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2011第32節大宮戦(アウェー)

あれだけチャンスを決められないと引き分けもやむなし。いつまで経ってもこの問題は解消しません。メンバー変わらないから仕方ないと言えばそうなんだけど。 中田、田代が怪我、岩政も間に合わず、小笠原もベンチスタート。天皇杯に照準を合わせているので大きな問題はありませんが、苦しい状況です。むしろ若手を思い切って試すべきなのか、最悪このメンバーで天皇杯を戦わないといけないことを想定して連携を深めるか難しいところ。 興梠ワントップの野沢、遠藤、フェリペの2列目、ボランチは増田、柴崎、DFに西、新井場、青木、アレックス。テレビで観ていると、前線でのイメージがうまく合ってないようでした。パスがつながらないシーンが多く、大宮にガッチリ守られていることもあってもどかしい。 それでも前後半通して何度もチャンスはあった。前半、フェリペの落としから遠藤相変わらずワク外。興梠、絶妙の飛び出しからGKと1対1も決められず。抜け出した西から絶好のパスを野沢がバー直撃。 後半、遠藤のミドルもバー直撃。バーに当てるのは天才的。CKから青木のヘッドが興梠合わせられず。交代投入の本山から、これ以上ないスルーパスに反応した興梠がGKと1対1、ループも読まれてセーブされる。ゴール前の混戦から野沢のシュートがまたもワク外・・。 そうこうするうちに大宮は右サイドから渡辺が上げたクロスを、イチョンスが強引に体を捻じ込み、DF2人がついていたにもかかわらずヘッドで決めて先制。藤本だけじゃなくて、ここにも鹿島キラーがいました。 この1点で負けたと思いましたが、鹿島は西を下げて小笠原、遠藤→タルタ、フェリペ→本山と攻撃的な采配で反撃。 西はよかった。いいクロスを何本も上げていたし、中が決めてくれてさえいればアシストも記録出来ただろう。どっちかと言うとアレックスを下げてもよかったが、柴崎を右SBにするための采配。 柴崎は右SBになってから溌剌としてましたが・・。右サイドを駆け上がって、サイドチェンジのボールをダイレクトボレーでセンタリングした場面なんて、本職のサイドバックもびっくりですよ。 遠藤のところでもたついていた攻撃も本山が入って活性化。前にも突入して行く。同点に追いついたシーンも本山がうまく絡んだ。 柴崎の縦パスに野沢が絡み、本山が受け取って反転してシュート。GKがこぼしたところに興梠が詰めてようやくゴール。しかし、...

順位も落ち着いてきました

優勝争いは33節で上位2チームに絞られるかと思いきや、ガンバも首の皮一枚つながりました。 最終節、1位柏は残留をほぼ確定させた浦和と、2位名古屋は中間順位の新潟と、3位ガンバは同じく中間順位の清水とそれぞれアウェーで対戦。 【優勝条件】 柏:勝ちなら他チーム関係なし。引き分けならガンバ、名古屋が引き分け以下。負けた場合は名古屋が負け、ガンバが引き分け以下。 名古屋:引き分けならガンバが4点差以下勝ち以下、柏が負け以下。勝てば、ガンバに関係なく柏が引き分け以下。 ガンバ:最低でも勝ちが条件で、柏、名古屋が共に引き分け以下。 一番有利なのは勿論、柏だが、浦和が残留を(ほぼ)確定させたことがどう影響するか。プレッシャーもなく伸び伸びやってくる相手か、ガチガチだけど必死にやってくる相手がラクか、微妙なところ。とにかく勝つしか優勝はないと思ってやるだけでしょう。 名古屋はここ数試合の戦いぶりを観ていると、負ける気がしません。個人的に連覇はして欲しくないので、柏に頑張って貰いたいですね。闘莉王の余裕っぷりが嫌。ガンバが優勝だと、何だか西野監督退団に合わせた話で出来過ぎのようなので、これも腑に落ちません。 降格は福岡、山形、甲府。甲府は勝ち点で浦和に並ぶ可能性はあるが、得失点差がとても追いつかないので実質決定。最後は踏ん張ったものの、力及びませんでした。 鹿島は6位か7位になりそうです。8位の神戸とは得失点差があるのでまず抜かれません。すぐ後ろの7位広島は、鹿島が引き分けならこれも得失点差の関係でセーフ。勝ちか引き分けで6位2000万、負けても広島次第で6位になりますが、広島の相手がすっかり気持ちの抜けた山形なので勝ってくるでしょう。 一応、7位1000万までは確定で賞金は確保出来ましたが、年々順位が下がっているのは悲しい限りです。 J2はFC東京に続いて、ほぼ鳥栖が得失点差で昇格を当確させました。徳島は直接対決を0-3で負けたのはかなり痛い。せめて1点差なら札幌の上にいれたのだが、勝ちにいって点差を広げられ、4位に転落。仕方ないっちゃ仕方ないだろうが・・。 最終節は苦しくなりました。前回ホームで2-2と引き分けた岡山とアウェーで対戦。昇格を争う札幌はホームでFC東京と対戦。 FC東京のサジ加減ひとつって感じになりましたね。FC東京が1-0とリードしてもどんどん追加点を取るような...

