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フェリペが左ひざ前十字じん帯損傷の検査・治療のため帰国

小休止の後には怪我人は、だいたい戻ってくるだろうと思っていたのですが、フェリペが思いの他、重傷でした。 左ひざ前十字じん帯損傷ってありますね・・。痛んだ後、少しだけピッチに戻って来たので、そこまでの怪我だと思ってませんでした。帰国して検査、治療となると、今シーズンは諦めた方がいいかもしれません。 フェリペが抜けてしまうのは正直、痛い。遠藤が調子いい時は何とかそれで回っているが、つなぎや守備のフォローなんかはやっぱりフェリペの方が上。いないとなると逆転優勝、ナビスコ、天皇杯のタイトル獲得に大きく影響してきそうです。 開幕の頃にはそこそこ活躍してくれたらそれでいいと思っていたのだけど、マルキーニョスがいなくなって、存在感が増した。前で動いて受けてくれる存在は貴重で、今シーズンは興梠が特にポストプレーが出来ないもんだから余計にね・・。自分の中ではフェリペの評価が上がっていただけに、活躍が見れないのは残念。 代わりの選手はタルタか本山になるのだろう。FWとして獲得してきたタルタを、本来のポジションで使うことになりそうです。まだ数試合しか見てませんが、ゴールを決めるタイプではなさそうに見えたので、これに関してはかえっていい方向に行くかもしれません。 個人的にはずっと同じことを言ってますが、本山に期待している。元々、鹿島を本気で応援し始めたのは小笠原、本山らが入団してからで、始まった頃はあまり放送もなかったし、「応援」というよりは「好き」って感じだった。スーパーサブで出てた頃の本山は輝いていた。 いや、まあ、今も輝くんだが。でも、全然使って貰えないからなあ。野沢が累積リーチのままなので、機会はあるはずです。 本田は手術したのでまだまだでしょうが、柴崎はベンチ入りもしていたし、小笠原か増田のフィジカルが落ちた時には出て来れるでしょう。青木も気持ちを切らしていないようなので、ここらへんは大丈夫かな。 大迫も福岡戦は様子を見て欠場しましたが、軽症との報道だったので、スタメンで戻って来るだろう。興梠も早いとこ調子を上げとかないと、出番がなくなるかもしれません。 フェリペ離脱は厳しいですが、不在を感じさせないくらいサブを含めて大暴れしましょう。

2011第24節福岡戦(ホーム)その2

余裕を持って気持ちよく観れたので、選手評もプラス増かもしれません。 田代の1点目は「らしさ」を発揮したゴールだった。野沢のクロスもピンポイントだったが、ボールへの入り方もよかった。2点目は諦めずに詰めていたことが得点につながった。得点数も10となり、ゴールランキングの上位に名前が載りました。怪我なく出場し続け、PKも蹴れるようになれば得点王のチャンスもあるかも。 興梠は中田のゴールをアシストをした場面では頑張った。というかここだけだった気もするが・・。 野沢はマークも甘かったのか自由にやれていて、クロスやパスを出す場面でもFKのように蹴れる場面も多かった。あそこまでフリーにしてくれると助かる。 遠藤も得点を決めるまではボレーをGKにセーブされたり、ドリブルを止められたり、オフサイドやハンドを取られたりとリズムが悪かったが、ゴールを決めてからは生き返った。まあ、あのシュートもバーに当たってギリでしたけども。 小笠原、増田のボランチは安定してました。増田は惜しいシュートが1本。決めときたかったね。中田、岩政のCBも無失点に抑えたし、気持ちよく終われた。ともにゴールも決めた。 新井場は途中交代にもなるし、唯一見せ場なかったかな。いいランニングしてるんだけどもボールが出て来ないという場面も多く、ストレスもあったんだろうか。でも中で田代が待っているのに、マイナスのグラウンダーってのはないと思う。 アレックスはびっくりするくらいの運動量。二人ぶん走ってたんじゃないだろうかってくらい走ってた。そのわりに決定的な崩しはなかった気もする。100試合出場なんですね。曽ヶ端は昨日も書いたようにナイスセービング。 交代組ではタルタはいつもよりボールは触れていて、いくつかいいドリブルを見せていたけど、まだ慣れていないのか、こんなもんなのか判断しづらい・・というかいい方に思っておきたい。今季初出場の當間は一回、物凄い上がりを見せたけど使って貰えず残念。 福岡のハマゾッチは面白そうな選手でした。いずれどこかのチームに取られるかもしれません。 大量得点は勝ち点で競った時に大切になるので、6点取れたことも大きい。ガンバ、名古屋の得失点差はブチ抜けちゃってるので関係ないけど、横浜Mや柏とは微差になるかもしれないし。 ともかく、いい形で2週間の中断期間に入れたことは確かです。鹿島は2日だけ休んで、またす...

2011第24節福岡戦(ホーム)

