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年間優勝どころか、3位をキープ出来るかどうかも怪しくなってきた

ファーストステージ優勝からの失速ぶりは目に余るものがあり、年間首位川崎の背中は遠く、勝ち点差8に広がり、4位広島、5位柏の勝ち点差が9と後ろの足音も聞こえてきた。 チャンピオンシップ出場権は確保しているとはいえ、4位以下に転落してしまうと、トーナメント出場チームが増えて余計な試合が増えてしまう。また、ACLの権利も決勝に進めば問題ないが、そうでない場合は3位確保しておかないと権利がなくなってしまう可能性がある。 色々と考えてもこれ以上、足踏みはしていられない。 ファーストステージ優勝した時は、ゆっくりとローテーションしながら、控えの層を厚くして、順位もそこそこキープしながらやっていけるんじゃないかと楽観的なことを書いていたが、このままだとチームが崩壊してしまいかねない。 セカンドステージは6節で2勝3敗1分。広島に勝っていることが救いだが、ここらでひとつしっかり勝って流れを取り戻したい。 勝てなくなっている主な原因は失点数の多さだが、失点の原因は集中力かと思う。 ファーストステージは前線から金崎の追い込み、柴崎、小笠原の中盤でのプレス、最後のところは昌子、植田が気迫の守備で頑張り、まあ曽ヶ端は時々ファインセーブがあったが、大きなポカなく取れるところは普通に取れていた。 金崎、小笠原のコンディションが落ち、植田が五輪前に急にパフォーマンスが落ちたのちに五輪のために離脱し、ブエノがこれからやれそうな雰囲気があるが、昌子にかかる負担が大きく持ちこたえられていない。 更には曽ヶ端の反応が悪く、もうちょっと体張ってくれないかなというシーンが目立ち、浦和戦に限っては考えられないような凡ミスで敗戦のきっかけを作った。 あと気になるのは西の状態。守備も緩いし、運動量も落ちている。パスの精度は鹿島トップクラスなのだが、パスカットされたり、クロスも合わないものが増えて来て、伊東が90分やり切れるかと言えば難しいところだが、疲労は確実に溜まっている。 カイオの穴も想定していた以上に響いている。補強したファブリシオがそのままハマるとはムシが良すぎて考えられないが、フォーメーションの変更、スタメン選手の選択を含め、監督の力が問われる局面。パワープレーやセットプレーの工夫も必要かと思う。 ただ、カードの切り方はいつまで経ってもうまくならない感じがするね。 今のところ監督更迭なんかは考えないが、...

2016(2)第6節鳥栖(アウェー)戦

追加・・というか、いつもの試合記事。 最後まで集中して走り切った鳥栖の勝利にまったくケチをつける気はないが、判定についてはやはり納得いかない。オフサイドの件は自分のド忘れで恥ずかしい限りだが、ハンドはあれを見逃すとは、ちゃんとプレーを見ているのかなという初歩的な疑問が。 故意ではないかもしれないが、あれだけ手を上げて当たっているので(リプレイで観たらキャッチしているようにも見える)、イエロープラスPKは確実、下手したらレッドもあってもいいくらい。鹿島はPKを取って貰えないイメージが強い。 ゲーム内容については、先制点を取られて守備を固められてしまい、どうにもならなかった。 追いかける方が有利という説が世に跋扈しているが、個人的にはそう感じたことはなく、やっぱり、こうやって追いかける方がバランスを崩さなきゃならないし断然不利だと思う。 何度もカウンターで決定機を作られた守備バランスについては、攻めにいっているのだから仕方ない。解説はさかんに両サイドバックが上がり過ぎで後ろが危ないと言っていたが、同点ならいざ知らず、負けている展開で片方だけで崩せるほど甘くはない。むしろブエノと昌子だけで良く守った。 展望記事では枠内に飛ばさないようにしたいと書いたが、失点シーン、バーに当たった鎌田のシュートにも曽ヶ端は棒立ち。反応出来なかったのか、枠を外れると見たのか知らないが、どちらにせよ手くらいは出そう。 ホントに今こそキーパーを代えるタイミングなのだが、ここで櫛引がいないとは・・。まさか、それもあって曽ヶ端が安心し切って気が緩んでるとか。だったらもう川俣でもいいくらい。どのみち枠に飛べば決まるのだから。 実のところ、随分前の名古屋戦、田口のベストゴールも、外から落ちて来て枠内に入ったが、取る気があれば触れたんじゃないかと今でも思っている。 小笠原に代わってスタメンキャプテンの永木については微妙。サポーターの期待も高く、能力もある選手だとは思うのだが、いまいち鹿島には合っていない感じがしてならない。パスのタイミングも微妙にズレているし、狙いどころも味方と一致していない。運動量でカバーしてはいるが、マークのズレが時折生じるし、このへんは試合勘で片づけていいのかどうか。 ゲームが苦しくなった時に、組み立てることも出来なかった。本来、奪ってから縦に速い選手で、鋭いパスも出せる。なのに、そ...