2012ロンドン五輪アジア最終予選・シリア(ホーム)戦

苦しい一戦でした。途中、相手に合わせてしまう悪癖を出して自ら苦しんだ部分はあるが、とにかく勝ててよかった。1位のみ抜けというレギュレーションで直接対決のホームを落とすわけにはいかないからね。 日本はボランチを山本から山口に代えた以外、バーレーン戦と同じ布陣。ホームということもあってポゼッションも高く、パスもよく回っていたが、ゴール前でがっちり守るシリアの壁を崩せず。どちらかというとシリアの方に得点チャンスがあった。 しかし、前半終了間際、右CKから扇原が東とのショートコーナーから上げたセンタリングを、濱田がDFに競り勝ってヘディング。これが決まって先制点。バーレーン戦と同じような展開で前半をリードして終えた。 後半、前に出て来るシリアに同調する日本。このあたり若いというか、リズムを変えられないこのチームの弱点。ドタバタと打ち合いになる展開で、大迫が決定的シーンを外す。 大迫はポストプレーもうまくやれていて、形もよかっただけに、ここ1本を決めていればMVPだったろう。右に山田もドフリーで、まあ、打ちに行くのはFWとしてオッケーなのだが、やっぱり決めとかんと。 これで救われたシリアは、中央から強引に突破を図ったアルスーマがヒキの強さも発揮して、足元に引き寄せたボールを難なく右隅に流し込んで同点。 ここまでナイスセーブを見せてきたGKサバンナ高橋・・じゃなかった権田もこれは止められなかった。「シリア兄さん、めっちゃ凄いシュート打ちますやん。ボク全然取れませんわ。堪忍して下さい~」 同点になって勢いは完全にシリア。引き分けどころか負けてしまうかもしれない雰囲気も漂うなか、左サイドから仕掛けた比嘉が完璧なセンタリング。ファーに飛んだボールを走り込んで来た大津がダイビングヘッドで沈めて勝ち越し。 あの時間帯にあそこまで上がれた大津にMVP。というか前半からシリアのDFは中央に集まっていたので、ファーまで抜ければチャンスなのに、とずっと思っていました。全部、壁に跳ね返されてましたからね。 2-1とリードしても日本はコーナーでキープとかいうことをせず、最後までCKから得点を狙ってましたが、これは関塚監督の指導方針なんでしょうか。無理するところでもなかったし、実際、FKも取られて危ない思いをしたんですが。 それでも何とか試合を締めることが出来、暫定1位になりました。五輪出場に向けて大...

2011第33節清水戦(ホーム)その2

【2011第33節清水(H)戦・選手評】 曽ヶ端:活躍の機会は少なかったが、ワクに飛んで来たシュートをしっかりセーブ。 西:サイドから効果的な仕掛け。不慣れな相手の左サイドを押し込んでいた。 當間:CBでスタメン出場。ボールを持っているところを狙われて取られるなど、最終ラインとしてはかなり怖い。決して安定していたとは言えず、無失点は展開のおかげ。 青木:無駄なファウルや、危ない場面もいくつかあり、相方が本職ではないといえ、不安定。フィードはいいものがあった。 アレックス:積極的な攻撃参加でゴール前まで進入。初ゴールを上げるなど合格点。 小笠原:落ち着いてゲームをコントロール。野沢、本山との息が合っていて、3人での組み立てにはスキがない。体力があればゴール前にも顔を出せたろうが、得点差もあってかそこまで無理はせず。 増田:小笠原が後ろに控えるようになって、ゴール前でのプレーが増える。いいシュートも打っていた。やはり増田には、ボランチは攻撃に絡む位置まで上がって来てのプレーを望む。 野沢:楽しくやれているように見えた。本山の出場により負担が減ったのか、動きもよかった。ゴールはようやく、という感じだが、見事なシュートだった。 フェリペ・ガブリエル:連携もよく、うまく噛み合っていた。しかし、フィジカルが弱く、すぐに倒されて痛む。そのたびにゲームが中断するのは味方ながら、もどかしい。 興梠:ワントップでボールを引き出したり、ポストをこなしたりと精力的に動く。アシストも決めた。ただ、決定力は皆無。普通に2~3点は取れていてもおかしくない。 遠藤:何も出来ず。試合展開を考えると、もっと自分らしさのアピールが欲しい。 イゴール:何とかしようという意欲は見えたが、時間が短く。 土居:初めて見たが、センスを感じた。もっと長い時間見てみたい。 オリヴェイラ:怪我人も多く、ギリギリの采配。交代の3人は、もう少し早めに使ってテストしてもよかったか。 個人的にもファンである本山の久々のスタメン出場とあっては、消化試合の風合いも薄れるというもの。期待は裏切られず、楽しい思いをさせて貰った。そんなわけなので、本山に対する評価は3割増しと受け取って頂いて構いません。 昨日も書きましたが野沢、小笠原の3人は息ぴったり。フェリペも倒されることを除けば、うまく絡んでいて、観ていてもストレスなくパスもつなが...

2011第33節清水戦(ホーム)

ホーム最終節、無事に勝って終われたのが救いだが、正直、開始早々の清水の得点がオフサイドで取り消されたのが大きかった。録画で観ても誰がオフサイドかわからず。この判定に助けられたのは間違いない。 助かった鹿島は約1年ぶりとなる本山を中心に攻撃を組み立てる。野沢との息もぴったりで、ホント観ていて楽しい。ああ・・よかった頃の鹿島が蘇る・・。 しかし、案の定、決められない興梠。前半、「3点くらいは取れてましたね」と言う解説の秋田氏の言葉が、終わった頃には「5点くらい」になってました。 前半、0-0で終わり、なんとなく嫌なムードになりかけたものの、後半開始すぐに怒涛の攻めからフェリペ、アレックスとつながってシュート、GKがこぼしたボールを興梠が右のファーにいたフェリペにパス。ドフリーのフェリペが無人のゴールに蹴り込んで先制点。 興梠は多分、自分で打ったら外していたでしょう。こういうところがFWというより、パサーに向いていると思うところ。ボールを引き出す動きとかは問題ないので、後はゴールだけなんだが。 この後、清水の山本真が2枚目のイエローにより退場。数的有利になった鹿島は手を緩めることなく攻撃し、ぶ厚い攻めから追加点。 視野が広く、リズムもいい本山のパスを、ゴール前で受けた野沢が、右足で巻きながらゴール右隅にゴール。ここのところ外しまくっていましたが、ようやく決めてくれました。 更に、カウンターで右サイドでボールを持った本山が、中で興梠らがDFを釣ったファーで余ったアレックスにパス。トラップして打ったシュートはイージーボールにも見えたが、GK山本海が後ろにこぼして3点目。アレックス移籍後、初ゴールです。 さすがに清水の動きも止まり、勝負ありでした。驚きの3枚代えを実行する余裕もあり、交代は実らずに3-0のまま終了となるも、無難に終われてよしとすべきでしょうか。清水側は、最初のオフサイドの件を含めて、フラストレーションの溜まる判定が多かったかもしれません。 スタメンのCBには昌子ではなく當間でした。高卒ルーキーの本職よりも上と判断したんでしょうか。出場機会のない當間に気を遣ったとは思えないが・・。慣れないということを差し引いても、足元が不安な(というか自信を持ってるのか?)當間の最終ラインは怖い。 テスト的な意味合いでの起用なら仕方ないし、これっきりだと思うが、大事な試合でCBを...

