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ロシアに渡った王様は救世主となるのか

本田圭佑はかつて、五輪代表にて自ら与えたPK負けをした時のコメントで、「審判の判定が間違っていなければ勝っていた」とトンデモ発言をした王子様である。 王子様はオランダVVVを経て、現在、ロシアのCSKAモスクワに渡って活躍中。報道でしか情報を得ていないので詳細は不明ながら、チームではボランチを任されているのに、監督の意向を無視して得点を挙げるために前線へと出て行ってプレーしているのだそう。 監督、そしてチームをしてはおそらくW杯後に高くどこかに売ろうとしているようで、チーム無視の振る舞いにもお咎めなし。こうして王子様は王様になったわけである。 岡田監督の全員守備の発言を聞いた後でも、「守備はしない」と公言するなどビッグマウスぶりは止まらないが、彼にとっては自らを高めるために必要なことなのだろう。個人的には好きな選手ではないし、監督だったとしても使わない選手だが、能力が高いことは認める。 ただ、現在の日本代表には王様があと二人いる。中村俊と闘莉王。 守備力、運動量とも皆無の中村俊は周りがフォローし、いわゆる「王様システム」を導入しなければ活きないタイプ。ところが韓国戦を観る限りコンディションも最悪で、チームの力になるどころか足を引っ張ることはミエミエである。果たして本番までにどこまで体調を整えてくるかが問題だが、悪くても外さないのだろう。だって王様だから。 もう一人の王、その名の通り闘莉王も、かつては好きな選手ではなかったが今ではそうでもなくなっている。鹿島戦での駄々をこねる姿には「しっかりしてくれよ」と思わなくもなかったが、それでも日本屈指のCBであることは確か。パワープレーでも力を発揮するし、むしろFWとして使っちゃえば?という思いもある。 王様が3人もいればチームがガタガタになるのは明白ながら、岡田監督はあまり気にしないタイプ。川口を助監督扱いで遇し、文句は全部そっちに言ってくれと言っているとかいないとか。うむ。正直、もう監督のことは気にしないで、全員好きにやっちゃえよ。 本田圭は韓国戦でミスも多かったが、持ち味である縦への突破力も見せた。試合後には、しおらしく「自分のミスが多かった」などど反省の弁を述べていたが、彼にはそんなことを期待していない。王様は王様らしくやればいいのだ。

岡田監督の口に鉄のカーテン

韓国戦終了後、「僕でいいんですか?」と、自ら進退伺いを出した岡田監督。ひと騒動へと発展し、挙句、「冗談交じりに言ったこと」と説明したという。 う~ん、代表監督のセンスもないけど、お笑いのセンスまでなかったとは・・。その冗談は笑えないよ。自虐ネタにしてはリアル過ぎる。 スイスの合宿地に2メートルの幕を用意し、更に、練習を見渡せる周囲の山々は立ち入り禁止にする方向だそうな。日本代表を一応は応援している身ながら、他国の言葉を代弁させて貰おう。 「誰もわざわざ練習を見に行かないよ」 かつてない弱さを露呈してしまった親善試合を観ていれば、あえてチェックする必要もない。自分のところの練習に時間を割いた方が余程有益である。「鉄のカーテン」が必要なのは、先日の蝿発言といい、岡田監督自身のお口ではないだろうか。 今になって監督交代してもドタバタ具合に拍車がかかるだけだと思うので、自分としてはそこまでしないでも、と思うものの、特に擁護派でもないので、交代したらしたで別に構わない。要するに今更どうこうというレベルではないということ。 せめて90分我慢してでも観れるだけの試合をして欲しい、とただそれだけを望む。万が一、勝つかもしれないし。とりあえず打ったシュートが入って1-0で勝っちゃったりとか・・打たなきゃそれもないけど。 とにかく体調の悪い者は全てベンチもしくはベンチ外。一生懸命なところを見せて貰いたい。岡田監督にはいつまでも、「目標はベスト4」という言葉を発し続けて頂きたい。それくらいしか、もうすることがないだろうから。

表現の斬新な岡田監督(ネタ古です)

タイトルにあるように旬を逃している話題。 岡田監督が代表について質問された時に、思わず口を滑らせた(?)「蝿のように」。フツー自分のことを言う時には使わない。 しつこくいくというのを表す場合、「マムシのように」という言葉がよく使われる。我が愛読書「ホイッスル!」では武蔵森MFに間宮茂にその異名がつけられていた。咄嗟に出てこなかったところをみると、岡田監督は同書を読んでいないのだろう。 ちなみに同書は体の小さい一所懸命な少年FW(登場時、中学生)が、身体的ハンデにも負けず頑張るさわやかサッカー漫画。サッカー漫画としては「キャプテン翼」が一番有名だと思うが、個人的には「ホイッスル!」の方が好き。妙な必殺技とかも出ないしね。 岡田監督の発言については、さすがにメディアも拾えなかったのか「蝿ジャパン」とは呼ぶに呼べず、ウヤムヤになったままである。一部のテレビでは「サムライジャパン」とか言っていたが、それだと野球とカブるので避けた方がいい。 蝿の王と言えば、聖書では悪魔であるベルゼブブになるが、日本代表もそこまでになればたいしたものだ。ベルゼブブ・ジャパン。ちょっと言ってみただけですばい。 まあ、特に何が言いたかったわけではないが、何となくそういうイメージが沸いたという話。軽~く捻られませんように。

