼りなかったペドロ・ジュニオールやレアンドロを、起用されているのが納得出来るデキに仕上げてきた。 こだわり続けている三竿健(弟)も実戦をこなすたびに成長が感じられ、三竿健(弟)に関しては素質を買っていたので嬉しい限り。 ただ、同じく才能を認めながらも、いまいちレギュラー扱いに首を傾げるのが中村。試合記事でも触れたが、やはり、問答無用で他の選手をベンチに追いやれるほどのパフォーマンスを見せているかと言えばそうではない。 時々、得点につながりそうないいプレーは見せたりと、石井体制の時よりかは良くなっているとはいえ、遠藤や土居(ペドロ・ジュニオールの怪我でスタメンだったが)、勝負強い鈴木や期待のルーキー安部を差し置いてスタメンを張れるかと言えばどうだろうか。 ここの采配だけがずっと引っかかっているのだが、負けていないのだからミスではなく、テレビで観戦しているだけの素人には判断出来ない何かしらの力を発揮しているのかもしれない。 中村自身の能力は高いと思っているので、レアンドロのようにいつか大化けするのか。したとしたら有り余る戦力をベンチに抱えるというお祭り状態になるが、モチベーションを損ねることなく、誰しもが納得するような起用をしていけるのだろうか。 それが出来るようならこの先とてつもなく楽しみになるのだが・・...

2017第19節甲府(ホーム)戦

前半苦しみながらも後半に畳みかけて終わってみれば3-0の完勝。大岩の得意パターンになったが、後半開始早々の金崎のゴールがなければ、もっと危ない試合になっていたかもしれない。 ペドロ・ジュニオールが怪我(骨折で全治2ヶ月とか!いつの間に?!)とのことでトップには土居。それ以外は大岩のお気に入りセットの中村、レアンドロにボランチ三竿健(弟)。永木はとうとうベンチ外になってしまった・・。(怪我?)。 前半、厚く守る甲府に打つ手がない感じで、ボールポゼッションは高いものの枠を脅かすシュートもなく、甲府の思い通りに0-0で終了。 後半、何か策があるのかと思っていたがそのままスタートし、嫌な予感がしたのもつかの間。 中盤でボールを奪って、金崎がレアンドロとの短い距離でのワンツーを決めて鮮やかに抜け出し、左足でゴール。エースの得点でチームに活気が戻った。 交代で土居の代わりに鈴木が入り、久々に金崎と鈴木の「師弟」コンビだなと観ていたら、サイドを抉った金崎からの難しいハーフバウンドのパスを、鈴木はジャンピングボレー。しっかりと枠を捉えてゲームを決定づける2点目を挙げた。いい時の鈴木の決定力だった。 これで試合にはほぼ勝ったと思ったが、CB二人がなんだか本調子ではなく、ポストに救われるシュートを打たれたり、昌子が凡ミスで足元のボールをドゥドゥに奪われてキーパーとの1対1のシュートを打たれるなど安心出来ない状況。 曽ヶ端が落ち着いて股を締めてセーブしたが、あそこで失点すると流れ的にも難しい試合になっていたかもしれない。 怪我明けの植田も序盤ふわふわしていて、目測を誤って頭の上をボールが通過したり、裏を取られたりと不安定だった。終盤少し持ち直したが、試合勘のせいだと思いたい。昌子は疲れが溜まっているのだろうか。 いくつかの危ない場面をなんとか逃れてからは鹿島のペースに戻り、金崎との交代で入った安部がレアンドロからのスルーパスを受けてキーパーと1対1。軽くフェイントを入れて左足でリーグ初得点を決めた。 ちなみにこの場面、ずっと安定せずにカクカクとした配信だったDAZNが本領を発揮し、安部がフェイントで切り返したところで画面が数秒止まり、音声だけで「ゴール!」と聞こえてきた。 映像よりも音の方が速く届くという物理法則を無視した精神攻撃に、嬉しいはずの安部のゴールを素直に喜べなかったぞ。 結果...