ビデオ判定導入した方がいいんじゃないの?(アウェー鳥栖戦)

時間も遅いので短めに。 掲示板とかブロガーさんの記事とか読んでもあまり触れられてないが、鳥栖の1点目、完全に豊田オフサイドだよね。 鎌田がヘッドでシュートを打った時、微妙とかじゃなく、体まるっと出てる。曽ヶ端の無反応ぶりに気を取られて、肝心なとこ見逃されてないか? (追記:納得いかなかったので何度も見直しているうち、オフサイドではないという結論に達しました。鎌田がシュートを打った時に、ボールより後ろに豊田がいるので、体が出ているとか関係なしにオフサイドには当てはまらなかった・・で合ってるよね? 肝心なとこを見逃していたのは自分で、大変失礼致しました。通りでこの件が話題になってないわけだ。反省のため、記事はこのままアップしときます。なんか審判に対する不審感から目が曇ってます。でもハンドは見逃しだから(強がる)) そして、前半、鹿島が打ったシュートが、鳥栖のDFが「手を上げた状態で」ブロックに来てその手にボールが当たったよね。ハンドっていって、PA内だったらPKになるというルール、主審・副審は知らんかったのか。 あそこ、小笠原がピッチにいたら多分、カード貰うくらいに抗議してたはず。そういう意味でも永木では役不足だった。ゲームも作れなかったし、小笠原が重用される理由はなんとなくわかったような気がする。 その後、守られた鳥栖相手に崩せず何もないまま終わってしまったが、<s>オフサイドによる失点から</s>(追記:豊田お見事!よいしょ!)の展開、PK見逃しもあり、描いていた形での試合が出来なかった。 まあ、判定だけのせいではないが、<s>失点じゃないものを失点とされ</s>、PKの機会をスルーされるとなれば、<s>まるごと勝敗がひっくり返る判定だし</s>。それを覆して「判定にも勝ってやったし!」と言いたかったが、今の鹿島にはそこまでの力はない。 クラブも意見書出した方がいいと思う。ビデオ判定導入して欲しいと思うくらい、最近は審判のレベルが怪しい感じがするな。納得いかん。 ゲームについての記事はまた明日。

ファブリシオがレンタル移籍で加入

夏の登録ウィンドー締め切り間際で補強したとのこと。 正直、カイオの抜けた穴は残っている選手で埋めて、リーグ終盤、そして来年へとつなげて欲しいと思っていたし、ファーストステージ優勝のアドバンテージでそれが出来るとも思っていた。 しかし、5節を終えて2勝2敗1分と低迷し、やはり補強しなければいけないのかという話か。 もっとも、成績を見てからではなく、カイオが抜けた時から動いていたのだろうが、さて、甲府に加入したドゥドゥ様のような救世主となれるかどうか。 いくつか前の記事にも書いたが、この時期から加入して活躍した外国人の覚えがないので期待はしていないが、フロントとしてはやらないで文句言われるならやっとけって感じなのかな。 まあ、ジョルジワグネルみたいに中途半端に使えると若手も伸び悩むし、やりくり下手な監督なので一番厄介になる。ちゃんと戦力になるか、カルロン級のダメ外国人で2試合くらいで切れるかのどっちかがいい。 というか当然ながらジネイの出戻りはなかったな・・。確実に計算出来る戦力だったのに。 ファブリシオは登録がMF・FWなので、ポジション的には空いた穴をそのまま埋める感じなのだろう。イメージだが、守備はしなさそうだ。 ちなみにワタクシの水晶玉による姓名判断だと、なんとなく得点力のありそうな名前である。 契約期間がオフィシャルには載っていないが、とりあえず1月くらいまででいいのかな。 いつから試合に出れるかわからないが、中村の心中はいかばかりか。結構、チャンスは貰っているのでいい加減レギュラー獲って貰いたいのだが。 ファブリシオのことは、まずは試合に出ている姿を見てから判断しよう。期待は低めに設定しておく。 というか、セカンドシーズン低迷の最大の原因は、油断だと思っているのだがね。

赤い彗星のアントラーズ、3倍の速さで失点

ファーストステージ17節、リーグ最少の10失点と鉄壁の守りでステージ優勝した鹿島だが、セカンドステージ5節を消化した時点で早くも10失点。 ほぼ3倍のペース失点している。まさに赤い彗星。 バカな・・たった5節でファーストステージと同じ10失点だと・・? 元々堅いとは思っていなかったと先の記事でも書いたが、結果的にファーストステージ10失点で済んだのは昌子と植田のデキが物凄く良かったうえに、前線からのプレスが効いていたからで、シーズン通して守り切れるとは思ってなかった。 とはいえ、10失点は予想を上回る。 ここまで守備崩壊してしまった原因は色々あるだろうが、ひとつに油断、ふたつに疲労の蓄積、みっつにカイオの穴かと。 カイオについてはいなくなってしまったので今更どうにもならないし、もともと守備意識が高かったわけではないが、守備で効いていたというよりも攻撃で矛を見せ続けていたおかげで相手の腰を引けさせる効果があったのだと思う。 現在、中村がこのポジションを担当していて、いずれここは埋まると思っていたが、どうもそんな簡単にはいかないようで・・。運動量豊富でガッチリ守れるか、一瞬のスキでもあれば深く抉れる鋭さを持った攻撃力があるか、どちらかでないと強度が足りない。 中村はムラが大きく、また、90分持たないので(杉本も同じく)、最初からカードを1枚切るつもりで早めに交代するか、柴崎で埋めるかしないと無理かと。 鈴木は懸念していたように、サイドハーフをやることでゴール前での嗅覚が鈍って来たようで、まったく存在感がない。今のところ方向性は間違っていると言わざるを得ない。 油断についてはもう選手が自覚を持ってやるしかない。曽ヶ端のチョンボは本当に呆れ果てたし、師匠だったら「愚か者が」と呟いてあの瞬間にテレビのスイッチを切っている。 疲労は監督の眼力が足りないのか、うまく回せていない。皮肉にもセカンドステージで無失点だったのはターンオーバーした名古屋戦だけで、ブエノが組織的に守れているかと言えばそうは言えないが、夏場の体力勝負ではアドバンテージがあるのかもしれない。 ちなみに名古屋が相当悪かったとも言えるが、甲府も同じくらいの順位なので、3失点したのはやはり油断と疲労の部分が大きい。 本当なら今こそキーパーを世代交代するチャンスで、櫛引にチェンジしたいのだが、間が悪く五輪で離脱中。試合...