気分は完全オフ

ACLショックで引いていた風邪もようやく治る気配を見せ始め、やっと人並みの活動能力が戻って来たものの、アロハ~って言っちゃうくらい気持ちは完全オフモードです。 鹿島のネタもほとんど拾えないですね。もともと代表選手以外は扱いもちっちゃいし、鹿島では広報担当みたいになっていた内田もいなくなっちゃうのが濃厚だし。そう考えると代表選手を送り込むってのも重要なんだ。 その内田は肉離れ寸前だったそうです。それでも岡田監督はオフを削ってまで先行召集し、特別に治療を施して24日の韓国戦に出すつもりだった。素人考えでは「だったらむしろ休みを取らせては」と思うのだけど、専門家からすると違うのかな。 フォーメーションのテストって言ったって、向こうに行ってからも何試合かやるんだろうし・・と思っていたのだが、今朝の新聞には怪我の選手は使わないと書いてあった。内田の他には玉田、稲本、松井など。そりゃそうだろ、やっぱり。 U21のトゥーロン国際での2試合目もフランスに1-4で惨敗しています。試合を観ていないので結果だけですが、前半5分に失点して、同6分にGKが退場になってます。力の勝る相手にこれだけのアドバンテージを取られたらどうしようもないか。 大迫はフル出場、當間は40分から出場で警告1枚というのが結果。ちゃんと何かを学んでくれてるのかな。大迫にはFW争いに食い込んで欲しいし、當間には右SBのポジションを奪うくらいの気持ちで頑張って欲しいものだ。 何だかほどほどの長さになっちゃったので、「そういやナビスコ予選あったんだ」という軽く驚いたことや、日本が蝿の王になろうとしていること、それに反逆する王子がいること、勝ち点減点制裁が下るかもしれないことや、あとは何でもない記事などはまた次回。 オフも長いのでその間はこんな感じでゆる~くやっていこうと思っています。いつも御覧になって下さっている方、クリックして応援して下さっている方、有難うございます。更新のモチベーションアップにつながっています。よかったらこれからもゆる~い感じでお付き合い下さいませ。

先の話だけどプレシーズンマッチは千葉と

朝ご飯の後に昼ご飯の話をするみたいなものだけど、7月3日(土)に千葉とプレシーズンマッチを行うらしい。 ひたちなか運動公園陸上競技場で16時キックオフ。6月5日から一般発売。SS指定で3500円で、グッズもついているらしい。勿論、自分は遠くて行けないけど、放送とかあったらいいのにな。少なくともライブアントラーズは聞けるかな。 しかし、先日「ゆっくり休もう」とか言ったわりに、試合と聞くとワクワクしてしまう。ホント好きだな~と、やっている選手には申し訳ないけど、一杯試合を観たいと思う。やっぱり来年もACLだね。 相手は降格してしまった千葉。くしくも向こうも現在3位で、3位対決となる。 千葉と言えば中後と深井だけど元気にしているのかな。出て来てくれたらリーグ戦じゃないので、おおらかな気持ちで応援出来るだろう。かつて新潟にレンタルしていた時みたいにゴールを決めちゃってくれた深井に対しても、多分、フツーに応援出来る。もともと好きな選手だったし。ちゃんと右足でも蹴れるようになったかな。 そういえば大迫や當間が、U21のトゥーロン国際大会(フランス)に選出されているんだっけな。残念ながら初戦はコートジボワールに完敗したみたいだけど、何かしら得て帰って来て欲しいものだ。

W杯予備登録とバックアップメンバー

若干、時期のズレた話題ですが、W杯の予備登録メンバーに、小笠原が選ばれています。残りの6人は徳永(FC東京)、槙野(広島)、石川直(FC東京)、香川(セレッソ)、前田(磐田)、田中達(浦和)。 予備登録メンバーは帯同せず、来月1日の最終登録期限までは23人との入れ替えは自由。それ以降は怪我人が出た場合のみ、1次リーグ初戦(14日)の24時間前までFIFA医師の承認のもと変更が可能。その場合は予備登録メンバーでなくてもいい。 結局のところ怪我人がない限り選ばれないということだが、小笠原本人も「(他人の怪我を望むほど)小さくないよ」と言っていて、自分もそう思う。ところが、稲本や大久保、玉田あたりは本当に間に合うの?というくらい微妙な感じで、一人くらい入れ替えはあるかもしれない状況になってきている。 ただ、バックアップメンバーに香川が選ばれた。本人は海外移籍を控えて練習を優先したいとのことで、辞退を申し出ていたのだが、協会に説得されて承諾。岡田監督、協会がそこまでして連れて行くのだから、入れ替えがあるとしたら義理を立てる意味でも、まず香川が選ばれるんじゃないかな。 小笠原が呼ばれるのは怪我人が二人以上出た時になるだろうが、そんな事態は本来望ましくない。妙に気を張って、せっかくの中断期間でリフレッシュ出来なかったら今後にも響くので、自宅でゆっくりくつろいだらいいと思う。W杯は選ばれたメンバーに任せましょう。内田は帰って来ないけど、岩政も行ったことだし。 その他のバックアップメンバーはDF酒井(新潟)、MF山村(流通経大)、FW永井(福岡大)。メンバー入りを希望していたキングカズは構想から外れているとのことで選出されませんでした。まあ、ここで選ばれるなら前回の時も落とされなかっただろう。 鹿島的には話題の少ない期間になりそうですが、サポの方もゆっくりリフレッシュしましょう。

