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打てば響くの法則

先週あたりに、加入時に比べて、もやっとしていると書いたレナト、ドゥトラ。両名がシステム変更により持ち前の攻撃力を発揮した。 まさに当ブログを全否定するかのような活躍ぶりだが、それでチームが勝ってくれるならいくらでも当方の予想が外れてくれても構わない。幸いにして、外れることには慣れっこなのだ。 レナトの1本目は、遠くて誰がアシストしたかは不明(録画で大迫と確認)だったが、フリーでボールを持てたのはわかった。迷わずシュートを選択し、見事にゴールとなった。 やっぱり、ゴール前でボールを持ったらまずシュートだ。2本目も前が空いた瞬間にシュートを打ち、藤ヶ谷のファンブルもあって得点となった。 あの時のドゥトラの反応は、スタジアムの上の方から観ていても驚くくらい凄いスピードだった。瞬間移動したように見えた。 残念ながらその後は二人ともおとなしくなってしまったが、あのくらい積極的にいって貰えると得点につながるし、観ていて楽しみがある。 前半の方で、レナトがワンタッチで左サイドのスペースに出し、大迫が反応出来ずにサイドラインを割ったシーンがあったが、ああいうチャレンジをもっとやって欲しい。カウンターはそのくらいやらないとチャンスにならない。 後半は柴崎が左サイドから持ち上がる場面が何回かあった。FWなら「縦に行って、ニアにシュート」という選択もあっただろうが、中に持っていって囲まれるという結果が多かった。 遠慮かどうかは知らないが、柴崎の技術ならミドルでも枠を狙えると思う。2列目に上がったことだし、ガンガンシュートを打ってこっちにペースを持ち込んで貰いたい。 ・・って、不満を書いとけば柴崎も覚醒してくれるかな。

2012第27節ガンバ大阪(アウェー)戦その2(観戦)

現地観戦と録画では随分印象が違ったが、観戦時のぶんを参考に。ちなみにテレビの方がよく見えた。 【2012第27節ガンバ大阪(A)戦・選手評】 曽ヶ端:ミス多い。ポジショニング、パンチング等の判断を含め、悪かった。 西:よくやっているのだが、攻撃、守備にも惜しい。 岩政:いいカバーもあったが、またも2失点。90分通しての堅さがない。 青木:ヘディングでのクリアが中途半端。本職ではないのでミスがあるが、そろそろ試合数もこなしてきたので克服して欲しい。 新井場:動けるところと動けないところの差が出て来た。フィジカル的に厳しい。 本田:中盤の底で安定していたが、後半、足をつって交代。まだ90分戦える体ではない。 小笠原:精彩を欠く。ドリブルで突破してくる相手を追い切れない場面が目立つ。運動量も少ない。 柴崎:中盤でバランスを取っていたためか、目立たなかった。シュートに関してはタイミングが悪いのか、うまくいかない。単独で突破出来そうな場面でも味方を待つこともあり。 レナト:先制ゴール、2点目を引き出したシュートと、攻撃面では文句なし。 ドゥトラ:ゴールシーンの反応は速かった。システム変更のおかげもあり、攻撃に重点を置けていた。 大迫:ワントップとしては申し分なし。あとはゴールが欲しい。 遠藤:悪くはなかったが、よくもなし。左足しか使えないのが致命的。守備意識も低い。 昌子:いい面もあったが、投入後に失点は役割を果たしたとは言えない。 本山:前線でいいタメを作れはしたが、追加点を奪うことが出来ず、守りにも貢献出来なかった。 ジョルジーニョ:システム変更は、内容はともあれ多少なりとも効果はあった。しかし、本田のトラブルに対応し切れず。中途半端な交代になってしまった。 現地で観ていると後半はほとんどガンバペースでいつかやられるだろうという雰囲気だったのだが、改めて録画で観直すと、カウンターからそれなりに攻めの形は出来ていた。 シュートもまったく打ててない印象だったが、そこそこ打っている。そのわりに点が取れそうになかったのは、ワクに飛んでないからだろう。惜しかったのは大迫のポスト直撃くらいだった。 ポイントは本田の交代。自ら足をつったと申告してのものだったが、昌子投入で青木をボランチは間違ってはいないとも思える。 しかし、結果論で言うと、興梠投入で4-4-2に戻すとか、増田を入れて3...

2012第27節ガンバ大阪(アウェー)戦(観戦)