賞金を賭けて清水と直接対決

タイトルだけ見ればなんかの大会の決勝戦かとも思うが、そうではなく、6位2000万、7位1000万を賭けた戦いです。ここで負けると賞金圏外に飛ばされてしまう可能性あり。というかもはや今は、これくらいしか気持ちの持ちようがない。 ホーム最終戦、勝って終わりたい(いつでも勝ちたいが)一戦は新井場と柴崎が出場停止。特にCBを埋めてきた新井場は痛い。怪我人の情報はいつもながらありませんが、中田は随分先なので諦める。田代も多分ダメ。岩政はそろそろ合流してもいいが、天皇杯を考えると無理させないだろう。 となるとCBは青木、昌子ですね。相当不安・・。サイドバックが西とアレックス。ボランチは小笠原、増田となり、2列目にフェリペ、野沢、遠藤、FW興梠のワントップ。いつの間にかメンバーギリギリになってます。小笠原も本調子でないので、これで90分戦えるのだろうか。 本山の早め投入があるとして、残りの交代はタルタ、小谷野になるのかな。守備的なメンツでは當間になるんだろうが、もうポジションとか関係なく一人一人が流動的にやっていくしかないですね。 清水はヨンアピンが出場停止、小野が怪我。この前の試合は柏とやっていたので観ていましたが、全員調子はよさそうでした。柏が逆転勝ちしたのはそれだけ強かったということです。 特にユングベリがよさそうに見えた。今季、途中加入だが連携も合ってきた模様で、キレも出て来た感じ。高原も相変わらずグイグイ来るので、経験の少ないCB二人では無失点では済まないかもしれない。 守備でもボスナーが効いていて、ここを興梠が破るのは至難のワザかと。セットプレーでの強烈なキックも健在で、壁だけはしっかり作りましょう。 とまあ、マイナス要素ばかりに見えてしまうが、後半、柏の勢いに呑まれて逆転を許したように、付け入るスキはありそう。今の鹿島にそこまでの集中力があるかは少し不安だが、ユングベリを増田が抑え、高原を青木が抑え、ボスナーは興梠が引っ張って、空いたスペースに野沢、フェリペが突っ込んで何とかするしかなかろう。 負けや引き分けばかりだと雰囲気も悪くなるので、悪い流れを止め、勝利を手元に収めましょう。

J1優勝、残留争い、J2昇格争い

鹿島にとってはいずれも関係なくなっている出来事ですが、まずJ2から。 J2ではFC東京が優勝と昇格を決めました。日本代表の今野やU22の権田もいるし当然かと。夏場あたりにルーカスを再獲得したのも鉄壁の補強でした。J1でも充分に戦えることでしょう。 予想外だったのは千葉、東京V、京都。いずれも今季昇格の可能性はありません。特に千葉は一時、上の方にいただけに勿体ない。オーロイが怪我で抜けたあたりから失速したのかな。監督交代も裏目に出ました。 京都は若手を使って伸びて来ている印象があるので、ここでしっかりチームを強くして、J1で戦えるだけの態勢を整えてから昇格する方がいいかと。あ、そういえば次に天皇杯で鹿島と当たる。宮吉が覚醒したっぽい感じなので嫌だな。 注目の昇格争いは鳥栖、徳島、札幌の3チームで2つのイスを奪い合う形。現在2位で得失点差でも大きくリードしている鳥栖が優位。日曜に徳島との直接対決で、出来れば生放送で観たいくらいなのですが、あいにくスカパーはJ1ライブにしているので叶わず。こういう試合こそNHK放送して欲しいんですけどね。 個人的には近場の徳島を応援。鳥栖が勝てば得失点差の関係でおそらく当確。徳島は勝てばかなり優位に立ちますが、札幌の結果次第では安心出来ません。 その札幌は土曜にアウェーで湘南と。先に負ければ鳥栖、徳島が引き分けで2チーム昇格決定という珍しい形になります。最終節もFC東京相手なので札幌が一番厳しいです。 J1はACL圏内の3位以内は柏、名古屋、ガンバで確定。柏は残りセレッソと浦和、名古屋は山形と新潟、ガンバは仙台と清水と対戦。勝ち点がそれぞれ68、65、64なので、ガンバの可能性は低い。次節にも脱落するかもしれません。 ガンバはこの時期に西野監督の退任が発表されました。発奮材料にするにも遅いし、余計に空気を落とすタイミング。となると上位2チームの争いになります。 どっちかというと名古屋の個人技に頼るサッカーはあまり好きでないので柏の方がいいかな。柏もドミンゲスやらジョルジやら外国人の力が相当大きいのですが・・。まあ、的確に補強しているところが強いということですね。 残留争いでは浦和と甲府の一騎討ちですが、勝ち点33の浦和が30の甲府を大きくリード。得失点差でも引き離しているので数字の上では相当有利。 ところが浦和は次節が福岡で、最終節が優勝...

