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2013第27節大分(ホーム)戦その2

【2013第27節大分(A)戦・選手評】 曽ヶ端:DFとの連携ミスあり。失点シーン以外は特に決定機はなかった。 西:クロスに切れ味があった。守備はやや雑な部分も。 青木:決定的な形は作らせなかったが、後ろでのボール回しに詰められて危ない場面も。1点目の起点となるフィードは正確だった。 山村:後ろからのビルドアップが持ち味だが、追い込まれて相手にプレゼントパス。失点につながった。勝敗にかかわるミスだっただけに反省点。それ以外は丁寧に守れていた。 中田:無難にやれていた。攻撃回数は少なかったものの、クロスの質は高かった。 柴崎:ゴール前に出て行くことも多く、運動量はあったが、らしくないミスも少々。バランスは良かった。 小笠原:動きが悪い。ボールロストも多く、守備も後追い。最後は足が止まっていた。 遠藤:前半ミス多発、気のないプレーが多かったが、後半巻き返した。2得点で逆転。守備はいまひとつも攻撃で力を出せた。 ジュニーニョ:ムラが大きく、うまくつながる時もあれば、簡単にチャンスを潰してしまうこともある。最終ラインまで戻っての守備は効いていた。 土居:いいところなく、消えていた。 大迫:前線でのキープ力、展開を見ての守備、周りも良く見えていて、フリーの味方に丁寧なパスで2アシスト。ゴールを狙えるシーンは少なかったが、ひとつはチャンスだっただけにあそこを決めれば文句なし。 ダヴィ:ボールに対する執着心は健在。多少のルーズボールでもマイボールに出来るのは有難い。ゴールも挙げ、調子も上向きになれば。 梅鉢:2列目でプレス。ゴール付近でのアイデアもあり、攻守に面白い。 前野:途中出場は不安定。守備面では不安な部分も。縦へのスピードはあった。 セレーゾ:勝ち点3を取るミッションは成功。勝っている以上、采配は間違ってはいない。

2013第27節大分(ホーム)戦

完敗したアウェー甲府戦のリプレイを観ているかのような前半。ブロックの前でボールを回すだけ、アイデアもなく、ミスも多くて何の面白味もなかった。 後半、山村の凡ミスから相手にボールが渡って、あっさり先制点を献上。 「何がなんでも勝ち点を取る」という相手に先制を許してしまうと、あとはひたすら守られて逃げ切られる形になるのだが、鹿島はこれでスイッチが入ったか。 大分の方は序盤から飛ばしていて、しかも先に点を取ったものだから、逆にほっとしてしまったような感じだった。テンポの上がった鹿島についていけなかった。 前線でボールキープした大迫がDFをかわした瞬間に、遠藤が猛然とナナメにゴール前に走り込み、見えていた大迫が丁寧にグラウンダークロス。遠藤もしっかりと決め、失点するまでのグダグダっぷりとは一変の、華麗なゴールで同点とする。 立て続けに、ファウルで貰ったFKを小笠原が素早くリスタートして浮き球のフィード。遠藤が受け、ワンフェイントでDFをかわしてシュート。枠の内側に当たってゴールに吸い込まれて逆転。枠に当てる天才・遠藤だが、内側に当ててしまえば問題ない。 逆転してからは鹿島が優位を保って試合を運び、大迫が高い位置で奪ったボールをクロス。ダヴィが決めてトドメを差した。 結果としては完全勝利だが、反省点も多い。失点してしまった山村の相手へのプレゼントパスや、青木もあわやゴールに直結という危ないプレーがあった。小笠原もボールロストが多く、大分側の前線にもう一人、力のある選手が入っていたらもう1、2点は取られていた。 引いて守られた場合の崩しがないところや、フリーで決められなかったダヴィ、柴崎も接戦となると致命傷。勝って兜の緒を締めたい。 リシクル賞は遠藤だったが、守備での貢献度・2アシストの献身的なプレーで勝利に導いた大迫をMyMVPとする。遠藤は前半ミスも多くて、交代になってもおかしくないデキだったもので。 前節、試合途中に怪我で退いた中田、ジュニーニョはスタメンだったものの、特に問題はなかった。 ジュニーニョは最終ラインに入ってクリアする場面もあり、守備面ではあれくらいやってくれると助かるが、攻撃ではフリーの味方を使わずに強引に行ってロスト、絶好のシュート場面でガッカリなことも多く、個人的評価はやっぱり微妙。 柴崎は抜け出してのダイレクトボレー決めて欲しかった。土居はこのところ...

岩政、やつれる?

