投稿

4月, 2010の投稿を表示しています

ACL予選6・全北現代戦(ホーム)補足

総力を尽くした感がある現代戦だが、土曜に控えるガンバ戦への影響はどれほど出るのだろうか。相手に持たせていたとはいえ、45~60分近く総攻撃を受け、ほとんど守備に追われていたぶんの疲労は相当なものだろう。 右ひざを痛めて後半28分に退いた内田は多分出ると言うだろうが、今ここで無理しない方がいいんじゃないかな。メンバー落として勝てるほどガンバは甘くはないと思うが、下手に長引かせるよりかはいいと思うのだが。 いまひとつフィット感がなかったフェリペも、守備では随分と走り回っていた。若干、無駄走りの感は否めなかったものの、ボールを追いかけようともしない大迫や遠藤と比べると好感が持てる。フィジカルが弱いのは仕方ないものか、またしても足をつって交代。1対1のシュートもやけにあっさりと防がれてしまったが、そう言えばYouTubeに流れていた映像も、あんな感じで防がれていたような。 個人的MVPをつけた野沢にも不満がないわけではない。2点取った後、チームが受けに回ってしまってから良さが消えてしまった。守備面で活躍する選手じゃないにせよ、ボールをキープするとかでもっと貢献して欲しかったかな。 イジョンスと岩政のCBコンビはまだ何となくふわふわした感じがするのだが、あれだけの猛攻を1点でしのいだのだから成熟してきているのだろう。新井場のパフォーマンスは少し落ちて来た気がする。 小笠原、中田のボランチコンビは辛抱強く対応していたと思う。終盤、体力的に厳しいふうにも見えたが、足が止まることはなかった。問題は土曜にこの影響が出るかどうか。多分出るだろうが、そのフォローをどうやっていくのか。 FW二人は現代の激しいプレーにも怯むことなく前線でタメを作れたし、守備もよくやっていた。相手側にはもっとイエローが出ていてもおかしくなかったが、怪我なく終われたことも大きい。鹿島側は一人もイエローを貰わず、ラウンド16での出場停止者はなし。 交代で出た青木の運動量はさすがだし、右サイドバックで出場した伊野波も問題なし。ただ、一度だけ絶妙のタイミングで右サイドをオーバーラップし、ロングボールをピタリと収めた場面があった。あそこは縦にいくか、中に切り込んでシュートというシーンだったが、伊野波の選択はバックパス。それはあまりにも消極的過ぎる・・。思い切り行くところは行って貰いたいものです。 ACLは6戦全勝で1位...

ACL予選6・全北現代戦(ホーム)

何としても引き分け以上を取りたい一戦を勝利し、6戦全勝で1位突破。苦しい戦いでしたが、よくやってくれました。充分過ぎる結果です。 雨でぬかるんだピッチに相手が苦しむなか、鹿島のペースで幕開け。押し込む時間帯が多く、早いうちにCKを取れたのがよかった。3本目のCKを左から野沢が蹴り、イジョンスがピタリと合わせ、叩きつけて先制点。落下点への入りといい、マークの振り切り方といい、飛ばしたコースといい完璧だった。 そのすぐ後、真ん中付近で貰ったFKを小笠原が蹴り、岩政が落としたボールを興梠がリターン。再び岩政が受けて、左サイドに(左足で!)ふわりとしたラストパス。走り込んで来た野沢がドフリーながら、難しい体勢のボレーシュートを鮮やかに決めて2点目。ようやく決めてくれましたよ。 これで攻撃するしかなくなった現代に対し、受ける鹿島という構図がはっきりし、完全に相手ペースで試合は進む。DFラインが下がり過ぎで、ほとんどGKの前で守備をするという形が続き、危ないシーンは多々あった。 後半に入って現代はますます攻勢を強め、前線でマルキーニョスと興梠が踏ん張るものの、なかなかファウルを取らない主審の判定に乗って当たりの厳しい潰しで止めに来た。カウンターも出来ず、ほとんど45分を守備に追われた感じがする。 前半にクリアボールをうまく抜け出したフェリペが、GKと1対1になるも決められずといったシーンと、後半右CKから抜けて来たボールを、興梠がドフリーで直近から外したシーンのどちらかが決まっていればもっとラクだったのに。特に興梠のは外す方が難しいというくらいの距離に思えたが・・。あれを決めてくれていればMVPでもよかったのだけども。 鹿島も青木や伊野波と投入して現代の猛攻を何とかしのいでいたが、さすがに無傷でいられるとは思えなかった。クリアが甘くなったところをチン・ギョンソンに拾われ、ミドルを打たれて失点。好調の曽ヶ端でもってしても防ぎ切れなかった。 その後も現代は人数をかけて攻め、両サイドにボールを散らして実に嫌らしい攻撃を繰り返してくれましたが、鹿島も粘りに粘って1失点で耐え切っての勝利。鹿島としては引き分けでもよかったのだが、勝ちで終われたことは自信につながると思う。 以下、選手評などの感想は明日に続きます。 (以下、個人的まとめ) 【ACL予選6】(カシマスタジアム19:00Kick...

