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上位に食い込むチャンス

内容、結果ともに上向きになってきた鹿島は、勝ち点10で11位に上昇。気付けば中位グループは混戦になっていて、2位広島の勝ち点16までが見えている。 まだまだ序盤なので順位は関係ないと言われるかもしれないが、観ている方もやってる方も当然上にいる方が気持ちいいに決まっている。GW中にもっと順位を押し上げたいものだ。 中4日での3(木)に清水(A)、中2日で6日(日)に鳥栖(H)。どっちも手堅いイメージがあるが、勝てない相手ではない。 スタメン予想は自信ないのだけど、まず清水戦は勝っているメンバーで行き、鳥栖戦はフィジカル的に少しいじるというような感じだろうか。余裕のある采配を振るうためにも、清水戦は勝敗だけでなく内容もカギになりそう。 この2つを勝てば、磐田、札幌、神戸と続き、一気にいけそうな組み合わせに見える。あとは上が落ちるのを待つだけだ。 面白いのはGW中、首位仙台が鹿島と同じ鳥栖、清水に当たるところ。一番有難いパターンは両チームが仙台に勝って鹿島に負けてくれること。うまいこといかんかな。 新潟戦で仙台に与えられたPKは、ダイジェストで観てもやっぱり甘いと思える。しかし、確か今年のゼロックスでも同じような判定でPKになった記憶があり、それを考えると正しい判定なのかもしれない。 ただ、あれをしっかり取るというのなら、多分ケネディなんかはうまいこと倒れるからPK取りまくりになると思うが。ウイルソンの倒れ方も微妙だったし。 主審の判定で勝敗が決するなんてことはゴメン。ちゃんと観て欲しいとだけ願う。 それに仙台とやったところは怪我人が多いのも気になる。詳しく調べていないから定かではないけど、4人くらいは出ていたはず。8試合で4人が多いかどうかわからないけども。 とにかくリーグを面白くするためにも、開幕戦で調子づかせてしまった鹿島が言うのもなんだが、仙台と当たるところは意地でも負けないようにして貰いたい。大逃げ決められてしまう。 神戸は前ガンバの西野監督に交代となる模様。鹿島のアウェー戦までに立て直さないで欲しいものだが。

新井場、輝く

古巣ということもあったのか、ガンバ戦の新井場はとんでもなく高いパフォーマンスを披露していた。 豪快なオーバーラップから相手DFをものともしないドリブル、味方にピタリと合う正確なパス、はるか彼方へ飛んでいくシュート。 こんなに輝いている新井場を観たのはいつぶりだろう。スカパー解説者のマイベストプレーヤーに選ばれていたが納得。 ただ、この先気温も高くなってきて、あれだけの運動量を維持出来るとは思えない。累積も3枚なのでいずれ出場停止になるだろう。控えがアレックスだというのを思うと、ちょっと心許ないのは本音。しかもアレックスは欠場扱いになっていたので、もしかすると控えでも無理かもしれない。 となると新人に任せるか、あるいはジョルジーニョの秘策があるのか。梅鉢だったらアレックスよりうまくこなせそうな気もするが。ひとつのポイント。 右サイドの西もようやく鹿島にフィットしてきて、本領を発揮してきた。この調子で両サイドバックが躍動し、ガンガン攻めて貰いたい。 勿論、両FWも得点量産を望む。興梠は早くも去年のゴール数に並んだ。まさかこのまま得点なく去年と同じってことはあるまい。広島の佐藤寿が点を獲りまくっているので、得点ランキングではまだまだ水をあけられてしまっているが、取れる時に取っておくと気持ちも楽になるだろう。 遠藤は勝負強くなってきたが、ムラがあるので全幅の信頼までは置けない。今のレベルを安定して出せるようになって欲しい。 こうして書いていると、悪かった時が嘘のようだ。あの時は全員が悪くてどうしようもない感じだった。ガンバ戦はその逆、全員がよかった。 前までは試合が近づいても不安の方が大きかったけど、今は楽しみで仕方ない。早く次の試合が観たい。

2012第8節ガンバ大阪(ホーム)戦その2

【2012第8節ガンバ大阪(H)戦・選手評】 曽ヶ端:ワクを脅かすシュートはなし。 西:キレがあり、運動量も豊富。両サイドバックが連動して攻撃出来ていた。パスも決定的で、アシストも記録。 山村:試合慣れしてきた。最終ラインからつなぐ意識もあり、フィードもまずまず。 岩政:高さでは圧倒も、時折致命的になりかねないミスもあり若干不安。 新井場:今季一番のデキ。最後まで衰えない運動量、闘志。相手をブチ抜くシーンも多々あり、サイドバックとして文句のつけようがない。クロスも精度が高かった。左サイドの方が安定している。 柴崎:危険なところを潰し、後ろから効果的なパスを散らす。ダイヤモンド型のアンカーとして充分な働き。 小笠原:周りが最高のデキだったので、ゲームコントロールに専念出来た。 遠藤:見事な先制点。前線でのつなぎもよく、停滞感もなくなった。パスの精度も高い。 ドゥトラ:ダイヤモンド型のトップ下。ドリブルも効いていて、球離れもよく、周囲との連携も合っていた。高さでも勝てるので助かる。守備にも入っており、攻守に効いていた。 大迫:決定機を何度か逃し、今日もダメだと思ったところようやくゴール。左サイドからの動きがよかった。 興梠:得点も挙げ、FWとしての役割を果たす。連動性もよかった。 青木:交代でボランチに入り、無失点に貢献。攻め上がりも大胆で、惜しいシュートも打っていた。同点、もしくは僅差の試合でこの姿勢が見られれば。 本山:見せ場はあまりなかったが、ワンチャンスでゴールを決めた。 ジュニーニョ:この展開だったら得点も欲しかったが、動き自体は悪くない。 ジョルジーニョ:スタメン、交代と采配が的中。危なげないゲーム運びだった。 一度はガンバペースになりそうだったものの、先制点を取ってからは完全に鹿島がゲームを支配。得点差が開いても諦めないガンバの姿勢が大量得点を生んだものの、後半相手にシュート2本しか打たせず、守備もよかった。 中盤でドゥトラが踏ん張れるから両サイドバックも思い切って上がれるし、スペースも生まれて遠藤が活きる。前も自由に動けて、後ろでは小笠原、柴崎が自分の仕事に専念出来るといった具合に全てがうまくいった。相手に研究されるか、運動量が落ちるまでこの形でやれるだろう。 ドゥトラは高さがあるので、後方からのルーズなロングボールに競れるのも大きい。自分だけでゴリゴリ...