2016(2)第5節浦和(ホーム)戦、そがはたぽろぽろ

曽ヶ端が試合をブチ壊すまではいい試合だったのだが、あそこで一気にやる気なくしてしまったね。 画面で観る限り超イージーバウンドの真正面のシュートを前にこぼして、李に叩き込まれて逆転。その前からぽろぽろこぼしてて危ないなと思っていたが、さすがに何回も見逃してはくれない。 ぽろぽろぽろぽろ。夏だしね。ジブリだしね。ソガ祭りだね。わっしょい。 展望記事でも書いたが、リードされると追いつける気がせず、ましてやあんな失点ではもう返って来ない。どうしても勝ちたいなら、ゴール前に3~4人殺到するくらいでないと無理。選手もやる気なくしたんじゃない。 守備に関してはファーストでも堅いとは思ってなかったが、リーグナンバーワンの失点数だった。ところがセカンドに入って守備崩壊。枠に飛んだらだいたい決まるシュガーさんと同じになってきた。 こういう時こそキーパーチェンジのタイミングなのだが、櫛引は五輪で離脱。流れが悪く、うまく噛み合わない選手なのかな櫛引は。 得点は山本からのクロスを土居が鋭い飛び出しで決めたもので、正直、これしか決定機がなかった感じ。 守備面では1失点目は何故あそこまで柏木に抉られたのかわからないが(見直す気力もない)、得点直後で、これも修正されていない。2失点目は100パーセント曽ヶ端の責任と言い切る。 チームとしては前回より前線からのプレスが弱く、バックラインもバラバラになって中央が空いたりする場面も多く、柏木もフリーだった。 攻撃面では西、遠藤のパス精度が悪く、それが全然つながらなかったかな原因かなと思っている。 なんにせよ、振り返りたくもない試合。川崎は順当に勝ち、年間順位では浦和に勝ち点で並ばれた。ここから先は下位チームとの対戦になるが、もう一度足元を見詰め直してやって欲しい。 (以下、個人的まとめ) 【2016(2)第5節7/23(土)】(カシマスタジアム18:34KickOff鹿島/30,249人/晴のち曇) 【スコア】鹿島 1-2 浦和 (前0-0 後1-2) (S 11-10) 【主審】松尾一(主審)、八木あかね、平間亮 【得点】 (鹿)後15分 山本↑土居 8右 (浦)後17分 柏木→李 6右 (浦)後28分 (曽ヶ端)→李 7左 【警告】 (鹿)ファンソッコ1'(後45+1分) (浦)槙野2(前5分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF 西→75伊東 フ...

引き分け多数にびっくり

セカンド第4節はJ1の9試合中、6試合が引き分けという珍しい結果になった。勝ったのは神戸(対湘南)、柏(対FC東京)、仙台(対新潟)。 totoBIGで言えば14試合中引き分けが8つで、購入した時点でこの出目だったら当選は諦める。以前、10個くらい引き分けの出目を引いた時があって、ふざけるなと思ったものだが、当たる可能性はあるものだ。実際今回も1口的中。羨ましい。 話を戻す。 引き分けた対戦の順位差をセカンド第4節終了時の年間勝ち点で計算すると、鹿島甲府が15、磐田川崎が10、浦和大宮が4、ガンバ福岡が12、広島マリノスが1、鳥栖名古屋が3。 痛い度ランキングで言えば鹿島、ガンバ、川崎、浦和、鳥栖、広島。 痛恨の引き分けで上位陣と勝ち点差が広がらなかったのは助かったが、やはり冷静に考えれば落とした勝ち点2は痛い。 これをリカバリーするには、これから先の上位陣に直接勝っていくしかなくなった。 もっとも、個人的にはファーストステージ優勝のアドバンテージがあるので、最悪、チームコンディションさえ整ってチャンピオンシップに進めればオッケーかと考えてはいるのだが。 なんにせよ、ここまで都合のいい結果になることはあまりないことなので、他力本願しなくてもいいようにして欲しいものだ。はしごサッカーはしんどいからね。 と、実のない記事になってしまったのでおまけ。(おまけ自体もほぼ需要がないのだが)。 唐突に2016上半期ベスト映画(レンタル専門)を発表。 アニメになってしまうのだが、「心が叫びたがってるんだ。」が今のところナンバーワン。 詳細を語ると長くなってしまうので省くが(一番肝心なところ!)、涙腺緩い人だったら泣いちゃうかもよ。 実写映画の方は洋画・邦画合わせてもいまひとつピンと来るものがなかったなあ。