2010第8節横浜M戦(アウェー)補足

小笠原とマルキーニョスの気持ちが伝わる一戦だった。小笠原は体力的に回復し、マルキーニョスは精神的に落ち着いたのがよかったと思う。本来の力を充分に出せていた。 前線にマルキーニョスがいるのといないのでは、やはり全然違う。選手一人に頼ってしまうと不在の時が苦しいというのは既に証明されているが、大迫はこれをどう見ていただろうか。 技術はまだまだ遠く及ばないにしても、プレスのかけ方や献身的なサポート。もっと出来ることがあるはずだ。いい見本が間近にいるのだから、マルキーニョスが引退するまでにしっかりと受け継いで欲しい。 中盤でチームメイトを叱咤し、守備にも攻撃にも顔を出す小笠原はまさしくチームの中心。ベンチの小谷野にまで「体を動かせ」と声をかけていたらしい。本人はどうしてもW杯に行きたいようで、新聞には「お金を払ってでも行きたい」と言っていると書いてあった。 正直、今の代表にそこまで魅力があるとは思えないが、選手としてはまた違ったものがあるのだろうね。 W杯といえば、スカパーのゲストでユベントスの前監督フェッラーラが鹿島の組織力・成熟度を賞賛していましたが、野々村氏に「日本はベスト4を目指しています」と話を向けられると、ハナで笑っていました。まあ当然ですけども・・。気持ちはわかる。 そのフェッラーラが絶賛していたのが野沢。確かにキレもよく、気の効いたパスを何本も出し、ファンタジスタの顔を見せた。ただ、そろそろシュートはワクに飛ばして欲しい。惜しいミドルが2本あったけど、どっちかを決めてくれれば非常に助かる。 両サイドはいまひとつよくなかったかな。新井場はイジョンスとの連携がまだ完成されていないのもあるけど、1対1で簡単に振り切られたり。ゴールに突進していく力はとても迫力があったけどね。 内田は蓄積疲労が原因か調子はよくない。それでも決定的なシュートに体を投げ出して守るなど気持ちは出ていた。曽ヶ端の安定感は言うことなし。 遠藤とフェリペのところは順番を入れ替えるべきなのだろうが、遠藤にも色々と学んで貰わなきゃいけないことを考えるとやむをえないか。チームにまだ余力があるうちに成長して貰いたい。 横浜M側はこの試合からシステムを変えたのか。ワンタッチでゴールに向かって行くスピードは、最後まで完結されればかなり素晴らしい攻撃になるし、面白い。個人的にも坂田をずっと応援しているので頑張...

2010第8節横浜M戦(アウェー)