2012第8節ガンバ大阪(ホーム)戦

完全勝利。浮上のきっかけをつかんだのは鹿島だ。 ジョルジーニョは、逆転した前節セレッソ戦後半のメンバー・システムをスタメンに採用。立ち上がりから鹿島のペースで進み、惜しいシュートを何本か打つも決まらず。 ガンバはのらりくらりと受け流し、気付けばガンバペース。パスをつながれ、セカンドボールも拾われ、耐える時間に入る。ここを凌いだのが勝敗を分けた。 右サイドでボールを持った西が、大迫とワンツーでサイドを崩し、丁寧なパスを中央に。余っていた遠藤がゴール左上に叩き込んで先制点。3試合連続ゴールと、今までの勝負弱さはどこかへ行った。中盤で効果的なパスを散らしたり、アシストを記録したりとMVP級の活躍だった。 後半、ガンバの逆襲が始まるかと思いきや、終わってみれば鹿島が圧倒。左サイドの新井場が最後まで運動量衰えず、ダイナミックな攻撃を演出。右サイドの西もデキがよく、やはり鹿島の生命線はサイドバック。 これもダイヤモンド型のトップ下に入ったドゥトラの存在が大きかった。キープ力、ドリブル、パスどれも文句なし。ゴールも決めそうな勢いだった。MVP。 アンカーの柴崎も地味だが効いていた。危ないところを察知する能力はタダモノではなく、技術も確かで囲まれても動じない。山村も試合慣れしてきて、落ち着いてプレー出来るようになっている。 興梠も波に乗っている。後半入ってすぐ、新井場からのグラウンダークロスをDFを背負いながら受けると、反転して左足でシュート。ゴール左に決まり、4戦連続ゴール。遠藤とともに勝利に大きく貢献している。 この後、バー、ポストに嫌われ、決定打を打てない嫌な流れになりつつも、左サイドで得たスローインから素早く再開すると、ドゥトラが突進。DFに囲まれながらラストパスを大迫に送り、ようやく大迫が決めた。 本人も気持ちが晴れたのだろう。交代で入った本山にパスを出して、本山の今季初ゴールをアシストするなどプレーに迷いが消えた。最後は相手GK藤ヶ谷が飛び出して来てトンネルしたボールを、おいしく頂いて2点目。遠藤、興梠ともに量産態勢に突入してくれると有難い。 ジュルジーニョの采配も効果的だった。万全でない小笠原を早めに下げ、ジュニーニョ、本山を入れてコンディション調整も兼ねた攻撃的な布陣。追加点も取れて狙い通りにいった。まさに完璧。 見応えのあるゲームに、結果も伴い、雰囲気もいい。ここ...

明日はガンバ大阪戦、先に浮上するのはどっちだ

現在15位の鹿島のすぐ上にガンバ、柏が同じ勝ち点で連なっている。ここだけ見れば上位争いにも見えるかもしれないが、実際そんなことはなくやっぱり15位は15位。 ガンバは新監督がチームにマッチせず開幕から低迷し、監督交代となってようやく復活の兆しが見え始めてきた。鹿島にしてもそれは同じことで、出来れば低迷したままの相手を叩き台にしてジャンプアップしたかったが、なかなかそこまで都合はよろしくない。 前節ガンバVS清水が日曜にやっていたので前半だけ少し観たけど、どっちもまったりした感じに見えたのは、観る方に気持ちが入ってなかったからか。夏場の試合のようにスピード感がなかった。清水の大前だけが元気だったが、先に得点したのはガンバ。これを活かして押し切った。 もっとも、全部を観たわけではないので細かいところはわからない。それでもまだ本調子のガンバではないように見えた。鹿島のホームだし、今のお互いの調子からすると勝てるはず。 スタメンはセレッソ戦のメンバーを基本に、柴崎のコンディションが整っていれば青木とチェンジというセンかな。怪我明けの選手の具合がわからないけど、いきなりスタメンってことはないだろう。 梅鉢は前回早々と交代になってしまったが、気持ちを入れ直して挑んでくれると期待する。 攻撃のキーマンは興梠。不調の波にはまると、とことん沈んだままだが、ノってくるとゴールを量産出来るタイプなのでまだいけるかな。大迫も今のうちに調子を取り戻したい。 守備ではラフィーニャを警戒。イグノが抜けて少しやりづらそうにしているが、なんといっても去年ラフィーニャを乗せてしまったのは鹿島。多分、向こうもいいイメージを持っているはずなので、ここを叩いておきたい。あんまり鹿島キラーばっかり作るわけにはいかないからね。 GWの連戦で一気に浮上するための一戦。試合に勝って、ガンバさんお先に、と軽やかに言いたいものだ。

情報に追いついた

しばらく情報遮断をしていたために知りませんでしたが、日本代表のトレーニングキャンプに岩政と大迫が呼ばれていたんですね。岩政はわかりますが、大迫とはなかなかシブい選択です。 大迫はチームでは動き自体は悪くないものの、肝心の得点が決められません。代表に呼ばれてことで生まれ変わり、得点出来るようになるとは思えませんが、何か現状を打破するきっかけをつかんでくれればなあ。 鹿島のゲームでも最初のうちは気持ちの入ったプレーをしているのですが、シュートを3本4本と外すうちに、心が折れていくのが何となく伝わってくる。自分がそう感じるだけなのかもしれませんが、時間が経つにつれ得点の生まれる気配が消えていく気がします。まあ、得点が決まってくればそういう印象もなくなるんでしょうが。 あと、ナビスコ札幌戦の評価で触れたアレックスですが、このところよくボールを貰った時に相手選手と睨めっこ状態になりますね。よく考えたらああいう場面、漫画で見ます。 相手DF「ふ、オマエにオレが抜けるかな」 アレックス「ソンナコト、カンタンダヨ。必殺ワザヲツカエバネ」 相D「やってみせろよ」 アレ「ム。オマエ、ナカナカヤルナ」 などという会話を挟んだ後、決まって中の方へボールを持って行き、もう一人のDFに寄せられて諦めて、ボールを後ろに戻す。このパターンは見飽きた。なんか書いてる方も同じことばっかり言ってる気がするが。 来月観戦に行く予定の神戸は、野沢と田代の活躍で泥沼を脱出した模様。どうせなら対戦するまでもがいておいて欲しかったですが。 にしても田代は勝負強いというか、勝ち運を持ってます。大久保が怪我で全治8週間とかだそうなので、そうなれば鹿島戦では田代、野沢がセットで出てくることになるでしょう。どっちがやりにくいのかわかりません。 まあ何にせよ、鹿島の調子が本物になっていればどこが相手でも問題ない。早くそうなって欲しい。