2010第12節名古屋戦(アウェー)補足

この試合の収穫は、何といっても本山のプレーの質が落ちていなかったこと。勿論、短い時間帯なので簡単に判断は出来ないだろうが、中断明けの不安を少しは解消してくれた。 これにより、遠藤や佐々木、ましてや船山に出番は回ってこないだろうことを思うと、サブの底上げという点では不安が残る。 フェリペは1本いいクロスを上げて得点に絡んだが、やはり本山と比べると見劣りする。今後はどっちかがスタメンでどっちかがサブという去年のダニーロ扱いになると思われるが、とりあえずフィジカルをもう少し鍛えて欲しい。 青木、伊野波は安定しているのでもっと使って欲しいと思うのだが、まだ監督のなかではイジョンスが上なのだろうね。 この日も1点取られたわけだが、それ以上に気になるのが、相手後方からの放り込んだだけの何でもないロングボールを、しっかり弾き返せずに相手に拾われる場面が散見されることだ。ヘディングが強いという売りなのだったら、安心して見ていられるくらいバシバシ弾いて貰いたい。 内田は移籍がほぼ決まっているので監督も出さなかったのかな。今まではちょっとくらいの怪我でも無理やり出していたことを考えるとそう思う。だとすれば中断明けの布陣は右に新井場、左にジウトンになるのか。 ジウトンは元気があって、見ているぶんには楽しい気持ちにさせてくれるのだが、新井場を本職でない右サイドに固定するというのはどうか。完全に転職しちゃうのなら別だけども、もう少し手を打っておいた方が怪我や出場停止を踏まえると大切・・って、わざわざ言われなくともやるだろうが。 マルキーニョスは気合いが入っていた。立ち上がりから中3日と思えないほど前線からプレスをかけ、最後の最後までトップスピードで走り回っていた。この後、休養に入るのを見越してのことかな。いつもより球離れもよく、フリーの味方に気前よくパスを出していて、いつもこんなプレーをしてくれたらいいのに。 主審はわりとファウルを流すタイプだったので、それに助けられた部分もあった。相性の悪い審判だと、鹿島のアドバンテージを取らずにファウルで止められていたことも多かった。 名古屋は三都主の負傷退場が響いたのかな。退いてからは中盤がルーズになっていた。連携もあんまりなく、個人の力でゴリゴリ押してくるので、怖さはあるけど得点差が開くと安心出来る部分もある。ブルザノビッチもいまひとつのまま退いてく...

2010第12節名古屋戦(アウェー)

上位陣が勝ち点を落とすなか、中断前に勝って差を詰めたい前半最終戦。ACLのショックも残るだろうが、それを感じさせない粘り強い戦いぶりで、見事アウェーで名古屋相手に4-1と勝利。何だか久しぶりに勝った気がする。 内田は太ももの具合が万全ではないとのことで、スタメンは右に新井場、左にジウトン。ジウトンのプレーは荒々しくてミスもあったけど、最近のおとなしい鹿島のなかにあってはむしろ頼もしい感じだった。2本あった決定機はどっちか決めて欲しかったが。 前に出て来る名古屋は鹿島にとっては、勝敗は別としてやりやすい。名古屋はやっぱり闘莉王が上がった後に出来るスペースが弱点だったかな。 先制点はカウンターから左サイドに走ったフェリペが上げたクロスをファーで興梠が落とし、真ん中でマルキーニョスが反応出来なかったのが幸いして、後ろにいた野沢が左足でゴール。 名古屋もブルザノビッチや闘莉王の、ワクに飛ぶ鋭いシュートなどがありつつも、曽ヶ端(とバー)がしっかりセーブ。1-0で前半終了。 1-0で逃げられたらいいな、と半分弱気になっていた後半開始早々、名古屋の何でもないクロスを中央でケネディに粘られ、ゴール右ポスト内側に決められてあっさり同点。相変わらず安定感ゼロのCBに気落ちしていたものの、これで更に出て来た名古屋のおかげで逆にカウンターを仕掛けやすい形に。 ロングボールを相手DFと競り合ったマルキーニョスが奪い取り、横に流してフリーの興梠。これはさすがにワク内に沈めて勝ち越し。 ここでフェリペに代わって本山が登場。鹿島の中盤が一気に蘇った。危険察知能力、気の効いたパス、高い技術。やっぱり本山がいるといないでは全然違う。興梠が潰されたボールをワンタッチで素早くマルキーニョスに出し、このGKとの1対1をマルキーニョスが(久しぶりに!)決めてくれて3-1。 完全に前がかりになった名古屋に対し、鹿島のチャンスは幾度となく訪れるが興梠、マルキ、マルキ、ジウトン、ジウトンと決められない。 トドメを差したのは本山。ジウトンのシュートを楢崎がスーパーセーブし、クリアが中途半端になったボールを拾った本山が、冷静にゴール左隅に決めて4点目。みんなあのくらいちゃんとワクに飛ばしてくれたらねえ・・。MyMVPは本山につけます。マルキーニョスも頑張ってくれていて、甲乙つけがたいのだけど、今回は復帰戦ということで。...