あそこまでいったら勝ちたかったが、喜べるほどの内容でもなく、2-2で終わったのはむしろ勝ち点拾えたと思うべきなのか。 流れを変えるべく4-3-2-1の大迫ワントップのシステムに変更。確かに中盤の底に人数は増えたものの、スキマが少なくなっただけで、こちらからボールを奪えているわけでもなく、攻撃に移った時の腰の重さったら、コタツに入ってほっこりしている人間のごとし。 2点目はドゥトラのスピードが活きたための得点ではあるが、イージーボールをこぼしてくれた藤ヶ谷のおかげでもある。 後半、ガンバが前がかりになったおかげで攻めも出来ているようには見えたが、正直、これでやっていくには相手がまともだったら攻守において厳しい。よくこんなバラバラな形で2点も取れたものだ。 裏を返せばガンバの守備が注意力散漫だったし、攻撃もレアンドロ頼み。試合後、ブーイングらしきものが起きていたが、あれがブーイングだとしたら、「鹿島ごときに引き分けやがって」という感じか。 足をツルツル滑らせる両CB、ボールウォッチャーになって、絶対にケアしなければいけないレアンドロをフリーにして得点を許すDF陣。1点目も終了間際の同点弾も、人数はたくさんいたのに肝心要の選手がフリーってどういうことだ。 レアンドロに絶好のパスを渡して自分で止めるという自作自演でスタジアムを沸かせた曽ヶ端は、打ち合わせでもあったのかと思うほど。小笠原も見えないところに重りをつけているのかと疑うくらいのキレの悪さ。相手のスピードにまったくついていけていない。 集中力のムラが大きい西も最後のところで反応が遅く、失点に絡む場面が多い。前にいる選手の中途半端なクリアが最大の原因とはいえ、どっちか止めて欲しかった。 大迫のワントップはよく出来ていた。ボールを受けて収めたり、散らしたり。もう少し後ろが押し上げてくれれば、自身もゴールに向かうチャンスもあった。後半、ポストに直撃したシュートがあったが、あれを決められたらパーフェクトなんだが。(カウンターで足を滑らせたやつと)。 レナトのゴールも見事。2点目にも絡んで、攻撃面では結果を出した。イエローは録画で観ると家長を蹴っていたので仕方ないが、家長が先に蹴っている。ちゃんと両者に出して貰いたい。ほぼシュミレーションと言っていいPA内での転倒も要チェック項目。 結局、ガンバ相手には3-2くらいでないと勝て...

ガンバ戦、アウェーだけど勝たないと

9月25日づけの読売新聞に載っていたのだが、ガンバは今季ACLを含めた公式戦で挙げた9勝全てが3得点以上だそうだ。逆に2得点以下は7分19敗となっている。 勿論、レアンドロの加入で条件は随分変わっているので、アテには出来ない数字かもしれないが、ひとつの目安になるかもしれない。 レアンドロは復帰後7試合で9得点、チームも4勝3分。出場しなかった試合のみ負けている。どう考えたって、誰が考えたって、無の心で考えたって、レアンドロを抑えられるかどうかが勝負のカギ。 しかし、正直、今のDF陣が無失点に抑えられるとは思えない。だとすれば引いて攻守にバランスを崩すより、2失点は覚悟で、3-2で勝つようなプランを立てた方がいいんじゃないだろうか。 その方が失点した時に意気消沈しなくて済むし、1点取られてガックリするようなら、いつかの金沢での戦いの再現になる可能性もある。(雨が降ったら更に嫌な記憶が蘇る)。 ガンバは残留に向けて士気は上がり、結果もついて来ている。しかも残り8戦のうちホームは3戦しかなく、この試合に臨む気持ちは並々ならぬものがあろう。むしろ相手がガンガン攻めて来てくれて、眠れる闘志が蘇ってくれれば儲けものなくらいだ。 新井場は自身の経営するサッカースクールの生徒を呼んで、ハイパフォーマンスを披露して貰うとして、スタメンはコンディションのいい人から使って欲しい。前節でジョルジーニョも身に沁みたと思う。 飛ばねぇ豚はただの豚だが、動かねぇ選手はただの木偶(でく)だ。 上で取り上げた読売新聞からもうひとつ拾うと、勝ち点40以上でJ2に落ちたチームは過去にないとのこと。現在勝ち点28のガンバは、残り8試合で4勝を目標としているらしい。 鹿島は現在33なので2勝1分が最低ラインとなるが、果たしてそういう明確な目標が鹿島に設定されているのか。漫然と試合をこなしているように見えるので、まずはそこを修正して貰いたい。 走って走って、それでも駄目なら納得もする。 (明日は観戦予定なので、試合記事の更新は遅くなると思います)

レナト、馴染み過ぎちゃってない?