2012ナビスコ予選3節札幌(アウェー)戦その2

【2012ナビスコ予選3節札幌(A)戦・選手評】 佐藤:守備機会はほとんどなかったが、1本を決められてしまう。 西:古巣相手で気持ちも入っていた。数的有利もあり、右サイドを制圧。 山村:昌子とのコンビだったが不安定。 昌子:キリノをつかまえ切れていなかった。 アレックス:攻撃パターンが単純。流れが必ず止まる。数的有利になるまでは守備での脆さも露呈。 増田:精彩を欠く。 青木:試合展開もあり、押し込んでいたため目立たず。 土居:持ち味は出せていたが、シュート・パスが雑。守備も甘い。 本山:時折、実力の片鱗は見せるが単発に終わる。 ジュニーニョ:単独で相手を振り切るなど、調子も戻って来た模様。 岡本:最後に決定力を見せた。高さでは負けているシーンが多い。 ドゥトラ:数に紛れて個性が消えていた。 佐々木:DFをかわしてシュートまで持ち込んだシーンはよかった。 遠藤:プレスがかからないと自由にやれる。このメンバーでは存在感があった。ただ、切り込んでのシュートには気持ちが乗っていなかった。 ジョルジーニョ:大胆なターンオーバーを決行。あわや勝ち点を落とすところだったが、なんとか耐えた。 ボランチ二人が青木・増田になると攻撃に勢いが出ません。そこにきてアレックスの攻撃パターンが単純なので、まったく効果的に崩せなかった。本山もあれではどうしようもなかったのかもしれません。 岡本は高さで勝てると思ってましたが、田代のイメージが強過ぎるのか、「あれ?負けてばっかりなんだけど」という印象しか残らなかった。それでも最後に決めるところはさすが。ジュニーニョはDFをかわせるようになってきたし、調子は上がって来たように見える。 DFは山村と昌子ではまだ荷が重いのかも。相手に退場者が出なかった場合どうなっていたかはわからないが、リーグ上位チ-ム相手には厳しいと思われる。岩政は不安定に見えるけど、やっぱり居ないと大変なんだってことが再認識出来ました。 勝ったとはいえ、悲観的な内容の方が多かった。最後に勝てたのだけが救い。セレッソ戦も逆転勝利となったことだし、このまま連勝を続けていきたいものですね。

2012ナビスコ予選3節札幌(アウェー)戦

我が家はスカパーが標準画質のままなので、「スカパーHD誘導大作戦(勝手に仮名)」のため、今回のナビスコ予選は録画放送。標準でもナビスコセットをつけるとHDと同じくらいの料金なのに、そんな嫌がらせしなくったってねえ。 録画放送であっても生放送感覚で観たかったため、新聞・ネットを遮断して耐えていましたが、土曜のセレッソ戦の放送途中でほぼ試合内容が想像出来てしまいました。 最初から音を消して試合を観るかかなり悩んだんですが、音もないまま試合を観るのも盛り上がらないので、リモコン片手にナビスコのことに触れそうになった瞬間、消音モードにして対応、という非常に落ち着かないミッションに挑戦してました。 途中まではうまくいっていたんですが、鹿島が逆転したあたりで実況が、「鹿島はこれでFC東京戦、ナビスコ札幌戦に続いて・・」と言った瞬間、慌てて消音モードにしましたが、ここまで言われたら文脈から試合内容までわかりますよね。出来れば触れんといて欲しかったが、さすがに途中に試合を挟んでしまうとこうなります。 というわけで、多分、札幌に先制されて鹿島が逆転するんだろうなあと思いながら観始めましたが、まさかあんな展開になり、あそこまで引っ張られるとは思いませんでした。おかげで、よもや負けるのではあるまいな?という妙なドキドキ感を味わえましたよ。演出上手。 まあ、審判の力で勝ったんですが。キリノの2枚目は鹿島目線で見ても、厳しかった。PKで2点目なんかなと思ったくらい。どっちに誤審があってもスッキリしませんね。 シュート35本という、なんのスポーツかよくわからない数値を記録し、PKを除くと34本で1点。相手は1本1点で、あれで負けていたら、札幌の伝説として永遠に語り注がれていたことでしょう。 控え選手メインで臨んだ試合でしたが、あの1本は止めて欲しかった。 そして、アレックスはやっぱり酷かった。去年の後半ちょっとマシになったようにも見えたのに、だんだん悪くなっていく。わざわざ外国人枠を使ってまで必要な選手じゃなくなってきている。とりあえず一旦流れを切るのは何かのおまじないですか?呪文を詠唱するための予備動作ですか? 本山も全然噛み合わない。本人の調子自体がよくないのか、周りが悪いのかよくわからんのだけども。土居は何かきっかけがあれば化けそうにも思うが、まずシュートを1本決めたい。増田は・・。セレ...