文句なし。点差が開いても手を緩めることなく攻撃を仕掛け、大量点差での勝利。気持ちよく休養に入れます。 得点が多いので経過を箇条書きで。 ①左サイドでフリーの野沢がクロスを上げ、ナナメに走り込んで来た田代がヘッドで合わせて、ゴール左上。 ②相手セットプレーのカウンターから、野沢がファーの遠藤へパス。DFをかわしてからシュート。バーに当たってヒヤリとしたものの何とか。 ③野沢の左CKを、ファーで細かく動いて受けた岩政がヘッドでうまく合わせる。 ④野沢のボールを受けた興梠がPA内で粘り、ラストパス。何故か前線に残っていた中田が中央をブチ抜いてゴール。 ⑤ルーズになってきた中盤で野沢がボールを持ち、遠藤へスルーパス。少し浮かせて、GKとの1対1をしっかり決めた。 ⑥右サイドからおそらくシュートだったと思うが、野沢の蹴ったボールが逆サイドに抜ける。途中出場のタルタが頑張って追いついてライン際から折り返し、中で田代が左足で合わせる。ラインを割っていたかどうかはかなり微妙。 こうしてみると全部に野沢が絡んでます。明日から2日間休みになるので、全力でいったのでしょうか。前節は調子悪かったですが、今日はMyMVPです。 福岡は後半の3点目が決まった時点でモチベーションがなくなったのか、攻守に雑になった。こんな感じでルーズになってくると鹿島のパス回しも活きてきて、遠藤や野沢は自由にやれていました。体力も最後までもちましたね。 そういや本拠地600ゴールまであと「3」とか昨日の報知新聞に載っていたので、岩政が記念ゴールをゲットでしょうか。 展望記事を書いていた時点ではゴールのイメージがまったく沸きませんでしたが、終わってみれば稀に見るゴールラッシュでした。すいません。 これだけ得点出来たのはいつぶりだろう。田代や遠藤にはハットトリックのチャンスもあったくらいで、欲を言えばタルタと、今季無得点のアレックスにもゴールが欲しかったかな。 6-0と余裕のあるスコアに隠れてはいるが、曽ヶ端のセーブもよかった。枠に飛んで来た鋭いシュートも2本ほどあり、決められていたら相手に勢いも生まれていただろう。いい活躍をしています。 8月の連戦をこれ以上ない最高の形で締めることが出来、8月も<s>4</s><span style="color:#FF00FF;"...

2011第23節甲府戦(アウェー)その2

フェリペの怪我で興梠をスタメンに戻し、久々に2トップの布陣。甲府が引いていたために押し込めていたのだが、攻撃自体はよかったとまでは言えない。 興梠のトラップがますますマズい感じに仕上がっており、全然ボールが収まらない。よく取られるしね。活躍したのは得点シーンくらいで、まあ、FWだから得点に絡めばいいとも言えるが、もうちょっと得点の匂いを感じるようなプレーをして欲しい。 両サイドバックもクロスの質が悪い。アレックスもどこを狙ってるのかわからないボールが多く、ピンポイントで上がった市川のクロスと比べると雲泥の差。西も悪くはないけど、クロスはだいたい相手DFに当たる。コーナーを取れるだけアレックスよりマシだが、田代を活かせるようなボールを配給して貰いたい。 野沢もそれなりによかったと思うが、昨日も書いたようにプレースキックの精度がなかった。疲れも溜まっているのだろう。フォローしてくれるフェリペがいないのも地味に効いているのかも。 遠藤はシュートをしっかり枠に飛ばして貰えれば合格か。そういうところはフェリペを見習わなくてよろしい。増田も攻撃に参加していたし、小笠原のサポートもしっかり出来ていた。後半、オフサイドになったシーンはギリギリのところだった。 監督ももっと早い段階で青木を投入して守備を固めると思ったが、意外に中盤が踏ん張っていたために決断出来なかったのかもしれない。遠藤の動きが落ちていたのでそのテもあったんだけどね。 警戒していたハーフナーは完璧に抑えていた。トップがほぼ一人だったため、中田の読みが冴え渡り、ことごとくパスカット出来てました。岩政も頑張ったと思うが、失点シーンでは勿体なかったというか、見失ってました。パウリーニョも抑えてたんだけどね。 曽ヶ端は2点ほど防いだんじゃないでしょうか。キックミスはお約束。 本山は何かやってくれると思っていたんですが・・。「これぞ本山」というプレーは見られなかった。タルタも全然活躍出来ません。というかどのポジションに入っているのか、いまひとつわかりにくい。FWならFWでもっと前に張って、ゴールだけ狙ってくれてもいいんだけど。 甲府相手には勝ち切れませんね。正直、ここを落としたくなかったですが、終わってしまったものは仕方なく、連戦のなか負けなかったことをヨシとするしかない。 追いつかれて1-1での引き分けという結果も痛かったが...

2011第23節甲府戦(アウェー)

連戦のなかでもちゃんと動けていた。押し込めてもいたし、先制もした。1-0で勝ちたい試合だったね。 もっと攻め込んで来ると思われた甲府だったが、鹿島の勢いが上回り、ホームと同じようにこちらが攻め込む展開。 ロングパスから大迫がDF2人の間を抜け出してボレーという、元鹿島・鈴木隆行のW杯ベルギー戦のゴールを彷彿させる(ちょっと違うが、あくまで彷彿)シュートもあったがGKの好セーブにあって得点ならず。 しかし、前半早いうちにその大迫が負傷で田代に交代。攻撃のリズムを修正しているうちに前半が終了してしまった感じで、前半引き分けでもという甲府の作戦にはまってしまった。 後半に入っても攻め込む鹿島。相手陣内深くでパスを受けた興梠が折り返し、<s>野沢</s>遠藤がつないで小笠原がミドルシュート。決まってもおかしくない威力とコースだったがこれもGKがセーブ。が、今度はこぼれ球にいち早く反応した田代が無人のゴールに決めて先制。 体力的にも先に点を取られると苦しく、この得点は鹿島に活力を与えた。運動量は若干落ちたが破綻をきたすほどでもなく、むしろ甲府の足が止まったようにも見えた。1-0で締められるようにも思ったんだが・・。 鹿島の右サイドで失ったボールを素早く左サイドに展開され、フリーで市川がセンタリング。飛び込んで来た阿部がダイビングヘッドを決めて同点。ファインセーブを見せていた曽ヶ端もさすがにこれは止められなかった。 アレックスはもうちょっと詰められんかったんかな。1対2だったけど、あそこをフリーで上げさせたらダメだ。中で岩政も阿部を捕まえられなかった。決めた方が見事と言えなくもないが、防げたような気がしなくもない。 追いつかれてからは相手にペースを握られた。300試合出場となる本山、秘密兵器タルタを投入するが空回り。タルタに至ってはボール触ったかな? 展望の記事でカギになると書いていたセットプレーは、まったくチャンスになりませんでした。わかってはいるが、野沢もムラが大きい。よかったのは最後の方のFKで、GKに弾き出されたやつくらいですかね。 逆に小笠原は想像以上に動けていて、得点につながったミドルシュートも素晴らしかった。疲労がピークを超えて、なんかのゾーンに入ったのかも。 前回アディショナルタイムでやられた借りを返してくれるかと期待もしたが、結局は1-...