救世主として期待されたレナトは、加入してからすぐにその実力を発揮し、得点に直結するパス、ミドル、キレのあるプレースキックで劇的に鹿島を変えてくれるんじゃないかと予感させた。 コンディションが万全でなく、連携もそこそこでこのくらいの活躍ならばどれだけ上積みがあるんだろうと、期待だけはバベルの塔のように聳え立ったのだが、なんとなくバベルの塔のように崩壊した気がする。 勿論、レナトが悪いというのでもなく、いい選手という評価は変わらないのだが、変に馴染み過ぎて個性が埋没してしまっているように見える。 ミドルを打ってもいいタイミングでパスを出したり、味方に合わないために鋭いパスを出さなくなったり。レナトのパスは難しいが、合いさえすれば一発で得点出来るような雰囲気があったので、FWが合わせる努力をしなければいけなかったのでは。 今のレナトは無難につなぐプレーが多く、ポゼッションは上がっても崩せる気配がない。セットプレーも惜しいシーンすらなくなっている。 素人意見ながら、加入当時のように、長所を出すプレーをした方が得点力も上がる気がする。 一方、ドゥトラは加入してダイヤモンドのトップ下で輝かしい活躍を見せ、「新生鹿島の申し子か」と思わせたものの、あっさり相手に攻略されて以降は普通に4-4-2の中盤に収まった。 強引とも言えるドリブルでの突破力は、沈滞した空気を一発で振り払える可能性はあるが、あくまで一発狙いに過ぎず、最後の精度も悪いので今は守備面を含め、悪い方に大きく目が傾いている。 レナト、ドゥトラの中盤は守備力が大きく落ちる。そこをボランチの小笠原、柴崎がうまくカバーしていたのだが、運動量が落ちてからは相手のやりたい放題になっている。それぞれの長所を活かせれば、それなりには戦えるのだろうが・・。 それを思えば、フェリペは地味ながらかなり優秀な選手だった。 まあ、後から評価が上がることも往々にしてあるので、ドゥトラやレナトがいなくなってから「しまった」と思う可能性は低くはないが、まずは、手放すのは惜しいと思わせる活躍をもう一度見せて貰いたいものだ。

降格危機、ふたたび(みたび?)迫る

ACL圏内とか言って、ホント、調子に乗ってスンマセンって感じだ。上への足がかりどころか、気がつけば降格圏まで勝ち点差5と迫られている。 16位ガンバはレアンドロがいる限り、あっという間に上がっていくだろうし、実質大宮、セレッソ、神戸が相手と考えると、それぞれ勝ち点差は3、1、0。横浜FM戦はそれだけの危機感を持ってやってるのか疑わしい内容だった。 次節、ガンバ大阪との直接対決に敗れると、一気にレッドゾーンへと突入する。今季のリーグ目標は残留第一なわけだし、そろそろ安全圏に逃げ込んで貰いたいところだが・・。 リーグの順位が安泰なところにいかないと、ナビスコ、天皇杯も余裕を持って戦えない。悪いことばかりだ。 DF陣は前のプレスが悪いと言うが、あれだけ簡単に失点してればOF陣にしては嫌になるだろうし、後ろにしてみれば、決定機を外しまくっていられちゃたまらない。 噛み合ってないというしかないが、固定メンバーでやるメリットがどこにも出ていないのが痛々しい。だからといって代わったメンバーが現メンバーより上という確証もない。 曽ヶ端にしたって、今季は凡ミスがかなり増えているが、第2キーパーの佐藤が曽ヶ端より安定しているかといえばそうでもなかった。 このちぐはぐなところをうまく回るようにするのが監督の仕事なのだが、監督の手腕で取れたって試合が、今季いくつあっただろうかな。 何より、観ていて勝てるイメージがまったく沸かない。気持ちも伝わらない。 お金を払ってスタジアムに行こう、時間を作って放送を観よう、そんな気持ちが折れそうになる試合は続けて欲しくない。 そういうことだ。

2012第26節横浜FM(ホーム)戦その2

【2012第26節横浜FM(H)戦・選手評】 曽ヶ端:ハイボールの処理を誤って失点。試合の成り行きを決めた。 西:気持ちが見えない。 岩政:DFラインがバタバタする。 青木:大事なところを守り切れていない。 新井場:1失点目は集中力が欠けていた。守備意識が低く、そのわりに攻撃もワンパターン。 柴崎:ミス連発。最悪のデキ。 小笠原:運動量がなく、出足も悪い。キックの精度もなく、全て悪かった。 レナト:ファーストシュートを外してリズムを崩す。個性も出せず、苛立つシーンも多かった。マルキーニョスのファウルを受けた影響か後半から下がる。 ドゥトラ:周りとの連携がない。攻守において雑で、チームに悪影響を与えている。 大迫:ほとんどボールに絡めず。 興梠:チャンスがないわけではなかったが活かせず。スピード負けする場面も多く、体が重い印象。 本山:リズムはあったが、決定機を生み出せなかった。 本田:ダイヤモンドの底として後半から出場するが、いきなり失点。 ジュニーニョ:前線での動きは悪くなかったが、連携して崩す場面は少なかった。こぼれ玉を押し込んで1点を返す。 ジョルジーニョ:これだけ動けない固定スタメンに疑問。3枚目は守備ではなく、攻撃面での高さを考えて岩政を残して欲しかった。 決定機はほとんどなく、失点も自らのミス。数的優位を活かせず、何にも見所のない試合だった。 悪いコメントしか思い浮かばないので、今回はここまで。