名古屋のスキを突け

ショックのあまりか風邪を引いてしまって、心身ともに疲れ果てているワタクシですが、何はともあれ前半戦ラストワン。観戦に行く予定だったのも車の手配が間に合わず断念。まあ、体調も悪いしよかったかも。いつもながらの自宅観戦です。 内田の移籍がほぼ決定的(昨日の記事では「決定」と書きましたが、正しくは「決定的」か「内定」ですね)になったため、有終の美を飾って貰いたい。 名古屋の試合は何度か観たことがあるのだけど、選手層が厚くて毎回メンバーを変えてくるので、正直、明日のスタメンやフォーメーションはわかりません。ただ、玉田は怪我のために出場回避が濃厚とか。 一番のスキは同点の時間が長く続き、闘莉王が上がって来た時。浦和では阿部なり、細貝なりが丁寧にフォローしていたが、名古屋はまだそこまで連携が出来ていない感じ。焦らずにじっくり耐えて、そのスキを突こう。先に失点をしていまうとガッチリ固められてしまうので、今の鹿島にはちょっと厄介。 だけどね・・。無失点に抑えられる雰囲気が全然ない鹿島のCBラインで、ケネディとかブルザノビッチを抑え切れるのか。ケネディの高さは脅威のうえ、簡単に笛を吹かれるJ基準では、何度も放り込まれているうちにPKを取られてしまう可能性も高い。前節の名古屋の先制点のPKは「甘・・」と思わずこぼしてしまうくらい、超甘基準だったし。 ブルザノビッチには確か来日初得点を決められた覚えが。相変わらずミドルレンジからのシュートにも威力があって、ヨセをしっかりやらなきゃズドンといかれてしまうから。金崎は復帰してきそうな感じだが、マギヌンが怪我なのはまだマシかな。 個人的には三都主がワンボランチで入っていた時の布陣できてくれると大いにチャンスありと見ている。バイタルスペースに余裕があって、鹿島には一番戦いやすい感じだった。 サポーターですらACL敗退のショックは大きいのに、選手たちのそれは計り知れないだろう。しかし、サッカーの借りはサッカーで返すしかない。是非とも勝利を。

さらば、内田

内田がドイツ1部ブンデスリーガ、シャルケ04に完全移籍することが決定。7月1日からの3年契約で、推定年俸2億1500万円。W杯前に決めてしまったのは、どうしても移籍したい場合は良策と言えるかも。惨敗して巻き添えで評価が落ちても困るしね。 そういえば前に岡田監督から「目標となる選手を探せ」と言われて、内田はシャルケのラフィーニャと挙げていた。ちょうどラフィーニャと入れ替わりに移籍することになる。 鹿島には違約金(移籍金)として1億5000万が入る模様。(注:5月15日の時点では「決定」ではなく、「決定的」もしくは「内定」です)。 移籍自体は痛いとはいえ随分前から噂もあったし、1月に視察に行った時からこうなる予感があったので、「やっぱりそうなったか」という感じ。何年か後に鹿島に戻って来てくれるのかどうかはわからないけど、怪我なく活躍してくれれば。海外でどれだけ通用するかは楽しみです。 鹿島にとっては戦力ダウンは必至。このところ調子を落として満足なパフォーマンスを見せられていないとはいえ、力は一枚上なので誰が代わりで出ても見劣りするだろう。 幸いというか、W杯中断期間を挟むのでオリヴェイラ監督にはしっかり後釜を考えて欲しい。急場をしのぐだけだったら新井場を右でジウトンを左でもいいけれど、今シーズンの残りも長いのでそれは無理。ジウトンも1年のレンタルなので、来年以降を見据えた布陣にする必要もある。 出番のなくなった青木か伊野波を回すという手もあるだろうが、中田やイジョンスも万全とは言えない。あっちに行ったりこっちに行ったりというのもよくないし、無理なポジションチェンジは全体的にマイナスかと。こんなことなら増田も鹿島の右サイドで頑張ればよかったかもね・・。 一番いいのは當間をデビューさせることか。自分はまだ見たことないのでトップで通用するかどうかわからないけど、先のことを考えると多少のことは大目に見なければならないかも。もっとも、ただでさえ不安定なCBに更なる負担を強いることになるので(誰が出ても)、無失点試合は遠い目標になるとは思うが。 得点力も不安だし、鹿島にとってこれからは結構厳しい戦いが待っていそうですな。 海外移籍は本人の夢だったし、もう決まったことだし仕方ない。さらば、内田。元気でやるんだよ。こっちはこっちで頑張ろう。とりあえず、週末の名古屋戦では今までで最高のプ...