シリア失格、J2プレーオフ正式決定、経営情報開示など

試合以外での出来事をいくつかまとめ書き。 ブラジルW杯アジア3次予選で日本と同じC組に入ったシリアが失格になりました。2次予選で代表として出場したFWジョージ・ムーラド選手が、03、05年にスウェーデンU21代表として2試合に出場していたため。 規約により2試合ともシリアの0-3の敗戦。代わりにタジキスタンがC組に入る。 アジアサッカー連盟(AFC)は認めていたが、FIFAは規約に触れるとしたとのこと。AFCが認めていたのに、FIFAにダメ出しされるって厳しい気もしますがどうなんでしょう。確認を取る時はFIFAにしなくちゃいけないってことなんでしょうかね。 でも、シリアは反政府デモと、その鎮圧部隊との間で激しい衝突が続いているので、サッカー以外のところで不安もあった。中立地開催の可能性が高かったとはいえ、集中出来なかったかもしれない。タジキスタンに変更になったのは日本にとって有利になったんではないでしょうか。 J2のプレーオフも正式決定となりました。来季から導入で、1位2位が自動昇格。3位と6位、4位と5位がそれぞれ上位クラブの本拠地で戦い、引き分けなら上位クラブが勝ち上がり。勝ち上がった両クラブが中立地で戦い、勝った方が昇格。引き分けなら上位クラブが昇格。 上位順位のクラブに、本拠地開催と引き分け勝ち上がりのアドバンテージを加えたプレーオフとなっています。検討されていた「勝ち点10以上の差がついた場合は行わない」という項目はなかったので、ナシになったのでしょう。 これでどれだけ勝ち点が離されていても6位以内に入れば、J1昇格のチャンスありということになります。それがどういうことになるか、まあ、やってみなければわからない。いわゆるマグレでJ1に上がったクラブが、何も出来ずに即降格って事態は充分あるから。 2010年度のJクラブの経営情報も開示されています。J1では赤字クラブが5から9に増えた。営業収入が56億2500万とトップの浦和も赤字です。鹿島は3300万の黒字ですね。 鹿島は営業収入が44億6600万あるんですが、結構使ってます。一杯補強したり、施設投資のぶんなんでしょうか。それでも黒字で抑えられているのでよしでしょう。 Jリーグは13年度からクラブライセンス制度を導入する予定で、債務超過や3年連続赤字のクラブにはJ2降格の厳しい処分も予定されている。経営にも...

2011第22節広島戦(ホーム)その2

広島の攻撃は速いし、出足もよく、パスもつながって怖さがあったのだけど、最後のところで運がなかったというか、流れが向かなかった。 前回対戦のようにミドルがズドンと決まることもあるが、パスがつながって形が作れるぶん、丁寧につなごうとしてスーパーゴールは生まれなくなるのかな。鹿島の先制の起点になったシーンでは、完全に崩されてPA内まで侵入されていたし、やられたと思いました。打たれた方が嫌でしたよ。 攻撃では大迫が1アシスト。ポストも出来ていたし、ファウルもうまく貰えていた。ヘディングも随分上達したとは思うが、枠にしっかり飛ぶにはまだみたい。あれを決められるようになれば、田代の座をも脅かせる。興梠とのコンビはまだまだいまひとつな感じはする。 興梠は先制のFKを得るファウルを奪った。あのスピードがやっぱり一番の魅力。チームとしてももっと活かしていきたいところだが、カウンターから最後にパスを選択してしまうのは、FWとしての物足りなさを感じてしまう。 遠藤もヘディングを決めていれば、と思うが、丁寧に枠に収めていたし悪くはない。フェリペが下がってからはあまり活躍出来なくなったところを見ると、システム的に4-2-3-1のスタイルが合っているのかもしれない。守備はあんまり得意じゃないし。 野沢は目に見えてヘバってますが、曽ヶ端、岩政のフル出場に次いで、全試合に出ています。ポジションを考慮すればよくやっている方だろう。消えている時間が多いのに、1ゴール1アシストと全得点に絡んでいる。プレースキックの精度も前節よりもよかった。累積リーチの状態なので、いつ消化されるかが気になるところ。 休ませた方がいいと思っていた小笠原もフル出場。一番にプレスをかけに行くし、まずまず動けている。振り切られた時のファウルや、余裕を持ってやろうとして取られたりするシーンがちょっと心配だが、コンディションが底だった時よりはいい。ただ、次はさすがに厳しいんじゃないかな。 中田も佐藤寿相手によく踏ん張った。李がいなくて注意しなきゃいけない相手が減ったのがよかった。岩政もゴールを決めてノッていたのか、いつものポカミスもなかった。増田は黒子に徹していたのか、テレビではあまりボールに絡んでいる感じではなかったけど、悪い印象はない。 フェリペはフィジカルがね・・。あれだけ走っていれば仕方ないだろうが、怪我が多いとチームとして...

2011第22節広島戦(ホーム)