2012第26節横浜FM(ホーム)戦

自滅。 そう難しくはないハイボールを曽ヶ端が弾き出せず、新井場が気の抜けたようなプレーでゴールをアシストして失点。中澤、栗原の両CBが怪我で欠場、GKまで今季初スタメンで浮き足立つはずの相手に、自ら主導権を渡してしまった。 1点取られて以降は引き気味の横浜に何も出来ず。個々の運動量、勝利への意欲、アイデア全てにおいて乏しく、メンバー全員代えて欲しいと思ったのは久々だ。 前半アディショナルタイム、マルキーニョスがレナトに低空キックをお見舞いして一発レッドとなり、数的優位でようやく互角に戦えるかと思った後半矢先。 DFがたくさんいたにもかかわらず、小野に次々とかわされ、最後は中村俊に決められて痛恨の2失点目。集中力がないにも程がある。 噛み合っていないドゥトラとレナト(こちらは接触プレーの影響もありか)を下げて、後半頭から本山、本田を投入したのはよかったと思うが、チーム全体の出足が遅く、数的優位をまったく活かせていなかった。 だらしないプレーを連発する岩政を、攻撃にシフト込みで下げたのはわからなくもないが、セットプレーを考えると残してむしろ前に出した方がよかったのでは。 興梠が田代だったら決めてたんじゃないのかって場面、少なくとも2度はあった。前線に高さが足りないのは、攻撃の組み立ての出来ない今の鹿島には致命的に見える。 ジュニーニョが興梠のシュートのこぼれを押し込んで1点を返しはしたが、オフサイドだったような。 小笠原はキックの精度も運動量も悪く、相方の柴崎もミス連発でボランチが二人揃ってこれでは試合にならない。やっている選手もイライラが募ったろうが、観ている方にも相当ストレスが溜まった。 固定メンバーでやっているわりに意思の疎通がなってなく、そのうえ気持ちも体も動けていないでは、いくら相手が10人だろうが勝てない。 負けるべくして負けた。この敗戦でジョルジーニョは何か手を打つだろうか。 (以下、個人的まとめ) 【2012第26節9/22(土)】(カシマスタジアム14:03KickOff横浜FM/16,845人/晴) 【スコア】鹿島 1-2 横浜FM (前0-1 後1-1) (S 11-10) 【主審】廣瀬了(主審)、田尻智計、小椋剛 【得点】 (横)前11分 熊谷アンドリュー 1右 (横)後10分 小野→中村 3左 (鹿)後45+5分 ジュニーニョ 3右 【警告】 ...

とらぬ狸の皮算用

とらぬ狸の皮算用ってことわざがある。 まだ手に入ってないものを入ったものとして計画を立ててしまう、愚か者(黒の女教師ふう)に使うのだが、これほど自分にふさわしいことわざもない。皮どころか肉や狸汁まで計算してしまうタイプだ。(実際には食しません)。 正直、川崎戦は自分のなかでは勝ち点3をカウントしていた。実況の言葉を借りると、「上位に行くための足場を作る戦い」で、あわよくばACL圏内までって考えていた。 「ジュニーニョよ・・」ってなるのも仕方なかろう。マルキーニョスは既に8得点。比べるなと言う方が難しい。 こうなるともう足場なしでジャンプアップしてもらわなきゃならないわけだが、誰が起爆剤となるか。今出ているメンバーでそれが出来そうなのは大迫くらいなのだが、そこまでは荷が重そうだ。 初年度のオリヴェイラはこういう時のモチベーションの上げ方とかうまかった。前から守備に行くと言っていたやつはあっさりナシになってたし、もはや気持ちでしかどうこうならない感じがする。 このままでは、エア狸がどんどん増えていってしまうので、なんとかして貰いたいところだ。 ちなみになんで狸になったかというと、人を化かすと言われている狸を用いることで、まだ実現していないことを当てにして計算するおろかさの強調になっているとか。 だったら狐でもよさげなんだが。英語では「ひよこになる前に、にわとりの数として数えるな」と言うそうだ。 狸に鶏。どっちも食ったらうまそうだからかなあ。

2012第25節川崎(アウェー)戦その2

【2012第25節川崎(A)戦・選手評】 曽ヶ端:いくつかファインセーブを見せてはいたが、耐え切れず。 西:気のないプレーが多かった。 岩政:DFラインを統率出来ず、やりたいようにやられていた。 青木:マークも甘く、余裕もなかった。 新井場:ドゥトラのぶんもあったが、サイドを分厚く攻められ押し込められていた。 柴崎:先制のスルーパスは芸術。しかし、中盤以降バテたのかプレスも効かなくなった。 小笠原:動きが重い。周りの運動量も少なく孤立。FKの精度も悪い。 レナト:悪くはなかったが、局面を打開出来ず。 ドゥトラ:攻撃は効いていた。守備はボールを追わず、後ろへの負担が大きい。 大迫:出ている間は得点差もあり、あまりボールが巡って来なかった。 興梠:動けていた。ゴールも決めて上々の結果だが、欲を言えば同点にされてからのチャンスはモノにして欲しかった。 ジュニーニョ:誰にでも決められそうなイージーボールを外して勝ち点を落とす。 遠藤:相手が前がかりで攻撃には余裕があったが、守備は効かず。 増田:投入直後に失点は頂けない。セットプレーでもチャンスがあったが枠をとらえられず。 ジョルジーニョ:明らかに守備が崩壊していたのに本田を入れなかったのは疑問。交代に柔軟性がなく、自ら勝ちを逃した印象。 先に2点を取ったのは鹿島だったが、内容的には完全に川崎に押し込まれていた。 もっとも、失点や体力を度外視したような攻撃に見えたので、リードしたまま時間を消費していけば耐え切れるかも、とは思ったのだが。 上にも書いたが、早くに本田を投入すればフワフワしていた中盤の底を安定させられたように感じる。ベンチに入れているのでフィジカルの問題ではないだろうし、どうしても使わなければならない遠藤を除けば、増田との比較になったのだろう。 しかし、投入直後の失点で、バイタルをドフリーにしていたのだから、交代選手の試合の入り方、周りの選手の不注意もあった。 それにしてもやっぱりジュニーニョ。右手に巻かれていた封印も解かれていたし、得意の夏場を過ぎてフィジカルの問題もなく、慣れ親しんだ等々力。これで決められなかったらいつ決めるんだ。あれを見てまだ使うというならば、岡本のモチベーションはどうなのか。 これだけ選手を固定でやっているわりに、意思の疎通がうまくいっていないようで、主にドゥトラのポジショニングに関しての...