狙われた金崎、神戸がオファーに動くとか

今朝の報知新聞の裏一面に大きく載っていた記事。 神戸が金崎のシーズン期間中の獲得に動き出したようで、鹿島側に報告があったとのことらしい。 夏のウンイドーは来月の18日までということだが、まさかの報道に驚いている。 ポドルスキ、ハーフナーだけでなくよそのクラブのエースにまで手を出すとは・・。 移籍金は数億らしいがお金の問題はあちら側には関係ないようで、あとはクラブと本人の了解があればまとまってしまう可能性はある。 しかし、控えに甘んじている選手ならともかく、故障以外では試合に出続けてベンチ・サポーターからも支持されている金崎が受けるとは思えない。クラブは言わずもがな。石井騒動(通称、金崎の乱)の渦中だったらいざしらず。 よほどお金を積まれて心が動くことは・・あるだろうか。金崎が金で動くようには思えないのだが。海外クラブからの話だったらソッコー決定したかもしれないが。 あれかね。ブエノやペドロ・ジュニオールを獲得した反撃のようなものか。あるいは精神的に揺さぶっているとか。 まあ、少なくとも今夏の移籍はないと思っているが、万が一抜けると大きな戦力ダウン。ペドロ・ジュニオールが得点を挙げられるようになってきたので、カイオショックほどの混乱は起こらないだろうが、やっぱりエースという存在は別格なもので。 それはそれとして、遠藤をボランチで本格的に使う構想が大岩があるとか。 攻撃的なシステムの一環とのことらしいが今の鹿島はボランチには人材が豊富で、むしろ2列目の方が品薄状態に思うが、大岩の感じているのは別ということだろうか。 思えば大岩はレアンドロ、中村のセットにこだわっている。安部の台頭で出番の減ってしまうことが予想される中村を、それでも使うための苦肉の策なのか?と邪推してしまう。 レアンドロを再生させたぐらいだから、何かしら感触があるのか・・? 自分は遠藤の良さを前線でタメが作れる、意外と評価されていないが裏を取る動きがうまい、最近は決定力が落ちているがシュート力もあるとそのあたりに見ている。ボランチに下げてしまえばそれらの長所を全部捨ててしまうことになりかねず、どう捉えているのだろうか。 無論、ボランチに下げたら下げたなりのメリットはあるだろうし、下げることによって先に挙げた長所をより活かせるようなことがあるかもしれないので、こればっかりはやってみないことにはわからない。 ...

心が怠けたがってるんだ。

サマーブレイク期間中ということもあるが、特に怠け癖が出ていてブログの更新をサボってます。 怠けたいよ~という心の訴えを却下出来ません。基本、甘やかす方向で。 にしてもなんでもかんでもすぐに実写化してしまうのはどうなのだろう。名作だったのに・・。 次の更新は甲府戦後にしようかと思っていたのが、用事があってライブで観れるかどうか微妙なところなので、一旦、なにかしらアップしておこうかと。 今更だが、セビージャ戦で書けなかったことをいくつか書いておこうと思う。 MOMに安部が選ばれていて、普通は得点を取った選手が決まり手みたいに選ばれるのだが、これを選んだ人は良く見ているなと感じた。 勿論、2点取った鈴木にしてみれば不満はあるだろうが(というか実際あったようだ。どおりで試合後のインタビューで若干不満そうだったのか)、先制点は試合記事にも書いたようにほぼ安部の得点。 選ばれなくて残念だと思うが、安部のインパクトが凄かったということ。仕方ない。 鈴木は最近控えに甘んじることも多いのだが、変にネガティブな方向に捉えないように。サポーターは鈴木の良さをちゃんと知っている。 海外クラブ相手に強いイメージもついてきており、いっとき話題になった海外移籍も、鈴木ならやってのけてしまうのではないだろうかとさえ思っている。まあ、まだもう少しは鹿島で結果を残して、移籍金も一杯残して欲しいと思っているが。 次に、レオシルバが1本だけ蹴ったCKの精度の高さ。 前半に右から1本だけ蹴ったのだが西にピタリと合う鋭いボールで、これは西が合わせ切れなかったが、少なくとも昨年ずっと蹴っていた柴崎よりは手応えがあったし、小笠原の疲れている時のへろっとしたボール(注:悪口じゃありません)よりも断然可能性がある。 ただ、レオシルバにキッカーを任せてしまうと、カウンターを受けた時の守備が薄くなるのと、何でもかんでもレオシルバに頼り切りになるといなくなった時の反動が心配になるので強くオススメはしない。 大岩がキッカーを任せないのは他の理由があるのかもしれないが、切り札として使えるようにしておくと一撃で勝負を決められるチャンスがあると考えている。もっとも、カウンターで失点するリスク込みだが。 続いて実況の倉敷氏。個人的には好きじゃないのだが(好きじゃない人多いみたいだが)、鹿島の専属になっちゃったのだろうか。前半はボリュ...