ACLラウンド16・浦項戦(補足)

前半戦の大一番と位置づけたわりには、何の見所もない試合でした。 内田は気持ちも入っていて立ち上がりからよく見えたが、相手のシュートが自分の足に当たってゴールとなってからは、パッタリとよさが消えてしまったように見えた。逆サイドの新井場はここ数試合ずっとだけど、ほとんど突破力がなく、運動量も少ない。疲労のピークが来ているのか、これだけサイドに活力がないと攻撃が組み立てられない。 チームを勝利に導いてくれるはずの小笠原のデキもいまひとつで、何かをやってくれそうな気配を感じなかった。中田のフォローは効いていたが疲れの影響は隠せず、要所での動きが鈍ることがある。失点シーンでのヨセも甘かったし、セカンドボールを拾えないのも中田にも原因があるだろう。経験でカバー出来るのにも限界があると感じる。 イジョンスは昨日も書いたけど、いつまでも進歩がない。セットプレーでの得点力は魅力だけども、まず守備を立て直すためには伊野波でいいのではないだろうか。 フェリペは怪我明けからいいところなしだね。守備に奔走する姿は好感が持てるが、それだけという気もしてきた。少なくともフリーで抜け出した1対1の場面は最低限ワクに飛ばしてくれないと。鹿島のサッカーには合っていると思っているだけに、もっと活躍してくれないと困る。 野沢は数に潰されたという感じ。ああなってしまうと長所が活きず、細かいところでミスも多かった。 興梠は相変わらずファウルが多い。あれを修正していかないと前で起点が作れない。前半、後ろからのパスをワンタッチでシュートに持っていった姿勢には期待が持てたが、今度はあれをワクに持っていって欲しい。まだまだ成長して欲しいところが一杯だ。 マルキーニョスにはボールがほとんど入らず見せ場なし。交代組の遠藤は一瞬何とかしてくれそうな雰囲気を見せたが、何ともならなかった。大迫は時間もなかったか。 監督の采配はどうなのだろう。戦略的にも、交代采配的にも腕を見せられなかった。結局、交代枠も一枚残したままだし、オズの魔法もマジックポイントが切れたのかな。何かのアイテムで回復しておくれ。 相手側の印象としては手堅いとは思うけど、強いという感じはなかった。全北現代の方がうまいし強いと思う。ただ、守備に徹する姿勢にはチームとしての特徴があり、集中して守り、各自やるべきことをやっていた。当たりの激しい部分は韓国らしい。 得...

ACLラウンド16・浦項戦

今年、このタイトルだけは絶対に獲るという意気込みだったのに、早くも悲願は潰えてしまいました。 正直、勝てる気はまったくしない試合内容だった。中6日あったとも思えない運動量のなさ、入念にミーティングしたとは思えない工夫のなさ、気持ちでは負けないと言っていたそのかけらも見えなかった覇気のなさ。1本もワクにいかないシュートと、相変わらず無失点に抑えられないCBコンビ。負けという結果は当然。 ひとことで言うならガッカリ。せめて戦う気持ちが見えた中での敗戦なら納得も出来ようが、こんな無様な姿を見せられては。 プレッシャーなのか、今年はこんなものなのかここ数試合内容的にも酷い試合が続いている。連携がバラバラで、ミスも多い。小笠原のFKは壁を超えずにチャンスさえ作れず。プレーにも精彩を欠き、明らかにW杯落選のショックが伺えるデキだった。むしろ発奮してくれると期待したのだが。 相手は徹底して自分たちの戦い方をしていた。個人的には嫌いなやり方だけども、ワンチャンスをしっかり活かしてシュートをワクに飛ばした。遅れて飛び込んだ内田の足に当たってコースが変わる鹿島にとっては不運な失点だったものの、その前を崩されている。コースが変わらなければ曽ヶ端が防いだろうが、こういった小さな部分も実力と言えよう。 CBはいつになったら無失点に抑えられるのか。監督はイジョンスに対して絶大な信頼を置いているのだが、正直、伊野波の方がいいと思うのは自分だけではないはず。イジョンスがスタメン出場で無失点だったのはスコアレスドローの広島戦と、ACL予選の長春の2試合のみ(のはず) さすが韓国代表、という実力を早く見せて頂きたい。いつまでも我慢出来ない。 攻撃では甘い採点で言えば、決定機と言えなくもない場面は3~4度は作れた。しかし、前述したようにどれもシュートがワクに飛ばず、あれでは世界と戦えまい。 縦パスも明らかに狙われているのに最後まで崩しに工夫が見られず、パワープレーにしてからは数的優位で見た目に押し込んでいるように見えることもあったが、相手に脅威を与えるほどではなかった。もっとなりなりふり構わず、去年の中断再開した川崎戦のようにガムシャラに攻め込んで欲しかった。 主審も序盤の浦項側の激しいプレーにまったくカードを出さず、終盤、調整のように何枚か出したものの、何だか腑に落ちない。アディショナルタイムもきっか...

ミッション「ACLラウンド16を突破せよ」

世間的なサッカーの旬な話題といえばW杯だろうが、鹿島的にはACLラウンド16の方が話題の中心。選考も終わって、選ばれた選手も選ばれなかった選手も妙なプレッシャーから解放されたはず。すっきりと気持ちを切り変えて臨もう。 悔しい思いを抱いているのは小笠原。本人の気持ちを考えると無念のひとことだが、小笠原のサッカーを観せる場はいくらでもある。ACLでは、去年、退場してしまった借りもある。これまでとはひと味違った気迫のこもったプレーを見せてくれるだろう。全力で鹿島を勝利に導いてくれるものと信じる。 興梠は選ばれなかった理由を今一度噛み締めてみよう。決定機は必ず決めるという気持ちを常に持って、実行に移して欲しい。 キーマンはこの二人だが、内田と岩政も代表の名に恥じないプレーを望む。岩政は妙に頭を使ってしまうところがあるから、試合に集中出来ないというような事態は避けるようにして貰いたい。イジョンスとのCBのコンビネーションはまだまだ不安定なものだから。 一部のサポーターの方には「ACL辞退」の声も上がっているけれど、せっかく戦う舞台があるのだから、こちらから降りることはしないでもいい。どの舞台でも主役を張ればいいだけのこと。ここまで過密日程をこなしてきたのだから(そしてこれからも)、そのご褒美としてタイトルを取りたい。 まずはこの壁を突破。ミッションクリアを目指します。 ちなみに対戦相手の浦項監督、オリベイラ監督の弟氏が解任されました。なんちゅうタイミングで・・と思うけど、これも作戦のうちなのか。もっとも、戦う選手は一緒なので変わりなく戦いましょう。マンガだとかだとこういう展開の場合、兄弟で力を合わせて敵を撃破、って感じなのだけど、さすがにこの場合は協力出来ないわな。 スカパーでは生放送。ようやくこれでリアルタイムに応援出来ます。