2012第25節川崎(アウェー)戦

ボロボロの守備、バテバテの中盤、内容からして引き分けは妥当な結果ながら、ソッコー奪った2点を有効に使って勝ち切りたかった。 ジュニーニョの、ゴール直近、目の前に誰もいないドフリーのシュートを枠の上に飛ばしたヤツは、狙って蹴っても外す方が難しいんじゃないか。 他にもタイミングドンピシャで飛び出したのに、もたもたして詰めらたりともう見切り時かと。最後のさえ決まっていれば、内容最悪でもアウェーで勝ち点3という結果を持ち帰ることが出来たのだが。 柴崎のキラーパスを興梠が決めて先制、ドゥトラの突破が倒されPK獲得、興梠が蹴って2点、とそこまでは最高の流れだった。しかし、チーム全体でハイプレスをかけて前線に迫ってくる川崎相手に、受けに回って常に後手後手。 青木、岩政のDFラインは誰をマークしているのかわからなかったし、ドゥトラが攻撃に専念するので新井場のサイドをやられまくって防戦一方になっていた。中村憲へのプレスも甘かった。 DFラインから上がって来た實藤をつかまえ切れず、中村憲とのワンツーで中央を突破されての失点。完全に勢いは川崎になった。 後半に入ってさすがに川崎の圧力も弱くなったものの、相変わらずフリーでシュートを打たせる場面も増え、曽ヶ端のセーブがなければもっと早い段階で追いつかれていた。 いつ、動きの重い小笠原か、疲れの見えた柴崎を下げて本田を投入するのかと待っていたが、交代で出て来たのは遠藤、増田。 直後に、右サイドからのクロスを中央で受けた大島がドフリー。曽ヶ端のブロックを弾き飛ばす強烈なミドルを叩き込まれて同点。 そこからようやく重い腰を上げて攻撃に転じるも、先に挙げたジュニーニョの決定的なミス、更にはカウンターから興梠が絶好のチャンスを決められずに試合終了。結局、2点目までと、追いつかれてからの時間帯以外、圧倒的に攻められた印象しか残らなかった。 決め手を欠く。言ってしまえばそれまでなのだが、守備も安定しないし、決定機も外している。 上の方の順位を目指すのは無理なんだろうかね。 (以下、個人的まとめ) 【2012第25節9/15(土)】(等々力陸上競技場19:03KickOff川崎/18,088人/晴) 【スコア】川崎 2-2 鹿島 (前1-2 後1-0) (S 15-20) 【主審】飯田淳平(主審)、西尾英朗、大川直也 【得点】 (鹿)前06分 柴崎→興梠 ...

風間フロンターレには勝たなきゃいけない

風間監督の解説は、ネガティブ、暗いといった否定的な意見も多かったが、自分にはわかりやすくて好意的に受け取っていた。 基本的に危ない場面を先に考えてしまうので、悪い方が目についてしまうから波長が合ったのだろう。(そのわりにギャンブルの時だけは、勝つことしか考えてないんだが)。 川崎の監督に就任して稲本をCBにしたりとか色々やっていたようだが、息子二人を登録して即レギュラーにしたのは驚いた。 川崎サポの方々がこの暴挙(?)をどう捉えているのかわからないが、もし鹿島でこういうことをやられたら批判しまくるだろうな・・。 じっくり観たわけでないのでハッキリ言えないが、たとえ選手の能力がズバ抜けていたとしても、なんだかなあという気分になるのは否めない。しかもチーム成績が1勝3敗2分となると余計に。 まあ、風間監督がチームを私物化してゴタゴタやってくれるなら、こっちには追い風。勝たせて頂こう。間違っても息子には決められたくはない。 両者出場停止はなし。鹿島は天皇杯でレギュラー陣を休ませられたので、フルメンバーと思われる。サブで出場するはずのジュニーニョは古巣対決で、通用するかどうかは、かつての輝かしい姿の残像がどこまで残っているかだろう。等々力で何かを思い出したらラッキー。 川崎は中村憲を徹底的にマークすれば、なんとかなりそうに思う。あとは山瀬の飛び出しに注意。前回得点を決められたレナト(川崎)は最近途中出場が多く、なんか噛み合ってないのかな。曽ヶ端も今度は決められないように。 注目は大迫が本当に覚醒したのかどうか。楽しみながら観よう。 そろそろ順位も上に行きたいので、アウェーとはいえ是非とも勝ち点3が欲しいところだ。