アウェー甲府戦を後出しジャンケン的に考えてみる

甲府戦を引き分けてしまった原因は、守備面では植田、攻撃面では金崎の不調が大きなところだと思うが、勿論、これまで二人は勝利に貢献してくれているので、たまにはこういう試合があっても仕方ない。それをカバーし切れなかったメンバーや、監督の責任もある。 植田の交代については、致し方なかったと思っている。後半に入ってからドゥドゥにいいように振り回されており、いつもならそれをフォローしている昌子も連戦で動きが鈍く、3失点目は必然だったと言える。個人的には、むしろもっと早く代えてくれないかなと思っていたくらい。下手したら4失点目もあった。 後出しジャンケンになってしまうが、スタメンはブエノにして、みっちりドゥドゥに当てた方が良かったのかもしれない。 ブエノはまだまだ課題が多く、CBとしては学ぶべきことも多いのだが、ワントップに強烈な選手を置く相手の場合、そこを潰してくれるという点でメリットがある。 今の甲府は前線で得点出来る選手がいないと守備一辺倒になるので、メリットを消して戦えればうまく戦えたかもしれない。もっとも、順位差を考えると、それでも勝たねばならない試合だったが。 攻撃面では金崎。普段なら前半の決定機は決めていただろう。あそこを外して以降、元気がなかった。前線からのしつこい追い回しや、囲まれても強引に突破する力強さがなく、もしかして痛めている太もも(だったっけか)の具合があまり良くないのではと感じた。 そして、土居の疲労も響いた。 べったり守る甲府相手にスペースもなかったが、引いて受けるなり、足元で収めてつなげたりなり、前半はやれていたが、後半はテレビ画面越しだが、ほとんど動いていないように見えた。 カードを切るなら同点にした直後くらいに、金崎か土居に代えて鈴木を入れた方が良かったんじゃないかとも思う。 ただ、この二人は「今日はもうダメかな」と思うくらいのデキでも、一発で得点してしまえるだけの能力はあり、代えづらかったのはわかる。しかし、ラインの前で受けて出せる遠藤を下げると、攻撃の組み立てが出来なくなる。 鈴木を入れるなら、土居か金崎を下げるべきだったんじゃないかと思う。交代時間も遅かった。 杉本は初得点も挙げたし、前半はそれなりにやれていたが、後半になってさっぱり。体力的なものもあるだろうが、味方が苦しくなった時には消えてしまうところは以前から弱点だと思っている。後半...

2016(2)第4節甲府(アウェー)戦

酷い試合だった。 ここ数試合無失点の甲府相手に大量3失点。3点取り返したことは良かったが、後半のシュートは1~2本。まったく攻め手もなく、ダラダラと時間だけが過ぎて勝ち越せないまま終了。 失点は前後半、立ち上がりにそれぞれ1失点ずつ。3点目は気合いの抜けたプレーを繰り返していた植田がドゥドゥに振り切られてのもの。 これだけでなく、交代するまでドゥドゥ一人にいいようにかき回され、磐田戦でアダイウトン一人にやられていた時と一緒だった。相変わらずセットプレーでの失点癖も治っていない。 攻撃に関しては金崎の不調がダイレクトに響いていた。あのくらいのパフォーマンスならば思い切って下げた方が良かったかもしれない。土居も後半に入って力尽き、前線で動きがほとんどなくなった。 結局のところ、前半にたくさんあったビッグチャンスで確実にゴールして、勝負を決めておけなかったことがこういう結末を生んだ。特に金崎のはフリーだったし、決めなければいけなかった。 どういう内容であれ、この連戦のなかでは勝てばそれでもオッケーだったが、引き分けてしまっては何もない。 杉本の初得点、久々に直接FKゴール(遠藤)、中村の3戦連発と喜ぶべきポイントもあり、柴崎の流れのなかからのパスも冴え渡っていたのに、勝てなければ全てが霞んでしまう。 残念だったのは、後半、明らかに鹿島のペースではなく1本もシュートが打てない流れのなかで逆転され、中村の後半初シュート、ゴールで同点に追いついた後にギアを上げられなかったこと。 連戦であっても鹿島はターンオーバーし、余力を残して臨んだはずだったし、カードももっと早く切れただろう。 審判が思わず誤審してしまうくらいの圧力をかけて終わればまだマシだったが、どうにも負けを怖がっているようにしか見えなかった。 ちなみに主審が前節川崎戦の榎本(前節の副審は西尾、樺沢なので違うが)だったので、ちょっとばかり何か起こるかと期待したんだがね。 ふてくされて、その後、川崎戦、浦和戦をスカパーではしご観戦し(ついでにマリノス戦もネットで)、勝ち点削られろと全力で念を送っていた。これが実って、勝ち点差が広がらず、少しだけ溜飲が下がったかな。 (以下、個人的まとめ) 【2016(2)第4節7/17(日)】(山梨中銀スタジアム18:04KickOff/14,095人/晴) 【スコア】甲府 3-3 鹿島 ...

オフサイドやん!

スカパーダイジェストで浦和と、マリノス、川崎の試合だけ観たが・・。 川崎の小林の決勝点、思いっ切りオフサイドやし! リプレイ映像で見れば、副審がオフサイドラインの位置まで戻り切れておらず、「なんかようわからんし、川崎のサポーターも盛り上がってるからゴールにしとこ」みたいな感じウヤムヤでゴールが認められてしまってる。 主審の榎本も、新潟の2点目、自分(榎本)がボールに当たって新潟のカウンターになって得点になってしまったから、バツが悪くて見逃したのか、と思ってしまうくらい。 小林に関しては、5節アウェーでの鹿島との直接対決時にも微妙な・・というか映像で観る限りオフサイドをスルーされて得点が認められている。いくら川崎の圧力が凄いからといって、判定まで左右されるとか、やめて欲しい。 判定は運不運もあるから仕方ないとはいえ、ちょっとツキ過ぎじゃありませんかね? 浦和の興梠のゴールは、仙台の足がバッタリと止まっていた。もうちょっと頑張ってくれたら・・。 マリノスのは完全に勢いに押されていたが、神戸も2点リードから逆転されるって、こういうのがあるから、「サッカーは2点差が一番危ない」とかいう迷信が生まれてしまうのだ。一番危ないのはどう考えたって1点差だから。 さて、名古屋戦の感想を追加しておくと、出来れば得失点差も考えてもう少し得点を追加しておいて欲しかったが、ターンオーバーして勝ち点3を取れたことを喜びたい。 勿論、試合内容を見ればグダグダな部分も多かったし、むしろ名古屋の自滅と言ってもいいのだが、順位の決定はシンプルに勝ち点と得失点。フィギュアとかシンクロとかみたいに、内容までは加点されないので、これはこれとして次に進もう。 足りない部分は誰に言われるまでもなく、本人が自覚しているだろうし、して欲しい。 個人的には中村にはもっと頑張って貰いたいと思っている。赤崎は・・どうもうまく噛み合っていないので、気分を変える何かがあればいいかなとは思う。 勝てば称賛され、負ければ非難されるのが監督の仕事。甲府戦も、石井にとっては腕の見せどころだ。