2010第9節ガンバ大阪戦(ホーム)

内田が左ひざ痛、伊野波が左内転筋痛で欠場。右サイドに新井場を回してジウトンを左サイドでスタメン出場させる布陣でスタート。ガンバはACLを回避した遠藤がスタメン。 ガンバの時間帯が多かったが、鹿島もマイボールになった時は押し返すなど互角の戦いを見せていた前半。カウンターからFW二人でビッグチャンスを作り、マルキーニョスがGKと1対1。しかし、これを決められず。あれはやっぱり決めてくれないと困る。 ガンバもルーカスのミドルや、二川の突破、高木がフリーでヘディングなどチャンスを作るも鹿島は点を許さず。迎えた前半アディショナルタイム。野沢の右CKから中央で岩政が頭で合わせ、これがゴール左に決まり先制点。直前のセットプレーで合わせ切れないなど、いまひとつ攻撃力が落ちたなあと思っていたところだったので、その評価を覆す一撃だった。 後半になっても互角の戦いで一進一退は続く。鹿島は興梠が倒されて、PA外、中央やや右寄りでファウルを貰う。蹴ったのは野沢。これが壁を越え、GKの手をかすめてゴール右に決まって追加点。京都戦に続くFKを直接叩き込みました。ACLでのボレーシュートといい、ノってきた感があり、頼もしい限り。 ガンバは安田に代わって星原というFWを投入。全然知らない選手だったので、若干ラクになったかなと思っていたがとんでもない。ルーカスが起点になり、エンジン全開になった二川から星原に渡って、素早い反応からの左足で鋭いシュート。ゴール左上隅に決まって1点を返された。ガンバは誰が出て来てもガンバだな、と思った瞬間だった。 その後はACL全北現代と同じように、出て来るガンバに対して受ける鹿島という形で試合が進む。フェリペに代えて青木を投入した以外は特に打つ手もなく、ひたすら耐える。何度かセットプレーを取られてしまうものの、うまく時間を使い切って無事に2-1で逃げ切り勝利。難敵ガンバを過密日程のなかで破れたことは大きいです。 ちなみに今日の主審は扇谷SRだったが、自分の印象としてはフツーに裁いていて、正直驚いた。かつては、もっと偏ったジャッジをしていたのだが・・。やれば出来るじゃない、というのは失礼に過ぎるだろうか。相性の悪い新井場にもカードが出なかったしね。 試合はいつものようにスカパーで観ていたのだが、(何度も書いているが)何でこんなに画面を切り替えまくったり、アップばかりを多用す...

南アフリカW杯23人メンバー発表

W杯メンバーが正式に発表されました。サプライズはないと思っていましたが、個人的にはちょっとだけ驚きました。以下、W杯メンバー。 【GK】楢崎(名古屋)、川島(川崎)、川口(磐田) 【DF】闘莉王(名古屋)、長友(FC東京)、内田(鹿島)、中澤(横浜M)、駒野(磐田)、岩政(鹿島)、今野(FC東京) 【MF】松井(グルノーブル)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、本田圭(CSKA)、遠藤(ガンバ)、稲本(川崎)、中村憲(川崎)、中村俊(横浜M)、阿部(浦和) 【FW】大久保(神戸)、岡崎(清水)、玉田(名古屋)、森本(カターニャ)、矢野(新潟) 自分の予想と違っていたのはGK西川→川口、FW香川→矢野で、岩政が抜けていました。 あれ?もう一人は誰と違っていたのだろうと確認してみたら、最初から22人しか予想していません・・。ボケ過ぎでした。スイマセン。 鹿島からは内田の他に岩政が選出されました。ほとんど試合に出して貰っていなかったので、まったく選ばれるとは思っていませんでしたが、本人としては嬉しいところでしょう。鹿島サポとしても活躍してくれると嬉しいですが、CBはコンビネーションが大切なので100パーセントの力が出せるかどうかは微妙。それでも何かを得て帰って来て欲しい。 内田はコンディションを整えて、怪我なく、そして活躍してくれれば。小笠原と興梠はやっぱり無理でした。 第3GKには西川ではなく川口。先々につながる経験を積ませるよりも、リーダーシップなどサブの充実を考えての選出だったようです。確かに精神的には大きいかもしれません。 矢野はびっくりです。パワープレー要員なら闘莉王を上げた方が効果的だと思うので、このセンは考えていませんでした。個人的には巻に続くサプライズです。スーパーサブで出て来て得点したらもっと驚くでしょうが、実際使われるかは疑問かな。 どうしても行きたいと言っていた小笠原や、楽しみにしていた興梠は残念だったけれど、鹿島にも大切な試合がたくさん残っている。一杯応援している人がいるのだから、気落ちせずに目の前の試合を頑張って欲しいものです。 ちなみに岡田ジャパンを国内で見るのはこの前で最後かと思っていましたが、壮行試合があるのですね。アピールとか考えなくていいのだから、せめて本番で視聴率が少しでも上がるような試合になればな、と思っています。