久しぶりの勝利はやっぱり嬉しい。中5日で動けていたし、先制点を取れると試合運びもラクだ。 お互い速いボール回しで攻撃を組み立てる面白い展開のなか、得点が生まれたのはセットプレーから。遠藤が取ったファウルを左45度くらいのところから小笠原が蹴り、ゴール前にいいボール。DFを超えて抜けて来た難しいボールを、イジョンスがヘディングで決めて先制。ブラインドになっていたと思うが、よく決めてくれた。 ところがすぐさま反撃を喰らう。鹿島側の左サイドで新井場と波戸の1対1になり、うまくかわされたところでほぼ勝負あり。綺麗にクロスを上げられ、中でもクリア出来ずに渡辺がヘディングシュートでゴール。 後半に入ってもいいリズムで攻める鹿島は右サイドを人数をかけて崩し、マルキーニョスが股抜きグラウンダーでセンタリング。抜けたところに小笠原が詰めて押し込み、再びリード。 更に曽ヶ端のスローインから野沢が前線にスルーパス。中沢がクリア出来ずにマルキーニョスへと渡り、GKとの1対1も難なく決めてようやく待望のJ通算100ゴール達成。外国人ではウェズレイに続いて2人目。野沢のパスも絶妙だった。 出場停止明けのマルキーニョスは少し落ち着いたのか、イライラしたところがなかった。いつもこのくらい余裕を持ってやってくれればいいのですが。前からの守備も効いていてボールキープも出来るし、やっぱりマルキーニョス頼みになるのかなあ。 試合はこのまま3-1で鹿島が勝利するのだが、得点差ほど楽勝ではなかった。前半も曽ヶ端のセーブで守ったシーンが何度もあったし、後半ではDFが体を張って(内田とか)マリノスのシュートを防いでいた。バスティアニーニのヘディングシュートもバーに弾かれたりと、よく1点で抑えられたと思う。 司令塔対決は小笠原に軍配。インタビューで本人が言っていたように個人の対決ではないですが、小笠原のパフォーマンスはよかったです。プレースキックも精度が悪い、と文句をつけましたが、とてもいいボールでした。 内容もよかったし、これで流れが戻ってくれると助かります。その他の感想は、もう遅いのでまた明日。 (以下、個人的まとめ) 【2010リーグ第8節】(日産スタジアム17:03KickOff横浜M/43,025人/晴) 【スコア】横浜M 1-3 鹿島 (前1-1 後0-2) (S20-10) 【主審】東城穣(主審)、名...

試合を勝利に導く司令塔はどっちだ

日本代表の司令塔、横浜Mの中村俊が出場する模様。選ばれなくなっている小笠原はきっと闘志を燃やしていることでしょう。是非、小笠原に軍配が上がるよう応援したい。 中村俊は妙に審判に守られている気がするうえに(個人的に)、痛がり方も半端ないので、簡単にカードが出るかもしれない。きつくいかなければならないが、ファウルには気をつけようという難しいミッションをクリアしなければならん。それでもこなしてくれると期待する。 内田や岩政らDFラインはみっちり連携の確認を取ったそうなので、今度も完封してくれるでしょう。セットプレーの時はいつもの3倍くらいは集中するようお願いいたす。 勝ち点3、頑張りましょう。

2010第7節広島戦(ホーム)補足

前半をゼロでしのげた時に1-0で勝てるかな、という思いはあったのだけど最後まで崩し切れなかった。中盤に運動量がないのが一番の要因だろう。 小笠原もミスが多いし、野沢はダメな時の状態。せめて遠藤に突破力があればいいのだけど、埋没してしまっている。中田は効いているのだろうけど、やっぱり動きも悪い。 サイドでは内田のクロスの精度が落ちている。新井場だけはよく見えるのだが、周りのフォローがないせいか単発に終わった。FWはどっちが点を取る役割なのかハッキリしないまま、ぼんやりと消されたまま。大迫もこんなもんじゃないはずなのにどうしたんだろうか。 要するに楽しみが見出せなかった。セットプレーも野沢のキックはそれなりによかったものの、小笠原のはちょっと残念なものも多かった。「ここぞ」の1本で試合を決められないと苦しい。 広島は怪我人も多いだけあって、攻撃は佐藤寿の一発に賭けていた感じだった。この状態でアウェー引き分けはプラン通りだったのかも。人数をかけて守っていたし、いくらストヤノフがいないとはいえ、白い壁を突破するには少し鹿島も手ぬるかったかもしれない。 GK西川は昨日も書いたけど、すぐ前に出てくるクセがあったのでそのあたりをうまく突いたら得点出来そうな感じだったんだけどね。大迫をオトリにしてファーに釣り出し、野沢あたりが折り返して真ん中で興梠、みたいなパターンを見てみたかった。 広島は水曜に未消化の名古屋戦があるけど、同じように勝ち点を削ってくれると有難い。 やっぱりマルキーニョス待ち・・となるのは将来的にもあまりいいこととは思えないが、復帰する次節でチームとして結果を残さないとズルズルいく可能性もある。フェリペも次はスタメンでいけそうだし、雰囲気が変わることを期待したい。

2010第7節広島戦(ホーム)