2012第7節セレッソ大阪(ホーム)戦その2

【2012第7節セレッソ大阪(H)戦・選手評】 曽ヶ端:評価としては普通。確かに決定的に崩されてはいるのだが、防いで欲しいとも思う。 西:決勝点をアシスト。運動量も多く、右サイドを活性化。攻撃にもよく絡んだ。 山村:2失点は反省材料。 岩政:気持ちは入っていたが、裏を取られることも多く、対応が後手に回る。 新井場:攻撃で持ち味発揮。 梅鉢:よくなかった。相手をつかまえ切れず、前半早いうちに交代。 青木:効いていなかった。リードされ、攻撃的な布陣に変えたこともあって前半で交代。 小笠原:動きはそれほどよくなかったが、経験でしのぐ。ボールキープを起点にして得点も生まれた。 遠藤:ドフリーのコロコロシュートを外した時にはどうなることかと思ったが、汚名返上の決勝点も挙げ、得点にも絡んだ。守備でも頑張っていた。 大迫:決定機を決められず。気持ちは見えるが、FWとしては得点を挙げないことには。 興梠:ボールの引き出し、つなぎ、守備、ゴールどれもよかった。ミドルも1本強烈なものを打っていて、調子はよさそう。 柴崎:怪我から復帰。ダイヤモンド型の底に入り、バランスを取る。丁寧なつなぎとフォローが効いていた。PA内でパスを選択するのはマイナス点。 ドゥトラ:悪い流れを変えた。ボールキープ、ドリブル、パス、シュートと持ち味を活かした。守備ではやや強引なところがあり、カードも貰う。今後の注意点。 ジュニーニョ:西とのワンツーを決め、得点に絡む。前線で脅威になっている。 ジョルジーニョ:先に点を取られて苦しい形になったが、思い切った決断で流れを変えた。システム変更も正解だった。 序盤からセレッソが飛ばして来て、鹿島の対応が後手後手になっていた。それでも鹿島にチャンスがあったのだが大迫が決められず、逆にセレッソに一発で決められて先制を許した。更に前半終了間際にも失点し、普通なら負けパターン。 しかし、2点差に開いたことで、監督も思い切ることが出来たのかもしれない。後半からドゥトラをトップ下、柴崎をアンカー、中盤の左右に小笠原、遠藤というダイヤモンド型に変更し、見違えるようにボールが回って攻撃の形になった。 ドゥトラが決めてくれて楽になった。興梠もその流れに乗れたし、遠藤もひとつ決定的なのを外したけど取り返せた。まあ、右足はもっと練習しないとダメだけど。 興梠がかなりよくなってきているので、ジ...

2012第7節セレッソ大阪(ホーム)戦

正直、前半のデキ、0-2のスコアからして、思い切った手を打たないと勝つ可能性はほぼないと諦めてました。 その一手がドゥトラ。後半ドゥトラが入ったこと、相手が受けに回り、更にスタミナも切れたことから一気に鹿島ペースになった。怒涛の3得点を決めて逆転勝ち。途中、荒れた展開になり、お互いやりにくい試合だったが、しっかり取り切れたことは大きい。 前半、梅鉢・青木のボランチがいまひとつで、中盤で効果的に潰せなかった。セレッソの素早いパス回しについていけず、清武からの鋭いパスをキム・ボギョンに決められて失点。 梅鉢を早々と見切って復帰した柴崎を投入したものの、前半終了間際にカウンターからケンペスのシュートのこぼれ球を、再びキム・ボギョンに決められて2失点目。 ここまでは決定力の差がそのままスコアに出た。大迫は前半だけで3つの決定機をひとつも決められず、なかなか浮上しない。 大迫だけでなく、とにかく鹿島の選手は丁寧にいこうとし過ぎ。PA内でボール貰ってもまずトラップし、ダイレクトでシュートを打つイメージがなく、パスすることを前提にボールを受けている。 ドゥトラが入って自分の好きなようにシュートを打ったことが、最後の遠藤のゴールにつながったように思う。インタビューでは「パスも考えましたが」と遠藤は言ってましたが、いやいや、どう見てもシュートで正解。 遠藤は決勝点も決めたし、守備でも頑張っていたのでMVP級なのだが、やはり流れを変えたのはドゥトラなのでこっちをMVP。 反撃の1点目は左サイドで小笠原が粘ったボールを遠藤が拾いに行きセンタリング。こぼれたところをドゥトラが決めた。2点目も小笠原が右サイドで粘り、ドゥトラがフォローに行ってセンタリング。ぴったりのタイミングで走り込んだ興梠がダイレクトで合わせてゴール。 興梠は3点目で、おっと、得点王も目指せるんじゃないのか。3人目の交代が大迫ではなくて興梠だったのは疲労を考えたのだろうか。 決勝点は右サイドから西が仕掛け、ジュニーニョとワンツーを決めて中に切り込んでから左で余っていた遠藤に鋭いグラウンダーのパス。これを遠藤が思い切ってダイレクトで振り抜いてゴール左上に突き差した。西もようやく報われた気がする。 その後は粘り強く守って3-2で逆転勝利。ジョルジーニョの決断が見事でした。 松尾主審はよくジャッジしていたが、キム・ボギョンのイエ...

シュレディンガーの猫

ナビスコ札幌戦の結果を知らずに月曜まで乗り切ろうとしているため、現在ネット及びサッカー関連の新聞記事を見てませんので、一体どうなってるのか全然わかりません。 一応気になったので始まる前にスタメンだけ見たんですが、予想で書いたのとまったく違っていて、あわわわってなっちゃいました。大胆にターンオーバーやっちゃうタイプなんですね。 もはや自分の予想は、予想と言うのが恥ずかしく、とんでもなく外れている。馬券を買おうとしたら競艇場に着いちゃったというくらい外れている。ここのところびっくりするほどプライベートでも外れまくっているが、要するに注意力が足りないんでしょう。もうちょっと気を使って考えれば何とかなるのかもしれません。(まだやる気?)。 この間、電車で貴船神社まで行って来ました。来月のホームズ神戸戦を電車で行く可能性が高いため(チケットは入手)の予行練習だったのですが、電車は座れたらノンビリ出来るけど、立ったままだとツラいですねえ。運動不足です。 貴船神社はパワースポットでもあり、運気低迷している自分に力を分け与えてくれると思っておりますが、さてどうなるでしょう。水占いというのがあったのでやってみましたが、地味に末吉でした。水に浮かべると文字が浮かび上がってくるという変わったおみくじで、これは楽しかったです。貴船神社以外にもやっているところがあるみたいですね。 とりあえず、「何事も うまくいく」という言葉と、とぼけた馬の絵が書かれたキーホルダーを買っときました。ホントはステッカーにするつもりだったのだけど、貼る場所がなさそうだったもので。 さあ、見せてもらおうか、新しいお守りの性能とやらを、と買った時、ひそかに思いました。 話は戻って水曜の札幌戦。自分が観ることが出来るのは月曜午後なんですが、結果がわかっているのに自分はまだ知らないって状態の時、思い出すのがタイトルにも挙げたシュレディンガーの猫。 詳しく書くと長くなるうえ、自分も100パーセント理解しているわけでないのですが、強引にまとめると、シュレディンガーというおっちゃんが箱の中に猫と毒ガスを入れて密封し、毒ガスが噴射されたら猫は死んでいるけど、噴射されなかったら生きているという実験をした。 猫の状態は箱を開けるまでわからないため、箱を開けるまでは、「猫は生きていると同時に死んでいる」ということになるという、まあパラ...