この間、試合中にチラッとベンチが映った時、岩政の顔がやつれているように見えたが気のせいだったろうか。 岩政の体重を把握しているわけではないのでただの見間違いの可能性はあるが、見かけに似合わずナイーブで緻密なことを考える性格なので、もしかしたら何キロか体重が落ちているかもしれない。 現状、山村の成長が著しく、岩政は青木との争いに負け、CBの3番手となる。ちょっと前まではクローザーとして使われたりもしたのだが、清水戦(A)でバタバタと落ち着かない失態を見せてからは信頼度が大きく揺らいでいて、サブの立場も怪しくなっている。 昌子が怪我から復帰すれば、3番手の座をも争うことになるかもしれない。 思い返せば今シーズンが始まる前に、中国リーグからオファーを受けていた。かなりいい条件だったと聞くが、鹿島を選んで残ってくれた。 その心意気は嬉しく、活躍して欲しいのはやまやまだが、今のプレーぶりを見るとベンチメンバーであることは誰しも納得出来るところ。 それでも腐らず、セットプレーでやられた山村にアドバイスするなど、鹿島のために貢献してくれている。スタメン復帰は山村か青木が怪我・出場停止にならない限りないと思うが、植田の育成も込みで、縁の下を支えて貰いたい。 やつれるくらい(当社比)真剣にやってくれているなら、まだまだ気持ちは切れていないはず。出場のチャンスが巡って来た時には、ベテランらしいプレーを見せてくれるかもしれない。 にしても、つくづく移籍というのはタイミング。今季の成績ではさすがに海外からのオファーがあるとは思えず、国内の移籍の話も微妙だろう。後先考えずに行った現磐田の人はともかくとして、いい話が来た時には受けてしまうのが本人にとってはいいのかもしれない。 勿論、いい選手であればあるほど、サポーターとしては残って欲しいのだが。

8月の月間MVPに大迫が選出

8月の月間MVPに鹿島の大迫が選ばれた。 サッカーは少なくとも10年以上はマジメに見てきたつもりだが、同賞の存在を初めて知った。「そんな賞あったっけ・・」と思っていたら、今年から新設されたものらしい。勉強不足だった。 鹿島選手の受賞は初で、賞金は30万円。使い道は「言わないよ」と笑っていたようだが、まあそのうちいくらかはチームメイトを連れての食事会を開かなきゃね。 ちなみに今季の受賞者は以下の通り。 【3月】中村俊輔(マリノス) 【4月】ズラタン(大宮) 【5月】柿谷曜一朗(セレッソ) 【6月】なし 【7月】西川周作(広島) 【8月】大迫勇也(鹿島) (J2は割愛) 確かに先月は絶好調だった。ダヴィの離脱でワントップになってからだというのが、ちょっと皮肉な気もするが・・。 FWに求められるのはわかりやすく得点。勿論それ以外の活躍も大きかったが、そのあたりもちゃんと観て貰えたのだろうか。 新設ということで、個人は勿論同クラブからの連続受賞は難しいだろう。次に鹿島から選ばれるとしたら柴崎だと思われるが、今季中にゲット出来るかどうか。 逆に言うと、柴崎が受賞するくらいの活躍がなければ逆転優勝は厳しいか。 MVP獲得も視野入れつつ、フィジカルを維持して大活躍して貰いたい。

嫌らしく、つまらないサッカーが強いのか

26節広島のホームで2-0と敗れた新潟の柳下監督が「悔しいですね。何故かと言うと、あんなつまんないサッカーに負けたのが悔しい」とコメント。 公の場で言ってしまっていいものかそのへんは置いておくとして、大いに納得。ベタ引きでカウンターだけ狙って勝つというのは立派な戦略だが、上位のチームがやって受け入れられるサッカーじゃないのかもしれない。甲府のように残留に向けて勝ち点1でももぎ取る、というのとはちょっと違う気がする。 広島の青山は「逆にうれしいですね。僕たちは相手の嫌がることをやろうと思っている。それができていたということ」と言ったが、本気で言っているなら結構なメンタリティだ。相手にそう思われているということは、勝っても尊敬されるわけじゃないのだから。 もっとも勝つことが前提なので、勝てばそれが正解とも言える。 首位のマリノスだって相当につまらなく嫌らしい。セットプレーに時間をかけ、べったり守って攻撃はほぼマルキーニョスと中村俊のプレースキック頼み。相手よりも少ないシュート数で勝つ。 効率がいいと言えばいいが、負けたら「強かったなー」ではなく、「あんなつまらんサッカーに・・」となる。 たとえば鹿島がそんなふうに面白くないサッカーで勝ち点を稼いで首位を独走していたとしたら・・。 やっぱり「面白くないな」と文句を言いつつも、勝ってナンボのスポーツの世界。もっと攻めて欲しいと要望なするだろうが、結果としては満足かもしれない。 ようは負けている以上、「嫌らしい」「つまらん」としか言えないのが、余計に腹立たしいのかも。青山のコメント通りに。 だからこそマリノスを撃破した22節は、ことのほか気持ちよかったんだが。 つまらんサッカーをする以上、負けは許されないというのは、それはそれで大変なことかもしれない。 かつてプロ野球では中日ドラゴンズを落合博満氏が率いていた。まさに効率よく采配し、ノーヒットピッチングをしているピッチャーでも9回に交代する。怪我をしても不利になるからという理由で詳細は公表もしない。WBCですら選手の派遣を拒否。 ここまで徹底して確かに強かったのだが、次第に人気は落ちていき、スタンドも空席が目立つようになってきた。そして任期満了で交代。強さと人気は比例しなかった。 プロであると同時にエンターテイメントであるがゆえに、観客を喜ばせられるような演出やサービスも必要と...