2017第13節(延期)ガンバ大阪(アウェー)戦

ピンクユニじゃなかった! 相手のユニの色がどのくらいならピンク着用になるのかわからないが、白ユニになってもアウェーでは強かった。 大岩体制となって5連勝(+天皇杯1勝)、初めての1-0という引き締まったスコアでの勝利。いや、ホントは逆転勝ちでもなんでも勝てばそれでいいのだが、なんか今日は強かった。 折り返し時点でアウェー8戦8勝は初のことだそうで、めでたし。隠れファーストステージ優勝を達成。 ターンオーバーほぼなしのスタメンを見た時、これはホントに大丈夫なのか?と不安しかなかったが、始まってみればガッツリ互角。むしろガンバの方が脚が止まっている場面もあった。 勿論、リードしている展開が鹿島の選手の心を支えたのかもしれないが、先制点に至るまでの試合ぶりも充分にやれていた。 長沢に抜け出された最初の決定機は、曽ヶ端が果敢に飛び出してセーブし、三竿健(弟)が弾き出した。少しばかり三竿健(弟)の対応が軽かった気がしないでもないが、連携して最後は弾き出せた。 後半のアディショナルタイム、ラストワンプレーのガンバCKも決められる雰囲気満々だったが、レオシルバ、曽ヶ端、三竿健(弟)と3枚の盾で防ぎ切り、決死の飛び込みで曽ヶ端がボールを守り切った。まさに執念。気持ちがこもっていた。 MVPは曽ヶ端でもおかしくないが、試合の流れを作った遠藤の得点の方につけたい。 プレスはさほど強くないものの、後ろにどっしりと重心を置いて堅く守るガンバのディフェンスを崩せず、前半はシュート1本。後半になっても攻め手が見つからないなか、ガンバのカウンターになりかけたボールを引っかけて小笠原。 すかさずスルーパスを出し、反応した遠藤が「一か八か狙った」とインタビューで語った通り、ゴール右上隅をピンポイントで打ち抜き、待望の先制点。 あれを決められるならもうちょっと後のフリーで打った左上隅のシュートも決めて欲しいとは思うが、遠藤に決定力が出てくると鹿島は強い。守備でも安定していて、2列目に遠藤がいると引き締まる。 ペドロ・ジュニオールも悪くなかったが、チームの方針か途中で下げられやや不満を表していた。エースの金崎はフル出場し、伊東からの高速クロスを惜しいシュートが1本、あれは枠に飛ばしたかった。最後まで運動量が落ちず、前線から圧力をかけ続け、守りのセットプレーでも貢献。次はさすがに無理かな。 中盤は小笠原が...