2014ブラジルW杯アジア最終予選イラク(ホーム)戦

厳しい戦いだったが、前田の挙げた1点を守り切って勝利。 レギュラーCB今野、栗原、右サイドバックの内田を出場停止で欠き、香川も直前に怪我でベンチ外となり、サブの力を試される一戦となった。 序盤、遠藤、本田を徹底的にマークされ、イラクに主導権を譲る展開。CKからはドンピシャのヘッドをあわや叩き込まれそうになるが、川島がファインセーブ。これを決められていたら勝敗はかなり怪しかっただろう。 じわりと押し返し始めた前半25分。右サイドのスローインから岡崎が切り込んで上げたクロスを、前田が見事な動き出しと完璧なヘッドで決めて先制。DFを置き去りにし、GKも一歩も動けないエクセレントな一撃だった。 この後、カウンターから決定的なピンチを、再び川島がビッグセーブ。これ以降はイラクのチャンスはほとんどなかった。前田のゴールもよかったが、MVPは流れを呼び込み、相手に渡さなかった川島だろう。 後半、突き放すチャンスは幾度かあったが、本田がことごとく決められない。長友と清武からのクロスは、どちらも文句なしのボールだった。これだけ外したら、まさか味方にケチもつけられまい。 岡崎はキレていた。相手を翻弄する切り返し、スペースへの動き出し、前線からの守備。前田との連携もよかった。 吉田、伊野波のDFラインはヒヤリとする場面もあったが、川島の活躍で大事には至らず。無難にまとめた。長谷部は動きが重そうだったが、それなりにソツなくこなしていた。 長友の運動量と、ここぞという時のスピード、フィジカルの強さは健在。 香川の代役となった清武は持ち味を出し、うまく味方へパスをつないでいた。UAE戦の絶不調な香川を見ると、かえって清武でよかったかもしれない。 点差こそ僅かだったが、親善試合に比べて内容は悪くなかった。予選も4試合で3勝1分。引き分けも疑惑の判定絡みだったので、上出来の結果と言える。引き続きチームの底上げをしていきたい。 (以下、個人的まとめ) 【2014ブラジルW杯アジア最終予選④9/11(火)】(埼玉スタジアム200219:30KickOffイラク/60,593人/曇り) 【スコア】日本 1-0 イラク (前1-0 後0-0) (S 13-6) 【主審】マリク(主審:シンガポール)、ジェフリー・ゴー、タン・ユムン 【得点】 (日)前25分 岡崎↑前田 3H (【警告】 (日)なし (イ)な...

第92回天皇杯2回戦あれこれ

2回戦でカテゴリーが下のクラブに破れる波乱があり、神戸、甲府(PK)、札幌(PK)、広島、鳥栖、F東京が姿を消した。 力では断然上なのだが、フルメンバーでいくには疲れもあってとか、このくらい(のメンバー)でも充分勝てるだろうという油断もあり、格上が戦いにくいのは確か。そういう意味ではメンバーを落とさずに挑んだジョルジーニョの判断は正しかった。 柏も柏U-18と対戦していたが、レアンドロ、ジョルジを出してガチでやってたからね(3-0勝ち)。 J1の参戦は4回戦からでいいんでは、と言っていたが、J1クラブが4つも負けるとなるとそうも言ってられない。主催としてはしめしめといったところか。 まあ、実戦経験を積めるというプラス面を受け入れた方がいいかもしれない。ジャイアントキリングはやられる方にしては堪えるもんだが。 年末のスケジュールを見ると、例年とは違って1週おきになっていて、一応、日程も考慮されているようだし。 鹿島の3回戦は鳥取が相手。鳥取は9月9日現在J2で下から3番目に沈んでいて、一発を狙ってくるのか、J2残留に全力を注いでくるのか見当がつかない。 とにかく、ACLの出場権を得るためには、リーグ3位以内に押し上げるよりも、天皇杯優勝の方が達成しやすいように思える。次も、勿論その次も、油断せずにやっていくしかない。 ナビスコと天皇杯、J1は賞金圏内。このあたりが今の鹿島の目標ラインだろう。

第92回天皇杯2回戦、筑波大学戦(ライブアントラーズ)