日本代表W杯メンバー予想

W杯メンバー23人の発表予定、5月10日が近づいています。一応、予想してみましょう。 岡田監督の中では7~8割は決まっているというので、ほとんどサプライズはなしと見ていい。まず7~8割の部分から。 【GK】楢崎(名古屋)、川島(川崎)、西川(広島) 【DF】内田(鹿島)、闘莉王(名古屋)、中沢(横浜M)、長友(FC東京)、駒野(磐田) 【MF】遠藤(ガンバ)、中村憲(川崎)、中村俊(横浜M)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、阿部(浦和)、本田圭(CSKA)、松井(グルノーブル) 【FW】岡崎(清水)、玉田(名古屋) 以上、18人(5月10日訂正:17人しか書いてません)が多分確定かと。残りは5人。振り分けはDF1、MF2、FW2かな。 当落選上にいるのは、 【DF】徳永(FC東京)、槙野(広島)、岩政(鹿島)、今野(FC東京) 【MF】石川直(FC東京)、稲本(川崎)、大久保(神戸)、香川(セレッソ) 【FW】興梠(鹿島)、森本(カターニャ)、佐藤寿(広島)、田中達(浦和) というあたりかな。怪我のためこちらに名前を載せた稲本、大久保は岡田監督のお気に入りなので、怪我が治ると仮定しておそらく選ばれると考える。森本も多分選ばれるだろう。となるとあと2人。サイドバックのサブも考えると今野か徳永が選択されると思われ、この時点で岩政は残念ながら呼ばれないかと。 純粋なCBとしては岩政は貴重だと思うが、岡田監督は多分、阿部か今野で乗り切ると予想。そういう意味でも今野は徳永より経験で上回り、こちらに軍配と見る。 ラストワンはスーパーサブ枠として興梠、石川直、佐藤寿、田中達。鹿島サポとしては興梠を推すが、セレッソ戦での姿を見ると香川かな。あの決定機を決めていてば印象も違っただろうが。以上で23人。(5月10日訂正:22人しか挙げていませんでした。スイマセン)。 バックアップメンバーで連れて行くと言っていた5人程度は、石川直、徳永、佐藤寿、田中達、金崎(名古屋)、興梠、槙野あたりから、自分の予想は上位5人。まさかここに小笠原の名前が挙がるとも思えない(本人の気持ちは別として)し、他に若手で思いつかない。平山も選ばれないと見る。 岡田監督の今までの起用方法を見ていると、「調子のいい者」よりも自分の好みを優先しているように思われ、多少の怪我では選考に影響しないだろう。 こうして見るとやっぱ...

2010第10節セレッソ大阪戦(アウェー)

負けるべくして負けた試合。 CKからドフリーでのヘディングをイジョンスが外したのに続き、内田からのグラウンダークロスを興梠がシュートミスしてGKにパスする形で外した。直後、香川のドリブルから切り込まれて右45度からシュートという得意の形で決められて失点。守る方もイメージ出来なかったもんかね。 その後、新井場のクロスからマルキーニョスがヘディング、GKが弾いたところを野沢が詰めて左足ボレーで同点、というところまではよかった。 ところが久々に出た曽ヶ端の致命的ミス。受け手も問題だったが、相手の反撃を受け易いところにわざわざ出すかな。狙っていたアマラウに奪われ、そのまま右足を振り抜かれてゴール。これで完全に試合の趨勢が決まった。あの状態から再び追いつくことは、余程コンディションがよくなければ無理だろう。 内田もやっぱり休めばよかったね。興梠が外したセンタリングはよかったが、それだけとも言える。中田も途中で退くなら青木スタメンでよかったのでは。連携面で青木は馴染み切れていなかったように見えた。フェリペも状態がよくない。 イジョンスはミスを引きずるタイプなのか、ヘディングを外して以降、動きも悪かった。岩政は岡田監督が来ると余計なことを考えてしまうのか、あまりよくないね。興梠はいい加減ああいう決定的な場面ではしっかり決められるように成長して貰いたい。 途中交代組には少し期待したものの、遠藤も思い切りのいい面を見せられなかったし、大迫もアピール出来なかった。残念でならない。 セレッソでは家長が非常によかった。時間の使い方もうまいし、相手方にMVPをつけるなら彼だろう。香川は得点の場面のみだったが、逆に言えばそれが一番大事とも言える。興梠も見習うべし。 1998年9月以来、長居では勝っていないそうだが、不名誉な記録を更新してしまいました。セレッソにはホームでリベンジするしかない。 あまりにも内容・結果ともに乏しい試合だったので今回は補足なしです。 (以下、個人的まとめ) 【2010リーグ第10節】(長居スタジアム14:05KickOff/21,761人/晴曇) 【スコア】C大阪 2-1 鹿島 (前0-0 後2-1) (S11-10) 【主審】村上伸次(主審)、柴田正利、相葉忠臣 【得点】 (C)後22分 香川 6右 (鹿)後29分 野沢 3左 (C)後32分 アマラウ 1右 【警告...