序盤の決定機をポストに二度と、曽ヶ端のセーブで凌いで何とか戦えた。前回対戦では森崎浩のスーパーゴール2本でやられたけど、そのぶんを今度はポストが救ってくれた形。MVPは間違いなく、あのゴールポストだよ。 立ち上がりから積極的に出て来る広島。カギになると思われた李が発熱で欠場だったものの、右サイドのミキッチのデキが相当よかった。対応する新井場が水曜休んだわりに酷く、余計にそう感じられた。バックパスをミキッチに奪われてシュートを打たれたのは、完全にイージーミス。攻撃にも精彩を欠き、最後は納得の交代。 前半、鹿島のチャンスは、野沢のクロスを遠藤がフリーでヘディングしたのがGK西川に防がれたのくらい。ほぼ広島ペース。フェリペも痛んで(ハムストリングの肉離れ?)早々と興梠に交代。 展望の記事で広島にはボール持たせた方がいいと書いたけど、結構危ない場面も多数あった。ただ、やっぱり決定的になるのはロングパスが佐藤寿に渡った時なので、カウンターの方が怖いという印象は変わらない。ミドルもあまり打って来なかったのも幸いした。 後半も広島の流れだったが、ゴール前の決定機を広島が決め切れず鹿島のカウンターになり、興梠がスピードを活かしてGK西川のファウルを誘う。 ゴール右、PAすぐ外でFKを貰い、野沢の蹴ったボールは、中央でうまく相手を引きはがした岩政がフリーでヘディング。インタビューで「ボールが完璧だったので、コースを狙わずゴールに思いっ切り打とうと思った」との言葉通り、魂のこもった岩政らしい豪快な一撃でした。守備でも完封したので、今日は言いたいだけ言っていいです。 これで鹿島はラクになり、広島にボールを持たれるものの若干余裕のある対応を見せる。青木も投入し、1点を守り切る形に。青木は運動量を活かして中盤をフォローし、危なかったバイタルも埋まった。攻めに出て来る広島に、カウンターのチャンスも増える。 残り時間も少なくなった後半42分、左サイドで興梠がボールを保持。コーナーフラッグに持って行ってキープするかと思いきや、DF2人の間を抜いてグラウンダーのセンタリング。真ん中で大迫が足を出し、最初からアシストを狙ったのかトラップが流れたのかは微妙だが、後ろから走り込んだ野沢への絶妙なパスへ。 野沢がこれをゴール右に決めて勝負あり。この日も何本か打ったシュートが枠に全然飛んでなく、いい加減に決め...

新戦力は最初が肝心

新外国人タルタが、週末の仙台戦からデビューするのではないかという噂。前節、山形戦の試合前アップに、監督の強い意向で参加させたくらいだから、登録即スタメンの可能性が高い。 ピカチュウにそっくりなエコハちゃんくらい、アレックスに似ているタルタ。評判は上々のようだが、さて実力やいかに。 とにかく最初が肝心。どんなに能力が高い選手でも最初の試合、言ってしまえば最初の数分間のプレーでどれだけ能力を出せるか、その成否いかんで将来の道は大きく違ってくる。 ガンバ大阪のラフィーニャがいい例。あれは鹿島が乗せちゃったね。ガッツリ抑え込んでしまえばそのままシュンとなったかもしれないのに、デビュー即1ゴール1アシストってサービスしすぎだった。チームまで勢いついちゃってアドリアーノや宇佐美の移籍なんて、もう、「いつの話だっけ?」ってなくらい。 これは鹿島も見習わなくてはならない。やや上向いてきたとはいえ、まだ本物とは言えないデキ。この流れをしっかり自分たちのものにするには、新戦力のタルタが爆発して盛り上がるのが良策。 彼にボールを集めてどんどんシュートを打って貰う。いいボールが来たら確実に決めてアシストをつける。そうやって記録に残るものをつけることが大切。「よかったね」ってくらいではダメ。そして、当然ながら勝ちで終わらなければ意味がない。 ・・て、高望みだとわかってるんだけどね。この時期に獲得出来るんだからそんなものだろうという気持ちはあるものの、評判を聞いているとどうしてもいい方に考えてしまう。「追い切り絶好! 最高のデキ!」って見出しにはいつも騙されちゃうから。 まあ、期待半分くらいで心にクッションを作りながら、内心めっちゃ期待してみます。叩くのも早いかもよ~。 野球の話ですが、巨人の長野選手が広島の今村投手から頭部に死球を受け、左頬骨にヒビが入ったとのこと。当たった瞬間はもっとオオゴトになったかと思いましたが、そこまででなくてよかったです。後遺症が出ないことを祈ります。 怪我はサッカーの方が多くつきまとうという印象だったけど、野球もデッドボールで骨折とかもあるし、生死にかかわることもあるのですね。真剣勝負なので試合中の怪我はつきものとはいえ、無事であることが一番望ましいです。

2011第9節延期分セレッソ戦(ホーム)その2

大迫はワントップになってから、かなり動きがよくなった。持ち味である反転力も存分に発揮していて、前線でキープしたり、シュートに持ち込んだり。サイドライン際で2人をターンでブチ抜いたシーンでは思わず声を上げた。 期待されているゴールも生まれた。怪我明けの興梠、田代がいまひとつなデキだっただけに、しばらくはスタメンでいけそう。 ただ、2トップに戻った後も同じように動けるかは心配なところ。フェリペや野沢がうまく使ってくれているので自由にやれている部分もあると思うからね。遠慮は無用。 遠藤は前節キレのある動きでチームを勝利に導き、昨日の試合でも序盤いい働きをしていたが、途中から緩慢な動きが目立つようになり、プレッシャーを受けてボールを失うことも多くなった。失点の起点にもなり、早々と交代。このへんのムラを解消してくれないと、まだまだ信頼を得られない。 アレックスは運動量だけはあったけど効果的な崩しはなく、バタバタ感だけあって、どうも噛み合ってないように見えた。守備で貢献しているわけではないので、もっと記録に残る活躍をして貰いたい。右サイドの西は攻撃面では可もなく不可もなく、守備面ではやられてる部分多し。 CBも安定感に欠ける。よく1点で収まったなという思いしかない。岩政もロングボールだけは完璧に弾き返すくらいじゃないと、特徴がなくなってしまう。足元もおぼつかないし、中田のフォローがなかったらもっとやられてる。その中田にしてもそろそろ疲労も溜まっているのか、危ない場面が多くなって来た。 小笠原は相手が少なかったからボールを持たせて貰えたけど、もっとプレスをかけられていたら、どんどんボールを奪われていただろう。土曜の広島戦はベンチスタート(というかお休み)が無難だと思う。 野沢はいつもよりやや悪かった。プレースキックの精度も悪かったし、シュートも枠に行かない。ただ、動き自体はそんなに悪くはなかったように見えた。ゴール前にもよく入って来ていたし。 フェリペは相変わらずよく走ってつないでくれるし頼もしい。クロスやシュートも精度が、もうちょっとだけあればなあと思わなくもないけども。 セレッソは清武、キムボギョンの動きがよかった。退場者が出てなかったらやられていたかもしれない。一発レッドのシーンは後ろから行ってるし、決定機の阻止だから致し方なかろう。 苦手な印象しかなかったセレッソに、今季...