放送がないためライブアントラーズでの視聴。久々に使ってみたが、お馴染みのアナウンサーで、鹿島贔屓なところがとても親しみが沸く。 鹿島は主力陣をベンチに置いての布陣。左サイドバックには土居を起用したが、冒険はこのくらいまで。 ライブアントラーズを聴いている限り、これといったピンチもなく試合は進み、ジュニーニョが貰ったファウルのFKを遠藤が直接決めて先制。更に早いリスタートから遠藤が自分で持ち込んでゴール。 後半になっても鹿島ペース。左サイド土居の突破からマイナスのクロス。後は決めるだけ(By実況)をジュニーニョが決めて3点目。 勝負あったと見て興梠、ドゥトラを下げて本山、岡本を投入。一時、相手の勢いが増すが盛り返し、CKのこぼれを青木が押し込んで4点目。 ジュニーニョがGKと1対1を外すのはいつも通りながら、遠藤がハットトリック。イエローハット賞ゲット・・かと思いきや、天皇杯はないみたい(実況が言っていた)。 それにしても遠藤の格下相手への存在感はハンパない。これをリーグでもやって貰いたいのだが。 西の下がった右サイドには柴崎を回して増田をボランチ。本田は途中足がつっていたようだが、問題なく続行。 鹿島のゴールラッシュは続き、岡本にもゴール。FKのこぼれから昌子。 このまま試合を締めたかったのだが、ラストプレーで赤崎にゴールを許して1失点。どういう状況だったか見てないのでわからないが、このあたりの集中力が日本代表川島との違いか。 結果7-1での勝利。日程も詰まっていたので始まる前までは不安もあったが、終わってみれば力の差を見せつけ完勝。大量得点で疲れもそれほど残さず、メンタルも向上させられ、最後の失点で反省も忘れずに、と鹿島にとってはいい試合となった。 去年と同じ組み合わせだったが(主審も同じ東城レフリー)、去年よりも楽に戦えた。ボランチの本田が効いていたようだ。 遠藤の活躍は本物と見るには危険だが、本田の復調、青木、昌子のCB経験上積み、土居の左サイドバック起用に若干ながらのメドが立ったのはプラス。 勿論、これも勝ったから言えること。やっぱり勝つってのはいいことだ。 (以下、個人的まとめ) 【第92回天皇杯(2012)2回戦9/8(土)】(カシマスタジアム13:00KickOff鹿島/3,191人/晴) 【スコア】鹿島 7-1 筑波大学 (前2-0 後5-1) (S...

2012ナビスコ準決勝第1レグ、柏(ホーム)戦その2

【2012ナビスコ準決勝第1レグ、柏(H)戦・選手評】 曽ヶ端:連携不足か、判断に迷いが見えた。 西:攻撃はよかった。守備は若干甘かった。 青木:本職ではないので仕方ないが、マークが甘く感じる。 昌子:気持ちは出ていた。つなごうとせず大きくクリアすることが多かった。 新井場:攻守に無難。 柴崎:バランスもよく、前にも出て行けた。ドリブルが効いていた。 小笠原:レベルの高いプレーでチームを引っ張る。後半バテる。 ドゥトラ:守備もそれなりにやれていた。強引に行くのはいいが、行ったらチャンスを作って欲しい。 レナト:丁寧なパスでチャンスメイク。守備もうまかった。プレースキックの精度はやや欠いた。 興梠:キレもなく、反応も悪かった。 大迫:スーパーゴール2本。ポストプレーも出来ていたし、前線からプレスもかけていた。運動量豊富。 遠藤:冴えなかった。 本田:安定した守備。 ジュニーニョ:時間短く特になし。 ジョルジーニョ:戦力が整わないなかで最善の策。ただ、遠藤の起用は疑問。攻撃なら本山、守備なら増田でもよかったのでは。

2012ナビスコ準決勝第1レグ、柏(ホーム)戦

予想外の乱打戦だったが、大迫のワールドクラスのミドルが勝負を決めた。 ちょっと前までは迷走しているように見えた大迫だったが、出場停止明けから一気に質が上がり、頼もしい存在となっている。預ければ何とかしてしまう、そんな雰囲気を醸し出している。 岩政が日本代表に呼ばれてCBがピンチのなか、昌子がスタメン。セーフティでクリアすることを念頭に置いていたのか、難しいプレーはせずに危ないところは大きくクリア。 2失点は褒められたものではないが、まずまずと言える。そのぶん青木と曽ヶ端がカバーして欲しかったのだが・・。相手GKの菅野が小気味いいセーブを見せていただけに、もう少し気迫が見たかった。 鹿島は前半で勝負をかけたのかハイプレスでボールを奪い、シュートで終える理想的な流れ。大迫のミドルで先制した後、ジョルジのセンタリングを茨田にダイビングヘッドを決められて追いつかれたが、すぐさま柴崎のドリブルからレナトのゴールで勝ち越し。 後半、柏がシステムを変え(というか戻した?)、鹿島に疲れも見え始めてからは形勢が逆転して柏ペース。ドミンゲス、ネットの二人だけで同点にされる。 そんな重い空気を振り払ったのが大迫。後半1本目のシュートだったと思うが、エースといっていいゴールだった。 鹿島はこれを守り切って3-2で勝利。ナビスコ準決勝は2戦トータルの戦いなので、アウェーゴールを2点も取られたのは厳しいが、勝ち切れたことは大きい。 ただ、小笠原が通算2枚目のカードを貰って次節出場停止なのは痛い。遅延行為の青木といい、貰わなくていいカードだっただけに勿体ない。 柴崎はボランチでも2列目になっても持ち味を活かしていた。囲まれてもドリブルで突破していたし、アシストも記録したし、後半もフォローがあれば決定機になりそうな場面もあった。 心配なのは興梠。キレもなかったし、ボールも全然収められなかった。 レナト、小笠原のプレースキックは的がいなかったせいなのか、どちらも精度を欠き迫力不足。ドゥトラはカウンターで仕掛けて潰されるなど、まあ、いつも通り。大迫が怒っていたが、2ゴールをきめてノッていただけに気持ちはわかる。 交代で出た遠藤は何故こうも監督の信頼が篤いのかわからない。奪われてカウンターであわや失点、となりそうな場面もあり不安の方が大きい。ボールを持っても取られるか下げるかで、ストレスが溜まる一方。た...