久々のホームを勝ちで飾りたかったが、決め手を欠いてスコアレスドロー。失点ゼロに抑えたのはよかったが、今季初無得点では・・。 CKから岩政のヘディング、野沢のミドル、興梠の反転からのシュートなど惜しい場面はあったが、どれもゴールを割るに至らず。ガッチリ守られていたとはいえ、どこかで決めておかなければならなかった。不運で済ませられない点だろう。 相手GK西川がやたらに前に出て来ていたので、釣り出すようなクロスを上げるなど工夫が欲しかった。キーパーに先に触られるか、まったく合わずでは得点の気配もない。 先発の大迫はいいところなし。プレスが甘いし、動き出しも悪い。遠藤はいいシュートを打つなど、ややよくなっているように見えたがいまひとつ。比べるのは酷だが、交代で出たフェリペの動きがよかっただけに余計にそう思う。 野沢もよくない。消えている時間が多いのは特徴としても、決めるべきところで決めないと。小笠原のFKも精度がガタ落ちで、正直チャンスになりそうな感じではない。 課題の立ち上がりではまたもや失点しそうになりかけていた。その後は相手が守備的になったこともあって安定してきたが、決め手を持っているFWには簡単にやられるくらいのスキがあった。 全体的にパフォーマンスが落ちているのは目に見えてわかったが、広島も同じような状態なので言い訳にはならない。ホームで引き分けは負けたのと同様のダメージがある。 そんななか新井場が最後まで気迫を見せていた点に好感。この試合で見えた、数少ない光明のひとつでした。 (以下、個人的まとめ) 【2010リーグ第7節】(カシマスタジアム15:07KickOff広島/17,983人/晴) 【スコア】鹿島 0-0 広島 (前0-0 後0-0) (S19-10) 【主審】吉田寿光(主審)、八木あかね、平野伸一 【得点】 なし 【警告】 (鹿)新井場2(前26分)、内田2(後34分)、佐々木1(後40分) (広)山崎1(後17分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 内田 岩政 イジョンス 新井場 MF 中田 c小笠原 野沢 遠藤→75佐々木 FW 大迫→60フェリペ・ガブリエル 興梠 【MyMVP】-

遠藤の成長と本山の復帰

手術後の経過が順調な本山は20日に医師の検診を受け、問題なければ全体練習に復帰する見通しだそう。復帰したからといって即戦力になれるかはわからないし、無理もして欲しくないけど明るいニュースだ。うまくいけばACLラウンド16でスーパーサブで出場出来るでしょうか。 一方、その穴埋めをしている遠藤。小笠原や本山の跡継ぎとして期待されている遠藤だが、このところちょっと考え過ぎているように見える。 サブで出た時や初スタメンの時はもっと伸び伸びプレーしていた。確かに戦力となるには鹿島の戦術を理解して、それを実践していくことが大切だが、今はまだ自分を出していい時期ではないだろうか。ボールを持っても仕掛けずに周りを見て、出しどころがなくやっぱり下げる、というシーンが目につく。 鹿島は全員で守備をするチームなので、そちらに気を遣い過ぎているのかな、とも思うが積極的な仕掛け、思い切ったシュートという遠藤の持ち味をもっと発揮して欲しいし、見てみたい。 遠藤には期待している。まだ22歳ということを考えれば充分過ぎるほどやってくれてはいるが、小さくまとまらずに、将来的にはチームの柱になって貰えるよう成長して欲しい。 フェリペが怪我から復帰し、本山が万全になればなかなか出番は巡ってこないかもしれないが、持ち味を失わず頑張って貰いたいものです。

ACL予選5・長春亜泰戦(アウェー)補足

とにかくミスが多かった。芝のせいもあるだろうが、パスが短くて相手に奪われるシーンが何度もあり、これは時間が経つにつれ修正して貰いたかった点。たとえ前日練習が出来なかっても、どれだけ早くアジャスト出来るかが、世界を勝ち抜いていくための必須条件だと思う。 マルキーニョスと野沢はさすがに対応していたが、どちらもあとひと押し欲しい。野沢にはそろそろ決めて貰いたい。昨日は書き忘れたが、長春のロングシュートがポストに弾かれていなかったら同点に追いつかれていたところだったし、勝負を決める一発を期待する。 小笠原もミスが多かった。中田の動きも悪くなっているので、フレッシュな青木の活躍を望む。昨日の動きを見ると気持ちは切れていないようなので安心した。伊野波も問題なさそう。 岩政はちょいちょい手を使ってファウルを取られていたが、J基準ではカードも出ることもあろうし注意したい。イジョンスは仙台戦の失点から自信を少し失っているのか、不安定な部分が見える。 相手方の印象は特にないけど、最近の中国は以前に比べてラフプレーがほとんどなくなった。予選敗退が決まっていたのもあるだろうけど、Jのいくつかのチームの方が余程激しい。2試合とも1点しか取れなかったし、ラクな相手ではなかったし、今後もっと伸びてくる可能性もある。 あと、気のせいだろうけどピッチの幅が狭く感じたのは何故だろう。 ラウンド16の相手は広島が敗退したために、アデレードユナイテッドか浦項スティーラーズ。前にも書いたけどどっちも嫌な相手。ホームでやるためにも28日の全北戦も全力でいくことになる。幸い出場停止者もいないことだし、フェリペも先発でいけるだろう。 引き分け以上なら文句なしに1位抜け。負けて勝ち点で並んだ場合はアウェーゴールルールが採用されるのか、今朝の報知新聞には0-1までなら鹿島1位と書いてあった。(4/16追加:アントラーズ公式にはアウェーゴール適用されないと書いてありました。どっちかわかりませんが、負けられない戦いのようです)。 勿論、勝ちを目指します。 GW日程で苦しいところだけども、せっかくここまで来たのだから首位通過しましょう。