Jリーグワールドチャレンジ2017鹿島VSセビージャ

強化試合といえど勝ちにいく鹿島イズム。どこかの議員に暴言吐かれちゃたまらんからね! 立ち上がり、鹿島が押し込んでいたがあっさり主導権を奪い返され、前半はセビージャのゲーム。 圧力はそれほど感じなかったが、どの選手もトラップがうまくて取りどころがなく、セカンドボールも拾われて防戦一方。たまにカウンターになるがレアンドロで失うパターンが多く、シュートで終われない嫌な時間帯が続いた。守備には戻れていたが、ダメな時のレアンドロだった。 試合を通して危ない場面が何度もあり、セビージャの決定力不足と、曽ヶ端の2~3本のファインセーブに救われた。 MyMVPは安部と迷ったが曽ヶ端にする。失点していたら一気に持っていかれた可能性もあったし、流れを渡さない意味でも大きなセーブだった。 2番手評価の安部は、途中出場ながら存在感があった。小柄だが意外とフィジカルも強く、ドリブルにもキレがあって前線で起点を作れていた。90分観てみたい選手。 先制点はほぼ安部のゴールと言っても良いが、鈴木もあそこに走り込んで、DFに当てずに蹴り込めたのはさすがストライカー。ちなみにその後ろに中村もいたのだが、おいしいところをかっさらわれるあたり、なんというか中村らしい。 活躍度で言えば中村よりも安部の方が上な気がするが、大岩の中ではランキング変わらずなのだろうか。 鈴木もそのゴールだけに留まらず、アディショナルタイムに遠藤のCKからトドメの一撃となる肩でのゴールを決めるあたり勝負強さを持っている。大岩体制になってから不遇な扱いになっているが、こうやって得点を挙げることで返り咲いて貰いたい。 右サイドの伊東は何度も失点につながりそうな抜かれ方をしていたが、要所では上がっていけるなど攻撃性を失わなかったのが好印象。ただ、もう少しクロスの精度やアイデアは欲しい。削られて痛めた左足は大丈夫だろうか。 ボランチは永木と小笠原を使わなかったのは何か意味があったのだろうか。三竿健(弟)が期待されているというのは凄く伝わってくるし、それだけのポテンシャルは秘めていると思ってはいるが、まだ役割をこなすのが精一杯で、自分らしさは出せていないように見える。使って貰っている間に化けたい。 こちらのコンディションの良さと、相手方の調整不足もあったろうが、2点差つけて無失点で勝てば言い訳無用。素晴らしい勝利だったと思う。 結果を出せな...

天皇杯3回戦山形には快勝した様子、あと退院しました

退院しました。とりあえず無事ですが、しばらくはおとなしくしていた方がいいですね。 先日に行われた天皇杯3回戦山形戦は先に新聞を読んで結果を知っていたので、ダイジェストではゴールシーンを確認するくらいだったのだが、このくらい圧勝すると気持ちいい。 まあ、実際に試合を観ているともっと点を取れたとか、よく失点しなかったとかいった感想があるのだろうが、相手を寄せ付けずに完勝したということで、連戦を勝利で飾れて嬉しい。 ダブルスルーからの西の得点が結構ピックアップされていて、ダイジェストでも期待して観ていたのだが、確かに二人スルーして西がドフリーというお膳立ては見事!と思ったが、あれは西のシュートセンスがあってこそのような。 PAの外だったし、後ろから走り込んでいて余裕もあまりなかったみたいだし、枠を外していたとしてもおかしくなく、よく決めたなというところだったかと。 前半は危ないシーンもありながら耐えて、後半ラッシュ。大岩体制になってから割とよく見るパターンで突き放した。ハーフタイムでの指示が的確なのだろうか。 鈴木に得点が生まれたことが、個人的には良かった。出場機会を奪われて、ここで得点出来ないようだと気持ちも落ちてしまいそうだったもので。 試合の感想については全部を観ていないのでこんなところ。MyMVPが誰なのか判定出来ないので不明にしておくが、数字上ではレアンドロが活躍していた様子。完全に本調子になったのだろうか。 鹿島の今後の日程は週末にセビージャとの強化試合(?)があって、次の週にはリーグ再開で甲府戦。週一で試合があり、全然、ブレイクしていない気がするが、中2日縛りとかウルトラハードモードでプレーさせられていたぶん、それでも休んでいる気になるのが不思議。 大岩に代わってからここまで負けなし。手応えもつかみ始めているだろうし、セビージャ戦も勝って、リーグ再開からまた進撃を開始しよう。 セビージャ戦はDAZNで配信されるようなので助かる。スカパーもそろそろ何かしらの手を打たないと危ないように思う。 次回の更新は多分、セビージャ戦後になると思われます。 (以下、個人的まとめ) 【第97回天皇杯3回戦 7/12(水)】(NDソフトスタジアム19:30KickOff/5,211人/曇) 【スコア】鹿島 5-0 山形 (前1-0 後4-0) (S 13-10) 【主審】柿沼亨...