2016(2)第3節名古屋(ホーム)戦

ここまで思い切ったターンオーバーをやるとは思っていなかった。 小笠原、西、金崎、遠藤(途中出場)、植田を休ませ、永木、伊東、垣田、鈴木、ブエノをそれぞれ起用。いくら調子の悪い名古屋とはいえ不安が先行したが、先制点から中押し、トドメと無事に勝ち切った。 立ち上がりから前がかりの鹿島に、受けに回る名古屋。スローインのボールを土居がヒールで流したところを、中村が冷静にDFを捌いて左足でゴール。 中村はあのポジションでプレーすると特徴が出る。前節のアシストもPA付近で、やはり中村にとってここが本職かと。ただ、その後は消えている時間が多く、90分通すと物足りない。味方が苦しい時に前で時間を作って欲しい。 1点取った後、受け身になったのか名古屋ペースになり、これは当ブログ主が名古屋先制時の(名古屋の)悪いパターンで想像していたが、鹿島の方がそれをやってしまうとは。 かなり長い時間帯押し込まれていたが、名古屋の不調にも助けられて無失点に凌げたのが勝負を分けた。 効いていたのはブエノ。普通にファンソッコを起用すると予想していたが、シモビッチ対策としては有効だった。高さでは負けていながら身体能力でカバーし、決定機はそれほど作らせなかった。昌子のカバーリングも冴えていた。曽ヶ端のビッグセーブも2~3本あった。 2点目を前半のうちに取れたのも大きかった。CKの流れから一旦作り直し、右から永木が上げたクロスがDFに当たってコースが変わったところを山本が押し込んだ。 MVPは中村でもいいのだが、90分通して守備にも奮闘した山本の方につけておく。 前半を2-0で折り返し、早いうちにトドメを刺して欲しい展開だったが、名古屋の時間帯になることもあり、なかなかゲームを決め切れないままゲームは終盤。今度もCKからのこぼれ球を、鈴木がようやく決めてやっとの3点目で勝負あり。 右サイドハーフでスタメン、途中からトップに上がって、最後にはしっかり得点を挙げるところがらしさは出せたとは思うが、ミスも多く、まだまだ改善の余地がある。 トップでスタメン出場の垣田は、年齢を考えるとよくやったと言えるし、高さとスピードも見せた。しかし、伊東からのセンタリングを中央で空振りし、あそこは最低でも枠に飛ばさなければならなかった。今後に期待。 途中出場の赤崎はスタメンを奪われ、ギラギラと闘志を見せていたが、得点への意欲が高過...

カイオとジネイとブエノ、ときどきファンソッコ

2日続けてタイトルに意味はありません。なんとなく語呂で、イメージは部屋とワイシャツと私みたいな感じで。(知らない人の方が多いかも)。 ・・という記事を5月の終わりくらいに書こうと思ったまま下書きに入れて、時間がなくほったらかしにしていたらそのうちの2人が抜けてしまった。 せっかくなので続きを書いてみる。 このなかでしっかり結果を残したのはカイオと、昨年のファンソッコ。しかし、ファンソッコは時々というか今季はまだ1試合?か2試合くらいしか出場していない。 本格的に左サイドバックをやってくれるならこのまま在籍していて貰ってもオッケーなのだが、CBに絞るならば、昌子、植田がいてブエノも育てて町田もいるという状況では、アジア枠を使ってまでは微妙なところ。 お値段も結構お高めだし、契約内容がわからないが、これから先の活躍次第では来季の契約は難しいかなと思う。広島戦はそこそこやれていたので、手応えはあったろうが。 ブエノはじっくりと育てるつもりなのかはわからないが、外国人枠というのは育ててもよそに行ってしまうイメージが強くて・・。まあ、昨今は日本人でもすぐに海外に行ってしまうから、そんなに差はないかもしれないが。 カイオは入団当時から活躍していたので新人という感覚がなく、当初から助っ人外国人という感じだったが、もう少しは鹿島でやってくれると思っていた。 それだけに今回の電撃移籍は少なからずショックはあるが、いずれは移籍していただろうし、違約金が入っただけでも良かった。ステージ優勝の後だったしダメージは少ないと見る。 ジネイはずっと怪我で低迷した。 マンガに出て来る王族のような気品を漂わせていて、立場的には第三王子、病弱で、王権争いからは常に遅れを取っているみたいな。ガラスの王子。自分のなかではそんなイメージだった。 退団直前の試合では調子を取り戻していたように見えたし、怪我さえなければここからチームに貢献してくれそうな感じがあった。 今でも電撃復帰もあるかと思っている当ブログ主だが、メリットはすぐに実戦で使えること、土居との相性がいいとのこと、鹿島のやり方に馴染んでいること、金崎不在時に得点が期待出来ることなどなど。 入団時も契約が見送られたりやっぱり契約になったりしていたので、今更、一旦退団直後に入団とかで気まずさはないだろう。 怪我さえなければ計算出来る。あとは金額がどのく...

ば、馬鹿な・・オレを壁代わりにした・・だと?