2012ロンドン五輪アジア最終予選・バーレーン(アウェー)戦

試合内容はよくなかったが、アウェーで2-0という上出来の結果を手にして帰国することが出来ました。次のシリア戦(H)をしっかり勝てば予選通過もかなり見えてくるんじゃないでしょうか。 スタジアムの外観は結構豪勢な感じがして、いいスタジアムなのかと思ったが、実際ピッチはぼこぼこ。風も強く吹いていたため日本選手もミスが多く、パスもつなげずで攻撃の形をほとんど作れないまま。守備の方でも結果的に無失点とはいえ、危ない場面もいくつかあり、もう少し強い相手だとやられていたでしょう。 にしてもバーレーンの人たちはサッカーに興味ないのかスタンドはガラガラでした。J2でももっと人が入ってると思うが・・。 日本はキャプテンの山村、攻撃の核、原口、清武がいないと攻守になかなかうまくいきません。これがアウェーの状況だからか、このくらいのものなのかまだ判断しかねます。 ただ、自分にはボランチのところの不安定さが目についた。攻撃が単調だし、リズムを変えられる選手がいない。いつもは山村の役割なんだけど、扇原、山本では物足りなかった。柴崎にも充分チャンスがあるかもしれません。まあ、召集されたらされたでチームの方が手薄になるんですが。 大迫もなかなかボールがこないのでポストプレーもままなりませんでしたが、力は出せていた。終了間際、自分の形から鋭いシュートを打ったもののバー直撃。最近の鹿島の流行りです。逆風だったら入っていたかもしれませんが、あれを決めておくのと外すのでは、自分にとってもチームにとっても大きな違いがあった。 日本の得点経過は前半終了間際、何度もあったCKを右から扇原が蹴り、GKがパンチし損ねたボールがファーに抜けたところを、大津が見事に右アウトサイドで合わせてのもの。ボールへの反応と、ミートの仕方が絶妙でした。興梠にはこういうプレーをして貰いたいんだが。 大津は日本で観ていた時よりも、随分体が逞しくなった気がします。プレースタイルなんかが現日本代表の松井に似ていると感じましたが、そのくらい成長してくれれば楽しみ。 2点目は苦しい時間帯に、左サイドから放り込んだボールをゴール前で東が競り合い、こぼれたボールを山田がシュート。GKが弾いたところに東が詰めてゴール。ピッチ状況や風を考えて、もっとこういう形を早くからやって欲しかった。 試合はこの後、相手のラフプレーで山田が顔面流血して交代し、相手...

丸亀て

天皇杯4回戦の会場は丸亀競技場になりました。また遠いところに・・。 一応、スタジアムのことを調べたら、通常は全部自由席となっている模様。天皇杯4回戦のチケットはSS4500円、S3500円、SA2500円、自由席1500円となってますが、どういう席割りになっているのか不明なので、スタジアムに電話しました。 ところが、まだサッカー協会から連絡が来ていないのでわからないとの返答で、サッカー協会に聞いてもまだ決まっていないとのこと。(土曜夜時点)。全席指定なのかゾーン指定かわかりませんが、まあ、広い競技場なのでチケットは余裕ありそうです。多分。行けるかどうかはこちら側の問題となりそう。 ただ、関西からでも気軽に行ける距離ではない。勿論、カシマスタジアムよりは断然近いけど高速料金がね。土日1000円の恩恵があればって思います。行くかどうかは、資金があって、天候がよくて、体調もよくて、気合いが乗ったらってことかな・・。ほぼ無理かと。 鹿島的には相性の悪い西京極よりはよかったと思うしかないかもしれません。とにかく勝とう。 ここから先は余談になりますが(若干長くなります)、こういうのを縁があるというのか、丸亀はついこの間の9月に行ったばかり。あわや遭難しかけというくらいの大変な旅程でしたが。 高松に住んでいる友人夫婦が10月から神戸に配属が変わり、高松宅に行けるのは9月中のみという流れから、別の友人が平日に2日ほど休みが出来たので、じゃあ一緒に行こうかということになった。 全員の予定が合うのはラストチャンスということで調整したのだけど、当日は台風直撃。普通なら中止にしてまた今度となるが、その日しかなく決行。友人が午前中に用事があったため、京都を出発したのが15時くらい。 その頃には台風は四国近辺まで近づいており、淡路島全域で高速道路が通行止め。そうとは知らずノンキに神戸辺りまで高速で行ったところ、阪神高速から連絡している高速道路も通行止め。垂水ICに乗るために一旦下道に下りたものの、当然のことながら大渋滞。 垂水ICに着いた頃にはとっぷりと日も暮れ、淡路島全域通行止めのことも知って意気消沈しつつも、とりあえず島には渡ることは出来そうなので渡る。 淡路島では下道を行くしかなかったのだが、海岸沿いは冠水しているため通行止め。5~7回くらい迂回路を通るように指示されながら山道をさ迷い走...