休めばいいんだよ

こんなことを書くと怒られそうだが、内田はもう1試合休めばいいと思う。 内田にとってはサッカー観がより深くなるであろうW杯も近づいている。鹿島にとっても大事なACLラウンド16と、順位的に上にいる名古屋との対戦が待っている。勿論、セレッソにも過去苦い思いをさせられているので侮れない相手ではあるものの、7~8割のデキで3試合、というなら9~10割の力で2試合の方が鹿島のためにも内田のためにもなると思う。 ちなみにガンバの遠藤や横浜Mの中村俊、中沢にも同じことが言える。万が一にも選手選考から漏れてはたまらないのだろうし、無理してでも出場するのだろうが、コンディション不良のままW杯に行っても何も出来やしない。試合を観ていてもチームの力になっているとも思えず、休ませる勇気も必要かと思うがプロの見方はまた違ったものなのだろうか。 それはさておき、セレッソ戦に視点を移してみる。先にも書いたようにJ2に落ちる前のセレッソには、鹿島は結構手を焼いている。天敵・大久保がいた時は勿論、古橋とかにもやられた覚えがある。今は両者ともいないが、何となく嫌な播戸がいる。元鹿島の羽田や石神(現在サブ)もいる。 メンバーは大半が変わったとはいえ、スタジアム相性の悪さが邪魔しないとも限らず、気を抜けない相手であることは変わらない。 船山の気持ちも考えてみる。昨年セレッソでレギュラーだった選手が、鹿島ではこのところベンチにも入れない。鹿島に戻って来てくれた彼のことは応援しているし、本当なら小谷野より先に使われてもいいと思っているのだが、オリヴェイラ監督の考えは違う。何故かはわからないが監督の意見なので何かしらあるのだろう。 いずれにせよ、船山の気持ちも考えるとセレッソに負けるわけにはいかない。「何だ、セレッソの方がいいな」と思われるより、しっかり鹿島が勝って、「やっぱり鹿島は強いな。ここで頑張ろう」と思わせるようにしたい。 セレッソのFWアドリアーノはダイジェストで観ていると、決定機の4回に3回外している感がある。2回くらいは外してくれたらなあ、とか思うがどうだろう。理想は1度もチャンスを与えないことなのだが、そろそろCBコンビはやってくれるだろうか。大宮戦(3月20日)以来の完封勝利を見たいな。 長居には観戦に行く予定だったのだが、諸事情により断念。いつもながらのスカパーになります。次のチャンスは豊田...

2010第9節ガンバ大阪戦(ホーム)補足

怪我とはいえ内田を休ませることが出来て、なおかつ勝利出来たことは本当によかった。伊野波も一緒に怪我をしてしまったのだが、万全だったら伊野波がスタメンだったのだろうか。何だか伊野波はいつもスタメンのチャンスで怪我をしているように思うのだが。 若干守備に不安のあるジウトンが先発で、CBのコンビネーションもまだ成熟していないので1点は覚悟していたが、予想以上にしっかりと守れていたようには見えた。もっともテレビを通じて(しかもアップ多用の)なので、自信はない。ただ、ガンバ相手にこれだけ守れたら充分だろう。 中盤では野沢が調子を上げてきたのが好材料。今は野沢のセットプレーの方が楽しみがある。フェリペは攻撃にはいまひとつ貢献出来ていないが、運動量も多くてボールを追いかけ回してくれるのは助かる。 興梠は自分で決めに行くという姿勢が見えるようになり嬉しい。マルキーニョスの決定力が落ちてきているので、そのぶんを興梠が補ってくれれば。相変わらず競り合いでファウルを取られてしまうのは、見た目がそう見えてしまうのかわからないけど、修正していく他ないだろう。 新井場は多分、ジウトンを気にしていたのだろうがあまり上がらなかった。一方のジウトンは不安定ながらも、とりあえずのデキはあったと思う。突破力はあるので、膠着した展開を打破してくれることを期待。 曽ヶ端は相変わらず安定感がある。反応もいいし、勇気を持って飛び出すところも飛び出す。怪我なくこのままいって欲しい。 ガンバは遠藤が調子を落としているのが響いていた。二川や明神が調子いいだけに、遠藤まで万全だったらやはり怖いチーム。どれだけ点差を離しても諦めないところとか、やっていて最後まで気が抜けないが、ガンガンと攻めて来るので、観ているぶんには非常に面白い試合にはなる。 若手にはイキのいいのが多いね。宇佐美に限らず、初得点を決められた星原も鋭い飛び出しと思い切りのいいシュートを持っている。怪我で離脱中の平井も同じく勢いがあるし、ガンバのスタイルが染み付いている。 去年のゼロックスで3バックを採用して鹿島に粉砕されて以来、封印してきたはずだった3バックを採用していた。加地、安田の両ウイングも下がることなく上げてきて、攻撃には厚みがあったが最後のところでFWがちょっと弱かったかな。宇佐美もいい選手だけど、現時点ではチョジェジンや退団したペドロに比べる...