2011第9節延期分セレッソ戦(ホーム)

もっとすっきり勝っていい試合だったけど・・今は勝ちだけが欲しいのでよしとするしかない。内容は引き分けどころか、負けてもおかしくない感じでした。 前半終了間際、セレッソに退場者が出て鹿島に断然有利な展開。しかし、後半、遠藤の緩いプレーからカウンターを喰らい、CBコンビはあっさりと2本のパスをつながれてゴール前まで運ばれ、キム・ボギョンにループを決められて失点。 もしや負けるのでは、という思いを抱いたものの、絶好調の大迫がこの空気を変えてくれた。ゴール前PAの外でフェリペからボールを受けた大迫は、DFを横にかわすと素早いモーションで右足を振り抜き、左上に鋭いシュートを突き刺した。リベンジに燃えるキム・ジンヒョンに、反応させない見事なゴールでした。 その後、攻撃時に人数をかけて攻めて来るセレッソに、際どいシーンを何度も作られながらも、「結果的に」追加点を許さず、気持ちを落とさずに済んだ。岩政も、もうちょっと危なげない守備を披露して貰いたいもんだけどね。 明らかに機能していなかったアレックスを興梠に、軽いプレーでボールを奪われてはカウンターを喰らう遠藤を田代にチェンジ。本当は疲労で動けてなかった小笠原も代えたいところだったけど、相手が少ないこともあって何とか耐えられた。 アレックスが下がった後はフェリペが左サイドバックに。意外とこれが効いていた(数的有利なのもあったが)。アレックスより左サイドからの攻撃は楽しみがあったよ。 交代で入った興梠、田代はあんまり効果的な攻撃は出来ていなかったが、上がって来た増田や野沢とともに前線からプレスをかけて相手のミスを誘ってボールを奪えた。増田から大迫にボールが渡り、最初シュートを打とうとしたがタイミングが合わずにパスに切り替え。 右でドフリーだった増田に絶好のパスが出て、狭いところをニアに抜いたシュートが決まって勝ち越し。ようやくこれでひと息つけました。 2-1からも追加点を狙いに行くものの、カウンターで危ない場面を迎えるなどひやひやした展開のまま、むしろ最後は10人相手にキープしなきゃいけないのでは・・という不安のなか、面目を保つくらいは攻めながら時間を使い果たして逃げ切りました。 向こうとしては長居の時といい負けた気はしないでしょうが、勝ちは勝ちということで。チームとして状態がまだ上向いて来ませんが、大迫が調子を上げて来たのでこれを維...

今、鹿島は分水嶺にいる

忘れられない風景のひとつに分水嶺がある。自分が行ったのは兵庫の山奥のとある場所で、最初はまったく期待してなかった。山から流れて来た水がふたつに分かれて、ひとつが太平洋に、ひとつが日本海に流れて行くだけの場所だと思っていた。 実際、駐車場がぽつんとあるだけで、ホントにここなの?というようなところで、屋台やおみやげ屋もなく普通の川だった。言われなければわからないだろう。 だけど、しばらくそこを見ていると不思議な気持ちになった。上流から流れて来た水が、直径5メートルくらいの、池というにはあまりに小さい水溜まりでぐるぐるとうねり、右に行こうか左に行こうか迷ったうえで、どちらかに流れて行くのである。 ふたつの道の到達点は、とても離れている。スタートが一緒だったと思えないほど真逆だ。上流から流れて来た落ち葉が右に行き、またある1枚は左に行き、というのをぼんやりと眺めていると、「ここが分水嶺」と比喩に使われる意味がよくわかった。 そういう目で見れば、なんということのない5メートル程度の池ともいえない水溜まりが神々しいものにも思え、今にも女神様が出てきて、 「そなたの落としたのはこの黄金に輝く、当たりの万馬券か? それともBOX買いしたくせに、全然ダメダメなこの外れ馬券か?」 とでも聞いてきそうである。 「あ、いや、あっしの落とした馬券は勿論・・」 ・・どう答えるかはナイショ。 まあ、それはさておき、今、鹿島は間違いなく分水嶺にいる。5メートルの水溜まりで、ぐるぐるとどっちに行こうかゆらめいている。 水曜のセレッソ戦。勝てば6位浮上、優勝を狙えなくもない位置につけられる。負ければセレッソに抜かれて再びふたケタ順位。 進むべき道はわかっている。そちらに行けるかどうかは気持ち次第。正念場だ。

2011第21節仙台戦(アウェー)その2

乏しい内容だったけど、よかった点もいくつか。前半に限るのが寂しいけども。 ちなみに昨日の記事でオリヴェイラが「してやったり」とコメントしていたと書きましたが、「j'sGOAL」の記事を読むと、そんなことないようですね。ミスもあるし、まだ時間がかかると言っています。 キョウイチを挙げるなら中田のサイドチェンジ。絶品だった。ロングレンジのパスを、受け手にピタリと合わせる熟練の技。西もトラップうまいし、ボールが吸い付くような感じがたまらんかった。あれを観るだけでも価値のあるキックの精度。 大迫もワントップが合ってるのか、3人に囲まれてもキープするシーンがあったし、ポストもちゃんと出来ていた。2トップになってから消えたのは、運動量のせいかシステムのせいか。 MVPにした遠藤は、デビューした頃の小気味いいドリブルと積極的なプレーが光っていた。運動量もあったし、守備もやれていた。遠藤にとっても4-5-1の方が合うのかな。 新井場も攻めてる時は調子いいみたい。そのぶん後ろがガラ空きになって何度もやられそうだったが、昨日も書いたように監督にとっては織り込み済みだったのか、修正していこうという感じではなかった。フェリペのカバーで救われたシーンもあったけど、あれは危ないんじゃないだろうか。 以下、あまりよくない。 小笠原は開始直後はプレスも効いていたし、パスの精度も高く、本調子に戻って来たのかと思えたが、PKを外した頃から序々に動きも鈍り、ボールを奪われることもしばしば。いくらなんでも体力尽きるの早い。 増田も後半消えます。特に終盤、バイタルの辺りが結構空いてしまうのが気になる。増田のせいだけではないだろうが、90分もたない感じがするし、上がりも少ない。ここ最近はシュートも打ってないんじゃなかろうか。疲労が溜まっていると思われるので要注意。 フェリペはPK決めてくれて助かったが、流れのなかからのシュートをそろそろ決めて貰いたい。野沢もまだスイッチ入ってなかった。というか、すぐオフになった? やっぱり夏場は厳しいんかな。 以下、交代組。 興梠が肉離れから復帰。監督インタビューによれば、フィジカルが回復次第スタメンでしょう。守備に奔走してくれる姿は頼もしいけども、得点出来る気配がないのが・・。 タルタはそこそこスピードもありそうだったが、あの時間ではストロングポイントが見えなかった...