2011第32節大宮戦(アウェー)その2

【2011第32節大宮(A)戦・選手評】 曽ヶ端:いくつかいいセーブもあったが、1点取られてしまうと評価が下がってしまうのがGK。 西:サイドからいいクロスを上げていた。動きも悪くない。交代は戦術的なもの。 新井場:CBでスタメン出場。ラファエルをうまく抑えていたが、失点シーンは勿体なかった。うまくやれば防げた失点。 青木:無難にやれていた。 アレックス:積極的に攻撃参加も、効果的な崩しはなく。 柴崎:ボランチではやや守備的。右サイドバックになってからは攻撃に絡む場面が多く、パス、ドリブルのセンスが光っていた。 増田:ミドルを数本打ってはいるものの、もっとゴール前まで行って攻撃に絡んで欲しい。前に厚みを作れていない。 野沢:動きはよかった。パス、FKの精度もまずます。ただ、シュートが決まらない。 フェリペ・ガブリエル:状態は上がって来ている様子。しかし、周囲との連携がいまひとつ。 遠藤:ここで攻撃のリズムが止まる。物足りない。せめてシュートさえ決めてくれれば。 興梠:ようやく1点を取ったが、あと何点か取れた。パスを貰う動き出しは文句なし。FWじゃなければ・・。 小笠原:途中交代で流れを変える。 本山:攻撃を活性化。得点にも絡んだし、役割は果たした。 タルタ:悪くはなかったが見せ場なし。 オリヴェイラ:怪我人も多く、これ以上の采配は無理だろう。 ゲーム前に残留が確定した大宮としては、何としてでも勝ち点を、という試合ではなかっただろう。まず失点しないことを念頭に、カウンターから勝機を伺うという戦術だった。 鹿島としても後ろのメンバーが足りないとはいえ、相手が守備的に入ってくれたおかげでボールポゼッションも出来たし、むしろ鹿島のペースでやれたと思う。 ただ、最後のところがね・・。もうちょっと落ち着いてゴールに向かって蹴ってくれればいいのだけど、そこだけは大宮の気迫が勝っていました。 増田、柴崎のボランチコンビはバランスはよかったけど、どっちがが常に前を狙って行かないと守るだけになってしまう。引いた相手を崩すには、本山のようにシュートを打てる位置まで上がらないと。 失点シーンも本職でないCBだと仕方ないのかな。岩政も随分不安定な気がしていたけど、やはりいないと存在感が際立つ。中田までいなくなったし。 詳しいことは不明ながら、中田は左太もも肉離れで今季絶望との情報もあり、田代...

91回天皇杯3回戦、カターレ富山戦

ライブアントラーズを聞こうとオフィシャルから操作していたのですが、やり方をド忘れして、まごまごしているうちに25分くらい経ってしまいました。 もしかしてやってないのかな・・とショックを受けながら、こうなったら仕方ないので、想像力を駆使して脳内で勝手に試合を展開するしかない、と覚悟を決めたものの、いやいや、2回戦やってたんだからやるだろ、と冷静に思い直して操作するうちにようやくつながった。よかった。 興梠のゴールには間に合いました。数少ない興梠のゴールシーンを聞き逃すわけにはいかないしね。どうやら、左のスローインからの流れで、グラウンダーのクロス(記録を見るとアシスト大迫)を決めたらしい。 これで落ち着いて試合を進められるな、と思ったところ、中田が既に昌子と交代していた。たいした怪我じゃなければいいのだけど。交代は昌子。岩政はまだ完治していないのか、ベンチも外れてました。まだ先はあるので、ちゃんと治すのが先決です。 ボランチは増田と柴崎でした。確実にゲームを支配するために小笠原と予想していたんですが、若い二人で何とかしろってことですね。実況を聞いているぶんだとあまりよくなかったみたいですが。 このまま着々と追加点を決めて行くのかと思いきや、開き直った富山にガンガン攻められている感じ(立ち上がりもそうだった模様)。守備時のセットプレーが危ないという実況の不安が的中し、FKから福田に決められて同点に追いつかれました。青木と昌子じゃ経験不足なのかもしれない。 逆転されそうな雰囲気のなか何とか前半を1-1で終えるが、後半に入っても富山は攻守にアグレッシブ。失うものが何もない捨て身のチームとやるのは大変です。怪我とかも恐れずに突っ込んで来るし、守備でもガツガツ来る。更にGK鶴田が当たっていたみたいで、なかなかゴールを割れない。 もどかしい展開が続き、時折ピンチも迎えて、心臓に悪い。オリヴェイラは交代で入れた昌子を下げて、ここで田代を投入、新井場をCBに。昌子は期待に応えられませんでした。 試合は延長になり、アレックスに代えて本山。フェリペが左SB、青木、新井場がCB、柴崎が右SBという布陣。さすがに足が止まり始めた富山を攻める。 均衡を破ったのは鹿島。野沢が興梠とのワンツーから、やっと決めてくれました。後は逃げ切るだけ。苦しんだものの、2-1で無事勝利しました。疲れた。興梠が1...

ブラジルW杯アジア3次予選・北朝鮮(アウェー)戦

入国から大変だった北朝鮮戦、日本の観戦も制限されていたので完全アウェー。慣れない人工芝と、ホームの大歓声の勢いに乗って押してくる北朝鮮の攻勢で、出だしから落ち着かない時間が続きました。前半は北朝鮮ペースで終了。 後半になっても北朝鮮の勢いは衰えず、押し込まれるなかFKのボールを前線でパク・クァンリョンに頭でつながれ、最後はパク・ナムチョルにヘディングを決められて先制を許す。西川の対応も甘かった気もする。 日本の反撃チャンスはあまりなく、点を取りに行くために中村憲を下げて内田投入。3-4-3システムに変更したものの、やはりこのシステムは機能せず形も作れない。 北朝鮮側はチョン・イルグァンが異議を唱え、2枚目のカードを出されて退場となり、日本の数的有利になるが、その後の得点機会は内田のミドルがGKにセーブされたのくらい。ハーフナーのパワープレーも起点になれず、とても同点に追いつけそうにはありませんでした。 その後、北朝鮮はGKや接触した選手がうまく痛んで時間を使い、試合は0-1のまま終了。ザッケローニジャパンは初黒星です。予選通過を決めていたことや、入国から色々とあったアウェー戦で、メンタル面で相手とは大きな差がありました。遠藤ら主力も温存していたので、やむなしの結果ですかね。 あの空気のなか、主審は冷静に裁いてました。北朝鮮側にたくさんイエローが出ましたが、かなりガツガツ来ていたので仕方ないでしょう。 出来れば引き分けで終わりたいと思っていたけど、負けてしまったのは残念。何かしら得るものもなかったようなので、そっちの意味でも残念でした。過酷な状況を体験出来たことだけが経験かな。 清武はサブで出て来た時と違って、あまり活躍出来ませんでした。前田もやっぱり代表では躍動感が見られません。ハーフナーも一時の勢いが消えてしまいましたね。 ウズベキスタンが勝ったため2位に転落し、1位通過するには直接対決で勝つしかない。次はホームだし、ザッケローニも本気で勝つに行くと思います。 今日は天皇杯3回戦です。こっちはしっかり勝ちましょう。 (以下、個人的まとめ) 【2014ブラジルW杯アジア3次予選⑤11/15(火)金日成スタジアム16:00(日本時間)KickOff北朝鮮/晴】 【スコア】北朝鮮 1-0 日本 (前0-0 後1-0) (S 11-8) 【主審】シュララ(主審:バーレーン...