天皇杯3回戦、山形戦はスカパーで生中継される模様

生放送があります、とわざわざスカパーから親切にメールで連絡してくれた。 残念ながら、短期入院が決定したために生放送で観ることは出来ないので、今回も契約スルーとなる。 あ、言い忘れてましたが、明日から定期的な点滴入院の予定です。多分、来週くらいには帰って来れるはずですが、次回の更新はわりと先になるかも。しばらくブログの更新は中断します。 天皇杯はダイジェストを録画で観ることにするので、かなり後から感想を書くことになるでしょう。 入院は面倒で嫌なのですが仕方ない。マンガでは一人はいる病弱キャラなもので・・。おっさんなのに。斬新。 というわけで、入院してしまった少年(心が)のために天皇杯の勝利をプレゼントして貰おう。本当はこういうイベントは決勝戦とかに取っておくものだが、巡り合わせもある。 スタメンは今度こそ控えに甘んじているメンバーたちが出て来るだろう。 しかし、相手はJ2といえど山形。油断しているとキリングされてしまう可能性もある。 キリング至上主義を掲げる協会は2回戦から参戦させ、万一負けると拍手喝采、おお負けてしまうとはなにごとか、と天皇杯をナメているとか大会の価値が落ちているとか言い出すが、そもそも過密日程でフルメンバーが組めないように仕向けられているのだからどうしようもない。 それに元旦に決勝をやり、来季はゼロックスが更に1週間前倒しに開催されることがほぼ決まりだそうで、天皇杯を勝てば休みが1ヶ月くらいしかなくなる。準優勝ならゼロックスはないかもしれないがリーグ優勝していたら参戦だし、決勝まで行くとそれだけでも日程が後延ばしになる。 今年も同じような日程だった鹿島は、そうなると主力選手は3年ほとんど休まずにやらなくてはならなくなり、どんな逆3年寝太郎だよというスケジュールになる。 もう一度、大会の日程やシードを一から考え直した方がいいのではないだろうか。 話が逸れた。スタメンの話。 いっそのことフルメンバーでやってもいいのだが、怪我でもしたら困るのと、戦力の底上げという点からしてもサブメンバーに頑張って貰いたい。 曽ヶ端は大丈夫ならいくとして、三竿雄(兄)、ブエノ、植田(今度こそ)、伊東、小笠原、永木、中村、土居、鈴木、金森か安部。一応、ペドロ・ジュニオールや金崎、遠藤、西を入れておくとしても、早いうちに大差をつけて久保田、梅鉢、田中の誰かにチャンスもあげたい...

大岩の起用法

大岩体制になってからリーグ5勝1分、天皇杯1勝。 山場だと心していたリーグアウェー3連戦を2勝1分で終わり、狙っていた最低ラインの成績はクリア出来た。しかも柏とガンバという上位陣に勝ってのものなので、勝ち点以上の価値はある。 セレッソがもう少し勝ち点を落としてくれる計算だったので、そこがちょっとうまくいっていないが、あとは中断明けの仕事。ちなみにセレッソとは勝ち点差1だが、得失点差が10離れているので実質勝ち点差は2と考えている。直接対決で勝つしかない。 そう言えば「桃色祭り!」と勢い込んで書いてしまったが、ピンクユニ1、白ユニ2だった。書いて以降は全部白ユニ。最終的には白ユニの方が着用率が高くなるのでは? 大岩の起用で印象的なのは、外国籍選手を存分に使い切ろうとする思惑が見える半面、ブエノに対しての評価が低い。勿論、枠の関係もあるのだが、元DFの目で見て、三竿健(弟)の方が使い勝手がいいとの判断なのだろうか。 だったらいっそのこと手放してしまうのもありかと。おそらく年俸的には1500万くらいでそこまで高いわけではないが、本人ももっと試合に出たいだろうし、鹿島側も育てるには枠が邪魔になってくる。いい落としどころを。 そして、西の攻撃に対する信頼が高く、なるべくピッチに残しておきたいという思いを感じる。 自分も西の攻撃センスは加入当時から高く買っており、2列目で起用するのは理に適っていると思っているが、問題はフィジカル的なもの。本人に聞けば「やれる」というだろうし、怪我なく使い切れるかが課題になってくるかと。 土居の攻守における器用さにも重きを置いている模様。勝っている時には守備面を、負けている時には攻撃面を、どちらでも使える駒として育てていく方針のように見える。起用貧乏に終わらなければそれでいいと思っているが、土居自身がどう捉えているかが行く末を決める気がする。 一方で鈴木や金森、安部はまだ信用を得られていないという点。 中村はレアンドロと同タイプなので併用すればいいし、むしろ今はレアンドロの方が性能的に上回ってきているので同時起用は減っていくはずだが、ストライカー争いでは鈴木が一歩脱落した。 ペドロ・ジュニオールのクリスティアーノ・ロナウドのゴールポーズは、真似している鈴木を気遣ってのことかと思うが、いい関係を保っているならいいなと願っている。 鈴木も確かに一時期...