ACL予選5・長春亜泰戦(アウェー)

フルメンバーで遠征したからには、とにかく勝ちたい試合だった。ピッチ状況やアウェーの連戦という条件のなかミスも多発し、締まらない内容でしたが興梠の挙げた1点を守り切って無事勝利。ACL予選全勝で、全北現代との最終戦に向かいます。 ボールは回せども崩せない悪い時のパターンで、ミドルを何本か打つもゴールを脅かすに至らず。逆に長春に決定的なチャンスを作られるがこれは曽ヶ端がセーブ。 もやっとした展開のなか相手のバックパスに興梠が詰め、CBカバジェロのミスを誘ってボールを奪い、GKとの1対1をしっかり決めました。体の入れ方といい、ゴール右隅に決めたシュートといい、素晴らしい一撃でした。ゴールがようやく勝ちにつながり、このまま上昇気流に乗って貰いたい。 先制してからは長春も前に出て来て鹿島もゴールに近づいたが、野沢が何本か外して追加点はならず。マルキーニョスも下がってゲームメイクをすることが多く、これといったシュートチャンスはなし。相変わらず玉離れが悪いのが目につく。 先発した遠藤はどんどんと悪くなっている。判断が遅いし、パスの精度も欠いた。これを乗り越えてくれないと困るのだけども。試合展開的に早く青木に代えて欲しいと思っていたが、交代してからは守備も落ち着き、ミドルがワクにさえ飛んでいれば青木の仕事としては完璧だった。 残る交代枠は内田→伊野波、ロスタイムに興梠→大迫と使って無事に逃げ切り。フェリペも温存出来たし、最善の手だったと思う。 CBは何だか不安定に感じる。ロングボールをしっかり弾き返せていないのが一番の不安点だけども、疲れの影響かキレも悪い。相手のミスに助けられたシーンが何度かあったが、これから先そうそう見逃しては貰えないだろう。このあたりはゼロで終わったからヨシではなく、修正していって欲しい。 試合自体は正直退屈で物足りない内容だったものの、勝ててよかった。この流れをリーグにもつなげて貰いたいものです。 (以下、個人的まとめ) 【ACL予選5】(長春経開体育館15:30(現地14:30)KickOff長春/晴) 【スコア】長春亜泰 0-1 鹿島 (前0-1 後0-0) 【主審】アル・バダヴィ(UAE) 【得点】 (鹿)前37分 興梠 2右 【警告】 (鹿)なし (長)なし 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 内田→88伊野波 岩政 イジョンス 新井場 MF 中田 c小笠...

試合中に脳内リフレインする曲は

試合中に脳内にリフレインする曲は勿論、鹿島のチャントであって選手の応援なんですが、ちょっと集中力が切れてしまった時のお話。今回の記事は冗談のノリで構成されております。そのつもりでおおらかにお読み下さい。 代表とかあまりにも期待の持てない試合の終了間際、小田和正の「さよなら」が聞こえてくる。 歌詞をブログに載せちゃってもいいのかわからないので(ジャスなんたらに怒られるかもしれないので)割愛しますが、歌詞検索サービスのUta-Netとかで調べて頂けると一発で出てきます。YouTubeで歌を聞くのもいいかも。便利な世の中。 自分の中に流れる歌詞は「もう終わりだね、ゴールが小さく見える」で始まり、サビのところは「もうすぐそこは負け試合 (ゴールを)決めたのはたしかに敵だけ そのままの敵だけ」って感じでずっとリフレインします。なんか歌詞全部を替え歌に出来ちゃいそうだ。 最近よく頭に浮かぶのは、長渕剛の「ろくなもんじゃねえ」のサビ部分。鹿島側がどうというんではなく、審判の過剰な笛にイラッとくる。そんな時にどこからとも流れてくる一曲。 サビの「こらえた夜」のところを「こらえた笛」に置き換えると、とってもしっくりします。きっと頭に残って離れないはず・・ぴいぴいぴい・・。 アホな話はさておき、ACLは明日14日なのですね。13日だとばかり思ってまして、当ブログでもそう書いてしまっていたので、過去のところで気付いた部分は修正しておきました。すいません。 14日のしかも午後3時30分(日本時間)からで、平日の思いっきり昼間です。仕事は休もう。明日の更新は夜になるかと思います。 マルキーニョスが帰国したとの報道も聞かないので、多分出るでしょう。1位通過を目指す以上は消化試合にはならず、いつもの通りフルメンバーで戦うことが予想されます。勝ちも欲しいですが、選手が怪我しないように祈っています。