ガンバの貪欲さは見習うべきなのか

先日、新聞に載っていたのですが、ガンバ大阪が現在J2得点ランキングトップの鳥栖、豊田陽平(26)の獲得を目指しているらしい。 またしても、よそのエース狙いです。この貪欲さは恐ろしいですね。ラフィーニャやイグノは中東に移籍させるつもりなんでしょうか。 一応、高さという「タイプ的に」足りないところだから欲しい、とのことだけど、FWばっかり獲りまくって・・。高さでいえば、てっきり移籍が噂されているハーフナーに手を出すかと思っていたけど、そっちではなくJ2狙いで行くところが嫌らしいというか何というか。 豊田は京都が保有権を持っていて鳥栖へのレンタル中なのだが、レンタル契約は今年で切れるため、本気でガンバが狙いを定めれば敵わないでしょう。 鳥栖も現在J2の2位につけ、来季の昇格が視野に入っている。豊田がいるのといないのでは大違いで、いないとなれば、ラフィーニャが抜かれて大失速した草津、かつてバレーを抜かれて降格した甲府の二の舞になりそうです。 豊田には是非、鳥栖で頑張って欲しい。ガンバに行っても活躍の機会あまりないと思われますし。 というか平井ではダメなのか。個人的には相当ポテンシャルを持っているFWだと思っている。要らないならウチに欲しいくらい。こういう話題が出る時点で、平井にはもっと発奮して貰いたい。よそのクラブの選手だけど、期待している選手なもので。 このくらいガツガツとよその選手を獲りに行く姿勢が、ガンバを上位に押し上げている要因なんでしょうけど、正直、あまり見習って欲しくないですね・・。勿論、賛否両論あるだろうし、悪いことではありませんが。 鹿島は鹿島のやりかたで強くなって行きましょう。大迫、化けろ。

ブラジルW杯アジア3次予選・タジキスタン(アウェー)戦

アウェーのタジキスタン戦ですが、予想されていた雪ではなく、天候自体はよかったものの、ピッチは相当荒れている感じでした。それでも日本の技術は高く、慣れてきたらそんなに問題なく対応していました。 タジキスタンは長居でやった時とは変わって、チャンスと見れば積極的に攻めてミドルを打って来ました。前半、ポスト直撃の危ないシーンもあり、向こうを乗せてしまいそうな場面も。(もっとも、このおかげで後半相手の攻撃が雑になりましたが)。 立ち上がりにも内田のマズい守備から危ないシーンがあって、長谷部も言ってましたが先に点を取られていたら厳しい試合だったかもしれません。 なかなか得点を取れずに苦しんではいたがゲームは優勢に進め、守備でもミドル以外はしっかりとケアしていて1点取れさえすれば勝ち、のような雰囲気でした。 CBの今野がインターセプトから持ち上がったボールを、長谷部がループで前線にパス。抜け出した中村憲が受けてシュートを打つもGKがセーブ。こぼれたボールをここまで上がっていた今野が、右足を振り抜いて代表初ゴール。よくあんな狭いところを抜けました。 これで勝負あり。後半に入って香川が左サイドを突破して上げたクロスを岡崎がヘッドで2点目。ハーフナーに代わって出場の前田が、駒野からのグラウンダーのパスを、DF2~3人をかわしてから精度の高いシュートでゴール右上に決めて3点目。アディショナルタイムに途中出場の清武のパスを岡崎が再び決めてトドメの4点目。 ホームで8点、アウェーで4点。無失点で終えることも出来たし、言うことなしの2試合です。 岡崎は決定力高いですね。守備もガッツリ行くし、後半は消えているように見えた時間帯もあったのに、いつの間にかゴール前に忍び寄っていて、しかもしっかり決める。さすがです。 ハーフナーは悪くなかったと思うが、マークがきつくて空中戦で競り負けることもあり、後半早々に交代。相手DFを引きつけるなど役目は果たしていたようだが、及第点でなかったのだろう。 代わって入った前田は解説も言ってましたが、サイドに流れることが多くて、なかなかうまく前線でボールを収められなかった。「今日もダメか・・」と思った矢先、中央でボールを受けると技術でDFを引きはがして、ゴール右上にズバリとシュートを決めました。このへんが2年連続得点王の実力。 香川はトラップに苦しんでいましたが、動き自...