2012第6節FC東京(アウェー)戦その2

【2012第6節FC東京(A)戦・選手評】 曽ヶ端:失点シーンはPA内の間接FKから。守備陣がうまく守り、枠を脅かすシュートはなかった。 西:クロスの精度高い。守備もしっかりやれていた。 山村:岩政との連携もよく、相手に攻めさせなかった。後ろからのつなぎも良。ボランチに上がってからはやや消えた感あり。 岩政:気持ちも入っていて、相手に攻撃をさせなかった。 新井場:守備重視か。サイドを突破させず、DFラインの連携もよかった。失点のきっかけとなるバックパス判定は不運。ツキはない。 梅鉢:カードを貰ってからも潰しにいけていた。バランスもよく、中盤の底で相手のスペースを消していた。 青木:梅鉢との連携もよく、相手にスペースを与えなかった。目立たないが自分の仕事をやれていた。 小笠原:2列目での起用だったが、後ろに下がることが多く、攻撃にはあまり絡めなかった。バランスは取れていた。 遠藤:攻撃に比重を置き、前線で好パスを配給。運動量的には物足りなかったが、2得点に絡んで勝利に貢献。 大迫:決定機を決められず。後半、ポストプレーでもボールロストするなど精彩を欠く。しかし、アシストを記録し、最低限の仕事は果たしたか。 興梠:他にも決められる場面はあったが、1得点は悪くない。前線からの守備、ボールの引き出しなども合格点。 ジュニーニョ:数的不利の場面をドリブルで抜いてシュート、勝ち越し点につながった。調子は上向き。 昌子:DFラインに入り、無難に守る。 増田:時間少なく評価なし。 アイルトン監督代行:交代策が当たる。リーグ初勝利。 何がよかったかと言うと、勝つという気持ちが最後まで見えたこと。相次ぐ不可解な判定に心折れてもおかしくないゲームだったが、負けなかった。 間接FKからカードが出まくったシーンは、昔、RPGで経験値稼ぎをしていた時を思い出した。いわゆる「ハメ技」で、一定のルーチンをこなしていれば簡単に敵を倒せて経験値を稼げるというアレ。 FC東京の選手がフェイクをかけるたんびに鹿島の選手にイエローが出て、まあ、動く方も悪いが、あのまま2枚目のイエローを喰らう選手が出るまでカード出しまくられるんじゃなかろうかと思った。退場者が出なくてよかった。 遠藤は守備の負担が減ったおかげで、攻撃面でいいところが出たように思う。青木、梅鉢といった守備的なボランチに、小笠原がバランサーのよう...

2012第6節FC東京(アウェー)戦

ようやく今シーズン初勝利。嫌な流れの試合展開だったが、後半アディショナルタイムに遠藤が決めて2-1での勝利。ベンチはもう優勝したみたいな騒ぎ方だったけど、観ているこっちも同じような気持ちでしたよ。 スタメンはボランチに青木を入れて小笠原を2列目に上げる、守備重視の布陣。狙いは当たり、FC東京にボールを持たれながらもシュートを打たせず、カウンターやセットプレーから何度かチャンスを作る。も、やはり興梠、大迫が決められない。 前半途中、遠藤からのパスに抜け出した興梠と権田が激突し、権田が膝を負傷して交代。 FC東京ポポヴィッチ監督の試合後のインタビューでは、判定には納得いかない感じでしたが、このへんでカードが出なかったことに対してだろうか。先にボールに触ったのは興梠だし、どう見ても不可抗力なんですが。 むしろ鹿島側からすれば、新井場のバックパスの判定なんて帳尻合わせにしか見えなかったし、やり直しでカードも大量に貰った。後半アディショナルタイムも取り過ぎで、不満たらたらなんですが。 スカパーの実況もやたら審判団を擁護する発言をしてました。まあ、それはわかるんだけども。 木村主審だったら劇的な遠藤の勝ち越しゴールも、胸トラップのところをハンドとかいちゃもんをつけてノーゴールにしてたかもね。 展開の読めないゲームを先制したのは鹿島。遠藤が中盤でボールをカットし、カウンターで右に開いた大迫にパス。丁寧に折り返して真ん中でフリーの興梠がここはしっかり決めた。あれを外したら色々と立ち直れなかった。 このまま逃げ切りを狙ったものの、前述したように新井場が流れのなかで後ろに戻した・・というか足に当たって戻ったボールを曽ヶ端がキャッチしてバックパスの判定。間接FK。何回もやり直しになり、大量にカードを貰った挙句こぼれ球を田邊に決められ同点。 新井場は不運な判定が勝敗に直結しており、今日もやってしまったか、という思いもあったのだが、選手の気持ちは折れなかった。 途中交代のジュニーニョがカウンターでDFをかわしてシュート、GKが弾いたボールを、ちょうどいいところで待っていた遠藤が落ち着いて決めて勝ち越し。 最後のカードを大迫OUT増田INで、ドゥトラも使わずしかも遠藤を残した時は「なんで?」と思ったものの、正解でした。やりますね、アイルトン代行。遠藤は興梠へのゴールにならなかったパス2本や、先...

勝負強さが欲しい

ギャンブルはイカサマでもしない限り、100戦100勝はまず有り得ない。なので勝つ時に最大限に勝ち、負ける時を最小限に留める。これが鉄則。 サッカーは力差があれば100戦100勝も、まあないわけじゃないのでギャンブルの鉄則には当てはまらないが、もうひとつ大事なことがある。 それは勝負どころを外さないこと。 競馬や競艇で勝つ時は一発で仕留めるのが手っ取り早いのだが、一日だらだらとやっている時にもどこかにチャンスはある。ない時もたまにはあるが、それはもう勝負云々以前の話なので除外。 たとえば、ここを当てたらその配当金で次のレースで大きく勝負に出られるとかいう場面。その1本を外してしまうと、ほぼ挽回は見込めない。 サッカーも終わってみれば、「あの時決めておけば」「あれを止めていれば」という場面がある。FW、あるいはGKに求められることが多いが、今季ここまでは大迫、曽ヶ端ともにそれが出来ていない。 特に大迫にはたくさんのチャンスがあっただけに残念。(もっとも、1本は審判の必殺技で無効にされてしまったが)。 U23の練習試合でも新メンバーが試され、結果を出した者もいる。外してばかりはいられない。 決めろ、大迫。 追記。ジョルジージョは明後日のFC東京戦でベンチ入り停止処分となりました。誤審した木村主審の方はなんも書いてないのでわかりませんが、多分何もないんでしょう。 喧嘩片成敗。そんな言葉があるかはしらないが、新井場が退場の時に言ったように(正確には、こちらが大人にならないとだったか)、お兄ちゃんなんだから我慢しなさいということかな。