アウェー広島戦、後半12分、鹿島柴崎岳の右コーナーキック。 中央で両チームの選手が競り合うのを嘲笑うかのように、柴崎のキックは一番手前に立っていた浅野(だと思う)に直撃。軽く頭でクリアしたボールを、引いていた遠藤がダイレクトでミドル。 林が反応するも抑え切れず、虚を突かれて棒立ちになる広島DFより速く動き出した中村が詰めて4点目を挙げた。 なんという高度なトリックプレー。普通なら味方を経由するか、誰かが近寄ってショートコーナーにしたりするが、手前の相手に当てて跳ね返りを味方につなげるなんていう発想はなかった。 「プレースキックに定評のある」柴崎だからこそ出来たことだ。いつもいつも手前に当てているのはこういう意図があったんだなー。 壁代わりに使われた浅野は、「ば、馬鹿な・・オレを壁代わりにした・・だと?」というようなセリフを、心の内で呟いたに違いない。 ・・なんてことを妄想してしまうくらい、柴崎のキックは手前の壁に当たるなあ。あそこに走り込んでいる選手がいないので、狙って蹴っているわけではないと思うのだが、どうしても柴崎にこだわるのか。 これだとたとえFKを蹴れる外国人を補強したとしても、頑なに柴崎に蹴らせるような気がする。 もっとも、流れの中からのプレーはさすがJトップクラス、バランサーとしても良かったし、2点目を引き出した前線へのオーバーラップからのトラップ、浮き球のパスと完璧な仕事ぶりだった。プレースキックだけがなあ・・。 と、無駄に文字数を使ってしまったので、以下、広島戦の感想の追加を手短に。 まず中村。後半はアシストを挙げたあたりから自分のプレーが出せるようになり、ゴールも挙げてこの先への光が少しばかり見えたが、一番問題だったのは前半42分のプレー。カウンターになり、左サイドでボールを貰った中村は、相手を一枚はがしかけたところで、味方を待って足を止めてしまった。 あの場面、前方には広大なスペースがあった。ドルブルが得意な選手なのだから、あそこは強引に縦に進み、いけるなら自分でシュートまで完結して欲しかった。カイオと比較するつもりはないが、カイオなら間違いなくそうしていた。もっと思い切り良く。 ファンソッコは出足が良く、バイタルでボールを受ける選手への当たりも強く、ボールを弾き返せていた。一方、後ろにスペースを空けてしまい、DFラインにギャップを作ることも多か...

2016(2)第2節広島(アウェー)戦

打ち合いの試合になってしまったが、得点を取ったタイミングが良かったぶん鹿島に軍配が上がった感じだった。 点差ほどの余裕はなかったが、アウェー広島相手に4-2の勝利は、しっかりと対策を練り、勝利への執着心を最後まで持ち続けたことの結果。引き分けでもいいと言ってすいません。 2失点したものの球際は強く、ゴール前では体を張り、最後までプレスをかけ続けていた。まあ、海外移籍の決まっている浅野に2失点するあたり、鹿島らしさを感じるが。 スタメンは植田がサブに回ってファンソッコ。打撲で前節欠場の金崎が復帰。勝ったからというわけではないが、やはり前線に金崎がいるとプレーの強度が上がり、攻守に芯が通る。 先制点は展望記事で推しメンに挙げていた遠藤。最初の決定機を外した時にはまだ得点感覚が戻ってないのかと心配したが、2本目のチャンスを決めてくれた。(予想はPAやや外くらいからのミドルだった)。 得点機会を作ったのは、広島の後ろでのパス回しにプレッシャーをかけ続けた金崎、土居のコンビ。塩谷の一瞬のミスからボールを奪った金崎が迷わずシュート。林が一旦弾いたこぼれ球を、右でフリーだった遠藤が右足で叩き込んだ。 前節の敗戦から、得点後のゲームメイク、セットプレーの守備などを課題に持っていたようだが、前半は押し込まれる時間帯がありながらも1-0で締めてまずはひとつクリア。 もっとも、セットプレーの守備という点では時折フリーで打たれる場面もあり、完全とは言えなかったが、セカンドボールへの反応が速く、集中力は高かった。 後半は広島が前に出て、鹿島がそれを受けずに打ち合いに持ち込み、後半だけで双方合わせて5得点。 中央を狙い続けた広島に真ん中を割られて浅野に2得点を許したものの、鹿島もそれを上回る3得点。ヒヤヒヤしたものの、見応えはあった。 特に2点目。サイドで西がボールを持っている時に柴崎が大胆なオーバーラップ。見逃さずに西がロングパスを送り、中央に戻したボールを中村がワンタッチヒールで流し、入れ替われで左に流れて来た金崎がダイレクトで強烈な左足シュート。ゴール左上隅に決まった。今節のベストゴールに選ばれてもおかしくない。 土居の左足のゴールも見事だった。このゴールは土居のシュートがバーに当たり、跳ね返りが林の背中に当たってゴールインしたが、あれでも金崎はまだ押し込みに行こうとしていて、下手に触っ...