2013第26節磐田(アウェー)戦その2

【2013第26節磐田(A)戦・選手評】 曽ヶ端:何度か枠内シュートを防いではいたが、磐田の勢いに2失点。キックはバラつきがあり、相手に渡って攻め込まれるシーンが少なからずあった。 西:攻撃に出た時のキレがあった。左サイドが中田ということもあって、高めの位置でプレー。後半は相手が攻撃に転じたこともあり、受ける時間帯が増えた。 青木:形は作られていたが、最後のところは集中して体を張れていた。 山村:得点差もあってペースダウン。逆にそれだと持ち味が活きないのか、アグレッシブさが出ないと大人しい印象が勝つ。決定的シーンも多く作られていた。 中田:守備は安定。粘り強くやれていたが、時々あっさり裏を取られるのが怖い。90分もたずに足をつって交代はベンチとしてはキツい。 柴崎:体調も戻ったか。バランスもよく、前にもよく出れた。パスの精度も高く、ゴールも狙えた。 小笠原:得点を活かしてのゲームコントロール。終盤、運動量が落ちてくるとプレスがかからなくなった。 ジュニーニョ:可もなく不可もなく。よく倒れるなと思っていたら、怪我だった模様。このデキだとスタメン固定は微妙。 土居:ようやくゴールを決めた。いい位置に走り込んでいた。ただ、それ以降はキレに欠けた。ボールを受けるまでの動きはよかったが、貰ってからのイメージが少ない。ゲームには慣れて来た。 遠藤:キープ・ドリブル・パスの狙いどころはよかった。運動量は少なかったが、カウンターでも上がれていた。守備面では物足りない。 大迫:ワンタッチパスでのアシストは周りがよく見えていた。足元にボールを欲しがっていたようだが、味方との呼吸は合っていなかったのか。キープ力・反転してからの攻めはキレがあった。カウンターでのドリブルも見事。 ダヴィ:ゴリゴリと突破する力は健在。競り合ってもしっかり合わせてのバックヘッドも体の強さを出せた。使い方次第だと思うが。 梅鉢:守備固めとして起用。投入後に2失点は微妙だが、走れてはいた。3点目のヘッドはあそこまで上がれていたし、丁寧に合わせられた。 前野:試合に入れず、バタバタと落ち着かなかった。 セレーゾ:フィジカルで2枚交代カードを使う。薄氷を踏む勝利だったが、采配としては無難な選択。

2013第26節磐田(アウェー)戦

楽勝ムードから一転、最後は手に(嫌な)汗握る逃げ切り。アウェーの呪縛に再び捕らわれてしまうかとも思ったが、なんとかなったのはホーム気分の赤ユニのおかげかな。 正直、2点でよく収まった。3-0になってはいたものの、危ない場面は何度も作られていて、いつ失点してもおかしくない状況だった。 それでも青木・山村は集中していて最後のところで防いではいたが、1点取られてからは勢いを止められなくなった。 中田と前野の比較では将来性もコミで前野を推しているが、守備に関しては(スピード・運動量を除く)やはり中田に軍配が上がるか。 せっかく鹿島右サイドを攻める山崎を梅鉢の交代で抑えたが、今度は前野に代わった鹿島左サイドをペクドンソンにやられた印象。途中から入ると、前野はあまり試合に入っていけないことが多い。 とはいえ、そう上がってもいないサイドバックで、90分もたずに左ふくらはぎをつるのは厳しい。 失点はペクに右から入って破られたものと、右から駒野が上げたクロスを中央で阿部に合わされたもの。曽ヶ端も頑張っていたが、やむを得ない失点かもしれない。 一方、得点シーンはどれも鮮やか。 右サイドを西が抉ってからのセンタリング、大迫が右足ヒールでのワンタッチ、そこに走り込んだ土居がシュート。流れるような攻撃が決まっての1点目。土居もようやく枠に沈めた。 2点目はCKの流れから組み立て直した小笠原が、左サイドからクロス。中央でダヴィが競り合いをモノともせずバックヘッドをうまく決めた。 3点目はカウンター。大迫が自陣PA前からドリブルで持ち上がり、右に開いた遠藤にパス。一旦は阻まれてスピードが落ちるも、ヒールで打開したところに柴崎。左足で精度の高いクロスを上げ、ここまで上がっていた梅鉢が冷静にヘッド。 どれもそれぞれの特徴を活かしてのもの。そのなかでもMyMVPは柴崎にする。 ゴール前に顔を出す場面も多かったし、パスの精度も高かった。前半、遠藤のループに飛び出して来て、ダイレクトボレーループのシーンは本当に惜しかった。 早い段階で先制点を挙げたため、前半はのらりくらりとボールを回す、内容としては面白くない展開。後半、自分たちの時間帯に追加点を挙げ、無失点勝利だったらプラン通りの完勝と言えたのだが。 もっとも、今は勝ち続けることが最重要なので内容は二の次。(攻撃面ではなく)得点シーンだけ見れば、「鹿島や...