2010第6節FC東京戦(アウェー)補足

追加の印象を。 中5日で充分動けるはずなのに、何故か動きは悪かった。連動性が悪いので余計そう見えるのだけど、遠藤あたりはもっと自由に動いていいはず。相手の運動量が落ちたのもあるけど、フェリペが入ってからの方が鹿島らしいサッカーを展開出来た。 怪我明けのフェリペを無理使いして欲しくはないものの、勝ちにこだわるならフェリペ先発、遠藤サブの方が機能するのかな。遠藤にはもっと頑張って欲しいのだけども。 中田も怪我したとの情報がありましたが、プレーを見る限り問題なさそう。内田も力の使いどころを見極めてうまく動けていました。 イジョンスはパフォーマンスが落ちているのかフラフラしている感じ。自分の技術に自信があるのだろうけど、クリアが小さくて怖い時があり、ヘディングのクリアミスが2試合続いて失点につながった。伊野波はベンチ入りしていなかったが詳細は不明。 試合後のインタビューではオリヴェイラ監督が相当怒っていました。そこまで悪質なタックルはなかったように思うけど、判定については言った方が悪者になるみたいな風潮があるので、黙って耐えるしかないのか。多分、平山の度重なるファウルについてだろう。 後半終了間際、青木が平山に触っただけでファウルになったのと、プレーに関与していないのにオフサイドになったのはびっくりしたけど。 後半、スローインから大迫がPA内でボールを貰った時、今野の足がざっくり入ったようにも見えたんだけど、リプレーでしっかり流して欲しかったな。 味の素スタジアムの芝は球足が速かった。鹿島の選手はそのせいかボールをうまくコントール出来ないシーンが多々あり、色々な大会に出場して適応力もあるはずなのに、ちょっと残念だった。 FC東京ではやっぱり石川が目立った。トラップしてからのシュートが速いし、曽ヶ端のセーブで事なきを得たシーンがあったけど、あれで転ぶ技術を身につけられたらPKを量産されるだろう。攻撃側に有利な今季のジャッジなら特に。そんな選手ではなく、このまま育って欲しいのだけど。 平山はうまいポストプレーを見せる時もあるけど雑なところもあり、まだまだ代表には遠いね。無駄なファウルも多いし。 運動量が途中から落ちたのは代表疲れもあるのかな。ミスも多かったし。結局のところ「あまり調子はよくなさそうだけど、ラクには戦わせてくれない」という印象そのものな感じでした。鹿島だけじゃなく...

2010第6節FC東京戦(アウェー)