金崎不在時に昨年の形に戻すことは考えないのだろうか

石井監督は過去を振り返らない男なのだろうかと思う。 完敗を喫したガンバ戦のスタメンを見れば、昨年、監督交代直後のスタメンと一緒であり、あの時は赤崎のワントップ、土居をトップ下に置いての中村、遠藤のサイドハーフという布陣だった。 この形は土居のボールの引き出しやポジショニング、つなぎのうまさが活き、前に抜け出す力を持った赤崎の特徴も活かせていた。 遠藤も右でタメを作れたし、中村も仕掛けて失敗してもボランチのフォローがあって、さほど致命的な反撃を受けずに済んでいたイメージがある。 金崎、カイオが抜けてこのメンバーでやるしかないとなった時、4-4-2にこだわらず、この形に戻すことを考えたりはしなかったのだろうか。 それでは成長がないと思ったのか、こちらが思っていたよりも手応えを感じていなかったのか。 少なくとも土居と赤崎を前に2枚並べると、まったく機能しないことがわかったので、次からはフォーメーションを変えるかメンバーを代えるか選ばなければいけない。まさかゴリ押しで、「やっているうちに良くなる」と思っているのだとしたら、お先真っ暗だが・・。 金崎不在時に考えられる布陣としては、多くの人が思っている永木、ボランチ柴崎2列目。トップに赤崎、鈴木。 他、トリプルボランチ、杉本、遠藤を2列目、トップに赤崎。 伊東を右サイドバック、西を右サイドハーフ、遠藤を左サイドハーフ。これは意外といけそうにも思うが、西の疲労度が高く、まずはリフレッシュが必要と思われるため、将来的な腹案。 オーソドックスに土居を2列目に下げて、トップを赤崎、鈴木でもいいし、垣田を組ませてもいい。 まあ、このへんのアイデアは素人ならではなので、実際やれるかどうかは現場の判断。実現度は低いだろう。 ただ、金崎がいるといないでは攻守においての強度が足りないことは明白なので、メンバーだけ代えて同じようにやるのは無理ということだけはわかって欲しいと思う。 中村、赤崎はとにかく結果を出したいところだが、昨年からたくさんのチャンスを貰っていて結果が出ていないことも事実で、そこらへんは若手にもチャンスをあげて貰いたいなと思っている。 櫛引もそろそろ使ってもいい頃合いだが、五輪前に怪我しても困るし、かといって試合勘がなくなるのも困るしで、なかなか難しいところだね。植田は一旦、休ませような。

鹿島の若手は逆境を覆せない

レギュラーメンバーではない控えの若手、伊東、杉本、鈴木、あとは中村、赤崎あたりまで含めるとする。(後者二人はレギュラーでバリバリやっていてもおかしくないが)。 勿論、能力は高く、経験を積めば立派にやれるのだろうが、いかんせん、まだ90分ゲームを任せられるところまでは至っていない。 自分が強く不満を感じているのは、こちらが攻めている時間帯は特徴を出せて自由にやれているのに、いざ攻め込まれると堪え切れなくところ。 伊東にしても杉本にしても味方が劣勢になった途端、消えていなくなり、ゲームの流れを引き戻すことが出来ない。 中村に関しては時間帯に関係なく消えてしまうことが多いので何とも言えないが、中堅としてしっかりやって貰いたい赤崎にしてもこれが言える。 裏に抜けるプレースタイルを得意としているのはわかるにしても、味方が困っている時に何が出来るか。 ボールが出て来ないなら来ないなりに前線でプレスを激しくするとか、引き出すための動きをするとか、時間を作るためにキープするとか、状況を打開するために単独で仕掛けてシュートまで持ち込むとか。 金崎はこれが出来るから、チームとしてのストロングポイントになっている。カイオはカウンターを喰らうこともあって危ない面もあったが、それでも相手に与える脅威という点では充分あった。 赤崎、中村にはこのへんを強く求めたい。簡単にボールを奪われるとか、パスミスがあったりとか、100パーセントは出来ないからあって当然なのだが、失敗した時に下を向くのではなく、自分で奪い返すまで追いかけるくらいの気持ちを持って欲しい。少なくとも観ていて伝わるくらいのものが欲しい。 トップで使われている時の鈴木は少しばかりそれが出来ているし、逆境で得点も挙げているので将来性を感じるが、先日ガンバ戦での3失点目でマークをはがされるなど、守備面での不安も多く、色々と課題も多い。 思い返せば興梠や大迫といった(マルキーニョスは別格)かつてのFW陣は、苦しい時に守備面でも助けてくれていた。鹿島の守備は前線あってのものだとガンバ戦の3失点で改めて思う。 ファーストステージ10失点でリーグ最少とか言われていたが、自分的にはそこまで堅守というイメージがなかったので3失点は特に驚きではないが、「セットプレーでブロックした時にマークを外す」と長谷川監督に見抜かれていたのは失態。ちゃんと練習して、...

カイオがUAEアルアインにやっぱり電撃移籍(になったと思う)

カイオが一旦断ったはずのUAEアルアインに電撃移籍。 ・・ということで話を進める。鹿島のオフィシャルでなかなか発表されない意味がわからないが、アルアインの方では正式に発表されたということだし、決まったのだろう。 ホントのところは本人にしかわかりえないことだが、カイオの中で劇的な心境の変化があったのか、あるいは移籍するつもりだったがステージ優勝の前だと混乱するからタイミングを待ったのか。 普通に考えて前者だと思うが、そうなるとお金の問題なのか、もしかしてだが、ジネイのことをとても慕っていたということだから、退団が影響したのかもしれない。(こっちかなとも思っている)。 例のツイッター事件も少しは絡んでいるかも知れないが、勿論、単純明快、お金であったとしても全然構わない。プロだし、お金も大事。 かつては日本代表も視野に入れて帰化も考えているとも言っていたが、ここで海外へ渡るとなればその道は自然と消えてなくなる。 カイオが抜けることは、当然、大きな戦力ダウン。ファーストステージ優勝にも大きく貢献したし、セカンドも主力として計算されていた。成長分も見込めていた。一番困るのは金崎への負担がかかることで、それによって金崎まで故障して抜けてしまうことが怖い。 しかし、いなくなったらなったで、なんとかなるかもしれないのが2列目。当面は苦労するかもしれないが、来年になれば豊川がきっと戻って来てくれるはずだし、杉本をじっくり育てるのもあり。杉本はまだまだ足りないと思っているが、使い続けていくうちに化ける可能性はある。 中村にも巻き返せるチャンスが出来たのだが、ガンバ戦を観る限り鹿島のサッカーには合わないかな・・。 鈴木は前で使った方がいいので、そうなると土居を下げることになるが、だとすればストライカーへの道を歩み出した土居にとってはまた迷走することになり・・このへんは石井の眼力にかかっている。柴崎の2列目は、本格的にやってみたらどうだろうといつも思うのだが。 まあ、ファースト優勝してチャンピオンシップの権利を獲っといて良かったよ。 あと、あくまで個人的にだが、カイオについては「扱いづらいな」というのを近頃強く感じており、移籍は悪い部分ばかりではないかなとも思っている。 強引な突破や単独での得点能力などプラス面は色々あるが、裏目に出てチームが苦しくなるケースもあり、起用法を巡って不満を溜め...