体調整えればアウェーでもやれるはず(磐田戦)

「私の病がブログ力をも蝕んでいるか、その目で確かめてみるがいい」 オオォォ・・ゲホッ、ゲホッ! ノ、ノドの調子が・・体も重い・・。 いまだ風邪が治らぬまま、病に蝕まれている。おかげでこんなしょーもないことしか思いつかない。あ、いつもですか。 ところで、当ブログを閲覧して下さる方の年齢層がわかりませんが、元ネタはおわかりでしょうか。(北斗の拳のトキより)。 病は大袈裟にしても、体調が整っていないと本来の力を出せないのは当たり前。鹿島はプチ中断に入るたびにコンディションを落としてくるが、フィジカル中心のセレーゾの練習法が原因だと言われている。 フィジカルを鍛えるとレベルアップの他、競り合いでの体力がつくのだろうと想像出来るが、今のところそういったプラス面ではなく、疲労困憊で試合を迎えてボコられるマイナス面の方が強い。 リーグはもう終盤に差しかかり、その恩恵に与る前に終わってしまわなければいいのだが・・。 前節、ボランチコンビ小笠原、柴崎は前半で体力が尽きていた。土居も同様。前野もそう見えた。ジュニーニョはサボり? 動いてくれないと困るところが動けないとゲームもうまく運べない。 とはいえ「ミスタークライマックス」こと野沢が、その名の通りに活躍する姿は目に浮かばず。実質神戸をクビになったところを獲ってくれたわけだから、過去の異名でないことを意地で証明して貰いたいものだがどうだろう。 大迫も代表疲れで動けていなかったが、エースならば1週間でアジャストしたい。 セレーゾとのシンクロ率が悪いので、システム・スタメンがまったく予想出来ないが、通常ならダヴィをトップに戻してくる。 そうなると華麗なる攻撃が展開されるとは思えないが、ごちゃっとした形でいいからダヴィが押し込んでくれれば。せめて柴崎の体調が万全なら、目の覚めるような縦パスが入るんだが。大迫も得点王を目指すならチャンスは決めないと。 今回もアウェーで降格圏が相手。気迫に呑まれたら終了。 まずは様子を見て・・なんて悠長なやり方ではなく、ガチンコで最初から最後までやりあって欲しい。 優勝にかける意気込みがどのくらいのものか、見せて貰いたい。

気になる週間ニュース(2013年9月3週)