結果は引き分け。勝てなかったと見るか、負けなかったと見るか微妙なところだ。 鹿島の弱点だけど、開始からフルスロットルで来られた時に受け切れない。連携もイマイチなままで押し込まれている時間帯で、PA内でボールを持った今野に対して野沢がチェックに行き、足を引っ掛けてしまってPK判定。野沢ももっと慎重にプレーして欲しかったな。 これを平山が左に決めて前半4分で失点。またしてもアドバンテージを取られたまま試合が進むことに。 印象としては最悪な感じだった。ミスも多く、意志の疎通もなく、運動量もなくボールを持っても止まる。遠藤は疲れのせいなのか一歩目が遅いし、ボールを貰っても後ろに戻すだけ。もっと溌剌とプレーしていたはずなのに、変にレギュラー意識が出て考え過ぎているのだろうか。 大迫も酷かった。ほとんどボールに絡めなかったし、守備でもプレスをかけられず。交代で出た佐々木も同じようなものだったけど、ちょっとFWが心配。 興梠は1本、いい形でゴールを決めた。ミドルが欲しい時間帯で小笠原がワクに飛ぶ鋭いシュートを打ち、GKが弾き切れなかったところを素早く反応して沈めたもの。 興梠がゴールを挙げるのは圧倒的にワンタッチでのシュートが多いと思うが、マルキーニョスがいない今、自分が引っ張るくらいでどんどんゴールに向かって欲しい。あと余計なファウルが多いのも注意して欲しい。 興梠に限らず鹿島の選手は、貰ってからシュートを打つまでの手数が多いと感じる。大事にいくのは大切だけど、それだけでは得点は多く挙げられないように思う。 後半途中からFC東京の足が止まり、ミスも増えて来て主導権は鹿島が握った。だけども鹿島側もミスが多くて崩せる雰囲気はなく、やっぱりそのまま終了。興梠からフェリペのシュートと、フェリペの縦パスに興梠が追いつけずと、青木のクロスがあわや直接ゴール、というシーンが見せ場だったかな。 驚異的な回復力で出場したフェリペはやっぱり能力が高いということを証明した。停滞していた中盤を活性化させたし、得点の気配もあった。ただ、またしても怪我しそうな場面もあり、フィジカル的にはこの先も不安が一杯。 怪我といえばFC東京の今野は、1~2週間くらいの怪我で代表回避したのに出てましたね。そんなんアリ?とも思ったけど、長友、徳永、石川など多数の選手を貸し出しているのだし、このくらいは全然オッケーなのかな...

セルビア戦チケットの売れ行きは順調

先月、京都サポの友人と京都戦を観に行った帰り、日本代表セルビア戦の話題になった。長居なら行けるし行こうか、という感じだったのだけど、チケットの値段が5000円くらいすると言われて思わず、 自分「高っ! ぼったくりやん。ショボいのに」 と、言っていました。友人も笑って「確かに」と言っていましたが、よく考えれば鹿島戦も同じくらいの値段だし、全然おかしくはない。一応、ちけっとぴあで調べてみると6000円、4500円、3000円以下色々(当日500円増し)というところ。 じゃあなんでそんなに高く感じるのだろうと考えれば、もともと代表にはあまり重きをおいていないからかも。勿論、日本代表は応援しているし勝てば嬉しいけど、鹿島>代表という思いが強い。ジーコ氏が代表監督をしていて、鹿島の選手がたくさん出ていた時も鹿島の方を応援していたような。 ところがチケットは売れ行きもいいみたいだ。友人と話をしていた頃は「ガラガラちゃうん」と言っていたが全然そんなこともなく、前売りはほぼ売り切れている感じ。2月の頃のお寒い状況とは違っていて、やっぱり気候ってのは観客動員に大きく影響する。 それと中村俊効果もあるかもしれない。友人も中村俊のファンで、稲本も見たいと言っていた。やっぱり海外組は人気が高いね。自分はそんなに中村俊のファンではなく、能力が高い選手、という認識なのであまり共感出来ないのだけども。鹿島の目線で見れば要らないなあという感じですから。好みの部分だろう、きっと。FKは世界レベルだけど。 それにもしかしたら、岡田ジャパンを国内で見られる最後の試合になるかもだしね。 代表人気が高くなれば、それだけサッカーにも注目が集まる。Jリーグにとってもいいことだし、そういう意味でも是非とも頑張って貰いたいもの。代表しか観ない人たちに興味を持って貰えるような試合をして欲しい。 友人との話では冗談で、あまりにもシュートを打たない代表に、「シュート1本につき何円、ワクにいったらプラス何円」とかにして、チケットの価格に反映したらどうだろうとか言っていたけど、少なくともエリアに入ったらシュートは打って貰いたいものです。 報知新聞の予想スタメンでは4-5-1(このスタイル好きだな・・)、興梠が左サイドハーフに挙げられていました。やっぱり大久保の代わり。内田の名前はなかったし、怪我の影響もあって無理使いはしない...