ガンバ大阪に完敗して思うこと

展望記事を書いていた時は金崎と植田、西も休ませてでも、調子の悪いガンバ相手にそこそこ戦えるのではないかと思っていたが、カイオが抜けるとなれば話は別で、更に金崎まで抜けてしまっては、さすがに難しい。 カイオ、金崎のところを中村、赤崎を入れたが、戦い方まで今まで通りではそりゃうまくいくはずがない。 赤崎は序盤いい形でボールも受け、ゴールも挙げたが、それ以降さっぱり姿が見えず、金崎なら最後まで追い回してくれるところを後半からはもうその気力・体力がなかった。 とはいえ赤崎自身は何度もスプリントしていたし、これはむしろ監督のミス。明らかに動きが落ちている選手をそのまま起用するのはどうか。 たとえば川崎の風間監督は、動きの悪い選手がいれば時間帯関係なく、前半からでもカードを切る。石井にはその思い切りがなく、あらかじめこの時間にこの選手を代えるといったプランに沿ってしかカードを動かせないように思う。 中村にしても長期休養明けで、明らかにボールタッチも少なくなっていた。あそこまで引っ張る理由もなかった。 戦術としても、土居がまったく機能しておらず、最後までこの形を押し通し、柔軟性のなさを露呈した。2点差と決定的な差をつけられてから動いても、どうにもならない。 西も多くのブロガーさんが危惧していように、疲れから完全に足が止まっており、失点こそセットプレーの2点だったが、右サイドはガンバのやりたい放題だった。こうなれば遠藤(鹿島)も活きない。 それでも1点取ったところまでは鹿島のペースで試合も出来ていたし、前半を耐えていれば押し切れた可能性もなくはない。同点にされたことで、鹿島の気力が落ち、ガンバが息を吹き返した。 そして、決定的な差はセットプレーの質。 遠藤(ガンバ)のプレースキックは狙い通りのところに蹴れるし、中の選手たちもしっかり把握して動き出している。ブロックもうまい。 柴崎のキックは、一番手前の壁に当たることが信じられない。いつまで続けるつもりなんだろうな・・。 ファーストステージ優勝で気が緩んでいたとしても、試合に入ればスイッチは入るだろうし、そこは問題ではないだろう。カイオの移籍話は衝撃だったとはいえ、前節も出場停止だったし、乗り越えられる問題。 やはり一番深刻なのは、試合記事にも書いたが、金崎の不在。 優勝後のインタビューで小笠原が、「良くも悪くも金崎次第」といっていた...

2016(2)第1節ガンバ大阪(ホーム)戦

カイオが移籍濃厚(この件は次回)、金崎が打撲で欠場、代役は中村、赤崎というファーストステージで出場機会のなかった二人。 立ち上がりが重要だと思っていたが、鹿島がリズム良く攻め、左サイドから山本の絶妙な股抜きドリブルからのグラウンダークロスを、赤崎が左足で綺麗に決めて電光石火の先制点。赤崎の今季初ゴール。 ここが今日の鹿島のマックスポイント。 先制点で勢いに乗るかと思いきや、わずか3分後、中央の阿部からからのグラウンダーをあっさり大森に決められて同点。気が緩んでいたのか、その前からプレスが弱く、雰囲気がたるんでいた。出来れば曽ヶ端にクリアして欲しいコースだったが・・。 ここからガンバが盛り返して、後はずっとガンバのペース。以降、鹿島の見所はなし。録画で観るなら早送りでも可能なくらい。 後半から圧力を上げて来たガンバに押し込まれ、何度も危ない場面を作られた流れのなか、CKから今野にフリーで決められて逆転される。その前にも1本、危ないシュートを打たれており、取られるべくして取られた失点。 本当はこの時点で選手を交代して何かしらの手を打つべきだったが、石井の判断が遅く、更にCKからこれまたフリーで金に打たれてトドメの3点目。 セットプレーの対策も何もなされていなかったが、キックの精度も桁違い。一番手前の選手に当たる柴崎のキックとは雲泥の差。キッカーは本当に考えて貰いたい。 チームとしては、後半、枠に飛ぶシュートが1本もなく、結果以上に完敗。 カイオの抜けた穴はいずれ埋まると思うが、やはり金崎がいないと攻守に何にも出来ないんだなと改めて感じた。前線からの追い込みが弱く、攻撃でも起点が作れない。単独で状況を打開出来る駒がいない。 赤崎の得点は見事だったが、それ以降ほぼ活躍出来ず、土居もボールに触れなかった。 中村も時折いいドリブルを見せるものの、肝心なところでボールを失うなどキレもなく、代役としては不十分。復帰初戦としても物足りなかった。 西の動きはやはり鈍く、無理して使う必要があったのかどうか。柴崎のパスミスも目立ち、チームとして、同点以降どうにもならない感じしかなかった。 金崎が万が一移籍でもしたらホントにこのチームはどうなるんだろうな・・。 内容が示している以上、金崎がいない時の戦い方を明確にしておくことが必要なんじゃないかなと思う。 あと、今日はBSスカパーで中継されて...