うまく付き合っていくしかない

ちょうどこの前、伊坂幸太郎の「PK」という本を読んだのだけど、サッカーで八百長が絡む話だったので、このところの誤審続きに要らぬ心配までしてしまった次第である。海外サッカーでは時々問題になったりしているけど、Jリーグは大丈夫なんでしょうね。 というのも、後から映像で観て明らかに誤審とわかる判定についても(鹿島だけでなく)、取ってつけたような理由で主審の判断が「正当」と説明されてしまうからだ。 審判が大変なのはわかるんだけど、誰もが言うように、選手・監督・チームだけが出場停止やら罰則を受けて、誤審をした審判がそのままお咎めナシってのでは。逆に文句言った方が裁きを受けるとかって、「お上への直訴は切腹」の時代じゃないんだから。 スカパーでのダイジェストでも問題のシーンはほとんど触れなかったし、西が倒された場面は完全カットだった。もうちょっと突っ込んで貰いたかったなあ。 不可抗力の出来事でも、知らんフリでは後味の悪さは残ったまんまになるからねえ。 ジョルジーニョは試合後のコメントで、「レフリングに関して僕が発言するのは今日で最後です。我々のチームを贔屓してほしいということは一切求めません。ただ、公平な笛であってほしい」と言ってますが、最後とか言わない方がよかったんじゃないかな。多分、これから何度でも同じことが起きると思うから。 まあ、審判がいなけりゃゲームも出来ないわけだから、お互いうまいことやっていくしかないんですが。 うまいことやっていくと言えば、スカパーのサッカー放送中の上下に流れる宣伝テロップ。2度苦情を入れた後はさすがに面倒になって放置してますが、一向に止める気がないのは(少し時間は短くなった気もするけど)、前にも書いたように皆さんそれほど気にしていないということかもしれません。 HPではカスタマーセンターの電話がつながりにくくなっていると書いてあり、苦情だったら自業自得なのにしめしめと、ダークな部分の自分がほくそ笑んでおります。 だけどそんなこと言っていて「じゃあもう中継してやらん!」てことになったら大変だから、ここもやっぱりうまくやっていくしかない。なんといってもスカパー様ですよ。と、急に下からブログ。 最近は試合が始まる前に、上下に紙を張って目張りをして問題の部分を隠しているのですが、これもまた面倒な手段で。 この話を友人にしたところ、テレビの画面設定を変えれ...

中盤の理想形は?

ここ数試合は中盤はボックス型でボランチを梅鉢、小笠原、2列目に遠藤を起用という形が続いている。 梅鉢は運動量だけでなくパスセンスもあり、レギュラーの座は勝ち取ったと見てよく、これから経験を積んでいけば、体力配分なども覚えて連戦もこなせるようになるかもしれない。監督も信頼も厚く、サポーターの期待も高い。 小笠原も開幕当初のキレはなくなってきたように見えるが、ゲームコントロールを出来る選手なので動かさないだろう。しばらくは二人で固定し、青木と怪我明けの本田はベンチ入りがまず目標となろう。 2列目は遠藤が起用されているが、正直言うと物足りない。悪い時にとことん悪いので攻撃も停滞するし、守備もプレスが効かなくなる。もうちょっと成長してくれると助かるのだが、ずっとこの調子だから望みも薄い。セットプレーでのキックも精度を欠いている。それでも起用されているということは、監督の要求するプレーは出来ているということなのだろうか。 本来なら怪我で抜けている柴崎のポジションに入らなければならない増田は、ベンチ、もしくは出場機会なしという状況。テレビで観ているぶんには、ナビスコ大宮戦で途中出場した時は充分やれているように見えた。遠藤と比べると増田の方が上のようにも思うし、セットプレーのキッカーにしてもいいボールを出せると思うのだが。 浦和戦では2列目に起用された土居は、試合展開や相手チームのシステムなどもあって持ち味は出せなかった。 ドゥトラは監督のコメントによるとまだ体調が整っていないようで、現在は試合に出ながら調子を取り戻している段階とのこと。本調子になればスタメンとなるだろう。 これらのことを考えると、中盤の理想形は2列目にドゥトラ、柴崎、ボランチ梅鉢、小笠原になろう。世代交代を考えると小笠原のところが増田になればベスト。そうなるためには増田が監督の信頼を勝ち得る必要がある。スーパーサブで土居が使えるようになれば、更に若いメンバーになる。 メンバー編成とか考えると楽しいメンツ。勝ちがついてくればもっと大胆に使っていけるんだけどね。 あれ。でも、やっぱり遠藤の評価は低くなるなあ・・。

2012第5節浦和(ホーム)戦その2

【2012第5節浦和(H)戦・選手評】 曽ヶ端:2本がフリー、1本がPKなので仕方ないと言えばそうだが、見せ場がなかった。 西:好調。大胆に攻めていたし、クロスもよかった。 山村:ゲーム途中から修正出来たが、序盤での失点が痛かった。ボールを持って前線まで上がるなど、試合には慣れて来た模様。 岩政:3失点(1PK含む)ともに相手をフリーにしていた。 新井場:攻撃重視。スピード溢れる攻め上がりで左サイドを活性化。攻撃面では合格。 梅鉢:最初は相手とのギャップに戸惑っていたようだが、修正出来た。アシストも記録。後ろからの配給もよかった。 小笠原:中盤の底でバランスを取る。先制後、続けて失点を許したのは迂闊。飛び出して来る選手をつかまえ切れなかった。 遠藤:全てにもうひとつ足りない。せめてミドルが決まっていれば。 土居:積極性はあったが、ゲームを作れず。 大迫:決定機を決められず。得点もファウル判定で取り消されるなど、点を取れない。 興梠:先制点は落ち着いて決めた。相手DFが密集するなかで頑張ってはいたが、得点が欲しかった。 アレックス:味方との呼吸も合わず、ちぐはぐなポジショニング。不安定なまま終わった。 ジュニーニョ:万全のデキではない。 ドゥトラ:交代直後はいい突進力を見せたが、相手を脅かすシュートはなし。 ジョルジーニョ:判定に泣かされる。最善の手は尽くしたが及ばず。 チーム状態はよくなっていると言うとそうなんだけど、今は勝って勢いをつけなくちゃいけないので、負けたのは痛い。得失点差でまだ札幌より下で最下位キープ。 世代交代を含めたチームの再構築という点では問題ないものの、優勝を狙うのならそろそろマズいんでないかい。 無得点の壁はようやく破れたが、リーグ初勝ち星ゲットは遠いねえ。