2011第21節仙台戦(アウェー)

結果は1-0。勝ち点3を上積みしていかないといけないので、それだけはよかったが、内容は物凄く悪かった。いつも前半だけはいいんだけど、今日は30分くらいでそのチャンスタイムも終わってましたからね。 前半の短い時間帯で2本のPKってのは確かにあまりないが、ひとつひとつを見れば仙台選手の足も掛かってるし、ファウルでありPKが妥当かと。取られた方は納得いかないだろうが、かといって「2本目だから」という理由で流すのはそれも違うし。 試合後のインタビューでは手倉森監督に、それも含めてかなり嫌味を言われてました。「審判に演出された」「サッカー以外のところで時間を使われた」「会場や審判を巻き込んだ鹿島」とか。それだけ鬱憤の溜まる試合だったんでしょうな。 圧倒して勝ったとは言えない試合だったから、言われることについてはやむなし。オリヴェイラもしょっちゅう言ってるから。 対してオリヴェイラのインタビューでは、してやったりみたいな感じだった。相手の攻撃は赤嶺に当ててセカンドボールを拾って展開というパターンで、それは見切っていた、危なかったのは赤嶺のヘディングがバーを叩いたくらいでよく守っていたとのこと。 結果を見ればその通りなんだが・・。後半は仙台のペースだったと思うし、得点もPKの1点だけで、体力も尽きていたし、内容的にとても満足出来るデキではなかった。 しかし、「勝ち点3を取る」というゲームプランを遂行出来たという観点で見れば、相手に攻めさせたとも言えなくもない。実際、ヒヤリとするシーンはいくつかあれど、危なかったのはバー直撃くらいだった。そのあたりは観る者によって違うかもしれない。 自分としては勝ち点3が取れてよかった、の方が大きい。「内容はよかったけど負けた」では意味のない時期、順位だしね。 一応試合を振り返ると、相手のセットプレーからカウンターで大迫。パスを受けた遠藤が突破し、PA内で関口に後ろから倒されPK。小笠原がキッカーで、右に蹴ってGK林にセービングされて得点ならず。外す予感はあったが、鹿島の選手が誰も詰めてなかったのが気になった。 直後に赤嶺のバー直撃があり、あれが決まっていれば流れ的にも仙台のものだっただろう。 どっちにいくかわからない流れのなか、仙台のチョ・ビョングクがクリアミス。すかさずボールを奪った大迫を、焦ったビョングクが倒して再びPK。 キッカーはフェリペ...

2011第20節山形戦(ホーム)その2

MVPをつけた新井場はかなり攻撃的だった。相手のサイドバックを封じる意味もあったんだろうが、攻める方が彼の持ち味が出る。シュートも枠に飛んでいたし、ゴールも決めた。コンスタントにこのくらいやってくれればなあ・・とは思うが、さすがに年齢的にも毎回は無理でしょう。 ゴールシーンを録画で観ると、中で待っていた大迫が超びっくりしたリアクションを取っていました。まさか決まるとは思ってなかったのかも。 西も同じくらい押し上げていた。フェリペが決めてさえいればアシストもついたし、中に切れ込んで来る動きもアクセントがついていた。代表合宿に呼ばれて調子を落として帰って来るかと思っていたが、そうでもなくひと安心。 曽ヶ端は相変わらずのキックミスはあるものの、シュートにはしっかり反応出来ていた。失点は勢いに負けてしまったが、長谷川のヘディングは難しいバウンドだったもののセーブ。前節PKを止めたことで少し「当たり」がついてきたのかもしれない。しばらくは期待出来るかも。 小笠原は経験でカバーしていたが、調子自体は下降気味。相手に勢いがあれば受け止められないだろう。増田も黒子に徹していた感じだったが、疲労は溜まっている様子。野沢も後半ほとんど消えていたし、中盤は苦しい。 フェリペだけは運動量も多くて頑張っているが、ゴールは決められないね。まあ、うまくつないでくれるのでいなくては困る存在なんだけど。遠藤は気合が入っていたし、チャージされてもこらえるシーンも見受けられ、この姿勢を維持してくれればチームは助かる。 FWは田代が練習中の怪我で離脱したために大迫がワントップ。後ろにフェリペを縦に並べて、遠藤、野沢を横につける形で流動的にやっていた。大迫はゴールを獲ろうとする貪欲さが見えてきたのが好感触。田代、興梠が帰って来るまでにどれだけ踏ん張り、どれだけ結果を残せるか。 交代組では小谷野は最初の突破だけだったかな。アレックスは体調不良という試合中情報も、問題なく動けていた。 青木は立場的にも激戦区なので、ミスは許されず、かつプラスアルファを求められる。厳しい状況が続くが、気持ちは切れていない。ドリブルで持ち上がった場面では最後諦めて折り返したところが彼らしいが、あそこをもうひとつ押し込めればなあと思う。 山形側では鹿島キラーの古橋が出なかったのが助かった。鹿島からレンタル中の川島もいい動きをしていたが...