【2ステージ制、そして「最後の問題は1万点システム」導入へ】 2ステージ制に加え、「スーパーステージ」という前期・後期1位2位を含めたチームと、年間最多勝ち点チームで争う「チャンピオンシップ」なるものを導入するのが決まった様子。 ネットなどを見ていると反対意見も少なからずあり、単独で優勝を狙えるクラブのサポほど反対の度合いが高く感じる。当ブログ主も反対の立場。 どう考えても弱者救済としか思えないこのシステムは、現在プロ野球では盛り上がりを見せているものの、結局のところ下位に低迷するチームのモチベーションを上げるための策と思える。 「Jリーグの価値を高めるため」と言っているが、最後だけ勝ったらチャンピオンという、「最後の問題は1万点」というバラエティの定番以外の何物でもなく、価値は下がる。 ただ、クラブとしては賛成しているところも多く、経済効果はあるかもしれない。そういう道を進むのが正しいのかどうかは別として。 まあ、決まったらそのルールでやるしかないが。 【J2は態勢が固まってきた】 ガンバ、神戸が抜け出してきて、ほぼ1位2位は決まった。3~6位は長崎、千葉、徳島、京都が競っていて、ちょうどクライマックスで争う形になっている。 地元京都は去年クライマックスのせいで昇格を果たせなかったが、今年は逆にシステムを利用して昇格して貰いたい。 【柏ネルシーニョ監督が突然の辞任発表から続投へ】 鹿島戦後に突然辞任を発表したネルシーニョ監督。ナビスコも勝ち残り、ACLも日本勢で唯一残り、リーグ優勝の可能性もまだあったなかでのビックリ発言だったが、結局のところ続投となった。 大宮のベルデニック監督はクラブからクビと言われたが、成績が安定しているのに交代のゴタゴタが起きるというのは何か問題があるんだろうね。 セレーゾも補強しなかったクラブに不満を持っているようだが、サポからしてみれば現有戦力でもやりくり次第で何とかなるんじゃないの?と思う。 冷たいようだが、アンチセレーゾ派の当ブログ主は突然辞任騒動が起こっても驚かない。 セレーゾだからこの位置につけられているのか、違う監督だったらもっと上にいてナビスコも残っていたのか。そのあたりは結果論でしか語れないが、リーグ優勝・天皇杯の2冠を達成してみせて、是非セレーゾの実力を証明して貰いたいものだ。 【磐田はデッドライン】 伊野波の降格フラグ...

2013第25節甲府(アウェー)戦その2

【2013第25節甲府(A)戦・選手評】 曽ヶ端:クロスとセットプレーから2つ。簡単にヘディングを決められた。完全に崩されていたので仕方ないかもしれないが、止めるチャンスはあった。 西:序盤、いいクロスを上げていた。中が決めていれば展開も変わったし、西もノッていけた。前線に動きがなくなってからは厳しくなった。 青木:何本か果敢なクリアを見せたが、セットプレーでやられ過ぎた。 山村:高さで負けていた。3点取られてからはもっと大胆な攻撃参加が欲しい。守っていても仕方ない。 前野:対応の遅れがやや多い。1失点目は柏をフリーにしたのが失策。攻撃もキレがなかった。 柴崎:存在感がなかった。 小笠原:動きが重い。スピードについていけず、効果的なパスもなかった。プレースキックは酷かった。 ジュニーニョ:ボールロスト、守備もルーズ、シュートも決まらない。テンポも悪くて連携も悪い。悪い時の・・というか今ではこれが標準のジュニーニョ。 土居:噛み合っていない。独力で打開したい場面でも抜き切れず。消えていた。 遠藤:ボールも持てたし悪くないように見えたが。ミドルはギリギリを狙わずに、とにかく枠に飛ばす練習をして欲しい。 大迫:ボールが回ってこず、そのうえガッチリマークされて完封された。焦りからかプレーも雑。 ダヴィ:何とかしたい気持ちはわかるが、イライラし過ぎ。連携も全然で、この先がかなり心配。 本山:何も出来ず。 野沢:おそらくプレースキッカー要員だと思うが、蹴る機会も少なく効果なし。 セレーゾ:試合前から負けていた印象。甲府対策が出来ていないし、相手にはホームゲームの無失点時と同じように完全に封じ込まれた。途中から山村をパトリックに当てるなど後手。完敗。

2013第25節甲府(アウェー)戦

完敗。前半だけで勝負が決まった。 点差だけでなくゲーム自体甲府が上手で、得点出来る気配もまったくなく、セットプレーではいとも簡単に失点。ちゃんと甲府の対策はしたのだろうか。中断期間何やってたんだという話。 対して相手は鹿島対策をしっかり取っていて、ホームゲームでも封じ込まれている。ゲームに入る前から勝負がついてやしなかったか。 開始早々に小笠原がジウシーニョに振り切られ、上げられたクロスを柏に決められて失点。これは小笠原のところが致命的だったが想定内。前野か曽ヶ端が何とかしたい場面。 それでも1点ならまだ挽回出来る段階。 鹿島の時間帯になりかけた攻撃時、西のクロスをジュニーニョがボレーで決められず。遠藤のミドルもワク直撃。ワク・バーに当てるのは天才。 鹿島あるあるを3連発(クロスをサクッと決められ、ジュニ枠外、遠藤ワク直)した後は、セットプレーで続けて失点。これで勝負あり。 本来なら時間もあるし3点なら追いつけないこともないが、選手の気持ちも折れたのか、これ以降無意味に見える攻撃を繰り返すばかりで1点も入る気がしなかった。 土居は一人で打開出来るだけの力はまだなく、ジュニーニョはボールロスト・ルーズな守備・入らないシュートの「いつもの」バージョンで機能せず。そこそこよかったはずの遠藤が下げられた後半は何もなし。 唯一よかったことは、ダヴィを復帰させるきっかけを作れたところ。勝ち続けているなかでダヴィを入れて勝ちがストップしたら雰囲気も悪いし、勝ってて逆転されたらもっと最悪。負けゲームで途中投入→逆転勝ちがベストだったが、チーム状態がこれでは無理。 というかサブなら効果ありと思っていたダヴィが入ると、ますますゴチャついてバラバラになったね・・。 野沢は多分、小笠原のあまりにも酷いプレースキックを見てたまらず投入という感じだった。その後、蹴る機会はあまりなかったが。 甲府側で躍動していたジウシーニョは、確か鹿島のテストを受けてなかったっけか(うろ覚え)。 9月全勝、上位がモタついてチャンスありというところだったがいきなり躓いてしまった。上位が負け・引き分けの間に追いつかないと永遠に抜けない。 アウェーの戦い方をもう少しうまくやって貰いたいものだ。 (以下、個人的まとめ) 【2013第25節9/14(土)】(山梨中銀スタジアム18:35KickOff鹿島/15,137人/...