2010第5節仙台戦(アウェー)補足

1トップで長い時間、踏ん張った興梠は何か吹っ切ってくれれば。常に裏を狙い、DFと競り合いながらもゴールへの執念を失わず左足を伸ばしてねじ込んだ。ああいう姿勢をいつも見ていたい。 時間帯は忘れたけど後半、右サイドから突破してPA内に入りかけたのに、パスを選択した時があった。あそこももう一歩、もしくは角度がなくてもシュート、というFWになって欲しい。 野沢は諦めちゃってたのかな。キレもなく精度も悪く、もっと早い時間で代えてもよかったくらい。遠藤もああやって守備に追われる形になるとまったく力を出せない。 イジョンスもあまりよくなかった。2失点ともに絡んでいるわけだけど、1点目はもっとセーフティに大きく弾けたはず。集中してなかったのかも。 2点目は全体が押し上げているなかで、相手方のロングボールはしっかり弾き返して欲しいところ。勿論、全部を返すのは無理とわかっているけど、そうしてくれるはずだと思って押し上げているわけだから。 内田は体調不良と言われているなか出場し、よく頑張った。7日の代表戦は辞退してもいいと思う。 小笠原はミスもあったけど存在感を見せた。戦う気持ちを全面に押し出して、プレーでもそれを表現していた。決して体調は万全とは言えないものの、質は高い。 交代組のジウトンは不安定なところもあり、まだ持ち味の攻撃力も発揮出来ていない。大迫も惜しい場面があったけどワクに飛ばせなかったのは残念。小谷野は・・まだまだだと思うんですけどね。監督の評価はまた違ったものがあるのかな。 仙台は勢いがあったね。ファーストチャンスで迷いなくシュートを打って得点したし、その後も引いて守ることなく攻めて来た。さすがに鹿島が10人になって、そのうえホームなのに引きこもるわけにはいかないけど。 守るだけじゃなく、チャンスには人数をかけて攻めていたところは好感が持てた。負けたけどあんまり負けた気がしなかったのも、そういうところが大きいのかもしれない。 フェルナンジーニョは相変わらずコロコロとよく転ぶね・・。最後は審判も取らなくなったけど。それでも2点取られて、あわやハットトリックも決められそうだっただけに、嫌な選手であることには変わらない。 鹿島とは勝ち点も並んじゃったし、あとはどこまで勢いを持ったままでいられるのか興味ある。京都戦のオフサイド気味のゴールがなければ勝ち点を取っていたかもしれないし...

2010第5節仙台戦(アウェー)

「ハンデはこのくらいでいいかい?」 テレビに向かって呟いた前半15分。 いきなりバー直撃・リャンのミドルのこぼれを、イ・ジョンスの軽率なプレーでフェルナンジーニョに決められ19秒で失点スタート。更にマルキーニョスの肘が相手DFの顔に当たって一発退場、と相当不利な状況になった。 それでも負け惜しみでもなんでもなく、本当に勝てるような気がしていた。得点の気配があるチャンスはいくつかあったし、野沢がもうちょっと集中していてくれたらなんとかなったような。10人対11人でも鹿島が押し込む時間も多かった。 後半、カウンターからロングボールをイジョンスが競り負け、1対2の状況を作られてリャンからフェルナンジーニョのパスを決められ0-2。やっぱりフェルナンジーニョは、鹿島にとっては天敵だった。 しかし、鹿島のモチベーションは落ちることなく攻め続ける。内田、遠藤に代えて大迫、ジウトンを投入し、4-4-1から3-4-2に変更。小笠原のロングボールを、興梠が競り勝って左足で泥臭くゴール。前に人数をかけるようになって攻撃が活きてきた。 勢い的にはせめて同点には出来るかも、と思っていたものの無常にもタイムアップ。今季初黒星となりました。まあ、1年通すとこういう試合はある。 3枚目の小谷野は失敗だっただろう。ACLで初出場を果たした時もそれほどパフォーマンスは高くなかったし、この試合でもほとんどボールに触れなかった。船山はそれほど悪いのかな。 それにしても残念だったのはマルキーニョス。今年は手を使うことが多くて危なっかしいと思っていたが、修正されていなかったね。いつも通りにって言ったのはそういう意味じゃないよ・・。 ただ、審判の判定は厳しかった。レッドと言えばレッドだけど、あの時間帯ではまずイエローという気も。鹿島側にはイエローの基準も辛かった。小笠原に対して仙台側の富田がアフターで蹴りにいったのは(前半29分くらい)スルーされていたし、あまり納得出来るものではなかったかな。 負けた、というよりは、よく頑張ったという気持ちの方が強いです。仙台のことをどうこう言うつもりじゃないけど、ホームで11人なら負けないよ。 (4/6:追記)「時間帯で」というのはファウルなどの判定、報復行為、得点機会阻止などの明白なレッドを除く、「乱暴な行為」によるレッドについてのみのことで、「乱暴な行為」と判断するからに...