灼熱のHOT6が終了、8月は残留月間

「HOT6」と名付けられた7月の6試合、プラス延期ぶんの1試合が終わりました。成績は2勝4敗1分。確かにアツかったです。地獄の炎にあぶられているようなアツさでしたけどね・・。 うまく勝ち点を伸ばせれば上位に喰い込める可能性はあったんですが、7試合で勝ち点7では厳しい。12位に浮上したとはいえ、まだまだ下とは差がなく、まず足場を固めることが先決。そして余力があれば上位(優勝とまではさすがに言えない)を狙う。 8月の対戦相手を見てみれば、6日(土)山形(H)、13日(土)仙台(A)、17日(水)セレッソ(H延期ぶん)、20日(土)広島(H)、24日(水)甲府(A)、28日(日)福岡(H)と下位のチームが4つと、すぐ上のチームが2つ。 これは非常に重要です。なにせ下位チームとは直接対決となるわけなので、負けると本格的に残留に向けた戦いを強いられることになる。当然、目指すは全勝。悪くても5勝1敗くらいでいければ、残留は確定出来ると思っていいんじゃないでしょうか。(って甘いか?)。 相手も必死なので楽な戦いはひとつもないけど、逆に相手も勝ちにくるだろうし、ベタ引きされるってことはないかもしれない。そうなると1点取ったら勝てると思ったら大間違い。ローテーションもしていることだし、出場した選手は最後まで気持ちを切らさずに走って貰いたい・・って、この暑さではそれをするだけでも大変なんですけど。 元横浜マリノスの松田選手が練習中に倒れ、一時心配停止になり、現在も意識不明の状態というニュースが飛び込んできている。どうか無事であって欲しい。 試合ともなれば簡単に諦めて欲しくないから相手より走って欲しいし、当たり負けもして欲しくない。でも、倒れて欲しくないし、怪我もして欲しくない。バランスが難しいところですね。やっぱりそのへんは組織でカバーしていかなきゃいけないんだけど、なかなか連携も上がってこないし・・。 新戦力や怪我人の復帰で戦力の層は厚くなるメリットもあるが、連携力が落ちるというデメリットもある。うまく折り合いをつけて勝ちにつなげて貰いたいものです。 秋を迎える頃には、「優勝するには勝ち点○○」なんていう皮算用が出来るくらいの位置まで押し上げられたらいいな。

2011第20節山形戦(ホーム)

前半完璧、後半ヒヤヒヤのいつものパターンになるところでしたが、新井場の一発が効きました。点差もつけたことだし、完勝ということでヨシでしょう。 手堅い山形相手に先制点は必須。相手ゴールに近い位置で左からのFKを得たファーストチャンスを、野沢が溜めに溜めてから蹴り、ゴール左隅に沈める。これで一気に楽になった。 ・・のだが、小笠原の調子があまりよくなく、ボールを奪われることも多かった。奪われてから相手の攻撃になりかけあわやピンチ。ところが、中田が奪い返して逆にカウンターとなる。遠藤とフェリペで右サイドをライン際まで突破し、走り込んで来た遠藤に味のあるパス。 これを素早く中央に折り返し、大迫がDFの前に入り込んで右足を合わせてゴール。ポジション取りがうまかったね。FWらしい動きだった。ワントップになって攻撃への比重が大きくなったのがよかったのかも。動きもよかったし、機能していた。 ただ、後半、相手GKからのプレゼントパスは決めなきゃ。精神的なダメージも込みでトドメを差せたんだけどね。今後の課題。フェリペも西からのクロスを決めて欲しかった。ヘディングも外し始めているし、得意とは言えなくなってきた。 中田は読みもよく、うまくカバー出来ていた。岩政も高さで長谷川に負けてなかったし、点差もあったから余裕を持ってやれていた。長谷川のシュートから太田のヘディングは相手の気迫が上だったという方がいいかもしれない。まあ、勝ったからそう言えるんだけど。 2-1に詰められた後はイケイケの山形に押し込まれる嫌な流れだったが、フェリペからのパスを受けた新井場が、左サイドからドリブルでPA内まで侵入。軽く左でフェイントを入れてから、右足でゴール右上に巻きながら決める美しいシュート。 このゴールが大きかった。前半にもミドルを1本、多分、枠に飛んでいたと思うんだけど、鋭いシュートを打っていた。「一年に一本の枠内シュートを防がれちゃった!」と、残念に思っていたのだが、いやいや、すいません。こっちのシュートの方が素晴らしかった。勝負を決めた一発ということでMVP。 後は無理に攻め急がず、ゆっくりボールを回しながら時間を使っての逃げ切り。交代で入った小谷野の突破から野沢のシュートとか、攻撃の形も作れていたのでよかったと思う。体力も温存出来た感じがするし。 アレックス、青木と投入してからも攻めていたし、何より、...

代表合宿終了(増田初選出、岩政、西も参加)