ダヴィが復帰するとき

(テレビアニメガッチャマンのオープニングより) 「ダヴィだ ダヴィだ ダヴィだ 西のクロスを決めるとき 白いユニでも 勝っちゃう~?」 ・・フッとばず~。 中部・関西ローカルネタですいません。 「ガッチャマン」が今更映画になったのも驚きだったが、主題歌もそっくり変わっていて、テレビアニメ世代には違和感を感じる。上のモジリは当然、子門真人が歌っていた主題歌のテーマから。ダヴィの復帰どうこうより、これが言いたかっただけだったりする。 ということで、スッキリして甲府戦展望。 代表で悔しい思いをしたはずの大迫。チームではワントップになってから得点も量産し、リズムも乗っているが、正直ダヴィとのコンビネーションはいまひとつ。 練習復帰したという噂があるだけなので、いきなりダヴィのスタメンは可能性が低いが、ベンチに入れば出るだろう。 ただ、本田圭佑よりは気を遣わなくていいことは明らか。ダヴィをアゴで使うくらいの傲慢さを、「王様」から少しでも学んできてくれていれば、更なる成長があるかもしれない。 個人的にはダヴィはスーパーサブで使えば相手にとって脅威だと思っているので、復帰して数戦の9月の戦い方に注目している。 相手も降格圏で必死でくる。前回対戦では「ダヴィ取り扱い説明書」を有効に使われて封じ込められた。その意味でもサブ起用は効果ありと見ている。 課題のアウェー戦、白にユニで勝てなくては優勝も見えてこない。9月全勝。まずひとつめだ。

第93回天皇杯2回戦、ソニー仙台FC戦その2

【第93回天皇杯2回戦、ソニー仙台FC戦】 曽ヶ端:守備機会はあまりなかったが、集中していた。1本PAを飛び出してヘディングでクリアしたが、あそこは少し危なかった。 伊東:大きなミスもなく無難だったが、びっくりするようなクロスはなし。運動量はあった。 植田:フィジカルの強さは見せたが、守備が雑。裏を取られることも何度かあり、まだまだ経験が必要。スタメン3戦目にして無失点、初勝利。気持ちは切り替えられるだろう。 山村:ディフェンスリーダー。高さもあり、足元もうまい。カバーリングもよかった。セットプレーでの攻撃力もアップ。ただ、少ない回数だったものの決定的な形を作られており、決める力のあるFWだと決められていたかもしれない。 前野:デイフェンスに気を遣っていたのか、持ち前の攻撃力はあまり見せられなかった。中央に持ち上がってジュニーニョへパス、相手の退場を誘ったシーンはよかった。 梅鉢:バランスは取れていたようだが、攻撃に関しては効果的なパスが少ない。 小笠原:思い通りのパスが出せていた。狙いどころもよく、ゲームをコントロール。本山が入ってからは出しどころが増えて、更に余裕が生まれた。 遠藤:体の強さを見せ、ボールをキープ。取られても取り返す執着心もあり、相手を圧倒していた。 土居:あまりよくなかった。ボールに絡めず、判断もよくない。運動量も少ない。 中村:自分で仕掛ける姿勢は見せたものの、ドリブル・シュートともにキレなし。そろそろ余裕もなくなってきた。 中川:初出場。ワントップはやや荷が重かったか。全てのプレーがワンテンポ遅い。 本山:後半から出場。流れを変えた。ほとんどボールを取られることなく、ワンタッチパスも多用。テンポがいい。 ジュニーニョ:カテゴリー違いだと技術レベルが一枚も二枚も上で、やりたいプレーを出来ていた。クロスの質も高く、野沢への落としも的確。2アシストプラス、相手を退場させるファウルを貰う。 野沢:運動量はなかったが、ポジショニングがよかった。ゴールも見事。直接狙ったFKは鋭く落ちていた。目指すはマリノスの中村俊か。 セレーゾ:普段出場機会のない若手にチャンスを与えつつ、中盤で小笠原を起用して締めた。後半は勝ちにいく交代で流れを変えて、勝利を呼び込む。満点の采配。