2012第5節浦和(ホーム)戦

審判の力は偉大だね。PA外のファウルをPKにして、PA内で倒されたのはスルー。普通の競り合いを制してゴールを挙げたらファウルにして無効。こんなんではやってる方もたまらんなあ。 鹿島側で悔やまれるのは、得点した直後にソッコー2点取られて逆転された守備。いくら立ち上がりで対応が遅れたと言えど、2本続けてドフリー。 興梠の先制点もやけにあっさり決まったし、前半5分まではお互いにシュート練習でもしているのかと勘違いするくらいだった。 判定の他に勝敗を分けたのは、誰の目にもわかる決定力の差。マルシオ、ポポは余裕があったといえ、完璧なゴール。曽ヶ端も無抵抗過ぎる気がしたが。 興梠は1点取ったものの、あといくつかチャンスはあった。大迫は西からのクロスをフリーで貰ったシーンは決めなきゃいけない。遠藤もミドルをバーに当てるのは天才的だし。 一応得点経過を書いておくと、鹿島は遠藤、梅鉢で右サイドを崩し、梅鉢の上げたクロスをフリーの興梠がヘッドで得点。 浦和は鹿島の守備の乱れをついて、柏木がマルシオに絶妙なパス。フリーで決めた。2点目も同じような形で、柏木が起点となり、後ろから入って来た阿部がワンタッチでつないでフリーのポポにパス。これも決めた。 3点目も同じように抜け出されたマルシオにタックルにいった新井場のプレーがPKと判定され、マルシオが決めたもの。一番最初に書いたように、PA外でのファウルだった。主審、副審ともにちゃんと見えてないってどういうこと。 ちなみに新井場はリーグ出場全試合でカード貰ってます。 その後、西がPA内まで進入した際に後ろから足をかけられて倒されたのがスルー、大迫が相手DFとの競り合いを制して抜け出し、GKもかわしてゴールを挙げたら競り合いの際のプレーがファウルとされて無効。どっちもキツいが、特に大迫の方は試合展開的にキツかった。 結果、1-3となったわけだが、鹿島にもチャンスがなかったわけではないだけに、もうひと押し欲しかったというのも本音。 増田を抑えてスタメンとなった土居は、積極的にシュートを打つなど自分をアピールしたものの、噛み合っている感じではなかった。 ドゥトラは交代直後は持ち前の突進力を見せたが、その後何故かナリを潜める。ジュニーニョも絶好のタイミングでのパスを踵に当ててフイにしたりとまだまだ本調子ではない。 左サイドはアレックスに代わった途端に迫...

2012ナビスコ予選2節大宮(ホーム)戦その2

【2012ナビスコ予選2節大宮(H)戦・選手評】 曽ヶ端:飛び出しの判断等はよかった。キックミスが気になる。 西:高い位置から攻撃参加。クロスもよかった。もう少し周りが使ってくれれば、もうひと仕事出来たように思う。 山村:詰めが甘い部分はあるが、無難にやれていた。実戦にも慣れて来た様子。 岩政:時折出るミスが失点に直結しそうで怖い。審判との相性もよくなく、ファウルも貰っていた。体は張れていた。 新井場:どちらかと言うと守備重視。上がっても使われないこともあった。 梅鉢:最後まで走れていた。自分の出来ることだけを忠実にこなし、相手の攻撃を潰した。 小笠原:ゲームコントロールに専念。後半バテる。 遠藤:悪くはなかったが、キレはなかった。シュート、プレースキックともに精度なし。 柴崎:センスのよさを見せ、地味だが攻守に効いていた。左足(太もも?)を痛めて交代を余儀なくされる。 大迫:前線でのキープ、シュートとFWらしさは見せた。ただ、肝心のゴールを奪えなかった。 興梠:値千金のゴールを挙げた。それだけでも合格だが、前からのディフェンス、飛び出しての起点作りと精力的に自分の役割をこなした。 増田:怪我の柴崎に代わって出場。気持ちが入っていた。ゴール前にも顔を出すなど、持ち味は出せた。 ドゥトラ:突進力もあり、パスもよかった。人数が足りてなくても攻撃出来そう。 ジュニーニョ:シュートセンスはさすが。フィジカルが整えばゴールも挙げられそう。 ジョルジーニョ:我慢の勝利。終盤、膠着した状態から、外国人二人を投入しての逃げ切り成功。 ナビスコ連勝です。まあ、横浜Mよりも更に調子の悪そうな大宮に、ようやく1-0で勝っただけといえばその通りなので大きなことは言えませんが、それを言うと川崎戦や仙台戦もセットプレー一発で負けただけとも言えるので、勝ちは勝ちでヨシとしましょう。 B組のライバルは横浜Mと神戸だと思っていたのですが、どこが抜け出すという感じもありません。まだ2戦目ですし、とりあえずホームで連勝出来た鹿島は今のところ問題なし。 梅鉢は続けてスタメンも頷ける物凄い頑張りようでした。連戦になった時もアテにしていいのかわからないけど、いつもあのくらいやるためには週一くらいにしておく方がいいような。浦和戦も中2日で行くのだろうか。 チーム全体に言えるのは、PAに入ったらシュートは打とうっ...