FC東京戦、追記

終わってみれば2-2の引き分け。鹿島側からすれば勝てた試合だったし勝ちたかったが、FC東京側から見ても一時は逆転に成功したし、勝ち切りたかったかもしれない。 痛み分けという表現はなんかしっくりこない、最後まで決着を着けたかった試合だった。 鹿島にとって唯一の誤算があると言えば、やはり前半終了間際の失点。 昨日も書いたがFC東京は後半に勝負をかけるつもりだったのか、鹿島陣内ではほとんどプレスをかけて来なかった。 前半のポゼッション率が62パーセントという数字でもわかるように、鹿島が圧倒的にボールを保持し、といって鹿島は攻め立てているわけでもなく、後ろでのんびりとボールを回していても脅威はまったくなかった。 あの流れに付き合うというか、付き合ってくれるなら、もうちょっとうまいやりようがあったのではと残念でならない。結局、弛緩した空気の中、相手の攻撃ターンになった流れを受け切れずに失点し、そのまま後半になってもミスから逆転された。 あれだけが本当に悔やまれる。曽ヶ端が防いでくれればなと一日経った今でも思うが。 そこから追いつけたのはたいしたものだと素直に思うが、大岩の力と受け止めていいのだろうか。 双方、入り乱れた戦いになり、鹿島は中2日なのでそうなっても仕方ないのだが、中5日あったFC東京も同じようにバタバタしていて、このあたり不調なチームならではのものだったかもしれない。 ともあれ、ペドロ・ジュニオールがストライカーとしての仕事を果たしてくれるようになったのが助かっている。 今までは金崎が一人で何とかしなければいけなかったが、ペドロ・ジュニオールが得点を重ねることによって金崎のマークも弱まるし、相乗効果はもっと期待出来るだろう。 FC東京戦でも金崎がゴールを決めて3-2で勝ってれば、もっと最高なのだったのだが。 レアンドロも中に入り込んでばかりなのと、時々、手を抜いたようなパスを取られて逆襲を受ける点が気になるし、実際、レオシルバに出して失点したパスは出した方が悪い。攻撃に関しては良くなっている感じはする。 レオシルバのところは取られると一気にゴールまで迫られることはもともとわかっていたことであり、三竿健(弟)が慌てて潰しに行って抜かれたのはミスというには厳しいが、今後は頭に入れておかなければいけないケースだろう。 伊東の使い方はなかなか効いている。相手が疲れたところ...

2017第18節FC東京(アウェー)戦

引き分けてしまうとは・・。 レアンドロから遠藤、西のクロスを金崎ヘッド、防がれたこぼれをペドロ・ジュニオールがヘッドで押し込むという鮮やかな連携から理想通りに先制点を取り、その後は自分たちのペースで体力も温存。時計の針を勧めながらゲームを運んで、もう1点をどこで取るか。そういうゲームだった。 しかし、決定機を何度か逃しているうちに、心の隙間が生まれたのか。どーん。 太田のクロスから橋本のヘディング。対応が遅れていたし、橋本にもミートされてしまったが、キーパーにノーチャンスのシュートだったわけではない。あれは枠の外に弾くか、最低でも前に転がして欲しかった。 ただ、曽ヶ端は後半にビッグセーブも1本あったし、トータルでは可もあり不可もありイーブン。 日程の都合とはいえ、あまりにも緩いゲームをしてしまった前半のうちに同点にされ、後半は嫌な入りになると思っていた。 それでもギアを上げて鹿島の方が攻めに出たが、レアンドロの苦し紛れの難しい横パスをレオシルバがトラップミス、慌てて喰いついた三竿健(弟)が股の間を抜かれて完全にディフェンス崩壊。 最後はピーター・ウタカから走り込んで来た橋本に渡り、確実に決められて逆転を許す最悪の展開になった。 リードされてからは鹿島に攻め手がなくなり、自分の考えではレアンドロか永木を下げて小笠原を入れて、中盤からのパスを多く出すべきだと考えていた。 大岩の交代は永木→伊東で遠藤をボランチで西を2列目。この形がハマったのか不明だがレオシルバが敵陣深くに入れるようになり、左サイドで崩してライン際まで侵入、マイナスに折り返したところをペドロ・ジュニオール。 左ナナメ30~40度、PA内からの強烈なシュートが突き刺さって同点。 ここから一気に畳みかけたかったのだが、相手の動きも良くなりややオープンな展開に。鹿島にチャンスもあったが、FC東京にもチャンスがあった。 遠藤を下げて土居を投入、西をボランチに変更。最後のカードは金崎に代えて鈴木。鈴木は鬱憤をここで晴らしてくれと祈りながら観ていたのだが、さすがに時間が足りな過ぎた。 レアンドロを最後まで残し、大岩が大きな期待を持っていることがわかったのと、西にも絶大な信頼を寄せているのを感じた。 金崎は先制点につながったヘッドは入り方といいコースといい完璧だったが(防がれたが)、キーパーが飛び出したゴールへのループ...