国内組で選ばれた日本代表合宿に、鹿島からは増田、岩政、西の3名が呼ばれてました。こんな下位のチームでも選ばれるとは・・。ザッケローニはチームが低迷している原因は、他にあると見ているのでしょうか。増田はまだわかるが、岩政と西は代表に呼ばれるデキじゃないと思う。 というかチームは今大変な時期。正直、代表とか言ってる場合じゃなくて、もっと練習して連携を深めていかなきゃならないので呼ばないで欲しかった。どっちみち海外組が帰って来たら呼ばれなくなるんだし。(って、これは本人の責任でもある)。 10日の韓国戦のメンバーは今日発表されるみたいです。 W杯予選の組み合わせ抽選も終わっており、北朝鮮、シリア、ウズベキスタンが相手。最悪のクジ結果となってます。 北朝鮮とは試合をどこでやるか決めるだけでも大変だし、シリアも国内情勢が難しいのでサッカーだけに出来る環境でもない。ウズベキスタンも日本に対して研究を重ねてきているだろうし、やりにくいだろう。予選とはいえメンバーを試しながらってわけにもいかない。 不動の左サイドバック長友も右肩を脱臼。予選2つに間に合わない可能性が大きかったが、手術を回避して間に合わせる方向だという。にしても万全ではあるまい。さて、西も両サイド出来るということだが、右サイドでも不安なのに本職でない左サイドで(というかサイドハーフになるのか)活躍出来るとは思えないんだが・・誰を使うんだろうね。 リーグの後期日程も発表されています。未定だったのは主に開始時間で、9月の後半からは昼から始まる試合が増えてます。 自分の記録と違って変更されていたのは31節のガンバ(A)戦。10月29日(土)だと思っていたのですが、11月3日(木・祝)に開催となり、ナビスコの決勝が10月29日(土)になってます。ナビスコ決勝といえば11月3日というイメージだったんですが、入れ替わったんですね。 理由はセレッソがベスト8入りしたACLの決勝が11月4日か5日に行われるのを考慮したため。個人的にはガンバ戦が祝日開催になったので、観戦に行けるかどうかはちょっと微妙になってしまった(どちらかというと平日の方が都合がいい)。でも、確か11月3日は「晴れの特異日だったはずだし、天候の心配はしなくていいのかな。 W杯で優勝したなでしこには国民栄誉賞が授与されることに。政権があんなんだし、ありがたみもあるん...

2011第19節セレッソ大阪戦(アウェー)その2

録画をざっと観ましたが、テレビだとファウルも結構激しく当たっていて、よく怪我人が出なかったものです。 だけど、大迫はちょっと簡単に倒され過ぎ。ファウルをアピールしている間にカウンターを浴びて味方がピンチになるってパターンが多いし、まず守備に戻らなきゃ。失点シーンも大迫が倒されてボールを奪わたのが起点だった。 前線でもそんなに動き直してるわけでもなし、守備も興梠ほどは行ってないのに、一番最初に体力尽きるってのは若いのにどうなの。まず体力をつけなきゃレギュラー争いに勝てない。 新井場がPKを取られたシーンはアップじゃなかったのでわかりづらかったですが、ユニフォームを引っ張ったとのこと。ボールは大きく上を超えて行ってるのに、新井場もこういう要らないファウルをする。相手もうまく倒れたという気もするが、もう少し慎重にやって欲しかった。 PKのキッカーが乾じゃなかったのは、チームのルールとして倒された者が蹴るという決まりがあったり、これからもチームに残るキム・ボギョンに自信をつけて欲しかったからとのことでした。 田代は「走れていない」とインタビューで反省の弁を述べてましたが、充分にやってくれました。1点目は録画で観るとホントすぐ後ろにいたんですね。(隠し球の表現がスカパーの実況とカブっていたことに録画で気付いて恥ずかしい)。2点目は岩政へのパスらしかったですが、枠に飛ばしておけばこういうこともある。 3点目も取るチャンスはあったんだけど体力はあまり残ってなかったかな。まあ、あれだけバトルしていたらやむを得ない。得点は7まで伸びて、ゴールランキングにも載るようになりましたね。 岩政はやっぱりアタックに行くタイミングが中途半端というか、いかないというか、乾に決められた時も距離を取ったまま簡単にドリブルからシュートまで打たせてしまった。中田とのコンビネーションの問題なのか、本人の気持ちなのかわからないけど、よく代表合宿に呼ばれたなあと思います。まず無失点に抑えてからでしょう。 中盤は相手の寄せがそんなに厳しくなかったせいか、落ち着いてパスを回せているように見えた。後半なかば辺りからはさすがに動きが鈍ってきましたが、青木、アレックス、本田と動ける選手を入れたので人数だけは足りていました。ごちゃごちゃっとしてて、よくわからない感じになってましたけど。 本田も久しぶりに復帰してきましたが、...

2011第19節セレッソ大阪戦(アウェー)

勝ちましたね。何はともあれ、勝ち点3が欲しい試合だったので結果3-1は大満足。掲示板とか見てると凡戦(現地でもそう言ってる人多し。特にセレッソサポ)という評価が多いですが、現地で観た感想としては、いつもテレビで観てるのと変わりなかったです。シュートが枠に飛ばないし。 乾に先制ゴールを決められた時は、海外移籍を後押ししてあげるのかと肩を落としましたが、相手キーパーのミスを逃さず田代がボールを奪い取って同点、続いてセットプレーから再び田代が頭で決めて逆転、前半終了。 後半開始早々、大迫がビッグチャンスを逃した後、「えっ、それで?」というPK判定を曽ヶ端がセーブし、最後は小笠原のロングシュートが決まって3-1での勝利。文句なしじゃありませんか。今、鹿島に必要なのは「勝ち」ですよ。 長居は初めてだったので、どの辺に座っていいのかわからず(バック自由)、結構アウェー寄りに陣取ったんですが、始まってみれば周りは全部セレッソサポ。ずっとおとなしく観ていたんですが、小笠原のシュートが決まった時は叫んでしまいました。周りはしら~っとなってましたが、もう仕方ないので拍手しながら鹿島サポであることを態度で白状。甲子園だったら阪神ファンにやられていたかもしれません。 セレッソは「鹿島キラー」みたいな選手がいなかったので、あまり怖さを感じませんでした。まだ録画を観てませんので現地の感想ですが、ワントップで引いて守り、後は乾のためにゲームを作っているという感じでした。あっさり決められた時はなんで?って思いましたけど。 田代が相手GKのボールを奪い取ってゴールを決めたのは、野球で言う「隠し球」<span style="color:#0000FF;">(追記:録画観たらスカパーの実況が試合後に同じコメントを・・カブってしまっていた)</span>が決まった時のようなバツの悪さを覚えましたし、実際、「セコいぞ!」という声も飛んでましたが、むしろ「何やってんだよキーパー」みたいな空気になってました。 まあ、あれはキーパーが迂闊だったという他ない。その前から鹿島選手がキーパーについて主審に何か言っていたので、狙っていたのかもしれません。 セットプレーでもやたらと前に出てくるな、という印象を持っていて、うまく釣り出せれば得点出来るんじゃ、と思っていたら前半終了間...