田代の得点王の可能性は

31節終了時点の得点ランキング。 【17】ケネディ(名古屋)、ハーフナー・マイク(甲府) 【14】李(広島) 【13】玉田(名古屋)、前田(磐田)、田中(柏)、レアンドロ・ドミンゲス(柏) 【12】田代(鹿島)、赤嶺(仙台)、ブルーノ・ロペス(新潟)、イ・グノ(ガンバ大阪) 現在、田代は8位タイで、残り3試合で5得点差につけています。一時期、もしかしたら届くかも・・という思いもあったんですが、ここに来て5点差はちょっと厳しいかも。 一度ハットトリックでも決めれば一気にチャンスも出て来るのだが、ゲームに出して貰えない状況では。本人のモチベーションが落ちてないといいんですが、また移籍とかの話にならないだろうね・・。 と、この記事を書いたのは先週くらいのことなんですが、神戸がオファーを出す方向らしい。(早ければ4日とか。もう届いているのかもしれない)。この件に関しては決まってからまた記事にすることにして、今は静観です。以下は別の話、というか先週書いた話です。 得点ランキングトップのケネディはさすがというべきですが、得点のうち6点がPKによるもの。それを全部決めているのは凄いと言えば凄いのですが、李、ブルーノが2、ハーフナー、ドミンゲス、前田が1なので、断トツで多いです。 どうも名古屋にはPKの判定が甘いような気がするんだけど、と個人的に思っていたので調べてみると、一番は新潟の7本でした。決めたのは4本。(ざっと調べたので間違ってたらすいません)。次いで名古屋の6本でパーフェクト。 その後がセレッソ6の5、清水5の5、山形5の3で鹿島は4の3です。こうしてみるとそんなにズバ抜けているわけではないんですね。全部メネディが決めちゃってるので可愛げがないから、妙なイメージを持ってしまうんでしょうか。 ちなみに鹿島のPKは新潟(H)野沢ゴール、仙台(A)小笠原ミス、フェリペゴール、(田代不在)、神戸(H)野沢ゴールです。 このうち田代が蹴る機会は2回あり、両方決めていたとしたら14ゴールでトップとは3差でした。それでも全然届いていませんが、楽しみはあったかも。 来年は是非、PKをFWに蹴らせてあげて欲しい。今年も蹴るチャンスがあれば田代に。リーグはガンバ戦のようにダラダラした感じになるなら、せめてそのくらいの楽しみがあってもいいだろう。 得点王の可能性は限りなく低いと言わざるを得な...

本山、小笠原に契約延長オファーの方向

ちょっと前の話題ですが、本山と小笠原に契約延長オファーを出す方向で(まだ正式決定ではない)、二人には柴崎を育てて貰いたいとのこと。当然、来季加入の山村君の教育係も担って貰うのでしょう。 小笠原はキャプテンとしてゲームに出続けているので、本人が辞めると言わない限り来年も契約延長すると思っていましたが、本山はコンディションの問題もあってベンチにも入れない時が多かったので、一番危ないと思ってました。 勿論、年俸やA契約の枠とかの関係で、常時出ていないベテランを抱えているのは若手の成長機会を摘むことにもなりかねません。正直、全盛期と比べると衰えの見える二人と契約を結ぶことに反対のサポもいると思います。 しかし、山村君が鹿島加入を決断したきっかけのひとつは、真摯に練習に取り組む本山の姿を見たから、という話もあります。二人が居てくれるというだけで、安心出来る部分というのもきっとあるし、彼らから学ぶべきものも多い。 そりゃあ、いつかは去って行かねばならないだろうが、まだもう少し在籍して、鹿島の礎を作って貰わねばならない。言っても栓なきことなれど、マルキーニョスを断腸の思いで手放してFWの成長を期待した今季が、結果、こうだったから・・。まあ、これはカルロンの誤算も大きかったけども。 それに、山村君が本山の練習する姿を見て鹿島に来たのに、既にいなかったとかなったら、なんか複雑な思いを抱くでしょう。個人的も本山はずっと応援して来たし、もっと試合に出て欲しいと思っている選手なので、契約延長となれば嬉しい。 柴崎には小笠原からキャプテンの心構えや闘魂、本山にはゲームメイクの術を叩き込んで貰おう。山村君はCBだから中田や岩政治が師匠になるだろうが、ボランチとして出場する機会があるかもしれないので、小笠原から学ぶこともあるはず。 今はまだ小笠原がキャプテンマークを巻き、居ない時は曽ヶ端が巻いているけど、いっそのこと増田か柴崎に譲ってもいいんじゃないだろうか。来年からでもいいのだけど、責任感を持つという意味でもどっちかに任せて、育てて行くのもありかと。 79年組の他のメンバーでは曽ヶ端はGKでフル出場だしまだ大丈夫でしょう。中田もCBの層が薄いので、大岩くらい頑張って貰わないと。新井場もCBの控えをやるなど起用なところを見せたし、西、アレックスでは頼りないのでもう少し居て欲しいところ。 まだまだ...

2011第31節ガンバ大阪戦(アウェー)その2

【2011第31節ガンバ大阪(A)戦・選手評】 曽ヶ端:失点シーン以外は無難にやっていた・・って、毎回こんな感じの評価になってしまう。 西:サイドでいくつかいいドリブルを見せたが、効果的な崩しはなく。2枚のイエローで退場。対応が迂闊だった。 新井場:CBでスタメン出場。中田とのコンビネーションもよく、無難にやれていた。 中田:新井場とも息が合っていて問題なくやれていた。 アレックス:よくも悪くもなく。 柴崎:光るプレーも少ない。悪くはなかったが、もっと前に仕掛けてもよかった。 増田:ミス多い。ガンバの守備陣を崩せず。 野沢:動けていなかった。ボールに触る機会も少なかった。 フェリペ・ガブリエル:攻撃面でつなぎや、ゴール前への突入などいい動きを見せていた。守備にもよく戻る。しかし、フィジカル面の弱さが目立つ。 興梠:FWとしては物足りない。いくつかチャンスはあったので、どこかで決めるか、せめて相手に脅威を与えるくらいでないと。 大迫:前半、ワクに当てる華麗なシュート。しかし、それだけ。後半は消えた。 小笠原:途中交代だが流れを変えるに至らず。 遠藤:積極的にシュートは打つ姿勢は好感も、ゴールの匂いはしなかった。 本山:何も出来ず。 オリヴェイラ:交代策に疑問。 ただでさえ負けた試合は書くのも元気がないけど、こうも当たり前に負けてしまうとますますどんよりしていまいます。全然、点が入る気しなかった。ガンバの方も結構ミス多かったですけど。 遠藤(G)も流し気味にやっている感じで、きっと全力でやってませんでした。それでも何とかしてしまうところがさすが。というかこんな状態で代表に呼ばれて、体は大丈夫なのかな。 決められたのもまたラフィーニャ。試合前から「鹿島にはいいイメージを持っている」とか言われちゃってたのに、これで在籍している間は鹿島キラーとして君臨するでしょう。 鹿島側はナビスコ決勝の疲れが後半モロに出てました。それを覆すだけのモチベーションもなかったし、退場者も出て完全にやる気をなくしてました。 これでリーグ戦は残り大宮、清水、横浜Mの3試合。清水と賞金圏内を賭けて戦いというくらいしか見所はありませんが、こういう消化試合のようなゲームを続けては欲しくないですね。 代表の試合のため、しばらく鹿島の試合はありません。次は16日の天皇杯3回戦、富山です。ここに向けてじっくり調...