ガンバ戦、追記

昨日は触れなかったが、柏戦で負傷したクォンスンテが母指MP関節脱臼で3~4週間の離脱とかで、サマーブレイク明けの2試合くらいまで出られなさそうとのこと。 幸い、曽ヶ端の試合勘も鈍っておらず、緊急事態に陥ることがなくて済んだ。 曽ヶ端もここで失点して負けたら「やっぱりクォンスンテが・・」と言われることだろうし、気合いも入っていたと思う。ラストワンプレーは本当によく防げた。 確かあれは初めて行った万博記念競技場2012年9月のこと。(日時は忘れていたので調べた)。2-1リードのラストプレー、レアンドロ(今、神戸にいる)に決められて2-2の同点になってショックを受けた試合。あのシーンが甦ってしまったが、再現しなくて良かった。 現地に参戦していたら悲劇が繰り返されていたのか?とも思うが個人にそんな力はなく、むしろあの時のショックを振り払えたかもしれないと思うと、無理してでも行ったら良かったかなあと後悔もある。 まあ、後悔させてくれるだけの試合をやってくれたのだからヨシ! それにしても、大岩の采配には少し驚いた。中2日でもやれるという手応えがあってのメンバー選びだと思うし、結果、走り切れたので見る目に狂いはなかったのだが、中村と三竿健(弟)にはこだわりがあるのだろう。 三竿健(弟)に関しては個人的にも期待しているのだが、色々なポジションをやって経験を積むという以前に、迷走しているようにも見えた。マンガふうに言えば、「お主、瞳に迷いが出ておるぞ、ふぉっふぉっふぉっ」ということだが、少し改善されていた。危ないところで体を張ってクリア出来たのは自信になるだろう。 三竿健(弟)にユーティリティな能力がつくことはいいことなのだが、強くこだわるわけではないがブエノが浮いた駒になっている。なんとか出来ないものだろうか。 中村は、最初のフリーで持ち込んでシュートを打つか迷ってロストする、というプレーを観た時に今日もダメだ、と思ったが、その後は割と持ち直していた。 基本的に中に入ってプレーするので幅が出ないのだが、ワンツーの楔になったりと、得点につながりそうな気配もあった。やはりトップ下が本職なのだろうな・・と思うと、鹿島以外のチームでそういう使い方をしてくれるところに行けば、山村のようにブレークするかもしれないという気もする。 ただ、大岩はレアンドロとともに重用しているので、いずれそのぶんは...