第93回天皇杯2回戦、ソニー仙台FC戦

カテゴリー下相手に若手起用で臨んだ一戦。結果的に若手はあまりよくなかった。 後半本山を入れて立て直し、ジュニーニョで疲れた相手をかき回したところ、2枚目のカードを貰ったソニー仙台の中村が退場。山村がCKからの流れでこぼれたボールを決めて勝負あり。 交代で入った野沢と、ジュニーニョのクロスを遠藤が決めて最後は3-0と突き放しての勝利。内容的には微妙な部分もあるが、初戦を無失点90分勝ちでスタート出来たのでよし。 右サイドバックの伊東は無難ではあったが、格下相手に存在感を見せられず。土居はいつもは活かされていただけだったのか、前半さっぱりだった。後半やや持ち直したものの、トータルで見ても悪かった。シュートも依然として枠を捉えない。 初出場の中川はほとんど何も出来ず。いい形で1本貰ったが、持ち代えている間に詰められてブロック。もっとシュートに速く入らないと上では通用しない。 植田は相変わらずフィジカルに頼った雑な印象を受けるが、経験を積めば変わるのだろうか。スタメン3戦目にしてようやく初勝利。 ボランチは小笠原と梅鉢。「ミツバチコンビ」と呼ばれていたことを初めて知ったが、柴崎がズバ抜けて能力が高いということが、ここ数試合の不在で改めて実感した。 小笠原は長短の精度の高いパスが際立っていた。プレスのキツくない相手なので、思った通りのプレーが出来たのかもしれない。 山村は経験不足の植田を引っ張りながら、セットプレーでは抜群の高さを発揮。足元もうまく、ゴールは丁寧に合わせて取ったもの。高さでは岩政、という概念をも打ち払ったと見ていいだろう。 中村はわりと強引に行く場面もあったが、結果は出せず。このまま低迷して欲しくないだけに頑張って貰いたい。 本山はフィジカルが整った状態で入ると、攻守が締まる。周りも活かせるし、リズムも生まれる。 ジュニーニョは相手を退場に追い込んだファウルの貰い方は、うまいことやったなという印象が強いが、クロスの質も高かったし、野沢への落としもよかった。さすがに相手が格下だと技術力が違う。 若手主対の前半がよくなかったので手放しでは喜べないものの、経験も積めたし、何より勝つことが重要だった試合。次も若手にチャンスはあるだろう。そのときまでに少しでも成長しておいて貰いたいものだ。 (以下、個人的まとめ) 【第93回天皇杯(2013)2回戦9/7(土)】(カシマ...

降格圏チームと対戦3つの9月

ナビスコを敗退し、ACLもない鹿島はハードな日程ともお別れで、9月の試合は週一ペースとなる。 下カテと戦う天皇杯はサブメンバーで勝たなければいけない一戦で、ここは別物として考えると、リーグ3戦に集中し、3連勝で勝ち点9を稼ぐのが優勝への条件となる。 14日にアウェーで甲府、21日にアウェーで磐田、28日にホームで大分。24節終了時、15位17位18位の降格圏に位置する3チームで、今季の勝敗はともかくとして勝ち点を稼ぐ意欲は並々ならぬものがあるに違いない。 特に今年はアウェー戦が苦手な鹿島だが、9月になって涼しくもなってきた。週一ペースだとメンバーも固定でいけるし、そろそろ戦い方も安定するだろう。運動量も上がり、特別な苦手意識を持たずにやれば乗り切れるのではないかと見ている。 最大のポイントはダヴィ。大迫ワントップで調子を上げてきた鹿島の戦術にどう組み合わせていくのか。 ダヴィのプライドを考えないのであれば、スタメンは今のまま、後半にジョーカーとしてダヴィの投入というのがベストと考えるが、ジュニーニョの重用ぶりを見ていると(柏戦は当たったが)、復帰したら普通にスタメンでトップに戻すだろう。 周囲との連携よりも個人で突破し、なおかつボールを失うことの多いダヴィが入ることによって、大迫のリズムが狂わないか、むしろダヴィの得点力アップよりもそっちが心配。 バッチリ合えば一気に浮上、ダメだったらばったり失速。そんな気がする。 獲得前から多くの人が思っていたことだが、ダヴィはやっぱり一か八かの存在。いい方に出て欲しい。そして、ダメだったらベンチに置く勇気をセレーゾには持って貰いたい。