期待のCB植田君、MF豊川君が入団内定

来季新加入選手の発表がオフィシャルに載った。 まずは超一流と評判の植田君。 実際見たことがないので個人的な意見はないものの、鹿島系ブログを読んだり、新聞などの評価を見ると相当ポテンシャルが高い模様。 現鹿島の山村も入団前には超大物扱いされていて、鳴り物入りで入団してきた。物足りない面はありつつも、プロ一年目からCBとしてレギュラーを張るなど、実力の片鱗は見せている。 さすがに高卒一年目からCBをレギュラーでばりばりこなすってことはないと思うが、ソッコー慣れてくれて、不安定な守備陣にカツを入れてくれると助かる。現メンバーがこんな調子だと意外に早い出番もあるかも? もう一人、同じく熊本県立大津高校からMF豊川君も加入。 特徴を読んでいると、ファンタジスタでありながら得点能力も有した、2列目で輝く選手のようだ。九州プリンスリーグで11試合15得点(9月2日現在)とランキング2位につけている。 決定力も高そうなので、彼も大きく成長してくれれば、不足しているポジションを埋めてくれる人材となろう。 あとは背が高くてガンガン点の取れる純正ストライカーがいれば・・。まあ、ここは助っ人で補ってもいいところなのだが。 そういや、引く手あまただった植田君を説き伏せるのに一役買ったのは岩政との噂も。確か山村の時(柴崎だっけ)も岩政が話したんだね。もしかしたらスカウトの才能があるかもよ。 入団する者がいれば去る者もいるはずだが、それはシーズン終わってからのことだろう。今季で最後になってしまう者がいるかもしれないが、「あーあの時もっと真剣に観てりゃ!」ってことにならないように、試合に出て来た選手はしっかり応援してサポートしよう。 とにかく、鹿島に入団を決めてくれた二人にはありがとう。そして、当然ながらレギュラーとして期待している。

2012第24節神戸(ホーム)戦その2

【2012第24節神戸(H)戦・選手評】 曽ヶ端:意識的にこぼしていたのか危なく見えるシーンもあったが、無失点に貢献。 西:やや中途半端なプレーが多かった。攻撃にキレもなかった。 岩政:高さで勝てていた。無失点で締められたが、ボールの受け渡しで意思疎通を欠くなど不安な面もあり。 青木:連携面で少し乱れることもあったが、何とかやり切れた。 新井場:守備重視。攻めに入った時、中盤の選手とのパス交換はよかった。 本田:的確なカバーリングでピンチを防ぐ。安定感のある守備、丁寧なつなぎとボランチとして最高の仕事。 小笠原:攻撃の起点となり、中盤に落ち着きを与えた。キャプテンの存在感を見せた。 レナト:最後まで運動量が落ちない献身的なプレー。得点に直結するパスを供給出来ていた。 ドゥトラ:迫力はあったが、雑なプレーが多い。 大迫:勝利をもたらすスーパーゴール。危ないところを守備にも行けており、体もキレていた。 興梠:大迫との連携がよかった。前線からのプレスも出来ていた。 遠藤:ボランチで交代出場。正直、まったく何も出来ていなかったように見える。 増田:自分の役割はこなせていた。 昌子:出場時間短く評価なし。 ジョルジーニョ:選手との話し合いで守備のプレスを変更したとのこと。手堅い采配で勝利をつかんだ。試合中、熱心にメモを取っていたのが気になる。 守備的に入ったのか攻撃に迫力はなかったが、大迫のスーパーゴールのおかげで勝てた。(スカパーの今節ベストゴール)。 ちなみに大迫は09年から年間リーグ得点が3、4、5で今年6点になった。まさかここ止まりってないことのないよう、お願いしたい。 全員の守備意識が高く、最後まで集中力を欠くことなく守り切れたのはよかったが、カウンターがシュートで終われない点は修正する必要がある。数的優位をパスミスや意思疎通を欠いてフイにする場面も結構あった。 ジャッジについては、前半ドゥトラの突破を後ろから阻止した茂木がイエロー止まりだったのは納得いかない部分。伊野波の意味不明の、プレーとは関係ないところでの肘打ちもリプレーで観るとレッド相当なんだが。西の遅延行為もあの時間帯、あのくらいで取るのも厳しい判定。 田代、野沢、伊野波に仕事をさせなかったのは、鹿島の意地が見れて嬉しかった。 大迫に復活の気配が見られ、本田のメドも立った。ゲームにも勝った。立て直す、いい...