さすらいの桃色軍団

桃色祭り開催! と、景気良くいきたいところだが、普通に考えてアウェーで4連戦、しかも中2日、中2日、中3日とか、パワハラで訴えてもいいですか? 訴訟大国になりつつある昨今の風潮なら訴えられてもおかしくないような仕打ちだが、そこはさておき。 発表された時には首を傾げるばかりだったピンクユニは何故だか勝負強い。 はっきり言って、柏相手によく勝てたなという気しかしないが、これもピンクユニの恩恵なのだろうか。 試合を冷静に振り返ってみれば、悪い点も多い。 外国人枠の関係でブエノが戦力外にカウントされていて、植田の怪我でCBに三竿健(弟)を回すしか手がないのだが、実戦で使えるレベルになるまでどれだけ失点するのだろうかという感じがする。 昌子に負担がかかり過ぎていて、このままだと潰れてしまう可能性がある。勿論、ブエノも試合勘がなく、振り回されてしまうのは目に見えているが、万が一、昌子まで離脱した場合に備えてのブエノ起用はやっておかなければならないと思う。 山本も伊東純相手に何度もスプリントをして攻撃にも参加、最後は脚をつった。中2日でフル出場は無理だろう。 大岩の掲げる速いサッカーという形も依然、見えてこない。 むしろ「ボール大事に」の精神が強いのか、ポゼッションは相手を上回りながらシュートも決定機も相手よりも少ない結果になっている。 慎重になり過ぎて重心が低く、プレスをかけられるとすぐにバックパスを選択してしまう。前を向いて出て行けるのがレオシルバくらいで、前半、何度テレビに向かって怒声を上げたことか。 これについては2列目で受ける中村とレアンドロの責任もあるような気がしてならないが、あいにくDAZNの中継では全体像が掴みにくく、「鷹の目」のスキルを持っていない自分には後ろだけのせいなのか判断がつかない。 それでも、どこかでスイッチが入るのか終わってみれば複数得点で、下位チーム相手ならともかく、鉄壁と言ってもいい柏から3点も取れたのだから攻撃は機能しているのだろうか。わからない。実に面白い。 レアンドロがうまい具合にスペースを見つけて貰うことが出来るようになり、ペドロ・ジュニオールとの連携が上がってきているのが光明とも言える。 個人的には完全に戦力外通告にした選手で、一度そういう判断をしてから活躍した選手が今までいないのだが、「ハハハ、バカめ、サッカー素人が!」とレアンドロが...

2017第17節柏(アウェー)戦

よく勝った。悪い時間帯もあったしミスもあったが、死力を振り絞っての勝利。 前半を観ていると出足でも負け、気持ちでも負け、先制点まで許し、とても勝てる雰囲気ではなかった。このまま追加点を決められてまた負けてしまうのか・・正直、そう思ってさえいた。 後半開始早々、クォンスンテが相手選手との接触により、右手親指を痛めて曽ヶ端と交代。普通、キーパーが負傷交代したら負けるイメージしかない。しかもリードされている状況。 しかし、金崎の一撃がチームを蘇らせた。 マークもつかれて楽な形ではなかったが、左ナナメPAやや外から強引にシュートを打ち、鉄壁と思われた中村航の頭上をブチ抜いて同点。 エースの得点で俄然、盛り上がる。 続けて得たFKを永木がファーに蹴り、目測を誤った中村航が飛び出して触れず、そのままゴール右上隅に決まって逆転。中村航から冷静さを奪ったのは金崎のゴールだったかもしれない。 ところが再びギアを上げてくる柏を受け切れず、曽ヶ端が飛び出したところをかわされてクリスティアーノに同点弾を喰らう。 ここからは気持ちの勝負。オープンな展開で攻防を繰り広げるなか、スローインからペドロ・ジュニオールが切り込み、金崎と同じような位置からシュート。相手に少し当たって絶妙なコースに飛んで勝ち越した。3本とも左からのシュートで、何かしらの加護があったのだろうか。 ペドロ・ジュニオールのことは半分は諦めていたが、これぞペドロ・ジュニオール!という文句のない力強いゴールだった。押し込まれる展開になった後は前線でタメを作り、攻守に貢献した。評価を改める。 守備陣では脚がつるまで走った山本。先制点の起点にされたとはいえ、伊東純をよく抑え込んだ。昌子もほぼ素人同然の三竿健(弟)を引っ張って最後まで踏ん張った。 思えばクォンスンテの負傷時のプレー、判定はファウルだったが永木は最後まで諦めずに追ってクリアした。あの粘りが勝利につながったのかもしれない。 ただ、三竿健(弟)のCBは残念ながら失格。何度も裏を取られていたし、本職ではない脆さが目に見えて出た。外国人枠の関係でブエノを使えない非常手段とはいえ、今後に不安の残る内容だった。今日は攻撃陣に感謝すべき。 持ち味である積極性も失われており、フィードの精度も悪い。色々と慣れないことをやって頭が一杯なのだろうが、いい方向に伸びてくれると思いたい。 永木とレ...