八木が引退を決意

心疾患の手術を乗り超えて復帰した八木だったが、引退を決意。 199センチという長身を活かしたハイボールの処理をトップでいつ観れるのか期待していた選手だったが、病を完全に克服することが出来なかった。それでも日常生活に戻るだけでも大変な病なので、無事に過ごせていることに安堵する。 育成組織コーチとして契約を結ぶとのことで、今後は鹿島を縁の下から支えて貰いたい。(引退セレモニーも準備されているとのこと)。 八木の引退により、曽ヶ端の後継者を改めて練り直さなければならない。 第2キーパーの佐藤は、無難ではあるがビッグセーブでチームを勝利に導くというタイプではない。あるいは使い続ければそういうふうに育つ可能性はあるが、今季のパフォーマンスを観ると難しい気がする。曽ヶ端を喰うくらいでなければ意味がなく、今のところその気配はない。 曽ヶ端も往年のキレはなくなってきたし、時折見せるポカもあるが、まだまだJではトップクラス。なによりGKは経験がモノを言うポジション。牙城を・・いや、アゴ城(?)を崩すのは容易ではないが、期待の星が現れて欲しいところだ。 ボリュームが足りないので、ここのところすっかり忘れていた「今月の一冊」のコーナー。 実のところ誰にもオススメと言えるほどの本は読めていない。なので万人受けしないとわかりつつも、イイネと感じる人がいるかもしれないというあたりの本を。 「海の見える街」(畑野智美)。海の見える市立図書館で働く20、30代の4人の男女を描いた正当派青春小説。去年の本だが、文章が軽いのでまったり読みたい方にはオススメ。 読んだ後に心がちょっとだけ温かくなる本。海沿いという舞台も爽やかで心地いい。 畑野智美の作品はデビュー作の「国道沿いのファミレス」は評価が分かれそうだが、「夏のバスプール」「南部芸能事務所」も読み易い。大きな外れはないので、そのあたりはご安心を。

2013第24節柏(ホーム)戦その2

【2013第24節柏(H)戦・選手評】 曽ヶ端:バックパスが多くキックの機会も増えたが、落ち着いて蹴れていた。(バックパスではなかったが)得点の起点にもなった。CKからの決定的ピンチは右手一本で死守。流れを渡さなかった。 西:頭にテーピングを巻いての出場。サイドを押し上げていたし、トラップもよく、パスも的確。守備でも頑張った。 青木:ややヘディングで競り負けることもあったが、集中出来ていた。欲を言えば失点シーンはもう少し厳しくいって欲しかった。 山村:ラインも上げられているし、パスも正確。高さもあったし、攻撃的に守備をやれている。ただ、失点につながった場面では、取りに行ったらしっかり取り切りたい。 前野:ミスやファウルもあったが、気持ちは切らさなかった。ジュニーニョとのコンビも悪くなかった。上がる回数が控え目だったせいか、効果的なクロスはなし。 柴崎:バランスがよかった。怪我の影響も感じさせず、前にも出れていた。終盤は体力が尽きたのかミス多発。 小笠原:攻守に安定。チームを支え、ここぞという時は前にも出た。ゲームをコントロール。 野沢:時折アイデアのあるプレー。プレースキックも何本か精度の高いものもあったが、全体を通すと動きも重く頼りない。後半パスミスから失点したところで交代。 ジュニーニョ:2得点はどちらも全盛期を思わせるストライカーぶり。流れ的にも欲しいところでの得点だっただけに、文句なしのMVP。ボールロストも少なかった。 土居:オフサイドを含めて惜しいシュート2つ。ゲームにも入れるようになり、本人も言うように周りが見えてきている。アシストも記録。あとは90分戦えるフィジカル。 大迫:早い時間帯での先制点。ファーストチャンスをしっかり決めた。ボールの収まりもよく、ヘディングでもまずまず競り勝てた。ピンチでは守備にも戻れていて、攻守に活躍。 梅鉢:2列目右で野沢と交代出場。不慣れなのかボールを受けても取られることが多く、仕掛けもなかった。ポジショニングでカブることもあり、あまり向いてないように見られる。 本山:相手にゲームを支配されつつある時間帯での投入だったが、見事に立て直した。攻守にバランスよく、マーカーを一人つけられるほど。ボールの収まりがよかった。 中田:出場時間短く特になし。 セレーゾ:2列目に野沢、ジュニーニョという配置はどうかと思ったが、ジュニーニ...