2012ナビスコ予選2節大宮(ホーム)戦

大宮のデキの悪さにアシストして貰い、何とか1-0で勝ちました。予想記事では1-0を目標に、と書きましたが、まさか後半全捨てでそれを目指すとはビックリ。想定していたのはこんな感じではなかったんだけどな。 決勝ゴールも、正直、全然期待してなかった興梠が決めた。そういやカップ戦ではよく決めてくれている。シュートは仕事じゃないって言ってごめんなさい。MVPです。 逆に大迫は決定機は少なくとも2本はあった。ドリブルで自ら仕掛けてシュートに持ち込んだやつと、後半カウンターで興梠のスルーパスに、絶妙のタイミングで飛び出してGKと1対1になったやつ。 ひとつめはドリブルが素晴らしかったし、ふたつめは飛び出しが最高だった。特にバック側副審の、まるでファミコンのスペランカーをプレーしているような、とても当たり判定の厳しいオフサイドラインを切り抜けたのは見事。でも外し方が柳沢そっくりでした。 遠藤も2~3本決められるのがあった。この前は右足でいいシュートを打ったのだけど、基本的に左足に持ち換えるから遅れてしまう。トラップもあんまりうまくないし。西の豪快なオーバーラップからの折り返しは、少なくとも枠に飛ばさなきゃ失格でしょう。 柴崎もあまりボールに触れなかったけど、触った時にはいい仕事をする。先制点の起点になったのも、柴崎から大迫へのスルーパスがGKに弾かれたこぼれ球を興梠が押し込んだものだった。 しかし、守備でクリアにいった時、左足を伸ばしてしまって前半で交代。我慢強い柴崎がすぐに交代したので、かなり心配。軽い怪我で済めばいいのだけども。 代わって入った増田は目の色が違って見えました。梅鉢にポジションを奪われ、相当、気合いが入っていたのでしょう。プレーにも気持ちが入ってました。 小笠原も気力で最後まで踏ん張ってましたが、さすがに限界が見えますね。後半、キャプテンマークを巻いてなかったように見えたけど、ギリギリまで体力を使うために、わずか数ミリグラムでも余計なものを身に着けないとかそういうことなのだろうか。ルールでは誰かが着けなくちゃいけないとかないのかな。 小笠原が動けないぶん、梅鉢が相当走り回ってました。よく90分もった。試合後のインタビューで、あそこまで疲れている選手って初めて観ました。 チームとしては、後半ほぼ受けに回ってしまったせいで、相当我慢の強いられる展開になりましたが、大宮...

若手にはチャンス

メンバー固定のオリヴェイラとは違い、積極的に若い選手を使っていくジョルジーニョ。チームとしては世代交代を掲げているので、その理念に適っていると言える。 山村は中田の怪我もあってCBで出場機会を得ている。ボランチも数十分くらいはこなしたのだが、正直、こちらはあまり適応しているとは言えず、出来ればCB一本で経験を積んで欲しいところ。 昌子もサイドバックで出たり、戦術的交代でCBで途中交代出場したりと、試合に出る機会に恵まれている。CBは手薄なところなので、こうやって実戦をこなせるのは有難い。 梅鉢にも出場機会が回って来た。横浜M戦では充分やれるだけのものは見せたので、今後もこれを自信としてレギュラーの座を狙いたい。 しかし、これによりボランチは熾烈な争いになる。青木、増田はもとより、怪我の癒えた本田もここに参戦する。いくつか前の記事で書いたが、増田のメンタル面が心配。青木はそのへんタフだし大丈夫だと思うが、増田のプレーには迷いが見える。試練だと思って乗り越えて貰いたい。 柴崎は外せないと思わせるプレーは出来ているので問題なし。遠藤はいい時と悪い時のムラがあり過ぎるので過度な期待が出来ないのが微妙なところ。スタメンの座を勝ち得ているのを見れば、監督の評価は高いのだろう。 土居ももっと出場していい選手なのだが、本山でさえなかなか出られない状況。新加入のドゥトラがデキる外国人なら更に激しい。ここは我慢の時。 ・・と、こうして書いているといい選手が一杯いて、誰を使おうか迷っちゃうな~的な感じになるのだが、チーム成績はリーグ3敗1分、ナビスコ1勝だからね。不思議というか、全部はうまくいかないものだ。 ジョルジーニョの思惑はわからないが、こうやって全体のレベルを押し上げてておきつつ、一気にチームをまとめて反撃、ということでいいのかな。 ただ、何事も限界線ってのはあるので、そのへんは見極めないといけない。開幕5戦勝ちなしで逆転優勝したことがあるのでまだまだ大丈夫、と思っている人も多いが、あれはホントに稀なこと。 ギャンブルでも一度万馬券を当ててしまうと、ちょっとくらいの負けはいつでも取り返せるみたいな気持ちになることがあるが、そういうケースではそのまま沈むことが多い(自分だけ?)。 形としてはキャプテン小笠原をベンチに押しやるくらいの成長を、増田なり青木なり、若手なりが成長してくれれ...

2012第4節横浜M(アウェー)戦その2

【2012第4節横浜M(A)戦・選手評】 曽ヶ端:特に活躍の機会なし。 アレックス:体調は回復傾向か。運動量は随一。ポジショニングの悪さも運動量でカバー。クロスはまずまずだったが、キレはなし。 山村:落ち着きはあったが、時折ヒヤリとするシーンもあり。経験を積めば解消出来るとは思う。ボランチに上がってからは存在感がなくなった。 岩政:高さでは勝っていた。わりと危ない守備もあったが、無失点に抑えることが出来たのは前進。 西:怪我明けで今季初出場も、攻守ともにまとまっていた。うまくコーナーキックも取れていたし、守備でも決定機を防いだ。 梅鉢:リーグ初出場。出足もよく、相手の攻撃も潰せていた。走れていたし、合格点。 小笠原:周りの運動量が上がったおかげでゲームコントロールに専念。だが、相手を脅かすような仕掛けはなかった。プレースキックも迫力なし。 遠藤:よく動けていた。リズムもよかったし、パス・シュートとも持ち味を出せていた。 柴崎:攻撃に絡む回数も多かったし、ボールをよく追いかけていた。トラップもうまく、ボールも丁寧に裁けていた。欲を言えばミスも多く、そのあたりは課題。 大迫:FWらしくシュートは打てていた。だが、ボールを貰う動きがいまひとつ。 興梠:前線からの守備、ボールの引き出し、起点作りとひと通りの仕事はこなせた。惜しいシュートシーンもあったが、わずかにタイミングが遅くクリアされたり、潰されたりしてしまう。ここを克服出来れば。 本山:攻撃を活性化するための起用だったが、逆にリズムを失ってしまった。 昌子:梅鉢の疲労・カードを考慮して、山村を一列前に上げるための交代。昌子自身は無難にやれていたが、ボランチの山村が機能せず。 ジュニーニョ:孤立する場面多い。個人で突破出来るほどのデキではなく、単発に終わる。 ジョルジーニョ:スタメンを変更して臨み、それはある程度うまくやれていた。ただ、交代するごとに勢いを失っていくのは心配。 システムは4-4-2で固定し始めたようで、そのあたりは落ち着いた感があるが、メンバーを代えているのでなかなか連携がうまくいかない。 誰が出ても問題なくやれているのが逆にメンバーを絞れない原因かもと、ちらと思うが、まあ、少なくとも走れるようにはなっていた。あとは得点だけかな・・って、それがずっと悩み事か。 Jリーグに質問状を送った新井場の件は、普通に...