2011第31節ガンバ大阪戦(アウェー)

やっぱりこうなっちゃうよね。完全に消化試合モード。球際の強さもなく、ゴールに向かう気持ちもなく、退場者が出なくても多分そのままだったように思う。チームトップスコアラーを使わずにして負けるってどういうこと。 頑張ってるように見えたのはフェリペだけだったが、、相変わらずフィジカルの弱さは隠しようもなく、すぐに倒れるし痛がるし体力尽きちゃう。バリバリやれる体の強さがあれば凄い選手になれるかもしれないのに。 CBのスタメンは新井場を持って来ました。昌子を育てる意味でも使って欲しかったが、選択自体は正解だった。びっくりするくらい無難にやれていた。今後はCBの控えもやっていくのだろうか。 ナビスコの影響か、全体的に動きは重かった。フル出場してなかった増田もよくなかった。失点シーンはCKのカウンターから戻り切れず、一番決められたくないラフィーニャに決められたものだったが、クロスを上げた藤春につき切れなかった。ミスも多かったし、焦りもあったのかな。 柴崎とのボランチコンビは将来を見る意味でも期待していたのだが、不発でした。フェリペが動けていたが、野沢が沈黙していてどうにもならない感じ。ガンバも守備重視でガッチリ守っていたし、全然スキがなかった。審判との相性も悪かったしね(扇谷レフリーはいつもだけど)。 興梠は本気でMF転向を考えた方がいいかと。(悪口じゃなくて)。ボールを受ける動きとか、パスとかはいいけど、ゴール前での迫力は皆無。抜けて来るボールとかの反応も鈍いし(予測が甘い)、トラップも悪くてシュートにもいけない。絶好のクロスが行ってもチャンスにもならないし・・。 大迫もワクに当てたシュートのみ。西もカード貰うまでは普通にやれていたんだけども、立て続けに2枚って。今季7枚目ですね、確か。もうちょっと成長して貰わないと。 交代策も疑問一杯。本山が使えるなら、最初に遠藤じゃなくて本山では。負けてるんだから田代も使うべきでは。せめて納得の出来る交代であって欲しかった。 さて、横浜Mが勝ったために4位すらなくなりました。目指すは賞金圏内の7位ラインキープだが、それすらも怪しい感じの仕上がりになってますね・・。 (以下、個人的まとめ) 【2011第31節11/3(木・祝)】(万博記念競技場14:04KickOff鹿島/20,991人/曇り) 【スコア】ガンバ大阪 1-0 鹿島 (前0-0 ...

勢いでガンバ(アウェー)戦も勝っちゃおうか

と、軽くタイトルに書いたものの、厳しい試合になることは間違いない。 相手は優勝に向けてひとつも落とせないし、週末に試合もなかったのでバッチリ調整をしてくる。しかもホーム。司令塔・遠藤も復帰する。 対して鹿島は土曜にナビスコ決勝を120分全力で戦った。タイトルを獲れたことで報われたから、それはそれでオッケーなのだが、リーグ戦への影響は大きい。(まさかオリヴェイラもここで日程に文句を言わないと思うが・・ガンバ戦の前はいつも、とか言うかな)。 出場停止者は鹿島が青木、ガンバは二川。青木は東城氏の餌食になってしまった形だが、本人も「審判の判定は絶対」と言っていたので仕方ない。ガンバの二川が累積で出場停止なのは有難い話。遠藤ももうひと試合お休みしてくれてもよかったんだが・・。 怪我人は鹿島の岩政、ガンバの加地と高木。ガンバは右サイドバックに回っていた高木が練習中に、ろっ骨を痛めた模様で、加地が強行出場するかもしれないとのこと。もしくはMF武井をコンバート。その場合は佐々木が先発濃厚で、サブに切り札がなくなるという事態。鹿島にとっては追い風です。 岩政は当初の発表通りならそろそろ治っている頃で、本人の頑丈そうなイメージからして復帰してもおかしくないが、無理するところでもないように思う。ここで再発してしまったら今年を棒に振ってしまう。天皇杯を獲り切るためにはそっちに照準を向けて貰いたいが、チーム状況からして出て来そうな気はする。 勿論、残りのリーグ戦を捨てるわけにもいかない。だけど、昌子だっている。期待の新人なのだし、こういう時こそ奮起して貰いたい。個人的にも観てみたい(天皇杯は放送してなかったので観れてない)。 問題は中田が90分いけるかどうか。出来ればひと試合休ませたいくらいなのだが、こういう状況だし行くだろうね。途中で足が止まるぶんは周りがフォローしたい。 というわけでスタメンは大迫、田代、野沢、遠藤、増田、柴崎、西、昌子、中田、アレックス、曽ヶ端。新井場も目一杯走ってたので無理でしょう。興梠、小笠原も同様。アレックスと遠藤、田代は途中交代だし、柴崎、大迫は若いから大丈夫なはず。 交代はフィジカル的なものがメインになるかと。少ないチャンスをモノにしなけりゃ勝てませんね。浦和と違ってガンガン攻めて来ますから、無失点では耐え切れない。それでも怪我人も多いので、厳しいながらも五分...